- 半年付き合ってた彼女に振られた
62 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 01:43:04.62 ID:1EgPzdov0 - 半日レスなくても残ってる気がする
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
1 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:40:41.79 ID:1EgPzdov0 - あるんだけど。勝手に書いてく。
尻の青い高校生の恋愛の話だ。 俺(>>1) 高1 その女の子 クラスメイト ここでは電子って呼ぼう。 電子と俺が関わる様になったのは、 電子にある日突然アドレスを渡されたからだ。 その日から毎日の様にメールをして、メールして、メールして。 学校では話さなかったんだ。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
5 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:44:35.43 ID:1EgPzdov0 - 女の子に慣れてない俺はこの時はただのメール魔だろう。
そう思ってたんだ。 たまに目が合うとお互い少し微笑む感じだ。 本当にメールしかしなかった。 その時は俺はなんとなく満足してた。 でも、だんだん学校でも話したい。 そう思うようになってきたんだ。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
6 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:45:14.27 ID:1EgPzdov0 - 書き溜めないのでのろのろです。
すいません。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
7 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:49:09.74 ID:1EgPzdov0 - ここで俺の友達を紹介しておく。
なーちゃん(♂) 1番なかがよかった。今でもそれは変わらない。 なーちゃんと遊んでいると、 いつものように電子からメールがきた。 あまりにもしもしをいじっているからなーちゃんも「なに?」「誰?」という様になってきた。 だから見せた。 驚くなーちゃん。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
8 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:52:20.22 ID:1EgPzdov0 - この時なーちゃんは電子のこと好きなんじゃないかって思ったんだ。
この時から俺のほうからなーちゃんと距離を置くようになった。 なーちゃんも気付いてた。でもなにも言わない。聞かない。 本当にいいやつ。 電子とはただの雑談しかしなかった。 恋バナとか全く。下ネタなんて言える雰囲気じゃない。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
9 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 11:57:44.74 ID:1EgPzdov0 - そうして本当に早く時間は進んでいった。
文化祭がやってきた。 準備の時初めて電子と楽しく話せた。 楽しかった。 正直気になってた。メールだけなのに。 だから、話せたことでグッと惹かれていった。 その夜メールがあった。 今日初めてちゃんと話せたねー みたいなメールだった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
11 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:01:52.53 ID:1EgPzdov0 - 俺も同じこと考えていたから嬉しかった。
だから調子に乗って また今日みたいに話そう いつでも話すから、 これからは話しかけていくから。 それに電子は うん。いつでも話すよ。 という返事をくれた。 それからは、 朝はおはよう。帰りはバイバイ。 そんな簡単な、誰でもできることから始めた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
14 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:07:45.39 ID:1EgPzdov0 - 人見知りだったり、うまく言葉にできなかったりする俺はメールのほうが気楽だった。
でも気になってたから話題なんて何も考えてないのに、面白い事なんて言えないのに、話にいったんだ。 つまんない休み時間だった。 ほとんどだんまりだった。 これがきっかけで挨拶すらままならない感じになってしまった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
15 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:14:05.98 ID:1EgPzdov0 - でもメールだけでは話せた。
面と向かったら、舌が回らないくらいペラペラと薄っぺらな話をした。 野球応援があった。強制参加だったので、 部活がない人は全員いった。 集合場所まで母さんに送っていってもらった。 だから他の人からは1人で来たように見えてしまう。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
17 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:18:11.70 ID:1EgPzdov0 - 自分のクラスのバスに向かった。
クラスの女子がいた。 おはよう。 そういってそのバスに乗り込もうとする時、 電子とその友達が降りて来た。 笑われた。 ふふっ。そんな綺麗な笑い方だった。 それに俺は笑いながら、 な、なんで笑ったの!? って聞いた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
18 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:24:29.03 ID:1EgPzdov0 - 1人で歩いて来たから。
電子は笑顔でそういった。 そうしてバスに乗るとなーちゃんが1番後ろの席で おはよーこっちだぞー! と俺を呼んでいた。 嬉しかった。 今まで気まずい雰囲気だったのに。 と、思ったがなーちゃんといるのが楽しくて、 いつのまにかそんな事忘れていた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
20 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:29:39.32 ID:1EgPzdov0 - なーちゃんとは前よりもっと仲がよくなった。
この頃、なーちゃんは他の女子と付き合い始めた事を知った。 だからもう、電子を好きになることに迷いはなかった。 バスで目的地に向かう最中、 俺は電子とずっとメールをしていた。 話せばいいのにって思うかもしれないけど、 場所が離れすぎていて無理だった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
21 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:36:07.12 ID:1EgPzdov0 - 応援してる最中俺がサイダーを前の人にかけてしまった。
わざとじゃない。 あとそのサイダーの人はサッカーの長谷部選手に似ていた。 俺は電子が好きだった。 でもメールだけして好きになるなんて 軽い男だと思われる様な気がして告白なんて無理だと思ってた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
22 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:41:16.75 ID:1EgPzdov0 - この時くらいに電子と初めて恋バナをした。
メールで。 向こうは恋愛するのは怖いなんて言うから、 そっか。でも〜だと思うよ。 なんて返事をするなか (猫被ってんな) なんて思ってた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
24 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:42:02.76 ID:1EgPzdov0 - >>23
ど、どこがでしょう?
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
25 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:46:36.69 ID:1EgPzdov0 - 夏がきた。
気温も上がって制服も夏服の人がほとんどだった。 夏服の電子はすごく可愛かった。 もちろん補正はかかってる。 授業が終わり、部活に入ってない俺はすぐに帰ろうとする。 呼び止められた。 なーちゃんです。 他の人も誘って隣町の祭りに行こうとの事だった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
27 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:53:52.93 ID:1EgPzdov0 - 祭りにいってみて、メンバーをみて驚いた。
1人が女子を5人呼んでいた。 そいつは女たらしだけど、 筋が通ってていいやつ。 男子:女子(4:5) こんなの聞いてない。 その女子のなかに 埼玉紅サソリ隊がいた。 そんな祭りのなかでもメールをしていた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
29 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:59:13.72 ID:1EgPzdov0 - その女子を呼んだやつの事はこれからカンちゃんと呼ぶ。
メールをしているのをカンちゃんが見つけ、近づいてきた。 見た目がDQNだから、ちょっとびびった。 カンちゃんは俺に強張った顔で言った。 電子....だよね? 俺が頷くとカンちゃんは笑った。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
30 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 12:59:46.21 ID:1EgPzdov0 - >>28
ごめん。 話の速度あげます。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
31 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:02:23.06 ID:1EgPzdov0 - カンちゃんは笑いながら言った。
電子ちゃんは密かに君に想いを寄せています。 嘘なんて疑いもせず。 喜んでいるのを隠しながら、 興味がないフリをした。 夏祭りで書く事はこれくらい。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
32 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:07:29.79 ID:1EgPzdov0 - でも告白なんて考えなかった。
今まで経験なんてないし、どうしたらいいのかわかんなかった。 ある日の夜。 なーちゃんからメールがきた。 電子への告白を促すような内容だった。 なーちゃんにはバレていた。 悪いと思ったが、相談の相手をしてもらった。 どれだけ勇気づけられたか。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
33 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:12:30.22 ID:1EgPzdov0 - ある日、友達とボーリングにいったんだ。
なーちゃんも一緒に。 メールで告白した。 なーちゃんに勝手に送られた。 なーちゃんに怒った。 でも彼の表情は真剣だった。 返ってきたのは パッとしない期待していたものとは違った。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
35 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:16:59.97 ID:1EgPzdov0 - 気になってはいたけど、
今好きかどうかは正直分からない。 カンちゃん。 話が違う。 この時に電子が恋愛が怖いと言っていた理由を話してもらった。 話せてもらえたのは嬉しかった。 メールだけじゃスッキリしなかったから、 次の日学校で2度目の告白をすることにした。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
37 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:22:51.14 ID:1EgPzdov0 - 朝から緊張していた。
目も合わせられないくらい。 授業が終わった。 電子を連れて人気のないところへ行った。 好きです。 言えた。 案外簡単なものだった。 電子はその事にはなにも言わず、 他愛ない話をしてきた。 電子と話せればよかった。 答えを急ぐなんて事はしなかった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
39 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:27:22.22 ID:1EgPzdov0 - 電子と別れ、自転車に乗り、家に帰り、着替え、床につく。
いつのまにか寝てしまっていた。 お茶を飲んで落ち着いて思い返していると、 付き合ってください。 言ってない。 急いでメールでいった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
40 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:33:03.91 ID:1EgPzdov0 - よろしくね。
今は混乱しててよく分からないけど、 きっと君を好きになる。 そんな事を言われた。 電子は彼女になった。 今までとは違う。 不安。 いつものようにメールをしていても、 言葉が出てこない。 出てきても選んでしまう。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
41 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:37:23.00 ID:1EgPzdov0 - 学校でも自分から避けるようになっていた。
今まで築き上げてきたものが崩れていくような。 そんな気がした。 別れる。 そんなのは嫌だった。 初めての告白で、初めての彼女で。 やっと伝えられたんだ。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
42 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:39:50.66 ID:1EgPzdov0 - メールの方の問題は時間が解決してくれた。
慣れれば簡単なものだった。 でも学校での事は違う。 時間が経てば経つほど、距離ができた。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
43 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:44:43.01 ID:1EgPzdov0 - 好きだよ。
電子はそういった。 ハートの絵文字付きだった。 どうしてなのかは分からない。 でも、嬉しかった。 惰性かもしれない。 でも、嬉しかった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
44 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:52:08.05 ID:1EgPzdov0 - デートをした。
緊張していて、うまく話せない。 彼女はそんな俺に話を振ってくれた。 どんなつまらない事でも、 普段だったら気にも留めないような事も。 身体が軽くなった。 気のせいじゃないと思う。 口が良く動く。 笑みが溢れる。 楽しかった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
45 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 13:55:40.86 ID:1EgPzdov0 - 自分が楽しければ楽しいほど、
家に帰ると不安だった。 実はつまらないと思われているんじゃないか。 そんなネガティブな考えしか浮かばなかった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
46 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 14:03:02.58 ID:1EgPzdov0 - 暗い部屋で寝転がっている。
ほのかな光が灯る。 手を延ばし携帯をとった。 楽しかったね。 いつもメールで救われたような気分になる。 彼女とメールをし始めてからは 携帯の着信音でさえも好きになる。 こんなメールの繋がりは薄っぺらなようで、俺にとっては大切なものだ。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
47 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 14:08:36.07 ID:1EgPzdov0 - 彼女が好きです。
今でもそれは変わりません。 別れよう。 あの後、そういった事。 後悔はしていない。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
48 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 14:09:33.29 ID:1EgPzdov0 - 以上です。ふと思い付いてスッキリしたかったので、書きました。
失礼しました。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
50 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 14:11:29.91 ID:1EgPzdov0 - >>48
間違えました。 「ふと思い出して」です。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
64 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 16:27:24.37 ID:1EgPzdov0 - どうぞお好きに。
>>63 お気遣いありがとうございます。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
69 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 17:17:11.30 ID:1EgPzdov0 - >>65
気を使ったってより、耐えられなかった。 >>67 自分で言うのもなんだけど、自分に酔ってるところがあるとおもう。 今回のことも悪く思われる前に終わらせたかった。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
71 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 18:02:04.55 ID:1EgPzdov0 - 先月16になりました。
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- あのさ。ちょっとさ。話したいことがさ。
72 :名も無き被検体774号+[]:2012/08/11(土) 18:03:00.26 ID:1EgPzdov0 - おっと間違い。17です。
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