- 男「変な女の子を拾った」
610 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:12:03.84 ID:CXx4DyEr0 - おいーっす
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617 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:15:56.36 ID:CXx4DyEr0 - 保守ありがとうです
最後のノリと勢いいきまーす
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628 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:22:15.97 ID:CXx4DyEr0 - 俺はあいつを殺したいくらい憎かった
ましてや今、俺の大事な人を守るためなら 死ぬのだって殺してムショ行きだって怖くなかった 男「・・・姫、一人でも帰れるか?」 姫「・・・ダメっ」 ザー・・・ 男「・・・帰るんだ!」 姫「一緒じゃないと・・・帰らない!」 こんなに聞き分けの悪い姫も初めてだ 俺だって姫とは別れたくない でも、あいつを殺らないと・・・ 姫「私、男が・・・男が行くところだったらどこへでも行くよ!」 男「姫・・・」 姫「・・・・大丈夫、もう泣かないから」 男「分かった・・・ずっと一緒だ・・・!」 だが、神は俺を裏切る 意地悪だ
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632 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:24:34.51 ID:CXx4DyEr0 - 俺たちと父親はまだ数十メートル離れていた
その時・・・神がちょっと意地悪した 神にとってはちょっとでも人間にとっては命に関わる 俺はこのあとに起こる出来事でそれを痛感した
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637 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:26:33.81 ID:CXx4DyEr0 - 文字では表せない様な空の悲鳴
神の意地悪は圧倒的な力をもって地上に落ちた 目の前が真っ白になる なにも見えない 俺はなにが起こったのか理解出来なかった・・・ ザー・・・ ただ、雨の音だけが爆音の後に残った
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641 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:28:15.90 ID:CXx4DyEr0 - そして視界が回復し、見えたものは
焼き焦げた肉の塊 かつて人だったもの・・・ それは、俺たちを苦しめた悪魔 姫の父親だった
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648 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:30:39.16 ID:CXx4DyEr0 - せっかく俺のカッコ良いセリフも決まったのに・・・
台無しじゃねーかよ 姫のために雨降たり、雷落としたり・・・ 神に愛されすぎだろ・・・姫
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652 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:33:32.22 ID:CXx4DyEr0 - 姫も状況を理解して複雑な表情だ
事に気がついた通行人が騒ぎ出す ザー・・・ 姫「・・・・帰ろ・・・」 姫が泣きながら俺の手を引く これで・・・姫を苦しめる奴は居ない 人の死を喜ぶほど俺も楽観的じゃないが 安心したのは事実だ
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657 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:38:39.11 ID:CXx4DyEr0 - アパートに帰ると早速風呂を沸かしストーブに火を入れる
まるで姫と会った時を繰り返しているみたいだ タオルを持って姫がストーブの前であったまるのもなんだかデジャヴだ 男「・・・あ、カップ麺ある!」 きっと家族が部屋を片付けてくれてた時においていってくれたんだろう 男「カップ麺でいいか?」 姫「・・・うん」
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659 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:40:59.40 ID:CXx4DyEr0 - 風呂が沸いて姫が先に入っている間に俺も着替える
男「いってぇ・・・」 包帯が真っ赤だ 男「あ・・・もしかして・・・」 携帯にはおびただしい数の着信が・・・ 母には姫とアパートにいるとメールを入れとく
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660 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:44:20.82 ID:CXx4DyEr0 - すぐに着信がきた
男「も・・・もしもし・・・」 母『この馬鹿チンがぁ!!!!』 うわっ・・・! さっきの雷級に耳にきた 男「いきなりなんだよぉ・・・」 母『かってに病院抜け出して!!死んでも知らないよ!!』 男「ちょ・・・携帯壊れるからもう少し静かに話して・・・」 母『バカァッ!!!』 そこで電話が切れた 姫「どうしたの・・・?」 男「・・・また刺されるかも・・・母さんに」
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666 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:47:23.81 ID:CXx4DyEr0 - 包帯は幸い常備していたので取り換える事にした
傷口の縫い目が痛々しい 姫「うわぁ・・・・ごめんね?」 男「別に姫が謝ることないさ・・・」 包帯を替え終わった 男「傷ありの男とかカッコ良いじゃん」 特にそれが大切な女の子を守るためについたなんて最高の設定じゃね? え?痛い? そうですか・・・
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667 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:49:50.35 ID:CXx4DyEr0 - カップ麺を二人ですする
男「あれだな・・・先輩にもなにかお礼と包丁返しに行かなきゃ」 それを聞いて姫が 姫「あの包丁・・・返すの?」 男「うん。だって先輩のだし」 あ、姫が変な目で見てる こいつ正気か・・・的な
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668 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:53:56.21 ID:CXx4DyEr0 - そんな事をしてるうちに日付をまたいでしまった
さっさと寝なければ ベッドに潜り込むといつも通り姫が入ってこようとして・・・躊躇した 姫「傷・・・大丈夫?」 いつも姫が顔をうずめていたあたりに傷がある 男「・・・大丈夫っしょ。それに姫は傷に入れても痛くないくらい可愛いからな」 姫はちょっと考えて・・・ 姫「・・・目・・・じゃなかった?」 おお、今朝の勉強覚えてる!
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671 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 00:56:45.99 ID:CXx4DyEr0 - そんなやりとりもありながら二人は眠った
今日はいろいろあり過ぎたからな・・・ 俺も疲れた ザー・・・ 雨は弱くなりはじめていた ・・・・・・・ 目が覚めた 時刻は夜中の3時 なんでこんな微妙な時間に起きたんだろう・・・ そこで気がついた ずっと耳に入ってきていた雨音が止んでいる
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675 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:04:32.62 ID:CXx4DyEr0 - 月が輝いている
約束の雨はついに止んでしまった・・・ また姫が起きたら降り出したり 腕の中で姫は寝息をたてながら気持ち良さそうに眠っている なんだっけ・・・白雪姫じゃなくて・・・シンデレラじゃなくて・・・桃太郎なわけないし・・・ あ、かぐや姫だ たしかあのかぐや姫は月に帰ってしまうんだったよな・・・ 話を細かくは覚えていないが、帝だったかは姫を守り切れなかったんだっけ? 晴れた夜空に浮かぶまん丸な月に誓う 俺の姫は絶対に手放さない やっばい深夜のテンションって怖い このままポエムの二、三本書けそうだ きっと明日晴れてたら姫が約束の事を気にするだろうな・・・ それに向けていいセリフでも考えておこうかな・・・ こんな事をしているうちにまた俺も眠ってしまった
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679 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:07:53.95 ID:CXx4DyEr0 - ・・・・
翌朝 目の前が真っ暗だ 確かに目覚まし止めたし今は6時のはずだ 真っ暗だ てか、顔に姫が張り付いている 男「姫・・・なにやってんの?」 姫「だめ・・・またこのまま寝て」 姫が二度寝を勧めてくる 男「いや、起きないと・・・」 顔にしがみつく力が強くなる 姫「だめ・・・!寝て!」
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684 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:11:42.30 ID:CXx4DyEr0 - だがな、姫・・・俺の両手を生かしておいたのはミスだ
脇腹をくすぐる 姫「にゃひひっ・・!だ、だめ!!」 男「おりゃっ!」 朝日が眩しい・・・ 文句なしの快晴だ そこで目に入ったのが姫のてるてる坊主だ カーテンが外れたときに落ちたのを誰かが直してくれたのだろう・・・ 上下正しく
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688 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:15:07.31 ID:CXx4DyEr0 - 姫「ああ・・・・」
そう残念そうな声を出すなよ・・・ 男「雨・・・止んだな」 姫「・・・・うん・・・・」 あ、すごい可哀想だけど可愛い! 男「約束・・・覚えてる?」 姫「うん・・・・」 姫の目から涙が溢れる 男「姫・・・」 姫は泣きながら俺を見上げる
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691 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:20:24.34 ID:CXx4DyEr0 - 姫の涙を拭きながら
男「でもまだ姫の心が晴れてないんじゃない?」 姫「・・・・え?」 男「だってまだ漢字読めないし、九九だって5の段まででしかも3かける7間違えるし・・・」 つらつらと昨夜考えた通りに言う 男「だからさ・・・姫の心が晴れるまで・・・って約束変更しない?」 ここまでいってとてつもなく恥ずかしくなった 男「って・・・うわー!!恥ずかしぃぃぃ!!俺恥ずか死ぬ!!」 騒いでいたら傷口が痛んだ 男「っ!」 姫「私の・・・心が晴れるまで?」 男「リピートするなって!恥ずかしいから!!」
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692 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:24:32.79 ID:CXx4DyEr0 - 見たら姫は更に泣いてる
男「おわわっ!!俺そんなに気持ち悪かったか・・・?」 姫は泣きながら首を横に振って 姫「・・・ありがとう・・・!」 そして二人の影は朝日のなかで重なった ・・・・・・・ っとまぁここまでずーっと俺の回想シーンな訳です え?どこからって? >>1からここまで で、今はこの回想から6年くらい経ってます
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696 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:29:20.82 ID:CXx4DyEr0 - 皆さんにはずっと俺の回想に付き合ってもらっていた訳です
6年経って俺も立派な社会人になって いやーな世間にもまれる毎日 あ、ちゃんと家族もみんな元気です 親父は更に禿げて・・・母さんは更に重量アップですわ え?お前らどうでも良いから姫はどうなったかって? その前に! 俺たちの命の恩人である先輩はなんと7浪が確定しました! 自分は大学生のプロだ・・・!って言ってましたよ。 だったら卒業しろよって思いますが。
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708 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:36:06.32 ID:CXx4DyEr0 - さて、お待ちかねの姫は・・・
あの後猛勉強してちゃんと高校卒業したんですよ! 授業料は親父がどうせ家族になるんだからって手伝ってくれたかいもあってなんとか確保 今はとなりの部屋で花嫁のコスプレしてます。 コスプレじゃねーや、本物だ。 で、当の俺はその間居眠りしてこの回想夢を見たって事です。 あ、姫が・・・嫁が呼んでるんで・・・!
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710 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:37:00.28 ID:CXx4DyEr0 - 最後に!この物語は完全なフィクションです。
作り話です。 ただの>>1のノリと勢いの妄想ですので! 包丁が刺さったら安静に!
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726 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:40:39.01 ID:CXx4DyEr0 - ここわかんねーよとかなん説明が不十分だったところの質問とかあったらどうぞ
戸籍の話は知らん
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739 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:49:05.59 ID:CXx4DyEr0 - >>727
大学によっては金さえあれば可能らしいですよ 俺のとこは一回ダブると二度目は無しですけど >>728 一応14歳だから中学からいった感じで・・・ >>729 発展途上レベル1です 普通の男よりもあるな・・・程度ダトオモイマス >>731、732 その気になってなおかつ良いネタがあったら!
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746 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 01:52:28.85 ID:CXx4DyEr0 - >>743
うわぁぁぁ!!! とりあえず寝ます〜 なんかあったら朝答えます・・・・ 戸籍はもう考えないで
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766 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 05:53:16.57 ID:CXx4DyEr0 - 小ネタだけど
父親死亡シリーズ 父親の死因は沢山の候補がありました 1、トラックと壁に挟まれてグチャっと >>395の時はこれが最有力だった 2、橋が倒壊 これは男と姫も死にそうなので・・・ 3、心臓発作 なんか地味なのでやめた 4、宇宙人にさらわれる フィクションがサイエンスフィクションになっちゃうのでやめた 5、包丁持って転んでぐさっと あまりにまぬけなのでやめた 6、親父狩りにあって殺される なんか微妙だったからボツ
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- 男「変な女の子を拾った」
768 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 06:00:00.74 ID:CXx4DyEr0 - 降ってくる系で殺そうと思って
隕石か・・・雷か・・・で、雷になったってかんじ。 隕石はこれまで人に当たったことは世界的に見てもたったの一件しかないらしい。 しかも軽傷だとか
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- 嫁が子どもにアニメキャラの名前付けてたことが発覚した
37 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:33:22.15 ID:CXx4DyEr0 - 願駄夢
って子なら見たことある
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- 男「住めば都と言うが住んだらお化け屋敷だった」
1 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:41:03.26 ID:CXx4DyEr0 - 書き溜めなしです
ノリと勢いで書いて行きます
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- 男「住めば都と言うが住んだらお化け屋敷だった」
2 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:44:00.11 ID:CXx4DyEr0 - この物語はフィクションです。
実在の人物とかそういうものとは全く関係ありません >>1の勝手な妄想ですので
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3 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:44:39.84 ID:CXx4DyEr0 - この世には格安物件というものがある。
そういった物には大抵曰く付きなものがおおい。 殺人や自殺があった部屋だったり 特に理由はないが構造上不便があったり お化けが出るとか・・・ 俺が引っ越した部屋もその部類のものだった
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- 男「住めば都と言うが住んだらお化け屋敷だった」
4 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:50:38.35 ID:CXx4DyEr0 - 男「さて・・・家具の配置は完璧。ダンボール開けるのは明日でいいや」
俺は今日この部屋に越してきたばかりだ 時刻は1:58 男「早く寝ないと・・・」 一番最初にセットしておいたベッドに潜り込む 今日は一日中重労働だったので腰が痛い 男「あ〜ててて・・・全身重いや・・・」
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6 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:52:55.77 ID:CXx4DyEr0 - 電気を消して全身の力を抜く
今日も一日がんばった これからは一人暮らs・・・ そう、俺は一人暮らし この部屋には俺以外誰もいない もう一度目を開けると 視界の隅になにか居た・・・
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9 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:56:49.44 ID:CXx4DyEr0 - いや、目を開ける前に気配でなんか居るのには気がついた
さらに俺はこの部屋の契約の時のやり取りを思い出した・・・ ・・・・・・ 数日前 大家「いや〜いいんですか?この部屋で?」 男「だって家賃くっそやすいじゃないですか」 大家「何度も言いますけど・・・この部屋・・・出るんですよ」 男「俺はアンチ幽霊派なんで」 大家「それなら・・・いいですけど・・・」 ・・・・・・・
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10 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 18:58:46.08 ID:CXx4DyEr0 - 幽霊は確かに居たよ
でも俺の中で幽霊を認める訳にはいかない 俺は意識を睡眠に集中して全身全霊で眠った 明日の朝になれば奴は消えてるだろう・・・ 対策はそれからだ・・・
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12 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:00:44.35 ID:CXx4DyEr0 - 翌朝
男「ふぁぁぁぁぁぁああああ!!!」 あくびからの絶叫 居た・・・今視界に絶対幽霊居た 朝日が差し込むこの部屋に 俺の中の知識ではお化け的なものは日光に弱い・・・はず なのに奴は笑顔で立っていた
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13 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:03:37.82 ID:CXx4DyEr0 - 横目でその姿を確認する
若い女だ・・・ それも身なりがそれなりに綺麗だ 俺のお化けイメージが崩れる いや、お化けっぽくないってことは・・・ 男「お化けじゃない!」 おっと、思わず声に出てしまった だが、奴がお化けじゃない可能性は高い いつの間にか侵入した変態野郎の可能性もある
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14 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:05:24.52 ID:CXx4DyEr0 - 男「おい!お前!」
女霊「はい?」 あ、喋れるんだ・・・ 男「お前は何者だ!?」 女霊「えっと・・・見ての通り幽霊ですが・・・?」 幽霊だったぁぁぁぁぁ!!! 普通に話しかけちまったぁぁぁ!!
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15 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:08:34.16 ID:CXx4DyEr0 - くそ・・・
俺はアンチ幽霊派なのに今一瞬幽霊の存在をこの身で実感してしまった いや・・・まだ奴が幽霊という確証はない 俺の幻覚という可能性もある・・・ これなら昼間に見えてもおかしくないし、喋れることも・・・不思議じゃない 俺は奴を幻覚と思って生活することにした まずは着替えなくては・・・
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17 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:11:24.66 ID:CXx4DyEr0 - 男「・・・・」
幽霊が興味深そうに俺の着替えを観察している 男「・・・・・っ!」 我慢だ・・・我慢だ・・・ 着替え終わる頃には幽霊はすぐ隣にまで接近していた 男「幻覚・・・幻覚なんだ・・・」 女霊「幻覚ではありませんよ?」 男「幻覚だぁぁぁぁ!!」 俺はいつの間にか薬物を盛られたに違いない・・・
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20 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:40:07.44 ID:CXx4DyEr0 - 今日は講義があるので学校にいかなければならん
準備をして家を出る 女霊「いってらっしゃーい」 幽霊が笑顔で手を振っていた気がするが恐らく幻覚だろう 幻覚だ・・・ だが、見えてしまうものはしょうがないので帰りにお札を買ってくることにした
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21 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:47:26.23 ID:CXx4DyEr0 - 時刻は午後の6時
気合を入れてお化け屋敷へ突入する ガチャ・・・ 女霊「あ、おかえりなさ〜い」 いる・・・幻覚だけどそこにいる 俺が持ち込んだ漫画雑誌を読んでいる てか、物に触れんのかよ 俺は幽霊を無視してベッドの周りにお寺で教えてもらった結界のお札を貼っていく 女霊「ん?なにをしてるんですか?」 幻聴だ・・・
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22 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 19:52:31.59 ID:CXx4DyEr0 - 程なくして結界は完成した
ここのベッドは不可侵領域となり悪霊から俺を守ってくれるはずだ 女霊「なんです?これ〜?」 お札をいじるな 男「・・・・・」 なんだか効果がなさそうだが 俺は幻覚を無視して夕食の準備をする と、言っても米を炊いて缶詰をおかずに食べるだけだが・・・ 女霊「わぁー!美味しそうですねぇー!」 男「やらねぇよ」 おっと幻覚に答えてしまった 女霊「もらいませんよぉー」
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23 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 20:15:51.20 ID:CXx4DyEr0 - テレビを見ながら夕食を食べる
ちょうどいつも見ていたバラエティー番組がやっている 男「ふふっ・・・」 俺がテレビを見て笑っている隣で 女霊「面白いですねー!」 幻覚が話しかけてくる 男「・・・・」 黙ってチャンネルを変える 女霊「ああ〜っ!」 残念そうな幻聴がきこえる すると 女霊「今見てたんですっ!」 元のチャンネルに戻された 男「・・・・・」
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25 : ◆b5E8Z05uGA []:2013/03/29(金) 20:20:10.79 ID:CXx4DyEr0 - 名前があるんだけど
この幽霊の名前も姫がいい?
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