トップページ > ニュー速VIP+ > 2012年02月10日 > e5bU6BjvO

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名も無き被検体774号+
人間不信が恋した話
小学生のとき、兄(下)に性的ないたずらされてた2
1+1は?と聞かれたときの最良の答え

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人間不信が恋した話
33 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:07:28.43 ID:e5bU6BjvO
ただいま(゚ω゚)

再開するね


B君の暴露話につられたのか、文化祭二日目に出会った人とのことはまた別の話にしておく。

本編に入る前にここで人間不信になった経由を話しておく。

自分は三人兄弟の末っ子で、よくあるように幼少期はたぶん一番可愛がられた。
それに嫉妬した真ん中の兄はよく自分をいじめた。
告げ口うんぬんも怖くてできなくなり
力でも勝てないので内向的になった。

人間不信が恋した話
35 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:18:45.17 ID:e5bU6BjvO
姉兄とは年の差があったため力や技術などにも当たり前に差があった。
特に自分はぼんやりしていて頭や体を使ってなにか目的をやりとげることよりも本を読んだりきれいな花を見たり友達と遊んだり公園で散歩する猫にちょっかいを出したり、猫の散歩ルートを解明する方が好きだった。
中でもファンタジーが好きなので親が求める学力や器用さなどはなかった。
なので姉兄に対するコンプレックスが大きくなった。


小学5年で事件は起こる。
クラス替えして初めて見る子ばかりになって緊張したが、当時は出会う人みんな友達()と洗脳された子だったので、すぐ遊びに誘ったりした。
そこで浮いて、いじめられはじめた子がいた。体系はふっくらして体臭がきつい女の子がいて、学力も劣っていた。
なぜ嫌うのかわからなくて輪に入れてあげたり、1人ぼっちだったら話をしに机までいっておしゃべりした


人間不信が恋した話
36 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:24:14.87 ID:e5bU6BjvO
皆さん予想できる通り自分もはぶられいじめスタート。
まあ足引っかけられたり仲間に入れてもらえなかったりしただけだけど。
当時はすごくショックだった。
仲がよかった子も離れていき、女の子と2人になってしまった。
その子も粘着タイプで、しつこくするところがあったのでそこも嫌われる要因だったんだろうけど、いじめは面倒だった。
中学にいけば緩和するかなと思ったがそこはお約束。
持ち上がり+他学校からも集まり一学年8クラスになった。
なのでいじめはあったがなれた。
ここで初めての真の友達と出会う。けど割愛。

人間不信が恋した話
37 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:31:21.51 ID:e5bU6BjvO
ある日いきなりぷっつんと限界を迎えた自分はいじめを先生にこと細かに告白、親にも勇気をもって言った。
しかし先生は道徳の時間に教卓の前で説教のような、授業のようなことをいっていじめを加速させただけでおわり。
親は、甘えだの学校の問題は学校で解決しろだので取り合わない。
ここで味方だと思っていた先生にあしらわれたこと、
それなりにプライドを持っていた自分をさらけ出して泣きながら親に告白したのに、甘えだと切り捨てられ大きなショックを受けた。
しかも今まで甘やかしてたからよくなかった、これから厳しくすると言われ、事実そうなった。
ちなみに親への告白は兄に聞かれ、いじられたので傷が余計えぐれた。

人間不信が恋した話
39 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:40:57.73 ID:e5bU6BjvO
それでもお世話になったし中学卒業時にはその先生にお礼を言おうと職員室にいったけど
「あら、何してるの?もうとっくに下校時刻よ!早く帰りな!だからいじめられるのよ…」
こんな感じの関連性がないことをいわれ、もう教師は糞だと学んだ。

家では窓ガラスにヒビが入ったときは自分に疑いがかけられて否定したのに聞き入れてもらえず自分のせいにされたり、兄のお菓子やアイスを食べたことなどたくさんのことを自分のせいにされた。
主に母が決め付け、尻に敷かれる父もそれ信じ、兄は責めた。
泣いた。
ガラス屋さんに行って見てもらったらヒビ割れは寒さと老朽化によると言われたらしい。
しかしあやまられず。
お菓子やアイスは父が食べた。
昔可愛がってくれた父を軽蔑した。
母はもう顔を見なくなっていた。

高校に入るとkskし完全に親を信用しなくなった。


人間不信が恋した話
40 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 00:43:06.26 ID:e5bU6BjvO
そろそろ寝るね。

みんな優しく見守ってくれてありがとう。
落ちてなければ続き書く。

おやすみなさい。

人間不信が恋した話
43 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 05:27:42.48 ID:e5bU6BjvO
おはよう。
続き書いてくねー。


高校は自分の学力から、地元から離れたところになった。電車通学になり、どんなところか少しの期待と大きな不安にかられた。
そこは治安が悪く、変な人が多い土地なので学生もそんなだろうと思ったら本当にそうだった。
6割DQN、3割変な人、1割はまじめそうで机にずっと佇む人。
中学までは自分の土地の人なので性格や土地柄などがわかったけど乱暴な人は2、3人しかいなくてファビョる人は2人くらいだけでDQNはいなかった。

人間不信が恋した話
44 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 05:37:31.37 ID:e5bU6BjvO
DQNは見たことなかったので少し怖かった。当時の自分は腰パンにピアスで髪を染めて机をガタガタ言わせてゲラゲラ下品に振る舞う人はみんなヤンキーの部類かと思ってたw

当然こんな所で噂は立たないことはなく、ちょっとでも相手が理解できないことや価値観を披露するとすぐネタにされた。
友達は少なくても信頼できる人ができたのでよかったけど、目立つのが苦手な自分は噂のネタにされることにうんざりして、クラスのDQNの口から自分の名前がでるのさえ嫌になった。
当時は何もかも疑って、バカにされたりしてるんじゃないかと疑心暗鬼と被害妄想の錯覚にとらわれた。
人間不信が恋した話
46 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:00:03.92 ID:e5bU6BjvO
悪口を言わない人はいない、友達もバカにしてるんじゃないかとかもうピークだった。
いじめほどではないが、授業中消しゴムのカスを飛ばすのがDQNの間で流行して見事その的にもなった。
教師はだいぶ個性的で自我が強いので関わろうとは思わなかった。
しかし大人しそうに見えるせいかセクハラ教師に絡まれることもしばしばあり、友達以外の人間なんてただの糞だ、信じる価値見いだせる方がすごいわw
と思うようになった。
高校でDQNと、卑猥な単語を教室で発するような人、性欲をぶつける人間を目の当たりにして汚いと思い始め、もう友達以外の関わりは拒否したかった。
友達がいなかったら学校はただの有害なものだった。

でも友達も人間なので、心の奥の人間という部分までは信じることができない。
助けてもらったりしたのに、最低だ。


人間は低俗。友達も100%信じることができない。
ただ消費だけして二酸化炭素しか出さないような自分も嫌いになった。


人間不信が恋した話
47 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:06:13.38 ID:e5bU6BjvO
こんなマイナス思考は当然死にたいと思い、電車に飛び込んで迷惑かけて死のうかとか考えたけど死ぬ勇気がなかったので生きた。

憂鬱な学校では趣味のアニメと友達が楽しみだった。
高校3年時には声優も好きになってた。
DQNどうしのくっついたり別れたりする、幼稚でよくわからない恋愛を見ててただアホだなこいつら と見下してた。
DQN自体が中身ないのに、なにやってるのか意味不明だったけど、それがDQNなのかと納得して二次元の素晴らしさを友達と語った。


人間不信が恋した話
48 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:14:56.37 ID:e5bU6BjvO
そして大学。
高校時代憧れていた。大学は好きな人と好きなように関わり、苦手な人は視界に入れなくてもいじめにはならない、ただの他人だと知ってた。

さすがに関わる相手は慎重に選んだ。
そこでサバ子に声をかけられて仲良くなったり、ピヨとアニメの話をしたりして仲良くなった。
話していくうち、みんないろいろと経験してきていて痛みを知る人たちで、感情にまかせて怒鳴ったりする人ではないとわかった。
この人たちだったら自分の価値観を出しても否定されないと感じた。
実際その通りで、大学は十人十色だった。

人間不信が恋した話
51 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:27:30.05 ID:e5bU6BjvO
そしてひなちゃんと出会い、寛容でかわいい笑顔に惹かれてなついた。
もうベタベタした。
お互い顔を合わせるとまずハグする。
彼氏も嫉妬するくらい仲良くて趣向も似ていたのでよくアホ面のキャラクターのぬいぐるみなどプレゼントしあったりして話に花を咲かせた。

そうしてすごすうちに以前より人を信用するようになり、人の話を聞いたり自分にはない価値観を知るのが楽しかった。
次第にもっと楽しくすごしたいと思うようになって自分でも変わってきているのがわかった。


しかしやはり人間という部分を好きになることはなかった。
生きるにはきれい事だけでは無理なのはわかっていたのでそこを好きになるのはあきらめて、認めることにした。


人間不信が恋した話
52 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:38:40.56 ID:e5bU6BjvO
そうしてサークルでの話になる。

言葉の裏を考えたり嫌悪感を抱かず男子と話したのは中学初期くらいまでだったかもしれない。
男友達と呼べる人がいなかったので憧れていた。
男子どうしの裏のないさっぱりした関係や、じゃれあうときのわちゃわちゃも楽しそうだったので体験してみたかった。

男友達ができて親しくなったころいざじゃれあおうとクマに挑むと鼻で笑われて片手で簡単にあしらわれたときはポカンとした。
力が強くてびびった。
悔しくなっていろいろやり返すうちに会話なくただつつき合ってるだけでも笑いあえる関係が嬉しかった。
それだけで満足だった。


人間不信が恋した話
53 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:46:43.57 ID:e5bU6BjvO
サークル後にクマは自分の最寄り駅まで送ってくれるようになった。
学校から最寄りまで二時間くらい。
そこからクマの最寄りまでさらに一時間くらいかかる。
驚いた。疎い自分はただクマの
「話途中にするのもあれじゃん?まあただ話たがり屋なだけなんだけどw帰っても暇だしw」
という言葉を単純に信じるだけで送られていることにさえ気づいてなかった。

そして朝起きれないという話題になってモーニングコールをする流れになった。
一限に出るにはお互い家を6時半とかそれくらい早く出ないと間に合わなかった。
男友達ってこういうもんなのか、クマは授業中寝てるしだらしないな。
と思った。

本当に鈍かった。


人間不信が恋した話
54 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 06:57:09.12 ID:e5bU6BjvO
モーニングコールが少しずつ伸び、電話ではキリがなくなったので朝早めにでて、途中から一緒になる電車に乗って話すようになった。
くだらない話をして楽しかった。

そのうち授業の合間の暇な時間も話すようになった。
食堂でよく2人きりの姿を見られれば噂はたつもので、それに感づいた自分は人がいない図書館裏に移動することにした。

図書館裏は人がこなくて、よく日があたって鳥が気流に乗ってのんびり飛ぶ空も見渡せていい場所だった。
クマも一目を気にするタイプだったのでリラックスできた。
だんだんいちゃつきが激しくなってきて、あれ?と思うようになった。
そこでAの言葉を思い出した。

人間不信が恋した話
55 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:03:47.36 ID:e5bU6BjvO
それから好意をもたれているのか考え始めた。
初めてのメールも帰りの誘いもみんなクマからだった。
そういえばモーニングコールの下りもなんだか利用されたような…
困った。
楽しかったりキュンとすることはあっても好きではない。
でもこの関係がなくなるのは嫌だ。

ピヨに相談することにした。
ピヨ「え、まだ付き合ってないの?」
1「」

人間不信が恋した話
56 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:14:52.00 ID:e5bU6BjvO
周りからみればカップルとかわらなかったらしい。
ピヨに自分の考えを打ち明けた。
ピヨ「まあBのはあれだったけどwこの際付き合ってみるのもいいんじゃない?1笑顔増えたし。
あああ〜1もリア充の仲間入りか〜
もうお菓子わけてあげなーい。
クマめ、よくもうちの1をおおお!」

正直参考にならなかった。
しかしさすがピヨ、よく見ている。
たしかに一緒にいて楽しい。

自分で考えてサバ子に相談することにした。
ていうかどっちにしろ好きってなんだ?

サバ子「おぉ!進展してるねぇ。
いいよーもっと肴を提供してw
…うちも人を好きになったことないからわからないなあ。」

自力で自分を見つめ返すことにした。

人間不信が恋した話
58 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:25:08.68 ID:e5bU6BjvO
結果、いいとこが見つからない。
自分すごいないいとこなしww
にゃんこ先生いればモーマンタイwwさてさて録画したの見よー
先生うちに遊びにきたりしないかなーw


クマとすごす間もかなり考えたが好きという気持ちはわからなかった。
人からよく言われるのは天然、笑顔がいい、ほわほわしてる、癒し系。
しかし天然とほわほわはバカ呼ばわりを避ける便利な言葉なんだと思う。
癒し系はほわほわの延長か?
笑顔は、普段冷静を装って無表情なのでそのギャップかなんかじゃないか?
という結論になるのでなにもない。


やがてクマに図書館裏に呼び出される。
人間不信が恋した話
59 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:31:22.67 ID:e5bU6BjvO
ついに告白された。
このときがきてしまったか…

けど好きって気持ちがわからないのに付き合うのは変だと思って断った。
これで楽しい男友達ライフは終わった。

しかしクマはあきらめず、一緒に帰ろうと誘ってきた。
B君のことが蘇って罪悪感が滲んだけど、このままじゃ今までと変わらない、ちゃんと向き合うことにした。


人間不信が恋した話
62 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:44:40.55 ID:e5bU6BjvO
自分が喫茶店で寄り道することを提案してクマは誘いにのった。
ここで正直に自分のすごしてきたことや考えなど全部伝えた。
クマはしばらく沈黙した。
引かれて嫌われたか、まあ人間こんなもんだ。やっぱにゃんこ先生しかメシアはいない
メシアこそ先生だわ
モフモフしたいわー
と現実逃避していたら
クマ「…じゃああきらめなくていいってことだよね?俺頑張るよ?俺がお前のマイナス思考変えてやる。」

こんな自分にそこまで考えて真剣に取り合ってくれる人がいるなんて驚いた。
自分に興味をもつ人がいると気づかされたときのむずがゆい不思議な感覚は今も覚えてる。
人に頼っていいのか?
でもこんなはっきりいってくれた人いない。
自分もしっかり答えなきゃ。
しかし変えるだなんて…くっさーwww

自分にはわからない 自分のいいところがあるのかなと納得することにした。
それから今までと同じように通学したりした。

人間不信が恋した話
63 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 07:54:47.92 ID:e5bU6BjvO
喜び以外の感情は泣いてごまかすしかなかった自分がこんなになるとは夢にも思わなかった。

向き合いしばらくしてクマに呼び出され告白された。
そのときもまだ好きとはなにかわからなかったので
クマに言った。クマは
「それでもいい、変えるから」と
またまた臭い発言。
確かにクマは自分に自信を持たせてくれて、会議などでは発言するのが苦手だったのに少しは意見を言えるようにもなった。
友達にも雰囲気が少し変わったとも言われた。
この人となら毎日楽しく過ごせるし、これだけ自分のことを考えてくれる人は他にいないと思ってOKした。


今考えればすでに好きになりはじめていたのかもしれない。

人間不信が恋した話
65 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:15:49.82 ID:e5bU6BjvO
告白を受け入れてから数日後、クマの家にメンバーと泊まりにいった。
泊まる話は以前から出ていて決まっていた。
けど付き合ってすぐにクマの家族に顔を合わせるのはすごく緊張した。
けどメンバーもいたので平常心を保ちつつ話にちょこちょこ参加して無難にすごした。
寝る時間になって、クマは自室に、他は客間の和室で寝た。

その翌日の朝、自分は4時くらいに目が覚めた。
人の家に泊まると疲れていても目がさめるたちなのでリビングのソファでぼーっとしようと思った。
けどクマがすぐにリビングに現れた!
なんでこんな時間に…
それはともかくクマはさっそくちょっかいをかけてきた。
恋人の距離が掴めずオロオロしているとハグされたり、技かけられて膝の上にのせられたりとされたい放題だった。
もう恥ずかしさで顔が上げられなかった。たぶん真っ赤だったと思う。
それで顔をあげるあげないの口論をひそひそしていたらメンバーが起き出す気配がしたので終了。

なんとなくメンバーの前ではふざけあわないのが暗黙のルールになった。
それからメンバーの前でクマへの態度をどうとればいいかわからなくなり、いじられるのも嫌なので自分はクールに気取るようになった。


人間不信が恋した話
66 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:26:21.13 ID:e5bU6BjvO
ピヨやひなちゃん、サバ子たちに報告した。
するとピヨとひなちゃんはクマから相談があったらしく知っていた!
祝福されて照れと、友達の優しさに改めていい友人を持ったと感じた。
クマから「いい友人を持ったね、泣かせたら殴るって2人からいわれたw」
泣いた。

ひなちゃんが殴るだなんて言葉を使ったことは想像つかなかったけど本当いい子…
ますます好きになった。


イヌがイケメンでクマもスラッとした体型だったこともありイヌとクマの仲間の良さは以前から目立っていて、腐女子の格好のネタにされていたみたい。
自分と付き合ったことでホモ説は払拭された。


人間不信が恋した話
67 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:35:19.58 ID:e5bU6BjvO
それからなんだかんだ過ごして頼り方がわからなくてもその頼み方だったり、不安なときは察してくれて話を引き出して聞いてくれたりとすごく信頼できた。
心から頼れることができるようになって頼られたいとおもった。

自分から自然とスキンシップできるようになった。
好きって頭使わなくてもこうやってくっつきたくなることなのかな
と自分なりにやっと納得できる答えを出せたので
ちょうど泊まりに行くことが決まっていた日にクマに伝えた。

そのときのクマの嬉しそうな顔きっと忘れたくても忘れられない。
クマと付き合ってよかったと思った。

人間不信が恋した話
68 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:44:11.79 ID:e5bU6BjvO
それから面倒だったメイクを覚え、スカートなど着るようになった。

完全に恋する女の誕生である。
ピヨに引かれていた。

ひなちゃんはふふふと笑って見守ってくれてた。

学校がない日にもデートをするようになったけど、お互いバイトをしない学生で県が違うくらい距離が遠い。
交通費だけでかさんだ。
アニメグッズなど買う余裕はなくなり、あれだけハマっていたアニメや声優にもそんなに興味がなくなった。彼一筋になり、派遣で日雇いバイトをして少しずつ稼ぐようになった。
しかしそれでも間に合わない。
でもお互い貧乏学生。
縛られることが嫌だといっていたクマにはもっと会いたいだなんて当然言えなかった。

人間不信が恋した話
70 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:53:11.46 ID:e5bU6BjvO
授業単位をほとんど取り終え、サークルも次の代に引き継いだので会える機会が週5から週1〜3に減った。
誕生日も過ぎて年が変わった。
この頃になると話のネタはへってきていたが自分は会って一緒にいれば幸せだった。
もうベタベタになってた自分は会える機会がへったのにデートの誘いがほとんどないことが不満だった。
誘われるのを待つが一向にその気配がないので勇気を持って言った。
クマは申し訳なさそうにしたので自分は同じ気持ちなのか、悪いことしたなと思った。

しかしそれからも誘いは全然なくて不満をよくもらすようになった。

人間不信が恋した話
71 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 08:59:49.40 ID:e5bU6BjvO
ここからギクシャクし始める。
デートした後、次会えるのがいつかわからないのでデートの終わり際に自分は泣いてしまった。
面倒くさい女だ。

はじめてクマの前で泣いたときはすごくオロオロして泣かれると困る、ととても弱った様子でいわれた。
迷惑かけないようにしなくちゃ ときをつけてるのに考えるほど涙が止まらない。
寂しさと不安を解消する方法を見いだせなかった。
気づいたらクマが自分の中で一番になっていた。

クマからのメールの返事も遅く少なくなって不安だった。

人間不信が恋した話
74 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 10:05:09.75 ID:e5bU6BjvO
だんだん「忙しい」「メールするマメな人間じゃないから」
と言われるようになった。

とっている授業もかぶらなくなったのでモーニングコールができなくなる。登校時間も違う。
帰りも全く送ってくれなくなった。
自分は授業をサボってなるべく一緒にいられるようになった。
喜んでくれるかなと図に乗ってたけど呆れた顔で軽く叱られるだけだった。
帰りも自分がクマを送るかたちになった。
しかしクマは寝ていた。
今までも寝てすごしていたみたいだし、一緒にいるからいいやと思った。
しかしクマが寝坊して授業をサボったり、休講になったりしてまる一週間会えなかった日の帰りはさすがに寝ているクマを起こした。
けどすぐに後悔した。
忙しいって言ってるし、つかれてるだろうから起こしちゃダメだ。
でも一週間振りだし楽しくしゃべりたい。

我慢してたら涙が出た。

クマはそれを黙って見てた。
顔を見たら怒っていた。


小学生のとき、兄(下)に性的ないたずらされてた2
599 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 10:17:11.01 ID:e5bU6BjvO
>>598かわいいwwwwwww
人間不信が恋した話
76 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 11:24:34.45 ID:e5bU6BjvO
支援とかありがとう。

自分はもう噂にされるのいい加減なれてもうネタになるのは絶対嫌!ってことはないけど
自分から目立とうとか、たくさんの知らない人に尾ひれつけた噂でいろいろ言われるのは気分がよくないから
なるべく目立たないよう平凡にすごしたい。


お腹痛くなってきたから休憩する。

人間不信が恋した話
80 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 13:40:05.39 ID:e5bU6BjvO
お腹痛いの治らないー
横になってても暇なので書いてくねー(´ω`)ノ

知らない間に話進んでるw
終わって質問なければ自分も>>2の話聞きたいw

人間不信が恋した話
81 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 13:50:02.05 ID:e5bU6BjvO
クマはどうやら意見をハッキリ言ってほしかったらしい。
自分はよく考えを頭の中だけで終わらせてしまったりする。
よく天然と言われる由来は空気を読めない発言からくるらしく、発言するたび爆笑されたり、
結論の至る所が理解してもらえず?マークで場を埋めることになってしまうのが怖かった。
空気を乱したくないがために頭の中で自己完結させてしまうクセが染み付いている。

話さなければ会話なんて一向に上手くならないのにね。


とにかくなにか思ったら発言することを約束させられた。
ここからさらに溝が深まる。


人間不信が恋した話
82 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 13:56:48.54 ID:e5bU6BjvO
なるほど、カップルっていいたいことを言ってもいい仲なのか…

これが間違っていた。

相変わらずの日々に言ってみた。
「会いたい」と。
しかし答えは安定の「忙しい」。
言ったところで全てが思い通りになるとは思わなかったけど、言わせておいていつでも忙しいってなんなの?
とイライラも募った。

人間不信が恋した話
83 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:08:57.65 ID:e5bU6BjvO
言葉にすると気持ちも出てくるもので余計苦しかった。

夏休みに入り、クマは夏休みいっぱい3つ離れた県で就職のコネを作りにいくと言った。
夏休みは2ヶ月以上ある。
さすがに遊べるだろうと思ったらない。
クマは私と遊ぶ時間を作ってくれなかった。
もちろん就職活動の一環で、夢を叶えるために行くと言うことはわかる。
自分も応援したいので、邪魔しないようあまりメールや電話ももしないでおこうと思った。

けど、地元に帰ってきて学校はじまるまで数日はあるから1日くらいは遊べるだろうと考えていた。
なぜ遊べないのか聞くとまたもや「忙しい」
クマの実家は自営業かなにかをやっていて土日は手伝いをしていることを知っていた。
でも以前はよくどちらかを空けてくれていたのに。

アホな自分はそれでも信じた。
今は支えるときだ。
家が忙しい時期なのかも。


バカだった。
人間不信が恋した話
84 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:17:49.06 ID:e5bU6BjvO
夏休みがはじまる。
5日以上メールや電話なしなどの生活は今までになかった。
加えて最近の態度。
複数の女の子とルームシェアで生活すると知っていたがもう不安で自分を抑えられなかった。

クマは真面目で性欲が強くないし、コネ作りのために2ヶ月も使って行ってるんだし自分が彼女なんだから…
という事実があってもクマが一番の自分には、アクティブなスポーツ系女子や自分より魅力的な女子なんてそこら中にいる。
浮気されないか不安だった。
けど連絡はできなかった。
一度電話したときの声が本当にヘトヘトで今にも寝そうだった。
二週間連絡がこないときは泣いてすごした。

人間不信が恋した話
86 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:23:29.22 ID:e5bU6BjvO
彼に依存している自分を自覚した。
なにも手につかない。
メンヘラ入りかけだったと思う。

そんな自分をしばらく交流をおろそかにしていた友達に相談するなんて、変な目で見られるのが怖くてできなかった。
サバ子は唯一気にしなさそうで参考になるアドバイスをくれそうなので相談しようと思ったけど
夏休み中は遠い地元に戻っていてダメだった。
電話でさえ上手く説明できる自信がなかった。

友達の前で泣くことさえできなくて、やっぱり我慢することにした。
我慢すればまた会える。遊べる。

なんのアニメを見てもつまらなかった。

人間不信が恋した話
88 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:32:09.11 ID:e5bU6BjvO
しかし限界はくるもので、夏休みに入って1ヶ月くらいたったときに泣きながら電話してしまった。
本音を言えといわれたし、少しは気持ちをわかってくれるんじゃないかという甘えがあった。

クマは怒って、俺の今の状況をを考えろ と言って切った。

たしかに寂しさばかり訴えて自分よがりだった。
これはいくない。
自分から夏休み中連絡を取るのはやめよう、
なんとか気を紛らわさないと迷惑をかけるのでなにかしようと
依存しないよう自分をなんとか立ち上がらせた。

人間不信が恋した話
89 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:38:23.32 ID:e5bU6BjvO
単位もほとんどとれて、夏休み明けの授業も数コマだけですみそうなので、バイトをすることにした。
バイトは以前からやりたかったけど通学時間が長く、そんなに体力がない自分には難しいと断念していたが今回のこともあって決心した。

ちょうどやってみたいバイトが募集をかけていたのですぐ応募。
あまり空きがでないのでラッキーだった。
作文や面接を経て見事受かった。

人間不信が恋した話
90 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:43:58.56 ID:e5bU6BjvO
受かってすぐクマに報告しようと思った。
けど我に返って携帯を机の上においた。
夏休み明けまで話のネタにとっておこう。
きっと誉めてくれる。
今言ってもイライラさせてしまうかもしれないと思いとどまった。

バイトは夏休み明けからということになった。

バイト決まったとき、夏休みは終盤だった。
ネガティブにならないように、会ったときに喜んでもらえるようなことを考えてすごすようになった。
派遣もちょこちょこやった。

人間不信が恋した話
91 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:48:08.46 ID:e5bU6BjvO
夏のセールでクマが好きそうな服を買った。
自分には少しジャンル違いというか背伸びした格好だった。
ポニーテールが好きなので髪も伸ばし、お手入れをするようになった。
もうとにかくワクワクして、無理やりテンションをあげて会える日を待った。


つまらなく感じたアニメが少し面白くみえてきたので見返した。

人間不信が恋した話
94 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 14:57:48.58 ID:e5bU6BjvO
ついに夏休みが明けて学校が始まる日。

一緒に行くことを約束していたので、合流するいつもの駅のホームに20分くらい早く着いてしまった。

とても長い待ち時間だった。
快晴の空を見上げても携帯をいじっても音楽を聞いてもクマのことで頭がいっぱいで全く気が紛れなかった。

人間不信が恋した話
95 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 15:20:39.19 ID:e5bU6BjvO
>>92あなた次第さー(・ω・)
>>93恋は盲目なんてよく言ったものですよ、本当に。

人間不信が恋した話
96 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 15:32:19.64 ID:e5bU6BjvO
20分がたった。
そろそろクルー(*゚∀゚*)ー?
挙動不審がキョロキョロする。

3分たった。こない。
電車遅延してるのか?
メールしてみよう

5分たつ。返事もこない。
どうしたんだろう、学校間に合わなくなるよー?

10分たってメールがきた。

クマ「ごめん、寝坊した。頭痛いから今日は休む」

このときの自分はまさにショボンの顔文字だったwwww
青空がまぶしかった。
ベンチに座ったまま意識失ってた

人間不信が恋した話
98 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 15:46:20.69 ID:e5bU6BjvO
気づいたら自宅最寄り駅まで戻ってきてたw
学校サボったw
とりあえず引きこもってがっかりした気持ちを消し去ろうとした。

1は おかし・ごはん を たべて ごまかす わざ を みにつけた!

とりあえず無心で食べた。
食べてるときって本当無心になれるんだよね。
おいしく味わって、というより空いてる隙間になんでも埋め込んでる感覚。
これは長続きする暇つぶしになった。
しかし気持ち悪くなるまで食べるのでトイレとお友達になった。
だいたい昼から夕ご飯の間だったので、夕ご飯を食べてトイレにいって寝て
翌日朝ご飯を食べれなくなる連鎖を生み出した。


それから一週間後くらいに学校があった。

人間不信が恋した話
99 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 15:58:17.89 ID:e5bU6BjvO
やっと会えた。疲労感はあったものの2ヶ月以上のブランクの後の喜びは大きかった。
しかしクマは予想より反応がよくなかった。
風邪と疲れかなと思ってあまりはしゃいだりしないでおいた。
いろいろ考えた話題も頭から飛んでいってしまっていたので
バイトが受かったこと、
派遣をしておもしろかったこと
友人帳が三期も最高だったこと、
ピヨが好きなタイバニヒーローはスカイハイでモノマネが笑えたということは話した。

全然ウケなかった。
向こうで何かあったのかと思って聞いたけど何も言わない。
どんなことしてたのかあまりしゃべらない。
電話の件が怒っているのかと聞いたらビンゴ。
謝った。

許してくれたのかよくわからない微妙な空気のまま沈黙になったので、せっかく会ったのにこれはいくないとお土産を渡した。
するとクマもお土産を用意してくれていた。
向こうで自分のことを考えてくれていたことが嬉しかった。


人間不信が恋した話
100 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 16:08:13.34 ID:e5bU6BjvO
少し顔が明るくなったので安心してこの日は終わった。

寝る前にクマの笑顔が全然みれていないことに気づいた。
態度も今までと少し違った。


それからはもう必死だった。
前より会える機会は減ってバイトが始まると覚えることがたくさんあって気が大分まぎれた。
それでもしょっちゅうクマのことを考えて、もう間近に迫る初めての記念日は何をして喜ばせようか、どうしたら笑顔になるか考えに考えた。

派遣やバイト先では自分より年上の人が多く、学生の恋愛話なんかではなく、結婚・夫婦生活の話しがよく交わされていた。

人間不信が恋した話
101 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 16:16:01.08 ID:e5bU6BjvO
完全に聞き手になっていて、結婚とはどんなものなのか、喧嘩したときの話やお子さんができてからの旦那さんや親族の態度の変化など話してくれて、興味深々だった。
そこで仲良くなった既婚者さんの何人かから「1さんは結婚考えてないの?」
とたまに聞かれていた。
まだ学生だし…と最初こそ全く考えていなかったものの、たまに聞かれていたので徐々にもしクマと結婚したらどうなるんだろう?と考えはじめていた。

しかしクマに会うとそんなことは忘れていた。それくらい自分の中でもうっすらしたものだった。

人間不信が恋した話
103 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 16:29:06.03 ID:e5bU6BjvO
このあたりで学校で新しい友達ができる。
こいつはあまり清楚感のないネトゲにハマるうるさいやつなのでネッドと名付ける。
ネッドは大事な話をしていてもふざけはじめるうっとうしいやつで清楚感なくて第一印象は好感をもてなかった。
けどかぶった授業の教師の悪口で意気投合した。

この教師、非常に気持ち悪かった。
ひなちゃん一緒にハゲ教師の授業をとっていた。
一つ下の学年が多くて少し居心地が悪かったが、ひなちゃんと頑張って受けることにした。
そして第一回目の講義からハゲは本領発揮してきた。
教室のすみにひっそり佇むひなちゃんと自分になぜか執着に絡んできて
授業とは関係ない意味がわからない質問を授業中にしてきて、授業自体進まず、その教室で名を知られてしまった。

人間不信が恋した話
104 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 16:38:45.06 ID:e5bU6BjvO
授業回数を重ねるにつれてハゲのレベルは上がっていき、もう他の学生に申し訳なかったし恥ずかしいしでひなちゃんとサボるようになった。
授業の最後に出席をとるまで、それまで教室のドアの前で雑談するようになった。
そこで隣りの教室の授業をサボるサークルメンバーのDAIGOに会った。
こいつはDAIGOのようなしゃべり方と変な間とよく読めない表情をする。
こいつは若干空気を読めないので下品な発言でイラっとさせられる。
自分をナメていじり倒してきてくるので、会うたびに自分もDAIGOをいじる間柄だった。

3人でしゃべっているとネッドが教室から出てきてDAIGOに絡んできた。
DAIGOとネッドは友人らしい。
それから話すようになり仲良くなった。


人間不信が恋した話
105 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/10(金) 16:49:16.72 ID:e5bU6BjvO
ネッドは社交的でするっと話の輪にまじるような人である。
人見知りは発動しなかった。
ネッドは同じ授業をとっていたので早速ハゲをネタにして、笑わせてくれた。

そんなこんなでよくしゃべるようになった。


ネッドに恋愛相談にのってもらうようになる。

ネッドは同い年なのにもかかわらず婚約者がいる。
婚約者も同い年でおなじ大学生。
一見ネトゲ好きのおちゃらけたふざけた人かと思っていたが
コンビニ夜勤を週6でやっていて、結婚式やその後のための資金をすごい勢いで貯めている。
赤ちゃんがほしいと聞いたことがあるか、半分夢見で語っていると思っていたが、家に遊びに行く機会があって、
視界に入った机の上に無造作に置かれた雑誌は子どもがほしい人のためのいろいろ書かれた真面目な雑誌だった。

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