- 安価踏んだ奴が半生を語り、皆がそれを傾聴するスレ2
654 :名も無き被検体774号+[sage]:2011/03/15(火) 18:38:02.67 ID:Ia1uAVNw0 - 俺の話でよければ載せるが? 鬱かもだぜ?
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657 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:21:15.50 ID:Ia1uAVNw0 - 今、テキストで書いてるので書けたところからうpります
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658 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:23:58.17 ID:Ia1uAVNw0 - もう18年くらい前の話になるかな。
俺が厨房の頃、同じ学校、同じクラス、同じ班の子と付きあってた。 髪の毛が凄く細くて茶髪に見えるくらい。そしてロングストレート。 とてもおとなしい・・そして可愛い子だった。 些細なことで意気投合して仲良くなって・・・ まぁこの俺と付き合っていた訳だがw ただ、厨房時分は下手にツレなんかに言ったら凄くひやかされるだろ? だから誰にも言わず、こっそりとwww なんか隠し事してる事にもドキドキするしwww 携帯なんて無い時代だから、お互い部屋にはあった電話機で 1ギリして相手も1ギリしてきて初めて書けるみたいなwww ま、恋愛ノロケ話は省こうか。
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659 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:28:52.42 ID:Ia1uAVNw0 - まぁそんな楽しい厨房時代も終わり、進学する事になった。
彼女は結構頭がよく、県で一番優秀な高校へ。俺は全然頭良くなかった(現在もか)ので平凡な高校へ。 元々家はかなり遠かった上に高校も全くの反対方向に。 それでも休みの日は頑張って遊んでいた。 でもね、毎日会えた中学とは違い、会えない時間やすれ違いが増えて悶々・イライラが募っていくのよね・・ 俺も変に真面目で学校にはちゃんと行っていたから、迎えに行って一緒に帰るとかも出来なかった・・ が、ある日意を決して彼女の学校前まで迎えに行く。 彼女が一人しょんぼり歩いてくるところに現れてやろうと。 でも現実は違い・・彼女は男女数名で仲良さそうに歩いて出てきた。 声がかけれなかった・・ 俺が電話しても「明日は会えない…」とかが多くなってきた。 うちに遊びに来る回数も減って来た。 俺…多分フラレるんだ・・と思った。 次第に俺は電話にも出たくなくなっっていった…いや出たかったんだが色々…怖くて出れなかった。 ある日、庭先に包装された袋が置いてあって俺の名前が書いてあった。 中身はカセットで、字で彼女からのものとすぐ分かったが聞きたくなかった。 そして・・・連絡は無くなった。
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660 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:35:25.35 ID:Ia1uAVNw0 - それから数年、俺は高校を卒業して就職。県内ではあるが遠いので実家を出て一人暮らし。
それなりの遊びや恋愛を経験し、時を流れ結婚。 そんなある日、実家が火事になるハプニングがあるが、全員無事! (父しか住んでいないが) 過去の物が一切無くなるのは辛かったがよしとしよう。 しょうがないわな。 また・・それから年月は流れ、たまたま実家(父が小さいめの家を建てて一人住まい)に行った帰りに 寄ったデパートで同級生に会う。 あんまり話した事がない奴だったが、小中と同じだったからかお互いが気が付く不思議w が、勿論共通の思い出が無いから「よう! 元気か!」とかしか会話が無いw お互い記憶をほじくって「あいつは今、あそこに務めてる」とか共通の話題を模索するw そろそろ話を切り上げようと「ま、お互いまだこの年だから死んだ奴はいないよなww」 と、言ったら…思わぬ返答が来た。 「お前知らないのか? 俺と同じ高校だった●●、あいつ死んだの?」
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661 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:44:50.23 ID:Ia1uAVNw0 - 呼吸が止まるかと思った。
自分が記憶のタンスにかけた鍵が吹っ飛ぶ勢い。 彼女の名前が出るとは。 「え・・いつ?」 聞くのは凄く怖かった。 でも聞かずにはいられなかった。 「確か高校2年になる頃だっけか・・」 頭がクラクラした。 ふと思い出す。こいつは彼女と同じ学校だった事を。 「元々持病を持ってたらしくて…学校も休みがちで…」 !?初耳だ。 確かに調子悪そうにしているのは何度も見かけた。 でもちょっとしたら「大丈夫!」と、笑顔を見せてたし、病気を抱えてるなんて聞いてなかった。 既にその後の幼馴染との会話は俺の頭には入ってこなくて、めまいしながらも整理するのがやっとだった。 俺は・・・とんでもない過ちをしてしまったのか、と。
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662 :654[sage]:2011/03/15(火) 19:55:17.64 ID:Ia1uAVNw0 - 過去には戻れない。 どんなに後悔しても。
今思うと違う高校を選択したのも…自分に死が迫っているのを知ったうえで、 残される俺を思っての行為だったように思えるところもある。 色々な自分の間違った選択肢に罪悪感しか感じなかった。 電話に出なかった事。 フラレたと思ってた事。 カセットを聞かなかった事。 そのカセットも実家の火事でもう聞く事は出来ない。 だから俺は耳を閉ざし生きる事にした。 俺が彼女の死を受け入れない限り彼女は俺の中では今も生き続けてる事になるから。 そうであってほしかった。
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663 :654[sage]:2011/03/15(火) 20:04:23.18 ID:Ia1uAVNw0 - それから数年後、話題の映画を借りた。 ”世界の中心で、愛をさけぶ”
映画が始まり5分ほど・・映画内で女の子が古いカセットを見つけ再生する。 正直吐き気がした。 気が狂うかと思った。 自分が貰ったカセットの内容がもしこんな感じだったら… そう思うと涙が止まらなかった。 そして自分の厨房時代を思い出す内容に耐えれず…再生をやめた。
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664 :654[sage]:2011/03/15(火) 20:15:21.30 ID:Ia1uAVNw0 - いまだに平井堅の”瞳をとじて”がテレビとかで流れているのを聞いたりすると眠れなくなる。
涙が止まらなくなる。 俺は未だに彼女の死を受け入れていない。 まだどこかで生きていて…楽しい暮らしをしていると信じたい。 どこかで会って「お互い老けたな」と、笑いあえると信じたい。 でも…受け入れて彼女の家に行けば、一人っ子だった彼女の部屋はそのままかもしれない。 そのままであるが故、俺にとって苦しいものを見つけるかもしれない。 でも・・墓参りに行き、挨拶が出来るかもしれない。 俺はそんな悶々とした日をたまに送りながら、今日も生きています。 あの頃のあいつの笑顔を思い出しながら。 終
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665 :654[sage]:2011/03/15(火) 20:19:17.15 ID:Ia1uAVNw0 -
以上です。 長々とすいませんでした。 初めて人に話す(書く?)事なので、少し楽になれました。 後、急いで書いたので、誤字や文が変な所がありますがお許しを…
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