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8 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:02:16.72 ID:Xv71H40P - どこにでもいそうな普通の男子。
その男子が小遣い欲しさにコンビニでバイトを始めることにした。
学校が終わりバスに揺られ、最寄りのバス停に着くのは16：45。
始業時刻は17：00。定期を運ちゃんにかざしつつ、駆け足でバイト先へ向かう。
走る走る。
学ランの１・２ボタンを緩めながら自動ドアを通り
「おはようございます」
17時なのにおはようございます。違和感と共に社会の欠片を齧ったあの頃のお話。
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11 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:03:38.26 ID:Xv71H40P - >>6
いとこが持ってた。羨ましかったｗ
>>7
平社員です
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13 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:04:34.06 ID:Xv71H40P - >>9
ありがとう。待たせないように急いで書きます
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19 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:12:58.27 ID:Xv71H40P - バスを降りてダッシュした理由は二つ。
１・遅刻は良くない
２・同じシフトに入っていた子に恋をしていました。
1・00.2%の責任感
2・99.8%の幼気な恋
会いたくて話したくて。
そのお相手は当時20歳の大学生。
私17歳。
彼氏もいて、自分から見ればオトナの女性でした。
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21 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:19:02.75 ID:Xv71H40P - 遅くてスンマセン。
1日5時間、ちょいと天然な彼女と坊ちゃんヘアーの私。
肩を並べて暇なコンビニでのお仕事。
バイトに入ったのは私の方が早かったので、業務内容は私の方が知ってました。
なので年上の彼女のフォローに廻ることが多かったです。
これで「どやぁ」俺頼れるだろ？年下だけど大丈夫だぞ？
と何が大丈夫か解りませんが頼れる男アピールをしてたわけです。
好かれようと必死です。
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24 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:26:29.92 ID:Xv71H40P - しかしながら、問題が一つ。
彼女の恋人のバイト先が道路を挟んだ目の前のガソリンスタンド。
彼氏の終業時刻は21：00。私たちの就業22：00。
ＧＳのバイト終了後に、彼氏は彼女のもとへやってきます。
飲み物を買って、1時間時間を潰し仲睦まじく帰っていくわけです。
森田剛に似ているイケメンに敵う訳もなく、
「お疲れでーす」と言うのが精いっぱいでした。
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25 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:28:07.25 ID:Xv71H40P - >>22>>23
ほんとすんません
今日はこのままやらせてもらってもいいですか？
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28 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:38:36.03 ID:Xv71H40P - ところが、ある日を境に森田剛は店に来なくなりました。
期待と不思議にまみれて
「あれ？彼氏来ないね？」と白々しく聞いてみると
「待ってるのが面倒なんだって」とのお返事。
チャンスきた。
今思えばチャンスでも何でもないんだけど、
森田剛がいないってのは追い風意外の何物でもない。
仕掛けるなら今しかねぇ！
こうして、高２の中２病が始まるわけです。
でした。
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29 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:48:03.17 ID:Xv71H40P - それからしばらく、彼女の表情が冴えません。
これはいよいよ来たか！？別れの時か！？
と期待に胸を膨らますも、詳細を聞けないヘタレ高校生。
そんな折、お店からＦＡＸを流したいというお客さんがやってきました。
（「おっさん臭」と言う言葉がちらほら出てますが、おっさんが高校生のころは
コンビニからＦＡＸを流すというサービスがありました）
担当したのは私が恋するあの子。
おぼつかない手つきでＦＡＸを操作し、会計をしています。
その所作が不安だったので、「大丈夫だった？」と上から目線で聞くと
「緊張したよー。怖かったよー」とはにかんでいます。
カワイイです。
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30 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 00:59:55.79 ID:Xv71H40P - 数時間後に事件が起こります。
お店の電話が鳴りました。
取ってみると先ほどのＦＡＸを流したおじさんでした。
「ＦＡＸ届いてねぇってよー。どーすんだー？」
高圧的な感じですがこちらの落ち度です。平謝りです。
もう一度こちらでＦＡＸを流させてほしい旨を伝え、了承いただきました。
その電話のやり取りを聞いていた彼女は涙目です。
カワイイです。守ってやらねばと思った１７歳。
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31 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 01:02:03.73 ID:Xv71H40P - …まだ見てくれてる方いますかね？
書き溜めして出直します。ごめんなさい
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33 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 01:07:39.45 ID:Xv71H40P - >>32
ありがとうございます！書きます
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36 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 01:30:51.11 ID:Xv71H40P - その電話から10分ほど経った頃、50歳くらいの男性が来店されました。
「これ、ＦＡＸしろ。」その不機嫌な口調でさきほどのお客さんだと確信し
不手際を謝罪しました。不手際を謝罪した言えど、高校生のボキャブラリーには限界がありましてｗ
「さっきはごめんなさい」みたいな幼稚な謝罪だったと思います。
改めて流したＦＡＸは無事に届いたようですが、お客さんが送信先に怒鳴っています。
「100万だ！100万だぞ！？」
穏やかではありません。
100万と聞き、ますます彼女は凍り付いています。
お客さんの電話が終わったら、こちらに矛先が向いてくるだろうなぁ…
と思った私は、彼女をジュースの補充に行かせました。
売り場から離れれば、ひとまず修羅場に遭遇しないだろうと思って…
そして、そんな俺カッコイイと思っていました。
案の定、電話を終えたお客さんからは結構なお叱りを受けました。
平謝りで納得？してもらいその場は収まり、間もなく彼女もジュースの補充から戻って来ました。
時刻は21：50
終業まであと10分。
お互い無言。
22時から勤務する大学生の兄さんたちがやって来て、私のバイトが終わります。
兄さん方としょうもない話をして、帰るのが日常だったのですがこの日は違いました。
私服に着替えてトコトコ歩く私の手を掴んだ人がいます。
意中の彼女です。
「…乗ってかない？」
彼女は19歳。普通免許を所持してました。
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37 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 01:36:40.94 ID:Xv71H40P - >>34
>>35
ありがとうございます！こういう感じで書くの初めてなので遅くてすみません。
ここから先は書き溜めして、明日スレが残ってたら投下します。
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39 ：名も無き被検体774号+＠無断転載は禁止[]：2017/01/24(火) 01:50:31.25 ID:Xv71H40P - >>38
ありがとうございます！頑張ります
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