- 本棚を組み立てたはずが女の子ができあがった -九冊目-
665 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 22:55:10.50 ID:Yxleh3+mO - 土曜から火曜まで休みだからタイミングが合えばサクサク進めたいと思うw
>>659 乙ぷる加速ぷる乙! >>660 おつさんきゅ! 柚葉「っあ、あたしは着ないよっ!?」 (柚葉の青い尻尾は逆立っている) >>661 過疎スレの性だなw 安価ありがとう! >>662-664 保守感謝!
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666 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 22:57:28.13 ID:Yxleh3+mO - >>近寄ってきた
それはもう、物凄い速さで。 優都「ごめんねゆずちゃん怪我してないっ!?」 柚葉「だ、大丈夫だよ」 優都「良かったー。それじゃあ、ユウ急いでるからっ」 優都の後ろ姿を無言で見送った後、俺は柚葉に話し掛けた。
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667 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 22:59:20.75 ID:Yxleh3+mO - 俺「何か、優都がごめん」
柚葉「ううん、気にしないで。何とも無いしさ。それよりあたし達も早く行かなきゃ」 俺「そうだな」 タナ子「ちからいっぱいひきます!」 柚葉「あ、でも先に手続きしないと。ちょっと行って来るね」 俺「おう」 タナ子「わたしもいきます!てつづきのくじ引きたいです!」 こうして、正々堂々熱い綱引きが始まる。
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668 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:02:04.15 ID:Yxleh3+mO - 優都「やらせてくれても良いじゃん!ユウ、二倍頑張るしぃっ!」
筈だった。 実況『ユウと俺きゅんは付き合って一年と三ヶ月と十五日チーム、まさかのチーム欠員で、不戦敗確定だぁ!』 美琴「あらあら……ちゃんと三人じゃないとダメなのねぇ〜」 優都「うぅーっ、悔しいっ」 優都は苛立ちながら、カーチャンはしょんぼりしながら綱引き場を後にした。
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669 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:09:24.06 ID:Yxleh3+mO - そう言えば、あのふざけた名前のチームは優都とカーチャンしか見ていない。
もう一人は誰だったのだろう。 そう考えていると、花の香りと共に鞠華さんがやってきた。 鞠華「綱引きがどう言うものなのか、楽しみにしていましたの。残念ですわ」 俺「まぁ、次もありますから」 綱引きはまだ始まったばかりだ。 これから何回でも見ることが出来る。 しかし、鞠華さんの表情は浮かない。
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670 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:15:03.97 ID:Yxleh3+mO - 鞠華「わたくしのチームは、次に試合なんですの。だから参考にさせて頂こうと思っていましたの……」
俺「そうだったんですか。えっと、取り敢えず思いっきり綱を引けば大丈夫ですから」 鞠華「くすっ。綱引きですものね」 鞠華さんが微かに笑う。その時、次に試合をするチームを召集するアナウンスが響いた。
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671 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:16:57.38 ID:Yxleh3+mO - 鞠華「もう行かないと行けませんわ」
俺「頑張ってください。鞠華さんの雄姿、見てますから」 鞠華「敵の観察と言った所ですわね?」 冗談っぽく鞠華さんが言う。 俺「いえ、敵チームである前に鞠華さんは──」 優都「俺きゅん居たぁ!」 俺「ぐぁっ!」 襟首をガッ!と捕まれたせいで首が締まり、変な声が出てしまった。
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672 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:30:20.85 ID:Yxleh3+mO - 俺「何するんだよ……!」
優都「ゆずちゃんに俺きゅん迎えに行ってって頼まれたのっ」 柚葉と言えば、タナ子と一緒に綱引きの手続きに行くといっていたが。 優都「早く行かないと俺きゅんも不戦敗になっちゃうよ!」 そう言われてしまえば急いで行くしかない。 優都の勢いに驚いたのか、きょとんとして固まっている鞠華さんに短く別れを告げ、俺は優都に半ば引きずられる様にして綱引き場の方へと向かった。
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673 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:35:25.06 ID:Yxleh3+mO - 美琴「私が俺ちゃんです。俺ちゃんなのよぅ!」
タナ子「で、ですっ!!」 スタッフ「貴方は、ユウと俺きゅんは付き合って一年と三ヶ月と十五日チームの美琴さんですよね?」 美琴「それは本人の空似よ!私は──」 柚葉「美琴さん、ありがとうございます。もう、大丈夫ですから……」 タナ子「らにー!」 スタッフを囲み、ぎゃあぎゃあと騒ぐ肉親知人達。
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674 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:36:45.21 ID:Yxleh3+mO - 俺「何やってるんだあれ」
優都「もぉっ!俺きゅんの為の時間稼ぎ!」 どうやら手続きと言う名のくじを引いた所、次の試合に決まってしまったらしい。 俺「あー、すみません。お待たせしました俺です」 俺が間に合った事により、不戦敗を回避した柚葉のデザートは美味しいよチームは、ユウと俺きゅんは付き合って一年と三ヶ月と十五日チームに見送られながら綱引き場へと向かった。
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675 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:37:55.84 ID:Yxleh3+mO - 俺(そう言えば、鞠華さんも次って言ってたような……)
前方から、黒いスーツを纏った大男二人に囲まれた鞠華さんが歩いてきた。 俺(やっぱり……) 柚葉「女の人は力なさそうだけど、あの男の人達はかなり、力ありそうだね」 タナ子「おっきいです」 正直、あの大男二人に対して俺と、女である柚葉と子供のタナ子で太刀打ちできるとは思えない。 それでも。 俺「精一杯がんばろうな」 諦める訳にはいかない。
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676 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:42:08.53 ID:Yxleh3+mO - 月ヶ丘大運動会ももうすぐ終わりだ。この勝敗は重い。
俺、柚葉、タナ子の並びで綱の横に着いた。 鞠華「まさか、俺くんと綱を引き合う事になるとは思いませんでしたわ」 俺「俺もです。鞠華さんの雄姿、正面から見させていただきますね」 ドスッ! 何故か柚葉からどつかれた。背中が痛い。 柚葉「どう言う知り合いか知らないけど、手加減しないでよ」 俺「それは解ってるよ」 顔だけを柚葉に向けて、小声で言われたので小声で返した。 その時に見えたタナ子は、口を引き結んで何か言いたげだった。
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677 :1 ◆bM4pgkBsNs @転載は禁止[]:2014/12/11(木) 23:53:05.56 ID:Yxleh3+mO - 実況『たまにはシンプルな競技がしたい……そんな訳で綱引きぃー、ファイッ!』
パンッ! 恒例の空砲が鳴り、俺達は一斉に綱を引く。 >>680 書き込みが コンマ00〜39なら勝利 コンマ40〜99なら敗北 四日間暇だから、キャラとシチュエーションとか、単語なりを書いてくれたら安価待ちの時間に何か書いて避難所にうp出来るかもしれんwあればだがwww
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