- 今までで1番嫌いになった女に告白した話
559 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 14:56:44.32 ID:9bQk0doEi - ただいま!
ちょっと予定より早いですがテストの中休みなので 投下していきます!
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- 今までで1番嫌いになった女に告白した話
561 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:05:02.05 ID:9bQk0doEi - 文化祭まであと5日。
ビデオ提出日まであと2日。 俺はこのくらいからチワの変化に気づいた。 前まで喋ってきたりしていたのに最近はまるで絡んでこない。 気になって自分から絡みにいったらいつも通りな感じで接してくれる。 俺は山口に対してもなのかなーと思い、聞いてみると山口も同じようなこと言っていた。 山口「最近とかじゃなくてしばらく喋っていない。」 山口「自分から喋りかけることもない。」 と言って俺よりも酷かった。
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563 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:08:50.38 ID:9bQk0doEi - まぁ告白したやつらにまだ返事もしてないのに平気で喋りかけてくるのもおかしい。
と自分に言い聞かせていた。 俺たちの溝がどんどんと開いていくのを感じたイワンコフとケンヂとクロヒョウは 「今日この愉快なメンツでどっか遊びにいかね?」 と言ってくれた。 それが俺たちのために言ってくれたのか、それとも単に遊びに行きたかったのかはわからないけれど俺にとっては凄いチャンスというかきっかけだった。 これでまたチワと話せる。 話のきっかけを作れる。 そう思った俺は行くことを率先していた。 チワも最初はいかないつもりだったがいくことになった。 俺はいつも以上にテンションがアゲアゲだった。
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564 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:11:14.84 ID:9bQk0doEi - そして放課後、
どこ行くかの話をしていると 山口「俺やめとくわ」 のび太「えっ?なんで?」 山口「いや、いろいろやることあるし」 と言っている山口を見ると目線の先にはオトコ女が座っていた。 どうやらなにか話し合いをするらしい。 のび太「話し終わってからでもさ」 というと、 チワ「いいじゃん、もういこ!山口忙しそうだし」 と言ってそそくさと俺たちをこの場から移動させるようにした。 あとで内容を聞こうと思い、愉快なメンツについていくことに。 と思ったが、イワンコフとケンヂがいない! どうやらイケメンもいたらしいので一緒に連れていかれたらしい。 とりあえず、最寄り駅で待っといてとLINEを送り チワと2人で駅に向かうことに。 俺はチワと2人っきりという状況だったけど あまり嬉しい気持ちにはなれなかった。 どちらかというと山口の方に意識がいっていた。
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565 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:16:24.30 ID:9bQk0doEi - するとチワが
チワ「山口なんなのあれ!ほんとうざい!!」 といきなり愚痴から始まった。 チワは山口の前までとの変化に腹を立てていたらしい。 前にも言ったがチワは女々しいやつが1番嫌いなので ウジウジしている山口が気にいらなかったのだろう。 チワ「ほんとなんなの!グチグチいって!うざすぎ!!」 俺はこれがチワの本心からいっていることか、 それとも愛情の裏返しで山口とオトコ女との関係に嫉妬して 言っていることかはわからなかった。 とりあえず戻ってくるイワンコフたちを待つために 公園のブランコに2人並んで座った。
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566 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:18:28.00 ID:9bQk0doEi - はたから見たらカップルとかに見えるのかなぁとか
思ったりしていると、 チワ「はたからみたらカップルみたいじゃん…」 のび太「えっ?なんて?」 チワ「なんでもない!!」 俺にははっきり聞こえていた。 おんなじことを思ってることにちょっぴり嬉しかった。 それからは打って変わり、山口の話は出ずいろいろな話をした。 文化祭の話、テストの話、進学の話、クラスの話。 なんだか告白する前に戻ったような気がした。 告白してからいろいろ意識してお互いこうやって2人で 喋ることが少なくなってたので凄く懐かしい感じがした。 そんな風なのほほーんとした話は終わり、やがてイワンコフたちが来た。
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567 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:20:32.40 ID:9bQk0doEi - イワンコフ「いやーwごめんごめん、
イケメンが結構ついて来てさー。」 ケンヂ「なにイチャイチャしてんだよw」 そーいや、こいつらには告白したことは言っていない。 照れるチワと俺。 なんか気まずくなった。 イワンコフ「まぁそんなことよりこれからどこいく?」 のび太「ボーリング行きたい!」 チワ「嫌だ!カラオケ行きたい!」 カラオケ⁉︎やばい、これはまずい。 のび太「カラオケは嫌だ!ボーリングにしよ!」 チワ「なんでカラオケ嫌なの?」 のび太「それは…」 下手だから。ギャーギャー騒いだりネタをしたりするのはいけるのに 歌うということに凄く緊張感を覚えていた。 そのせいで今までカラオケに誘われてきたがその度に断っていた。
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568 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:22:36.90 ID:9bQk0doEi - のび太「下手…だからだよ」
チワ「そんなん気にしないよ!」 のび太「いや、俺は気にするんだよ!」 チワ「知らないよ!! 第一のび太の歌声になんか期待してないよ!」 のび太「なんだよそれ!!」 俺たちはいつの間にか前の俺たちに戻っていた。 イワンコフ「まぁまぁwwチワも言ってることだしここは カラオケにしよう!!」 ケンヂ「うん!!大丈夫!!俺の方が”ヤバイ”!」 のび太「いや、そういうことじゃなくてw」 と言いつつも連れて来られた。 本気で嫌だった。 テンションガタ落ちなのは結構ばれていたと思う。 まずついてからすぐにチワが曲を入れた。 ”眠り姫” セカオワだった。 チワは周りからも聞いていたが、かなり歌がうまかった。 点数とかじゃなくて、声がすげー。 聞き入ってしまった。
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569 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:25:05.34 ID:9bQk0doEi - チワが歌い終わると、次は
イワンコフとケンヂ。 ”チェリー” ケンヂは相変わらず下手くそだったが イワンコフは凄くうまかった。 なんか歌い手でいそうな感じの声だった。 そして俺の番。 俺が歌うのは… ”小さな恋の歌” 歌い始めでいきなりこけたが なんとかうまくのれて歌い切った。 歌い終わったあと、 チワ「普通じゃんww」 みたいなこと言われて自信がつき、 どんどんと歌い続けた。 この時にカラオケの面白さに気づかされて 今では1人でカラオケに行くほど好きになっているww
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570 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:27:44.18 ID:9bQk0doEi - そして、カラオケが終わって各々帰ることに。
電車でいつものように別れて、チワと2人きり。 チワ「普通にカラオケ歌えるじゃんw」 のび太「うん!すげーハマったわwまたいこーw」 チワ「はいはいww」 ちゃっかり次回の予約を取っといた。 するとチワが、 チワ「あっ!!明後日ってハロウィンだよね?」 もうそんな時期か、そう思って のび太「うん」 チワ「やばっ!ケーキの材料買ってない!」 のび太「ケーキ?」 チワ「カボチャケーキ作るんだ♪」 のび太「へぇーー、今日材料買うの?」 チワ「昨日買うの忘れてた…今日買うしかない…」
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571 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:29:47.13 ID:9bQk0doEi - のび太「おれも暇だしいくわ」
チワ「えーーw嫌だよw」 のび太「行かしてよw」 結構嫌がっていて無理かなと思ったけど、 チワ「じゃあ来るからには荷物持ちよろしくね♪」 と言われて、ついていくことに。 歩くこと10分。 ダイエーについた。 それからはたんたんとチワが先々進んで行った。 チワ「バターと…カボチャと…」 俺はそれを横から温かい目で見守っていた。 のび太「なんか気合い入ってるねw」 チワ「女子同士で交換するんだ♪」 のび太「へぇー、楽しそうだなw」 チワ「うん!…よしっ!これで全部大丈夫!」 のび太「おっけー、じゃあ帰るか」 チワ「まだ待って!」
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572 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:31:51.82 ID:9bQk0doEi - のび太「えっ?なんかするの?」
チワ「仮装道具買わないと!」 のび太「仮装するの⁉︎ww」 チワ「うん!まぁカチューシャつけるだけだけどねw」 と言って近くにあったカチューシャをとって被って チワ「どう?似合う??」 のび太「うん、まぁ似合ってる」 チワ「まぁってww失礼ダナーw」 のび太「いやいや、似合ってるよw」 チワ「じゃあのび太被ってみてよ!」 のび太「え?ww」 とちょっと戸惑ったがかぶって見た。 のび太「どう?」 チワ「……みなきゃよかった。」 のび太「おいおい!!wなんだよそれww」 チワ「えー。なんかのび太被って変だったから買いたくなくなってきたー」 とかいいつつも気がつけばレジに並んでいた。
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573 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:34:08.84 ID:9bQk0doEi - 全て買い終わってダイエーを出た。
俺はいつものように送り、チワのホームまで行った。 チワ「もうすぐ文化祭だね。」 のび太「うん」 チワ「…もう……っちゃう…か」 のび太「え?なんて?」 チワ「いや、なんでもない!」 電車が来る音でほとんど聞いとれなかった。 でも俺はだいたいチワが言いたいことはわかっていた。 俺もちょうど考えてたことだ。 のび太「文化祭が終わっても絶対愉快なメンツは仲良くしような」 チワ「…!!……うん……」
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574 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:36:48.35 ID:9bQk0doEi - でもそれは絶対に無理。
どちらかが幸せになって、どちらかが不幸になる。 告白の結果が返ってきたら少なくともそーなるだろう。 だから俺たちは今のようにいれなくなる。 そんなことは俺もチワもわかっている。でも俺は確かめたかった。 ちゃんとチワが返事をしてくれるということをだ。 告白してから結構時間が経っていた。 そんなことは決まっている。俺は確かめたかった。 もしかしたらチワは返事をこのまましてくれないじゃないか。 最近はそう思ってきた。 だから俺はちょっと意地悪だったかもしれないけれど チワに告白したことを思い出させるような口調で話した。 そーでもしないと返事をくれない気がした。 多分チワはこの俺の考えをわかってる。 俺はそれを承知で俺はどうしても言いたかった。 それぐらいこの”告白”はでかいものだった。
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575 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:39:13.79 ID:9bQk0doEi - ガタンゴトンッガタンゴトンッ
電車が来た。 俺たちはそれから何も話さずに電車を眺めていた。 するとチワがその電車に乗って チワ「…じゃっ……」 とさみしそうに手を振る。 やっぱりチワはわかっていた。 のび太「また明日。」 そう言って手を振っているとき のび太「カボチャケーキ…」 チワ「えっ?」 のび太「カボチャケーキ出来たら頂戴」 チワ「やっぱりのび太はのび太だねw」 チワがちょっと笑った。
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576 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:41:22.82 ID:9bQk0doEi - でもその後に悲しい顔をして
チワ「はぁー、ほんと……なんなの…これ以上あたしを困らせないでよ…」 のび太「は?」 チワ「なんでいっつも決めたって思うときに変なこというの!」 チワ「もう嫌。ほんとに嫌。こんなんだったら文化祭やらなきゃよかった」 と、いきなりキレだした。 のび太「なんで怒ってんだよ…」 チワ「だってそれはのび太が…いやもういい。」 のび太「なんなんだよ…」 チワ「ごめん…」 と今度は急に謝り出した。 のび太「は?wもう意味わからんw」 チワ「とりあえずカボチャケーキはあげるよ」 のび太「どーも」
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577 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 15:43:29.82 ID:9bQk0doEi - ーマモナクデンシャガハッシャシマスー
チワ「じゃっ今度こそバイバイ」 のび太「うん、バイバイ」 そう言ってその日は別れた。 俺はチワが言いたいことが全く理解できなかった。 今日はチワはおかしいしまぁ明日聞こうとそんな軽い考えをもっていた。 まさか明日返事がかってくることは俺はしるよしもなかった。
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578 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 16:03:08.37 ID:9bQk0doEi - テスト勉強するので落ちます
また保守おねがいします!
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581 :のび太 ◆iewtbqJpFo []:2013/10/19(土) 16:33:50.01 ID:9bQk0doEi - >>579中途半端なところで終わってしまうと
気になってしまうかなと思ってキリのいいところで 終わらせて勉強してます…
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