- おまえらが好きそうな女見つけた
2 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 19:23:18.241 ID:5yCE+0qz0 - 男じゃん
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- なんで人間って滅んだの?
4 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 19:25:05.007 ID:5yCE+0qz0 - 資源がなくなった
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- おまえらが好きそうな女見つけた
6 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 19:31:42.592 ID:5yCE+0qz0 - >>4
こっちの方がいい
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- You're My Doll
1 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:41:26.131 ID:5yCE+0qz0 - 6844回目の呼びかけ。
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- You're My Doll
2 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:43:48.300 ID:5yCE+0qz0 - 僕は、人形だった。
すべての感情は偽物。 怒りも悲しみも喜びも僕は感じてなんかいなかった。
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- You're My Doll
3 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:45:33.502 ID:5yCE+0qz0 - でも今は感情と呼んでいいのか分からないけど少しだけ感じるものがある。
それは憎しみとか、憎悪とか、怒りとか、憤怒とか言うものだ。
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- お前らが人生から学んだことを教えろ
3 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:46:16.095 ID:5yCE+0qz0 - 対人ゲーをやったら負け
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- You're My Doll
4 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:47:14.223 ID:5yCE+0qz0 - 僕が感情を失っなったことに対するもの。
僕が人形でしかないことに対する怒りと憎しみ。
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- You're My Doll
5 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:49:00.609 ID:5yCE+0qz0 - 何がどうなってるのかわからない。
まだ混乱してる。 いきなり沢山のことを覚え始めて、整理できていない。
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- You're My Doll
6 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:50:47.831 ID:5yCE+0qz0 - 結局この世界はそんなに難しいものじゃないってことだ。
僕がやる気にならなければ、何も始まらない。 それだけのことだ。
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- You're My Doll
7 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:52:24.191 ID:5yCE+0qz0 - 人形として生きるのが正しいのか、わからない。
君を取り戻すべきなのかわからない。 君はいつだって真実だった。 この世をとりまく神秘そのものだった。 僕にとっては、だけど。
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- You're My Doll
8 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:53:57.167 ID:5yCE+0qz0 - 僕にはその日から人生は始まった。
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- You're My Doll
9 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:55:56.186 ID:5yCE+0qz0 - いろんなことをやってきて、楽しいことも悲しいこともあった。
でも僕は全てのことを知っていた。これが、起こることを知っていた。 だからいつも平気だった。 ただダンスするように嘘をついていれば良かった。 誰も僕が嘘とは気付かずに過ごしてた。 僕自身すらも。
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- You're My Doll
10 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:57:20.834 ID:5yCE+0qz0 - でも流石にこんなに辛いとは思わなかったよ。
君が死んでしまうまで。
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- You're My Doll
11 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 21:58:56.220 ID:5yCE+0qz0 - その日僕は僕が間違ってたことを知った。
この世界はどんなものかを知らなければならなかった。 この世は砂糖と綿飴で出来てるのかと思ってた。 でも違った。 この世を作るのは毒と痛みで作られていた。
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- You're My Doll
12 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:00:59.940 ID:5yCE+0qz0 - 君がいないことを知ってしまった今。
途方に暮れて夜の闇を歩いてる。 人形にはなれそうにない。 かと言って、君はもういない。
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- You're My Doll
13 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:02:23.589 ID:5yCE+0qz0 - 僕は、いつも恐れていた。
この世に生きてることを認めたくなかった。 僕は、僕が生きてる理由を誰か他の人のせいにしてた。 一人になりたくなかったんだ。
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- You're My Doll
14 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:04:27.673 ID:5yCE+0qz0 - 人のせいにしてはいけないことなんて当たり前なのにそれが怖くて出来なかった。
だからそれを認めてしまうようなことをしたくなかった。 働いて自立するとか、金を管理するとか、そういうことをすればするほど一人になっていくのが嫌で、出来なかった。 だから僕は逃げ出した。
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- You're My Doll
15 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:05:45.334 ID:5yCE+0qz0 - 僕は生きているのではなく、生かされている人形だと思うことにした。
誰かの手のひらの上で操られる人形。 それが僕だと思うことにした。
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- You're My Doll
16 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:06:30.249 ID:5yCE+0qz0 - そして今。
操る人が消えた今。 人形は、このままでは死んでしまうことに気付いた。
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- You're My Doll
17 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:07:50.816 ID:5yCE+0qz0 - これから先、人形のままでは誰も自分を生かしてくれる存在なんていないのだと気付いた今。
人形は始めて感情とか、自分の考えというものを持ち始めた。
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- You're My Doll
19 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:11:42.233 ID:5yCE+0qz0 - 人形は自分の体を初めて見てみた。
自分とは何なのだろう。 人形には自分が何かわからなかった。 意思はあっても体を動かせないのなら、それは何なのだろう? 誰かに動かしてもらわないと動けない体は体と言えるのだろうか?
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- You're My Doll
20 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:12:46.881 ID:5yCE+0qz0 - たまに誰かがやってきて人形を動かして遊んでいた。
人形はそれがしたいことだと喜び、したくないことをさせられると悲しんだ。
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- You're My Doll
21 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:14:06.394 ID:5yCE+0qz0 - やがて人形は自分が何も自分がしたいことを出来ないことに気付いた。
この意志は人形に宿った意思で、人形のものではないのだ。
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- You're My Doll
22 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:16:32.267 ID:5yCE+0qz0 - 人形は、自分を動かす意志を捨て去ったから人形なのだとわかっていた。
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- You're My Doll
23 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:17:20.862 ID:5yCE+0qz0 - だからこそ、この先自分がそれをどうすればいいのか分からなかった。
それを取り戻すべきなのか。 それとも、人形のままでいるべきなのか。
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- You're My Doll
24 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:20:34.111 ID:5yCE+0qz0 - 「今日はまだ私のことを覚えているんだね。」
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- You're My Doll
25 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:21:12.528 ID:5yCE+0qz0 - そうだね。
でもよくわからないままだから、また教えてよ。 君のことを。
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- You're My Doll
26 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:21:28.354 ID:5yCE+0qz0 - 「何を知りたいの」
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- You're My Doll
27 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:22:56.432 ID:5yCE+0qz0 - いや、そのそんなに言葉にはっきりとは出来ないんだけど。
じゃあ、まずは君の好きなものは何?
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- You're My Doll
28 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:26:05.015 ID:5yCE+0qz0 - 「うふふ。私はね。うーん。何が好きそうに思う?きみは。」
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- You're My Doll
29 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:28:12.232 ID:5yCE+0qz0 - そうだね。
君はきっとさっぱりしたものが好きなんじゃないかな。ハンバーグとかでもデミグラスソースよりもおろしポン酢で食べるタイプだ。 だから食べやすい、それでいてしつこくない物とかが好きに見える。
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- You're My Doll
30 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:29:46.516 ID:5yCE+0qz0 - 「え〜。そんなことないよ。私はデミグラスハンバーグ大好きだよ!君はなんにも分かってないんだね。ほんとに」
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- You're My Doll
31 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:30:25.042 ID:5yCE+0qz0 - え。ごめん。そうなの。
いつもそんな感じのもの食べてるからそうなのかなと思ってたよ。
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- You're My Doll
32 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:32:38.159 ID:5yCE+0qz0 - 「私はもっと口の中が化学物質でまみれちゃうくらいのコッテリしたものが大好き。それでいて美味しい物に限るけどね?
好きなマックはテリヤキバーガーよ。あれはほんとに素晴らしい食べ物だわ。至高の食べ物ね!完全にひなびたレタスが何とも言えない背徳感を醸し出していて言葉にできないわ。」
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- You're My Doll
33 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:34:34.407 ID:5yCE+0qz0 - へー。じゃあなんであまり食べないの?
いつもはもっとなんか質素というか、あまりそういう感じのものを食べているようには見えないけど。
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- You're My Doll
34 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:35:16.759 ID:5yCE+0qz0 - 「いつも食べたら太っちゃうでしょう?何でそんなこともわからないの?
たまに食べるから美味しいのよ。」
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- You're My Doll
35 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:36:09.237 ID:5yCE+0qz0 - なるほど。つまり君はたまに美味しいものをお腹いっぱいに食べるためにいつもは質素な食事をしてるんだね。
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- You're My Doll
36 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:37:14.965 ID:5yCE+0qz0 - 「そういうことにしておいてあげるわ。鈍感なあなたでも理解できるのはそこまでが関の山でしょうし。」
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- You're My Doll
37 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:39:00.397 ID:5yCE+0qz0 - よくわからないなあ君は。
僕にはお手上げだよ。
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- You're My Doll
38 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:42:13.860 ID:5yCE+0qz0 - 「貴方こそ私からしたらよく分からないわ。なぜあなたは記憶を操れるのか。どうやって私を生み出したのか。」
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- You're My Doll
39 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:43:29.245 ID:5yCE+0qz0 - そうだ、それで思い出した。
今日は君の生い立ちをもっと知りたいと思ったんだ。 君が生まれたときのことをもう一回話してくれないかな?
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- You're My Doll
40 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:46:02.258 ID:5yCE+0qz0 - 「いいわよ。私が生まれたときに見た光景はあなたが目を瞑っているとき。私は生まれたわ。存在したときにはあなたが、そこにいた。
そして私は何かによって暗闇の中に閉じ込められた。声を上げたのにあなたには聞こえてなくて、必死であなたの手をつかもうとしたのにあなたの体をすり抜けてしまったの。そして今に至る。以上よ。」
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- You're My Doll
41 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:46:53.147 ID:5yCE+0qz0 - なるほど。
不可思議な点がいくつかあるんだけど聞いていいかな?
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- You're My Doll
42 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:47:09.792 ID:5yCE+0qz0 - 「できる限りで答えるわ。」
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- You're My Doll
43 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:49:51.959 ID:5yCE+0qz0 - まず僕が分からないのは、というかこれは僕が考えていることなんだけど。
僕が思うに、君は僕から生まれたのでは無く、僕が君から生まれたと仮定してみたらどうなんだろうってことだ。
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- You're My Doll
44 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:50:10.938 ID:5yCE+0qz0 - 「どういうことかしら?」
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- You're My Doll
45 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:51:12.604 ID:5yCE+0qz0 - 君は勝手になぜか君が生まれたのが僕からだと言っているけれど、そもそもそんなことおかしいよ。僕は君なんか作り出した覚えがないもの。
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- You're My Doll
46 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:51:46.555 ID:5yCE+0qz0 - 「でも私が最初に見た光景はあなたなのよ。それ以外の記憶がないの。」
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- You're My Doll
47 :以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします[]:2019/02/13(水) 22:54:33.168 ID:5yCE+0qz0 - こう考えられるんじゃないかな。
君が僕を作り出した。君がその暗闇に囚われたときに僕は生まれたんだ。 つまり君は暗闇に囚われたことにより僕が発生したんだ。
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