トップページ > ニュー速VIP+ > 2013年03月21日 > GW3FzQ920

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名も無き被検体774号+
15年
お前らに忘れられない人っているか?
ぬこの島行ってきたから写真うpする
一番つまらない映画挙げた奴優勝
【ぬこぬこ】新年度だよ!【トーク】

書き込みレス一覧

お前らに忘れられない人っているか?
102 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:19:21.64 ID:GW3FzQ920
1おつ!
>>48です
甘酸っぱい話だった 現在進行形ならぜひ頑張って欲しいね!

書き溜めしたけどやっと半分くらいだよ

ちなみに自分は女です、男だと誤解されてたらすまん
胸糞部分もあると思うけど、直しながら投下してく 宜しく!
お前らに忘れられない人っているか?
104 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:24:48.12 ID:GW3FzQ920
>>103 ではよろしゅー

自分は地元では珍しい、お受験があるような幼稚園、小学校、中学校の出身で
学年の半分は市内一の進学校を受験するような、そんな学校に居た
周りの同級生はお金持ちの家の子やらお医者さんの家の子やらばっかり
我が家は普通の家庭だったけど、でもまあそれなりに厳しい家だったと思う

自分は周りの同級生に比べて、そこまで学力も無かったので
皆が行く進学校を受験できるはずもなく、2ランクほど落とした高校に入っていた

正直学力コンプレックスは感じてたけど、良かったのは同じ中学出身の人が誰ひとり居ない高校だったこと
高校デビューってほどでもないが、自分を知っている人が誰も居ない場所で
なんか新しく変わりたいと思って浮き足立ってた時期だったと思う
お前らに忘れられない人っているか?
105 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:26:04.05 ID:GW3FzQ920
あ、なんか冒頭から変だな 高一の夏の話です
お前らに忘れられない人っているか?
107 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:30:46.34 ID:GW3FzQ920
駅前を経由する通学路だったんだけど、当時駅前にはアコギで弾き語りをする高校生が何人かいて
そこに学校帰りの高校生が観客として何人か集まってた
何度か通ううちに弾き語りしてる本人やいつも聴きに来てる子とか、顔見知りというか、まあ知り合いになった

堅苦しい環境で生きて来た自分には、学校以外で出会う人ってだけで新鮮で
勿論色んな子がいるから、遅い時間まで家に帰らなくても平気な子とか、車持ちの年上の友達がいる子とか
とにかく今までに出会ったことの無い人達ばかりで、びっくりしてたし、どこか不良に憧れる真面目ちゃんみたいな気持ちがあったと思う

そんな中で彼と出会った

初めて会った日、彼は平日の夕方だと言うのに私服だった
制服姿の自分をみるなり、「あーN高なんだー俺もだよー。行って無いけどwww」と言った

自分の高校は確かにトップクラスでは無いにしろ、一応平均よりは上のの高校で
学校来ていない不良()なんかほぼ皆無と言っていい
聞けば2つ年上で、高校三年だけどろくに登校していないらしい その上駅の近くでひとり暮らしをしているという

なんかもう衝撃だった 17歳でひとり暮らしとか学校行ってないとか、違う次元に生きてる人だと思った
お前らに忘れられない人っているか?
109 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:39:22.62 ID:GW3FzQ920
それから仲良くなって、しばらくして告白されて付き合い始めた
馴れ初めはごく普通で、何度か遊んだりしてるうちに、みたいな感じ

彼は高校生だというのにクラブでファッション系のイベントを主催したり
今思えばガキがいきがってるだけなんだけどwwでも今までの自分からは縁遠い世界過ぎてすごく輝いて見えた

付き合えば優しいし誠実で、頭は良いし、デート代は当たり前のように出させなかったり
なんかとても大人に見えて、すぐに彼に夢中になった


17でひとり暮らしって言うあたりで分かると思うけど、彼の家庭環境は複雑だった

彼の両親は離婚していて、お父さんは遠くで再婚して暮らしてた お母さんも再婚していて
は近くに住んでるけど、彼とは一緒に住んでいなかった 彼はおじいちゃんとおばあちゃんに育てられた
ちょっと前にお父さんを説得してひとり暮らしさせてもらったばかりらしい
お前らに忘れられない人っているか?
110 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:42:58.74 ID:GW3FzQ920
>>108
ありがとう!


余談だけど、付き合っている時にこんな話を彼から聞いた
彼が4歳の時に、両親の離婚が決まって家族会議みたいなものになったらしい

その場には、父、母、父方の祖父母、母方の祖父母
「お父さんとお母さんは別れることになったんだけど、お前は誰と暮らしたい?」と聞かれたそう
この時点で、まだ小さい子になんて酷なことを聞く人たちだ、と思って驚愕した

で、彼は続けた

「俺さー、お父さんとお母さんどっちか選んじゃったら、選ばなかった方が悲しむと思って、
それでおじいちゃんおばあちゃん選んだんだよねー。」

「でも、どっちか選んでやれば良かった」

「だって二人とも俺が邪魔だったんだから」


同情を引くような言い方でも無く、嘆くでもなく、淡々と話す彼が今も忘れられない
お前らに忘れられない人っているか?
112 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:51:27.33 ID:GW3FzQ920
>>111
お気遣いありがとう!



普通にお付き合いはしていたけど、半年ほどで振られることになる

人生初彼氏で、人との距離の詰め方も言って良いことも悪いことも
何もかも分からなかった自分は、彼にとっては子供過ぎたのだろうと思う
「付き合っていても得られるものが何も無い」と言って振られた 高一から高二に変わる春休みのことだった

でもその頃もうどうしても好きで好きで仕方なかった自分は、別れ話の時ごねにごねまくった
会えなくなるのは絶対嫌だと、泣き喚いた


そんなことをしているとどうなるかというと、そう、簡単に言うと彼のセフレになってしまった

優しくて誠実なのは彼の外面で、実は相当な女たらしだったとその後知ることとなる

ここで二人の力関係が完全に変わってしまった 主従関係のようだった

いつからか分からないけど、一緒に食事をしても彼はお金を払わなくなった
しばらくすると一人暮らしの部屋に入れてくれなくなった 毎回会えばホテルに行くけど、ホテル代も自分が全額払う

ついには財布さえ持って来なくなった
高級なプレゼントや高級な食事もねだられるようになった それでもなけなしのバイト代で出来る限り応えてた
お前らに忘れられない人っているか?
113 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 00:56:49.71 ID:GW3FzQ920
体の関係を持っても、キスはおろか手を握ってくれることさえなかった
呼び出されてそういうことだけして帰されるの繰り返し
それ以外に時間を取ってくれるのは何か美味しいものを食べに行く時くらい
彼が呼び出した時にすぐ行けないと不機嫌になられたり、態度もかなり冷たかった

本当、絵に描いたような都合の良い女になった

こちらからは連絡するのは許されない
彼には新しく彼女ができたりもしてたし、それを隠すことなく話してきた
つらくてつらくて仕方なかったけど、会えなくなるよりマシだと思っていた


彼と会う為なら、金でも体でも、自分の持ってるものは全部使ってやる、そう思っていた


そんな関係が1年程続いた時、自分は別の男性に告白された
彼のことはまだ好きだったけど、このままじゃいけないと思う自分がいて、告白を受け入れることにした

彼には「彼氏が出来たからもう会えない」というと「あそう」とだけ言われてあっさり終わった
お前らに忘れられない人っているか?
114 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:04:05.74 ID:GW3FzQ920
そこから彼には一度も会うことなく、その彼氏と普通に付き合ったけど
やっぱり彼のことをずっと忘れられずにいた まだ大好きだった

結局半年ほどでその彼氏と別れて、また彼に連絡を取ってしまった


また元に戻った 貢ぐセフレ戻った

彼はすごくモテる人で、女に不自由しなかった 顔がかっこいいわけじゃない
一般的にイメージする女癖の悪い男のタイプとは違って
何人も彼女やセフレが居ることを誰かにペラペラ話したりすることも一切しないし、誠実で真面目そうに見える

大体常に10股くらいしているような感じなんだけど、それを知っているのは自分だけだった
どうやら話を聞いていると、酷い対応をされてるのも自分だけのようだった
お前らに忘れられない人っているか?
115 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:13:05.12 ID:GW3FzQ920
人いるのかな…ちょっと寂しくなってきたwww


彼はひどく愛情に飢えているように見えた
それを女性で必死に埋めているような、
好きだったくさんの女性に言われる事で埋めているような、そんな風に見えた

無理難題を言って、それに応えてくれるか試すことで自分への愛を確認しているようなところもあった

彼の孤独感と、どうしようもない鬱屈とした気持ちをぶつける相手が、たぶん自分なのだと思っていた
関係が長くなると、愛されなくてつらいのは変わらないけど、
なんとなく、彼にとっての自分の役割はそういうものなんだと思うようになった

こんなことばっかり書いてると本当に彼は酷い人だと思われるけど、
いや、自分には実際すごく酷かったんだけど
でも道端で荷物が重くて困ってるおばちゃんがいると黙ってスッと手助けをするような
痴漢から女の子を助けて黙って去ったり、そんな正義感と優しさが垣間見える人だった


で、そんな関係のまま自分は高校を卒業した そして地元を離れて大学に進学した
お前らに忘れられない人っているか?
116 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:14:25.65 ID:GW3FzQ920
ごめん>>115訂正
4行目 好きだってたくさんの女性に…
お前らに忘れられない人っているか?
120 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:22:51.72 ID:GW3FzQ920
やだみんな優しいwww


進学先は新幹線で二時間ほどかかる距離だったけど、バイトしてお金貯めてマメに会いに行ったりしてた
その後自分の事情で半年ほどで大学を休学して地元に戻り、また定期的に会い始めることに

ちなみに彼との付き合いについて親には何も話してなかったけど、何となくろくでもない付き合い方なのは薄々気付いていたみたいだった

地元に帰ってから、自分は実家の離れみたいな場所に一人で住んでたんだけど
一度その部屋に二人で居る時に彼に携帯を見られて、男友達と連絡を取ってたってだけで
すごくキレられて暴れられて、物を壊されたり部屋中をむちゃくちゃにされたことがあった

でも無論その時も自分は彼の恋人では無いし、何故怒られなきゃいけないのか意味が分からない状況
運悪くその時にたまたま親が部屋に入ってきて、状況を知って、彼とは縁を切るようにきつく言われた


でもまだまだ彼のことが好きだった自分は、親に隠れてコソコソ会っていた

このあたりで、何故か彼が付き合おうと言ってくる 執着が沸いたのかなんなのか
セフレになって3年半、やっと彼女というポジションになれると思ったら嬉しくて嬉しくて
彼が何故そんな事を言ってきたかなんてどうでも良かった 3年半ぶりに恋人になった
お前らに忘れられない人っているか?
121 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:27:45.36 ID:GW3FzQ920
だけどしばらくすると、彼と居るところを親に目撃されたらしく問い詰められた

まだあんな男と付き合うのなら、勘当だ、と
自分は「分かった」と親に言った

彼に伝えたら、一緒に住もうか、と
嬉しかったけど、彼は一人暮らしをしている
彼女になったのに、まだ部屋には入れてくれないんだ、別の部屋借りるのか、と思った

でも言われるがままに部屋を探して契約 お金も勿論こちら持ち
付き合ったとか恋人とか、そんなのは名前の話だけで、中身の力関係は何にも変わって無かった

実際に始まったのは同棲とは名ばかりの一人暮らし
帰ってこない彼 まあそりゃそうだよね他に部屋あるんだから 家賃も光熱費も全額自分負担だった
お前らに忘れられない人っているか?
122 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:36:14.00 ID:GW3FzQ920
あんなに時間掛けて書いたのに書き溜めもう終わりそうだーすまん



急な引っ越しで満足に家具も家電も揃わない部屋で毎日ひとり
貢いでたし、初期費用も払って、貯金なんて無いし余裕が無い
おまけに今度は、女友達と連絡を取っていただけで携帯をトイレに捨てられた

毎日必死にバイトして、部屋に帰る
彼はたまに顔を出すけど基本ひとり 連絡もつかない


半年くらいそんな生活を続けて、ふと思った

自分が欲しかったのってこんな生活だったのかなって

親も捨てて大学も諦めて、彼と一緒にいる為に捨てられるものは全部捨てたのに
手に入れたのはこんな生活なのかって

もう彼の為に捨てられるものは何にも残ってないやって

急にそう思った
お前らに忘れられない人っているか?
123 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:43:26.22 ID:GW3FzQ920
そう思ったら急に冷静になった

彼の為に捨てられるものはもうこれ以上、自分は持ってない
ずっと自分を犠牲にすることで一緒にいたから、犠牲に出来るものが見当たらなくなった時
ああ、潮時なんだなって思った

まだ彼のことは好きだった、大好きだったけど、もう終わりだと思った
これだけやってダメなら仕方ないよねっていう、どこか清々しい気持ちさえあった

親に謝って実家に戻ることを決めた
彼は引きとめてきた
今までだったら絶対それで戻ってしまってたけど、本当に妙に冷静で、自分の決意は揺るぐ事は無かった

少ない荷物をまとめて部屋を出た

後悔もして無かった
彼を恨んでもいなかった

こうしてトータル4年以上続いた付き合いが終わった
20歳になった冬の話
お前らに忘れられない人っているか?
124 :名も無き被検体774号+[sage]:2013/03/21(木) 01:48:12.15 ID:GW3FzQ920
書き溜め終わったったwwwごめんwww
投下も遅くてごめん

また書き溜めて明日にでも投下しようかな
なんか不明な点あれば言ってください 駄文ですまん


この後6年程彼とは一度も会いません
ちなみに今の彼は死ぬほど優しいひとですwww
お前らに忘れられない人っているか?
126 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 02:09:10.48 ID:GW3FzQ920
>>125
遅くてすまんのー
いや、それまでは全然別れられなかったからねwww

ところで1氏、無いとは思うが、念のため、お互いのために転載禁止にしておかないか?
お前らに忘れられない人っているか?
128 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 02:10:28.11 ID:GW3FzQ920
>>127
あ、ごめんパソコンからだと標準設定がsageなだけで気にしてない お気遣いありがとう!
お前らに忘れられない人っているか?
131 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 02:23:37.58 ID:GW3FzQ920
>>130
ありがとう!助かります!
お前らに忘れられない人っているか?
133 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 02:53:24.41 ID:GW3FzQ920
>>132
自分も特定要素満載だよー

sage進行だったからか関係なのか、人居ないね
遅くまでお付き合いありがとう
ぬこの島行ってきたから写真うpする
27 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 11:59:16.67 ID:GW3FzQ920
すごいたくさんwwきゃわわ
これどこ?www
一番つまらない映画挙げた奴優勝
12 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 15:01:17.21 ID:GW3FzQ920
日本版の死刑台のエレベーター
【ぬこぬこ】新年度だよ!【トーク】
317 :名も無き被検体774号+[]:2013/03/21(木) 17:42:48.32 ID:GW3FzQ920
ほすほす(´・ω・`)
お前らに忘れられない人っているか?
142 :15年[]:2013/03/21(木) 18:00:12.69 ID:GW3FzQ920
何人か保守してくれているーありがたやー
保守も兼ねて、別れる前のこと少し思い出して書いたんで投下する



自分が別れるって決めたころ、自分の誕生日の夜に彼が帰ってきてくれたことがあった
何年経っても誕生日を覚えてくれない人だったからびっくりした

そのうえ、食事と彼の知ってるバーに連れて行ってくれた
彼のテリトリーに入れてもらったことは、高一の時に別れて以来無くて
彼の部屋にも入れてもらってないし、友達や知り合いに会わせてもらったこともなかった
仕事だって何しているのか全然知らなかった

そんな彼が自分を知り合いのバーに連れて行くなんて、すごい変化だった

そこで彼は店長らしきおじさんに自分のことを「今日彼女誕生日で」なんて言って紹介した
なんだか普通のカップルみたいで嬉しかったのを覚えてる

でも彼に「ところでいくつになるんだっけ?」と、聞かれたけど…
お前らに忘れられない人っているか?
143 :15年[]:2013/03/21(木) 18:04:28.48 ID:GW3FzQ920
彼はお酒を飲みながらこんな話をしてきた
「前に言ってたじゃん、自分が好きな人も大事だけど、自分のこと好きになってくれる人も大事にした方がいい、って」

確かにそんなことを彼に言ったことがある
「俺もなんとなくそういう風に思ってきた、これからは自分のこと好きになってくれる子を大切にしなきゃなって」

明らかに自分のことを言っている けど、もうこの時自分は彼と別れることを決めていた

その言葉を聞いても気持ちは変わらなかった
気持ちが動かなかった自分に少し悲しくなった

「うん」とだけ答えた

嬉しくなかったわけじゃない
でも、なんで今なんだろって、もう少し早ければ違ったかもしれないのにって

そういうタイミングも含めて、ああ、もうダメなんだな、と改めて思った
お前らに忘れられない人っているか?
168 :15年[]:2013/03/21(木) 20:19:34.69 ID:GW3FzQ920
>>166
ワロタwww
まあ詳しく書いて思い出してけよwww
お前らに忘れられない人っているか?
172 :15年[]:2013/03/21(木) 20:44:02.04 ID:GW3FzQ920
>>169
ごめんまだ書き溜め終わらないわ 仲間に入りたくてちょっと来てみたwww
少し疲れたから途中だけど投下してくわー
お前らに忘れられない人っているか?
173 :15年[]:2013/03/21(木) 20:47:33.45 ID:GW3FzQ920
投下開始



それまでの4年間は、簡単に言うと宗教みたいな状態だった 彼に洗脳されている状態
強引な理論も、なんとなくおかしいと思いつつ、毎回納得させられてしまう

実際彼は女たらしというより人たらしで、自分を相手にとって魅力的な人物に見せることで
人をコントロールするのがとても上手だった

悪い言い方をすれば、それが彼の手口だった
頭の良い彼は、相手が自分にどんな人間像を望んでいるのかを感じ取るのがとても上手く
常に相手との関係において尊敬させ、優位に立ち、周りをコントロールしていた

同情する言い方をすれば、彼はそんな風にしか人と関われなかったんだと思う
小さい頃に愛情を満足に与えられなかった彼は、どうしたら自分が愛情を与えてもらえるか
どうしたら自分に興味を持ってもらえるか、そういうことに敏感だった

そうして自然と愛され興味を持ってもらう方法を身に付けたのだと思う
お前らに忘れられない人っているか?
175 :15年[]:2013/03/21(木) 20:54:22.20 ID:GW3FzQ920
では20歳で別れた後の話


別れて2、3年は連絡も一切取っていない

でも3年後くらいから、年に1回だけ、ショートメールをするようになった
彼の誕生日に「お誕生日おめでとう」これだけを送る

彼の連絡先はとっくの昔に消してしまったし、アドレスなんかころころ変える人だったけど
彼の電話番号は暗記したまま、ずっと覚えていた
あえて覚えていようと思っていたわけじゃないけど、当たり前に忘れなかった

そうやって送ると彼からは「ありがとう!元気?」なんて他愛の無い返信が来た後
すぐに、どうも会おうとするような、そんな内容の返信が来る
そういう内容になった時点でいつも自分は返信するのを止めた

勿論特別な思い入れのある相手だからメールしてるわけだけど
会いたいとはまったく思っていなかった 年1回のメールで充分だった

それを繰り返して3年経った
お前らに忘れられない人っているか?
178 :15年[]:2013/03/21(木) 21:10:34.46 ID:GW3FzQ920
>>176
言いたい事は分かるwwwでもそこまでキチガイじみてはないんだよね
今は倫理観もまともだし、そうやって周りをコントロールしてる時も自分で何やってるか自覚があったから



3年目に彼はさすがに学んだのか、会おうとは言わなかった 近況報告のようなメールが続いた
彼は東京にいて、 サラリーマンになっているらしい 彼がまともに就職するなんて意外でびっくりした

1週間くらいの間、ぱらぱらとメールが続いたある日の夜、突然電話が鳴った

彼だった
いつもだったら出なかったと思う 今でも何故出たのか不思議に思う
でも、自分は電話に出た

「元気ー?久しぶりー」変わらない独特の声が響く
電話の内容はメールでの近況報告の続きのような内容 でもすごく長い時間電話したと思う

そこから毎日電話が掛かってくるようになり、長い時は朝まで話をしていた
何を話したかよく覚えていないけど、不思議と話題に困る事は無かった
お前らに忘れられない人っているか?
180 :15年[]:2013/03/21(木) 21:26:03.55 ID:GW3FzQ920
>>177
ありがとう、1氏!


それを繰り返すうちに、彼は東京に遊びにおいでと言うようになる
まあ、メールの流れと同じことが起こっているわけで
断ってはいたけど、でももうなんとなく、自分はまた会ってしまうんだろうなって思った

この時に彼には地元に彼女が居た 4年も付き合ってる彼女が
それなのに自分を口説いてくる彼、そしてそれを知りながら会いに行く自分
どうしようもない馬鹿だ


東京に会いに行って、付き合うことになった

彼は女癖は相変わらずそんな感じだったけど、少し昔とは違っていた
雰囲気が少しだけ丸くなっていた それにサラリーマンになっていたこと
彼は結局高校中退だったけど、それなりの学歴じゃないと入れないような企業に勤めていた

彼に何故サラリーマンになったか訊ねたことがる
「俺は自分のこと、すごく不幸だと思ってた時期があって
みんなと同じ真っ当な道は自分が居る場所じゃないと思ってた」
「だから変な起業したり、そういう脇道で生きてたんだけど
みんなと同じステージで勝負してもいいんだって自分は別に不幸じゃないって思えるようになったから」


それを聞いて、家族ことを乗り越えたんだな、と漠然と思った
実際彼はその頃、父親とも母親とも上手くやっていて、恨んでない、恨んだことは無い、と言い切った
お前らに忘れられない人っているか?
182 :15年[]:2013/03/21(木) 22:01:46.40 ID:GW3FzQ920
少し彼の話をする 前述した通り、彼の両親は離婚している

彼は母方の祖父母に引き取られて育てられる
彼の父親は、2ちゃんのとあるスレで名前が出るような
その業界では有名な企業の社長さんで東京在住 東京で再婚して子供も居た
母親は再婚していたけど、子供はおらず、ごく近くに住んでいた

彼は小学生の時一年間だけ、母親とその新しい旦那さんに引き取られ一緒に暮らしたことがある
その後また祖父母の元に戻され、17歳までそこで育つ

何故一年間だけだったのか

3人で暮らして一年程経ったある日、母親の旦那にこう言われたそうだ
「俺はお前のことが嫌いだから、出て行って欲しい」と

自分はこの話を聞いて「その時お母さん、居なかったの?」と彼に訊ねた

「居たよー。なんかしれーっとして、隣にいたwww」


こんなエピソードがいくつもある

自分だったら一生親を許せないのに、すごいな、と尊敬する
お前らに忘れられない人っているか?
183 :15年[]:2013/03/21(木) 22:43:38.13 ID:GW3FzQ920
付き合ってしばらくしても、彼は相変わらず彼女と別れてはくれなかったけど
週末の休みには自分が行くか彼が来るかで必ず一緒に居たし、平日は毎日仕事が終わってから深夜まで電話していた
彼が他の女性に時間を使っている様子は感じられなかった

付き合い始めて2ヶ月近く経ったある日、自分がデート中にトイレに行って戻ると
彼は携帯でどこかに電話をしていて、すぐに切った

「仕事?」と訊ねると「別れたよ」と言われた
何の前触れもなく、急にだった


「自分を犠牲にしてまで他人を好きになる気持ちなんて分からない」
「結婚なんて一生しないと思う」
そう話していたのが嘘のように、彼は生まれて初めて本気の恋に落ちたらしい

何がキッカケかは良くわからないけど、とにかく彼は自分に本気で惚れたようだ

最初は新幹線代は自分持ちだったけれど、次第にデート代も新幹線代も彼が全額負担するようになった
最初こそ思いやりのない言動もあったけど、彼はだんだん変わっていった
お前らに忘れられない人っているか?
184 :15年[]:2013/03/21(木) 22:46:10.71 ID:GW3FzQ920
一年もしないうちに「結婚したい」と口にするようにさえになった

彼が自分を必要としてくれるのを見て、自分は単純に嬉しかった

でも26歳の今の自分というよりは、自分の中の過去の自分が、15歳の自分が、
叶わなかった恋が実を結んだことに喜んでいた気もするけれど

彼は普通に話せば、価値観がとても近くて、1話せば10汲み取ってくれるような人だった
自分が何故この彼をあんなに好きになったのか、酷い態度の彼の向こうに、
お互いにいちばんの理解者になれる、この彼を見てたんだと思った


ただ、一点の問題を除いては
お前らに忘れられない人っているか?
185 :15年[]:2013/03/21(木) 23:07:47.85 ID:GW3FzQ920
彼は病的なほど嫉妬深く、自分に対して異常な執着を持っていた
些細な喧嘩で、不安がって平日仕事終わりに東京から新幹線に乗って家まで来る

彼と会っていない過去の6年間についてまで嫉妬され、根掘り葉掘り聞き出される
彼と会っていない6年の間、自分だって人並みのお付き合いをして幸せな時期だってあった
でもその事実を受け入れてもらえない

今まで何人もに分散させて与えられていた愛情が、ひとりになったら
異常なほど深い愛と安心感を求め始めた もう求めると言うよりは搾取と言っていい

でもそれでも、彼が初めて好きになってくれたのは自分だから、どうしても彼を受け入れてあげなきゃという使命感があった
今までの女性をすべて切って、自分ひとりだけにしてくれた彼に応えなきゃいけない気がして必死だった
お前らに忘れられない人っているか?
187 :15年[]:2013/03/21(木) 23:10:39.30 ID:GW3FzQ920
彼が安心する言葉を与える為には、時には嘘をつくしかなかった

彼に合わせて嘘をつきすぎて、もう自分が何の嘘をついているか覚えていられない

例えば「ディズニーランドにデートで行ったことある?」とかそんな質問にさえ、
嘘をつかなければならない 行ったこと無い、としか答えてはいけない、そんな状況

元々嘘をつくのが得意ではないし好きではない自分にとってはかなりのストレスだった

その頃には毎週金曜日の夕方に仕事が終わると直接東京に向かい、月曜の早朝に彼の家を出てそのまま出社する生活を送っていた
たまに友人からの誘いで、週末予定を入れようとすると「なんで友達に使える時間を俺の為に使ってくれないの?」と言われた
次第に同性の友人とも自由には遊べなくなっていった
お前らに忘れられない人っているか?
188 :15年[]:2013/03/21(木) 23:26:16.97 ID:GW3FzQ920
まあこんなことを続けてれば当たり前だけど、死ぬほど疲れる

だんだん、家帰るとほっとする自分にほっとする自分に気付いた
元々自分は、自分の時間が欲しいタイプでは無く、寂しがりで、ひとりで居るのは苦手な方だった
なのにひとりになると心底ほっとする自分がいた

毎週会いに行くのも、自分は彼に会いたくて行っているのか
殆ど義務感のようなものに駆り立てられている気がする 今自分は幸せなのか

勿論彼の異常さは何度も本人に指摘して、何度も話し合いをして
彼も理解を示してくれて、最初の頃からしたら、本当に嘘みたいに、別人のように性格を変えてくれた

でももうその時には、自分が思う「彼」を変えられなかった
彼がいくら変わってくれても、もう警戒心が刷り込まれていて言葉や話題を選ぶ癖がついていた
一般的な許容範囲であろう軽い嫉妬も、自分には酷く重く感じられた


2年付き合った頃、自分は疲れ果てて別れて欲しいと言った
お前らに忘れられない人っているか?
189 :15年[]:2013/03/21(木) 23:40:42.09 ID:GW3FzQ920
特別な相手だと思っていたし、何があっても自分の味方で居てくれる人だと思っていた
自分もこれ以上人間的に尊敬して信頼できる相手は居ないと思っていたけど 本当に疲れてしまった


それから自分は、別の男性と遊ぶようになった 気楽で気楽で、正直感動した
次第に暇な時だけ、彼を呼び出して遊んで貰うようになった 食事を奢ってもらったり買い物に付き合わせたり

10代の時に彼にされていたことを、今度は逆に自分がし始めた

勘の良い彼は、自分に別の男性が居ることは確実に気付いていた
そして自分もさして隠そうとはしていなかった
彼に悪いとは思わなかった だって今まで自分が苦しんだことに比べたらどうってこと無いでしょ?って思ってた
ここに書けないような、もっと酷いこともされている


彼はすべてを理解しながら、献身的に尽くすことだけをしてくれた
お前らに忘れられない人っているか?
190 :15年[]:2013/03/21(木) 23:48:29.12 ID:GW3FzQ920
ごめん書き溜めしてたのに殆ど直しながら投下してたら普通に遅かった
微妙にながら投下だったのもあるけどww

ちょっと休憩します たぶんもうすぐ終わるよー

なんか質問とかあれば書いといて下さい


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