- 音楽に興味ないのにDQNと厨二とバンド組むことになった話
335 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 01:59:08.10 ID:1ozs4HR80 - 海は青く、空は青く、>>328は続く。
そのあと、「最初数えた数とバンド数が合わない」と部長が慌てていた。 DQNェ・・・ 中二「さて、ベースどうすっか」 DQN「木曽なら呼んだらきそうwww」 きそがきそう・・・いやなんでもない。起訴も辞さない。 中二「そうはいかんw」 浜「でもじゃあどうするの?」 俺「今度こそ俺か中二がベースをするしかない。学校でだから楽器倉庫の借りられるでしょ」 浜「えっ?俺君ベースできるの?」 俺「ある程度ギターと接してきたし。難しいこと抜きにすれば多少はできるはず」 今なら。 浜「へー」 俺「そりゃ中二も同じだけど、やっぱギターは中二の方がいいし」 中二「そんなことないよ。俺君ギターでもおもしろそうだし」 DQN「たしかにwww」 俺「いや、察してくれ。学校でギター俺のみはつらい」 DQN「だから面白そうwww」 くそコイツはいつも他人事だからって・・・
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336 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 01:59:49.10 ID:1ozs4HR80 - ギー先「じゃあ、オレベースやろうか?」
俺「えっ」 中二「えっ」 DQN「えw」 え?なんだって? ギー先「知ってるだろ、オレ学校でバンド組んでないから」 ああ、確かにそうだ。そうだった。 ギー先「ちょうどこっちも困ってたんだよ」 あ、これ断れないわ DQN「えーwww」 と言うDQNに被せて中二が言う。 中二「マジすか!助かります!」 こうして文化祭では急遽ギー先がベー先になることになった。
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337 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:00:59.24 ID:1ozs4HR80 - 中二「いやだって断れないだろ!」
DQN「いやwwwないわーwww」 俺「うん。無理もない。それはホント無理もない」 中二「だよな!仕方なかったって!アレも先輩だし」 アレを先輩呼ばわりですか。あ、間違えた。先輩をアレ呼ばわりですか。 DQN「中二のベースと俺君のギターソロみたかったなーwww」 うん。それについてはギー先に感謝を。 中二「諦めろwもうやる曲も伝えたから」 俺「あー・・・文化祭かー・・・」 中二「なんでそんな文化祭いやなん?」 俺「ききたい?」 中二「多少興味はある」
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338 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:01:36.80 ID:1ozs4HR80 - 俺「マジか予想外。ききたくないって言われると思った。
まあ、どっちにしても教えないけど」 はっきりとした理由ないし。 DQN「なんでwww」 俺「文化祭の真実と俺がどれほど文化祭を嫌悪しているかということを 伝えるためにはそれなりの時間を要するからです」 中二「そこんどころは一理あるかもしれん」 DQN「なんでだよww素直に楽しめよww」 結局そこんところを二人に説いた気もするし、言わず終いだった気もする。 一言で言えば、なんかきらい。 もちろん、素直に楽しめない自分が悪いことは重々承知しています
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339 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:02:28.32 ID:1ozs4HR80 - 俺「ただいまー」
俺「おかえりー」 はあ、文化祭でライブか・・・ そんなことするためにギター始めたんじゃなんだけどなあ・・・ いや、元々確固とした目的があって始めたもんでもないけど。 すっかり固くなった指先をみて思う。 そういえば最近睡眠時間減ったなあ。 初心者の俺じゃ一曲弾けるようになるのにも長い時間が必要だ。 それを繰り返し繰り返し・・・徹夜したことも何度もある。 慢性的な眠気と疲労感はそのためだろう。 成績も、下から数えた方が早くなっちゃったし。 ちょっと、疲れた・・・ 新しく覚えなきゃいけない曲もあるけど、 今日は・・・ちょっと・・・ そのまま、布団に、横に、な、る・・・・・・・・・・・・
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340 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:04:03.09 ID:1ozs4HR80 - 目覚めると、とっくに学校が、一時間目が始まっている時間だった。
・・・あ、 ああ、またやっちゃった・・・ いいや・・・ちょうどいい。 今日は一日眠ろう。そしてまた明日から・・・ 次に目を覚ましたのは夕方の五時過ぎだった。 朝ごはんも昼ごはんも食べていない。 人には三大欲望というものがあるらしいが、俺の場合眠欲が一番強いみたいだ。 一階に下り、台所を漁る。何もない。 俺「ですよねー・・・」 夕飯作る面倒。気力、ない。 おれ、寝る。
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342 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:04:39.57 ID:1ozs4HR80 - 何時間経ったか、母が帰ってくる。
母「ただいまー」 俺「おかえりー」 母「いまから夕飯つくるけど、今日学校行かなかったの?先生から電話あったよ」 俺「寝過ごしちゃって」 母「遅れてもちゃんと行きなさい。自分で起きるの大変だろうけど」 俺「うん・・・」 母「休むならちゃんと連絡くれって。誰もいないんだからそれくらい 自分でできるでしょ?」 俺「うん・・・」 母「・・・明日は行きなさいね」 俺「うん・・・」 母「じゃあ、ご飯支度するから」 俺「なんか・・・手伝うよ」
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343 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:05:39.33 ID:1ozs4HR80 - 先生「昨日は、どうしたんだ?」
俺「いや・・・寝過ごしちゃって・・・」 先生「寝過ごしたったって・・・何時だ」 俺「10時?・・・くらいです」 先生「全部は無理でも間に合うじゃないか」 俺「いや・・・なんか、もういいかなって・・・ ほんとすみませんでした」 先生「なんだそれは連絡もよこさないでよ」 俺「すみません・・・」 先生「家の人は?」 俺「いつも俺が起きる頃には家にいなくて・・・」 先生「それくらい自分でできるだろ」 俺「・・・はい」 先生「次はないと思ってくれよ」 俺「・・・はい。すみませんでした」 みんなの前でその話をするのは罰ということか・・・ 周りの視線が痛い・・・ 仕方ないか・・・自分が悪い。こればっかりは。
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344 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 02:07:22.10 ID:1ozs4HR80 - >>341
ありがとう。その通りです。 寝る前にちょっと張りに来ました おやすみ
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345 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 07:56:47.81 ID:1ozs4HR80 - ラストまでの構成がなんとなーくですが頭の中にできました。
まだ終わりませんがね。 引き続き俺を見守ってくださると嬉しいです。
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346 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 07:58:11.89 ID:1ozs4HR80 - >>343つづき
中二「ということがあったのさ」 中二が今朝の話をDQNにしている。 DQN「寝坊してwwwもういいかなーてwwww」 俺「はは・・・言い訳も面倒だし・・・」 DQN「いいかなーてwwww」 なんかツボッたらしい。 DQN「さすがだよwww俺君wwwもういいかなーてwww」 うん・・・もういいかな・・・ 中二「朝も昼も喰わないで寝てたんだってw」 DQN「俺君マジそうりょwww」 僧侶だってもうちょい食べる。・・・たぶん。 そしてもっと早起きさんだ。間違いなく。
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347 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 07:59:00.06 ID:1ozs4HR80 - 俺「ちょっと疲れが溜まっててね。また今日から頑張るよ」
中二「最近俺君疲れてんのな。大丈夫?ちょっと最近詰め込みすぎたかな?」 そうかもしれない。 俺「そんなことないよ」 DQN「頼むよwww文化祭もあるんだwww」 中二「無理はすんなよ」 うーん・・・ 俺「うん」 それこそ無理だ。無理しなきゃ、できないんだよ俺はヘタなんだから。 なんてな。バンドが楽しくて他がおろそかになってたよ。 それを実感するいい機会だった。
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348 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 07:59:50.83 ID:1ozs4HR80 - 実は二回目のあともちょいちょいライブはあった。
それもなんやかんやして過ぎ、文化祭も着々と近づいてくる。 今日はギー先改め、ベー先を含めてのスタジオ入りだ。 中二「どうすか?曲、できました?」 ギー先「うん、まあ、一応一通りやってはきたよ」 ちょっと不安になる言い回しですね・・・ DQN「さすがwベースもこなすイケメン先輩www」 ギー先「ベースは大したことはできないよ」 浜「でも、すごいですよ!ベースもできるなんて」 ・・・・・ ギー先「そんなことないって」 中二「じゃあ、ちょっくら合わせてみますか」 何度もやってきた曲を合わせる・・・。 ジャーーーン 俺「うん。別に問題ないんじゃない?」
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349 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 08:00:42.83 ID:1ozs4HR80 - 中二「なんだ!バッチリじゃないっすかw」
ギー先「そうでもねえよw」 浜「そんな、できてますよ。こんな短期間ですごいです」 ・・・・・ DQN「もう別にやることなくね?www」 中二「そうですね・・・」 DQN「なんでオレにも敬語なってるwww」 中二「ミスった!!紛らわしいんだよお前!」 俺「じゃあ今日はどうしましょうか?」 中二「お前はわざとだ・・・ですよね?」 DQN「とりあえずもっかい合わせてみます?www」 浜「それがいいと思います」 ギー先「みなさんお上手ですよね」 中二「先輩はやらなくていいよ!」 ギー先「敬語使えよ先輩だぞ」 中二「ああっ!お前らが変なことするからぁ!すみません!」 DQN「おい中二〜www」 ギー先「お前は割といっつもタメ口だろ」 DQN「そんなことないっすよwww敬意を持ってますwマジリスペクトwwww」 ギー先「ぜってー嘘だろ・・・」 俺ギター「ピロピロピロピロー」 中二「あ、俺君トリルできるようになったんだ」
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352 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 16:16:45.40 ID:1ozs4HR80 - >>351
まあ彼を中二と呼ぶ由縁ですからね。これでも中二語録はかなり削っていますが それっぽさが伝わっているのなら俺も満足です
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353 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 16:18:41.62 ID:1ozs4HR80 - 海がしんだって、山がしんだって、私がしんだって、
>>349はつづく。 あとは前日までスタジオ練習は必要ないということで話がまとまった。 スタジオ練習の帰り。 中二「文化祭は楽勝そうだなw」 DQN「ちょろいちょろいwww」 俺「演奏はそうだねー」 中二「まあ、ベースは木曽の方うまいけどな」 ここだけの話、といった具合で中二は言う。 DQN「ったりめえよwww」 俺「そりゃ、ギー先も本職じゃないし」 中二「ま、そうだよな」 俺「協力してくれるんだから、感謝しなきゃ」 中二「・・・だな。」 DQN「俺君ギターソロしなくて済んだからwww」 俺「ち、違いますーっ!」 中二「まだ敬語続けてるのかよー」
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354 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 16:19:58.07 ID:1ozs4HR80 - 前日の練習も問題なく終えた。不安要素はない。演奏においては。
そうしてついに、文化祭襲来。 第一関門のクラスノダシモノをなんとか突破し、 自由時間が発生する。 すでに俺の精神はガリガリ削られた。 くっ・・・ここまでか・・・ 中二「どこいくよ」 俺「そうねー」 DQN「お二人さんwwwデートですかwww」 やはりDQNもきたか。 中二「あwやっぱそうみえます?wって違うわ!w」 DQN「wwwナイスwww」 中二「軽音部の番までどっかで暇潰そうと思って」 DQN「適当に回ってみるかwww」
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355 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 17:21:54.73 ID:1ozs4HR80 - 屋台だの、カフェだの、いろんな店が出ている。
大変な賑わいだ。これぞ高校生の、文化祭の醍醐味。 こうやってみんな青春のパズルのピースをまた埋めていくのだ。 俺はそれを右から左へ受け流す。 全スルー。 クオリティはたかが知れてるし、そんなのに金払うのアホラシ。 どうせ学校にいくらか流れてんだろ。 とか考えちゃうの。私いけない子・・・ いや、DQNとかはなんか買ったりしてたけど。 俺にできるのは二人の気分を害さないことだ。 DQN「俺君なんか買わないの?www」 俺「うーん!なかなかいいの見つからなくてねー」
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356 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 17:22:28.88 ID:1ozs4HR80 - 一回りしても時間が余り、かなり早かったが控室に来てしまった。
中二「出番まで暇だなー」 と言い、中二は控室に置いておいたギターを出す。 ギター「チャーーン」 アンプを通さないとは、情けない DQN「なんか弾いてwww」 中二「そうだなー・・・じゃあイントロクイズ!」 DQN「いいねいいねwww」 俺は答えられそうにない。そっちの知識ないし。 俺は俺でギターをいじりだす。
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357 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 17:24:05.37 ID:1ozs4HR80 - 気が付くと夕暮れのサンセットが窓からトワイライトしていた。
・・・・・またいつの間にか眠っていたようだ。 日が射してまぶしい・・・これで目が覚めたのか 文化祭で寝ちゃうとか・・・俺って異端www?なんてな。 あれ?中二とDQNがいない。携帯を開く。 「またちょっくら回ってくるわ」 「今木曽にあった(笑)アイツ来てたわ(笑)」 「俺君も起きたら来いよ〜!」 以前、ずっと一緒にいると嫌でもいろいろわかってしまう。 なんてドヤ顔で中二に語った気がする。 ・・・それは俺にも言えたことだってのに。 あの二人だって、普段あんなんでも・・・ 俺があまり満喫してないのに気が付いて、ここに来た。 俺が疲れていることを案じて、起こさなかった。 何やってんだか、俺は メールにある場所に向かう。
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358 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 17:24:56.85 ID:1ozs4HR80 - 俺「おっ!木曽もいるじゃん!」
中二「おう!起きたか俺君!」 俺「よく寝たよ!完全復活!」 DQN「文化祭で寝てんじゃねーよwww」 俺「ごめんー!」 木曽「本当に寝てたのかよ!」 中二「だから、寝息かいてたって言ったじゃんw」 俺「えっ!?嘘?ほんと?」 中二「嘘と言いたいがほんとだよw」 DQN「おもしろかったからおいてきたwww」 なんかさっきのは、俺の勘違いの気がしてきた。 木曽「しっかりしろよ!ライブあんでしょ!」 俺「木曽こそ、いいの?俺達といてさ。本当はさ・・・」 木曽「いいのいいの!きたはいいけど暇だったんだ」 俺「そーなのかー」 そのあと、むちゃくちゃブラついた。 飲み物も、食べ物も買った。ちょっと高かったけどね。
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359 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:09:27.18 ID:1ozs4HR80 - 個人的には文化祭にあまり思い入れがなくてイマイチ盛り上がりに欠ける
さらっといっちゃいましょう! >>358つづき 中二「じゃ、そろそろライブだからさ」 木曽「おう!オレの分もしっかりやってきてね」 DQN「まかせとけwww」 俺「仇はとるよ」 DQN「なんのだよwww意味わからんwwww」 やるからには、やるよ。 今度こそ、控えると言う理由で控室に向かう。 控室にはほかのバンドも集まっていた。 と、誰かと話し込んでいたギー先がこちらに気づく。 ギー先「おっ!きたか!」 中二「今日はお願いします」
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360 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:10:01.91 ID:1ozs4HR80 - シルバースプーンver.ハイスクールの出番が近づいてくる。
中二「まだ来ないのか浜は」 俺「メールしてみよう」 中二「いましてる」 DQN「どうせ、時間わかんなかったー!とかだぜwww」 ギー先「あの子そんなんなのw」 DQN「意外とポンコツっすよwww」 ギー先「ポンコツではないだろw」 数分後、浜が急いでやってきた。第一声は・・・言うまでもない。 ギー先「ポンコツだったね。しっかりしてよw」 浜「ポ・・・?ごめんなさい」 中二「さて!いっちょ学校の連中ビビらせてやりますか!」
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362 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:12:04.41 ID:1ozs4HR80 - 俺「なにそれかっこいい」
ほんとにビビるかは置いといて。 DQN「いいこと言うねwww」 浜「よし!緊張してきた」 ギー先「今日だけはオレもシルバースプーンってことで」 いつものように円陣を組み、手を重ねる。 中二「いくぜ!ウェーイ!!!」 DQN「ウェーイ!」 俺「ウェーイ」 浜「ウェーイ!」 ギー先「おお・・・ウェーイ!」 おうおうもうどうとでもなれや。 どうせ誰も俺を気に留めやしないんだから!!! ここで死に花咲かせてやるよ。 いままでの駄目な自分のな
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363 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:12:43.91 ID:1ozs4HR80 - ステージに立つ。
ここにいるのはいつもの共演バンドでも、音楽通な客でもファンでもない。 ド素人の一般市民だよ!なにを縮こまる必要がある。 お前ら全員カボチャ以下だ。恐れるに足らん。 DQN「どうもwwwみなさんこんちわwwシルバースプーンですww!」 浜ドラム「ドンドンドンドンドンドン!」 客を煽る浜ドラム。 DQN「今日は来てくれてありがとうございます!w」 中二ギター「ジャーーーーーーン」 言葉を締めるように中二がギターを鳴らす。 DQN「では!一曲目いってみたいと思います!!」 さあ、はじめよう。駄目な自分退治。節分で言うわるいオニさんね。 鬼は外、福は内。 音出すと、ドラム打ち。 からむ音、気持ちいい。 鬼さんこちら。手の鳴る方へ。 返り討ちにしてやるよ DQN「無限大な夢のあとの やるせない世の中じゃ そうさ常識 はずれも悪くはないかな Stayしそうなイメージを染めた ぎこちない翼でも きっと飛べるさ On My Love」 なんてな。
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364 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:13:48.20 ID:1ozs4HR80 - 高校の文化祭の盛り上がりなんて、信用できない。
とりあえずノってけノってけwwwてな具合で、内心知れたもんじゃない。 でも、今日はそんなことどうでもいい。今日の私は、ちょっぴりエゴイスト。 今日は、自分たちが満足いったなら、それでいい。そう。それだけ。 完全燃焼なんだろ?そうなんだろ? 他の人が俺をどう思おうが、どんなに友達がいなかろうが、理解者がいなかろうが、 俺の居場所は、ここにある。 中二とDQNがいる。・・・浜と木曽もいる。 うーん。重い。 ちょっとかっこつけて言い過ぎた。そこまで盲信してないっす。 とにかく、そんな感じだ。 DQN「ありがとうございました」 頭を下げる。深々と。 「お前らカボチャ以下。」等の数々の失言、謹んでお詫び申し上げます。 しかしあれは一部を切り取られた報道でして・・・実際の意味としましては・・・ 中二「いくぞ、俺君。」 俺「あ、うん」
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366 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 18:20:31.62 ID:1ozs4HR80 - こんな具合で、俺の一年の文化祭は終わる。
それは、なにかあったような、なにもなかったような。 たのしかったような、たのしくなかったような。 つかれたような、つかれてないような。 でも間違いなく、何かをした。 そんな文化祭だった。 思い返せば、砂漠のオアシスのような、遠く、不確かな思い出。 そして僅かに時は流れ、物語は秋へ・・・
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367 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 19:03:32.81 ID:1ozs4HR80 - 俺の高校一年生を起承転結に分けるとちょうど、
春が起、夏が承。そしていよいよ秋の転となりました ここまで>>1からお付き合いくださっている方がおりましたら、 ひとまずここでお礼を言わせてください。ありがとうございます。 途中ダレたりもしますがこれからもダラダラとレスしていきます。 気が向いたら、聞きにおいでよ音楽に興味ないのにDQNと厨二とバンド組むことになった話。
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- 音楽に興味ないのにDQNと厨二とバンド組むことになった話
372 :音無 ◆Qa6S.QUgqI @転載禁止[]:2014/05/25(日) 21:20:57.57 ID:1ozs4HR80 - 皆様ありがとうございます。
秋は今までと少しだけ違う語り口になりそうな気がするので前置きさせて頂きました
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