- 目暮警部「む、室井管理官殿!」つづき
228 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:06:24.49 ID:R9EAwL7x0 - ………木更津、野球狂の詩、数時間後
黒子「ん…」むくっ 美琴「黒子?目が覚めた?」 黒子「お姉様…」 初春「どうぞ、岡林さんが作ったヤシの実サイダーです」 黒子「助かったんですのね…。いただきます」ゴクッ… 美琴「そうみたいね。私もさっき起きたところよ。」 黒子「そうですの…。お疲れ様ですの。そうだ、スミレさん…お話が」
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229 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:13:18.75 ID:R9EAwL7x0 - スミレ「聞いたよ。そこの彼から。青島くんたち先に脱獄したらしいわね。」
黒子「えぇ。」 平次「そんじゃ、ワイの話と、あんたらの話…始めましょうや」 初春「御坂さん、白井さんは楽にしててくださいね。」 平次「ワイはさっきも言うたけど、探偵や。ある組織を追っててな。学園都市っちゅー場所にある研究施設にその組織がいるってわかったんや。 それで、やっとこさ乗り込んだんやけどな…。 無駄足やってん。先に誰かがぶっこわしとったんや。 ほんでどないしよーって思っとったらお巡りさん来てな。 弁解虚しく敢え無く御用っちゅーわけや。」 平次「ほんで捕まっとったら黒子ちゃんが来た。毛利のおっちゃん、新一とはなかええで。ワイからはこんなもんやな。」
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230 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:17:35.12 ID:R9EAwL7x0 - スミレ「あれ?その組織って確か…」
初春「へ?いやいやいや!私は詳しくわかりませんが白井さんも御坂さんも無関係ですよ!きっと!」 スミレ「…まぁいいわ。それじゃぁ私ね。私は青島って刑事を探してたの。そこでこの子達に出会って…。脱獄させようってなった訳。」 初春「では…、代表して私がご説明します。平次さんはテロリストによるフジテレビ占拠、電波ジャック事件をご存じですか?」 平次「あぁ。テレビつけりゃやっとるからな。あのばら撒かれたUSBは手のくんだ偽造データやーとか、うまい具合に誤魔化されてるけどな、ワイはあのテロリストこそが真実やと思っとる。」
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231 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:25:08.18 ID:R9EAwL7x0 - 初春「…そのテロリストが…私たちなんです。」
マスター「まじでぇ?!?!?!」 マスター「あ…いや、すまん」 平次「最後まで聞くで」 初春「どうも。ですが、平次さんの言う通り、あのUSBは偽造ではありません。それに、テレビに写った彼らは真実を伝えたんです。」 初春「それで、私達は運良く逃げれたんですが、組織に追われ居場所がなくって…」 平次「ん?ほんでおっちゃん達を助けようとしたってことは、おっちゃん達もテロリストだったんかいな?」 初春「はい。終わりかと思った事件が終わっていなくて…何か手がかりを知ってる人を探していたんです。」 平次「なるほどな。初春…言うたか?」 初春「はい。」 初春「ともだちって…知っとるか?」
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232 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc [訂正]:2011/08/08(月) 00:25:25.80 ID:R9EAwL7x0 - 初春「…そのテロリストが…私たちなんです。」
マスター「まじでぇ?!?!?!」 マスター「あ…いや、すまん」 平次「最後まで聞くで」 初春「どうも。ですが、平次さんの言う通り、あのUSBは偽造ではありません。それに、テレビに写った彼らは真実を伝えたんです。」 初春「それで、私達は運良く逃げれたんですが、組織に追われ居場所がなくって…」 平次「ん?ほんでおっちゃん達を助けようとしたってことは、おっちゃん達もテロリストだったんかいな?」 初春「はい。終わりかと思った事件が終わっていなくて…何か手がかりを知ってる人を探していたんです。」 平次「なるほどな。初春…言うたか?」 初春「はい。」 平次「ともだちって…知っとるか?」
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233 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:32:26.29 ID:R9EAwL7x0 - 初春「友達?ですか?」
平次「あぁそうや。あのテロリストがあんたらやっちゅーなら教えたるわ。ともだちってのはな、宗教や。」 初春「宗教…ともだちは固有名詞なんですか?」 平次「せやせや。世界規模で洗脳しようとしてるオカルト集団や。既にアメリカロシアなど大国は手中に収められとんねん。」 初春「はぁ。」 平次「でな、なんでアメリカよりも日本が遅いも思う?日本のがちっちゃいやん。おかしない?」 初春「そうですね…」 黒子「…信仰概念の欠如、ですのね。」 平次「お、黒子ちゃん。そうなんや。ほんでな、その信仰概念が欠如した日本に、信仰の意識を持たせるにはどうしたらいいと思う?」 黒子「人間、辛い時こそ宗教に頼る物ですの。」 初春「…日本を滅茶苦茶にするんですか?」
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234 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:41:57.63 ID:R9EAwL7x0 - 平次「滅茶苦茶…そうやな。当たりや。日本中にウィルスをばら撒くんや。いや、ばら撒かせるんや。韓国にな」
黒子「?!」 平次「続けるで。そこにともだちが現れる。ワクチンを持ってな。そしたら…どうなると思う?」 黒子「…まさしくヒーローですの」 美琴「…そ、それじゃあ」 平次「恐ろしいやろ。それがやり口やねん。惜しくも、どっかの誰かによってウィルスも施設も破壊、あんたらテロリストによって韓国の工作員も解体されてもうたんやけどな。」 初春「じゃ、じゃあもう日本は…」 平次「いんや。残念ながら研究施設は海外にもあんねん。それに韓国を利用できなくなったからってウィルスばら撒けないっちゅー訳やないやろ? ばら撒くで。あんたらテロリストの仕業にしてな」
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235 :黒子!俺だ! ◆c/bIkeyhAc []:2011/08/08(月) 00:53:41.42 ID:R9EAwL7x0 - 「「「!!!」」」
美琴「させない…そんなこと…させない!!」 黒子「平次さん。お話はわかりました。なぜあなたはそのお話をご存知で?」 平次「ワイの知り合いにな、ともだちによるテロ行為を未然に防いで叩いてるヤツおんねん。地下組織や。」 黒子「なるほど。と言うかもう既に彼らのテロ行為は始まっていたんですのね。」 平次「韓国が使えないってわかった途端急遽始めたみたいやで。おっちゃんたちの動向もわからないんやろ?どや?そいつんとこ行って見たら?」 美琴「平次さんはどうするんですか?」 平次「俺はまだ調べたい事あってな。」 黒子「そうですの。それで、その知合いの方のお名前は?」 平次「灰原…灰原哀…ちっさい姉ちゃんや。明後日の午後二時、東京ドームシティのラクーアに行きぃ。会えるやろ」
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