トップページ > ニュー速VIP+ > 2014年03月06日 > Py4vGMyC0

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名も無き被検体774号+
1 ◆.rts3j5xV9rO
転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO
クズが恋した話を聞いてほしい
ニュー速VIP+板のLR及び名前欄変更投票スレ

書き込みレス一覧

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クズが恋した話を聞いてほしい
1 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/06(木) 15:01:13.24 ID:Py4vGMyC0
聞いてほしい。
くだらないけど、聞いてほしい。
クズが恋した話を聞いてほしい
4 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:02:38.52 ID:Py4vGMyC0
やった!たってる!
クズが恋した話を聞いてほしい
5 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:03:13.24 ID:Py4vGMyC0
>>2
話していい?
クズが恋した話を聞いてほしい
11 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:06:53.91 ID:Py4vGMyC0
>>8
ありがどう!!!

スペック
1 高3
性格クズ、

変態 高3
変態、妹(二次元)が好き


悩んでいて、自分でも整理したい。
つまらないかもしれないが、聞いてほしい。
クズが恋した話を聞いてほしい
13 :1 ◆.rts3j5xV9rO [転載禁止で]:2014/03/06(木) 15:08:16.74 ID:Py4vGMyC0
>>10
嬉しい!

初めに変態の存在に気づいたのは、高2の頃だった。

変態は誰とも喋らない、あいさつもしない、しかし顔がそこそこいいので女子は噂する、みたいな漫画にいそうなやつだった。
そういう完璧な奴は苦手なので、しばらく無視していた。

だって、そういう奴、なんかむかつくじゃんね?
クズが恋した話を聞いてほしい
14 :1 ◆.rts3j5xV9rO [転載禁止]:2014/03/06(木) 15:09:21.35 ID:Py4vGMyC0
>>12
ごめん、ホモちゃうわ

あと、転載禁止でおねがいします。
ばれたくないから
クズが恋した話を聞いてほしい
17 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:11:36.84 ID:Py4vGMyC0
>>15
ごめん、わかりにくいよね。

1 女、高3、くず

相手 変態、ってこと。
クズが恋した話を聞いてほしい
18 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:12:45.23 ID:Py4vGMyC0
>>16
まじかよ…
じゃあ下げ進行にすればいいかな?
クズが恋した話を聞いてほしい
19 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:14:17.09 ID:Py4vGMyC0
私はそのころ、どうしても行きたい大学の推薦に向けて勉強していた。
そこそこ成績は良かったから、周りの子に勉強を聞かれていて、天狗になってたりもした。
まあ、簡単に言うと私はクズだった。
高2の二学期かな、変態が隣の席になった。
あいさつもしない、しゃべることは必要最低限、授業中はマジックの練習をしている奴だったが、なかなか面白そうな気がした。
私は、変態が落としたマジックの道具を隠して楽しんでいた。クズだからね!!
もちろん、すぐに返したけどね!!
クズが恋した話を聞いてほしい
22 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:16:19.67 ID:Py4vGMyC0
その頃、珍しく変態が教科書を忘れる。
友達もいないため、隣の席の私に
見せてもらうことになった。
何故か照れる私、動じない変態。
私の頭脳を見せつけてやろうと今までにないスピードで問題を解いてやった。
しかし、変態の計算のスピードも速い。
こいつ…できるっ!!…

少し変態を見直した。
でも、自分よりも頭がいい変態がうざかった。
クズが恋した話を聞いてほしい
23 :1 ◆.rts3j5xV9rO [転載したら許さん]:2014/03/06(木) 15:17:11.48 ID:Py4vGMyC0
友達がびっぱーなんすよ…
クズが恋した話を聞いてほしい
24 :1 ◆.rts3j5xV9rO [転載禁止]:2014/03/06(木) 15:17:49.87 ID:Py4vGMyC0
>>20
ごめん、私がくず!
クズが恋した話を聞いてほしい
27 :1 ◆.rts3j5xV9rO [転載禁止。したら呪うべ]:2014/03/06(木) 15:21:14.58 ID:Py4vGMyC0
>>25
もっと罵って!あふぃちがうけど!
ありがどう26!!

その後、変態も私と同じ大学志望だと知る。
普通なら、「一緒に勉強しよ!」
とかなるんだろうが、私はクズだ。
「許さん!タヒね!」
今から思えば、なにが許さんのか分からんが、その思いを胸に、私は頑張った。
変態の名前を書いた紙を見て闘志を燃やし、勉強する、という日々が続いた。
何が何でも蹴落としてやる。どんな手を使ってでも私が受かるんだ。
そのころは、そんなことばかり考えていた。


一方変態は昼飯にりんごを丸かじりするなど、女子の注目を集めていた。
クズが恋した話を聞いてほしい
29 :1 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:22:54.00 ID:Py4vGMyC0
>>28
あ、はい。わかりました!
ニュー速VIP+板のLR及び名前欄変更投票スレ
188 :名も無き被検体774号+[]:2014/03/06(木) 15:24:52.99 ID:Py4vGMyC0
【賛成】
クズが恋した話を聞いてほしい
31 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:26:51.17 ID:Py4vGMyC0
>>30
灯油がきれたからです

変態は模試でも私がとったことのない点数をバンバンとっていて、私は焦った。
推薦枠は限りがある、つまりこのままだと、私のうきうき☆ハッピー大学ライフが粉々になる。
そのころは、歩いてる奴が全員変態に見えるほど、精神状態も危うかった。
クズが恋した話を聞いてほしい
34 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:29:55.80 ID:Py4vGMyC0
ごめんね!推薦でいくと家計に優しかったんだ!
1はバカだから。
クズが恋した話を聞いてほしい
35 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:30:34.41 ID:Py4vGMyC0
>>33
ごめんなさい…もいっかいがんばります。
クズが恋した話を聞いてほしい
36 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:32:44.04 ID:Py4vGMyC0
>>33
ふしあなさんって、書くといろいろばれちゃうみたいですけど、いいんですか?
クズが恋した話を聞いてほしい
37 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:34:26.15 ID:Py4vGMyC0
三年生になると、本格的に受験勉強を始めた。
塾にいく金がないから、学校の資料室にこもって勉強した。
資料室は椅子に制限があったが、ゲスい手段でライバルを追い払ったりしていた。
そんなとき、あの変態も毎日資料室にいることに気づく。
邪魔だな、と思っていた。
画鋲でも刺してやろう、と思った。
五月のある日、七時頃、誰もいなくなったときだった
クズが恋した話を聞いてほしい
41 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:38:59.34 ID:Py4vGMyC0
>>40
ほんと?これでコピぺみたいな展開になったら、泣くよ?


変「やる気、どうやったらでるかな。」

私「え?あ、はぁ?」

変「やる気、どうやったらでるかな、君みたいに」

コミュ障だからキョドったが 、なんか腹が立ったのを覚えている。

私「スイッチ押してあげましょうか?おりゃっ」

目つぶししてやった。相手が避けて決まらなかったが、いい線いってたと思う。

変「スイッチか、ありがとう。」

目つぶしされて微笑んでいる変態に、ちょっと引いた。
同時に、クラスでは深窓の令嬢(男)扱いされてる変態に話しかけられて、すこし優越感があった。

私「うぉぉーーーい!きいてよー!変態にさー!話しかけられたんだよーww」

友「えー!いいなー!」

今から思うと、どうでもいい情報だったが、何故か私は有頂天だった。
クズが恋した話を聞いてほしい
43 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:47:15.48 ID:Py4vGMyC0
あとでやるから、とりあえず話していい?
てか、みんないる?
引いてる?


それから何日か後のこと、帰り道に何故か変態がいる。
どついてやろうかとも思ったが、あいさつだけしてダッシュで帰った。
はずだった。
500m走ったところで隣をみると、何故か変態がいた。
変「急に、走るなって。言いたいことが、あるんだ。」
私「あの、どうしたんですか?こんなに急いで。」

怖かった。あんなに走ったのに、ついてきてたから。

変「あー、その、なんだ、母の日は何を贈る?」

はあ?
走って聞きたかったのが母の日の贈り物?

私「花ですけど…」

変「そうか、君は女の子だから贈りやすいだろうね」

何がしたいんだこいつ。
そっから無言だった。
何がしたいんだこいつ。
クズが恋した話を聞いてほしい
45 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:49:55.86 ID:Py4vGMyC0
>>44
ありがとう!すきだ!


駅が近くになると、変態は急にしゃべり始めた。

変「本当に聞きたかったのは、君が何故あの学部を志望するかってことなんだよ」

ああ、わかった。こいつは私の可愛い(うそ)顔面に惹かれたわけではない。
私をライバルとして認めたんだ。
なぜか妙に誇らしくて、腹立たしくて、変態を橋から突き落とそうとしたのを覚えている。

それから毎日、私は変態と一緒に帰った。というか、変態に追っかけられて、渋々一緒に帰った。
クズが恋した話を聞いてほしい
47 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:56:37.33 ID:Py4vGMyC0
>>46
ありがとう。最初から見てくれて、ありがとう。

変態って呼び続けるのしんどいから、名前つけていい?

変態→上田
1 →田中
クズが恋した話を聞いてほしい
49 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 15:59:41.79 ID:Py4vGMyC0
上田「メール、交換しようか」

メアドだろうよ、と思った。
上田はメアド交換に慣れていないらしく、二人ともぎこちなく赤外線通信をした。
とても緊張して、恥ずかしかった。
その日はシリアについて話して、上田の知識の深さに嫉妬した。
その夜、上田からメールがきた。
クズが恋した話を聞いてほしい
51 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:01:24.69 ID:Py4vGMyC0
その夜、上田からメールがきた。

上田『はろろーんっ!!にゃーーーー!なんだか眠たいね!!ニャー!』

バカかこいつは。
女子への初めてのメールだぞ?
なんか、もっとこう、あるだろう!!

私『上田くん…ですよね?お元気そうで何よりです。
えっと、猫派ですか?』
本当は、頭がおかしいのか聞きたかった。でも、最後に残った理性が邪魔をして、聞けなかった。

上田『君は何を言ってるんだ?僕は犬派だが…そんなことよりにゃー!眠いにゃ!!』

怖かった。
素直に恐怖しかなかったし、学校ではあんなにクールなのに、そのギャップにびびった。


私『そうですか、ではお休みになられたらいかがですか?(永遠のな!)』
上田『寝れるか。ノルマがあるんだよ。』
私『おやすみなさい』

いちいちかわるテンションがめちゃくちゃ怖かった。
クズが恋した話を聞いてほしい
53 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:03:36.57 ID:Py4vGMyC0
>>52
私もそのときは思ったwww
でも、イケメンがこんなの打ってると思うと笑えるだろ?ww
クズが恋した話を聞いてほしい
54 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:06:46.29 ID:Py4vGMyC0
かかわらないでおこう、と思ったが、翌日、つい話かけてしまった。
私「上田くん、今日は猫耳をつけてないんですか?ほら、にゃんにゃんwww」
上田「学校では……やめてくれ…
…」
なんか分からんが、凹ませることができた、嬉しかった。

私は毎日資料室に通った。上田に会えることが嬉しかった。

同じ大学にいけたら、きっと楽しいだろうと思った。
私の方が学力は下だから、私がもっと頑張らなきゃいけないけど。

だけど、私はなんとしてでもその大学に入りたかった。そのために、ライバルを消そうと思った。
幸いこの上田は私に好意があるみたいだ。
だからそれを利用して、利用し終わったらなんらかの方法で蹴落とそう、そう思った。
クズが恋した話を聞いてほしい
57 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:11:42.85 ID:Py4vGMyC0
>>56
ありがとう。もっと罵ってくれてかまわない。
ところで、書き溜めきれちゃったんだ!
書いてくるね!
クズが恋した話を聞いてほしい
58 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:22:26.74 ID:Py4vGMyC0
私は平日は学校、土日は図書館で勉強していた。

一番に行って、席をとって、がむしゃらにやってた。

上田「おはよ、ちょっといいかな。」

私「あ、はい。荷物どかしますんで…え?う、上田君、ですよね?な、なんでここに!?」

上田「君がいるから、かな。」

私「死んでください」

上田「うそだよ。勉強に決まってるじゃないか。」

私「し、しね」

上田は三駅離れた街なのに、なぜ図書館にいるんだろう。
そして、上田のクールな横顔を見て、ときめいた。

私「上田君、あっちに行ってください。」

上田「やだね。ここしかあいてないじゃないか。」

私「あそこをまっすぐいくと、青い看板がありますよね?あそこです。」

上田「男子トイレで勉強はしたくないんだ。」

私「じ、じゃあ、女子トイレ!?」

上田「だまってくれ、たなっきー、」

私「上田君こそ、なれなれしく変な名前で呼ばないでください。」

その日はそこでしぶしぶ勉強した。でも、そこから毎週、上田は図書館にくるようになった。
クズが恋した話を聞いてほしい
61 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:28:02.62 ID:Py4vGMyC0
>>60
確かに!でも、学校と同じ駅だったからかな?
クズが恋した話を聞いてほしい
62 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:37:25.65 ID:Py4vGMyC0
気づいたら、毎日一緒にいた。
上田は、面接練習にも付き合ってくれた。
かっこよくて、運動もバリバリで、困ったことといえばちょっと変態なことくらいだったけど、いいやつだった。

変態なことは自覚してて、自分を高めるために一生懸命だった。

息子さんがいるらしく、毎日四回は一緒に遊んでいたらしい。

私は見たことないが、高校生で息子ってすごいなと思っていた。
クズが恋した話を聞いてほしい
65 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:40:14.59 ID:Py4vGMyC0
>>63
カラダの一部だった。もちろん上田に噛み付いといた。
クズが恋した話を聞いてほしい
68 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:43:04.97 ID:Py4vGMyC0
>>66
ごめん、わかりにくいね。
息子=てぃ◯こだよ。

なんで女子高生がこんなこと言わにゃならんのだ!上田め!
クズが恋した話を聞いてほしい
69 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:43:53.60 ID:Py4vGMyC0
>>67
わーお!その発想はなかった。
でも、上田のお気に入りは戦艦娘だよー!!
クズが恋した話を聞いてほしい
72 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 16:54:41.40 ID:Py4vGMyC0
上田「いた!いたた!ごめん。」

私「土下座は?」

上田「なんだと…くっ…」
土下座する上田を見て、私はニヤニヤしていた。
かっこいいなって。
そう思うと恥ずかしくなって、顔をふせてしまった。

上田「すきありっ!!」
大きな声にびっくりしていたら、上田にかかとを触られた。いままで誰にも触られたことがなかったのに…

私「な、何をするんですか?」
なんでこいつをかっこ良いと思ったんだろう、と思うと涙がでてきた。

上田「あ、ごめん。みーさま、泣かないで!」
上田はおろおろしていた。
上田は、私の名前の未華子をいつも勝手に読んでいた。
それにキュンとして、そんな自分にも腹が立った。

上田「ごめん。俺が考えなしだった。」
上田はそう言うと、私の手を握った。
その日はそのまま帰った。

上田に握られた手を、家に帰っても洗えなかった。上田のてのあったかさを、とっておきたかった。
クズが恋した話を聞いてほしい
74 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 17:06:41.28 ID:Py4vGMyC0
私は分かってた。
上田は私と仲がいいいふりをしているだけだって。
きっと、私と同じことを考えているんだ。
私を利用するつもりなんだ。

上田はすごくイケメンだ。私は上田以上にかっこいい人間を見たことがない。
テレビを見ないから分からないけど…

それに比べて私はお世辞にも可愛いとは言えない。
そんな私にイケメンが近づく?
罠でしかない。

ならば利用される前に利用してやる。
でも、夢では上田が優しくしてくれるし、現実では上田にセクハラされて、私の決意は揺らいだ。

だんだん、上田と一緒にいたいと思うようになった。
クズが恋した話を聞いてほしい
78 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 17:33:23.14 ID:Py4vGMyC0
>>75 >>76
ありがとう!

上田「みーさまみーさま!!将棋しようよ!」

私「嫌ですよ。勉強します。」

上田「もしかして将棋ができないんですか?恥ずかしいなあ。」

私「で、できますよ!放課後待っててください。」

将棋のルールを知らなかったから、図書館の本を片手に上田と勝負した。

上田「みーさまがかったら、この箱をあげます。でも、おれが勝ったらみーさまの鎖骨を触ります。」

私「望むところだ!え?鎖骨?」

もちろん負けた。初心者相手にひどいよね。
唸ってる私を見ながらニヤニヤしてて、本当に腹がたった。

上田「さこつー♩鎖骨っ!!」
私「変な歌を歌わないでください…」

上田は、小さな箱を私によこして言った。
上田「みーさま、どうせまた泣くでしょ?それから、これ。可愛い顔を見せてくれたお礼」

箱のなかには、ネックレスが入っていた。

上田「誕生日、おめでとう」
クズが恋した話を聞いてほしい
79 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 17:34:34.90 ID:Py4vGMyC0
>>76 >>77 >>75
ありがとう。
もう、みんなすきだ!!
クズが恋した話を聞いてほしい
82 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 18:19:19.74 ID:Py4vGMyC0
女の子以外にプレゼントをもらうのは初めてだった。
そして、今まで疑ってた自分のことが、猛烈に恥ずかしくなった。

上田「みーさま?ネックレスは嫌いですか?」
私「こんなことする、上田君が嫌いです。かっこつけやがって!いちいちかっこいいなちくしょう!」

上田「みーさま、うるさい。静かにして」

そう言うと、上田は頭を撫でた。
ドキドキして、ニヤニヤして、恥ずかしくなって上田に頭突きした。

私「むやみに触らないでください!」

上田「みーさまいいにおいするーー!!くんかくんか!!ひでぶっ!!」


やっぱり上田は変態だった。
クズが恋した話を聞いてほしい
83 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 20:03:53.88 ID:Py4vGMyC0
誰もいないかな?

自分でもおかしいのは分かってたけど、どんどん上田のことが好きになっていった。

上田は学校ではクールで、誰ともしゃべらないけど、人一倍寂しがり屋で、よく電話をかけてきた。

でもたいてい夜の11時以降だったから私は出られなかったけど…

その一方で私はまだ上田を疑っていた。
だから上田が下ネタをしゃべっているときは録音したし、卑猥な一発芸は写メをとった。
あとで強請るためだって自分に言い聞かせてたけど、それは全部私のコレクションになってた。
クズが恋した話を聞いてほしい
87 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 20:58:19.71 ID:Py4vGMyC0
ありがと!

相変わらず、上田からはセクハラメールが届いた。
官能小説みたいなのがきたり、上田の自撮りを送られたりした。
上田『みーさまハアハア!!みーさまの耳ペロペロ』

私『警察に通報しますよ?』

勉強のためによる遅くまで起きてると、上田からよくメールがきていた。
毎日楽しみだった。

上田『明日、講演会があるんだ。面接にも役立つと思う。一緒にいかないか?』

私『行きたいです。連れてってください。』

上田『じゃあ僕に乗って!!』

私『死んでください』

結局、上田に連れられて電車で一時間揺られ、講演会に参加した。
その帰り、私が降りる駅まで、上田は寝ていた。
私の肩をまくらに、だんだん頭がしたにきて、私の膝で寝ていた。
私「上田君、私はもう降りますよ。」

上田「んっ…気持ちよかった……ふ、太ももじゃんこれ!!」

いつもだったら太ももを触っていただろう上田は、私に謝ると手をつかんで電車から降りた。

私「う、上田君?上田君の駅はまだ先じゃないですか?」

上田「いいんだ。みーさま、来てくれ。」

私「でも、次の電車、ないよ。」

上田「僕と、付き合ってくれないか?」
クズが恋した話を聞いてほしい
88 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 20:58:58.85 ID:Py4vGMyC0
>>86
それなんてエロゲ?www
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91 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 21:29:37.86 ID:Py4vGMyC0
>>90
みんなありがとう!

うん!あとね、中学までは女子ばっかりだったから、男子に接するのが苦手なんだ。
でも、上田以外にはタメ口だよ。

上田を尊敬してたし、ちょっと引いてたからかな。
クズが恋した話を聞いてほしい
92 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 21:35:33.38 ID:Py4vGMyC0
私「でも上田君、私達はそんなことをしてる場合じゃないよ。」

上田「分かってる。でも、好きなんだ。」

その場で応えることはできなかった。
こんなクズで可愛くない私を好きだと言うのは、さすがにおかしいと思った。

私「時間をください。」

上田「みーさま、ありがとな」
上田は私の頭を撫でて、私を改札まで連れていった。
改札を出て振り向くと、上田はもういなかった。
クズが恋した話を聞いてほしい
94 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 21:45:26.99 ID:Py4vGMyC0
>>93
まじかよー!?でもさ、今までクラスの誰ともしゃべらなかったイケメンが、いきなりこうしてくるんだよ?

疑わない?疑わないか。そうだよね。
クズが恋した話を聞いてほしい
96 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 21:58:52.48 ID:Py4vGMyC0
次の日、一生懸命考えた。
受験の時期に付き合うデメリットと、上田と一緒にいるメリットを天秤にかけた。

幼い頃からの夢を台無しにしたくなくて、必死に悩んだ。
上田はそのときも私のふくらはぎを触っていた。

その日の帰り道、
上田「みーさま、帰ろうよ。」

心の準備ができてない私を尻目に、上田は帰りじたくを始めた。
外はもう暗い。早く帰らないと鉄拳制裁だ。
私は、覚悟をきめた。

私「上田君、私、上田君と付き合いたい。上田君と一緒にいたい。上田君が好き。」

上田「ありがとな、僕も好きだ。さっそくだけどふくらはぎを触っていいかな?いやいや冗談です。ごめんなさい。」

なんでやねん!!
クズが恋した話を聞いてほしい
98 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 22:10:45.49 ID:Py4vGMyC0
>>97
私もそう思ってた。でも、付き合うことで相手に依存しちゃうんだ。
辛いことがあったら、慰めてもらおうとしちゃう。
私は、相手を束縛しちゃうんだ。
クズが恋した話を聞いてほしい
101 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 22:17:10.92 ID:Py4vGMyC0
夏休みにはいると、文化祭の活動がはじまった。
私は裏方だったが、上田は顔がいいからか、主役を頼まれていた。
担任が頼みづらいというので、私が上田に頼んだ。
私の鎖骨を好きなときに触っていいという条件で、上田は劇に出た。

練習する上田を見るために毎日学校にかよった。
上田も私も、練習をしたあと勉強してよる遅くまで学校に残っていた。
クズが恋した話を聞いてほしい
102 :転載禁止 ◆.rts3j5xV9rO []:2014/03/06(木) 22:21:04.29 ID:Py4vGMyC0
>>100
変態なとこはいいの?
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