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名も無き被検体774号+
お題をもらって小説をかくスレ
3ヶ月付き合った彼女に浮気されたんだが
佐村河内に気付かれない程度に発言をするスレ
今よりレベル高い彼氏に告られちゃった( ・´ω・`)
角栓浮き出てる苺鼻奴ってブラックライト当てたらどうなんの?
小説書いてる奴ちょっと来い
初めて彼女出来たんだが何話したらいいのかわからん
お前らが勘違いしてるみたいだから教えてやるよ
2ちゃんいつも思うけど新参多くない?

書き込みレス一覧

お題をもらって小説をかくスレ
120 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 19:42:40.03 ID:vwOBRSG70
誰かいるんかな……

スマホと言う存在

僕はスマートフォンって奴が大嫌いだった。現れた瞬間から瞬間から何か気に食わなかった。
友人が持っているのを見るのは良いが、自分で持とうという気には全くならない。
何故だかは解らない。理由がないってことは所謂本能って奴なんだろう。
これはこんな僕がスマホを買うまでの紆余曲折を描いた、なんでもない話だ。
お題をもらって小説をかくスレ
121 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 19:51:23.98 ID:vwOBRSG70
始まりは僕が高2の夏だから、2021年の話だろう。スマートフォンの普及率が80%を超えて、
周りの奴らはみんなスマホ。僕だけがガラケーで、クラスから浮き始めた。
「お前だけガラケーだよお前いつスマホ買うの?」
「不便じゃねーの?」
そんなことを言われたって僕はスマホが嫌いだし、持ったことがないから不便だとも思わない。
友達と連絡がとりたいならメールで十分だし、ネットがしたいならパソコンを使えば良い。
そのころの僕にはそもそも、スマートフォンという奴の必要性すら感じなかったのである。
お題をもらって小説をかくスレ
124 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:03:06.89 ID:vwOBRSG70
でもそんな僕に変化が生じた。まあ学生らしい、至極バカらしい理由で、スマホが欲しくなったのである。
簡単にいうと、僕は恋をしたのであった。その女の子は同じクラスの久慈瀬りほといって、身長の低い、笑顔のかわいい子だった。
そんな久慈瀬さんが、こういっているのを耳にしてしまったのである。
「いまどきスマホを持ってない男は論外」であると。
当時の僕はいたくショックを受けた。というのもそのときクラスの男子で(学年でも、学校においてもおそらくそうだろうが)『いまどきスマホを持ってない』
奴なんて僕しかおらず、要は『お前は論外だ』と言われたのに等しかったからだ。
僕はそのとき悩んだ。人生今まで僕は26年生きてきたが、その中で一二を争う悩みぶりだろう。
僕はそのとき揺れた。久慈瀬さんを好きな気持ちと、スマホを嫌いな気持ちとの間で揺れ動いた。
そして大体三ヶ月揺れに揺れて悩みに悩んで、僕はある結論を出した。
お題をもらって小説をかくスレ
126 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:18:46.80 ID:vwOBRSG70
>>123頑張ります

結論から言ってしまうと、僕はスマホを『克服』することにしたのである。
とはいってもどうしたものかさっぱり解らない。というわけでとりあえず友達のスマホを借りてちょっと使ってみたり、
携帯のショップでスマホを漁ってみたり、兎に角僕の思いついたものをひたすら実践してみた。
その結果として僕はスマホを克服したのだ(半年かかったが)。早速スマホを買ってもらった。
そのころには僕も久慈瀬さんも三年生に昇級しており、無事同じクラスにはなれたもののクラスはすっかり受験モード真っ盛り、恋愛沙汰の取り付く島もない状態だった。
だが僕はそのとき、これはチャンス到来だ! と思ったのである。
久慈瀬さんも受験生なのだから、今は彼氏もいない筈だと、僕は心の中で高をくくっていたのだ。
しかも三年とはいえ四月。受験の追い込みシーズンまでにとりあえず言質をとっておけば、合格後にいちゃつけると愚かにも決め付けていた。
というわけで、もうお察しかと思うが、僕は華麗に、且つ秀麗に、尚且つ一瞬で玉砕した。
「あ、私彼氏いるんで」の一言で振られてしまった。慈悲とか思いやりの成分はゼロであった。
この一件以来、僕はスマホがトラウマになってしまい、触ることもできなくなった。今思えば酷い豆腐メンタルである。
しかし僕はこの悲しみをばねに勉強に励み、見事第一志望の国立大学に進学した。
そこで第二の変化が生じる。
お題をもらって小説をかくスレ
128 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:31:45.74 ID:vwOBRSG70
第二の変化が起きたのは大学入学直後だ。
そのころの僕は所謂燃えつき症候群で何も手に付かない状況だった。
そこでふと思いつき、今まで暫く触っていなかったスマホを手にしたのだ。
そしてその当時流行っていたゲームをダウンロードし、講義に出席するのもそこそこに、それに熱中した。
気が付けば単位を落としていた。親からの仕送りの大半を課金に使った。
事態が手遅れになるまで進行しているのに気づいたのは最早秋も深まったころだった。
大学に行く気に全くならなくなったので、僕は大学を辞めた。
そして僕は、ゲームに課金するためにフリーター生活を始めた。
どんどん生活の志は低くなり、バイトをしているときと近くにある銭湯に行くとき以外はスマホでゲームをするようになった。
この自堕落の生活の中で、僕は自分自身に大きな変化が生じているのに気付いた。
スマホを触るのに全く抵抗がなくなっていた。それどころか、スマホを手放すのが怖くなった。
お題をもらって小説をかくスレ
129 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:50:10.84 ID:vwOBRSG70
これでは駄目だ。そう気付いて、僕はせめてバイトだけはと、真面目に働いた。
ある日店長に呼び出され、ある話をされた。
僕を正社員に登用する、と言うのである。
無論正社員とバイトでは待遇が全く違う。僕はその話を受けることにした。
それが2025年、21歳のことだった。
そのころも僕はゲームに夢中だった。親からの仕送りも含め、月に5〜10万は課金をしていた。
就職するならば親に連絡が必要だろうと思い、僕は実家に帰ることにした。だがここで第三の変化が生じる。
大体の察しはつくだろうが、勝手に大学を辞め、仕送りをゲームに注ぎ込み、しかもそれを親に全く知らせていなかった僕は、こっぴどく叱られてしまうのである。
親は携帯を解約しろと言った。僕は全力で、それだけは、それだけはと懇願した。まるで小学生のようなバカさ加減である。
結局親は僕が折れないと感じたのか、次に課金をしたら携帯を叩き壊して二度と与えない、勝手に契約するのも許さない、と言った。僕は渋々それに応じた(誓約書を書かされた)。
これで僕のスマホとの距離は正常なものとなった。成人を過ぎて親に性根を叩き直されるなど甚だ情けないが、僕は小さいころから痛い目に遭うまで懲りないたちだったのである。
そこから後は特に記すべきこともない。25歳のとき、つまり去年結婚したことぐらいだ。
僕はスマホという存在をすばらしい文明の機器だと思うが、同時に畏怖すべき存在であるとも考える。
使う人次第によって人をも滅ぼす恐ろしいものであると酷く身にしみて実感した。二度としない
あぁ、みんな。どうか僕のようにはなるな。

END
お題をもらって小説をかくスレ
130 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:52:54.82 ID:vwOBRSG70
すいませんミスです
一番最初、買うまでの紆余曲折とかいってますが、嘘つきました
スマホに関するエピソード、くらいで脳内補完してください
厨房の書いた拙い文章なんで、細かいミスは気にしないでやってください
3ヶ月付き合った彼女に浮気されたんだが
9 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 20:57:50.27 ID:vwOBRSG70
彼女の家の前でこれやって来い

まず全裸になり
             (  : )
        ( ゜∀゜)ノ彡
        <(   )
        ノωヽ

 自分の尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき
           从
       Д゚  )  て
        ( ヾ) )ヾ て
           < <

      人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人
    Σ                           て
    Σ  びっくりするほどユートピア!        て人__人_
    Σ         びっくりするほどユートピア!      て
     ⌒Y⌒Y⌒Y)                          て
             Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 _______
 |__       ヽ(゜∀゜)ノ
 |\_〃´ ̄ ̄ ヽ..ヘ(   )ミ
 | |\,.-〜´ ̄ ̄   ω > (∀゜ )ノ
 \|∫\   _,. - 、_,. - 、 \ (  ヘ)
   \   \______ _\<
    \  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
      \||_______ |

これを10分程続けると妙な脱力感に襲われ、解脱気分に浸れる
3ヶ月付き合った彼女に浮気されたんだが
11 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:01:02.30 ID:vwOBRSG70
>>10
待たれても困るわww

よし、やってこい
佐村河内に気付かれない程度に発言をするスレ
2 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:11:56.35 ID:vwOBRSG70
僕「ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!シ、シエスター!!アンリエッタぁああああああ!!!タバサァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け! 」

佐村河内「……」
今よりレベル高い彼氏に告られちゃった( ・´ω・`)
3 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:18:40.51 ID:vwOBRSG70
釣りだよな……?
角栓浮き出てる苺鼻奴ってブラックライト当てたらどうなんの?
2 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:23:02.79 ID:vwOBRSG70
マジレスすると爆発する
3ヶ月付き合った彼女に浮気されたんだが
31 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:32:21.87 ID:vwOBRSG70
>>28
よっしゃ
小説書いてる奴ちょっと来い
1 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 21:44:23.09 ID:vwOBRSG70
文章力ってどうやったら上がるか教えて
初めて彼女出来たんだが何話したらいいのかわからん
3 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:08:26.00 ID:vwOBRSG70
共通の趣味を作れ
小説書いてる奴ちょっと来い
3 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:13:14.64 ID:vwOBRSG70
>>2
極論はそうかもしれないけど
たくさん文章書いたら慣れるじゃん?
スポーツと同じで
小説書いてる奴ちょっと来い
5 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:14:49.98 ID:vwOBRSG70
>>4
他人がどう考えてるのかを知りたいの
お前らが勘違いしてるみたいだから教えてやるよ
4 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:15:53.22 ID:vwOBRSG70
じゃあ薄毛
小説書いてる奴ちょっと来い
7 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:20:01.08 ID:vwOBRSG70
>>6
なるほど
>>6は誰の本をよく読む?
小説書いてる奴ちょっと来い
10 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:25:41.49 ID:vwOBRSG70
>>9
その人ってホラー系書いてる人?間違ってたらすまん
興味わいたから読んでみる
小説書いてる奴ちょっと来い
13 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:28:00.81 ID:vwOBRSG70
>>11
分析ってどんな風に?
お前らが勘違いしてるみたいだから教えてやるよ
12 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:33:22.11 ID:vwOBRSG70
髪の毛がk本しかない人をハゲと仮定すると、
k(本)=ハゲという式が書ける これを(ア)と置く
ここでこのハゲに髪の毛を1本生やしてみると、このハゲの髪の毛の本数はk+1本となる
しかしハゲに髪の毛が1本増えたとしてもハゲはハゲである
つまり、この場合の数式は
k+1=k である
これを数学的帰納法で考えると、
k+2本=k、k+3本=k、…、k+n=kと書ける
このk+n=kを(イ)と置く
(ア)(イ)より、
k+n=ハゲという方程式が導き出せる
人間の髪の毛の本数の範囲は
0<髪の毛<n
以上の結果より、この世界の全ての人間はハゲである qed
小説書いてる奴ちょっと来い
15 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:35:13.47 ID:vwOBRSG70
>>14
最近はパロディの塊みたいなラノベが糞ほど出版されてるからそれよかマシ
小説書いてる奴ちょっと来い
18 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:41:39.89 ID:vwOBRSG70
>>17
すっげー!!
五万本以上作品書いたってこと!?
速筆&ネタ量やばすぎだろ
2ちゃんいつも思うけど新参多くない?
4 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:44:28.34 ID:vwOBRSG70
lv40の奴はもうこの世に
>>1と
たかしと
たかゆきしかいないんだよ
小説書いてる奴ちょっと来い
23 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:46:37.94 ID:vwOBRSG70
>>20
一応書いてるんだが何か上手く書けるようになった気がしない
他人に読んでもらったほうがいいんかな?
小説書いてる奴ちょっと来い
24 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:48:06.16 ID:vwOBRSG70
>>19,21
知ってるよそんくらいww
>>22
前者はまぁやってるが後者は参考になった
ありがとう
2ちゃんいつも思うけど新参多くない?
11 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:50:56.70 ID:vwOBRSG70
>>6

なぁ
そろそろ貴様に言わなければならないことがあるんだ。
俺も今日まで言うべきかどうか悩んだ。
言わなければお前も俺も普通の生活を続けていくことができる。今までどおりにな。
だが、やっぱりそれじゃだめなんだ。偽りのなかで生きていてはだめなんだ。
それに、もう時間がないんだ。
今、俺はお前に真実を告げる。

2ちゃんねるを

見ているのは

ひろゆきと

俺と

お前だけだ。

驚いたか?当然だよな。だがそれが真実だ。
辛かったぜ。お前が2ちゃんを見つけるずっと前から、
俺は何十台ものPCに囲まれ毎日2ちゃんを保ってきた。
だから、あの厨房も、あのコテハンも、すべて俺だったんだ。
お前が初めて2ちゃんを見たとき、俺は人生であれほど嬉しかったことはなかったぜ。
時には心苦しいながらもお前を叩いたりもした。許してくれ。
と、今話せるのはここまでだ。もうすぐすべてを知るときが来る。
そのときまでに、心の準備をしておいてくれ。
小説書いてる奴ちょっと来い
28 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:55:12.62 ID:vwOBRSG70
>>25
このスレでちょっと晒してもいいかな
小説書いてる奴ちょっと来い
31 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 22:58:00.19 ID:vwOBRSG70
>>27
結構書いたわ
4つくらい?かな
即興だからしょぼくて恥ずかしい
小説書いてる奴ちょっと来い
36 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:02:47.85 ID:vwOBRSG70
 序

 首相、峰 竜一の携帯電話にメールの着信があった。
『もう七日しかない』
どこからのメールだろう、と峰は思った。
メールアドレスは日本のドメインではあるがアットマークの前もあとも支離滅裂で、人のものではないかのようだった。
差出人不明のメールは詐欺等の可能性があるから返信はしない方が良い、と峰は常識的に解っていたが、このメールには峰の心に少し引っかかるものがあった。
 そしてまた、着信。
『リミット七日…解除するための方法を添付する。起動せよ』
その下にはファイルが添付されており、どうやら何かのプログラムのようだった。
これが『解除するための方法』なのだろうか。
「まあ…開いてみるか」
無用心かもしれないが、恥ずかしながら、峰はこれにかなりの好奇心を抱いていた。
そして、何か惹きつけられる魅力、といった感じのものが、それにはあった。添付ファイルを開く峰。
 ファイルの展開が始まり、『暫くお待ちください〜Now Roading』の文字が表示される。
峰はこの時間をひどく不快に思っているようで、あからさまに苛立った素振りを見せ、挙句首相らしからぬ舌打ちさえする始末であった。
 物思いの表情をする峰。この表情を見せるとき、彼は呼吸を緩やかに整えつつ、
血圧を自分の中でゆっくりと、ゆっくりと下げていく、といった行動をとる。
それをすることにより、ストレス社会のストレス仕事を乗り切っているのだ、彼は。
 そして峰は携帯電話の液晶画面を眺めた。
この携帯電話は銀色をしていて、峰はこれをかなり気に入っていた。
五十八という年の割に(首相ということを鑑みると若い方ではあるが)かなりの新しい物好きの峰は、
多機能であらば多少操作が煩雑であっても構わない、といい、
もう一つのものとかなり悩んだ上でこちらを購入したようである。
 ファイルの展開がようやく完了した。『THE SEVEN-DAYS END PROGRAM』という名前のプログラムである。
峰はメールの続きに書いてあった、そのプログラムの概容を見ていった。


おらよ
小説書いてる奴ちょっと来い
37 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:03:46.26 ID:vwOBRSG70
健やかヘッドバンギング

俺がそいつに遭遇したのはもう2年前の話だろうか。
そのときのことは今も鮮明に覚えている。

2年前のとある街角……
俺はしがないバンドを結成し、友人たちと馬鹿馬鹿しくも楽しい毎日を過ごしていた。
そんなある日の街角…ライブハウスに向かう途中だった。
その日は少し憂鬱だった。空はどんよりと雨も降りそうで、俺の心中をそのまま映し出したかのようだった。
だから俺はいつもより少し重く感じるギターを担ぎつつ、ゆっくりと歩を進めていた。
そんな時だ。
「ヒャッハァー!」そう景気のいい声が聞こえ、俺はとっさに振り向く。
いかにも世紀末な格好をした男が、いた。
いたという表現では物足りないぐらい、強烈な存在感を放つそいつは、コンビニから出てきたところらしく、袋を左手に提げていた。
そいつはその袋から野菜ジュースの紙パックを取り出すと、「ヒャッハァー!」とこれまた景気良く叫び、
あっという間にそれを飲み干した。
俺はポケットから携帯を取り出し、いつでも通報できる態勢を整えた。
するとそいつは、近くにいた男のバイクのサイドカーに乗り込み、「ヒャッハァー!」とみたび叫んだ。
するとバイクに乗っていた男はバイクを発進させ、そいつはヘッドバンギングをしながら、颯爽と走り去った。
俺が呆気にとられていると、バンド仲間からメールが来た。
さっさと来いとのことだったので急ぐ。

そしてライブハウスに到着したわけだが、目の前についさっき見たバイクが止まっている。
(まじで?)
嫌な予感しかしなかったが、仲間に急かされていたので中に入ると。
いた。
奴が。
ヘッドバンギングをしながら、これでもかと言う高音でメタルを歌いながら。
「おう来たか、おせーよ」と友人の只木。
「わりー」
と俺が言うと、仲間は笑って許してくれた。
「ところでさ」
「なんだ?」これは村那。
「今歌ってるやつなんだが」
大声で言う。
「あー、何か異常に上手いな」と村那。
「あいつさ、さっきコンビニの前であった」
「マジ?」只木。
「マジマジ。あいつさ…」コンビニ前での出来事を話す。
一同無言。まあ当たり前か…と思っていると村那が、
「……それアイツ、歌う前にもやってた」
今度は俺の絶句。
「何の儀式だよ…」
「知るか」
と村那がいった刹那、歌が止み、
「聴いてくれてありがとおおおおおおおおおおう!」
と奴が言った。
「てめーら全員気になってるんじゃねーかと思うが、歌の前のあれは健康法だぜええええええ!」
ハウリングがおきる。
「野菜ジュースを飲んだ後頭を振ると野菜ジュースが頭の中に充満して健康になれるんだ!みんな今日は覚えて帰ってくれよな!」
直後爆笑が起こる。
「待ってwwwあいつwwwwwwwwww最高じゃんwwwwwwww」
村那も只木も新羅も手尾も爆笑する。
おれはそのとき、とある単語が頭の中に浮かんだ。
呟く。
「……健やかヘッドバンギング」
人生の思い出なんて、大概こんなくだらねーもんなんだろうな、とか俺はこの一件以来ずっと思ってる。
小説書いてる奴ちょっと来い
38 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:04:18.80 ID:vwOBRSG70
近距離バスケ

「勝負は一瞬……ッ!」
相手との距離は1メートル。残り時間は30秒。点差は一点。
敵のフォワードは匙原。県内屈指の選手だ。
一方俺はベンチには入ったものの今の今まで出番のなかったヘボ。
うちのナンバーワンが相手選手との接触で負傷、代わりに俺が第四クオーターの
最後の最後に出ることになった。
「ここで抜かれたら終了だ……」
相手はあの匙原だ……うちのディフェンス力ではもうとても止められないだろう。
「ここが、正念場だぜッ!」
言ってしまえば右か左のどちらかしかない……この場面でパスを出すような選手ではないからな……
そもそも匙原と相対しているのはヘボい俺、他は実力的に互角のマンツーマン。
「穴は俺だ」
隙が唯一あるとしたら俺しかないだろう……
残り20秒。
「そろそろ攻めてくるか……?」
匙原が動く。
「右…いや、左だッ!」
左に重心を置く。
「残り16秒ッ!」
匙原が移動したのは……右。
「しまった、フェイクかッ!」
咄嗟に右へ跳ぶ。もう間に合わない。
匙原がシュートを決めに……
「行かせるかよ」
試合に出られない俺の鬱憤を……この刹那の爆発力に変換するッ!!
「おおおおおおおおおおおおお!」
「あああああああああああああ!」
俺の手が匙原の持つボールに触れる。
「残り11秒ッ!」
「もう一押し…足りないッ!」
匙原がニヤリと笑う。
「おおおおおおおおおおおおお!」
「あああああああああああああ!」
俺の力は……まだ残っている…
「おらぁッ!」
ボールを左手で右方向へ!
弾き飛ばすッ!
「残り7秒ッ!」
てんてんと転がるボールはコートの外側へ……出るッ!!
「アウトオブバウンズ!白ボール!」
「残り6秒」
そしてボールがコートの中に投げ入れられ、試合が続行される。
しかし匙原の最後の攻めが途絶え、勢いを失った相手は……
「試合終了ゥ―――――ッ!」






……夢か。
小説書いてる奴ちょっと来い
39 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:05:09.17 ID:vwOBRSG70
シベリアの涙

あたしはシベリア。平凡な町娘。お父さんはパン屋さんで働いてるの。
お母さんはそんなお父さんが大好き。毎日とっても仲良しなの。
あたしはそんなお父さんとお母さんが大好き。毎日とっても楽しいわ。
でもね、ときどきどうしようもなく悲しくなって、泣いちゃう時があるの。
そんなときはお母さんが、優しく慰めてくれるわ。
毎日、ずっと、こうやって幸せな日が続くと信じてた。

ある朝あたしが起きてお母さんに、今日の朝ごはんはなあに?
って訊こうとしたら、お母さんがいないの。
あたしはお腹が空いたから、お父さんの働いてるパン屋さんへ行ったの。
お父さんはとっても朝早いから、朝お父さんに会う事はあんまりなくて、なんだか新鮮だと思ったわ。
パン屋さんに着いたら、店長のオイミャコンさんがあたしに挨拶してくれたの。
だから、お父さんに会いに来たの!って元気に言ったわ。
そうしたらオイミャコンさんは、シベリアちゃんのお父さんは今日お休みだよ、って言ったの。
でもおうちにいないよ、お母さんも……って言ったらオイミャコンさんは、
なんだか難しそうな顔して、黙り込んじゃったの。
だからあたしは、どうしたの?って訊いたわ。
そうしたらオイミャコンさんは笑って、なんでもないよ、パン食べるかい?焼きたてだよ、って言ってくれたの!
あたしはうん!って言って、パンを食べさせてもらったわ。とってもおいしかった!
パンを食べ終わったころにオイミャコンさんは、いったんうちへお帰り、お父さんとお母さんが
いるかもしれないよ、って言ったの。
だからあたしは、うちに帰ったの。でもお父さんもお母さんもいなかった。
あたしは半べそでパン屋さんへ戻ったの。途中、世間話をしている人があたしを
見るとひそひそ話をしていたの。なぜかしら?
そのあとオイミャコンさんのお店で夕方までお邪魔させてもらったわ。
お父さんとお母さんも心配だけど、一人でおうちにいるのは怖かったもの。
オイミャコンさんが店じまいして、おうちまでついてったげる、って言ったの。
あたしは、オイミャコンさんは優しいなあ、って思ったわ。
でもね、やっぱり、お父さんもお母さんもいなかったの。
おうちには相変わらず誰もいなくて、あたし、寂しくて泣き出しちゃった。
オイミャコンさんはあたしを慰めてくれたけど、それでお母さんを思い出しちゃって、
余計に大泣きしちゃった。
なんで?どこへ行っちゃったの?

お父さん…
お母さん……
あたし……
寂しいよ……
小説書いてる奴ちょっと来い
40 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:06:10.42 ID:vwOBRSG70
卒業アルバム

「あーーーーーっ…」
卒業アルバムのページをめくる。めくるたびに俺の痛かった中学時代の記憶が心の根底から掘り起こされ、
「あーーーーーっ…」
溜息が出る。
「そういや人前に着ていけるような服引っ張り出しとかねーとな…」
俺は明日中学時代の同級生との同窓会に行くことになってしまったのである。
「暫くスーツしか着てねーしな……私服なんてどこにしまったかな」
流石にジャージはまずいだろう。
「つーか何で俺こんなもん引っ張り出してきちまったんだろう」
同窓会の誘いの手紙が届いたとき、不意に懐かしくなってこの卒業アルバムを探してしまったのだ。
まさか俺も、見つけられるとは思っていなかった。
「あーーーーーーーーーっ…」
今までで一番大きい溜息をつく。
「そういや」
俺はふと、
「最後のページに寄せ書きとか書いたっけな」
思い出す。そしてぱらぱらとページをめくり、最後のページを開く。
そこには懐かしい名前がびっしりと埋まっていた。
「うわぁ……っ」
「笹城に素滝……臣田も懐かしいなー」
そいつらは中学時代俺が一番親しくしてたアホどもで、それぞれが各々に一生親友だのカッケーことを書き連ねている。
「……ん?」
つい、と視界の隅に入ったその、真っ黒いネームペンで書かれた寄せ書きに視線を止める。
『Be quiet!
淋城』
いかにも自信なさげな字で小さく、小さく書かれたその文字は、しかしその大きさと反比例して俺の興味をそそった。
「どういうことだ?」
寄せ書きで静かにしろとな。いったいいかなるメッセージ性がこめられたものなのだろうか。
俺は考える。
いやしかし中学生と言うものはいかんせん格好をつけたがる生き物だ、ただ知っている英単語を連ねただけやも知れぬ。
しかしそもそも淋城と言う名前を覚えていない。ここに書かれている奴らの名前は全員見覚えがあるものだし、
第一こんな珍しい苗字を忘れるものか。
「しかしなんて読むんだこれ……すずしろ……?りんじょう……?」
その瞬間俺の脳裏に一筋の光明。
「すずしろ……ああ!」
思い出した。BE quietというのは俺が当時ノートにしこしこ書き溜めていた演劇(笑)のシナリオ名だ。
それをみた笹城が「じゃあ俺が主演やるわww」といって
『役名・淋城(大根役者)』
と書き足したものだ。
当時の俺は「この字すずとか読まねえからwww」とかいって間違いを指摘していたのだがどうやら脳裏に深く印象がこびりついていて
だからさっきこの字をすずしろと読んだのだろう。
「というか、」
俺は、
「ああああああああああああもう嫌だあああああああああああっ」
さっきから自分の黒歴史を掘り起こして鬱に浸るばかりであった。
わーんもう卒業アルバムなんてこりごりだよ〜。

END
小説書いてる奴ちょっと来い
41 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:07:22.43 ID:vwOBRSG70
長くてごめん
小説書いてる奴ちょっと来い
43 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:23:23.36 ID:vwOBRSG70
>>42
今は趣味の範囲内だけど、いずれは
小説書いてる奴ちょっと来い
45 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:50:02.73 ID:vwOBRSG70
>>44
マジでthx
>>38はとりあえず速さ重視でさくっと書いたんで出来は酷いと思う
緊迫感とかも全然出せてないし
>>40はオチをギャグっぽくしたかっただけ。まあ失敗だが
三点リーダは個数で沈黙の時間を表現したいから……読む側には伝わらないと思うけど
ダッシュは二つじゃないと落ち着きません
!と?はなぁ……舞城王太郎にちょっと影響受けてるから後ろのスペース抜けがちかも。
語彙はこんな感じでいいの?厨房が書いたんだしボキャ貧だと思ったんだけど…
小説書いてる奴ちょっと来い
47 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:52:41.64 ID:vwOBRSG70
>>46
ありがとう
小説書いてる奴ちょっと来い
49 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/12(水) 23:56:35.91 ID:vwOBRSG70
>>48
なるほど。その能力が欠如してるわ
書いてるときはひたすら読んだときのリズム感を重視してるからなぁ
さくさく読めるかどうか


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