- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
1 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:07:47.04 ID:IYkkk7ea0 - 凛「お父様、わたしもそろそろ…
時臣「うむ。凛も旅立つに相応しい年齢になっただろう」 凛「じゃあ…!」 時臣「凛にとっておきのポケモンを用意してある。これだ」 凛「え…」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
2 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:12:26.57 ID:IYkkk7ea0 - 凛「お父様、なぜこのポケモンはモンスターボールに入っていないのですか」
時臣「初心者である凛は捕まえるところから順番に習得したほうがいいと思って」 凛「なるほど…なら早速!」 ヒュッ ギル「いたっ」 凛「!?」 凛「ボールに入らない…だと…」 ギル「ふはは小娘、我を捕まえたくばその三倍は持ってこい!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
3 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:16:20.49 ID:IYkkk7ea0 - 凛「クソ…こうなったら奥の手よ…」
凛「そりゃあ!」 ヒュッ ギル「なっ!?よもや貴様そこま…ガッ!?」 やったー!ギルガメッシュを捕まえたぞ! 凛「流石マスターボール…どんなポケモンもこれならイチコロね」 凛「後で士郎に投影してもらいましょう」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
5 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:21:52.74 ID:IYkkk7ea0 - 時臣「よくやったな凛。最初の門は突破した」
凛「ありがとうございますお父様!」 凛「次にこの家に帰ってくる時は、必ずや立派なポケモンマスターに!」 葵「凛…大きくなって…ホロリ」 時臣「そのポケモンは昔私が使役していたものだ」 時臣「放っておくとトレーナー暗殺を企てる、気をつけなさい凛」 凛「わかりました!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
7 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:28:28.02 ID:IYkkk7ea0 - 凛「旅立つ前に教会によっていきましょう」
凛「綺礼ー挨拶にきたわよ」 言峰「凛。時臣氏から聞いたぞ。ついにトレーナーとして旅立つらしいな」 凛「ええそうよ。早速だけど綺礼、バトルしましょう!」 言峰「断る」 凛「!?」 言峰「私のポケモンは今全て出払っていてね…いつ帰ってくるかわからんのだ」 凛「そういうことなら仕方ないか…じゃあまた!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
8 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:33:59.91 ID:IYkkk7ea0 - 凛「あ、士郎」
士郎「遠坂。もう旅立ったって聞たぞ」 凛「うん…そうなんだけど」 士郎「何か困ったことでもあったか?」 凛「……な、なんでもないわ!それじゃあ!」 士郎「おい遠坂!?」 ダッ 凛「言えない…」 凛「パソコンの中のきずぐすりの取り出し方がわからないなんて言えない…グスグス」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
10 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:38:58.74 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ま、まあ手荷物がお父様から譲り受けたモンスターボール×5でもなんとかなるわ!きっと!」
凛「よし、草むらに突☆入!」 ガサガサ 凛「…と意気込んだはいいものの歩きづらいわ…」 野生の 竜牙兵が 現れた! 凛「おっきたわね!それならこっちも…」 凛「行け!ギルガメッ……!?」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
11 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:45:57.42 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ギルガメッ…ギルガメッ…ギル…ガメッ…ぐぬぬ……」
凛「どうしてフルネームを呼べないの!?」 凛「これじゃ格好悪くてボールから出せないじゃない…決めポーズも考えたのに…」 凛「そういえば捕まえた時ニックネームがうんたらって出てたわね」 竜牙兵「ーー」ッヒュ 凛「っと危ない、ま、まあいいわ。行け、ギルガメッ!!こんなやつひとひねりよ!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
12 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:54:03.84 ID:IYkkk7ea0 - ギルガメッ「おのれ…おのれおのれおのれェェッ!!」
凛「!!凄いわギルガメッ!一瞬で竜牙兵を――っ!?」 ギルガメッ「我をそのようなふざけた名で呼ぶなあーー!!」 凛「ちょ、ちょっと何暴走してんのよ!?」 凛「わかった!わかったわ!ニックネーム変更するから!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
13 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 16:59:42.97 ID:IYkkk7ea0 - 凛「えーと…ギルガメッシュ以外に何か…あだなとかないわけ?」
ギルガメッ「英雄王たる我になんたる口の聞き方!」 凛「えいゆうお…ちょっと入らないじゃない」 凛「こーなったら見た目からいくしかないわね。なんか金持ちっぽそうだし金ぴかで」 金ぴか「金はやらんぞ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
14 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:07:08.48 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「王たる我の財宝を掠め取ろうなぞ思うことすら万死にあたる」
凛「ふっ、ふん!今のわたしはお父様が生きてるんだから金に困ってるわけじゃないわ」 凛「ところでさっきから王王って何様よ?アンタなんかせいぜいコイキングでしょ」 金ぴか「キング…?我の他に王を名乗る不埒者がこんなところにもいたとはな!」 凛「はねるしか脳のないキングと慢心することが勤めのアンタ…お似合いじゃない?プブッ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
15 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:16:35.63 ID:IYkkk7ea0 - 凛「はあ、馬鹿なことを言ってる場合じゃなかったわ」
凛「そろそろ先に進ま…あら?」 キラーン 凛「なっ、草むらにこんなに硬貨が落ちてるー!?」 凛「一体どうなって…まさか!」 金ぴか♂ 特性:黄金率 常に金がついてまわる 凛「す…すごい、すごいわ金ぴか!!お金がざっくざくよ!」 金ぴか「はははどうだ小娘我を見直したか」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
16 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:24:37.25 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ああ、いけないいけない我を忘れて取り乱しそうになったわ」
凛「遠坂たるもの常に優雅たれ…ブツブツ」 ???「遠坂ァ!」 凛「誰!?」 慎二「ぼ、ボクと勝負しろ!」 凛「なんだ…慎二か…」 慎二「なんだとはなんだ!今僕と目があったな…ポケモンバトルだ!」 金ぴか「ふん…実に我好みの道化だな」 凛「最初のトレーナー戦が慎二じゃあ物足りないなあ。ま目があったなら仕方ないわね」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
17 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:30:57.54 ID:IYkkk7ea0 - 慎二「ふ、ふは、見てろよ遠坂…ギャフンと言わせてやる…」
凛(あの慎二があそこまで言いきるなんて…どんなポケモンが) 慎二「行けェライダー!!」 ババッ 凛「ライダーですって…!?」 慎二「ライダー、たいあた…………」 凛「…………」 慎二「…………ら、ライダー?」 シーン 凛「慎二、アンタまさか」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
18 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:39:08.36 ID:IYkkk7ea0 - 慎二「なんでだ!なんでボールから出てこない!?ライダー!おいライダー!」
凛「慎二、貴方桜とポケモンを交換…いえ、桜から無理矢理奪ったんじゃなくて?」 慎二「!?なんで遠坂にそんなことがわかる!」 凛「はあ。相変わらず馬鹿ね慎二は」 慎二「ぐううううくそっ!クソォなんでだよライダー!畜生桜のヤツこんなクソポケモン寄越しやがって…」 凛「金ぴか、慎二にダイレクトアタック」 金ぴか「こんな茶番に我を付き合わせるか…まあよかろう」 慎二「ちょ、ちょっと待て反則…アッー」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
19 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:42:58.06 ID:IYkkk7ea0 - 凛「他人から貰ったポケモンはバッヂがなきゃ言うこと聞かないってのに…」
凛「こんな馬鹿のせいで時間をムダにしたわブツブツ」 金ぴか「小娘よ、このライダーとやらのボールはどうするのだ」 凛「回収して桜に会ったら返しましょう」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
20 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:48:03.04 ID:IYkkk7ea0 - 凛「そんなこんなで早速ひとつめの町に到着ね」
凛「まずはポケモンセンターを探さなきゃ…」 ウロウロ 凛「…」 ウロウロ 凛「おかしいわね…見当たらないわ…」 凛「ちょっと金ぴか、貴方もさがすの手伝いなさい」 金ぴか「我をこき使うな」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
21 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:52:43.71 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「やい小娘、ここのことではないか」
凛「ナイスよ金ぴか。…ってここはジムじゃない」 凛「でもレポート書けばやり直しできるし…」 凛「突入よ金ぴか!」 金ぴか「我に指図するな!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
22 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 17:58:53.20 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ここのジムリーダーは何使いなのかしら…」
凛「ところで金ぴか、わたしまだ貴方のこと特性黄金率くらいしか知らないのだけれど」 金ぴか「かってにステータス画面でも見ればよかろう」 凛「ほんとかわいくないポケモンね」 凛「どれどれ…。!!」 金ぴか「どうした雑種、我の偉大さに言葉も失ったか」 凛「あなた…6Vじゃないの!」 金ぴか「は?」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
23 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:07:33.21 ID:IYkkk7ea0 - 凛「6Vよ!?6V!!お父様ったらまさか厳選厨だったなんて…」
金ぴか「??なんの話だ!」 凛「ああでもさっき竜牙兵倒しちゃったから余計な努力値が…ブツブツ」 凛「だけどストーリー用だしそんなに気をはらなくても…ブツブツ」 凛「うーん6Vは惜しいわね…かわらずの石持たせてあずけやに…ブツブツ」 凛「はっ、そうよまずは性格チェックしなきゃ」 金ぴか「ええいさっきからぶつぶつと煩いぞ雑種!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
24 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:13:21.17 ID:IYkkk7ea0 - 凛「どれどれ…うっ、かり…や…?」
凛「……」プルプル 金ぴか「…ど、どうした小娘」 凛「なにこのガッカリ感…で、でもちょっとアンタに親近感わいたわ」 金ぴか「さっきから話が全く見えん(´・ω・`)」 凛「わたし達気が合いそうねってことよ!」 凛「よーし、一人目のジムリーダーなんて所詮チュートリアルよ!」 凛「さくっとやっつけちゃいましょえ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
25 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:25:24.89 ID:IYkkk7ea0 - 凛「――で、」
金ぴか「ぬ」 凛「なんであんたがリーダーなのよ綺礼!」 言峰「ある時は教会の神父、またある時は主人公と対極をゆくラスボス、またある時は…ブツブツ」 金ぴか「おお、言峰じゃないか」 言峰「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが」 凛「ワンテンポずれてんだっつーの!」 言峰「これ凛、そのような下品な言葉遣い、時臣氏が知ったら悲しむぞ」 凛「告げ口する気!?いや、まさかアンタ、お父様に言われてわたしの様子を見に来たとかじゃないでしょうね」 金ぴか「おーい、我を無視するなー」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
26 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:34:27.28 ID:IYkkk7ea0 - 言峰「いいや?別に時臣師の言い付けではない」
凛「じゃあ本当に綺礼がリーダーだっていうの」 言峰「代理だ」 凛「代理?一体誰の…」 言峰「ところで凛よ、君が欲しいのはこのバッヂだろう」 凛「え、ええそうよ」 言峰「なら今ここでやるべきことは一つだろう」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
27 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:38:41.33 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ポケモンバトル――!」
凛「でも、ポケモンはいないって」 言峰「いやなに、ここに待機させていただけだ」 言峰「今更怖じけづいたところで遅いぞ、凛」 凛「ふん、誰がアンタなんかに――!」 凛「行け、ギル…じゃない、金ぴか!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
28 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:44:06.47 ID:IYkkk7ea0 - 言峰「やはりそうきたか―!ゆけ、ら」
???「待ちなさい!」バーン 凛「なに!?」 ???「言峰綺礼――私のポケモンを返してもらおうか」 言峰「貴様は…バゼット!生きていたのか…」 言峰「しかし手持ちのいないお前がどうやって私からポケモンを取り返そうというのだ」 バゼット「手持ちなら――いる!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
29 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:48:56.17 ID:IYkkk7ea0 - バゼット「行きなさいアヴェンジャー!」
言峰「アヴェンジャー…復讐する者…なるほどな、面白い!」 言峰「ランサー、迎え撃て」 バゼット「くっ。ランサー…私の力が及ばなかったばかりに…」 バゼット「でも今に取り戻す…待っていてください!」 言峰「フ、それはどうかな」 バゼット「!?」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
30 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 18:56:19.10 ID:IYkkk7ea0 - 言峰「敵同士であるにも関わらず隙を見せるような未熟なトレーナーの元へ…」
言峰「ランサーが帰りたがっているとでも?」 バゼット「それは…」 バゼット「確かに…私は愚かだった。貴方に会えると知って――浮かれきっていたのかもしれません」 バゼット「けれど今は違う!私は蘇る!アンリマユと共にある限り、何度でも蘇ってみせる!」 バゼット「そして言峰綺礼――必ず貴方を撃ち破る」 言峰「そうか――ならここで再び死ぬがいい」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
31 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:05:13.94 ID:IYkkk7ea0 - バゼット「くっ―」
言峰「どうしたバゼット?お前のポケモンはもう満身創痍のようだが?」 バゼット「アンリマユ――!」 ランサー「ケッ、お前さんがどこのポケモンかはしらねーが…」 ランサー「この俺と当たったが運の尽き、さっさとこの槍の贄になっちまいな!」 アンリ「へーへー、よく吠える犬だこと。忠義者は大変だワン――ッッ」 グサリ バゼット「アンリマユ!!く、やはり彼ではきつい戦いだったか…」 言峰「喚いたところで所詮その程度――どうしたバゼット、君の手持ちはもうゼロだろう」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
32 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:15:22.37 ID:IYkkk7ea0 - バゼット「いつから――」
言峰「な、なんだこの気は――」 バゼット「いつからこのバトルが、ポケモン同士だけだと錯覚していた?」 言峰「バカな!トレーナー自ら戦おうというのか――!」 バゼット「来いよ三下野郎。格の違いってヤツを見せてやる」 ランサー「いいねえ。たまにはこういうのも悪くない」 言峰「まさかランサーは…戻れ!ランサー!」 ランサー「ワリィがその命令は聞けねえな。」 ランサー「俺にまともに命令したいなら、バッヂのひとつは持っておきな――!」 バゼット「アンサラー」 ランサー「ゲイ――」 バゼット「フラガ――」 ランサー「ボルク!!」 バゼット「ラック――ッ!!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
33 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:17:35.58 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ねぇ金ぴか」
金ぴか「なんだ小娘」 凛「次の町、行きましょうか…」 金ぴか「うぬ…」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
34 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:25:34.35 ID:IYkkk7ea0 - 凛「はあ、なんだか凄いものを見せ付けられたわ…」
凛「あの後どうなった――かは、まあ、アトゴウラ参照ね」 凛「ん?あの赤毛は……」 凛「士郎!」 士郎「遠坂!さがしたんだぞ」 凛「え…やだ、わたしまた何か忘れ物?遠坂たるもの常に優雅たれ…ブツブツ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
35 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:31:32.36 ID:IYkkk7ea0 - 士郎「またなにかうっかりやらかしたのか?」
凛「失礼ね!なにもやってないわよ」 凛「ところで士郎、こんなところにいるってことは――」 士郎「ああ、俺もいちトレーナーだ」 凛「ふーん。そのみょ〜に自信ありげな目を見るにいいポケモン捕まえたんじゃない?」 士郎「流石遠坂鋭いな。自慢のパートナーだ。ちょっと真面目すぎるとこあるけど…」 凛「…」ムカッ 凛「で、なに?その自慢のパートナーとやらを自慢しにわざわざここまで?」イライラ 士郎「なに怒ってんだよ遠坂。生理か?」 凛「はぁ――!!?」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
36 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:37:19.79 ID:IYkkk7ea0 - 凛「衛宮くん、貴方バカなんじゃない?」
士郎「なんだと――そこまで言うなら勝負だ遠坂!」 凛「ええいいわよ。さっきは不完全燃焼で終わってムカムカしてるよねえわたし」 士郎「俺もいい加減野生のポケモン狩りに飽きてきたところだ―!」 士郎「行け、セイバー!!」 凛「セイバー!?まさか士郎がそんな高種族値のポケモンを――」 凛「でも努力値でたらめ性格まじめちゃんなら敵じゃないわ!」 凛「行け!金ぴか――」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
37 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:46:25.89 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「久しいなセイバー!!」
セイバー「貴方は…アーチャー!何故ここに!!」 金ぴか「我にとっては10年…しかしセイバーにとってみれば一瞬、か」 金ぴか「どうだセイバー、覚悟は決まったか」 セイバー「くっ…」 凛「ちょっと金ぴかどういうこと!?貴方、アーチャーって」 金ぴか「なに、雑種ごときにわざわざ言うまでもない。しかしまた喚かれても面倒だ…」 金ぴか「今この場において発言権をもちえるのは我とセイバーの肯定の意のみだ。死にたくなければ黙っておけ小娘」 凛「アーチャーなら5文字以内だったのに――!!」 凛「金ぴかって呼ぶの地味に恥ずかしかったんだからねっ///」 セイバー「……」 士郎「……」 セイバー「金ぴか…ブフッ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
38 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:52:08.59 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「セイバー!?なぜわらう!!」
セイバー「ブフッいえ…トオサカ…といいましか、アーチャートレーナーよ。貴方のその表現は実に的確だ」 凛「セイバー…。や、やっぱりねっ。だってどう見ても金ぴかだもんアイツ」 士郎「だからってもう少し他に何か…」 金ぴか「ええい黙れ黙れ黙れ!こうなればもう問答無用よ!我のモノになれセイバーァァァ!!」 ヒュッ セイバー「……!!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
39 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 19:59:22.31 ID:IYkkk7ea0 - 士郎「このォ…ッ」
士郎「人のポケモンを取ったら泥棒!!」 ピンッ 凛「わたしのモンスターボール!?なに勝手に使ってんのよ金ぴかー!」 金ぴか「おのれ雑種ゥ――!!」 ヒュッ ピンッ 士郎「お前が何度繰り返そうが――セイバーは渡さない」 士郎「こいよ英雄王――ボールの貯蔵は十分か」 金ぴか「調子に乗るなよたかが雑種風情がァァァァ!!!」 凛「あ、EMIYA…」 ヒュッ ピンッ ヒュッ ピンッ ヒュッ ピンッ 金ぴか「どうした雑種おされて――ぬ!?」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
40 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 20:03:27.85 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「ボールが尽きた…だと……」
士郎「英雄王――ギルガメッシュ、お前の負けだああああああああ!!!!」 金ぴか「おのれ…おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ――」 凛「だってボール、5個しかなかったし……」 凛「あ、士郎〜マスターボール投影してくれない?」 士郎「するわけないだろ…」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
41 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 20:06:03.58 ID:IYkkk7ea0 - 凛「父さんは子ギルの時どうしてBボタン連打しなかったのかしら…」
やりきった 終わり
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
43 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:13:39.22 ID:IYkkk7ea0 - 凛「士郎とセイバー…行っちゃった…」
金ぴか「雑種め…次は花札で勝負…ブツブツ」 凛「わたし、あんたが教会の奴らとつるんでる限り勝ち目ないと思うわ…」 金ぴか「それはどういう意味だ。説明しろ雑種」 凛「悪役は主人公に倒される法則よ」 金ぴか「つまり…我が主人公になればセイバーに振り向いてもらえるというわけか」 凛「いや?それとこれとは別でしょう」 金ぴか「(´;ω;`)」 凛「とりあえず金ぴか、貴方は…いや、わたし達には決定的な弱点がある」 凛「それを克服しない限りセイバーは一生モノにならないわ」 金ぴか「弱点?なんだ小娘、言ってみろ。発言を許す」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
44 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:21:54.49 ID:IYkkk7ea0 - 凛「決まってるじゃない。……ぅっ…………よ」
金ぴか「聞こえんぞ雑種。もっとはっきり喋らんか」 凛「だから……う、ぅ〜…………だってば」 金ぴか「貴様自身の母語さえわからぬ脳無しになったか。はっきり喋れと言ったのだ。三度目はないぞ」 凛「だ、だからあ!うっかりようっかり!」 凛「あんた風に言うなら慢心と書いてうっかりと読めよ!」 金ぴか「それがこの我の弱点だと申すか」 凛「そ、そーよっ」 金ぴか「やはり雑種の言うことなど程度が知れている…」 金ぴか「いいか小娘、我は王だ」 金ぴか「王たるこの我が慢心せずしてどうするというのだ!」 凛(ドキーン)
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
45 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:27:45.58 ID:IYkkk7ea0 - 凛(はっ!?)
凛(こんな金ぴかうっかりおばかさんで全然優雅じゃないヤツに一瞬でもときめくなんて…) 凛(これが…カリスマA+の実力!!) 凛(侮れないわポケモンも…)ドキドキ
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
46 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:33:41.52 ID:IYkkk7ea0 - 凛「ゴホン。まああんたが自分の慢心癖を王だなんだでごまかして妥協するのは勝手よ」
凛「ただそのままじゃ確実にセイバーが貴方を見初めることはないと思いなさい」 金ぴか「ふん…まあよい。忠告として受け止めておいてやろう」 凛「さて、士郎もバッヂを集め始めたみたいだし、わたし達も負けてられないわ」 凛「行くわよチーム・ロードオブザうっかり!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
47 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:44:37.74 ID:IYkkk7ea0 - 凛「一歩町を出れば草むら地獄…」
凛「足元に散らばる硬貨達…」 凛「これぞまさしくカオスね…ていうかなんで紙幣は落ちてないのよ…ブツブツ」 凛「いたたっ」 凛「っつ〜小石思い切りふんずけた…しかも踵で…」 金ぴか「なんだ小娘。随分鈍臭いじゃないか」 凛「うっさい!というか、あんたの身分は一応ポケモンなんだから大人しくボールにひっこんでなさいよ!」 金ぴか「断る!どうも球の中は窮屈でたまらん」 凛「この俺様…いや我様…?王様…ポケモンめっ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
49 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:54:57.53 ID:IYkkk7ea0 - 凛「あーなるほど…」
金ぴか「なにを勝手に納得しておるのだ」 凛「え?あんた最初ボールの中入ってなかったじゃない」 凛「父さん、苦労したんだろうなあ……」 金ぴか「…時臣」 凛「にしてもマスターになるまで帰らないなんて言うんじゃなかった…お腹すいた〜」 ???「ズイブンと余裕たっぷりなんじゃない?――リン」 凛「!!貴方は――!!」 ???「初めまして――トオサカリン。私のことは、言わなくてもわかるわよね?」 凛「アインツベルンの、ポケモントレーナー……ッ!」 イリヤ「正解よリン。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。それが私のナマエ」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
50 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 22:57:27.95 ID:IYkkk7ea0 - >>48
ボクの固有結界自己満足オナニーゾーンへようこそとしか言えない
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
51 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 23:05:09.79 ID:IYkkk7ea0 - 凛「一体、なんのつもり…?」
イリヤ「なんのつもり、なんて面白いことを言うのね」 イリヤ「私だってトレーナーだもの。今ここにいることは別段不思議じゃないはずよ?」 凛「それは……」 イリヤ「もうじき日も沈む――お日様が出ている時は戦っちゃいけないのだけれど…」 イリヤ「さあリン、目があったからにはトレーナー同士、何をすればいいのか――わからないとは言わせないわよ!」 イリヤ「さあ出番よバーサーカー!存分に狂いなさい!」 凛「…っく、行け!金ぴか――!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
52 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 23:20:04.94 ID:IYkkk7ea0 - 金ぴか「ところで小娘よ。一つ確認するぞ」
凛「……いいわ。なに」 金ぴか「ああ。茶番をこなすのはいいが―――」 金ぴか「別に、アレを瞬殺してしまっても構わんのだろう?」 凛「金ぴか、アンタ―――」 凛「いいわ。ガツンと鎖でふん縛っちゃいなさい」 金ぴか「そうか。ならば、王が慢心だけではないところを見せるとしよう」 イリヤ「っ、バカにして……!いいわ、やりなさッ―――!?」 金ぴか「天の鎖よ―――!!」
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- 凛「行け!ギルガメッシュ!」
53 :名も無き被検体774号+[]:2012/03/07(水) 23:53:15.39 ID:IYkkk7ea0 - イリヤ「バーサーカー!バーサーカー!」
バーサーカー「■■■■■■――――!!」 イリヤ「そんな鎖――!はやく壊してよバーサーカー!」 凛「ムダよイリヤスフィール。バーサーカー――ヘラクレスには、何よりかたい鎖なんだから」 凛「――さあ仕上げよ金ぴか!アンタの財力にモノを言わせたデタラメ奥義、見せてやりなさい!」 イリヤ「バーサーカーッッ!!」
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