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294 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:18:22.43 ID:qyO+f/KRO - ただいま!
書いて行きます。 それからしばらくは無視されながらも練習には参加した。 顧問にも椎間板ヘルニアだということも伝えた。 あれから顧問も俺にはあまり関わって来なくなった。 そんな中ミト先輩が柔道部に復帰した。 四回生で研究や実習で中々練習に参加できなかった。 あの人だけは俺に優しくしてくれたんだ。
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296 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:23:46.34 ID:qyO+f/KRO - ミト先輩に全部話したんだ。
家族の事。部活での事。 ケガの事。全部…全部話した。 あまり無理はさせないが、やりたいようにやれ、一人になっても俺が乱取り付き合ってやる。 やれるところまでやってみろ。 そう優しく言ってくれたんだ。 今でも彼には感謝している。あの人がいなければ、俺の名誉や尊厳なんてないまま学校を去らないといけなかった。 あの事件が起こるまでは…今のままでも、何とかやれると思った。
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297 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:25:44.64 ID:qyO+f/KRO - >>295 最後まで見てくれたらわかる。
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299 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:30:24.04 ID:qyO+f/KRO - >>298 まだ産まれてはないんだ。
今妊娠している。 予定日は4月だそうです。
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301 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:37:37.05 ID:qyO+f/KRO - 感謝はしている。
あの娘がいなきゃ多分立ち直れてなかったと思う。 それも含めて書いて行きたいと思っています。 試合から1ヶ月たったある日、いつものように練習していた。 この頃には痛み止めも全く効かなくなり、直接脊髄に痛み止めを打ってもらっていた。 そんな中寝技の練習中に事件は起こったんだ。
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303 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:41:49.98 ID:qyO+f/KRO - この頃には俺にはもう全く力は残っていなかった。
気力だけで立ってた。 事件が起こったのは、寝技の乱取り中だった。 ホンマ先輩と乱取り中。 腕ひしぎ十字固めで関節を極められた。 もう完全に極められた為外せなくなりタップしたんだ。
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304 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:44:08.02 ID:qyO+f/KRO - しかし外さない…ゴキっと鈍い音がなった時、俺は完全に痛みで失神していたんだ。
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306 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:47:34.75 ID:qyO+f/KRO - しかしすぐに痛みで目をさました。
耐えきれない痛み…俺の腕は逆に曲がっていたんだ。 俺はすぐに病院に運ばれた。 腕の骨は折れていた。 そして靭帯も…俺は二度と柔道が出来なくなった。
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309 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:51:52.62 ID:qyO+f/KRO - ホンマ先輩はタップした際地面を叩いた為に気がつかなかったと主張している。
俺も激しい痛みだったから、記憶も曖昧なんだ。 だから事故だと信じたい。 ただ俺のただ一つの生き甲斐を奪ってしまったんだ。
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311 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:57:19.16 ID:qyO+f/KRO - そこから俺は抜け殻になってしまった…
ただやる事もなく部屋に閉じこもった。 もちろん学校へも行かなくなった。 誰にも会いたくなかった。 親父からは無理やり部屋から出され、大学へ行けと強要された。 それが一番辛かった。 誰も俺の事は理解してくれなかった。 もう心を支えるたった一つの糸も切れてしまったんだ。
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312 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 00:59:37.88 ID:qyO+f/KRO - 毎晩のごとく父親からクドクド言われ…
母親と口論になっていた。それが本当に耐えられなかった。
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313 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:03:30.88 ID:qyO+f/KRO - もう大学も辞めたかった。しかしここで初めて母親から告げられた。
親父が借金し、入学金も授業料も全て祖母に出してもらっていた事を…だからばぁちゃんと為にも学校だけは卒業して欲しいと…。 俺は言い返す事も出来ずに、更に追い詰められて行ったんだ。
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314 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:09:10.32 ID:qyO+f/KRO - ハルイチやプラ美からも何度か連絡があった…しかし俺が返すことはなかった。
心が完全に壊れてしまった。 人間追い詰めらると頭が真っ白になる。 とうとう弟に暴力を振るってしまったんだ…
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316 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:12:47.00 ID:qyO+f/KRO - 弟を殴ってしまった。
ただ俺の部屋に筆箱を置いてたのを取りにきただけの弟に暴力を振るってしまった。 俺は…俺は…取り返しのつかないことをしてしまったんだ。
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317 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:16:26.10 ID:qyO+f/KRO - その日俺は親父に家を追い出された。
「お前は俺の子供じゃない、嫌な事があるならこの家から出ていってくれ。」 それだけだった。 そして数日の猶予を与えられた。俺はばぁちゃんの家に帰る事を決意したんだ。
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318 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:20:40.10 ID:qyO+f/KRO - 次の日には電車に乗り、ばぁちゃんの元へ向かったんだ。
かぁちゃんから二十万渡された。 かぁちゃんはずっと俺に謝っていた。 そしてずっと泣いていた。
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322 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:49:22.19 ID:qyO+f/KRO - 一年前までいた地へ戻ってきた。
ばぁちゃんに会いたい。 会って謝りたい…ただそれだけだった。 優しくばぁちゃんは迎えてくれた。 その日はばぁちゃんと同じ部屋で寝た。 久しぶりに安心して眠れた。
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323 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 01:53:56.94 ID:qyO+f/KRO - 次の日…叔父夫妻とばぁちゃんとで飯食べに行ったんだ。
その時ちゃんと謝ろうと思っていた。 叔父は大学はどうだと聞いてきた。 ばぁちゃんも死んだじぃちゃんに立派になった夏男を見せたかったと言っていた。 俺に立つ瀬はなかった。
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326 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:01:53.99 ID:qyO+f/KRO - 俺「叔父さん!ばぁちゃんごめん…俺は大学を辞めると思う。」
叔父「…」 ばぁちゃん「…」 しばらく沈黙が続いた。 しばらくして叔父が重い口調で口を開いた。 叔父「何があったかは知らないし、今のお前を見たらわかる…」 叔父「ただお前の進学についてはな、ばぁちゃんは命を削ってお金を貯めていたんだ。それだけはわかってくれ。」 叔父「何があったんだ…話してみろ。」 俺は今まであった事を全て叔父やばぁちゃんに話した。
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327 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:08:01.02 ID:qyO+f/KRO - 叔父「アッコ(かぁちゃん)には話したとか…?」
俺「かぁちゃんには話しとらん、今精神的にすり減っとる…余計な心配ばさせとうない。」 叔父「そうか…しばらくはいてよか、でもなお前はこっから巣立って行ったとばい。もうすぐ成人するとよ…自分から逃げたらいかん。」 ばぁちゃん「夏男ばぁちゃんと一緒に暮らそう!ずっといてよかけん…またこっちで大学行ったらよか。」 しかし叔父はその事を強く反対した。 結果叔父の言った事はのちのち理解出来た。
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329 :名も無き被検体774号+[]:2012/01/16(月) 02:15:12.88 ID:qyO+f/KRO - >>328 スマンこの話は避けて通れない話しだったんだ…ホットなギャグで俺の冷めた心を温めてくれw
「おっかぁは少し黙っておいてくれ。夏男お前が進む道たい…お前が決めんばと!!人生山あり谷あり、最後に笑った者の勝ちと!!だけん負けるな、今すぐに行動せんでよかけん…」 俺は泣いていた。 この時はすぐに涙がでてた…心が何か求めていたのかもしれない。
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330 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:19:22.16 ID:qyO+f/KRO - ちなみに今は親父とも和解しています。
その話も後々します。 1週間滞在したんだ。 ばぁちゃんにもらった金は手を付けずに返そうとしたんだ。 しかしお前の好きに使え、また顔ば見せに来るときにとっとけと言われた。 そして俺は地元に帰って行ったんだ。
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331 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:22:49.24 ID:qyO+f/KRO - 地元に帰った俺は…今更親元に戻れるはずもなく、母親を保証人にして。
1Kのアパートを借りたんだ。 そして正式に大学を辞める事を決意した。
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332 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:24:32.14 ID:qyO+f/KRO - 2ヶ月後…腕は痛みの残るものの動くようにはなっていた。
腰の状態も少しはましになったので、アルバイトを始めたんだ。
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333 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:25:54.38 ID:qyO+f/KRO - そんな中大学に荷物を取りに行ったんだ。
そして暴力事件を起こしてしまった。
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334 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:29:27.90 ID:qyO+f/KRO - その時春休みだった。
大学も人気はまばらで、誰にも会わなかった。 一応顧問に挨拶だけ行ったんだ。 顧問はそうか…と一言しか言葉を発しなかった。 そして道場に着いた。 誰もいなかった。 嫌な思い出しか残っていない道場だったが、少し寂しく感じた。
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335 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:33:33.08 ID:qyO+f/KRO - しばらくいると、数名誰かが入ってきた。
目が合った瞬間全身が震えた…ホンマだった。 最後まで嫌みたらしい奴だった…まぁ俺が負けてしまったんだけどね
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337 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:36:12.04 ID:qyO+f/KRO - ホンマは俺を見るなり話かけて来た。
ホンマ「夏男くんじゃないか??今日から復帰するのかww??」やけにニヤニヤしていた。俺はそれが鼻についた。
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338 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:43:40.77 ID:qyO+f/KRO - >>336笑えないけど、気持ちは受け取ったw
俺「いえ大学自体辞めようと思っています。」 心を落ち着かせて切り返した。 ホンマ「残念だなぁwせっかくいじめ概のある奴戻ってきたのにw本当に残念だよw」 プツン何かがキレた。 ここから先はあまり覚えていない。 俺「先輩弱かったですもんね!投げられなくて残念ですよww」 ホンマ「あぁてめえ舐めてんのか??またほね折ってやろうか??」 俺「なんだコラ!やんのか??」 ホンマと口論に発展した。
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339 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:46:52.40 ID:qyO+f/KRO - そして気が付いた時にはホンマは鼻から血を流しながら倒れていた。
ホンマの取り巻き三人も倒れていた。 この辺は本当に覚えていないんだ。 ただ自分がしてしまったことは理解出来た。
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341 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 02:58:44.16 ID:qyO+f/KRO - 立派な傷害事件だった。 大学ではかなり問題になったと思う。
全て俺に罪を着せらた。 この後の事はあまり知らない。 ただミト先輩はいじめの事を大学側に告発してくれたんだ,結局は俺の自主退学と治療費の支払いで話はすんだんだ。
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342 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:00:21.19 ID:qyO+f/KRO - それからまた鬱ぎこんだ。決まっていたバイトも辞めてアパートに引きこもった。
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343 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:02:14.20 ID:qyO+f/KRO - そして半年の月日が経った…誰とも接触せず,夜中だけコンビニにたむろする生活が続いた。
この時は親にもばぁちゃん達にも顔向けが出来なかった。
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344 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:03:24.35 ID:qyO+f/KRO - 季節はもう秋口だった。 深夜コンビニに飯を買いに来ていた時声をかけられたんだ。
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345 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:04:28.90 ID:qyO+f/KRO - 「夏男?」
振り向くとそこにはプラ美が立っていた。
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346 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:08:46.19 ID:qyO+f/KRO - 俺は怖くなった…
「人違いです…」そういって早足でコンビニから出て行ったんだ。 プラ美「待ってよ!なんで無視するの?」 プラ美は追いかけてきた。 俺はすぐに追いつかれた。プラ美「なんなのよ?返事くらいしてよ。どうしたの?連絡しても何も返してくれないやん。何とか言ってよ。」 プラ美は強い口調で言ってきたんだ。
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347 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:16:48.43 ID:qyO+f/KRO - 俺「ついて来ないでくれ。今の俺を見ないでくれ。頼む一人にしてくれよ…」
俺はプラ美を拒否したんだ。 プラ美「イヤ、絶対イヤ…今見失ったら2度と会えない気がする…お願い何があったのか話して、」 無言で帰宅した。 プラ美も一緒に入ってきた。 俺「入れよ。」 何も無い部屋。 ただ布団があるだけ…俺はプラ美を穢してしまった。
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349 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:25:16.75 ID:qyO+f/KRO - プラ美「何があったのか、無理に聞く気もない…でもさ心配させないでよ。」
プラ美は優しい口調で問いかけてきた。 時間は深夜2時過ぎだと思う。 沈黙の後、プラ美の携帯が鳴りだした。 プラ美「もしもし、お父さん?うん今日遅くなかったから…友達の家泊めてもらう」 多分迎えに来てもらっていたんだろう。
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350 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:30:09.68 ID:qyO+f/KRO - 電話を切った後…プラ美は俺に顔を近付けてきた。
何かは知らないが、甘い香りがした… プラ美「ねぇ夏男…覚えてる?前に海行ったこと…?」俺「…」 プラ美「あの時もさ鬱ぎこんでたよね…私が全裸の話したからw」 俺「…」 プラ美「…なんか言ってよ。」 沈黙は続いたんだ。
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351 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:34:43.95 ID:qyO+f/KRO - プラ美「ねぇ私を見てよ、何か言ってよ!」
いつもとは違うプラ美に少しドキッとした。 俺は何も言わずに布団に入った。 俺「鍵は俺の財布に入ってる。閉めたらポストにでもいれておいてくれ。」 寝ようとした。 気が付いたらいなくなってるだろう… プラ美は布団の中に入ってきたんだ。
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352 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:37:51.68 ID:qyO+f/KRO - かなりビビっていた。
冬女以外の女の事は意識したことがなかった。 ただ何も言わずプラ美は俺の手を握り締めてくれた。久しぶりに感じた人の温もり…それは本当に温かかった。
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354 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:48:12.82 ID:qyO+f/KRO - >>353 この時はチェリーだったからね。
女の人の扱い方には慣れてなかったんだよね。 頭真っ白になってた。 プラ美「…会えてよかった。」 俺「…」 プラ美「ねぇこっち見てよ。」 俺「…」 久しぶりに見たプラ美は可愛いかった。 あまり化粧をせず、男勝りな女の子だけど。 俺はその時どうかしていたのかもしれない。 ただ心のどこかに冬女チャンの存在はあったんだ…
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356 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:54:30.61 ID:qyO+f/KRO - プラ美はそんなつもりはなかったと思う。
ただ…一言夏男にだったらあげてもいいよって言われた。 その時プラ美と口づけを交わした。 多分幼稚な口づけだったとおもう。 プラ美は服を脱ぎ始めた。 透き通るような白い肌。 俺はプラ美を求めていった。
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357 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 03:57:28.87 ID:qyO+f/KRO - プラ美は恥じらっていた。 肌に触れる度に体を震わせていた。
稚拙な口づけから…少しずつ舌を絡めあった。 柔らかい唇に火照った身体。 プラ美は俺を受け入れてくれた。
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358 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 04:05:08.63 ID:qyO+f/KRO - プラ美「…チュ」
俺「…」 プラ美「冬の事考えてるの??」 俺「…」 手を止めてしまった。 俺はこの時もずっと冬女チャンの事を考えていた。 俺「…ごめん頭冷やしてくる。」 俺は冬女チャンの事が頭から離れなくなった…蛇口をひねり、水をかぶった。 秋口の水は少し冷たく、冷静さを戻してくれた。
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359 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 04:09:12.03 ID:qyO+f/KRO - すいません…仕事があるので少し寝ます。
切りの悪いところで本当に申し訳ないです。 読んでいただいてありがとうございます。 このプラ美との再会から少しずつ変化がでてきます。本当にプラ美には感謝しています。 おやすみなさい!!
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363 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 08:32:26.97 ID:qyO+f/KRO - おはようございます。
昼休みも少しずつ投下していきます。 残念ながらプラ美とは本当にやっていません。 しかしあの時はプラ美の方が冷静だったと思います。 コンビニはほぼ毎日行ってました。 この時のスペ書いておいます。 1 引きニート、廃人なりかけ、親とは絶縁中。 プラ美 国立大学2回生 ハルイチ 一年浪人後 国立大学合格。 リア充 アキヒコ 引きニート卒業後の初めての友達。 冬女 ? 仕事頑張ってきますノシ
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365 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 12:08:12.29 ID:qyO+f/KRO - 書いて行きます。
プラ美「そっかまだ冬の事を気になってるんだ…」 俺「…」 プラ美「連絡取ればいいじゃん!!ってか冬もアンタの事気にしてたし。熱いねぇ…」 厳かな気持ちになったのは俺だけだったようだ…少しへこんだがね。 俺「スマン!俺どうかしてた。謝っても済む問題じゃないけど本当にごめん!!」 プラ美ひたすら笑ってよ。
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366 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 12:14:13.73 ID:qyO+f/KRO - プラ美「ドアホ!私から初チュー奪った男やぞ!もっと自信もたんかい!!」
えっ??マジかプラ美初めてだったのか… 性に物凄くオープンだと思っていた。 普通に下ネタとかも話すし… 俺「えっ??嘘だろ本当にごめん…ごめんなさい!」 プラ美「アホかまだ奪われとらんわ…」 さっきまでと同じ人とは思えないくらいの豹変だった。 内心では怖い思いしたに違いない。 本当にプラ美には申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
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367 : ◆2UlrBCjC0Q []:2012/01/16(月) 12:18:21.73 ID:qyO+f/KRO - プラ美「んでどーすんの??冬に連絡すんの??」
俺「この状況でそんな事いえるか…」 プラ美「あーもうウザイ。忘れられないなら連絡すればいーじゃん…突撃あるのみだろ!!」 俺「一度振られてんだぞ…んな事出来っかよ。」 俺は本当にヘタレだ、イヤクズ過ぎる…自分の中で葛藤していたんだ。
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