- 【特集】オバマ大統領スピーチ全文[5/27] [無断転載禁止]©2ch.net
65 :七つの海の名無しさん[sage]:2016/05/29(日) 11:47:12.76 ID:FRr/DYTA - 2016.05.28
オバマ米大統領が広島に運んだ核兵器の発射ボタンに言及したインデペンデント紙の記事について http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2016/05/post-db3f.html オバマ米大統領の広島訪問は海外でも広く報じられた。そのなかで少し関心を引いたのが、インデペンデント紙の記事 「広島のバラク・オバマの高慢な修辞は、彼の混合した記録と矛盾している(Barack Obama's soaring rhetoric in Hiroshima contradicts his own mixed record)」(参照)」だった。 http://www.independent.co.uk/news/world/americas/barack-obamas-soaring-rhetoric-in-hiroshima-contradicts-his-own-mixed-record-a7052766.html 記事の副題には、「在任中、オバマ大統領はアメリカの核の力を向上させるために30余年の努力を開始した (In office, President Obama has launched a three-decade effort to upgrade America's nuclear strength)」とあるが、 これが表題にある「his own mixed record(彼の混合した記録)」に呼応している。一方では核廃絶の修辞を高慢に掲げつつ、 実際には米国の核戦力強化の礎を築いていた。矛盾でしょう、ということである。 世界で最も(核兵器の)備蓄を持つこの国が、核兵器廃絶の要望を掲げることに最良のポジションにあるのか、 それとも最低のポジションにあるのか、この件についてあなたは議論することができる。オバマ氏に咎があっただろうか。 プラハや広島での見事な指導力の点で、あるいは、ねじくれた偽善という点で。 簡単に言うと、オバマ米大統領は、核兵器の発射ボタンを広島の平和記念公園に持ち込んでいたのだった。 正確に言うと広島と限らず、米大統領行くところ核兵器の発射ボタンあり、ということになっている。 以下の写真は、エクスプレス紙の記事より(参照)。 http://www.express.co.uk/news/world/636255/US-president-briefcase-nuclear-attack-destroy-world-black-leather-bag 簡単に言うと、オバマ米大統領は、核兵器の発射ボタンを広島の平和記念公園に持ち込んでいたのだった。 正確に言うと広島と限らず、米大統領行くところ核兵器の発射ボタンあり、ということになっている。 以下の写真は、エクスプレス紙の記事より(参照)。 http://cdn.images.express.co.uk/img/dynamic/78/590x/US-briefcase-president-636255.jpg プラハ以降のオバマ氏の記録には矛盾した評価が求められる。彼は約束通り、定期的な核安保サミットを招集してきた。 最新のはこの春のワシントンDCでのものである。特に、テロリストから受ける「放射性物質拡散爆弾(ダーティ・ボム)」の扱い についての議論をしてきた。2010年に彼は、戦略核弾頭の備蓄量をそれぞれ1550個に減らすよう、米国とロシアを義務付ける 重要な条約を締結した。 とはいえ他面では、オバマ氏は向こう30余年にわたり、1兆ドルもの費用のかかる、米国の核能力の向上させるための 計画の承認に怖じけづくことはなかった。それには、核弾頭を運ぶ潜水艦艦隊建造が含まれ、うち、12艘は空軍は、 新しい核兵器搭載ステルス爆撃機で活動している期間に建造される。(550億ドル程度の費用)。また、新しい核巡航ミサイルと 1970年代のミニットマンIIIミサイルの交換が想定されている。 たぶんこれは、世界が別のヒロシマ惨事をきちんと免れてきた核兵器抑制のために必要なメンテナンスというだけのことだろう。 あるいは、これは、金曜日に日本で開陳される米大統領の素晴らしいレトリックが空虚なものに過ぎないことをさらけ出すことで、 アメリカの核の情事のナマの実情をわかりやすく示しているのかもしれない。 彼がそのこと(核廃絶の世界)に本気であったなら、彼はあの陸軍武官を呼び出して、「核フットボール」とその武官の腕を 結びつけた紐を切り離しただろう。そして、彼はそれを、平和記念公園に燃える永遠の炎のなかに投げ入れただろう。
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