- 安価を踏んで人生を語るスレ
251 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 00:51:40.49 ID:3c1PABNBI - ksk
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252 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:02:53.56 ID:3c1PABNBI - 語ってもいいだろうか……
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255 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:17:41.28 ID:3c1PABNBI - じゃあ語らせてもらう。
遅いし、寝落ちするかもしれんが、興味あったら見てくれ。
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256 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:22:14.26 ID:3c1PABNBI - 俺は幼少期、変な子供だった。
あまり他の子とは遊ばず、一人で何時間も黙々と遊んでいる子供だった。 その頃の夢は政治家だった。 なぜかというと当時、「人生ゲーム」をした時に年収が高かったからだ。 子供なのによくそんな理由で夢を持ったと思う。
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257 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:27:14.80 ID:3c1PABNBI - 小学生になって一人の友達が出来た。
のちに今も付き合いのある親友になるRだ。 話してみるとRと俺は家が近所で毎日のように近所の公園で遊んだ。 ブランコにのって遊んだのをよく覚えている。
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258 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:36:39.33 ID:3c1PABNBI - けれど、学年があがって2年生になると別々のクラスになり、
Rとは遊ばなくなった。俺は今もそうなのだが、コミュ障だった。 ぼっちではなかったもののクラスでは目立たない存在だった。
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259 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:45:02.22 ID:3c1PABNBI - ただ、学校に行って同級生と少し喋り、帰る。
毎日この繰り返しだったが、苦痛ではなかった。 一人でいることに慣れていたのだと思う。 そんな感じで2年を浪費した。 4年生の時にある変化があった。
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260 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 01:56:38.75 ID:3c1PABNBI - 担任が俺から見てあまり良い先生ではなかった。
ことごとくコミュ障には居づらいクラスに変わっていった。 「毎朝、日直は皆の前でスピーチをしなければならない」 この担任の決めたルールが1番嫌だった。 コミュ障の俺はもちろんスピーチを成功させる事が出来なかった。 そうするとその担任は皆の前でスピーチ失敗者を公開処刑するのだ。 学校が嫌いになった。 学校が地獄だった。 でも、それでも、なんとか2年連続で担任だったが耐え抜いた。
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262 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 02:05:09.62 ID:3c1PABNBI - そういえば、余談なのだが、
5年生にあがる日にその担任に廊下ですれ違った時に 言われたことを今でも俺は覚えている。 「もう一年間よろしくね」 背筋が凍るというのを初めて体験した。
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263 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 02:12:51.64 ID:3c1PABNBI - 6年生になり、再びRと同じクラスになった。
Rがいたおかげで俺はすぐにクラスに打ち解け、 休み時間はいつも固定メンバー5〜8人でサッカーテニスを楽しんだ。 楽しい日々はあっと言う間に過ぎていくもので、 すぐに中学生時代がやってくる。
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264 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 02:22:47.61 ID:3c1PABNBI - 中学生になる時に決めていたことが一つあった。
勉強を頑張ろうということだ。 中学にあがってすぐにガリ勉になったからか、 小学校から同じの奴らは 「あいつがガリ勉になった!」 「いままで全然勉強したなかったあいつが⁈」 という感じになっていた。 そして、わざわざ休み時間、教室に来て 「プゥークスクスw」と馬鹿にする奴もいた。
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265 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 02:28:14.16 ID:3c1PABNBI - 誰か見てますか?
見てたら、続けます。 見ていなければ、明日にでもまとめて投下します。
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268 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 10:19:45.19 ID:3c1PABNBI - 続き少しだけ投下する。
部活は某運動部に入った。 まあ、部活の話はあんまり無いから割愛。 勉強ばかりしていたが、中学1年の冬に転機が訪れる。 アニメにハマったのだ。 それからはどっぷりとアニメにハマってしまい、 成績は急降下。
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269 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 10:33:42.21 ID:3c1PABNBI - 3年の夏頃に偏差値50以下になった。
その時の第一志望校の偏差値は約60。 なんでそんなに高望みしたのかというと家から近かったからだ。 塾に行くように親から勧められて、入塾テストを受けるが、 その入塾テストに落ちた。正直、ショックだった。 その時に初めて親と真剣にこれから どうするか話し合ったのを覚えている。
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270 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 10:43:04.29 ID:3c1PABNBI - その後、違う塾の入塾テストを受けてみた。
結果、ギリギリ合格だった。 が、塾の講師は第一志望校への合格は厳しいと言った。 それからの日々が今までに一番勉強を頑張った時期だった。 毎日9時間くらいは勉強した。 そのおかげで俺は第一志望校に受かることが出来た。 けれど……
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271 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 11:07:59.12 ID:3c1PABNBI - 高校に入ってからは毎日無気力に過ごしていた。
多分、自分の中では『高校に行くこと』が目標でそれがなくなったからだと思う。 部活に入らず、友達もあまりいない。そんな毎日が続いていった。 休日は2chして、寝る。 これだけだった。 友達にはO君という優等生がいた。 O君はクラス皆と仲良くしていたが、特に仲がいい人はいないようだった。 誰か見てますか? 夜に続き書きます。
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273 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 17:03:31.57 ID:3c1PABNBI - 少し早いが、続きを書こう。
前置きが長がすぎだったが、 ここからが一番印象に残っている出来事の始まりだ。
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274 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 17:11:53.85 ID:3c1PABNBI - 高校1年の夏
俺にある出会いがある。 ある日突然こんな毎日から抜け出したいと思った。 まずは散歩でもしようと思い、 ある公園までのコースに決めた。 公園に着き、懐かしいと思いながら、 ブランコに座っていると、 ある少年がブランコに乗りながらうつ向いていた。 その少年に俺は話しかけたくなった。 誰か見てますか?
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- 好きなスナック菓子書いていけ、ハゲは逃げろ
7 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 17:27:33.04 ID:3c1PABNBI - キャラメルコーン
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276 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 17:39:36.41 ID:3c1PABNBI - 「と、友達と……遊ばないの?」
我ながら、最低の話しかけ方だと思った。 「友達……いないし…」 自信なさげに少年は答えた。 その少年をKとしよう。 Kとの会話はあまり覚えていない部分もあるが、 出来るだけ思い出すようにする。
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277 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 17:55:12.15 ID:3c1PABNBI - 俺「そっか……名前なんていうの?」
K「まずは自分が言うもんでしょ?」 コミュ障すぎてそんな当たり前の事も 思いつかなかった自分を恥じた。 同時にKの上から目線にイラつきを覚えた。 俺「ごめん、俺はY(←俺の名前)」 K「僕はK」 俺「さっき、友達いないしって言ってたけど…… なんか理由でもあるの?」 自分はKも同じようにコミュ障だと思ったが K「お父さんが仕事で引っ越しばかりしてるんだ……」 K一家はいわゆる転勤族だった。
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278 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 18:07:49.41 ID:3c1PABNBI - 俺「なるほど……」
俺はKに小学生時代の自分を重ねたのか、 こんなことを言った。 俺「なあ、一緒に遊ばね?」 なんだか、日本語が変になった気がした。 Kはうなずいた。 俺は周りを見渡して、遊びを考えた。 その公園はさびれた公園で、人通りもあまりなかった。 公園の遊具はブランコ、鉄棒、滑り台、砂場と さびれてる割りには遊具が豊富だった。
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279 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 18:42:40.30 ID:3c1PABNBI - 俺は遊具を使ってKと遊んだ。
Kも一緒に遊ぶうちに打ち解け、 いろいろ話してくれるようになった。 夕方になったので、Kは 「門限だから、帰る」と言い、 次の日も遊ぶ約束をして、その日は別れた。 その日はなんだか、腐り切った毎日から 少し抜け出せた気がした一日だった。
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280 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 19:51:10.83 ID:3c1PABNBI - 夜になったので続き書く。
ペース遅いが見てくれ。
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281 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 19:57:38.82 ID:3c1PABNBI - 次の日
昼終わりに公園に行き、Kと遊ぶ。 その日はKはK自身の事をいろいろ話してくれた。 自分は小学4年生で、父親の転勤により、 中途半端な時期に転校したがために クラスでは友達がいないことなど。 時間はあっという間に過ぎ、Kの門限の時間になった。 K「じゃあね!明日もまた今日の時間、 この場所でー!バイバーイ!」 別れ際、Kはそう言って走って帰っていった。
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282 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:08:31.29 ID:3c1PABNBI - それからの毎日はKと遊ぶことに費やした。
正直、勉強はしたくなかった。 ある時は、砂場で定番のトンネル作りに熱中した。 ある時は、ブランコで二人乗りをした。 かなり漕ぎにくかったのを覚えている。 そんなこんなで二週間ぐらい過ごした。
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283 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:11:04.51 ID:3c1PABNBI - でも、ある日突然にKは公園に来なくなった。
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284 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:19:55.45 ID:3c1PABNBI - その次の日も、また、その次の日もKは来なかった。
なんで来なくなったのかは、もう想像が出来ていた。 一人でブランコに乗りながら、 夏の夕方特有の虚無感を感じながらも俺はKを待った。 けれど、4日間待っても、とうとうKは来なかった。 誰か見てますか?
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285 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:27:24.17 ID:3c1PABNBI - 腐り切った日々から抜け出したと思ったら、いきなり逆戻り。
夏休みの毎日、自堕落な日々を送った。 ドラマとか小説だとかなら、将来、感動の再会をKと果たすのだが、 この後にKとは二度と会う事は無い。
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287 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:38:41.74 ID:3c1PABNBI - 夏休みが終わり、新学期が始まった。
けれど、夏休み前と一つだけ違うことがあった。 O君が不登校になったのだ。 優等生だったため、皆不信に思ったが、 何日も経てば、誰も気にしなくなった。 普通、昼休み時に昼食をとるグループを見れば、 誰と誰が仲がいいなど分かる。 けれど、O君は俺と同じくぼっち飯だった。 O君には特定の仲がいい人が居なかった。 俺もたまに話していたが、別段仲がいい訳ではなかった。
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289 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 20:53:03.85 ID:3c1PABNBI - 季節が秋に入ったある日、その日は遠足だった。
遠足と言っても、神戸の街を散策するというものだった。 その遠足のグループ分けで俺は余り物グループに入れられた。 メンバーはO君、俺、ゲーマーの三人だった。 ゲーマーもぼっちでまさに、余り物という名にふさわしいグループだった。
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290 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:03:07.49 ID:3c1PABNBI - 意外にも、不登校のO君がその日は遠足に来ていた。
久しぶりにO君といろいろ話した。 俺「不登校中なにしてたの?」 O君「ゲーセンでダンレボやってたw」 俺「だんれぼ?」 O君「ダンスレボリューションって言って、 画面に矢印が流れてタイミングよくステップを踏むやつ」 なんとなくだが、そんな説明でも分かった。 その日にゲーマーとO君と仲良くなり、メアドを交換した。 初めてクラスの人の名前が連絡先に刻まれた瞬間だったw
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291 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:09:07.64 ID:3c1PABNBI - だけど、その日以来O君は学校に来なくなった。
俺はというとゲーマーと仲良くなり、 ぼっちを脱脚していた。 日々が進むごとに皆はO君の存在を忘れていった。 O君の机には女子達が荷物が置くようになった。 「どうせ、O来ないしw」 「というか、高1で留年決定?w」 などと噂話していた。
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292 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:15:50.48 ID:3c1PABNBI - O君が優等生だった時は
「ここ、教えてー!」 とか言ってたくせに…… 俺はO君が心配になった。 O君とKを重ねていたのかもしれない。 急に自分の仲のいい人がいなくなるのは あまり、気分のいいものではない。 俺は冬に入りかけたある日、O君にメールを打った。 『出席日数足りなくなるから、明日学校に来なよ』と。
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293 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:22:50.83 ID:3c1PABNBI - 『担任に今ならギリギリ間に合うと言われたが、明日は行かない』
そう返ってきた。 『というか、なんで休んでんの?病気?』 これはクラスの誰も休んでいる理由を知らなかったから聞いた。 『ちょっとやばいかも…鬱病的な……』 その時、O君は鬱病的なのではなく、 確実に鬱病なのだと思った。 『そうか…』 こんな返事しか自分には出来なかった。
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294 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:30:31.02 ID:3c1PABNBI - 次の日案の定O君は来なかった。
後から聞いた話だが、 その日がO君の留年が決まった日だった。 俺はゲーマーと仲良くして、新しく部活にも入った。 格闘系の運動部だ。 俺はO君を残し、確実に良い方向へ向かっていた。 だけど……
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295 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:41:06.53 ID:3c1PABNBI - 俺の生活は良い方向から悪い方向へとじわじわと変わっていった。
年明け前、俺はある病気にかかってしまった。 命に別状のない病気なのだが、それでも症状が出ていた。 皮膚が変色してしまう病気だ。 治療法はあっても完治はほぼなく、 確実な治療法も確立されていない。 つまり、ほぼ治らない病気だった。 部活は部員と顧問の衝突があり、 部員がほとんどやめてしまい、俺と部長の二人になった。 悪い方向へと向かっている。自分でもそう感じていた。 誰か見てます?
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296 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 21:52:33.20 ID:3c1PABNBI - そんな状況になったが、諦めたくなかった。
部活も頑張って二人で続けた。 病気も治療法をいろいろ試してみた。 そして、高校二年に進級する日になった。 だが、留年したはずのO君の名前は 一年生のクラス発表名簿には載っていなかった。
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297 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 22:03:01.42 ID:3c1PABNBI - 留年か退学かを天秤に掛けて退学を選んだのだった。
それを見た時、あの夏の夕方の虚無感を感じた。 O君と遠足で楽しく過ごしたことはもうこれから先起こらない。 楽しく過ごした青春はもう帰ってこない。 終わったのだ。 中学生になったときに感じた小学生に戻りたいという気持ちに似ていた。 高校生になったときに感じた中学生に戻りたいという気持ちに似ていた。 過ぎ去った思い出が一番手に入らないのだと悟った。
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298 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 22:12:43.17 ID:3c1PABNBI - そして、時は流れて、
大学合格後。 大学受験はそこそこに頑張って まあまあのところに入りました。 そこで1回生を過ごし、現在に至る。 今でも友達なのはRとゲーマーぐらいです。 ただ、最近また無気力になっています。 長々と語ってすいません。 これで終わりです。
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299 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 22:15:09.19 ID:3c1PABNBI - じゃあ、安価
>>305
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300 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/10(月) 22:40:32.79 ID:3c1PABNBI - kskst
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