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341 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 20:47:28.64 ID:+7GgQhgr - >>340
そうだね。 僕も気乗りしなくて例えば嫌がらせのメールの内容書かなかったんだよね。 でも相当ひどい内容だった。 そういう書いていない部分でのダメージと 母親が僕の見ていない間に結構彼女を責めていたそんなダメージとがあったと思う。 あと潜在的なメンヘラって言うのかな。 人に依存したり、感情の抑制が一点を越えると利かなくなるタイプって居るのよね。 彼女もそういうタイプだった気がするしか、彼女の母親もそういうタイプだと思う。
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346 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:03:45.92 ID:+7GgQhgr - >>342
さすがに彼女の名前を体に掘ったりはできんからねwww
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347 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:04:54.30 ID:+7GgQhgr - >>343
そうだね。 半端なところで途切れて申し訳なかった!! ちなみに僕はその後もメンヘラに好かれるタイプだったよ。
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348 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:05:27.85 ID:+7GgQhgr - >>345
ほんとにありがとう!! 初めてでもそうじゃなくても レスをもらえるのってこんなに嬉しいんだね!!
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349 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:10:34.46 ID:+7GgQhgr - 妹「レナちゃんは今日来られないってさっき言ってた…」
彼女の顔つきの違和感の原因を理解した。
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350 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:12:42.35 ID:+7GgQhgr - そうするとさっきのレナ父が言った“こいつ”が指す言葉は…と思考をめぐらした。
一人しか居ないじゃないか… まだにわかには信じられなかった。 と今度はウィノナの母親が発言した。 「嘘言ってんじゃねーわよ。うちの娘がどれだけ傷ついたか分かってるの?アカリちゃん!!当事者を出しなさいよ」 妹が補足してくれた。 アカリちゃんってのは山本アカリの事。即ちレナちゃんのお母さんとの事だ。月に一度くらいランチかモーニングをする仲だったらしい。 家も年齢も近く、娘も同い年だ。当然の流れとも言えた。 即ちレナちゃんの父親曰くのこいつはうちの家内のアカリだったんですと言う意味だとやっと理解が追いついた。
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352 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:19:14.03 ID:+7GgQhgr - レナちゃんの母親なら一度会ったことはある。
と言っても飲み物を出してくれただけだしよく知らなかった。 結局さらに乱闘は続き、僕の終バスが無くなるまで玄関は塞がれたままだった。 乱闘の結末はウィノ母の裁判を起こすという捨て台詞で終わった。 乱闘の原因が去った後も僕は暫く動くことができなかった。 事態の展開についていけない。 まずレナちゃんの母親が犯人だという事実。 裁判という言葉の非現実さ。 穏やかだった2つの家庭、幼馴染の友情がかんたんに崩壊したこと。
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353 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:21:03.56 ID:+7GgQhgr - >>351
うん。ホントにこの時の僕の中での衝撃はすごかったよ。 当の1階で揉めていた本人たちも理解が追いつかなかったのか長い沈黙があったからね。
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355 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 22:24:53.19 ID:+7GgQhgr - 母親とウィノナは冷静に話ができる状態ではかった。ごめんなさいねと言いつつもウィノ母の眉間にはさっきまで無かった深いシワが刻まれていて般若のような顔をしていた。
ウィノナは玄関に座り込んで、いくら体を引っ張っても動こうとはしなかった。 一先ず妹に様子を見てもらいながら僕はウィノナの父親に車で家まで送ってもらった。 父親曰くは 「犯人はまだどちらかはわからないけど、昔から家が近く家族ぐるみの付き合いがあったから僕も悲しい。」 「母親があれだけ取り乱したのは犯人が自分の友人だと思っていた人物だったからだと思う。」 「一発目のビンタはウィノナから父親の僕に対してのものだった。娘に殴られて情けないよね。」 こんな事をのらりくらりとどこか他人行儀に話す父親は決して悪人ではなかったのだろうがやはり頼りなく思われた。 だからこそ僕もこの何ヶ月かでかい顔をできたのだろう。
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357 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:19:53.26 ID:+7GgQhgr - >>354
こうして書き出してみるとね 確かに意外な人物だよね
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358 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:20:34.61 ID:+7GgQhgr - >>356
ありがとう!! もう少しだよ!!
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359 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:23:05.88 ID:+7GgQhgr - その後事態は収束に向かった。
玄関先での乱闘の後、メールはピッタリと止んだ。 レナちゃんもその後学校には来られなくなった。平山曰くひどく病んでいるとの事。ただ、彼女は犯人ではないと断言していた。 一つはその後彼女の携帯を確認した時、一度もメールアドレスの変更はされていなかったこと。 もう一つはレナちゃんは友情を破壊した母親をひどく責め立ている現場を何度も目撃した事。 例の事件の間、レナちゃんとレナ父がレナ母と一度もメールのやり取りをしたことがなく、気が付く余地もなかったようだ。 客観的に見ても娘をかばって母親が犯人になったわけではないことだった。 その後、裁判自体は行われなかったが数百万円の慰謝料というか、示談金が支払われたこと。当然だが僕は一円ももらえなかった。割と心は傷ついたんだけどね。
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361 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:34:44.65 ID:+7GgQhgr - 警察の取り調べなどによってウィノナ側にも犯人の動機が伝えられた。
平山からの情報も加味するとこんな感じだった。 ・レナ母は極端な教育ママでレナちゃんが思うように育っていないこと(恐らくレナちゃんは極端なスパルタ教育からうまく逃げるために不思議ちゃんになっていった) ・高校3年生になり演劇部の活動に没頭していたレナちゃんは舞台女優になりたいと、母親に告白。母親はこれを否定。大学進学を命令。大喧嘩をしてこれ以来親子関係がさらに悪化。 ・言うことを聞かない娘へのフラストレーションの捌け口を探すレナ母。ちょうどこの頃ウィノ母とランチに行く。 順調に受験勉強が進み、模試での志望校(ちょうどレナ母が行くべきだと考える学校と合致)の判定も良かったなどと言うことを聞く。レナ母にはまるで我が子の自慢に聞こえたんだろう。
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363 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:43:14.31 ID:+7GgQhgr - レナ母とウィノ母はちょうど同級生の娘を持ち、お互いに助け合いながら子育てをしてきた仲だったんだそうだ。でもどこかのタイミングでレナ母はウィノ母とウィノナに劣等感を覚えるようになったらしいんだ。
何をやらしてもうちの娘はウィノナちゃんに勝てない。ルックスも運動も、とりわけ勉強も。 もともと芸術家肌で勉強が苦手だったレナちゃんを半ば殴りつけながら教育したそうだ。なんとか高校まではウィノナと同じ高校に行かせることは出来たんだろうね。 レナ母は最後の大学進学で娘をウィノナよりも少しでも偏差値の高い大学へ送ることが生きがいになっていたそうだ。 そこに娘からの突然の告白。そもそも大学に行かないと言われた。もちろん殴りつけてまでそれを捻じ曲げようとした。 ただどちらにしてもレナちゃんの成績は届かなかっただろう。 ちなみにレナ母は日本でも指折りの大学出身でレナ父は地元の大手企業の3代目社長になる予定の人物だった。 二人は大学で知り合った仲らしい。
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364 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:46:58.92 ID:+7GgQhgr - レナ母は結構歪んだ愛情の注ぎ方をしていたようで、殴りつけて教育をしてその埋め合わせに色々なキャラクターのおもちゃやグッズを与えていたらしい。
幼少期からそんな風に育てられたレナちゃんはそういうキャラクターに依存していたのか、異常な拘りを持つようになったそう。 一度家にお邪魔したときもケロッピのグラスだったことが思い出された。 平山曰くそんな風に少し歪んだ所があるレナちゃんだが不思議ちゃんキャラを装って友人たちに家庭の歪みを見せないように努めたり、本気で演劇の道を目指したりする健気な良い子なんだそうだ。
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365 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:49:14.09 ID:+7GgQhgr - ちょっと理解しにくいかもしれない。
実際に僕もあんまりピンとこなかった。 簡単に言ってしまえば妬みなのかな。 いつの間にか、一方通行で娘を使った代理戦争をおっ始めたレナ母は娘の謀反によって敗戦した。まぁそんな感じだ。 それで怒りの矛先がウィノナに向かっていたんだそうだ。 とんだ迷惑だよね。
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366 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2017/07/02(日) 23:54:36.72 ID:+7GgQhgr - >>360
動機は上記の通りなんだ。 レナちゃんとウィノナが知り合ったのは5歳の頃だったそうで、本人たちはすごく気の合う親友だったんだって。 レナ母が明らかにウィノナ家をライバルとして認識したのは二人をスイミングスクールに入れたときだったみたい。 8歳くらいかな。 進級システムがあってね。レナちゃんはいつまで経ってもビート板で25メートルのバタ足すら出来なかったらしいんだけど、ウィノナはどんどん進級していったらしいんだ。 当の本人たちは気にも留めてなかったんだけどね。 レナちゃんが通いたいって言っているのに何かしら理由をつけてレナ母がスイミングスクールをやめさせたんだって。 あとから考えるとこの頃からライバル心や敵意が芽生えたんだと思うってウィノ母からは聞いたよ。
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