- 安価踏んだ奴が半生を語り、皆がそれを傾聴するスレ14
738 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 00:18:26.02 ID:XUzoL5pe0 - あ、日付が変わっちゃったね
長いけど大丈夫かな?
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742 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 00:35:24.63 ID:XUzoL5pe0 - とりあえず続き書きます
■高校一年 進学コースに入ったことで、部活は捨てて勉学に励む毎日。 やらされてる感があったけど、頑張ってた。 毎朝7時には捕集が始まるので、毎日5時起き、 お袋もそれに合わせて弁当を作ってくれた。 時折出会う中学時代の友達とも交遊関係は続き、 この頃には純粋に友達を大切にしたいと思うようになってた。 ■高校二年間 一年同様、勉学に励むが、息抜きのために通い始めたゲーセンにはまり出す。 夜が遅くなるとお袋にこんな時間まで何してたの!?とどやされ、 勉強してんだから何したっていいだろ!の一点張り。 まさにバカ息子、中学にしろ高校にしろ「二年」という言葉は 俺にとってあまり良い意味を持たない。 ■高校三年 いよいよ大学受験のスパート。 にも関わらず、ここへ来て大学で何したら良いんだろう、難関大学目指せばいいのか?と 変な悩みを抱える。 正直、大学に行くのも両親に「いずれ自立するんだから大学行きなさい」と言われていたに過ぎなかった。 兄は大学受験に失敗。 親の次なる期待の目が俺に向けられた。
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743 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 00:38:16.12 ID:XUzoL5pe0 - 誤字だらけで申し訳ないorz
携帯なので、もうしばらくお付き合い下さい
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745 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 01:04:18.52 ID:XUzoL5pe0 - ■大学受験編
大学受験真っ只中、クラスみんなの目付きが鋭くなっていたが、 俺は一人違っていた。 適当に受けて、良い大学に入れれば良い。 そんな安っぽい、なめきった気持ちで、都付近の大学を数十個受ける。 結果、受かったのは滑り止めとそのワンランク上の大学のみ。 この二つの大学偏差値は、普段の自分の偏差値より明らかに下であった。 お袋はどうしても行きたい大学があるなら、浪人してもいいのよと言ってくれたが… 俺はそれだけは絶対したくないと拒否し、ワンランクのほうに入学することにした。 ■大学一年 そして入学。 入口で両親と記念撮影したが、明らかに目は死んでいた。 なんとなく入った大学で、何が出来るってんだ? 実際の行動と心境に矛盾を感じながら、大学オリエンテーションを受けていたとき、 「やぁ、どっから来たの?」 と隣から声をかけられる。 友人Kとの出会いであった。 Kはこの大学付属の中学・高校から来ていた。 中学の友達も高校の友達もいない全く別の世界で、 分け隔てなく、俺に接してくれた。 だが、心がまだ死んでいた俺はなかなか大学に足を運べず、 親の目を盗んでバイトに明け暮れていたのだった。
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746 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 01:31:18.61 ID:XUzoL5pe0 - <続き>
バイトだけなら良かったが、ネトゲにどっぷりハマる。 大学には友人任せでほとんどいかない日々が続いた。 メールがきても風邪ひいたとかわけわからん言い訳をしていた。 K以外にも接点のある人間は何人かいたが、 ろくに顔を出さない俺のことなどどうでもいいだろうとやさぐれていた。 一年終了時、成績が送られてきたが、絶望的な内容。 ただそこには一言「自主退学を薦める」と書かれていた。 ■大学二年 このとき親父は単身赴任していて、まずお袋にたっぷり怒られた。 大学行く気はあるのかと。 このときでも、俺の心は腐ったまま。 そして、進退を大学に告げなければならない日、 親父が単身赴任先から大学に足を運んでいた。 教授に息子をお願いしますと頭を下げていったのである。 俺は、思考が停止し、次に何を馬鹿なことをしてたんだと、そう思わされた。 あとにお袋から聞いたが、親父も昔、両親(俺の祖父母)に随分手を焼かせ、 なんとか大学入学、卒業させてもらったそうである。 この瞬間から、俺は真面目に大学に行くことにした。
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747 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 02:00:09.00 ID:XUzoL5pe0 - ■大学三年
進んで大学にいくようになり、Kも、そして他の友人たちも変わりなく こんな俺のことを迎え受けてくれた。 Kの存在は今でも大きい、本当に感謝している。 彼がいなかったら、俺は間違いなくぼっちだった。 どこからどうみても普通の大学生活を送ってたと思う。 (彼女はいなかったけどね) ■大学四年 修得単位の関係で、必然的に俺は留年。 友人らはもちろんみんな進級し、それぞれ院にいく者、就職する者に別れていた。 それでも在学してる限り、卒業まで変わらぬ関係が続いた。 俺はぼっちでも、例え一年生が受講する講義でも、休まず出席した。 ■大学五年 自分にも就職か院かの選択肢が回ってきた。 俺は迷うことなく、就職を選んだ。 両親をすぐにでも楽にしてあげたかったからだ。 ■就職活動 留年という壁は厚かった。 どこへ行ってもひたすら圧迫面接。 気の休めるときがなかった。 だが、就活も後半に差し掛かった5月下旬、 とある機械製造メーカーに幸運にも内々定。 世間一般によく知られるようなものではなく、 むしろ裏方から支えるような仕事だが、自分にあってると思い入社を決断した。
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748 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 02:15:49.01 ID:XUzoL5pe0 - ■そして今へ
大学を無事卒業した俺も、社会人となった。 入社すると同時に、色んなことを振り返った。 これまでの人生、どんな苦境も俺の周りに見守ってくれた人がいたから、 今の自分がいることを。 両親の誕生日や記念日には必ずプレゼントをするようにした。 中学、高校、大学の友人にはときどき連絡を取り、 お互いに今や昔を語るようにした。 今は仕事で忙しくても、これから先ずっと恩を返し続けていきたい。 もちろんこれから出会ったり、関わる人にも。 今ならわかるよ親父、「人」って言葉がな。 結婚や孫の顔はもうちょっと待ってな。 以上です。 長文失礼しました。
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749 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 02:17:11.06 ID:XUzoL5pe0 - 次、安価は>>760で
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- 29歳♀に安価メールした結果part9
82 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/07/26(火) 08:12:15.74 ID:XUzoL5pe0 - それが現実というものだ。
目を背けては成らぬ。 だが、彼の者たちの成功と成就は、影ながら見守らねばな。 それが、我らの使命だ。
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