- 母「あんた勇者なんだしそろそろ旅立ちなさいよ」
58 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:16:46.07 ID:GBq03f2U0 - 勇者「なんだ僧侶、カエルが苦手ダッタノカーwww」ニヤニヤ
魔法使い「わぁ僧侶さんの可愛いところみっけ♪」 戦士「いやぁそれにしても何故拙者はいつも発見してしまうんだろうかwwwwwあれはwwwコポォwww」 僧侶「!!!!!!!」 巨大カエルモンスターが現れた!
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- 母「あんた勇者なんだしそろそろ旅立ちなさいよ」
60 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:19:44.89 ID:GBq03f2U0 - 勇者「・・・・・やっぱりでか」
戦士「ウヒョォwww 今の拙者ならきっとwww」 魔法使い「うぅう頑張りますよぉ〜」 スタッ 僧侶「勇者・戦士に攻撃力最大増加、魔法使いには魔力最大回復&魔力増加、同時に全員の体力を回復、そしてウチの回りに結界」 勇者「ちょ、え、お前すごい」 ドカッメリッドンッゴゴゴゴゴッ
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61 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:20:21.24 ID:GBq03f2U0 - 巨大カエルモンスターを倒した!
勇者「はぁ・・・はぁ・・・なんとか倒せたか」 戦士「やはり拙者たちは強くなっているのであるwwwwwウヒョォwwww」 魔法使い「痛たたぁ。。。 でもみんな怪我が・・・」 僧侶「ほら、中回復魔法 やっと生きた心地がするよ マジキモかったー」 戦士「ヌヌ! 前方に目座す集落が見えてきたでござるよwwww」
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62 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:21:24.73 ID:GBq03f2U0 - >>59
ありがとうございます!
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63 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:26:02.38 ID:GBq03f2U0 - <集落にて>
勇者「全員の武器が強化できたな」 戦士「フォオオオオwwwwww 拙者のヲタ魂に火を灯すものばかりでござったwww」 魔法使い「武器のことはよくわかんないけどぉ、この帽子お洒落ぇ♪」 僧侶「この数珠も綺麗・・・魔力も感じるし、ここの人たちいいセンスしてるー」 女性「ほら、そろそろ晩御飯の時間よ、おうちに帰りなさい」 子供達「はーーーい」 勇者「・・・母さん、今度帰ったらひさしぶりに話してみようかな」
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64 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:28:41.87 ID:GBq03f2U0 - <フィールドにて>
勇者「さて、次は俺が最も楽しみにしていた街だ」 戦士「カジノにバー、遊園地にゲームセンター、映画館、レストランと数え役満ですなぁブヒィwww」 魔法使い「わぁぁ楽しみぃ♪」 僧侶「つーかー、モンスターだらけの世界でよくその街だけ賑わってるよねー」 戦士「その街には優秀な騎士団が配備されていて、守りも強固らしいですねぇウヒヒwww」
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65 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:35:25.69 ID:GBq03f2U0 - <第4の街にて>
勇者「遊ぶぞぉおおおおおおお」 一同「おぉおおおおおおお」 勇者「ひゃっほーーーい、絶叫マシーンは爽快だぜぇ」 戦士「クポォォォwwww これですねwww このレトロ感溢れるものから最新式のものまで揃ったゲーセンキタコレですねwwww」 魔法使い「可愛いアイドルさんがいっぱいでてる映画だぁぁ♪☆彡」 僧侶「ちょーリラクゼーション マジきもちいいんですけどー」 マッサージ師「ぐへへ触り心地のいい客ですなぁ」ハァハァ
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66 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:36:29.09 ID:GBq03f2U0 - ひとしきり後
勇者「さぁてそろそろ宿・・・ホテルに行くか」 戦士「そうそう、ここで宿屋なんて言ったら田舎者丸出しでござんすなぁヌホォwww」 魔法使い「僧侶さんはぁ、さきにホテルでマッサージ受けてるみたいですぉ〜」
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67 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:38:33.51 ID:GBq03f2U0 - <ホテルにて>
僧侶「とんだエロマッサージ師だったー気持ちよかったけどマジさいてー」 勇者「あれ?4人部屋でよかったのか?ここは仕切りとかできないぞ」 僧侶「しょーがないじゃん、ここ高いんだし」 戦士「クポォォォwww 野宿の時も拙者と勇者殿はテントの外に追いやられていたというのにまさかのwwww」 魔法使い「勇者様もぉ戦士くんもぉ襲ってきたりとかしないってわかったしぃ」ブリブリ 僧侶「別に、廊下で寝たかったらいいんだよ」 勇者「・・・どうも」
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69 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:41:29.19 ID:GBq03f2U0 - >>68
次の日の朝、ゴミ箱に押し込められて泣いているマッサージ師の姿が!www
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71 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:44:00.69 ID:GBq03f2U0 - >>70
キレた僧侶によって廊下のゴミ箱に押し込められてしまったんですw
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72 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:44:34.96 ID:GBq03f2U0 - 翌朝
勇者「さて、次の街へ向かうか」 僧侶「つーか、これ勇者の旅っていうより観光旅行だよね、完全に」 戦士「たしかにそうでありますなぁwwww」 魔法使い「あれ、ちょっといいですかぁ?」
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73 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:45:28.21 ID:GBq03f2U0 - 騎士団員B「第一の街だったか?魔王の城から一番遠い街だってのに・・・」
騎士団員A「おい、ついに街ごと潰されたらしいぞ・・・」 勇者「!?」 戦士「ちょ、その話kwsk !」 騎士団員A「ん?あなた方は第1の街から来られた勇者御一行ではないか」 騎士団員B「詳しくは車の中で話しますので、ささ、お乗りなさい 辛いことかもしれないが、あなた方の故郷だ、見ておいた方がいいかもしれない」 僧侶「・・・」 魔法使い「それってもしかして。。。」
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74 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:48:45.74 ID:GBq03f2U0 - 騎士団員の計らいにて、騎士団の車で故郷の第一の街へと向かう一行
戦士「フヌゥ どうなっていることか・・・」 僧侶「・・・」 魔法使い「えぐっ。。うぅ。。。」グスン 勇者「・・・母さん」 騎士団員「見えてきた・・・うわ・・・これは酷い」
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75 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:52:01.99 ID:GBq03f2U0 - <第1の街にて>
勇者「・・・」 戦士「・・・」 僧侶「・・・」 魔法使い「グスッ・・・うぅ・・・」 騎士団員「人の姿が見えないな・・・建物も大半が崩壊している」 騎士団員「・・・私は車で待機していよう」
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77 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:55:59.28 ID:GBq03f2U0 - ・
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- 母「あんた勇者なんだしそろそろ旅立ちなさいよ」
78 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:56:51.88 ID:GBq03f2U0 - 勇者「みんな、バラバラに走っていったな」
勇者「それぞれ、大切だった場所に行ったんだろうな」 勇者「うわぁ懐かしいなこの公園 ガキの頃よく遊んだなぁ」 勇者「ここのラーメン屋、うまかったよなぁ」 勇者「全部ブッ壊れちゃったんだなぁ」 勇者「ここも・・・だよな」 勇者「母さん・・・」 ガラ ガラ 勇者「母さん! 母さん!」 ガラッ ガラッ 一心に瓦礫をかき分ける勇者 ?「母さんは、もうそこにはいない」 勇者「!? 親父!!」
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79 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:57:48.38 ID:GBq03f2U0 - >>76
ありがとうございます
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80 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:58:50.09 ID:GBq03f2U0 - 勇者「親父、どういうことだよ、母さんどっかに非難してるのか?」
勇者父「・・・いや」 勇者「じゃ、じゃあ・・・」 ガクッ 勇者「お、俺、今度帰ったら母さんと話すって・・・くそぉおおおお!!」 勇者父「人は失った途端、そのものの大切さ、価値がわかるのだ」 勇者父「手に届くところにあったありがたみが、二度と触れることができないと知って」 勇者父「話は変わるが、お前たちは魔王の城を目指しているのか?」
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81 :1 ◆8VS2bI7FBY []:2013/03/12(火) 23:59:56.02 ID:GBq03f2U0 - 勇者「なんだよそれ・・・魔王ってなんだよ! そんなの今は関係ないだろ! 母さんが死んだってのに、なんでそんなに淡々としてるんだよ親父・・・」
勇者父「この街を壊滅させたのが、魔王の手下たちだ モンスターよりも知能がある魔物で構成された軍団だ」 勇者父「遊び歩くのもよし 現に任務を放り出して行楽に走る一行も多い」 勇者父「逃げるのもよし 誰かが魔王を倒して平和な世界が訪れるのもいいだろう」 勇者父「だが挑むのはやめておけ」 勇者「なんでだよ! ぶっ殺してやりたい、敵を打ちたいよ!」
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