- 失意の中、浮気中の彼氏にプロポーズされた話
204 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:07:10.81 ID:OzQ2okQP0 - >>203 ありがとう(^o^)変なところで切ってごめんw
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205 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:08:15.69 ID:OzQ2okQP0 - 1です。部屋暗くして横になってみたものの寝られない…ww
身体は疲れてるのに、なぜか目は冴えてるwなんでww?
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206 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:11:25.57 ID:OzQ2okQP0 - 誰かいる?(´・ω・`)
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210 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/11/11(金) 01:14:58.52 ID:OzQ2okQP0 - よかった。寝られないから続き書いてたんだけど、誰かいてくれたら貼っていこうと思って。ありがとう(^^)
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211 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/11/11(金) 01:17:52.91 ID:OzQ2okQP0 - パソコンばぐ中だから、携帯から1です( ´・ω)
よくあるって言ってもらえて安心。 パソコン再起動させて、貼っていくね
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212 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/11/11(金) 01:19:25.79 ID:OzQ2okQP0 - むむ!携帯もパソコンもIDいっしょだ!!
Wi-Fiだからかな?
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214 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:21:23.59 ID:OzQ2okQP0 - 翌朝、亮介は仕事だったので一緒に部屋を出た。亮介の会社は駅とは逆方向なので私たちは家の前で別れる。
「あー、バイバイするの寂しいね」 「う…ん」 なぜか亮介はとても挙動不審だった。 私が「会社遅れるよ?」と言っても、空を見上げたり、キョロキョロしたり、なかなかその場を動こうとはしない。
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215 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:22:46.14 ID:OzQ2okQP0 - 会社に遅れてもらっては困るので、私は半ば強引に別れの挨拶をし駅に向かおうと踏み出した。
すると亮介が「あの、俺……お前にスナックで働いて欲しくない…じゃん?」 「……うん」 朝から突然ヘビーな話をされて、私は面食らった。しかしすぐに臨戦態勢に入る。 浮気しているのがばれそうだから、私を責めるのだろうか。
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216 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:23:10.12 ID:OzQ2okQP0 - >>213 ありがとう!
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217 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:26:39.52 ID:OzQ2okQP0 - 「だから、俺…ずっと真剣に考えてたんだけど」
「うん…」 「だから、俺んとこ来て勉強すればいいじゃん」 「え?」 「俺と一緒に住もう」 「うーん…そう出来たら良いんだけど、私がまだちゃんと就職してないから」 「結婚すれば良いじゃん」
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218 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:27:16.57 ID:OzQ2okQP0 - それはもう驚いた。きっとその瞬間の私の目は、世界中の誰のそれよりも大きく、丸く見開いていただろう。
彼氏の浮気疑惑に悶々としているまさにその朝、その彼氏からプロポーズをされたのだから。 私は何と返せば良いか全く分からず、非常に間抜けな顔をしていただろう。 一方、亮介の表情は真剣そのもので、少し怖いくらいだった。 「現実的に考え始めたのは、お前がスナックで働き始めてから…。だけど、お前との将来自体はずっと考えてたから・・・だから就職先もお前の地元にしたし」 言葉を失っている私に対し、亮介は「とにかく本気だから」と念押しして会社へと向かった。
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219 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:28:29.74 ID:OzQ2okQP0 - 一人駅へと歩き始めた私は、そこそこ寝たはずなのになんだかとても疲れていたので、甘い物を補給しようとコンビニへ寄った。
レジでは推定20代前半の女性が接客をしてくれた。 綺麗な黒髪で、おっとりした雰囲気の人だ。 私はその女性を、どこかで見たことがあるような気がしてまじまじと見つめた。 誰だか分からない。 名札に目をやると『沢村』と書いてある。 それでも私は、彼女が一体誰のか思い出せなかった。 気になって仕方がなかったので、帰りの電車ではずっと沢村さんのことを交互考えていた。 亮介からのプロポーズよりも、なぜか沢村さんのことの方が気になって仕方がなかった。 新旧様々な記憶を呼び起こし、ようやく彼女をどこで見かけたか思い出したのは、もう私の部屋に帰り着くころだった。
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220 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:29:49.12 ID:OzQ2okQP0 - 私は昨日彼女を見ていたのだ。
亮介の見せてくれた写目には確かに、彼女が写っていた。 「前田君の友達」と言っていた私服の男女の中に、「沢村さん」がいたのだ。 瞬時に昨日の亮介の部屋での出来事が、私の頭の中で繋がった。 亮介が部屋にあげた女の人はきっと沢村さんだ。 だから、亮介はコンビニに行きたがらなかった。 私と沢村さんの鉢合わせは、亮介にとってあってはならないことだろう。
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221 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:31:39.11 ID:OzQ2okQP0 - 私は、浮気の亮介に真相を確かめようと決意した。
真相を確かめないことにはプロポーズの返事なんて考えられない。 その日の夜、さっそく私は夜電話をかけた。 「もしもし…亮介?」 「おう」 今朝のこともあるので、亮介も私もぎこちなかった。 「週末はありがとう、久々に亮介とゆっくりできて楽しかったよ」 「俺も楽しかったよ、また来てな」 私は、まず当たり障りのない会話から入り、亮介に自白のチャンスを与えた。 「あのさ…私に何か隠してることない?」 「ww急にどうしたw」 「んーなんとなくw」 「いや、特にないよ?」 やっぱり亮介は、自分から本当のことを話すつもりなんてないんだ。 そう確信した私は、こう切り出した。 「沢村さんから全部聞いたよ」
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222 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:32:40.53 ID:OzQ2okQP0 - 「………は?」
明らかに動揺している亮介を、私は更に捲し立てた。 「あの夜は楽しかった?」 「………」 適当な言葉を並べる。私は、自信があった。 でも決定的な証拠はどこにもなかった。 だからある意味、これは賭けだった。 「ごめん」
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223 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:34:14.90 ID:OzQ2okQP0 - 亮介は一言「ごめん」と言った。
分かってたことだったけど、実際認められるとキツかった。 この一言を聞くまでは、真実を知りたい一心で怪しいと思う点があっても、傷きはしなかった。 むしろ『これで一歩前進!』くらいの気持ちだった。 だからこの瞬間、一気に悲しみが押し寄せてきた。 私は、「ちゃんと亮介の口から全部聞かせて」と嘆願した。
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224 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:36:06.46 ID:OzQ2okQP0 - その時の亮介の話によるとこうだ。
・沢村さんは、亮介の同期の前田君の高校時代の友人で、亮介とは夏に飲み会で知り合った。 (前田君が地元の友達を呼んだという例の飲み会だ) ・その場で亮介と沢村さんは意気投合し、連絡先を交換した。 ・この時点で亮介は、沢村さんのことをただの友達としか思っていなかった。 ・飲み会以降、沢村さんから毎日のようにメールが届いた。亮介は少し迷惑に感じつつも、友達の友達ということで蔑にはできなかったそう。 ・メールをしていくうちに沢村さんの好意に気づいた。 ・私にスナックで働き始めたと打ち明けられた夜、亮介はとてもショックだった。その時偶然沢村さんからメールが来たので、私の愚痴を聞いてもらった。 ・すると沢村さんが、今から亮介の部屋に行っても良いか、と聞いてきたらしい。その時、寂しさや、私への怒り、他にも沢山の訳の分からない感情が入り混じって、沢村さんを招き入れてしまった。 ・沢村さんは「差し入れ」と言ってお酒やおつまみを持参して亮介の部屋に来た。 ・身体の関係はない(後に問い詰めると、実際はあったことが判明) ・その後も1〜2回、沢村さんはを部屋にあげた。
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226 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:40:19.79 ID:OzQ2okQP0 - 寝られない間に書きためてたやつ貼り終わった!
今からまたちょっと横になって寝る努力してみます 寝られなかったらまた書き溜めようww 突然ふらっと現れた私を受け入れてくれた皆ありがとう 嬉しかった!
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227 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:41:47.09 ID:OzQ2okQP0 - >>225 その唸りの意味するところは?(>_<)
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231 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:46:36.59 ID:OzQ2okQP0 - >>228 oh....ですよねw…
>>229 基本的にかなりの正直者です。嘘ついてたらすぐ分かるw ここまで必死に何かを隠そうとしたのは今回が初めてでした。 ちなみに上記に書いた彼の自白内容もスラスラと教えてくれたわけではありません・・・
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234 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:47:59.77 ID:OzQ2okQP0 - >>230 これは喜んで良いことなのかは分からんが、う…嬉しいw
最近のことなんで割とスラスラ思い出せるからかもしれません
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235 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:50:59.69 ID:OzQ2okQP0 - >>232 ありがとう!その一言が励みになるよー
誰かがちゃんと聞いてくれてるんだなって。 >>233 パンツは是非穿いておていただきたい所存でございます(キリ
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238 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 01:58:20.45 ID:OzQ2okQP0 - >>236 ええ、今思うとやっぱり確実にどっちもどっちなんですよね…。
>>237 なんとお優しい(´;ω;`)ありがとう ゆっくり休んでなるべく早めに続き書くね!
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241 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 02:03:30.74 ID:OzQ2okQP0 - >>239 その辺分かりにくいですよね…。
まぁ勢いみたいな部分も大きかったらしいので、皆さんにちゃんと納得してもらえるか分からんけど、一応あとで出てきます。
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242 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 02:04:47.62 ID:OzQ2okQP0 - >>240 oh...確かにそれも言ってましたww
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246 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/11/11(金) 02:15:03.86 ID:OzQ2okQP0 - >>243 深い……じゃあ私の人生は、やや愛がある……かな?!?
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247 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/11/11(金) 02:16:46.77 ID:OzQ2okQP0 - >>244 良かった、なんかその言葉に救われた。ありがとう
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254 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 02:49:44.59 ID:OzQ2okQP0 - >>248 ちょwまさかの浮気した身ww
>>249 >>250 よし、もっといっぱい傷ついていこうっ 傷は無駄にはならないよね、ありがとう >>251 ありがとう!ほんとありがとう 明日ポチポチがんばるよ >>252 なんか逆に私が納得させられました!自分ではカンだと思ってたw なるほどなるほど… >>253 遅くまでありがとう、私も紅茶いっぱい飲んだら落ち着いた おやすみ
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282 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:55:34.05 ID:OzQ2okQP0 - 1です。
続きを貼っていきます
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283 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:56:36.63 ID:OzQ2okQP0 - 亮介が話終わるころには、私の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
この時、なんだかんだ言って自分は亮介のことを信じきっていたことに気づいた。 そんな私は完全に冷静さを失っていて、大声で亮介を攻め続けた。 「信じてたのに」「最低」「沢村さんと付き合えば?」 亮介は言い訳もせず、ただひたすら「ごめんなさい」と繰り返した。 ただ私の「今朝のプロポーズも浮気の罪ほろぼしのつもり!?」 という最低の言葉に対してだけは「それは違う。絶対違う」と言って譲らなかった。
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284 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:57:06.29 ID:OzQ2okQP0 - その夜は、最終的に私が「もう別れる」と言い放って電話を切った。
その日は、そのまま携帯の電源を切って泣いた。 翌日のバイトの記憶はあまりない。 ただ店長に「目が腫れている」と心配されたことだけ覚えている。 バイトが終わってからは一人部屋で人形みたいにぼーっとしていた。 涙ももう出なかった。
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285 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:57:37.57 ID:OzQ2okQP0 - ぐるぐるぐるぐる、色んなことを考えた。
沢村さんは、亮介のこと本気なんだろうか。 亮介は沢村さんにどんな言葉をかけたんだろうか。 亮介は少しくらい沢村さんのことを好きだったのか。 遠距離で辛いのは私も同じなのになんで…。
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286 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:58:41.24 ID:OzQ2okQP0 - 亮介と付き合った5年間を振り返ってみると、幸せな記憶ばかりが蘇った。
幸せな思い出が沢山あればあるほど、私の胸は締め付けられた。 あの幸せも、全て嘘だったように思えた。 『私は、裏切られたんだ』 私は絶望に打ちひしがれた。
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287 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 18:59:23.90 ID:OzQ2okQP0 - でも、ふと亮介がプロポーズしてくれた時のことを思い出した。
『あの、俺……お前にスナックで働いて欲しくない…じゃん?』 亮介はこう言っていた。 完全に被害者気分一色だった私は、ようやく目が覚めた。 亮介が浮気をした原因は、沢村さんにも、亮介にもあるけど、 私にもあったんだ。 水商売と浮気は完全に同じ土俵にはない。 だけどお互いが傷つけ合っていたことは事実だった。
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288 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:00:38.03 ID:OzQ2okQP0 - そんな簡単なことに、私がようやく気がついた頃には、辺りは真っ暗になっていた。
私は昨日から電源を切ったままの携帯電話を手にとり、少し迷ったが電源を入れた。 電源を入れるとすぐに着信が鳴り出した。亮介からだった。 反射的に電話に出る私。 「もしもし?」耳元で亮介の声が響く。 「もしもし、もしもし?!」 「…はい」 「やっと出たー、心配するじゃん!!今どこ?」 「家」 「そっか…」 私の生存を確認すると、亮介の声は急に小さくなった。
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289 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:01:27.47 ID:OzQ2okQP0 - 「あのさ、俺本当に反省してるから」
しばらく沈黙が流れた。 やっとのことで私は声を振り絞った。 「私も、ごめんなさい」 「え、何が?」 「亮介が嫌がることして、ごめん」 「いや…悪いのは俺だから」 「・・・」 「・・・」
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290 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:02:14.68 ID:OzQ2okQP0 - 正直、私の考えはまだまとまっていなかった。
私たちはどっちもどっちのお互い様だった。 だけど、これから私たちはどうすれば良い? その答えはまだどこにも見当たらなかった。 「私たち、これからどうすれば良いのかな」 「俺は、別れたくはない」 「私も亮介のこと、まだ好きだよ」 「うん」 「でも、スナックは辞められない」 「・・・俺と結婚するより、水商売してる方がマシってこと?」
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291 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:03:10.06 ID:OzQ2okQP0 - そうじゃない。そうじゃないよ。でもそうなのかな。
自分でも、もう何がなんだか分からなかった。 私はとにかく思っていることをそのまま喋った。 「私も亮介とは結婚もちゃんと考えて付き合ってたよ。 でも今はちょっと時期が違うと思う。 亮介は、勢いで結婚って言ってるところがあるんじゃないかな」 「…まぁ、それも…なくはない。1が水商売するのが嫌で嫌で仕方なかった。 でも結婚自体は、ずっと真剣に考えてたよ」
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292 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:03:29.66 ID:OzQ2okQP0 - 「ありがとう…、でも亮介はまだ働き出して1年も経ってないんだよ?
仕事でもまだまだ覚えることは沢山あると思うし、 亮介が会社の人から『仕事も半人前のくせに結婚〜?』って思われるのは嫌だ。 経済的にも、社会人一年目だと普通自分のことで精いっぱいだと思うし・・・」 「大丈夫だから。会社で信頼できる先輩にも相談したんだけど、 お前との結婚に向けて背中押してくれたよ。 お金はないかもしれないけど、俺がんばるから」 「でもやっぱり迷惑は掛けたくな…」 「水商売される方が迷惑だから」 「……そっか」 「…うん」
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293 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:04:13.05 ID:OzQ2okQP0 - 「でも私は結婚ってお互い自立して、
一人でもちゃんと生きていける人たちがすることだと思ってる。 だから例え亮介の準備が整ってたとしても、私がこのままじゃダメだ」 「ダメじゃないよ。 俺は、結婚て二人で助け合いながら生きていくためにするものだと思ってる」 「うーん、そうでもあるけど…。 でも私たちが今結婚したら、私が一方的に亮介から助けてもらってるだけになっちゃう」 「そういうこともあって良いんじゃない? そのうち俺がお前に助けてもらうこともあると思うし」
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294 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:04:50.93 ID:OzQ2okQP0 - 「そうじゃなくて…なんていうのかな、
自立できないからって結婚を逃げ道にしたくないんだ。 もし今亮介と結婚したら、自分が情けなくなる」 「それでも良いから」 「もし逆の立場だったら、すんなり私に養ってもらえるの?! プロポーズは嬉しいけど、今結婚したら私がすごく惨めになるんだ」 「でも俺だってお前が水商売続けんのは嫌なんだよ!」
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295 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:05:15.64 ID:OzQ2okQP0 - 「でも今結婚したって私、一生亮介のこと信じられないよ!!」
私たちは声を荒げた。 私に至っては完全に涙声で、携帯を持つ手は震えていた。 お互い落ち着いてから、今後どうしたいかそれぞれ考えようということになり、 その日は電話を切った。 私は、とても疲れていたのでそのまま泥のように眠った。
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296 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:05:52.76 ID:OzQ2okQP0 - それからしばらく、私たちはお互いに連絡をしなかった。
私は、なかなか答えを出すことができなかったから。 亮介もきっと同じだったと思う。 私はもういっそのこと亮介に甘えてしまおうかとも思った。 でもやっぱり亮介への遠慮と、自立心と、亮介が浮気をしたことに対する嫌悪から、 「それは出来ない」という結論に至った。
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- 失意の中、浮気中の彼氏にプロポーズされた話
297 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:06:15.94 ID:OzQ2okQP0 - ただ、やっぱり亮介とは別れたくなかった。
頭で考えると、「亮介とは別れるのが一番」だった。 この先、心の底から亮介を信じられることはもうないのかもしれない。 それでも今、亮介と別れることは出来なかった。 未練や執着も大きい。 でも、それだけじゃない。 私は亮介のことが好きだった。 バカな女かもしれないけど、ちゃんと好きだった。 でもこんな言い分は自分勝手だ。 だから私は亮介に自分から連絡することができなかった。
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298 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:07:34.05 ID:OzQ2okQP0 - 今回はここまでです。
多分次回で完結までいけると思います。 読んでくれてるみんな、ありがとう
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300 :名も無き被検体774号+[]:2011/11/11(金) 19:14:58.20 ID:OzQ2okQP0 - >>299 はい、一応完結してる話です。
でも自分の中に「これで良かったのか?」という気持ちがあるので、 色んな方々の意見を聞けて参考になりました。 ありがとう。
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