- 女勇者「あたしが勇者?」 [無断転載禁止]©2ch.net
473 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 20:06:40.99 ID:x7tSwTZk - みんなありがとー
王子「はっはっは!!さて!!それでは魔法使い君を追おうではないか!!」 賢者「時の国か…こっから結構離れてんだよな…」 侍「拙者お腹がパンパンだ、どこか休める所はないかの?」 賢者「港町に来てチャーハン二杯食うか、普通…」 王子「はっはっは!!長旅になりそうだ!! どこかで装備を整えよう!!」 賢者「それには仕事を探さねぇとな、路銀も心もとねぇし」 王子「はっはっは!!心配にはおよばない!! お金ならたくさん持ってきたぞ!!」ジャララー 賢者「うおお!?すげえ!!」 王子「はっはっは!!僕は王子だからね!!」 賢者「それはいいけどよ、これから女勇者の所へ行くわけだけどよ お前戦えるのか?」 王子「はっはっは!!僕は王子だからね!!強いぞ!!」 賢者「おーいそこのゴロツキどもー あいつがお前らの悪口言ってたぜー」 ゴロツキ「何だとこのやろう…」ボキボキッ 王子「はっはっは!!…………………え?ほんとに?」
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474 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 20:28:21.99 ID:x7tSwTZk - 賢者「回復魔法、回復魔法、回復魔法」パアア…
王子「はっはっは!!ジワジワ治すのやめてくれる?」 賢者「けっ、大層な名前の攻撃してたけど まったく弱ぇじゃねえか…なんつった?あの技名?」 王子「人畜無害パンチだ!!」 賢者「ほんとに人畜無害だったな…」 王子「はっはっは!!ちょっとここ治ってないんだけど…?」 賢者「舐めとけ」 王子「首の後ろだよ?」 賢者「あれ?侍は?」 侍「おーい!!凄い物を見付けたぞ!!」ズルルー 賢者「何か食ってるし…腹パンパンじゃなかったのかよ…」 侍「お湯を入れて三分で出来上がる、ラ・アーメンと言う物だ!!」 賢者「へーえ?お?結構賞味期限が長いな 保存食になりそうだ」 王子「よーし!!ではこれをたくさん買っておこう!!」 賢者「でも結構かさばるぜ?一人三個くらいしか持てねぇよ」 王子「はっはっは!!馬車を使おうではないか!!」 賢者「おっ?いいね、それなら女勇者とも早く会えそうだ」 王子「はっはっは!!そうと決まれば馬車のチャーターだ!! 頼むよ!!」 賢者「はああ!?あたいがやんのかよ!?」 王子「僕は王子だからね!!そう言う事をやった事がない!!」 賢者「ちっ…しゃーねえな…じゃ、ちょっくら行ってくるぜ…」 王子「買い物も頼むよ!!」 賢者「あっ、そうだ…おい…金出しな…」 王子「強盗?」
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475 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 20:46:34.68 ID:x7tSwTZk - ガラゴロガラゴロ…
賢者「なーんであたいが御者なんだよ!!」 ガラゴロガラゴロ… 王子「はっはっは!!僕は王子だからね!! 御者などやった事がない!!」 賢者「くっそー…何かいいように使われてる気がするぜ…」 侍「時の国まではどのくらいじゃ?」ズルルー 賢者「あっ!?てめぇ!!それは保存食だっつってんだろ!!」 王子「はっはっは!!もう四つ食べているよ!!」 賢者「ざっけんな!!あたいだけ働かせやがって!!」 侍「む?止まれ!!」 ヒヒーン…ブルル… 王子「はっはっは!!どうしたんだい!!」 侍「モンスターじゃ…」 王子「何ですとぉっ!?」 賢者「けっ…めんどくせぇな…」 侍「腹ごなしといくかの…」ジャキッ!! 賢者「ただのゴブリンだ、侍、てめぇに任せるぜ」 侍「承知!!」 王子「はっはっは!!僕も戦おうではないか!!」 賢者「やめとけって…」 王子「はっはっは!!行くぞ!!人畜無害パーンチ!!」 ゴブリン「ギャウッ!!」ボッ… ボシュウッ!! 賢者「え!?倒した!?」 王子「はっはっは!!人畜無害パンチは人畜無害だが モンスターにはとても有害なのだよ!!」 賢者「あっ…そう…」
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476 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 21:05:24.39 ID:x7tSwTZk - 王子「はっはっは!!まだまだ行くぞ!!人畜無害チョーップ!!
人畜無害キーック!!人畜無害フライングニー!!」 賢者「おーおー、結構やるじゃねぇか」 王子「とどめだ!!」 ゴブリン「ギウウッ!!」 王子「人畜無害マウストゥーマウス」チウウウウウ… 侍「なんとハレンチな!!」 ゴブリン「ギ…」 ゴブリン「ギャウッ!!」ボガーン!! 賢者「あ、破裂した…」 王子「はっはっは!!見たかい!!僕は王子だからね!!」 賢者「まあやるじゃねぇか、見直したぜ?」 侍「拙者の出番はなかったのう」 賢者「でも王子なのに戦いは出来るんだな?」 王子「はっはっは!!いつ暴漢に襲われるか分からないからね!!」 賢者「暴漢が人間だったら無害じゃねぇか…」 王子「はっはっは!!………そうだね…」 侍「さて、御者を替わろう、賢者殿、荷台で休まれよ」 賢者「おっ、悪ぃな、ちょっくら横にならせてもらうぜ」ゴロン 王子「はっはっは!!ゆっくり休んでくれたまえ!!」 賢者「てめぇ、あたいが寝てる時にその高笑いしやがったら殺すからな?」 王子「僕は王子だよ!?」 賢者「うるせぇ、じゃあな、おやすみー」 王子「はっはっは!!おやすみ賢者君!!」 ドガアッ!! 侍「おい、王子が落ちたぞ」 賢者「知るか」 マッテー
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477 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 21:28:09.09 ID:x7tSwTZk - 王子「ぜひー…ひ…酷いじゃ…ふひゅー…ないか…
僕を…げふっ!!置いていくなんて…こひゅー…」 侍「殺されなかっただけよいではないか?」 王子「はっはっは!!そうだね!!」 賢者「…」サッ!! 王子「待って蹴らないで!!」 賢者「うるせぇんだよ…あたいは…寝て…」スー… 王子「ううむ…こうして見ると物凄い美人ではないか」 侍「そうじゃの、口は悪いが、性根は真っ直ぐでとても優しいおなごじゃ」 侍「して王子殿、なぜ貴殿は魔法使い殿を嫁に?」 王子「話せば長くなるんだが…一目惚れしてね…」 侍「ふんふん、それで?」 王子「え?いや、だから一目惚れしてね」 侍「短いではないか!!」 賢者「うるせぇ!!」ドガアッ!! 侍「おい、王子が落ちたぞ」 賢者「…」スー…スー… マッテーボクジャナイヨー 侍「一目惚れ…か… 拙者と一緒じゃのう…」 ガラゴロガラゴロ… 侍「戦士…怪我などしておらねばよいが…」
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479 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 21:56:42.62 ID:x7tSwTZk - ?「きゃあああー!!どなたかお助けをー!!」
?「む、まずい!!助けるぞ!!」 ?「おうよ!!」 ザンッ!! ?「どなたか存じませぬが…お助けを!!」 ?「任せろ!!戦士!!横へ回れ!!」 戦士「ああ!!勇者!!」 勇者「おおおおおお!!」ドザンッ!! 戦士「はあああああ!!」ドザンッ!! ズ…ズズーン…!! 勇者「ふう…鉄の国も、城壁を出ればモンスターの巣窟だな」 戦士「ああ、しかしお前さん、何でこんな所で一人なんだ?」 ?「拙者…強くなりたくて…それで…」 戦士「そうか、でもその剣じゃダメだな、お前さんには合ってない ほら、これをやるよ」ジャキッ 勇者「おいおい、いいのか?お前の愛刀だろ?」 戦士「そう言えばそうだな…何でやるなんて言っちまったんだ? でもまあ男が一回言った事を撤回するのもな…ほらよ」 ?「か…かたじけない…」ブンッ!! ?「これは…!?」 戦士「どうだ?さっきの剣よりはお前さんに合ってるはずだ」 ?「お…恩に着る…せ!!せっかくじゃ!!拙者の家で食事などいかがじゃ!?」 戦士「お、いいのか?朝から何も食ってなくてなー」 勇者「今朝じゃん」 戦士「そうだったか?もう昼かと思ってたぜ」 ?「ふふ…さあさあ、こっちじゃ」 戦士「悪いね、あ、お前さんの名前は?」 侍「拙者は侍じゃ!!」
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480 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 22:21:46.97 ID:x7tSwTZk - 侍(それから一年後…勇者殿は魔王に倒されたと聞いた…
まだ一度も顔を見た事のない娘を残して…) 侍(戦士はほぼ無傷で戻ってきたが…勇者殿の事に関しては口を固く閉ざした…) 侍(残されたのは…勇者殿の剣1つ…) 侍(力になろう…拙者を助けてくれた… 勇者殿の娘じゃ!!) ガラゴロガラゴロ… 賢者「う…うーん…」 侍「お、起きたようじゃの?」 賢者「ふあーあ…むー…げ、もう真っ暗じゃねぇか…」 侍「もう少しすると小さな町があるようじゃ 先程看板があった」 賢者「そうか…よっ…と 照明魔法!!」カアッ… 侍「おー、明るい明るい、快適じゃ」 ガラゴロガラゴロ… 賢者「さーて、ラ・アーメンでも食うかなっと」 侍「ゴールドちゃんヌードルとやらがお勧めじゃ」 賢者「お、これか?えっと…お湯お湯…と…」 トポポポポポ… 賢者「さすが鉄の国だぜ、常に火炎魔法のかかったお湯を作る魔法瓶か 便利だなー」 侍「そうじゃろ?他にも色々あるぞ、物をあたためる連枝電磁じゃろ 物を冷やすゴールデンフリーザじゃろ」 賢者「あたいの村にはなかったぜ」 侍「お?明かりじゃ?町はすぐそこじゃのう」 賢者「げ、だったらラ・アーメンにお湯入れるんじゃなかったぜ…」 侍「はっは!!何か名物があるかも知れんのう!!」 賢者「ちぇ…」ズルルー
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481 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 22:26:05.21 ID:x7tSwTZk - カムパー
土日は書けないかも知れないから…
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483 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 22:39:01.86 ID:x7tSwTZk - ?「くそっ!!くそっくそっ!!」ガンッ!!
モンスター「魔王様、落ち着いて下さいませ…」 魔王「これが落ち着いていられるか!! 女勇者は着実にここに近付いている!!」 魔王「ここにあいつが来ては困るのだ!! 早々に死んでくれなければ… 永久凍土に入ってもらわねば… 世界は終わるんだぞ!!」 モンスター「精鋭を集めております… 聞けば、悪魔神官は女勇者と出会ったそうだと…」 魔王「なぜそこで俺を呼ばなかった!!」 モンスター「申し訳ありません…」 魔王「側近!!側近はいるか!!」 シュタッ… 側近「ここに…」 魔王「側近よ…女勇者を永久凍土に封じるために… 力を貸してくれ…」 側近「御意に…」 シャッ!! 魔王「頼む…女勇者… お前が永久凍土に入ってくれれば… 世界は救われるんだ…」 モンスター「魔王様、たった今報告が… 女勇者は時の国に向かっていると…」 魔王「そうか… よし…私が出よう…」ジャリッ… 側近(ふふ…俺だ私だって…忙しい人ね… さて…やりますか…)シュンッ… 魔王「待っていろ女勇者…」
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484 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 22:41:01.45 ID:x7tSwTZk - 違わい!!
土日は忙しいんだよ!! スーパーはね!!
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489 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 23:06:39.16 ID:x7tSwTZk - 武闘家「くうっ…あう…」ヨロッ…
武闘家「ここ…まで…か…」ザッ… 賢者「ストーップストーップ!!」 侍「止まれー!!」 ヒヒーン!! 武闘家「悪魔…し…ん…かん…」ドサッ… 王子「はっはっは!!何事だい!?」 賢者「行き倒れか?」 侍「違うようじゃの、傷が酷い…」 賢者「しゃーねぇな…回復魔法!!」カッ!! 武闘家「む…くっ…」 賢者「よう、起きたか?」 武闘家「はっ!?悪魔神官は!?」 賢者「何言ってんだてめぇ?」 王子「はっはっは!!見れば可愛い女の子じゃないか!! 僕の妾に…」ガンッ!! 賢者「黙ってろ」 侍「聞こう、どうしたのじゃ?」 武闘家「私は…」 ―――――― 侍「なるほどのう…女勇者殿が…」 賢者「てめぇは選択を間違えたぜ?あいつは本当にてめぇの力になろうとしてたはずだ」 王子「はっはっは!!魔王四天王の一人!!悪魔神官を倒すのだろう!!ならば迷う事はない!!」 賢者「けっ…珍しくてめぇと同じ考えだぜ…」 侍「さーて、やるかのう…」 武闘家「お前達…?」 王子「やるかやらないか…ならば…」 賢者「はっはっは!!やるしかないだろう!! だろ?」 王子「はっはっは!!その通りだよ!!」
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491 :名も無き被検体774号+@無断転載は禁止[]:2016/04/15(金) 23:19:57.51 ID:x7tSwTZk - カムパー、オットセイ、誰か、みんな
おやすみー
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