- 幼馴染「本当あなたは私がいないと何もできないわね!」
68 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:33:09.33 ID:lNIGBXUE0 - 幼「だって鍵とか閉まってなかったし」
男「泥棒みたいな事言うな」 幼「泥棒?失礼な事言うのねー」 幼「私はあんたが心配だから手伝いに来てあげたっていうのに」 男「手伝い?」 幼「そうよ。あんた一人で生活なんて無理よ」 幼「どうせ、お菓子ばっかり食べて栄養失調で死ぬのが落ちなんでしょ」 男「お菓子にも栄養はあるわい」 幼「そういう答えが返ってくる時点で心配なの」
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69 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:35:14.90 ID:lNIGBXUE0 - 幼「じゃあ、そういう事だから。お風呂沸いてるわ」
男「はーい」 男「む?・・・うーん」 幼「何?珍しく考え事してる顔なんかして」 男「・・・」 男「いや、良いのかなって。やっぱ何か親に黙ってこういう」 幼「ああ、男のおばさまには、もう連絡してあるわよ」 幼「だらしない息子をよろしく〜だって」 幼「あんた信用されてないのねぇ」 男「うっさいわい」
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70 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:35:54.71 ID:lNIGBXUE0 - 幼「はい、ご飯ね」
男「おー!お風呂の後にはご飯が出来てる」 男「お金持ちになった気分だ」 男「おい娘。飲み物を持ってこい」 幼「・・・殴られたいの?」 男「へいへい」 幼「はぁ・・・良いわよ。持ってきてあげる」 幼「何が良いの?」 男「えっとなぁ・・・」
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71 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:37:15.54 ID:lNIGBXUE0 - 男「うまーい」モグモグ
幼「ふふ。そうでしょ?私特訓してるのよ」 男「特訓?」 幼「うん。私料理が作れるって行ってもレパートリーが少なかったし」 幼「だから良い機会だと思ってね」 男「それで俺のお手伝いさんになってくれることにしたんだ」 幼「うん。下僕にご飯を恵んであげてるの」 男「ご主人!おかわり!」 幼「ああ言えばこう言う」 幼「はいはい。わかったわよ」
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72 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:38:27.36 ID:lNIGBXUE0 - 男「あはは」
幼「私テレビってあんまり見ないけど久々に見ると面白いわね」 男「そうなの?何か以外」 幼「どういう意味?」 男「好きなアイドルの話とかよく女子同士でしてるじゃん」 幼「あー。まぁ好きなアイドルが居ないわけでもないけど」 幼「話を合わせるために見てる面を大きいから」 男「そうなのか」 幼「男はさ、好きな女の子のアイドルとかいないの?」 男「いない事もないかな」
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73 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:40:47.01 ID:lNIGBXUE0 - 幼「へー男ってああ言う子が好みなんだ」
幼「どういう所が好きなの?優しい所とか?」 男「あのおっぱいが大きい所」 幼「聞いた私の責任ね」 幼「女をそんな胸だけで評価するのは失礼よ」 男「ああ、お前貧乳だもんな」ケタケタ 幼「・・・」ボカ 男「痛って」 男「はは・・・冗談冗談」 幼「・・・・」ギロ
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74 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:43:35.09 ID:lNIGBXUE0 - 男「もちろん実際に付き合うとかってなったら、重要視する所は色々あるぜ?」
幼「ふーん。た、例えば?」 男「えっとぉ、優しくて、可愛くて、俺の事好きでいてくれてー」 幼「はいはい。わかったわかった」 男「そういえばお前って彼氏って作らないよな」 幼「・・・そういうあんたこそ作らないじゃない彼女」 男「うっさい!俺は作ろうと思えばいつでも作れるの」 幼「ふふ、実績が無い奴の虚勢は聞くに堪えないわね」 男「お前も同じだろ」 幼「わ、私は良いのよ!女の子だから」
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75 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:45:42.75 ID:lNIGBXUE0 - 男「お前今日泊まっていくの?」
幼「ううん。帰るわ。さすがに年頃の女が泊まっちゃマズイでしょ」 男「年頃の女?はて・・・それはどこに」 幼「殴られたら無いみたいね」 男「冗談だよ・・・拳を固めるなよ」 幼「でも、どうせ明日の朝あんたの事起こしに来るからね」 男「お、全自動の生きた目覚まし時計だ」 幼「あのねぇ・・・ま、あんまり夜更かししてたら駄目よ?」 男「はいはい。わかったよ。母ちゃんかよ」 幼「・・・」ピキピキ
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76 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:47:19.46 ID:lNIGBXUE0 - 朝
幼「男ー」 男「zzz」 幼「あーやっぱ寝てるか。昨日あのまま寝る訳無いと思ってたけど」 幼「予想通りね。全くお腹だして寝て」 男「zzz」 幼「・・・ふふ」ジー 幼「何だ。寝てると子供みたいじゃない」 幼「つんつん」 男「んん・・・zzz」 幼「あはは」
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77 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:48:23.50 ID:lNIGBXUE0 - 幼「・・・」
男「zzz」 幼「えーい」ツンツン 男「ん」 幼「ふふ」 幼「こしょこしょ」サワサワ 男「ん・・・うう」 幼「あはは」 幼「・・・全く寝てる時は黙ってて可愛いのに」 幼「・・・」 男「おう可愛いか」 幼「!!」
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78 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:49:17.21 ID:lNIGBXUE0 - 幼「あ、あ、あんた!いつから起きてたの!?」
男「お前に寝込みを襲われてるとき」 幼「ひ、人聞きの悪いこと言わない!」 幼「私はただ起こしに来ただけなんだから!」 男「寝てる人間の脇腹を触るのが起こして?」 幼「そ、そうよ」 男「友達にメールで聞いてみよ」 幼「やめーーー」バシ
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79 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:50:01.76 ID:lNIGBXUE0 - 男「痛いなぁ殴る事ないだろ」
幼「あんたが私をさらし者にしようとするからでしょ」 男「先に襲ってきたのはそっちなのに」 幼「だーかーら!襲ってない!」 幼「はぁ、本当頭痛くなってきた」 男「朝から大変だなぁ」 男「生理かな」 幼「静かにしててよ」イライラ 男「・・・はい」
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80 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:51:18.59 ID:lNIGBXUE0 - 男「って事もあったんだよ」
後輩「それって同棲じゃん」 男「同棲って、人聞き悪いなぁ」 男「ただ手伝ってくれてるだけだよ」 男「それに泊まってないしな」 後輩「泊まって無くても一緒だよ。朝来てるなら」 後輩「・・・先輩、やっぱり付き合ってるんじゃないの?」 男「なんで話がそうなる」 後輩「普通はそう思うと思うけど」
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81 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:52:34.05 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「それに先輩、幼先輩の事を喋ってる時ってなんか楽しそうだし」
男「あーあるかも。アイツとは長い事一緒にいるからな」 男「フィーリングが会うんだよ」 後輩「やっぱり・・・そういう関係なんだ」 男「はは。何か卑屈だなぁ。そんなに俺と幼とくっつけたいのか」 後輩「そんなんじゃないです」 男「じゃあなんでそんな事言うんだよ」 後輩「・・・・もうしらない」プイ
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82 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:53:14.55 ID:lNIGBXUE0 - 男「俺はお前と喋ってる時も楽しいんだよ」
後輩「はいはい。お世辞ありがたく頂戴します」 男「お世辞じゃねーよ」 後輩「私と喋ってて楽しいなんてあり得ないです」 男「俺は楽しいけど?」 後輩「・・・そういうお世辞、うざいですね」 後輩「だって、私の事みんなどうせ嫌ってるんですよ」 男「ナチュラルに暗いなー」
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83 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:54:13.37 ID:lNIGBXUE0 - 委員友「おー男ー順調?」
男「おっすー。まぁそこそこな」 委員友「ん?お前その仕事の担当だっけ?」 男「いや、後輩の手伝い」 委員友「え、お前等付き合ってんの?」 男「付き合ってねーよ。何ですぐそういう方向に行くかね」 委員友「悪い悪い」 後輩「・・・」
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84 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:55:03.74 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「先輩、ここの担当じゃなかったんですか?」
男「まーな」 後輩「じゃ、じゃあ何でここに居るんですか?」 男「いや・・・お前の手伝いだけど」 後輩「ス、ストーカー?」 男「違うわい」 男「優しさだよ」 後輩「・・・優しさって」
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85 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:56:15.13 ID:lNIGBXUE0 - 男「まぁぶっちゃけ、ここの作業が一番遅れてるってのもある」
後輩「あ、すいません・・・そうですよね」 後輩「私なんかに優しさをくれても、返す事なんて出来ないですし」 後輩「早く終わらせます。そうすれば先輩も私といなくて済みます」 男「・・・お前が何考えてるのか知らないけどさ」 男「さっきも言ったけど、俺はお前と話してるのが楽しいんだよ」 男「だから手伝ってるってのもあんの」 後輩「・・・楽しいんですか?」 男「うん」
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86 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:57:49.28 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「変わり者ですね」
後輩「私みたいな暗い女と一緒にいるのが楽しいなんて」 男「まぁ確かに根暗だよな」 後輩「そうですよ・・・私なんて根暗で嫌な女なんです」 後輩「本当にマゾなんじゃないですか?」 男「だから違うって」 男「お前と喋ってるとボールが帰ってくる感じで楽しんだよ」 後輩「何ですかそれ」
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87 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:58:34.52 ID:lNIGBXUE0 - 男「終わったなぁ」
後輩「はい・・・」 男「どうした?」 後輩「・・・」 後輩「先輩。今日はありがとございました」 男「おう、もっと崇めろ」 後輩「む」 後輩「・・・でも、はい」 後輩「先輩のおかげで速く終わりました」
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88 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 22:59:45.26 ID:lNIGBXUE0 - 男「はは。俺も暇だし」
男「でも、これで作業も終わりだなぁ」 後輩「あ」 後輩(もう、先輩とこうやって話せないんだ) 後輩「・・・・」 男「はやりがいはあったなー」 後輩「先輩!」 男「うわ、急に血相変えてどうした?」 後輩「いや、あの・・・」 後輩「メ、メール・・・」 男「うん?」
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89 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:00:40.25 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「あの・・・・メールアドレス・・・・」
後輩「うう・・・」 後輩「やっぱり!やっぱり何でもないです」 男「お前、俺と連絡先交換したいの?」 男「良いよ」 後輩「あ」 男「じゃあ赤外線ね」 後輩「え、は、はい」
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90 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:01:49.62 ID:lNIGBXUE0 - 男「まさか赤外線を知らない奴がいたなんて」
後輩「・・・うるさいです」 後輩「だって誰とも交換したことなかったんですよ」 男「親とかは?」 後輩「直接打ち込みました」 後輩「というか親は私に興味がないので、基本やりとりはしません」 男「そっかそっか。ほいでも赤外線くらいしらないと困るぞ」 後輩「困るって?例えばなんです?」
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91 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:03:10.35 ID:lNIGBXUE0 - 男「だから、何て言うか」
男「友達とアドレス交換ってなった時とかさ」 後輩「友達なんていらないって言いましたよね」 男「じゃあなんで俺と交換したんだよ」 後輩「!」 後輩「そ、それは・・・その」 男「ん〜なんでなんで?」 後輩「ウ、ウザ!ウザいウザい!やっぱ先輩キモいです!」 男「あはは」
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92 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:04:11.87 ID:lNIGBXUE0 - 男「ごめんごめん。俺達もう友達だよな」
後輩「友達・・・・」 後輩「・・・」 男「ほら握手握手。友情の握手だ」 後輩「何ですかそれ」 男「手を出せ」 後輩「・・・はい」ス 男「ん」ギュウ 後輩「・・・・」 男「・・・・」
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93 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:05:00.52 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「先輩」
男「何?」 後輩「これ、恥ずかしいんですけど」 男「実は俺も少し思ってた」 後輩「まだここ学校ですし」 後輩「・・・誰かに見られてたら先輩と私が」 後輩「先輩と・・・私が・・・」 男「はは、付き合ってるかと思われたかもなぁ」 後輩「・・・・」
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94 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:06:02.62 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「今日も送ってくれてありがとうございました」ペコリ
男「あいあい。どうせ一緒だしな方向」 後輩「家を覚えられてしまったんですね」 男「何だよ?」 後輩「何でも無いです。メール送りますね」 男「おっけー」 後輩「じゃあ・・・・さよならです」 男「はい、さようなら」
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95 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:07:11.38 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「先輩にメール・・・」
後輩「何て打ち込めば良いのかな」 後輩「これは・・・」ポチポチ 後輩「うーん・・・馴れ馴れしくてキモい思われるかな」 後輩「じゃあこれは・・・」 後輩「少しよそよそしいかな?」ポチポチ 後輩「んー」 後輩「もうこれで送っちゃえ」
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- 幼馴染「本当あなたは私がいないと何もできないわね!」
96 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:08:40.59 ID:lNIGBXUE0 - 後輩「あ、帰ってきた」
後輩「・・・」 後輩「あはは・・・先輩やっぱウザいな」 後輩「えっと・・・」ポチポチ 後輩母「アンタが携帯なんて弄るなんて珍しいじゃない」」 後輩「・・・」 後輩母「って、何かやけに嬉しそう。学校で良い事でもあった?」 後輩「別に・・・何でも無い」 後輩母「ふーん」 後輩「・・・」
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98 : ◆PiqUzW26Xw @転載は禁止[]:2014/10/06(月) 23:11:14.33 ID:lNIGBXUE0 - スレが落ちてなかったらまた明日来ます
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