- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 01:03:25.18 ID:mjXBoFomO - リト「ポチッ?」
リト「……ああっ、しまった!変なボタン押しちまった」 リト「うー、何か外見に変化は……今のところ何も無いみたいだけど」 リト「うーん、悩んでても仕方ないか。着替えて下に降りよう」パサッ モモ「あ、リトさん!おはようございます♪」 リト「おはよう」 ララ「………」 リト「ん、ララどうした?俺の顔に何かついてるか?」 ララ「………」プイッ リト「?」 リト(なんだ?ララの奴まるで嫌なモノでも見るような目をしてたな。あんな目で見られたのは初めてだ) リト「なぁ美柑、何か運ぶのあるか?」 美柑「あ、うん。これ焼けたら運んでくれる?」ジュー リト「ああ、わかった」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 01:17:16.43 ID:mjXBoFomO - 〜次の日〜
ガチャ リト「ふわぁ〜おはよう」 ララ「………」プイッ リト「………」 リト(ララの奴、昨日から何なんだ?一度も話し掛けて来なかったし、呼びかけても反応無いし) セリーヌ「まうー!」トテトテトテ ナナ「こらぁっ、セリーヌ待て〜!……わぷっ」ドン リト「あ、ごめん」 ナナ「いたた…ったく、こんな所でボーッと突っ立ってるなよな!こらっ、セリーヌー!」 モモ「くすっ、ナナったら朝から落ち着きがないんだから」スッ リト「お、モモおはよう。花に水やってくれてたのか、ありがとな」 モモ「………」プイッ リト「ん?」 モモ「美柑さ〜ん、何かお手伝いする事はありませんかー?」タッタッタ リト「モモ……?」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 01:32:42.59 ID:mjXBoFomO - 〜さらに次の日〜
ガチャ リト「おはよ〜」 ナナ「よっ、今日はいつもよりちょっと早起き……ぷっ、あはははは」 リト「え、いきなりなんだよ!人の顔見るなり笑い出すなんて」 ナナ「あっはははは!何だよその寝癖は〜!ほら、みんなも見てみろよ」 ララ・モモ「………」プイッ ナナ「ん?」 リト「………」 美柑「ごめーんモモさん、食器運んでくれる?」 リト「あ、俺が運ぶよ!」 美柑「………」プイッ リト「え…美柑?」 ナナ「おいおいリト、この3人にまた何かしたのか?なんだか様子が変だ」ヒソヒソ リト「いや、何もしてないと思うんだけど……俺、みんなに何かしちゃったかなぁ」ヒソヒソ
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 01:50:17.37 ID:mjXBoFomO - 〜学校〜
リト「うぅ…」ズーン 古手川「ねえ結城くん」 リト「あ、古手川…」 古手川「なんだか今日はずっと浮かない顔をしてるみたいだけれど、どうかしたの?」 リト「………」 古手川「最近ララさんと一緒にいる所を見ないけれど、それと関係があるの?」 リト「……やっぱりそう見えるか?」 古手川「ええ、ずっと見てたから」 リト「ずっと見てた?」 古手川「あっ…か、勘違いしないでよね!あくまで監視の意味でって事なんだから!」 リト「そんなに怒らなくたってわかってるよ」 古手川「…もう。一昨日くらいからかしら?ララさん、四六時中あなたにべったりだったのに話してる所さえ見なかったわね」 リト「……やっぱ変だよな。一昨日くらいからみんなの様子がおかしいんだ」 リト「話……聞いてくれるか?」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 02:04:40.45 ID:mjXBoFomO - ----------
古手川「そう、お家でもそんな事が…」 リト「今朝からは美柑の様子が変なんだ。話し掛けてもずっと無視されるし、こんな事は初めてなんだ…」 古手川「美柑ちゃんまで…」 リト「本当に心当たりが無いんだよ。俺、何かしちゃったのかなぁ」 古手川「…ら、ララさんとモモさんはともかく、美柑ちゃんは反抗期に入っただけじゃないかしら?」 リト「それだけならいいんだけどな。美柑の奴、俺にだけ冷たいんだ…」 古手川「結城くん…」 古手川(こんな元気の無い結城は初めて見るわ…。どうしよう、何とかしてあげたいけど、原因がわからないとどうしようもないわね)
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 02:24:02.52 ID:mjXBoFomO - 〜夜〜
リト「………なぁ美柑、俺の分は?」 美柑「………」 ナナ「あ、あたしが入れてきてやるよ!」 リト「ナナごめん」 リト「…俺、みんなに何かしちゃったか?自分でもわからないんだ。何かしちゃったのなら謝るからさ」 美柑・ララ・モモ「………」 リト「ララもモモも、何か話して−−」 ララ「美柑、今日のカレースッゴく美味しいね〜♪」 美柑「そう?ララさんありがとう。モモさんと二人で作ったんだけど、モモさんの入れてくれた隠し味がよかったのかな?」 モモ「ふふっ、ちょっと宇宙でも珍しいローリエだったんですけど、地球の食材とは特に相性がよかったみたいですね♪」 リト「………」 ナナ「はい、お待たせ」カチャ リト「ナナ、ありがとう…」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 02:35:37.90 ID:mjXBoFomO - ナナ「なぁに、これくらいいいって事よ!」
リト「ありがとう…」 ナナ「………」 ナナ「なぁ、なんだかみんな変じゃないか?どうしてリトに冷たくするんだ?」 リト「ナナ…」 ナナ「おいっ、答えろよモモ!リトが何かしたのか?」 モモ「ナナ、急に何?」 ナナ「何?じゃないだろ!こんなの普通じゃないって!姉上も美柑も……リトが可哀相だろ!」 美柑「私たちが何かした?」 ララ「ナナ、今日のナナだって何か変だよ〜?カレー美味しいよ?ナナも早く座って食べようよ♪」 ナナ「姉上っ!」 リト「ナナ…いいから」 ナナ「でもっ…!」 リト「大丈夫。ありがとうナナ。俺、あっちのソファーの方で食べてくるから」スッ ナナ「リト…」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 03:00:29.58 ID:mjXBoFomO - 〜次の日の夜〜
美柑「あっ、もうダメだよぉヤミさん!鯛焼きはお味噌汁に入れるんじゃなくて、食後のデザートにしようよ」 ヤミ「そうですか?美味しくなると思ったのですが」 モモ「ふふっ、こうして見てると、お二人は仲の良い姉妹に見えますよ♪」 美柑「えっ、そうかな?あはは、なんか嬉しいかも。ヤミさんがお姉ちゃんかぁ」 ヤミ「美柑、私も美柑が本当の妹だったらとても嬉しいです。家族……私には縁のなかったモノですから」 美柑「えへへ〜♪ヤミお姉ちゃん♪」ピトッ ヤミ「んっ……美柑」ナデナデ ララ「ごっはん♪ごっはん♪楽しみだね〜♪」 セリーヌ「まうー♪」 ナナ「おっ、今日はから揚げなのか!旨そうだな〜!いただきぃ!」パクッ モモ「こらナナ、つまみ食いなんてお行儀が悪いですよ?」 ナナ「固いこと言うなって。ん〜もぐもぐ……旨い!」 リト「………」 リト「コンビニ行ってくる……」スッ
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 03:16:36.10 ID:mjXBoFomO - 〜学校〜
リト「西連寺、お静ちゃん、おはよう…!」 お静「……春菜さん、何やら不穏な気配を感じます」 春菜「や〜ん、お静ちゃん朝から怖い事言わないでよぅ」 籾岡「は〜るなっ♪おっ、今日もいい揉み心地〜♪」モミモミ 春菜「やっ…もう、リサやめてよ〜!」 沢田「あっ、猿山の奴がエロい目で見てる!やっらしぃ〜!行こ行こっ!」 猿山「何だよ、見るだけならタダなんだからケチ臭いこと言うなよなー」 籾岡「寄るなっ!このヘンタイ」シッシッ 猿山「なんだってんだよ…ったく」ドン リト「………っ」ドタッ 猿山「………あ、悪い」スタスタスタ リト「………」 キーンコーンカーンコーン リト「………あ、教室行かなきゃ」トボトボ
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
130 :保守さんくす[]:2013/08/24(土) 15:00:03.36 ID:mjXBoFomO - 〜古手川宅〜
古手川「ん……36度8分かぁ。大分熱も下がったし、明日こそは学校行けるわよね」 古手川(はぁ、こんな時に風邪を引いてしまうだなんて…) 古手川(結城くん、大丈夫かしら?元気になってくれてたらいいんだけれど) コンコン…ガチャ 遊「お〜い唯、メシ持ってきたぞ」 古手川「あ、お兄ちゃん。ありがと」 遊「熱は下がったんか?」 古手川「うん。もう36度8分まで下がってるし、明日には学校行けると思う」 遊「そか。でも油断しないで今は治す事だけを考えろよな。でないと例の結城とやらも心配するからな!」ニヤリ 古手川「なっ!ゆ、結城くんは関係ないでしょ!…変な事言わないでよお兄ちゃん」 遊「ははっ、そう怒んなって。なぁ唯、もし結城がお見舞いに来てくれたらどうする?」 古手川「へっ…?結城くんがお見舞いに?そ、そんな事ある訳ないじゃない」 遊「ある訳ないって…んな事言うなよ〜。前に一度来てくれたろ?…で、実際どうなんだ?あいつが見舞いに来たら嬉しいか?」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 15:11:54.75 ID:mjXBoFomO - 古手川「それは………う、嬉しいに決まってるじゃない。心配してお見舞いに来てくれるんだから」
遊「くふふ、そっかそっか。やっぱりそうだよな〜」 古手川「もう、何よ!お見舞いに来てもらって嫌に思う方が変じゃない!」 遊「わかってるわかってるって。んじゃ、それしっかり食って、栄養摂れよ?心の栄養も一緒にな!」バタン 古手川「……変な事言わないでよ、もう。心の栄養も一緒にって、何が言いたいのかサッパリだわ」 古手川(結城くんがお見舞い…かぁ) 古手川「………そんな嬉しい事ある訳ないのに」フフ コンコン 古手川「お兄ちゃん?どうしたの?」 『あの、俺…結城だけど』 古手川「へっ、ゆ、ゆゆ結城くん?!」 『お見舞いに来たんだけど…入っても大丈夫かな?』 古手川「えっ、お見舞いに?どど、どうぞ!」 ガチャ リト「……お邪魔します」
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- リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 15:24:11.81 ID:mjXBoFomO - 古手川「………」ドキドキ
リト「体調はどう?」 古手川(結城くんが私の部屋に…)ドキドキ リト「古手川?」 古手川「は、はいっ!」ビクッ リト「……やっぱり、迷惑だったよな。ごめん」 古手川「め、迷惑だなんて、そんな事ないわよ!…う、嬉しいわよ。わざわざお見舞いに来てくれて…ありがと」 リト「そっか。よかった。ほんとに…よかった」 古手川「結城くん…?」 ---------- 古手川「………」 リト「なんかごめんな、おかげでお見舞いに来たこっちが元気になったよ」 古手川「そ、そんな事…。私だって、お見舞いに来てもらって嬉しかったわ。ありがと」
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144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 15:37:52.52 ID:mjXBoFomO - リト「ん…。あの…さ、古手川……また、お邪魔してもいいかな?」
古手川「えっ」 リト「迷惑じゃなかったらでいいんだけど、だめかな?」 古手川「だっ、だめじゃない!」 リト「わっ…」ビクッ 古手川「あ、ごめんなさい。…別に、だめなんかじゃないわよ。結城くんさえよければ、いつでも来てくれていいから…!」 リト「そっか…ありがとな。今の俺には、古手川しかいないから…」 古手川「えっ」ドキ リト「いや、なんでもない。…こんな時間だし、俺ももうそろそろ帰るわ。誰も心配なんかしてないだろうけど」ハハ 古手川「結城くん…」 リト「古手川、今日はありがとな。それと、早く元気になるといいな。それじゃ、おやすみ」バタン 古手川「………結城くん」 古手川「私が…結城くんの支えになってあげなくちゃ」
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151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 15:50:22.78 ID:mjXBoFomO - キーンコーンカーンコーン
古手川「結城くん」 リト「ああ古手川、どうしたんだ?」 古手川「ちょっと来てくれる?」 古手川「はいコレ」スッ リト「これって…弁当?俺に?」 古手川「最近は朝も昼も夜も毎日コンビニのお弁当ばかりなんでしょ?そんなんじゃ栄養も偏ると思って…」 リト「もしかして古手川の手作り?」 古手川「そ、そうだけど。……あの、迷惑だった?」 リト「………くすっ」 古手川「ちょ…どうして笑うのよ!こっちは真剣にあなたの事を心配して−−」 リト「迷惑なはずないって」 古手川「え…」 リト「すっげえ嬉しいよ!ありがとな、古手川!」
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168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 16:13:51.69 ID:mjXBoFomO - 古手川「〜〜♪」
古手川(明日は何を作ろうかしら♪) リト『すっげぇ旨い!毎日でも食べたいくらいだよ』 古手川『もう、そんなに慌てて食べなくてもお弁当は逃げないわよ。ああ〜もう、ほらお茶飲んで!』 リト『…ぷはぁ、さんきゅ!でもほんとにすげえ旨いよ。古手川って料理も出来たんだな!このから揚げなんか美柑とはまた違った味付けで……美柑……』 古手川『ゆ、結城くん!私なんかの手作りでよければ明日も作って来てあげる!』 リト『え、いいのか?でもやっぱり悪いよ』 古手川『遠慮なんてしなくていいわよ。なんだったら毎日でも作って来るから!』 リト『……ほんとか?じゃあお願いしてもいい…かな?』 古手川『ええ、もちろん!…ただ、味の保障はできないけどね!』 リト『古手川…ありがとう。ほんとにありがとう』 古手川「………」 古手川「結城くん、喜んでくれてたなぁ………ふふっ」 古手川(……大丈夫、私があなたを一人にはしないから)
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174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 16:37:11.89 ID:mjXBoFomO - ピンポーン
古手川「………」 『はーい』 古手川「あのっ、古手川です」 『お、コテガワか?ちょっと待っててくれよな♪』ガチャリ 古手川(ナナちゃん…インターホン越しだといつものナナちゃんみたいだけど) ガチャ ナナ「おーっす!なんかコテガワが来るなんて珍しいな、どうしたんだ?」 古手川「ええ、ちょっとみんなに聞きたい事があって…」 ナナ「んー、なんかよくわからないけど…とりあえず上がれよ」 古手川「ええ。お邪魔します」 モモ「あら、古手川さん!こんばんは♪」 美柑「古手川さんいらっしゃーい!」 古手川「こんばんは。お邪魔します…」
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183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 16:55:01.75 ID:mjXBoFomO - モモ「あら、古手川さん!こんばんは♪」
美柑「古手川さんいらっしゃーい!」 古手川「こんばんは。お邪魔します…」 ナナ「で、今日はどうしたんだ?」 古手川「………」 ナナ「?」 古手川「その…結城くんの事なんだけど」 ナナ「はは〜ん、さてはまたハレンチな事されたな?それで懲らしめに来たんだろ?どうだ!」 美柑「兄がどうかしたんですか?」 古手川「……結城くんがどうかしたというより、あなたたちがどうかしてるんじゃないの?」 美柑「えっ?」 ナナ「おいおい、急にどうしたんだよコテガワ!」 古手川「とぼけるの?結城くんをあんなに傷付けて…私知ってるんだから!」 モモ「古手川さん、一旦落ち着いて下さい!どういう事なのか説明して頂けませんか?」 古手川「説明も何も、あなたたち全員、自分の胸に手を当てて聞いてみたらいいじゃない!」
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191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 17:08:06.31 ID:mjXBoFomO - ナナ「なんだよ…リトと何か関係があるのか?」
古手川「あるから言ってるんでしょう?いいわ、結城くんがされた事を全部話してあげる」 美柑「そんな…私そんな事してません!」 ナナ「あいつの勘違いなんじゃねえの?なぁセリーヌ」 セリーヌ「まうー!」 古手川「美柑ちゃん、結城くんのご飯は作ってあげてる?」 美柑「そんなの当たり前です!ちゃんと毎日リトの好きな物を中心に」 古手川「なら聞くけど、結城くんはいつも何処で食事しているのかしら?」 ナナ「そんなのあたしらと毎日………あれ?」 古手川「結城くんの洗濯物は?自分で洗って干してるって言ってたわ」 美柑「っ……そんなはず……………」 古手川「何かしちゃったなら謝る、話を聞いてくれないかって……何度頼んでも聞いてくれないって悲しい顔して言ってたのよ」
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201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 17:36:50.77 ID:mjXBoFomO - ナナ「そんな事言われたって、あたしは…」
モモ「………」 美柑「………」 古手川「やっぱりみんな心当たりがあるんでしょう?」 美柑「私は兄に……リトにそんな事してません!…自分のお兄ちゃんが傷付くような事、するはずがありません!」 古手川「……美柑ちゃん、私だって認めたくないわ。あなたたちがほんとはすごく仲の良い兄妹だって知ってるし、あなたのお兄さんを大切に思う気持ちもわかる。私だって兄がいるんだもの」 古手川「…けど、結城くんはすごく傷付いている。これは事実なの」 モモ「あの…失礼ですけど、古手川さんの勘違いという事はありませんか?」 古手川「私は結城くんの学校での様子は知っているけれど、以前の結城くんからは想像も出来ないくらい酷い扱いをみんなから受けているわ」 古手川「私以外のみんな…ララさん含めたクラスの誰一人でさえ、結城くんの存在を認めようとしないのよ。こんな酷い事ってある?」 モモ「お姉様まで?まさか、そんな…」 古手川「実際に結城くんが無視されて傷付いてる姿だって見てるし、もちろん私も抗議しているわ。でも私が何を言ってもみんな今のあなたたちと同じ事を言うばかり」 古手川「そんな結城くんが言うの。こんなの家で無視されてるからもう慣れっこだって。まだ学校にいる方が居心地がいいくらいだって。家に…帰りたくないって」
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207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 17:56:14.75 ID:mjXBoFomO - 美柑「…っ!」ポロ
ナナ「いや、だってあいつの家はココだろ?帰りたくないってどういう事なんだよ!」 モモ「……信じたくないけれど、私達がリトさんに酷い事をしてるって事になりますね。それも家にいるくらいなら学校にいた方がマシだと思えるくらいに酷い事を」 美柑「そんな……リトぉ」ポロポロ 古手川「だから直接あなたたちに話を聞くために来たのだけれど、聞いた感じだとあなたたちが結城くんを嫌ってる風にも見えないし…」 モモ「まさか!私達がリトさんを嫌うだなんてありえないません。こんなにもお慕いしていますのに…」 美柑「私だって!リトの事、ほんとに大切に思ってる!」 セリーヌ「まうー!」 ナナ「…あたしだって、あいつの事はまぁ嫌いって訳じゃないし。あ、だからって好きって訳でもないぞ!勘違いするなよな!」 古手川「……ますますわからないわね。それで結城くんは今何処にいるの?自分の部屋?」 美柑「今日はまだ帰ってきてないですけど…」 ガチャ 美柑「リト…?!」ガタッ
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225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 18:15:31.69 ID:mjXBoFomO - ララ「たっだいま〜♪おお、唯だぁ〜!唯、いらっしゃ〜い♪」
美柑「あ………ララさんお帰りなさい」 古手川「ララさん、こんばんは。お邪魔しているわ」 ララ「ゆっくりしてってね〜♪今日はなんの用事かな〜?遊びに来たの?」 古手川「ちょっと大事な話があって来たのだけれど…」 ララ「えーっ、なになに大事な話ー?私も聞きた〜い♪」 ナナ「なぁ姉上、リトの奴知らないか?」 ララ「え、リト?知らないよ〜。………あれ、でもそう言えばさっきリトとすれ違ったような…」 ナナ「すれ違ったようなって…どっちなんだよ姉上!」 ララ「う〜んどっちだったかなぁ…ペケは覚えてる?」 ペケ「はて、どうでしょうか。確かにリト殿とはすれ違ったようなすれ違わなかったような…」 ナナ「もー、どっちなんだよハッキリしろー!」 ペケ「あ、思い出しました!確かリト殿は今日もパパ殿の手伝いに行って、そのままご飯も食べてくるとおっしゃってました」 美柑「お父さんの所?!」 ララ「あー、うんうん!確かにそんな事言ってたねー!」
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237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 18:39:39.38 ID:mjXBoFomO - 古手川「ララさん、どうしてそんな事も覚えていなかったのかしら?ついさっきの話でしょう?」
ララ「あれ〜、なんでだろう?ごめんねー唯、自分でもよくわかんないや」 美柑「とにかく今はお父さんの所にいるんだよね?ちょっと電話してみる!」 ---------- ナナ「美柑、どうだった?」 美柑「そんな…今日はリト来てないって!それに最近はご飯前には帰ってたって……どうしよう」 古手川「っ!私、結城くんを捜してくる!」ダッ ララ「あ、唯待ってよ〜!私もリト捜して来るね!」ビュー 美柑「わ、私もっ!」 モモ「美柑さん、待って下さい。ただ闇雲に捜したってきっと見つかりません」 美柑「でもっ…、お父さんの所にもいないって言うし、じっとなんてしてられないよ〜!」 ナナ「ったく、リトの奴みんなに心配かけやがって。あたしも捜してくるよ!」 モモ「待ちなさいナナ」 ナナ「なんでだよ、私は空飛べるんだし、ここでただじっとしてるよりは姉上達みたいに捜しに行った方がいいだろ!」 モモ「ええ、確かにそうね。……けどだからこそ、ナナにはちょっと眠ってて貰おうかしら。それと美柑さんも…ね」クスッ
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414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/08/24(土) 23:59:55.54 ID:mjXBoFomO - ナニコレ
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