- 女「朝日は私の敵です」
370 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 17:37:16.25 ID:Bk0Wx+8J0 - 分けようかと思ったけど分け方わからんので時間差で投下します。
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- 女「朝日は私の敵です」
371 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 17:38:17.66 ID:Bk0Wx+8J0 - カチャッ
男母「はい、お茶、熱いから気をつけてね」 女「ありがとうございます」 男母「女ちゃん、しばらく見ない間に変わったわね」 女「そうですか?」 男母「私としてはいい方向じゃない気がするのだけれど…」 女「…」 男母「そんなにやつれて、どうしちゃったの?」 女「ははっ」ポロポロ 女「私、もう、ダメかもしれないです」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
374 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 18:04:31.16 ID:Bk0Wx+8J0 - A「やっほー!」
B「え、なんでここに?」 A「お邪魔しまーす」 B「え、ちょっと、男くん!」 男「どしたー?」 A「よーっす」 男「あ、A来たんだ」 B「なんでこいつ来たの!?」 A「2人の愛の巣に入ってこないでよ!ってか?」 A「あー、俺も一途な彼女がほしいわー」 男「また別れたのか」 A「るせー!今日は飲むぞ!!」 B(今日は男くんと2人でDVD見るつもりだったのに…!) …
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- 女「朝日は私の敵です」
376 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 18:26:36.29 ID:Bk0Wx+8J0 - コンコン
男母「女ちゃん、起きてる?」 女「あ、男母さん」 男母「ご飯食べた?」 女「あんまり…」 女「動かないし、美味しくないので…ははっ」 男母「私の料理食べれればいいけど…制限あるしねぇ」 女「なんか、毎日来てくれてすみません」 女「家事とか、大丈夫ですか?」 男母「男も家出たから暇なのよ」 男母「あなたはそんなこと心配しなくていいのよ」 女「ありがとう、ございます」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
379 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 19:09:31.78 ID:Bk0Wx+8J0 - 男「もしもし、母さん?」
男母『あら、どうしたの?』 男母『仕事とか順調?』 男「うん、まあまあかな」 男「今度の休み、そっちに顔出そうと思ってるんだ」 男母『なによ、改まって、Bちゃんと結婚でもするの?』 男「あー」 男母『え、なに、ほんとに?』 男「うん、だから挨拶行こうってなってるんだよ」 男母『あらあら、まあまあ!』 男母『男も良い年だものね』 男母『ご飯は食べてくの?』 男「母さんがいいなら、そっちで食べるつもり」 男母『じゃあ、腕を振るって作らなきゃね!』 男母『また、電話ちょうだい』 男「分かった、じゃあ」
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- 女「朝日は私の敵です」
380 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 19:10:29.43 ID:Bk0Wx+8J0 - ピッ
B「男母さんなんて言ってた?」 男「楽しみにしてるみたいだよ」 B「会ったことあるけど…緊張するよー!」 男「俺だってBの両親に会うと思うと口から心臓出そう」 B「どんな顔してお母さん見ればいいかわかんない!」 B「…でも、すごく幸せだなー」ぎゅう B「同棲して、二年くらい?」 男「もう、そんなにか」 男「五年以上一緒にいるんだな」 B「大学の時は寂しくて死ぬかと思ってた」 男「大袈裟、ははっ」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
382 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 20:09:36.80 ID:Bk0Wx+8J0 - 男母「女ちゃん、体調はどう?」
女「まずまず、ですね」 男母「…男、結婚するのよ」 女「え…」 男母「今度、挨拶にくるみたい」 女「そっかぁ…」 女「男くん、幸せなんですね」 男母「女ちゃん、もう男とは連絡取らないの?」 女「私、は、ダメですよ」 女「私、すごくすごく卑怯なんです」 女「男くんの幸せを壊したくない」 男母「じゃあ、その手紙、渡さないの?」 女「え?」 男母「ずっと書いてるでしょ、手紙」 女「ははっ…ただの落書きですよ」 男母「女ちゃん…」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
384 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 20:42:30.23 ID:Bk0Wx+8J0 - 男「ただいまー」
B「お邪魔します」 男母「いらっしゃーい」 男母「お父さんも待ってるわよー」 男父「おー、男とBさん久しぶりだな」 男「久しぶり」 B「ひ、久しぶりです…」 男母「Bちゃん緊張しすぎよ」 B「…すみません」 男「緊張しいだなぁ」 男父「気にすることないよ」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
385 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 20:43:20.39 ID:Bk0Wx+8J0 - 男「俺、Bと結婚することにした」
男「母さんと、父さんには色々世話かけたけど」 男「これからは、ちゃんと自立するよ」 B「あ、あの、私、全然取り柄とかないんですけど…」 B「男君のこと好きな気持ちは誰にも負けません」 B「えと、あの…」 男母「ふふっ、Bちゃん落ち着いて」 男父「なんか、母さんみたいだな」 B「え?」 男母「私も挨拶の時は緊張しすぎてたのよー」 男母「男」 男「はい」 男母「Bちゃんのこと大切にしなさいよ?」 男「もちろん、分かってるよ」 男父「男が決めたことだし、反対するつもりはないよ」 男父「ちゃんと周り見て、嫁さん大事にしろよ」 男父「さて、今夜は飲むか!」 B「へ?」 男母「ごめんなさいね、この人お祝い事にはお酒なの…」 男「B、ご飯食べてくだろ?」 B「うんっ」 男母「支度しなきゃー」 B「あ、手伝います!」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
388 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 21:45:53.52 ID:Bk0Wx+8J0 - 女「私、男母さんに会えてよかったな〜」
男母「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」 女「私の本当のお母さんは、私をこんな風にしかしてくれなかったけど」 女「男母さんは、本当に優しいですね」 男母「あなたは本当に私の娘みたいなものよ」 男母「だから、なにも気にしなくていいわ」 女「ありがとう、ございます」 女「でも、私、本当のお母さんには感謝してるんですよ」 女「私が生まれて、生きてるのはあの人のおかげだから」 男母「あなた、本当にいいこね」 女「そうですか?ありがとうございます」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
389 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 21:47:26.60 ID:Bk0Wx+8J0 - 男母「女ちゃん?」
女「…男母さん…」 男母「眠たいなら寝てていいのよ?」 女「ちがうん、です」 女「もう、ほんとにだめみたい」 男母「女ちゃん…」 女「すこし、はなし、きいてくれませんか?」 男母「ゆっくり、無理しないでね」 女「はい…」ニコ 女「わたし、わかってたんです」 女「もう、ながくいきられないな、って」
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- 女「朝日は私の敵です」
390 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 21:48:38.57 ID:Bk0Wx+8J0 - 女「おとこくんに、こくはくされたとき、あまえてしまいたかった」
女「でも、おとこくんは、それでしあわせなのかなって、かんがえたら」 女「ちがいました」 女「わたし、おとこくんにてがみかきました」 女「でも、わたさないでください」 男母「どうして?」 女「あなたのたいせつなむすこさんがしあわせになるため、です」 男母「私は、あなたにも、女ちゃんもにも幸せになってほしいのよ」 男母「だって、たくさん辛かったでしょう?」 男母「病気で、辛いまま、もう長くないなんて…」 女「いいんです」 女「もう、わたしは、しあわせでした」 女「さいごまで、わたしをみていてくれて、ありがとうございます」 男母「女…ちゃん…」ポロポロ …
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- 女「朝日は私の敵です」
391 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:13:21.64 ID:Bk0Wx+8J0 - 男父「1人で大丈夫か?」
男母「ええ、1人で行きたいの」 男母「喪服なんて着るの嫌ね」 男父「無理はするなよ」 男母「大丈夫よ、いってきます」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
392 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:13:53.31 ID:Bk0Wx+8J0 - 男母「女ちゃん…」
男母「私、手紙渡さないことにしたのよ」 男母「あなたが望んだことだからね」 男母「この、手紙、私がずっと持ってるからね」 男母「女ちゃん…」 …
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- 女「朝日は私の敵です」
393 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:14:32.21 ID:Bk0Wx+8J0 - 男くんへ
お元気ですか? Bちゃんと仲良くやっていますか? 私はすごく元気だし、今も幸せです。 男くんとは、もう友達としてもいられないけど、男くんが幸せならすごく嬉しいです。 風の噂で結婚したと聞きました。 欲を言えば、結婚式見たかったなぁなんて。 私、男くんとそんなに長い間話していたわけじゃないけど、楽しかったし男くんは、すごく優しかったね。 男くんの子供さん、きっといい子だろうな。 男くんとBちゃんがお父さんとお母さんなんて、子供は幸せだね。 大切にしてあげてね。 お互い、幸せに生きようね。 女より
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- 女「朝日は私の敵です」
394 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:16:01.48 ID:Bk0Wx+8J0 - 男「お、昔の携帯だ」
B「懐かしいねー」 B「私、あっち掃除してくるから充電して見てみたら?」 男「そうする」 ピッ 男「あ、この写真懐かしいな…」 男「メールとかも…」 男「保護メールってなに保護してたっけ」 男「B、B、B…先輩…」 男「懐かしいな、先輩」 「パパー!!なにしてるの?」 男「ん?パパの昔の携帯見てるんだよ」 「ぼくもけいたいほしー!」 男「まだ早いだろ」 「ママにおねがいしてくるー!」 男「ははっ」 男「高校かぁ…色々あったなぁ」 B「ちょっと、あなた、この子に何教えたの?」 「ママー!ぼくもけいたいー!」 男「今行くよ」 男(女先輩元気かな) 男(元気にしてるといいな…) おわり
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- 女「朝日は私の敵です」
396 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:18:03.47 ID:Bk0Wx+8J0 - おわりました
批判受け付けます。 とりあえず、私情込み込みですみまそん。
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- 女「朝日は私の敵です」
398 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:19:22.26 ID:Bk0Wx+8J0 - >395
暴力ってね、精神までくるから怖いよねww ありがとうございました。
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- 女「朝日は私の敵です」
399 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:20:05.19 ID:Bk0Wx+8J0 - >>397
知らなくていいこともあるんだよって感じだねー ありがとうございました。
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- 女「朝日は私の敵です」
402 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:31:44.62 ID:Bk0Wx+8J0 - >>400
400取られた… 次回作に期待はしないでください。 出来ても駄作です。 ありがとうございました。 >>401 話考えてる時からずっと男と女はくっつける予定はなかったです。 ハッピーエンドとかラブソングとかはん?って考えなので、あ、今は。 あなたにも幸あれ ありがとうございました。
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- 女「朝日は私の敵です」
404 : ◆IaWtRZ7hD2 []:2012/07/27(金) 22:46:29.87 ID:Bk0Wx+8J0 - >>403
こんなんにしちゃってすみません…。 ありがとうございました。
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