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168 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 01:01:04.87 ID:kn18Lgfr0 - ただいま
書きとめないので、今日この時間帯はここにはかけないかもしれないです… 今から頑張って、書きとめてきます
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178 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 01:08:32.14 ID:kn18Lgfr0 - 一応待っててくれていたので、ヒントだけ書いて…
千佳の事がいろいろ書かれてますけど 修学旅行後から重要になっていくのは千佳です じゃあまた
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179 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 01:09:18.57 ID:kn18Lgfr0 - おやすみー
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229 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 11:36:34.92 ID:kn18Lgfr0 - おはようー
今日は午後1時くらいにきます 完全にoffなので、ずっと貼りついときます ただ、書きとめる時間とかもほしいので、その時は落ちますけど
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249 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:13:08.17 ID:kn18Lgfr0 - すこし遅れたけど、今から書いて行きます
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252 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:15:19.39 ID:kn18Lgfr0 - 俺は朝がいつもより一時間早く、俺はとにかく眠かったのを覚えている
当日が学校の前に集合で、バスを降りてから学校近くのコンビニに入り、 バスで飲むものを買ってD組と書いてあるバスに乗った バスに乗ると、すでに半分くらいは待機していて、その他は外で写真撮ったり買い物行ったりしていた 席は事前にクラスで決めていたので、俺は向井の隣だった
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254 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:17:23.51 ID:kn18Lgfr0 - 大抵こういうのはジャンケンとかで決まっていて、俺達の席の通路を跨いで隣の席が千佳と同じ班の女子で、
後はうるさい連中が座るのはもはや言うまでもない よく見ると向井も千佳もまだ来ていなかった 俺は荷物を棚にあげて、席について携帯を開いた 薫にメールをするためだ
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255 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:18:25.55 ID:kn18Lgfr0 - 薫は今日向井へ最初で最後の告白をすることになっている
だから、絶対ミスはさせちゃいけないし、悔いの残らないようにしてあげたかった メールを送ると、すぐに返信がきた 「いま学校ついた。今日はよろしくね修司」 「任せとけよ」 「で、どうするの?」 「薫が指定してくれた場所に、薫が向井に話があるらしいからそこに行ってやれ、とでも言えばいいと思うんだけど、どうかな?」 「うん…ならそれでお願い。またホテルついたら、一回会って話そう」 「おう」
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256 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:19:18.74 ID:kn18Lgfr0 - 俺はしおりに目を通した
初日に自由時間となるのは7時半から10時の二時間半 この時間帯しか薫が告白できるチャンスはない この二時間半を逃してしまうと計画がダメになる なので、ホテルでの夕食を済ませたらすぐに薫と会って話をしなければならなかった そうこうああだこうだと考えているうちに向井と千佳がバスに乗ってきた
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258 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:20:15.94 ID:kn18Lgfr0 - 向井「お、修司!来るのはえぇなww」
千佳「修司君!おはよう!今日たのしみだね!」 俺「おうおう。お二人さん、おはようw朝から仲良しこよし見せつけるなよなww」 千佳「たまたまコンビニであったんだよ、ねえ?w」 向井「そうそう!てか、、もうコンビニ俺達が色々買うもんだから朝から品薄だったんだけどww」 俺「そんなにすげぇーのかw確かに品薄だったけど、俺の行った時はまだマシな方だったぞw」 向井「なら、千佳と俺が行った時がピークだったのかな?」 千佳「多分そうだよ」
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259 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:21:31.50 ID:kn18Lgfr0 - 二人も席を着き、すこしすると担任が乗ってきて、A組のバスを先頭として出発した
まずバスで俺達は空港に向かっていた 因みに詳しくいうと、俺は窓側で向井は通路側の席で、千佳も通路側だった その移動中、なぜか後ろから様々な曲の合唱が聞こえ、俺と向井はただただ馬鹿話をしていた その際に千佳が大量に持ってきていたお菓子を分けてくれて、結局俺と向井、千佳、班の女子と話すこととなった
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260 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:22:33.85 ID:kn18Lgfr0 - 一応班の女子は千佳の一番の友達らしい
この子は唐突に凄いことを聞いてくる子だったんだ… 班子「修司君って、やっぱりA組の薫ちゃんと付き合ってるの?」 俺「は?w」 そうすると前の席の奴らまで言及して来る始末… かなり話が回っているらしく、こんだけ期間が経っているにも関わらず、噂はまだ名残を残していたのだ
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261 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:23:19.24 ID:kn18Lgfr0 -
俺「ただ、仲がいい友達だけど?w」 外野「嘘言うなww一緒に帰ってたり、飯くったり一学期もしてただろうw」 向井「まあアツアツだからな、修司君?ww」 俺「向井!wややこしくすんじゃねぇよww」 班子「ならやっぱりそうなの!?」 一段とヒートアップする外野達
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263 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:24:21.13 ID:kn18Lgfr0 - それをなだめるかのように千佳が言う
千佳「まあまあ、本人は違うって言うし、噂は噂だからね。それに二人っきりで男女が歩くなんて普通だよ?」 班子「千佳は大人なんだよ。それにあんなにべったりなんて好きな人じゃないと出来ないな」 千佳「それはそうかもね。でも、まあ噂は噂。て、ことで、修司君の好きな人は誰?w」 やっぱり千佳は怖い…ww 一回なだめてから、さらにもう一度沸かせるという周りが盛り上がるやり方を熟知している
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264 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:25:32.76 ID:kn18Lgfr0 - >>262
いいよ^^
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265 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:27:01.32 ID:kn18Lgfr0 - 俺「だから俺は今はいないってのw」
向井「修司、部屋でたっぷり聞くからな…www」 俺「やめてくれよwww」 その後すったもんだ色々聞かれたけど、全部曖昧に返答してその場をやり過ごした 最初からこんなに修学旅行飛ばして大丈夫かって感じであった
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266 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:28:14.60 ID:kn18Lgfr0 - 高速にも乗ったせいか2時間もしないうちに空港についた
空港ではA組からG組まで列を作って並んでいた 時間がくるまで、そこで待機である 待機している時に、俺の中が良い英語教師が話しかけてきた
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267 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:29:38.15 ID:kn18Lgfr0 - 先生「修司。昨日はちゃんと寝れたのか?」
俺「あ、普通に爆睡でした」 先生「ならよかった。興奮して寝れない奴もいるからなwwバスで吐いた奴もいるくらいんだから…」 俺「マジですかw」 先生「そう。男はマスターベーションしたら寝れるのにな」 俺「何言ってるんですかw相変わらずなんだからww」 先生「はははww」 この先生のシモネタは毎回のことなので気にしないw というより、俺はそういう冗談が言い合える先生が好きだった
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269 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:30:25.64 ID:kn18Lgfr0 - 時間になると、搭乗手続きを済ませるのだが、そこで俺のベルトが反応した
ピーーーーー この瞬間は俺はたまらなく恥ずかしくなる 俺はベルトをはずして、もう一度ゲートを潜る ピーーーーー もう笑ってしまっていた どうやら俺の上着のボタンが金属だったため、反応してしまったらしい
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273 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:31:54.29 ID:kn18Lgfr0 - なんやかんやでなんとか手続きを済ませ、その後は時間になるまでひたすら時間をつぶした
飛行機に搭乗すると、指定された席に座る このときの座席は男女に分けて、出席番号順だった 俺は離陸する瞬間のあのフワッと浮いた感覚が大好きで、胸を躍らせていた そして離陸の瞬間、俺は昇天した
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274 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:33:27.68 ID:kn18Lgfr0 - その後はCAから飲み物をもらって、なんとなくボーっとしながら過ごしていた
ただ、後ろの席の奴がCAさんに番号聞いてて、それが担任にばれて怒られたのには笑ったけどなww 飛行機で2時間半くらいで、関空に無事着陸した 俺の住んでいる所より、気温はかなり高くて秋なのにかなり温かかった記憶がある 周りを見渡すと薫の姿が見えた 向こうも俺に気付き、にっこり笑いながら中指をこちらに立てていたが、周りとかなり楽しそうな雰囲気だった
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276 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:34:25.46 ID:kn18Lgfr0 - 時間はすでに午後2時頃
俺達は空港を出て、またバスに乗った そこから清水寺に行くこととなった 俺はこの時京都は初めてで、街並みとかかなり見入っていた 清水寺につくと、そこからは班で行動することに
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278 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:35:29.91 ID:kn18Lgfr0 - 俺達はまず本堂の方に足を運んでみた
清水の舞台から飛び降りるとはよく使われる故事だが、かなりの高さで、 こんなもん飛んだら死んじまうだろ…と正直に思っていた だが、そこからみる景色は京都タワーは見えるし、何より、紅葉していた木々が綺麗だった その後は音羽の滝の水を飲み、あとは正直適当に回り、そこからは三年坂を見て登っていくと、地主神社に到着した
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279 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:36:34.80 ID:kn18Lgfr0 - >>277
一応雪が降る所と言っときます
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283 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:37:48.14 ID:kn18Lgfr0 - そう、この神社は縁結びの神社で、なんで俺までくるんだと思っていた
向井とかは理解できるんだが、俺達は並んで手を合わせた こういう時は皆どういうお願いをしているのか気になるものである 俺の願いというと 「四人皆が仲良く円満な暮らしていけるように、そして、薫と向井が絶対に後悔しない結果になりますように」というものだった 頼むからいい縁を結ばせてやってくれと何回も心の中でお願いしながら集合場所に戻った
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286 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:39:02.86 ID:kn18Lgfr0 - そこからまたバスに乗り、ホテルに到着
俺達はそこでそれぞれ部屋のリーダーにカードキーが三枚渡された まず男子の部屋は6階ちと7階で、女子の部屋が4階と5階で、男子と女子の部屋の行き来は禁止だった 俺と向井は6階の二人部屋で、とても綺麗で感動していた
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287 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:39:50.63 ID:kn18Lgfr0 - 向井「おお、想像より綺麗やん」
俺「だな」 荷物を下ろし、そこで二人してベッドにダイビングした 俺「おーーー!疲れたーーー!」 向井「親父かよww」 俺「うるせぇwお前ちゃんと地主神社でお願いしてきたのか?」 向井「ばっちり。三日に向けての準備もバッチリ」 俺「そうか」 素直に親友を応援しているが、心のどこかに薫がいた
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291 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:40:56.86 ID:kn18Lgfr0 - 俺は携帯で薫にメールを送った
「薫、いつ集まる?」 「なら、ご飯食べて、自由時間なったらすぐ外出てきて」 「わかった」 ついに薫の一世一代の告白がそこまで迫っていた 四人はそれぞれの思いのまま、食事に向かうこととなる
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294 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:41:57.07 ID:kn18Lgfr0 - 食事は正直上手くなかったww
飯食ってるときは席は男女別れているが自由だった 楽しい食事のはずが俺もやっぱり色々緊張していたと思う あまり、この時の詳しい記憶はないんだよね それよりも、その先にある出来事の方が鮮明に覚えている 食事を終えると学年主任から様々な注意事項などがあり、自由時間となった 俺は部屋に戻って、向井にすぐ戻るからと言いつけて、部屋を出た
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297 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:42:53.62 ID:kn18Lgfr0 - 部屋を出て、薫にすぐ電話をした
俺「もしもし。薫」 薫「修司、今もう外にいる」 俺「わかった。今いくから待ってろ」 俺は小走りでホテルの玄関を出て、すこし京都駅の方向へ行くと、薫が立って待っていた 俺「薫!」 薫「あ、修司」 俺達はそこでこれからのことを話し合うことに
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298 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:43:47.17 ID:kn18Lgfr0 - 俺「薫、向井はどこに呼んだらいい?」
薫「うーん…外だとみんなに見られそうだしな…」 俺「なら、ばれない様にだけど、ホテルの非常口の踊り場使うか」 薫「え…でも、ばれたらどうするの…?」 俺「その時は一緒に怒られてやるよ」 薫「それは向井君にも迷惑かかるから、やっぱり外でいい。ここに呼んできてもらえる?」 俺「わかったよ。なら今向井呼ぶから」 薫「ありがとう、修司」
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300 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:44:40.63 ID:kn18Lgfr0 - 俺は向井に電話をかけた
俺「もしもし、向井」 向井「おう、修司、お前どこいってんのよ?」 俺「今ちょっと外いるんだけど、お前すこし外出てくれないか?」 向井「別にいいけど、どっか行くの?」 俺「まあそんな感じ」 俺は薫が呼んでいると明かすのをやめた 向井「じゃあ今行く」 俺「あと、薫もいるから。俺か薫見かけたら声掛けて」 向井「了解」 俺は電話を切って、薫に向井が今来ることを伝えた
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312 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:50:29.63 ID:kn18Lgfr0 - 薫「終わったら、連絡するから…」
薫は弱気に明らかに弱気になっていた だから、俺は自分の両手で薫の両手を包んだ 俺「薫、こっち向きな」 薫は俺の目を見る。もう半泣き状態。目が完全に潤んでしまっていた 俺「俺がそばにいると思って頑張れよ。俺はなにがあっても味方だと言っただろ? だから、大丈夫だから」 薫「修司…馬鹿。今泣かせるようなこと言うな…。それに傍にいて告白聞かれたら 困るんだけど。なんてね。ありがとう」 薫とは最後にこれだけ会話を交わして、その場を後にした
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317 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:53:01.10 ID:kn18Lgfr0 - 俺は向井とすれ違わないようにホテルのロビーで、身を潜めて、
向井からは見えない所で向井が外にでるのを確認した ついに始まるのだなと思い、ドキドキするのかと予想していたのだが、違っていた やっぱりどこか寂しいようなそんな気持ちだった。しかし、心の中で薫の応援することは最後までやめなかった そして、俺が見えないその場所で、薫がついに向井に告白する瞬間を迎えつつあった
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319 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:53:58.66 ID:kn18Lgfr0 - 本当にすいません
ここで修学旅行前篇として区切ってます…
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325 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:55:07.78 ID:kn18Lgfr0 - >>320
いやw間違えだよww
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331 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:57:02.50 ID:kn18Lgfr0 - なんでかというと、ここからで区切らないとダラダラいきそうなので…
修学旅行はあと中、後篇でわけてます 今日中に書きますけど 一番濃い部分まだ書き留め途中なんです… なので、待っててください あとご飯食べてきます
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336 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 13:58:04.61 ID:kn18Lgfr0 - あ、遅くても夜の7時までには来ます
6時から7時で…お願いします 遅くてすいません では、落ちます
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412 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:16:47.69 ID:kn18Lgfr0 - 書きとめ終わったので
待たせてしまってすいません じゃあ書いて行きますね
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414 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:18:37.57 ID:kn18Lgfr0 - 俺がそこで待機している間、千佳からメールが来た
千佳「今暇?」 俺「ちょっと、今は用事あるから無理だな」 千佳「そう。なんかしてるの?」 俺「うん」 千佳「わかった。じゃあ」 こんな感じである
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415 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:19:46.71 ID:kn18Lgfr0 - 10分か15分くらい経った頃だろうか、向井がホテルに入ってくるのが見えた
向井がロビーからいなくなったのを見計らって、俺は外に出た すると、薫からメールがきて 「終わったよ」というものだった。 俺は走って小路にいる薫の下に駆けつけると、 パッと見は特に泣いた様子もないし、表情にもあまり悲しそうには見えなかった すると薫が口を開く。
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418 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:21:01.32 ID:kn18Lgfr0 - 薫「さて、問題です。あたしは向井君と付き合えたでしょうか?」
俺はまた顔をじっくり見た 薫「何じろじろみてるの…?さぁ、どっちだ?」 俺「お前は多分嬉しい、安心してる時にしか泣かないよ 誰かに心配かけてなくない、安心させたいと思ってるときにお前は泣かない」 薫「なにさ…バーカ!で、答えはどっちなのよ…」 俺「薫、よく頑張ったね。お疲れ様」
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419 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:21:59.20 ID:kn18Lgfr0 - 俺がそう言った瞬間だった
薫「修司ーーーーー」 薫は俺が見たことないくらいの勢いで俺に抱きついてきた 抑えきれない嗚咽と止めどない涙が薫の頬を伝い、地面にポタポタと落ちる 俺は何も言わずに頭を撫でた。するとさらに薫は膝から崩れた それを膝をついて、その場で思いっきり抱きしめた
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420 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:23:01.69 ID:kn18Lgfr0 - 薫「修司―…うわああん…あたし頑張ったよーー」
俺「めっちゃ頑張った…もう背伸びしまくって無理して、自分の気持ち奮い立たせてさ… 普通の子は出来ないことをお前はやったんだよ」 薫「ううっ…修司…向井君に振られるのは大丈夫だって思ってた… でも、こうやって実際に面と向かって振られたらやっぱりきつかったよ…」 俺「そうか。きつかったか。よしよし。でも、ちゃんと自分の気持ちは言えたんだろう?」 薫「言えたよ。修司が傍にいてくれたから。ずっと支えてきてくれたから…」
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422 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:24:32.61 ID:kn18Lgfr0 - 俺はここで涙を流さないわけにはいかなかった
薫を抱きしめながら、俺は半年間を振り返っていたんだ 初夏、薫と出会ってそこで約束した向井への橋渡し そして、食事を二人でする作戦を練ったり、一緒に文化祭回ったり、後夜祭に出たり、キャンプに行ったり… この時「修司の出会えてよかった」という薫のフレーズがまさに脳裏を過っていた 懸命に涙を抑えようとしても、俺もなぜか溢れ出るそれをなかなか抑えることが出来ず、声が詰まってしまっていた
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423 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:25:57.91 ID:kn18Lgfr0 - 俺「だって…俺はさ…いつまでも薫の味方だからよ…」
薫「修司…?泣いてるの…?」 薫はすこし俺から体を離して、俺の顔を見た 俺「ちげぇよ…ちょっと喉になんか変なもんが詰まったんだよ」 薫「修司…」 薫は俺の頭に手を乗せて、そっと撫でた 薫「いつものお返しだよ…」 俺「馬鹿かよ、くそ…」
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424 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:26:55.22 ID:kn18Lgfr0 - 薫はまた俺に抱きついた
「ごめん…修司…あと10秒だけ…このままで…」 俺は10秒間何もしゃべらず、ただただ頭を撫でた 大体10秒くらいが経過すると薫は俺からゆっくり離れた
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427 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:28:07.39 ID:kn18Lgfr0 - 薫「ありがとう修司。なんか思いっきり泣いたりスッキリした。これですべて前に進めるような気がする
これも全部修司のおかげだよ。ありがとう」 俺「俺はただ頑張る薫の背中を押しただけさ」 薫「何カッコイイこと言ってるんだか」 俺「うるせw」 薫「でも、修司今までありがとうね。それとこれからもよろしく」 俺「任せとけ」 俺は何故か薫に腹を軽くパンチされた
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428 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:29:20.13 ID:kn18Lgfr0 - その後、外を二人で散策しながら、俺は色々詳しいことを薫から聞いた
まず告白をして、向井はやはり薫の好意は気付いていたのだそうだ それで、振った理由は向井が自ら「千佳が好きだから」とちゃんとしっかり言ったらしい 俺はあいつのそういう所が好きだった。生半可な優しさや同情がなく、相手の為にもスパッと言うところがね さすが親友と思える時である
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430 :修司 ◆QqwnhIly26 []:2012/08/21(火) 18:30:10.76 ID:kn18Lgfr0 - そして、それを聞いた薫もこうなることはもうほとんど分かっていた
ただ、けじめをつけたかっただけなのだと言っていたんだ これは前に俺の家に来た時と変わらない しかし、現実のショックや恐怖、緊張は自分の想像を超えていたと言えるだろう その現実に真正面からぶつかっていった薫はやっぱり正真正銘強い女の子だと感じた
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