- うまい棒配ってたら人生変わったでござるの巻
246 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 00:51:09.56 ID:y4RzIMAF0 - で、相変わらず学校に行かずに家で寝てるか競輪見に行ってるか保健室で寝てるかバイトしてるか、のどれかっていう生活を送っていた。
チビ助とのメールは相変わらずだった。 ただ、チビ助は親がなにぶん厳しいようで、連絡をとるのすらままならない事が度々あった。 そんな折、とうとう関東組でのうまい某オフが開かれようとしていた。
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248 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 00:56:37.45 ID:y4RzIMAF0 - 超うろ覚えだけど、参加者は男3の女5くらいだったような。
チビ助のフレンドと、そのフレンドのフレンドだかなんだかだったらしい。 秋葉原で配るらしかった。 当日、俺は終日バイトだったので詳しいことは知らないままだった。 仕事が終わり帰宅し、レポを見る。 配り終わったのかどうかは知らんが、なんか途中でゲーセン組とカラオケ組の二手に別れ、それぞれ楽しんでたらしい。 理由はないが東京こわいって思った。 結果的に、首尾は上々。 俺もその他の面子と仲良くなっていた。
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249 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:01:36.09 ID:y4RzIMAF0 - そして地元のうまい面子とは若干の気まずさを残しながらも、年が明けた。
俺は、いろいろ考えた末に東京の会社に就職することにした。 理由は本当にいろいろあったんだけど、何より、チビ助に会いたいってのが一番だったのかな。 今となっては良くわからない。 内定は不思議とすぐ貰えたので、3月で地元を去ることが確定した。 そのことをうまい面子にも伝えた。 反応は、意外と淡白だった気がする。
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250 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:07:51.19 ID:y4RzIMAF0 - ちょうどその付近で、チビ助が学校を退学した。
どうにもめんどくさい難病らしかった。 とはいっても学校に籍があるかどうかだけの違いで、これまでとは大して変わらぬ日常だった。 チビ助はチビ助で、前述の関東組とも仲良くできているようだった。 それで、関東組の中で早速くっつく奴らが出たらしい。 東京こわいってry(take2) チビ助の親友の女の子と、ちょっとなよっとした男の子。 お似合いだと思った。 …いやまあ、速攻別れたらしいんだけど。
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251 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:11:57.61 ID:y4RzIMAF0 - で、話を地元のうまい奴らに戻す。
2月くらいか。 山さんとふじこは相変わらず順調。 中西さんカップルも相変わらずだった。 優男は出会った時から変わらず優男だった。 しょこたんはぁはぁとか言ってた。きめえ。 小倉さんは… 女 と く っ つ い た
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253 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:16:01.25 ID:y4RzIMAF0 - うまい面子に、重度のバンギャでメンヘラの篠崎って奴がいたんだけど、そいつとくっついた。
というか篠崎が小倉さんに告白し、小倉さんがおっけーしたらしい。 心で泣いたね、俺は。 その話は、いつものようにアニメイト前でだべっているとき、篠崎本人の口から聴いた。 俺は、嗅いでいた媚薬を取り落としそうになった。 ちなみに媚薬は木の根っこの匂いがした。
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254 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:22:22.78 ID:y4RzIMAF0 - その時小倉さんは既に彼氏と別れていたのかな、ようわからん。
ともかく、非常に衝撃的だった。 頑張れよ、とだけ言っといた。 ちなみにこの時の俺は、スーツがデフォになっていた。 どうでもいいか。 そうそう、この頃になるとちょっとだけ、ほんのちょっとだけ気持ちに余裕が出てうまい面子とも遊べるようになっていたんだ。
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256 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:32:55.89 ID:y4RzIMAF0 - ただ、中西さんとはまともに話せなかったんだよな…
んで相変わらず学校には通ってなかったんだが、ここで問題が起きる 休みすぎて出席日数が足りなくなりそう… 俺の通っていた学校はちょっと特殊で、一応全日制なんだが制服がなく教科も単位制だった。 つまり普通の高校より大学のシステムに近いんだ。 選択科目は別に落としても問題ないんだが、必修科目である体育の出席日数が非常に危うくなっていた。 それを落としたら卒業できない=内定もパァ=東京行けない。 俺は久々に必死になった。 必死に頼み込んで補修を受けさせてもらい、なんとか単位もゲット。
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258 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:40:30.34 ID:y4RzIMAF0 - めでたく卒業が確定。2月からはほぼ自由登校だったので、ひたすらバイトに明け暮れていた。
というかバイト先(回転寿司屋)の店長に奴隷のように働かされていた。 仕事が終わったら有無を言わさず職場でキャッチボールや麻雀やプロレスをさせられた。 パワハラだよね、これ… まあいいや。 んで2月も終わりに差し掛かった頃、事態は急を告げる。
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260 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:46:23.71 ID:y4RzIMAF0 - というのも、どうにも俺は多分にヤンデレ気質があるらしく、相手を好きになって意識しはじめた途端にヤンデレ化してしまうらしかった。
メールを送り、すぐに返事がこないと追撃メールを送り、それも返ってこないと嫌われたと勘違いしてまたメールを送ってしまい以下略。 負の連鎖だった。 自分でもダメだってわかってはいるんだがね… そんなある日、チビ助からメールがくる。 なんでも、同じ関東組の奴から告白されたんだと。 ちなみに、付き合っていることは周りに伏せていた。 チビ助が俺を捨てる訳はないだろうとタカをくくり、チビ助の人生なんだから自分で考えて決めなさい、なんてことを言ってしまった。
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262 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 01:55:23.26 ID:y4RzIMAF0 - 数日後、チビ助から電話がくる。
嫌な予感というか、半ばある種の確信めいたものを抱き、電話に出る。 チビ助の声色はいつになく硬かった。 俺は悟った。 案の定、チビ助はその男からの告白を受けるそうだった。 受けるかどうかは自分で決めろ、俺はそれに従う、なんてかっこいいことを言っていたのに、醜く食い下がる俺。 そしたらチビ助は耐えきれなくなったのか、重い口を上げた。 曰く、正直ヤンデレに耐えられなくなった、俺の愛は重すぎる、関東組の奴に告白されようがされまいが、どのみち俺とは別れるつもりだったと。 そんなことをつらつらと語られた。 もう完全にダメだと悟ったとき、俺も首を縦に振った。 好きな人をふらっと来たうまい面子にかっさらわれるということを2連続で体験した俺は、それこそ屍のような状態だった。 全てを怨んだ。
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265 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:07:19.75 ID:y4RzIMAF0 - 自分で蒔いた種とはいえ、今回ばかりはさすがにノックアウトされた。
相当にへこんだ。 けど、地元のうまい面子とは変わらず仲良くしていた。 なんなんだ俺は。 そして3月1日、いよいよ卒業式を迎える。 俺は前日からvipでサザエさんのSSスレを立て、徹夜で物語を紡いでいた。 寝ずに迎えた卒業式。 正直、内容は全く覚えていない。 前年度生徒会長が卒業生代表で読むはずだった答辞は、当然メンヘラな不登校児に読ませるわけにもいかず、壇上では見知った女が何かを喋っていた。 気付けば卒業式も終了。 思い思いに別れの挨拶を済ませる同級生を尻目に、俺は小倉さんたちの通う学校を目指していた。
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266 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:10:35.79 ID:y4RzIMAF0 - 卒業式自体が終わるのは一緒でも、その後友人たちと何も話さずに学校を出た俺は、校門の前で待ちぼうけをくらっていた。
リア充すぎんだよあいつらは…
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267 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:14:39.20 ID:y4RzIMAF0 - 待つこと二時間弱。
やっと小倉さんや中西さんたちが出てきた。 互いにお祝いの言葉を述べる。 ちょっとだけ奴らの目が赤かった気がしたのは、寝てない俺の幻覚か。 その後、奴らはクラス会?だかに行くことがわかった。 くそリア充が… そこで奴らとお別れした俺は、全ての始まりの場所、アニメイト前へと向かった。
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268 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:18:32.59 ID:y4RzIMAF0 - そこには、卒業式とは関係のない優男や山さん・ふじこたちがいた。
ちょっとだけ感動。 その後、久々にうまい某を配りゲーセンなんかに行って飯を食って帰宅。 あ、サザエさんのSSはちゃんと完結させました。 これで心残りは無くなり、あとは東京に旅立つまでの日数をかぞえるばかりと相成りました。 初めてうまい某を配ったあの日から、ちょうど1年。
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269 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:23:11.19 ID:y4RzIMAF0 - 本格的に配り始めた9月からは、約半年。
たったの半年だってことが、未だに信じられないんだよね。 数年間はあったような気がする。 いやまあその短期間で2人にフラれたわけだけど、それを差し引いても余裕でお釣りのくるぐらい充実してたんだよね。 こんな経験は、これから数十年続くであろう俺の人生の中で、絶対無いだろうと思う。 それほどに充実していた。
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270 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:25:35.19 ID:y4RzIMAF0 - バイトは、店長に頼み込んで3月半ばに辞めさせてもらいました。
それから東京に行くまでの約2週間の話でもしようか。
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271 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:28:30.32 ID:y4RzIMAF0 - といっても、小倉さんの話がメインになるんですが。
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272 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:33:04.61 ID:y4RzIMAF0 - バイトを辞めてからの2週間、俺は小倉さんと遊びまくってた。
そんなある日、地元の若者向けの雑誌に、とあるラブホの広告が出ていた。 『今ならご利用のお客様にたこ焼きサービス中♪』 そんな誰得だよってサービスが無駄にツボに入り、二人とも 「うはっwwwwwwwwwwたこ焼き食いに行こうずwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 ってテンションでそのラブホへ向かった。
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274 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:39:43.01 ID:y4RzIMAF0 - ちなみに俺は人生初ラブホ。
コンビニで酒を買い(もう時効だよねてへぺろ)、とりあえずフードを頼みまくる。 あ、この時小倉さんは、さっきの篠崎ってバンギャとは自然消滅?してたみたい。 二人とも良い感じに酔っぱらい、気付けば二人でベッドへ。 二人ともかけ布団をすっぽりとかぶり、いろんな話をした。 心臓高鳴りすぎバロッシュwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ていうかなんでこんなに良い香りがするんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 同じ人間かよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww みたいな感じで、会話そっちのけだったのは内緒。 そらそうだ。 今までおにゃのこと手も繋いだ事のないような童貞だ。
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276 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:49:35.39 ID:y4RzIMAF0 - ちょっと抱き締めてみる。
良い香りがもっと強くなった。 すんげー華奢でちんまくて、このまま強く抱き締めたら折れるんじゃないかってくらいだった。 流れで胸をちょっとだけ触ってみたら、トキ兄さんのような華麗な柔の動きでかわされた。 あいつやりよる… 小倉さんの門限が近づいてきたので、そんなこんなで結局何もえっちいことはせずにそのまま解散。 俺が童貞でチキン故に手が出せないてわかってたから、一緒にラブホに行ったのでしょうか。 んでそのラブホは帰る時に各部屋で料金を精算する方式なんだけど、妙に手慣れた手つきでお金を払う小倉さんを見て、結構へこんだ。
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277 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 02:59:36.89 ID:y4RzIMAF0 - 次は、俺と小倉さんと小倉さんの妹の3人で、アニメイトから程近い場所にある競輪場に行った。
俺が競輪好きだったのと、小倉妹が高校で自転車競技部?だかのマネージャーをしている絡みで実現したデート(笑)だ。 実際に生で見る競輪は凄まじい迫力があって、特にジャンが鳴ってからの選手同士の駆け引き、ゴール板前での悲喜こもごもな観客たちの声援、ゴール後、負けた選手に飛ばされる口汚い罵声etc 賭けなくても非常に面白いので、一度は競輪場に行ってみることをオススメします。 それはさておき。 小倉妹はすんごい今風で、まあめちゃくちゃ可愛かった。 俺たちの前にいた、競輪場では珍しい、20代の地味目なカップルを見ながら、 「あーいうのって良いよねー」 みたいなことを話したりしていた。 これはフラグか?とか思ったがそんなことは無かったでござる。合掌。
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278 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 03:17:10.44 ID:y4RzIMAF0 - 最後に、東京へ行く数日前の話。
夜ごろ、小倉さんから、今から会いたいとメールが来た。 ダッシュで身支度を済まし、待ち合わせ場所の公園へ向かう俺。 そこには、普段見ないような上下スウェット姿の小倉さんがいた。 「すっぴんだから恥ずかしい」 とか言ってるのには萌えた。 花冷えのする3月の末。 適当に暖かい飲み物を買い、ベンチに腰かける。 小倉さんからは相変わらず良い匂いがした。 そして出会ってこれまでのこととか、これからのこととか、とにかく色んな事を話した。 会話がふと途切れたころ、小倉さんが俺をきっと見据え、 「東京に行ってほしくない」 っていって、やにわに抱き付いてきた。 その声は震えていて、顔は見えないが、泣いているだろうことは容易く想像できた。 「おいで」 って誘うと、小倉さんは頷いて俺の膝の上にちょこんと座った。 腰に手を回し、顔をぴとっとひっつける。 人って暖かいんだなって、この時はじめてわかった。 その態勢のまま、また色んな話をした。 気付けば辺りは白み、遠くから聞こえる鳥の声が夜明けを告げていた。 そのまま解散。 家に帰って死んだように眠った。 起きて冷静になったころ、あれこれってまんまカップルじゃね? って思ったけど多分勘違いだろうと思ってまた眠った。
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280 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 03:31:57.56 ID:y4RzIMAF0 - そして迎えた地元最後の朝。
別れが気恥ずかしくて小倉さんにしか飛行機の時間を伝えていなかったのだが、空港についてみると、まあものの見事にうまい某の面子がいたわけだ。 篠崎さんから 『すごい棒』 っていうコンドームをもらった。 あと、ドンキとかに打ってあるうまい某の大袋も。 他にも、それぞれお別れの品をくれた 最後にもらった色紙がこれ↓ ttp://b.pic.to/8hvlt ちょっと感動した。 でも別段泣くわけでもなく、むしろめちゃくちゃ笑ってお別れした。 だってすごく楽しいじゃん? ずっと会えないわけでもないじゃん? 飛行機の中でもらった手紙を読んで号泣、なんてドラマでよくあるけど、それもなかった。
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281 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 03:42:41.98 ID:y4RzIMAF0 - とまあこれで、最初にうまい某を配って奴らと出会ってからの一年に渡る僕の地元での生活は、一旦の区切りを迎えるわけです。
言うなれば地元編でしょうか。 この後は、チビ助を含む関東組との始めての対面、地元のうまい奴らとの関係といろいろとあるんですが、それはまた次の機会に。 ぶっちゃけ上京してからはほとんどうまい某配らないんですがね。 スレタイからどんどん離れていって自分語りになってしまって申し訳ない。 とりあえず今日はここまで。 続きは 『上京編』 って感じでまた明日書きます。 もうすぐ寝るので、ここまでで質問あったら受け付けますよー。
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283 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 03:49:00.04 ID:y4RzIMAF0 - >>282
誰にでも優しすぎる面は確かにありましたが、かといってビッチだったわけではありません。 みんなそれぞれ頭のネジが数本ずつなかったのかなあ、と。
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284 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 03:54:25.49 ID:y4RzIMAF0 - 寝ます。おやすみなさい
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294 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:15:33.63 ID:y4RzIMAF0 - 東京、羽田空港着。
とにかく人が多いことにびっくりした。 その後は電車で新居へ。 ちなみに引っ越し代から交通費から、何から何まで会社で用意してくれた。 実は電車に乗るのなんか小学生以来でかなり緊張したんだが、なんとか新居へ着くことができた。 当然部屋には何もなく、だだっ広いリビングに大の字で横になった。 ひんやりとした空気を全身で感じ、これから始まる社会人生活のことを考えた。 これが今でも忘れやしない、2009年3月27日のこと。
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295 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:23:04.90 ID:y4RzIMAF0 - ほどなく引っ越し業者も到着し、送っていた荷物の搬送も終了。
ちなみに電化製品はパソコン以外なにもなし。 テレビ(ブラウン管)を途中で買い足したくらいで、今現在、他の電化製品は依然として何もない状況である。 その日は、近所のスーパーでパック入りのサイコロステーキを買ってきて、ささやかながらの一人引っ越し祝いをした。
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296 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:27:40.80 ID:y4RzIMAF0 - 会社の入社式は4月1日なので、それまで数日の自由時間がある。
俺はまず、秋葉原へと向かった。
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298 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:31:24.68 ID:y4RzIMAF0 - その日は確か休日で、比喩ではなく死ぬかと思った。
ホームに人が殺到しすぎて、危うく線路に落ちそうになったのだ。 でも電車のホームってすごいよね。 自分の立っている数十センチ先には死が待っているんだぜ? ほうほうの態でなんとか秋葉原着。 電車から見える駅の広告が萌え系のポスターだった時、俺は始めて東京に出てきたんだと実感した。
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299 :名も無き被検体774号+[]:2012/02/08(水) 12:39:57.70 ID:y4RzIMAF0 - 行き交うオタクどもの喧騒(無論俺もその中の一人)、ビラを配るメイドさんの嬌声。
俺は、異様な熱気を帯びる秋葉原に、一瞬で虜となった。 あそこマジ魔力ありすぎ。 そして、数ヶ月前、チビ助たちはここでうまい某を配ったんだろうなあと、独り想いを馳せてみたりした。
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301 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:44:19.87 ID:y4RzIMAF0 - 始めて食べたケバブは、びっくりするくらいうまかった。
なんだろうね、空気を楽しむっていうのかな。 何をするでもなく、ただ秋葉原という街にいるだけで楽しいんだよね。 それはさておき。 延長コードとパソコン用ワンセグチューナーを買い、その日は帰宅。
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303 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:49:32.09 ID:y4RzIMAF0 - その頃には中西さんともちょくちょく連絡をとるようになっていた。
チビ助と付き合っていることは伏せていたので、関東組とも変わらず連絡はとっていた。
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304 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:55:12.54 ID:y4RzIMAF0 - そんなこんなで迎えた4月。
俺の、新しい生活がスタートした。 着なれたスーツをまとい、本社へ。 同期の高卒組約20名ばかりと、初顔合わせ。 ちなみに同じ店舗に配属されるのは、俺を入れて3人。男は俺だけ。 2人とも超絶すいーつ()で、まあどっちも一年以内に結婚()で退職しちゃったんで割愛。 そこから約2週間、店舗には行かず本社研修が始まった。
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306 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 12:59:35.06 ID:y4RzIMAF0 - とても厳しいものを想像していたんだけど、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ楽で、一時間につき5分の休憩あんど昼飯は本格的な仕出し弁当。
しかも随所にゲームが取り入れられていて、本当にあっという間に時間は過ぎた。 同期数人とも仲良くなった。 ただ、俺の配属店舗のみ皆の配属店舗から離れたところにあり、なんだかんだで関係は希薄になっていったんだけど。
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307 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:04:50.47 ID:y4RzIMAF0 - 最後に皆で山に登り、研修は無事に終了。
そしていよいよ本番、店舗に配属される日が来た。 初めてやる店舗での業務は、正直地獄だった。 肉体労働を絵に描いたような感じで、本社研修との落差に愕然とした。 が、最初を凌ぎさえすればどうにかなった。 業務にも若干慣れ始めた5月の頭、チビ助と会うことになった。
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308 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:12:02.35 ID:y4RzIMAF0 - 池袋駅前で待ち合わせ。
待つことちょっと、チビ助が現れた。 チビ助はやっぱりチビ助だった。 非常に大人な出で立ちで、お嬢様ですって言われたらはいそうですかって信じてしまいそうだった。 というか現にお嬢様なんだけど。本人は必死に否定してたけど。 服装を例えるならあれだ、皇族が着てるようなシンプルだけど気品のあるアレみたいな。 それからカラオケへ行った。 なぜかチビ助の友達もくっついてきてた。 なんとはなしに、別れて正解だったのかなー、とか思った。
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310 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:15:51.63 ID:y4RzIMAF0 - 告白された関東組の男とは、うまくいっているようだった。
そして解散し、帰宅。
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311 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:23:07.41 ID:y4RzIMAF0 - ちょうどそんな時だった、その事を知ったのは。
中西さんが、付き合っていた彼と別れたらしい。 どうにも、うまくいっていなかったらしい。 それを知った俺は、喜ぶわけにもいかず、かといって悲しくもない、非常に微妙なところだった。 中西さんは、本人も言っていたが、誰かと付き合うだのどうだの、そういったことに疎いらしくまた無頓着だった。 それからまた中西さんとだらだら連絡をとる日々が始まった。 あ、中西さんはその年、進学するために浪人していました。
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312 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:30:04.71 ID:y4RzIMAF0 - あと、関東組に小田っていう有名大学に通う超絶イケメンでロリコンなやつがいて、長い付き合いになるので、そいつとのエピソードも書けたらあとで書きます。
閑話休題。 そして迎えた6月。 中西さんの誕生日が近付いてきた。 中西さんから連日のようにジョジョのアツさを語られていた俺は(中西さんは好きなことの話になると本当人が変わったように饒舌になる)、誕生日にサプライズプレゼントを渡すことを決意。
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313 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:36:02.77 ID:y4RzIMAF0 - 六部までの全巻セットを早速ぽちる。
しかも新刊。 そして我が家に届く大量の単行本たち。 プレゼントとして渡す前に俺が先に読んじゃったんだけど^^^^^^ いやさ、新刊をいきなり贈っても畏縮しちゃうだろうからさ、中古で安く手に入った態で贈ればいけるんじゃないかなあと。 好きな音楽や本などで人の影響を受けやすい俺は、これが原因でジョジョにハマることになる。 4部最高。
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316 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:44:09.39 ID:y4RzIMAF0 - そして全部読み終わった頃、中西さん宅へ発送。
すんごく喜んでくれたのは嬉しかった。 今気づいたんだけどさ、 『女が喜ぶ』 って書いて 『嬉しい』 って読むんだね。全くその通りだ。すげえ。 閑話休題。 会社からうまい某配布禁止令を受けていた俺は(食べ物を配って訴えられたら云々社会人として云々)、物凄く暇をもて余していた。 そこで、さっきの話に絡み、素晴らしい暇潰しを思い付く。 ジ ョ ジ ョ 立 ち だ
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317 :うまい夫 ◆UWfaBul.SI []:2012/02/08(水) 13:46:44.51 ID:y4RzIMAF0 - 話の途中ですが、仕事の準備やらなんやらでまた落ちます。
また日付が変わるくらいに戻ってきます。
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