トップページ > ニュー速VIP+ > 2013年03月30日 > XNmwduBu0

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忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8)
1 ◆8VS2bI7FBY
キングダムハーツの画像があつまるスレ
!ninja確認してけよ
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」

書き込みレス一覧

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キングダムハーツの画像があつまるスレ
15 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 16:07:06.90 ID:XNmwduBu0
美女と野獣の野獣がイケメン
!ninja確認してけよ
205 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 18:59:58.22 ID:XNmwduBu0
てす
!ninja確認してけよ
207 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 19:06:23.78 ID:XNmwduBu0
てす
!ninja確認してけよ
213 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 19:47:34.85 ID:XNmwduBu0
てす
!ninja確認してけよ
224 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 20:22:05.76 ID:XNmwduBu0
てす
!ninja確認してけよ
227 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) []:2013/03/30(土) 20:38:44.47 ID:XNmwduBu0
てす
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
1 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:45:01.62 ID:XNmwduBu0
英雄「とは言っても掃除するほど散らかってもいないんだよな」
英雄「私は早く仙人を探しに行きたいんだが・・・」
英雄「仙人・・・あなたが去ってから雨は一度も止みません」
英雄「私を置いてどこに行ってしまわれたのですか・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
2 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:45:43.00 ID:XNmwduBu0
メイド「あら、英雄様 お部屋の片付けならわたし共にお任せ下さい」
執事「英雄様、翁様がお呼びです 我々が掃除を済ませる間、しばし翁様のお部屋へ」
英雄「ああ、ありがとうございます それではお任せします」
パタン
英雄「慣れないな・・・いつになっても」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
3 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:46:16.21 ID:XNmwduBu0
英雄「翁さん、入りますよ」
翁「おお、英雄殿 呼び出してしまい申し訳ない」
英雄「いえ、それより、仙人の手がかりはつかめましたでしょうか?」
翁「うむ、今日呼び出したのは他でもない 確実に仙人のいる場所へとたどり着くことができる方法を見つけ出しましたぞよ」
英雄「おお!! それはいったい・・・?」
翁「わしはこれから海を渡り、ある少年を連れて参る その少年こそが、仙人へと導いてくれることじゃろう」
翁「その少年の導く先に、仙人はいるはずじゃ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
5 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:46:49.45 ID:XNmwduBu0
英雄「その少年は・・・仙人の知り合いなのですか?」
翁「いや、その少年は仙人を知らぬ 無意識のうちに、そなたを導くことになろう」
英雄「・・・どういうことですか?」
翁「英雄殿、深い事情はわしにもわからぬ だが、前にも言ったようにわしの勘はよく当たる 信じてくれい」
英雄「はあ・・・わかりました 私が英雄になったのも、そもそもはあなたのおかげですから」

翁「・・・・・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
6 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:47:43.72 ID:XNmwduBu0
<街にて>
街全体を大きな屋根が覆っている
「嫌だねえ、雨が屋根を打つ音で不安になっちまうよ」
「雨が止まなくなってからもう7年が経ったな」
「漁師の話では、海の向こうは晴れてたそうだ この大陸だけ雨が降りっぱなしだそうだぞ」
「おい、英雄様がいらっしゃったぞ!!」
ザワザワ
英雄「街の皆さんが不安になる気持ちはよくわかる この街だけでなく、大陸中の人々がこの雨に悩まされているだろう 早く仙人をお探ししなくては」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
7 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:48:22.15 ID:XNmwduBu0
「きゃー英雄様ぁ!!」
「南北の戦争を和解させ、大陸を渡り歩き人々を勇気付け、モンスターの退治もなさってる偉大なお方だ」
「まだお若いのに、立派だなぁ 丘の上の大きな屋敷に住まれているが、最後まで遠慮なされたそうだぞ」
「この雨についても、解決のために奔走されているようだ まさに英雄にふさわしいお方だな」

英雄「私は・・・街の皆さんが思っているような大人物ではないのに・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
8 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:48:56.41 ID:XNmwduBu0
>>4
ありがとうございます!
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
9 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:49:33.37 ID:XNmwduBu0
数週間後
<港にて>
英雄「翁さんからはここで待つように言われていたけど・・・」
英雄「あ、あの船だな」
英雄「ん・・・? 海面に影が・・・」

ザパァァァァァァアァァァァア
鯨モンスターが現れた!
英雄「危ない!!!」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
10 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:50:04.72 ID:XNmwduBu0
英雄「船が沈められてしまう!!」
英雄「魔法剣・雷装備! おぉおおおおおお!!!」
グワァアアアアアアアアアアアアアアアア
剣から放たれた雷が海を割る!  鯨モンスターは倒れた!
英雄「よかった・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
11 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:50:36.08 ID:XNmwduBu0
「英雄様がお助けくださった!」
「ありがとうございます!」
翁「うむ そなたのおかげで船が沈まずにすんだわい」
英雄「いえ、間に合ってよかったです ん?この子たちが・・・」
翁「そなたに付いて旅をするよう伝えてある」
悪ガキ「よーし、冒険開始だ!!! 雨なんかへっちゃらだぜぃ!」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
12 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:51:18.26 ID:XNmwduBu0
翁「英雄殿、しばしよいか」
英雄「はい、なんでしょうか・・・?」
翁「あの少年、4人の先頭にたって歩くあの少年がそなたを導いてくれるじゃろう だが・・・」
翁「そのことはあの少年に言わないでくれまいか あの少年に自覚があるわけではないからの」
英雄「はい、わかりました」
翁「それと・・・あの少年たちを追ってくるものがあろう そなたが守ってやってくれぬか」
英雄「・・・わかりました」
翁「それでは、わしはしばらく用事があるのでな 屋敷を留守にする」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
13 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:52:46.49 ID:XNmwduBu0
悪ガキ「おーい兄ちゃん 早く行こうぜ!」
秀才「悪ガキくん、この方は僕たちを守ってくれるんだ 敬意を持って接しないと」
太っちょ「ねえねえ、おいら腹減っちゃったよ 御飯食べさせてくれ」
幼女「あ、あの・・よろしくお願いします・・」
英雄「よろしくね 君たちの回りには、安全のために結界を張らせてもらうよ」

翁「少年よ・・・そなたはまだ知らぬじゃろう この旅で終わりではない その小さな肩に、この世界の運命を託されているのじゃよ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
14 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:54:24.77 ID:XNmwduBu0
英雄「この国は常に雨が降っている このコートを羽織れば雨を弾くから」
秀才「防水の魔法がかけられたコートなんですね」
悪ガキ「なあなあ、兄ちゃん まずはどこに行くんだ?」
英雄「そうだな・・・君が行きたい所・・かな」
秀才「え、悪ガキくんに任せていいんですか?」
太っちょ「こいつ方向音痴だよw まずは美味しいものがある場所がいいな」
幼女「・・・くしゅんっ」
英雄「あ、とりあえず建物の中に入ろうか」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
15 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:55:03.55 ID:XNmwduBu0
<港の休息所にて>
英雄「幼女ちゃん、これ羽織っておきな」
幼女「あ・・ありがとうございます」ペコリッ
太っちょ「立派なマントだなぁ」
悪ガキ「でも兄ちゃん、着てる服全部真っ白とかセンスねえなwww」
秀才「悪ガキくん! なんてこと言うんですか!」
英雄「あははw たしかにそうだよねw 英雄なんだからって言われるままに着てたんだけど、やっぱりおかしいよねw」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
16 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:56:17.32 ID:XNmwduBu0
秀才「英雄さんのことは、船で翁さんに聞きました なんでも、戦争を仲裁し、近頃この大陸に現れたモンスターを退治しているとか」
英雄「うん、まあそうなんだけど・・・ 戦争は私だけの力で止めたわけではないし、モンスター討伐も、倒せる者が私しかいないからやっているだけで・・・」
太っちょ「でも、さっきのでっかいモンスター倒したとき、かっこよかったよ」
幼女「すごかったですよ・・」
英雄「そうかな・・・」
悪ガキ「兄ちゃん自信もてよw」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
17 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 21:56:52.75 ID:XNmwduBu0
<英雄の街にて>
英雄「この街に私の家があるんだ」
悪ガキ「でっけー屋根!」
秀才「街全体をドーム状の屋根が覆っているんですね」
英雄「こう毎日雨が降られては、住人の生活にも支障が出てしまうからね」
太っちょ「なんでもいいから・・・腹が減った」
幼女「太っちょくん、お腹なでなで」サスサス
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
18 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:01:47.51 ID:XNmwduBu0
<英雄の屋敷>
英雄「みんな、くつろいでね」
悪ガキ「でけー家! 天上高けー!」
秀才「丘の上で見晴らしもいいですね」
太っちょ「くんくん・・・美味そうな匂いだ!」
幼女「あぅ。。 あったかくて眠くなってきちゃった・・」

執事「皆様、お食事の準備が整いました」
太っちょ「きたーーーー!!」
悪ガキ「高級そうな料理ばっかりだな・・・」
秀才「いや、きっと本当に高級な料理なんでしょうね」
幼女「ねぇねぇ太っちょくん、これなんていう料理?」
太っちょ「見たこともない料理だな・・・食材も見慣れないものばっかりだ」
英雄「こっちの大陸でしか取れないものばかりだよ 美味しさは私が保証する」
メイド「食後にはデザートもお持ちいたします」
太っちょ「わーい♪」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
19 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:02:29.18 ID:XNmwduBu0
悪ガキ「それにしても、英雄って金持ちなんだな」
秀才「それはそうですよ、英雄さんはそれだけのことをなさったんですから」
太っちょ「もとから金持ちだったりしてw」
英雄「いや、そんなことはないよ 街の皆さんから、英雄なのに他の人間と同じような暮らしをするわけにはいかないだろうって言われて・・・」
英雄「私は、むしろこんな立派な屋敷とは無縁の環境で育ったんだ 今でもこの生活に慣れないよ」
幼女「はむはむ・・・おいちい」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
20 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:03:35.15 ID:XNmwduBu0
英雄「君たちは翁さんに連れてこられたんだろう? この屋敷は翁さんが建てたものなんだ 英雄が英雄らしくあるようにって」
英雄「それが民衆の望みなんだからって だから、この屋敷は私のものというより翁さんのものなんだよね」
英雄「執事さんも、メイドさんも翁さんが連れてきてくれた 私のお世話をしてくれてるんだけど、正直、私の方が気を使ってしまってね やはりこれも慣れないんだ」
悪ガキ「贅沢な悩みだなぁw」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
21 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:04:14.69 ID:XNmwduBu0
英雄「そうだ、君たちの話も聞かせてくれないか」
悪ガキ「そうだなー、年齢は7歳 魔法の勉強はさっぱりだけど、剣は得意だぜ!」
悪ガキ「ちなみに母ちゃんは俺らの大陸の大司教だぜ! 父ちゃんは・・・引きこもってゲームばっかしてるけどw」
秀才「僕は、将来は医者になりたくて回復魔法の勉強をしています よろしくお願いします」
太っちょ「美味いもん大好き! ここでしか食えないものいっぱい食べて帰りたいと思うんだ」
幼女「あの・・ ママが魔法の先生でちょっとだけ魔法使えます・・よろしくです」ペコリ
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
22 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:11:17.26 ID:XNmwduBu0
英雄「なるほどなるほど 君たちはみんな同級生なのかな?」
悪ガキ「そうだぜ、みんな毎日一緒にいるんだ 昨日も俺んちでみんなで遊んでたら・・・」
秀才「翁さんがいらっしゃって、僕たちに頼みごとがあると」
太っちょ「腹いっぱいになったら思い出した! あのじいさん、俺たちが英雄さんを手助けしてくれって言ってたよね」
幼女「わたし・・・足でまといですよね」しょぼん
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
23 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:11:50.32 ID:XNmwduBu0
英雄「そんなことないよ、君たちには本当に期待しているよ 明日から旅立つことになるけど、みんなよろしく頼むね」
悪ガキ「おう、任せとけ! 楽しみだなぁ冒険!」
秀才「僕も、旅の中で実践を積みながら回復魔法の勉強をしたいんです」
太っちょ「食べ歩き♪ 食べ歩き♪」
幼女「・・・・・・にゃむ」zzz
英雄「それじゃあ、明日に備えて今日はゆっくり休んでね」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
24 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:12:44.06 ID:XNmwduBu0
<寝室にて>
英雄「あの子たちの周りには追っ手に気配を悟られない結界を貼ったけど」
英雄「いったい誰に追われているんだろう」
英雄「それに翁さんの用事・・・これまでにもお一人で出かけられたこともあるけど」
英雄「みんな私のための用事だったよな 戦争の時もそうだった 仙人の情報を集めてもくれた 今回もきっと何かお考えがあるのだろう」
英雄「仙人が私の前から去ったのにも理由があるのだろうか」
英雄「あの少年・・・仙人と何の関係があるのだろうか・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
25 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:13:18.93 ID:XNmwduBu0
少しお風呂に入ってきます 
上がったら再開します
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
29 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:26:10.65 ID:XNmwduBu0
戻りました
>>26
えいゆう なのですw

>>28
えいゆう なのですよw

再開します
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
30 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:27:03.91 ID:XNmwduBu0
翌朝
<フィールドにて>
英雄「まず、みんなモンスターとの戦いに慣れないといけないね 武器は屋敷からみんなに合いそうなものを持ってきたよ」
悪ガキ「おい、あそこに弱そうなモンスターがいるぞ!」
太っちょ「よぉしやっつけてやる!」
幼女「あ、あの・・」
秀才「二人とも勝手な行動はやめたまえ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
31 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:27:40.45 ID:XNmwduBu0
モンスターの攻撃!
悪ガキはひらりと身をかわした!
悪ガキの攻撃! バシュッ
モンスターを倒した!
悪ガキ「へっどんなもんだい!w」
英雄「すごいな、君本当に戦うのは初めてかい?」
太っちょ「学校では戦いの練習もしてたしね 幼女のお父さんが教えてくれるんだ」
英雄「そうなんだ、頼りになるなぁ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
33 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:29:47.75 ID:XNmwduBu0
>>32
実はこれ、続編なのですよ
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
34 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:30:26.50 ID:XNmwduBu0
幼女「パパ・・会いそびれちゃった」しょぼん
秀才「幼女さんのお父さんは、1週間山の麓の村に用事で出かけていたんです」
悪ガキ「そういや、俺の父ちゃんと飲みに行ってたんだよな」
英雄「そ、それじゃあお父さん方に何も言わずここに来てしまったのかい?」
悪ガキ「一応父ちゃんにメモは残しておいたぜ!」
太っちょ「俺と秀才の親は別の街にいるしね」
秀才「僕たちは悪ガキくんの家に居候しているんです」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
35 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:30:57.69 ID:XNmwduBu0
英雄「そうなんだ・・・ご両親と離れて暮らして、寂しくないかい?」
秀才「いえ、僕たちの街には魔法や剣の先生がいなくて 勉強がしたかったら隣街に住むしかないんですよ」
太っちょ「俺の家は料理屋なんだけどね 親が今は勉強しないと料理屋も出来ないって俺のこと学校に放り込んだんだ」
悪ガキ「幼女もよく俺んちに来るし、俺んちはたまり場になってるんだw 父ちゃんも一緒にゲームしたりしてw」
幼女「ママが言ってた・・悪ガキくんのお父さんにちゃんと外出るように言ってって
・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
36 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:31:28.57 ID:XNmwduBu0
英雄「そうなんだ・・・私も幼い時に・・おっと、モンスターが現れたよ!」
悪ガキ「よぉしやってやるー!」
太っちょ「今度は俺にやらせてよー」
英雄「・・・・・・・・」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
37 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:32:54.94 ID:XNmwduBu0
<森の中の村にて>
英雄「君たちがあまりにも優秀だったから、予定より早く着いたよ」
悪ガキ「本当に俺が行きたい方角で進んできたけど・・・これでよかったのか?w」
英雄「うん、君が進む道が、私たちの進むべき道なんだ」
秀才「確かに、方向音痴の悪ガキくんが先頭で、村に辿り着いたなんて奇跡としか言い様がありません」
太っちょ「たまたまだったりしてw」
幼女「あ、あの・・・村から誰かでてきましたよ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
38 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:33:33.41 ID:XNmwduBu0
村人「英雄様がこのような場所にいらしてくれるなど感激です 前もって言って頂ければ、もてなしの準備をいたしましたのに」
英雄「いや、いいんです 気の向くままに旅をしておりますので 村の皆さんはいつも通りにされてください」
太っちょ「くんくん・・・肉が焼ける匂いだ!!」
秀才「太っちょくんは本当に鼻がききますね・・・」
悪ガキ「俺も腹減ったぞ! 早く村に入ろうぜ!」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
39 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:34:07.60 ID:XNmwduBu0
太っちょ「くんくん・・・この辺から匂いが・・あ!」
悪ガキ「おお! バーベキューだ!」
村人「この村は週末になると村人どうしで集まってバーベキューをするんですよ 雨が降りだしてからも変わらず、このように屋根を設けて行っています」
秀才「この肉は・・・シマシマ牛でしょうか」
英雄「いや、ハンテン牛だよ そうか、君たちの大陸とは牛の種類も違うんだよね」
太っちょ「なんでもいいや、いっただきまーす! 肉! 魚! 芋!」
幼女「おいも・・・」はむっ
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
40 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:34:56.90 ID:XNmwduBu0
村人「英雄様、村のはずれにある川のことなのですが・・・」
英雄「はい、各地の川や湖で氾濫防止のダムを建設しているようですね」
村人「そのダムのことで・・・この村の住民は開発に伴って移転することが決まっております」
英雄「そんな・・・なんとかならないのでしょうか」
村人「いえいえ、もう我々も納得して決めたことですので 我々の決断が多くの命を救うことになると思えば、気分も楽になります」
英雄「・・・そうですか・・・」
英雄(仙人・・・私は無力です・・あなたが・・あなたの力が必要なのです・・・)
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
41 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:37:18.46 ID:XNmwduBu0
<フィールドにて>
英雄「この森を抜けると山道になる みんな大丈夫かな?」
太っちょ「えぇぇ・・・山道か・・・」
悪ガキ「そ、そんなのへっちゃらだよ・・・!」
秀才「そうです、僕たちが足でまといになってはいけませんから・・・はぁはぁ」
幼女「足痛いぃ。。。」
英雄「うん、少し休憩しよう」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
42 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:37:50.65 ID:XNmwduBu0
悪ガキ「たしかに俺はこっちに行きたいって思ったんだけどな・・・」
太っちょ「なんで山なんて登りたいんだよ」
悪ガキ「そんなの知るかよ、なんとなくこっちに行きたいなって感じたんだ」
秀才「そのなんとなくに、僕たちだけじゃなく英雄さんまで付き合ってくださっているんですよ」
英雄「まあまあ、でも私もこの山の上に行きたい所があるんだ 悪ガキくんの選んだ道は正しいんだよ」
秀才「そうだ、幼女さん 足を見せてください」
幼女「ふぇ?」
秀才「小回復魔法!」
幼女「・・・わぁぁ治った」にっこり
英雄「凄いなぁ たいしたものだ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
43 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:40:38.22 ID:XNmwduBu0
英雄「君たちの大陸では、小さいうちから魔法や剣を習いたいと思えば習えるんだね」
悪ガキ「まあ、先生がいる街では当たり前だよ 先生がいなくても、近くの街に習いに来ればいいんだ 秀才や太っちょみたいに」
秀才「こちらの大陸ではそうではないのですか?」
英雄「うん、まず魔法なんてものが一般に浸透していない 特別な人にしか使えないものだって認識があるんだ」
英雄「戦闘技術も、戦争がおこる前までは、長いあいだ平和だった国だからね 今ではモンスターに対して武装する街もでてきたけれど」
太っちょ「俺たちの国では、戦争もモンスターもないけど戦いの練習はしてるよ?」
秀才「それは、僕たちの国の歴史を考えればわかるでしょう 花無き時代と呼ばれる十数年間は、モンスターや魔物に支配されていたんですから」
幼女「パパ言ってた・・またそういうことが起きたら、ちゃんと自分を守れるようにしないとって」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
44 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:41:18.94 ID:XNmwduBu0
悪ガキ「よーし、登るぞぉぉ!!」
英雄「もう大丈夫なのかい?」
太っちょ「もうちょっと休もうよ・・・」
秀才「太っちょくん、山に登りきらないと晩御飯がないとしたらどうします?」
太っちょ「よし登ろう」
幼女「えへへ」クスクス
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
45 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:41:49.45 ID:XNmwduBu0
<山頂にて>
英雄「みんな大丈夫かい?
悪ガキ「はぁ・・はぁ・・・大丈夫だぜ・・」
秀才「頂上・・・ですか?」
幼女「あぅ。。 コートが破れちゃった。。。」
英雄「さあ、みんなこの小屋に入って 中に替えの雨よけコートもあるから あれ?太っちょくんは?」

太っちょ「・・・・・・・・ひぃひぃ」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
46 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:42:19.94 ID:XNmwduBu0
英雄「みんなお疲れ! この山は大人でも登るのが大変なんだけど、みんなよく頑張ったね」
英雄「ここは私が幼い頃を過ごした小屋なんだ」
英雄「少し休んでいてくれ、今からごはんを作るから」
英雄「・・・・みんな一度眠ったほうがいい 回復睡眠魔法」
英雄「本当にお疲れ様」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
47 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:42:49.74 ID:XNmwduBu0
英雄「さて、随分長いことここにはきてなかったからな 掃除でもしようかな」
英雄「掃除・・・久しぶりだな なんだか懐かしい」
英雄「仙人に怒られながら雑巾がけしたなぁ・・・」
英雄「掃除が終わったら、私も一度眠っておこう」
英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
48 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:43:37.38 ID:XNmwduBu0

               ・
               ・
               ・
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英雄「雨も止まないし掃除でもするかな」
50 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/30(土) 22:44:16.31 ID:XNmwduBu0
よく晴れた朝
「小僧、早く起きんか 寝ぼすけが」
「だって・・・仙人 昨日はよく眠れなかったんだもん・・・」
「ふむ ようし、今日は魔法を教えてやろう さ、早く起きるんじゃ」
「魔法!? やった、ついに教えてくれるんだね!」

「仙人みたいに天気変えられる?」
「馬鹿もん そうやすやすと天気を変えられてたまるものか それに天気はよほどのことがない限り、人の手で変えてはならん」
「でも、仙人、この前雨を降らせたじゃないか」
「日照りが続いておったからの」
「いいじゃん、晴れてる方が僕は好きだよ!」
「ああ、小僧は雨が嫌いじゃったな じゃが、雨が降らねば消える命だってあるのじゃよ」
「ふーん・・・」

あれ?
「小僧、大変じゃ、早く起きんか!」
「どうしたんですか・・・仙人?」
「小僧、何があってもこの小屋から出るんじゃないぞ」
「え? いったい何があったのですか?」
ドゴォォォォォォッォオオオン
目の前が真っ赤な光に覆われて・・・・・
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