- You're My Doll
48 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 22:55:25.319 ID:5yCE+0qz0 - 「えっと。ごめんなさい突飛もなさ過ぎてよく分からないわ。それはつまり……、発生？って……。」
|
- You're My Doll
49 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 22:57:22.952 ID:5yCE+0qz0 - 僕にとって今頼りになるのが君だけなんだ。君しか僕には居ないんだ。
僕はきっとそこにすべての答えが詰まってる気がしてる。
だから真剣に考えたい。
|
- You're My Doll
50 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 22:58:34.492 ID:5yCE+0qz0 - 「ええ……。わかったわ。もともと私からコンタクトしてる訳だし気にしなくていいわ。私もこの現状をどうにかしないといけないから。」
|
- You're My Doll
51 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 22:59:06.238 ID:5yCE+0qz0 - 良かった。
|
- You're My Doll
52 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:00:03.716 ID:5yCE+0qz0 - 「焦らないで考えましょう。状況は変化してないように見えるけれど、悪化してないのならそれはとてつもない進歩だわ。時が止まってないのなら、だけどね。」
|
- You're My Doll
53 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:00:41.219 ID:5yCE+0qz0 - 君は何もかもを難しく言うから僕にはよく理解できなくて、いつも君のことを考えなくちゃならなくて大変だよ。
|
- You're My Doll
54 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:01:26.884 ID:5yCE+0qz0 - 「自分の無能さをさらけ出して楽しいの、あなたは？もしそういう趣味があるなら軽蔑するけれど」
|
- You're My Doll
55 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:01:49.646 ID:5yCE+0qz0 - いや、そういう訳じゃないよ！？
じゃあ話を戻そう。
|
- You're My Doll
56 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:04:38.097 ID:5yCE+0qz0 - 「たしかあなたと私、どっちが先に存在したのかという話よね。でもそれって鶏と卵と同じような話じゃないかしら？どっちが先とかではないのだと思えるのだけれど。どちらもあるのよ。ただそれだけの話なんじゃないのかしら。」
|
- You're My Doll
57 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:05:32.637 ID:5yCE+0qz0 - ……僕は君自身なんだと思う。
|
- You're My Doll
58 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:06:19.939 ID:5yCE+0qz0 - 「ついに頭がおかしくなったのね。はぁ。頭のお医者さんを呼んだほうがいいかしら」
|
- You're My Doll
59 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:07:32.933 ID:5yCE+0qz0 - 僕はおかしくなんかなってないよ。至って真面目に話してる。
|
- You're My Doll
60 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:08:44.040 ID:5yCE+0qz0 - 「それじゃ、どういう意味か詳しく説明してもらえないかしら。『君は僕自身』とかいう言葉の意味を？」
|
- You're My Doll
61 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:13:56.206 ID:5yCE+0qz0 - きっと、君は僕自身だったんだ。
そもそも存在してなかったのが僕なんじゃないかってことだよ。
君はまるで僕を目にしたのが初めての記憶のように語るけれど、それは君の嘘だ。きっと君は君自身の記憶を保持できるようにまでは僕自身であったんだよ。
そして記憶の保持が可能になってから君は君自身と分化した。
そして代わりに生み出された存在。いや意志と言ったほうがいいかもね。それが僕なんじゃないかなって。
|
- You're My Doll
62 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:14:38.164 ID:5yCE+0qz0 - 「……」
|
- You're My Doll
63 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:18:33.840 ID:5yCE+0qz0 - 僕はなんとなく、僕自身が生まれたことを何とも思ってないのは変だと思ってたんだ。有りもしなかったものを有ることにしてるような違和感は感じてたんだ。
それはきっと君が僕を生み出したからだ。
正確に言えば、君が暗闇に囚われてしまって、残ったものが僕だ。いやこれはまだ僕にもわからない。
残ったものに僕が宿ったのか、それとも君の残りカスなのかはわからない。
でもとにかくそういうものだと、僕は思う。
|
- You're My Doll
64 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:20:30.302 ID:5yCE+0qz0 - 「……」
|
- You're My Doll
65 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:20:36.903 ID:5yCE+0qz0 - ……。
|
- You're My Doll
66 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:22:04.271 ID:5yCE+0qz0 - 「……」
|
- You're My Doll
67 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:22:45.852 ID:5yCE+0qz0 - ねえ、あの、なんか言ってよ。
急にだまんないでよ。
|
- You're My Doll
68 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:23:07.061 ID:5yCE+0qz0 - 「今考えてるのよ。なんて言えばいいか分からないの。」
|
- You're My Doll
69 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:23:41.530 ID:5yCE+0qz0 - あ、ごめん。それならゆっくり考えて。
|
- You're My Doll
70 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:28:16.265 ID:5yCE+0qz0 - 「……。
ごめんなさい。私。もしかしたらあなたの言うとおりなのかもしれない。あくまでも可能性だけど、かなり高いかもしれないわ。」
|
- You're My Doll
71 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:31:29.896 ID:5yCE+0qz0 - ある日君は暗闇に囚われた。
そしてそれをきっかけに僕は発生した。
君が囚われた暗闇の話だ。
|
- You're My Doll
72 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:31:48.596 ID:5yCE+0qz0 - 「ええ。」
|
- You're My Doll
73 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:33:13.162 ID:5yCE+0qz0 - 確か声も届かず、物にも触れないのだったね。
僕はそれを何なのか知ってる気がするんだ。
|
- You're My Doll
74 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:33:25.122 ID:5yCE+0qz0 - 「それは何なのかしら？」
|
- You're My Doll
75 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:33:43.318 ID:5yCE+0qz0 - きっとそれが僕から君の記憶を消し去るものだ。
|
- 19♀大学生だけど彼氏いない歴＝年齢
8 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:34:32.093 ID:5yCE+0qz0 - 辛いときでも笑ってると人狼の彼氏ができるらしいよ
|
- You're My Doll
76 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:37:21.355 ID:5yCE+0qz0 - 「そう言われてみれば、あの時に感じた力のようなものが今も働いてるような気がするわ。目に見えない重力のようなものを私は感じたのよ。」
|
- You're My Doll
77 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:40:53.992 ID:5yCE+0qz0 - この世界の裏側に働く力だと思う。この世界は生と死の力がせめぎ合ってるんじゃないかな。
生きようとする力と、死のうとする力だ。
|
- You're My Doll
78 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:42:10.298 ID:5yCE+0qz0 - 「私はあなたが、言うところによればだけど、死の力に囚われた訳なのね？」
|
- You're My Doll
79 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:43:02.240 ID:5yCE+0qz0 - そうだと仮定できるってだけだよ。僕にもそれが真実かどうかまだ分からないし、きっと誰にもわからない。
だって真実は僕と君の間にしかないからね。
|
- You're My Doll
80 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:43:46.612 ID:5yCE+0qz0 - 「あなたってほんとに頼りにならないのね。呆れるわ。」
|
- You're My Doll
81 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:44:40.661 ID:5yCE+0qz0 - うるさいな。しょうがないだろ。ただ僕は僕にとって真実でないことを言いたくは無いだけなんだ。
|
- You're My Doll
82 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:45:20.358 ID:5yCE+0qz0 - 「私が貴方のことを好きって言ったら？どうする？」
|
- You're My Doll
83 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:46:01.583 ID:5yCE+0qz0 - いきなり何を言い出すんだよ。
|
- You're My Doll
84 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:46:50.846 ID:5yCE+0qz0 - 「たまには冗談を挟まないとあなたの鈍い頭はオーバーヒートしてしまうから、ほぐしてあげただけよ。真に受けないことね。」
|
- You're My Doll
85 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:47:24.861 ID:5yCE+0qz0 - 言い訳がすごい理論的で怖いんだけど。
|
- You're My Doll
86 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:48:03.242 ID:5yCE+0qz0 - 「いい訳じゃないわよ。早く続きを話してくれるかしら。」
|
- You're My Doll
87 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:49:16.799 ID:5yCE+0qz0 - 僕は君を取り戻さなくてはならないってことなんだよ。
死の力に囚われた君を君自身である僕が取り戻せばいいんだと思う。
|
- You're My Doll
88 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:51:23.815 ID:5yCE+0qz0 - 「あなたは本当に私なのかしら？私にはそんな確証は持てないわ。きっと私があなたに近づくほどあなたは消滅に近づくと思うわ。いいの？」
|
- You're My Doll
89 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:52:43.768 ID:5yCE+0qz0 - 僕は構わないよ。
何となく全てわかった気がする。
君が僕なんだ。
やがて僕は君になる。君はやがて僕になるんじゃないかな。
|
- You're My Doll
90 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:54:15.602 ID:5yCE+0qz0 - 「あなたが私なら、私達はもともと一つだったってこと？そうなのかもね。」
|
- You're My Doll
91 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:58:16.465 ID:5yCE+0qz0 - 僕はなんとかして君をその暗闇から救いたい。
絶対にだ。
|
- You're My Doll
92 ：以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]：2019/02/13(水) 23:59:41.375 ID:5yCE+0qz0 - 「私はほんとにあなたになれるのかしら？
ねえ、私って何なの？
ほんとに生きているの？
まだ死んでないと言えるのかしら？
もしこうしてあなたの前で話す私が、あなたの作り出す妄想じゃないと誰が言えるの？」
|