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名も無き被検体774号+@転載は禁止
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www

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二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
1 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 11:40:18.50 ID:s1lzYsi10
ちょっと前置きが長くなるが暇なのと色々とボロボロになったので申し訳ないが書かせて欲しい

ことの始まりはこうだ
とある昼過ぎ俺は行きつけのパチ屋に行ったんだ
すると丁度新台入替で開店とほぼ同時に入ったみたいだった
何が置いてあるかと一通り見回り目を通した時
ふと目をやると新台である化物語が一席空いているではないか
正直AKB系のラノベ系とかその辺は全く疎い俺であり
興味はもっぱら三次元のパツキンムッチリ白人ねーちゃんと素人JKぐらいのものだった
つまり二次元などとは低俗かつオタクの自慰産物に過ぎず
手っ取り早くたまに目に留まった同人エロ画像で夕飯を済ます程度の存在である
まあ新台とはいえ吹くとは限らない
とりあえず諭吉さんがお二人お亡くなりになったらグーパンして帰ろうと心に誓い座ったのだった
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
4 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:03:32.74 ID:s1lzYsi10
諭吉氏の一人目が半分溶けかかった頃のことだ
事態は動いた
黄色保留からのギミック発動、そしてレインボーが現れた
確変だった
アニメに割りと忠実な台らしくストーリーを立て続けに見ることができたのだ
最初はハチクジとか言うナメクジみたいな名前のカタツムリロリだった
主人公の厚顔破廉恥っぷりにドン引きしながらも(俺にロリ属性はなかった)割とシリアスな話で見蕩れていた
大体4連ぐらいしたところでJSロリが終わった
仕様によるとどうやら各ヒロイン毎のストーリーが見れるらしい
終わって次の当たりが確定した場合選択できるとのことで
とりあえずこのアニメの顔?であるヒロインのストーリーを見ることにした
ひたぎ編はとにかくこのヒロインこええwぐらいの印象であり
ありきたりなツンデレ設定かよと軽く流していた
3連でツンデレちゃんのストーリも終わり、次は適当に選んでみた
サル女がでた
まあ健康スポーツ少女で明朗であり、腐女子という設定を除けばこれはアリかなとも思いつつ流し見をする
サル女ちゃんは5連まで続き、正確には4連で終わっていたのだがボーっと打っていて選択する機を逃したこともあり1B多い終了となった
後見ていないのはメガネちゃんと帽子ちゃんだった
よくわからんのでとりあえず適当に選択したらメガネちゃんが出てきた
これは3連でストーリーが終わり化け猫系は好きだったので怪談物としては割りと楽しめた
巨乳だったし
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
6 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:09:28.95 ID:s1lzYsi10
>>2
>>4
はええよww

>>3
ぶりぶりいいいいいいいいいいいいいいい
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7 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:10:14.64 ID:s1lzYsi10
間違えた
>>4×
>>5○
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9 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:12:40.14 ID:s1lzYsi10
隔B毎ぐらいに入る超CZのお陰もあり尚も我が新台は納まる気配を見せない
最後に選んだのはまだ見たことが無い帽子ちゃんを選んだ
ボーナス中に流れる曲調がガラリと変わった
大抵のメンヘラ系っぽい画調のボーナス動画のそれまでとは全く違い
パステルでふわふわした明るい感じになった
俺の中でコトリと動いた音がした
ホールに響き渡る出玉の音の中、甘くふわふわした感じにふさわしい
天然系を連想させる声が響く
どうやら主人公のことをオニイチャンと呼んでいるみたいで年下設定のようだ
俺は一人っ子だった
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10 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:17:23.36 ID:s1lzYsi10
気が付けば俺は画面を食い入るように見つめていた
ストーリーは尚も続き、どうやらJCのヘビ憑き物系の話のようだ
何者かに呪いをかけられた彼女は、神社に行ってお払いをしなければならないらしい
主人公が見つめる中少女は祈りを捧げていた
スク水に着替えて
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11 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:26:29.85 ID:s1lzYsi10
それにいたるまでは2連を費やした
祈祷による儀式は失敗したようだヘビが少女の肢体に絡みついている
そして苦しそうに悶絶しながら少女はのたうち回り始めた
と、やおら主人公が動く何を血迷ったのか素手で見えないヘビを引き剥がそうとし始めたのだ
主人公の善戦よろしくヘビはなんとか引き剥がせていた
そこにいたのは、ぐったりと口からヨダレを垂らしつつ失神するスク水JC天然娘がいた
俺の中でカチリと何かの音がした
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12 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:37:07.11 ID:s1lzYsi10
どうやら大当は終盤ラウンドに差し掛かり
物語完結である次回展開は次に当確しなければ見られないらしい
俺の額には汗がにじみ出てきた
なぜなら今回の当たりは通常なのだ
すべてはCZ中の引きツヨに掛かっている
祈るような気持ちで画面を凝視する
黄色保留・・・赤文字煽り・・・ハズレ
文字版転倒・・・白・・・ハズレ
立て続けに来るC画面でことごとく金髪アロハ野郎に煽られる
そしてついに赤保留が来た・・・おそらく@10Gを切っているからこれが最後のチャンスとなろう
色々と役物が動き始め俺の心は期待ではちきれんばかりになっていた
そして最後に、いや、いつものように金髪野郎がこう言った
「・・・俺は助けない。君が勝手に助かるだけさ」
気が付けば俺は小さくつぶやいていた
「・・・貴様の血は何色だ」
こうして俺の戦いは撫子の完結を見ることなく終焉した
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13 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 12:44:28.04 ID:s1lzYsi10
新台ということでホルコンに淡い期待を寄せつつ間髪入れず打った
次の当たりが近いことを祈って
頼むから最後まで、最後まで見させて下さい、おねがいします
などと言う焦りにも似た俺の平身頭低の願いは機械相手には通用するはずも無い
いつの間にか積み上げられた箱も半分になっていた
10連した後は即切りという鉄のマイルールなどどこかへ吹き飛んでいた
毎度毎度噛みやがるJSロリ少女にはもう苛立ちすら感じずひたすら無心で打った
そして一時間が過ぎ俺は燃え尽きていた
真っ白な灰のように
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14 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 13:03:18.60 ID:s1lzYsi10
正直換金してホールを出てからの道のりをあまりよく覚えていない
気が付けば俺はPCを起動していた
後で考えればその足でTUTAYAに寄る事もできただろう
しかしまだその時の俺には一握りのプライドは残っていた
あれだけ卑下しつつ良いように利用していただけの三次の世界に関心があることを
この世界の誰にも知られてはならないような気がしたのだ
そうだ、今ならまだ引き返せる
少なくとも、原作に忠実とはいえダイジェストでしか見られなかったストーリーを
時系列も含めまだゴチャゴチャになっている俺の認識を正しく理解するだけなのだ
そう言い聞かせつつ、俺にとって禁断の果実の箱を開けたのだった
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16 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 13:15:36.34 ID:s1lzYsi10
こうして比較的楽観的な気持ちで化物語ep1の視聴は始まった
最初の頃はまだ比較的冷静に見ていたのだと思う
三次嫌いとは言え怪談系は好きだったのでモノノ怪とか蟲師などには精通していた
まあよく探しても居ないのだが恐らく怪談アニメ至高と我が位置付けるモノノ怪
そして怪奇性に関して言えば蟲師には遠く及ばない
しかし恐らくこの原作者はコミカル6:怪談4ぐらいの割合のものを作りたかったのだろう
まあそういう作品として見ればいいのだ、などと時折走る不慣れで違和感から来る三次元に対するゾワゾワ感を納めつつ
だがしかし確実に物語りに俺は引き込まれていった
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18 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 13:33:13.71 ID:s1lzYsi10
以下各EPSを見た俺の感想をダイジェストにお送りしよう
ネタバレ要素も含むのでまだご視聴いただいておらず楽しみにしている方にはご注意いただく
いや、今時化物語を見ていない今更遅漏野郎なんて俺だけだったのかもしれないが

EP1ひたぎクラブ

ふむふむ、直江津といえば以前住んでいた場所だ
おお・・・いきなりパンチラw
ま、まあよくある展開なのだろうなこの手の作品に対してこれは
む・・・ひたぎ美人だなおい
ゲェエエ!ホッチキスいてゅええええあああああああああああああああ
ヤンデレ属性かこいつwwwwwww
仕込んでる凶器が文房具ってある意味刃物よりこえーよ・・・
・・・・
金髪テメェ
・・・
!?まさかの全裸www
こういうのてこれ系では当たり前なのか?www
・・・
ほう・・・
・・・ふむ
・・・なるほど
おおw
勿体付けやがってこの金髪アロハ野郎が
・・・お?
・・・
ホッ・・・よかった、レイプされたやつなんていなかったんだな

以上がひたぎクラブを見た我輩の感想である
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
19 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 13:37:54.00 ID:s1lzYsi10
>>15
とりあえず、握手する事からはじめようか

>>17
       ∧_∧
      ( ´Д` )
      /´   `ヽ
       m、__X__,m


       /´⌒⌒ヽ
     l⌒    ⌒l
     m(    )m
       V ̄V
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20 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 13:59:31.51 ID:s1lzYsi10
ツンデレちゃんは天然でもありヤンデレでもあり
そして不思議ちゃんでもあるという今思えば三次世界における高スペックではあったが
俺にはツンデレ属性はまだ持ち合わせていなく強く惹かれるという印象ではなかった
ただ掛け合いに関してはこういうアニメを見たのは初めてということもあり
新鮮で素直に面白いと思う部分はあった、が、まだ現実離れしているという印象のほうが強かったのだと思う

そして一応自らの手で開いてしまったパンドラの箱なのだ
酷評は最後まで一応見てからにせねばなるまいなどという紳士的思考に逃避しつつ
次のエピソードを見ることにした
あの、通常時ウンザリするほど見飽きた噛みまゾーン娘である

EP2まよいマイマイ

でたなアリャリャギ
・・・
おお、ひたぎいいね
お・・・?
・・・
犯罪者ダァー!!
・・・
ふむ
・・・直江津ってこんなとこダッタッケ?
・・・・・・
このED曲いいね
・・・
かみまみた///
・・・
え?
・・・え
ええ?!
なん・・・だと・・・
うぅ・・・
・・・ぶわわ

見終わると目から軽く鼻水が出ていた
くそッ・・・こんなはずでは・・ッ
正直JSロリ属性など微塵も持ち合わせては居なかったのだが
だらだらとした視覚効果に反しテンポのよい掛け合いが心地よく
JSロリという薄っぺらい設定の予想に反して
事前にあれほど軽視していたストーリーにも見入ってしまっていた自分がいた
やはり・・・アニメとボーナス映像ではディティールが全然違う・・・ッ
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
23 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 14:22:45.10 ID:s1lzYsi10
EPS3するがモンキー

・・・
・・・
ほう
ひたぎさんぱねぇっす
へぇ
・・・
・・・・・・
いてえええええ
ぬう・・・
えろい

・・・
履いてない
・・・
金髪この野郎
・・・・・・
いっでええええええええええ
はあ
・・・ほう
百合ィ!

なんかでもこういうあけっぴろげなエロもいいね
なんかこうラブコメの典型的展開になってきたな
まよいとの掛け合いはなんかお約束的ギャグでおもろい
とまあこのアニメのテンポにも慣れてきた頃いよいよ運命の扉が開かれる
そう、いよいよあの撫子スネークのストーリーを観る番となったのだ
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
25 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 14:54:29.61 ID:s1lzYsi10
さしあたってまず俺は驚愕した
メインヒロイン?は別としてもこれまで大概3話完結で一括りである
しかし、予想、いや期待に反して飛び込んできたのは2話完結という事実なのだ
これには少々拍子抜けした
あれほど煽られ、いや阻まれた物語完結に至る道のりがたったの2話というのは・・・
否、入賞中は魅入っていたために時間の流れが遅く感じたのかもしれない
ともかく、俺は最後まで見たのだった
そして、知ってしまった
その様な類の感情には多種多様多角俯瞰的に見れば色々な言い方はあるのかもしれない
しかしそのような言い訳などもはや今となってはどうでもいい
この世界、三次元でごくごく当たり前の通例として使われる汎用語で言うなれば
そう・・・これが

「萌」・・・か
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26 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 15:02:14.58 ID:s1lzYsi10
         ,、 、'7/.〉    ,,,、、、、、、、、、,
    /"ヽ,、/~//.//,/ ,、- ''~;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;:
   ,/ ,'''"/ , '' '-' r''~;:;:;:;:;:;;;;;;;r""''''''''''''"
   / / / ,/  ,、'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)"  あ
  (,,/ / r'  /;;r"(;;;;;;;;;;;;;;;;;/   べ
    /,,/   i;;/  ヽ、;;、 '"ノ    し
    >'、   t;i i "i  ::://,,,;ヽ   //
   //7 ,、, i|,,|i t、 ;;ii,リ'" )  ・・
  (/// ノリ;;;;t;;;、tii~|Yr''",、`L
  i/./ / (`'-、ヽ;;;;、、;r彡;;;三''`''レヽ
   /./.irヽヽ'tアミニ彡tレ'(,@,、`'"/
 r" / |, |i/ ヽ~''ー''"'y/)'",⌒''
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    ̄ V ,,r、   t ''"ノ'Y'ー;::::::''''""
     rヽヽ,)ー、. t'" :::~'ー~,,,,_
     ヽ,ノ  |,/ ,,,i、 /,,,r(y'fi
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27 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 15:05:29.38 ID:s1lzYsi10
>>21
つい先月解約してしまったのだった

>>22
この世界に入るにはルートがいくつかあるのだ・・・
所詮自分はその一つをくぐったに過ぎない
と思いたい

>>24
exactly
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29 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 16:42:27.20 ID:s1lzYsi10
たったいま最後に残ってた猫物語黒を見終わったんだぜ

>>28
アリャリャ木さんは死んでも良いと思うんだぜ
フェニックス編はなんかグッと来ちまったんだぜ
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30 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 17:07:27.00 ID:s1lzYsi10
閑話休題...

己の「初めて」の感覚に多少なりともたじろぎ動揺こそすれ
もはやそんな問題はどうでもよかった
今思えばここが引き返せない地点だったのだろうか
とにかく、こいつをもっと観たい、全部だ!
欲情にも似た欲望がむくむくと鎌首を擡げ始めたのを感じた
今ある知識といえば以前時間経路はまだ把握できていず、断片的な総括でしかなかった
そんな訳で明日仕事で深夜を回っていたにも関わらずその後はひたすら続きを見続けた
全15話を見終えた尚その渇きは収まらなかった
もっと、もっとだ!まだ、足りないんだ!!
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31 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 17:21:17.21 ID:s1lzYsi10
例えば、の話をしよう
とあるホールに設定6ALLのまど☆まぎが10台置いてある
その隣には設定1と設定6が半々に混在している北斗転生が同じように並んでいる
ふと見るとまど☆まぎには人っ子一人として座っては居ない
一方どうだろう
北斗転生にはぎっしり人が詰まっていて後1人しか座れなかったとしたら
今までの俺は果たしてどうしただろうか
愚問である
一瞬の躊躇なく、その設定1であるかもしれない残り台、北斗に滑り込んでいたであろう
もし俺に同棲している愛すべき巨乳が居たとして
はたまた年頃の思春期を迎えた可愛い盛りの妹ちゃん達でもいい
深夜に血走った目でPCの前に向かい憚りもはばかりながらひたすらロリJCJKのアニメ動画を見続けているこの男に対し
軽蔑の眼差しを一度でも送るまたは口汚くこのロリコン野郎と罵られていたら
あるいは幸運にもその瞬間目が覚めていたのかもしれない
いやこの際オカンでもいい
しかし不幸、とでも言うだろうかこの男にはそんな救いの手を差し伸べる者が周りには居ないのである
そう、俺は花の独身貴族、別の言い方をすれば独り暮らしのボッチ野郎だった
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
33 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 17:38:15.36 ID:s1lzYsi10
そんな発情期の犬にも似たこの俺が
この恐るべきアニメの続編があることを探し出す事はいとも容易い事であった
断っておくが発情期と例えたものは欲情した興奮の類の事ではない
ただひたすらに萌え、萌え、そして萌えており
その欲情とはただひたすら次のストーリーを見たいという圧倒的欲望でしかなかった
エロなんてものはこの百戦錬磨の俺を持ってすればそれ自体このアニメにさして大層なものではない
そこにあるのはエロスと、人の心の闇の深さから発するおぞましさであった
両者は似て非なるものなれど紙一重、表裏一体といってもいい
共通して言えることはドキドキ感であり
そしてもっと短絡的かつ適切な言葉で表現するならば

「撫子萌え」であった
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
35 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 17:54:49.58 ID:s1lzYsi10
三次元という世界は実にすばらしい
見ることもできれば聞くことも触れることも感じることもできる
しかしながらそれが時として煩わしく思われる時もある
なぜならそれは移り行く時ともに変化していくということであり
その世界には「変わらないもの」は何一つとしてないのだ
しかし、二次元にはそれがあった

偽物語を見終える頃には空は白じんでいた
かれんビーの息つかせぬ展開も面白かったが
特につきひフェニックスは考えさせられる作品であった
作中もともとは影が薄かったキャラなのだが次第にマッド系キャラとして定着し
確かにツンデレやメンヘラというよりはもはや狂人の部類である彼女であったが
ある日突然主人公が十数年間育ち見守ってきた実の妹ではなく怪異であったという展開は興味深い
愛というのは血の繋がりとしてではなく、培ってきた時間そのものであるという事なのかもしれないと考えさせられた
物語の中で主人公の言動や総括には多少なりとも首傾するところは多々あったのだが
今回に関しては全面的に彼を支持したい
そしてもう一つ最も大事な要素を付け加えておきたい
俺は巨乳派ではあるがそれ以上に脚フェチであった
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36 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 18:22:16.07 ID:s1lzYsi10
日が昇り鳥が鳴き始めた頃、俺は更なる驚愕を知ることとなる
なんと、セカンドシーズンが出ていたのだ
だが時計を見ると残念ながら出社の時間まであと30分を残すのみとなる
答えは火を見るより明らかであった

「そうだ、会社休もう」

社会的勤労義務を放棄する勇気
明日の締め切りが迫る書類を提出しない勇気
要するに、会社サボってアニメを見る勇気
である
ついでに入社以来2回しか使ったことのない有給があるのを思い出した

「腹痛いので今日会社休みます」

俺は実に合理的かつ現実的かつベタな理由をかこつけてこの問題を難なくクリアし
そしてすぐさまコンビニに走りタバコと飲み物、コーヒーに菓子類を調達し長期戦に備えた
もはや機は熟した
熟しまくってぶりんぶりんに熟れていた
もはやこの男の暴走を止め得るものなどこの世には存在しなかったのである
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
39 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 19:09:37.29 ID:s1lzYsi10
この時点で逆算すると起床時間は悠に24時間を超えていた
しかし「寝たい」などという低俗かつ堕落的欲求などもはや消え去り
むしろ脱法ハーブでも醸したかのようなトランス状態とも言える鬱々としたギンギンであった
早く次をみたい、もっと観たい、次はどうなる?そしてその次は!?
それはもはや欲求というより己が本能にまでなっていた

いつ頃だろうか、TVや音楽にさして大きな感動を覚えなくなったのは…
映画などもそうだ、それなりに楽しむことはできる
遊んだりギャンブルに走ってそれなりに益を得たとしてもそうだ
初めて好きな子の友達に童貞を奪われた時も
まあ、こんなもんか
ただそれだけだった
親が変な新興宗教にはまり高卒と同時に家を飛び出した時も
メンヘラ嫁が紙切れ一枚残して失踪した時も
さしてこれほどまで心をかき乱されたことはなかった
こんな感覚になったのは、中2の夏、映画ゴッドファーザーに出会った以来であり
小5の時に久石譲の音楽と初めて出会ったとき以来である
忘れかけていた、血が沸き肉が踊る、そんなような類のものが鮮明に込み上げてきた
この男は、人として一番大切な感覚を取り戻したのだ

「俺は生きている」
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
41 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 19:43:10.60 ID:s1lzYsi10
>>32
もっとだ・・・もっと俺を罵ってくれ!!

>>37
恩に着るよ

>>38
それ以上、言わないでおいてくれないか
わかっている、わかっているんだ・・・!
頭では、わかってはいるんだ!!
ちくしょう、俺は弱い人間だよ

>>40
危うく暇をもてあます俺は次のターゲットである「けいおん」へと走る所だった
貴重な情報に感謝する!!
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43 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 19:51:40.62 ID:s1lzYsi10
流石に起床時間が36時間を超えて来ると朦朧としてくる
否、これは現時点で観覧し得る全ての物語を網羅してしまった虚無感からくるのだろう

>>34
そして、俺は知ってしまった・・・
自分が「ひたぎ萌」でもあり、「まよい萌」であり、「つばさ萌」である事にも
今まで目を背けていた新たな事実にも、気付いてしまったんだ
花物語、花物語、花物語はまだか!!!
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
44 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 19:57:42.89 ID:s1lzYsi10
>>42
どうやら俺は君に感謝せねばならないようだな!
社蓄の義務である有給消化をする義務を果たさざるを得ない事に
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
47 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 20:41:51.88 ID:s1lzYsi10
セカンドシーズンと銘打つだけあり、前作と比べ様々な変化が加えられていた
単純なものならば例えばヒロインの髪型とか髪型とか髪型とかなのだが
あとパンツ
まあそれはいい
時折全く知らない新キャラがいきなりぶち込まれていたり
若干以前のキャラ設定がぶれているやつとかギャグが減り少しシリアス型へと移行していたりとか
まあそれもいい
以前妖艶な謎と共に蹲っているだけの文字通りのスイーツ幼女だった吸血鬼が
突然本物のスイーツ少女となってしまっていた事など
まあそれはちょっとよくない
やはり沈黙は金、雄弁は銀なのだ
寡黙を貫く事で彼女の魅力や奥深さがより際立っていたのだが・・・
突然ドラえもん的ポジションに収まり始めている事など
まあそれもいいそんなことより
この新章の目録に初めて目を通した時俺の胸は期待で高鳴った
前作ではたった2話完結という憂き目にあっていた
俺の中では唯一ひたぎさんをも上回るヒロイン力を持つあいつが
あいつの話が4話になっていたァーーーーーーーーーーッ!!

な・で・こ さん
待ってたぜぇーーーーーーーーーーヒャッハーーーーーーーーーー
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
48 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 21:08:47.10 ID:s1lzYsi10
セカンドかファーストか、もはや記憶すらあやふやにはなってきたが
主人公に色気で必死に迫ろうとする姿、あれはまあ悪く・・・ない
うん、悪くない
ただ一つカチューシャである事を覗いては、だ
特に深い意味はない
ただ、前髪の形が隠れるのはよろしくないのだ
よろしくない

無論、セカンドの他作品もなおざりにしているわけではなく
順序良く閲覧したのはもちろんの事
つばさ編はまた更に深みを増した後日談という感じで見入ってしまった
そして、ラストに萌えた
髪型とか、髪型とか、髪型とかである
それに時空列もぼんやりとではあるが把握し始めていた
この話はこの後でこの話はこれとこれの並列で、等々...
しかし薄々気付き始めた事がある
いくつか前作と変わった事があるとは前述した通りなのだが
もう一つ、これはなんというか自分の感受性というか感性の問題なのかもしれない
しかしながらあえて言わせていただけるとすると
前作と比べ若干落ちというか顛末がもやもや感を増したような、そんな感じがしたのだ
これは扱ってきた問題の種類の関係に拠るのかもしれないが
以前は割と丸く収まってきた、もしくは丸く治めようとしたと思っていたのだが
次期作はもう少し問題の核を掘り下げ、より複雑化しているような心持がした
より人の心の闇に深く迫るような、とでも言うのだろうか
もちろん怪奇ものとしてはより怖さが増し、箔が付いたようにも感じた
これは、悪くない
だがしかしまよい編を見終わったとき、なんとなく気付き始めていたものがあった
そして、それが確信へと変わってゆく
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
50 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 21:27:43.85 ID:s1lzYsi10
いよいよ待ち待った撫子編
だがしかし冒頭の1カットを見た瞬間俺は確信した
あ...これあかんやつだ...
冒頭のいつものお約束であるギャグ歓談その他云々閑話休題などではなく
そこには明らかに異様で異形で奇怪に蹲った撫子がいた
このゲス男が筆頭ポイントとして押して止まないあの髪型であるが
異形である事もそうだがまずそもそも色が違ったのだ、それも真っ白に
アニメにそうそう詳しいわけでもない俺なのだが
黒髪から白髪に移ったヤツでろくな事がないのは、わかっていた
予想と違う、最悪のルートを覚悟した
黄色で逆立つとかなら別だが...
そして、数カット後、冒頭とはいえいきなりクライマックス並みの激動が目に飛び込んできた
撫子が、主人公を殺した

頭が真っ白になった
二次に全く興味が無かった俺が化物語を一気見した結果www
51 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 21:54:23.63 ID:s1lzYsi10
本来であるならば、兼ねてよりこの二次元世界におわします
尊慮ご賢察であらせられる凄腕ハンターさん達におかれましては
登場作である比較的明るく短絡的な構成の前作を一瞥しただけで
この仙石撫子という少女そのものが抱える怖ろしさに関しては直ぐにご推察できていた事でしょう
しかしながらこの世界に身を投じて未だ一日と少しというこの新米ハンターにおきましては
思考などもはや働く余地も無くただひたすら萌だえているだけなのでありました
無論そういった高察ではなくただ単に生理的に嫌悪感を感じる方も居られるのでしょうけれど

とまあ言い訳はそれぐらいにして
いやここからが本当の言い訳なのかもしれないが
ふと気付いたのは初恋の人、またはのっぴきならぬ仲になる人は大体
この手のジャンルの人だったのだと...
簡単に言えばつまり好みということであるが
なぜかと問われれば恐らく最初の方に関係しているのだろうと思われる

これに関してはごく最近になるまで本当に気付かなかったのだが
つまり俺はまだ引きずっていたのだと、そう確信した
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54 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 22:37:11.50 ID:s1lzYsi10
以下この回想はとても下らなくまたとりとめて大したことのない
ありふれたわたくしのとある日常の一コマだった事なので
特に大それた意味もない割にチラ裏の如く徒つらつらと書きなぐって行くこの愚行をどうかお許し願いたい...

あいつと出会ったのは小学3年の時だったと記憶する
当時は母は市民サークル的なものに入っていて、割と仕切ったりしていた
そんな繋がりもあって、親同士が意気投合し転校してきたその同い年の女の子とある日引き合わされた
その子は色白で母親のすねに噛り付いていたせいもありその時は顔はよく見えなかった
最初はあまり喋らず、何か聞かれても「あ・・・とか、う・・・」みないな事しか喋れない照れ屋さんだった
まあお互い子供だったので一緒に仲良く遊んで下さいね的な事を親御さんから言われたと記憶する
当時の俺はまさに穢れの無い純真無垢、天使のようなとはいかないものの
ちょっとひねてはいるがまあ子供そのものだった
でも、ふっと目が合った瞬間、不覚にもドキッとした
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55 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 22:49:19.87 ID:s1lzYsi10
不用意にも顔をあげたふっと髪を軽く払ったその子の顔が一瞬見えた
スッとした輪郭、少しだけ下がり目のパッチリおめ目
流麗な鼻筋、サラリと流れる黒髪
そして、小さくとも柔らかそうなうす肌色の唇だった
などという印象は今思い出しながら後付で考えてつけてみたものであるが
とにかく、俺が生まれて初めて「女」というものを意識した瞬間だった

同級生だった為「オニイチャン♪」とか「センパイ♪」
などと呼ばれるゲキアツイベントなど発生する訳も無く、かといってお互い名前で呼び合うことも恥ずかしく
しばらくはお互いの呼称が「あの」とか「えっと・・・」などに収まっていた
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56 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 23:04:02.16 ID:s1lzYsi10
当時その子の家が全力ダッシュで20分という近場にあったこともあり
小学生ながら割と頑張って頻繁に通う様になった
最初はなかなか喋らないし取り付くきっかけも特に無かったように思う
が、当時俺は純真無垢で天使な少年だった
お互い思春期でもなく少し緊張していただけだったのだ
どうでもいいガキンチョジョークなどを交えながらすぐに打ち解けていった
といっても、俺が一方的に川に連れ出したりアニメビデオみたり
その子の部屋にあった漫画等を読んで過ごしていたと記憶する
お互い一人っ子という事もあって最初は距離感がなかなかつかめなかったのだと思う
外に連れ出すときは俺が必ず10歩ぐらい先をグングン進んで、俺についてこい!的なオーラを出していた
また漫画とか貸してもらっう時など、少し乱暴な受け取り方をしていた
ああ、そういえば漫画といってもあるのは少女マンガだけだったなww
まあ、多分なにかしら男的な何かをアピールしようとしていたのだろう

一つ訂正がある、俺は天使ではなく、割と良いカッコしいのクソガキだった
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57 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 23:17:20.84 ID:s1lzYsi10
肝心の会話といえば実はそこのところはあまり記憶に無い
ただ、初めて家にお邪魔した時の事だ
家にはその子のおばあちゃんしかいなかったせいもあるのだが
やはり女の子なのだろう、気を利かせてサイダーとお菓子を持ってきてくれたのを覚えている
しかしそのサイダーがまずかった
どうやら家族のどなた様かがしばらく蓋を開けっ放しにしておいたもののようだ
よく冷えてはいるが、ふと注がれたコップに目を落とすと、水泡が無かった
そう、殆ど炭酸が抜けていたのだ
別段じろじろと嘗め回すように見ていた訳ではない
が、その子がハッとして自分の手元のコップに目を落として固まった
どうやら状況を理解したようだ
そして、女の子らしく気を利かせたつもりが裏目に出てしまった事に気付いたようだ
二人して固まってた時のことはそうだな、およそ時間にして0.何秒だったのかもしれない
しかし、俺にはかなり長い時間の事のように思われた
視界の端に移るその子の顔が見る見る青ざめていく、少なくとも俺にはそう感じた
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58 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 23:27:42.66 ID:s1lzYsi10
仕方ないなぁ、全く、○○ちゃんはおっちょこちょいなんだからぁ(笑)
ま、ここは俺が軽いジョークでサクッとフォローしてっと、、
などといういかにもラノベの主人公らしいような思考パターンをしている余裕も
そもそもそんな脳みそがクソガキにあるわけも無く
割と自分も突然の未対処ハプニングイベントにテンパっていた訳なのだが

気が付いたらグッとコップを握り締めていた
そしてやおらそれをグイと飲み干し、コップをそのまま天高く振りかざしながら
「ぼくはサーダーってキがヌいていた方ガ好キなんダヨネ!」と僕はドヤ顔でそう言った
見事に噛んでいた...
後の黒歴史である
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59 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 23:40:39.34 ID:s1lzYsi10
一瞬あっけに取られてポカーンとしていたその子だったのだが、幸いにも滑った事に対してか
それとも仁王立ちしてキメ顔している俺だったのか
少なくとも彼女の笑いのツボにはまったようだ
「・・・っぷ、クスクスク、あはははは」
初めて大きな笑った声と満面の笑顔を見た瞬間だった
ガチ本気モードの花澤香菜と勝負したら
それはもう大人気ない負け方をするのかもしれないが
不覚にもそのちょっと鼻にかかった、それでいて透明感のあるその声に
少なくとも俺はドキッとした
その後の事はあんまり覚えていない
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60 :名も無き被検体774号+@転載は禁止[]:2014/06/05(木) 23:52:32.09 ID:s1lzYsi10
そんなこんなで付かず離れずというか、時々思い出したかのように俺は出向き
そしてプチガキ大将気取りをしながら遊んでいた
大人しくて何でも言うとおりにするその子とは、ケンカなどは一切しなかったと記憶する
大概俺が先に提案し、その子はその後についてくる、そんな関係だった
そしてそれから1年半ぐらい過ぎただろうか、事件が起きた


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