- 高槻長介「魔法の料理」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:02:42.86 ID:LUfgUyYmO - 長介 (かすみもいろいろ溜め込んでるのかな・・・)
そう思ったから、 長介「俺もできる範囲で家事とか、手伝うよ」 自然とこう言えた。 人生で二度目の誓い、今回は姉ちゃんが戻って来るまでの期限つき、今度こそ守ろうと思った。勉強も少しずつ始めた。
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- 高槻長介「魔法の料理」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:05:07.79 ID:LUfgUyYmO - 次の日からの俺の1日は、学校に行って帰って、浩三を幼稚園に迎えに行って、帰ったら洗濯物を取り込み弟たちの世話をする。
また、その間にちょこちょこ勉強する。 長介 (ごめん、かすみ、これは無茶苦茶大変だ・・・) それまでかすみに任せっきりだったことを反省した。
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- 高槻長介「魔法の料理」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:08:20.45 ID:LUfgUyYmO - また、姉ちゃんにこれからはあまり顔を出せない旨を伝えた、すると・・・
やよい「そっか、じゃあ仕方ないね」 前みたいにもっと寂しがるかと思っていたが、意外にもあっさりしていた。 姉ちゃんに手伝いを始めたというと、また3年前みたいだね、と言った。
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- 高槻長介「魔法の料理」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:10:48.04 ID:LUfgUyYmO - やよい「そういえはあの時はどうして次の日から自分で起きるようになったの?すぐにやめちゃってたけど」
長介「や…あれはいろいろあったんだよ…てか、よく覚えてんな、結構昔の事なのに」 やよい「だってお姉ちゃんだもん!」エッヘン 長介「はは、なんだそれ」
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- P「真おかゆ作ったぞ。はい、あーん」真「あ、あーん……///」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:12:52.52 ID:LUfgUyYmO - 期待
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- 高槻長介「魔法の料理」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:22:01.71 ID:LUfgUyYmO - やよい「で、どうしてかな?」
長介「だから、プライド、なんだって」 自分で言ってて何がプライドだと自嘲気味に思った、すぐにやめたくせにと。 やよい「そっか」ニコッ 日に日に痩せていっているが笑顔は前と変わらないいつも通りのこっちまで元気になる笑顔だった。
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- 高槻長介「魔法の料理」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:23:55.57 ID:LUfgUyYmO - やよい「ねぇ長介、お散歩しない?」
長介「俺はいいけど・・・体調は大丈夫なのか?」 やよい「大丈夫大丈夫!ほら、行こ?」 長介「ん、分かった」
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- 高槻長介「魔法の料理」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:28:37.91 ID:LUfgUyYmO - 病院の敷地を姉ちゃんと歩いた。姉ちゃんはよく散歩をしていたらしい。
姉ちゃんはここでも人気者らしく、看護師だったり他の患者によく話しかけられてはお菓子を貰っていた。 しばらく歩いているとふと姉ちゃんが やよい「今度はみんなでお花見とかしたいねー、あ! これも私の願い事ね」
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- 高槻長介「魔法の料理」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:35:57.77 ID:LUfgUyYmO - だけど姉ちゃんの願い事は叶うことはなかった。
その一週間後 姉ちゃんの容態は急変し、二度と姉ちゃんが目を覚ますことはなかった。 姉ちゃんは最期まで笑顔だった。
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- 高槻長介「魔法の料理」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:38:42.86 ID:LUfgUyYmO - 数日後、姉ちゃんの葬儀が行われた。たくさんの人が来てくれ、そして泣いてくれた。ここでも姉ちゃんの人気が窺えた。
かすみや浩太郎、浩司に始まり、プロデューサーの兄ちゃんや他のアイドルの人たちも泣いていた。俺が見たこともない人も泣いていた。 唯一泣いていなかったのは死がまだよくわかっていない浩三と俺、それと意外にも姉ちゃんと一番・・・仲の良かった伊織姉ちゃんだった。
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- 高槻長介「魔法の料理」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:47:23.58 ID:LUfgUyYmO - 葬儀は滞りなく進みついに出棺の時が来た。俺はいつもと変わらない笑顔の姉ちゃんの遺影を抱えて霊柩車を見送る。
霊柩車が最期の別れをクラクションで伝えると、多くの人が嗚咽混じりの声で、ありがとう、と叫んだ。
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- 高槻長介「魔法の料理」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:49:40.94 ID:LUfgUyYmO - 俺達家族と近親者は霊柩車の後を追い火葬場まで行った。車内は意外に明るく、いろんな話をしていた。俺はそんな気分じゃなかったから、ずっと窓の外を見ていた。
火葬場に着き、本当の本当に姉ちゃんとのお別れの時が来た。 この時、涙がこぼれそうになったが何故か必死に耐えた。
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- 高槻長介「魔法の料理」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:51:19.48 ID:LUfgUyYmO - 全部終わり家に帰ると、玄関前に伊織姉ちゃんがいた。
伊織「ちょっといいかしら」 黙って頷き、付いていくと近くの公園に着いた。 流石にウサギは連れてきていないみたいだった。
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- 高槻長介「魔法の料理」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 11:59:40.11 ID:LUfgUyYmO - 伊織「やよいの病気、なんの病気か知ってた?」
長介「腫瘍があるとは聞いたけど、詳しくは・・・」 伊織「そう、ならやよいが重い病気だったのはいくらなんでも分かってたわね?」 頷いて答える。
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- 響「う、プロデューサーのちんちん、にぃにのより小さいぞ…」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:02:53.87 ID:LUfgUyYmO - 短小はくさいと思うの
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- 高槻長介「魔法の料理」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:05:47.49 ID:LUfgUyYmO - 伊織「やよいはなんで教えてくれなかったのかしらね」
どうやら伊織姉ちゃんも知らなかったらしい。 長介「知らないよ・・・そんなこと」 伊織「あら、長介でも分からないの?」 俺でもってなんだろう。
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- P「真おかゆ作ったぞ。はい、あーん」真「あ、あーん……///」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:08:30.70 ID:LUfgUyYmO - >>35
安心せいわしもなっとるわ
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- 彼女に血を飲ませてって言われた…
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:10:05.17 ID:LUfgUyYmO - その彼女そのうち快楽殺人者になるぞ
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- ハローワークのネーミングを変えてみたら
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:11:01.33 ID:LUfgUyYmO - さよならフロンティア
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- 高槻長介「魔法の料理」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:12:15.77 ID:LUfgUyYmO - 今度はこちらから質問する。
長介「伊織姉ちゃんはなんで泣かなかったの?姉ちゃんと一番仲がよかったのに・・・悲しくなかったの?」 伊織「悲しいわよ・・・滅茶苦茶悲しいに決まってるじゃない・・・」 長介「なら、なんで・・・」 伊織「約束、したのよ・・・やよいと」
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- 高槻長介「魔法の料理」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:14:35.55 ID:LUfgUyYmO - 飯食ってきます
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- 高槻長介「魔法の料理」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:27:48.58 ID:LUfgUyYmO - 長介「姉ちゃんと?」
伊織「えぇ、あんたたちを支えてあげてって、あの子ずっとあんたたちの心配してたわよ・・・自分の事はほったらかしのくせに・・・」 伊織姉ちゃんは目が真っ赤だった、多分俺も。 長介「だから・・・泣かなかったの?」
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- 彼女に血を飲ませてって言われた…
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:33:19.00 ID:LUfgUyYmO - トレントン・チェイスって男がいてだな…
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- 高槻長介「魔法の料理」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:35:14.65 ID:LUfgUyYmO - 伊織「えぇ・・・私が、泣いたら・・・あんた達が泣けないじゃない」
伊織姉ちゃんのその言葉を聞いた途端俺の視界は歪み、目から涙が溢れた。 俺はやっと泣くことができた。 伊織姉ちゃんは自分より大きくなった俺の体を支えてくれた。
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- 一番人には見られたくない体の部位ってどこよ?
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:37:56.57 ID:LUfgUyYmO - ケツ毛
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- 高槻長介「魔法の料理」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:39:27.19 ID:LUfgUyYmO - 姉ちゃんも泣きたかったんだろうけど、俺のため、泣かないでいてくれた。俺はずっと姉ちゃんの腕の中で泣いた。
姉ちゃんは俺が落ち着くまでずっと鼻をすすりながら背中をさすってくれた。 しばらくして落ち着きを取り戻してからふと、伊織姉ちゃんに聞いてみた。
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- 高槻長介「魔法の料理」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:45:11.68 ID:LUfgUyYmO - 長介「ケンカして、仲直りした後の晩御飯ってさ・・・不思議だよね」
伊織「ごめんなさい、私には分からないわ、ちなみにどんな感じなの?」 長介「えっと、なんかよく分かんないけど、温かいんだ・・・すごく」 伊織「そう、あんたたちって、すごく羨ましいわ」
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- 高槻長介「魔法の料理」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:48:15.98 ID:LUfgUyYmO - 長介「そうかな?ケンカだってすっごくするよ」
伊織「それでも、よ・・・そしたら不思議な晩御飯が待ってるんでしょ?」 長介「うん」 伊織「ふふっ、だからよ、あぁ・・・高槻家に生まれたかったわ」
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- 暴力ゲームをやると現実でも暴力ふるうようになる←論破しろ
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:51:39.66 ID:LUfgUyYmO - それを実証した論文あった気がする
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- 高槻長介「魔法の料理」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:53:36.91 ID:LUfgUyYmO - 長介「それが姉ちゃんの願い事?」
伊織「願い? それはちょっと違うわね・・・どうして?」 長介「ちょっと前に姉ちゃんに聞かれたんだ、長介の願い事は何?って」 伊織「なんていったの?」 長介「姉ちゃんが早く良くなることって・・・結局叶わなかったんだけどね」
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- 高槻長介「魔法の料理」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 12:57:52.56 ID:LUfgUyYmO - 伊織「そう、それで」
長介「うん」 伊織「そうね・・・私の願い事はやよいとまた一緒のステージに立つこと・・・だったわ」 長介「俺達願い事が叶わなかった者同士だね」 伊織「そうね・・・」
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- 高槻長介「魔法の料理」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:01:51.82 ID:LUfgUyYmO - 伊織「あんた、これからどうするの?」
長介「まずは・・・受験、かな、最近あまり勉強できてないから」 伊織「そう、何か分からない問題でもあったら事務所にでも来なさい、きっと手が空いてる誰かが教えてくれるわ」
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- 高槻長介「魔法の料理」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:05:50.31 ID:LUfgUyYmO - 長介「でも、迷惑じゃない?」
伊織「そんなことないわ、やよいは私たちの家族なんだからあんたたちも私たちの家族なんだから」 長介「ありがとう・・・・・・ございます・・・」グスッ 伊織「今日は好きなだけ泣きなさい」
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- 高槻長介「魔法の料理」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:10:01.53 ID:LUfgUyYmO - ―――
―― ― 長介「じゃあ・・・そろそろ帰るよ、皆心配してるかもしれないし」 伊織「そうね、それじゃ」 長介「あ、あの・・・ありがとうございました!」ペコッ 伊織「な、何よ!? 急に改まっちゃって・・・えと・・・ど、どういたしまして・・・?」オドオド 長介「あはは、伊織姉ちゃんはやっぱそうじゃなきゃね!」 伊織「な!? もう知らないんだから!」 長介「あはは、またね」 伊織「ふんっ、あんたなんか知らないわよ」
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- 高槻長介「魔法の料理」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:11:45.68 ID:LUfgUyYmO - 家に帰ると、すぐに寝た。知らない間に疲れていたみたいだった。
それから俺は家事を本格的に手伝い始めた。もちろん勉強も、分からないところがあったらすぐに事務所に行った。みんなすごい優しかった、弟たちを連れていっても嫌な顔一つしなかったし。 みんな快く教えてくれた。 真美姉ちゃんや亜美姉ちゃんはすぐにイタズラしてきてちょっとだけ邪魔だったけど、気を使わないでいてくれたのはすごく嬉しかった。 他にも、天海さんは手作りのお菓子をくれたりした。お土産に持たせてくれたりもした。美味しかった。
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- 高槻長介「魔法の料理」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:14:30.71 ID:LUfgUyYmO - 如月さんはなにかと気にかけてくれた、思っていたより凄くいい人だった、特に浩司や浩三と仲がよかった。
美希姉ちゃんは安眠枕っていうのをくれたり、かすみにおしゃれな服を買ってくれたりした。 真姉ちゃんは浩三に男に間違えられてかなり落ち込んでいた、でもしょうがない気がするのは俺だけかな? 萩原さんは男が苦手らしく、俺だけ露骨に避けられたのも今となってはいい思い出です。
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- 高槻長介「魔法の料理」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:18:46.13 ID:LUfgUyYmO - あずさお姉さんは、何て言うか凄かった、いろいろ。迷子もそうだけど・・・なにより・・・乳、あれは思春期男子には刺激的過ぎた。しかも本人にあまり自覚がないのが余計に質が悪い。
貴音姉ちゃんはいろんなラーメン屋に連れていってくれた。でもあの呪文ラーメンは食べきれなかった。貴音姉ちゃんもいろいろとでかかった。刺激がヤバかった・・・ 律子姉ちゃんは最初ちょっと怖いかもと思ったけど面倒見のいい人だった。怒ると滅茶苦茶怖かったけど・・・ 響姉ちゃんは前会ったときと同じように接してくれた。
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- 高槻長介「魔法の料理」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:27:19.65 ID:LUfgUyYmO - 伊織姉ちゃんはみんなの前だと照れてしまうらしく、ぶつくさ言いながらも俺達を歓迎してくれた。
小鳥お姉さん!!小鳥お姉さんはとても若くて大変魅力的な女性でした! 社長さんはよく手品を見せてくれた。みんな素直に感心していたら、何故か社長さんは笑顔で涙を流していた。
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- 高槻長介「魔法の料理」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:28:23.93 ID:LUfgUyYmO - それから、受験の日の朝、伊織姉ちゃんがウチまで来てくれた。
伊織「はい、これ皆から」 長介「御守り? ありがとう」 伊織「ちゃんと頑張んなさいよ、このスーパーアイドル伊織ちゃんが見てやったんだから落ちたら許さないわよ」 長介「うん、大丈夫」 浩三「ちょうすけにいちゃん!」 長介「浩三? 見送りしてくれるのか? ありがとう」 浩三「うん、やよいねえちゃんがね、がんばれっていってるよ」
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- 高槻長介「魔法の料理」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:38:06.68 ID:LUfgUyYmO - 長介「・・・・・・そっか、じゃあ姉ちゃんに任せろって伝えてくれるか?」
浩三「うん!!」 長介「ん、じゃあもう家ん中戻りな、風邪引くぞ」 浩三「うん、がんばてね」ガラ 長介「おう!」
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- 高槻長介「魔法の料理」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:39:54.87 ID:LUfgUyYmO - 長介「・・・じゃあ行くね」
伊織「いってらっしゃい」 かすみ「ちょっと待って長介!」 かすみ・浩太郎・浩司「頑張って長介(兄ちゃん)!!」ニコッ 長介「・・・おう!」ニコッ
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- 高槻長介「魔法の料理」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:45:15.17 ID:LUfgUyYmO - 合格発表の日、かすみと一緒に見に行った。
かすみ「ねぇ長介番号あった?」 長介「待って、今探し中・・・!?」 かすみ「あった?」 長介「うおぉぉぉ! あった! あったぞかすみ!」 かすみ「本当に!? やったー!」 かすみ「おめでとう、お兄ちゃん」
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- 高槻長介「魔法の料理」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:49:35.87 ID:LUfgUyYmO - ―合格発表から数日後―
合格祝いということで事務所の人達が毎年恒例らしいお花見に俺達兄弟を誘ってくれた。 この頃世間では高槻やよいという名前は忘れられていた。少し悲しいけど・・・仕方ないのかもしれない。 伊織「この私が見てやったんだから受かって当たり前でしょ」
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- 真美「フリ→ト→ク!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:51:51.22 ID:LUfgUyYmO - はよはよ
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- 高槻長介「魔法の料理」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:56:12.64 ID:LUfgUyYmO - 真美「おやおやいおり〜ん」
亜美「合格発表の日ずっとソワソワしてたのはどなたですかな〜」 伊織「ばっ、ソワソワなんてしてなかったでしょ!?」 あずさ「あらあら、でも伊織ちゃんたら長介君から合格したって連絡が来たあとちょっぴり泣いていたのよ〜」
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- 高槻長介「魔法の料理」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 13:59:04.11 ID:LUfgUyYmO - 伊織「あずさ!? 別に泣いてないわよ!」
長介「へ〜」 律子「しかもそのあとからすっごくご機嫌だったものね」 伊織「り、律子までなに言ってんのよ!」 長介「あはは、ありがとう伊織姉ちゃん」 伊織「うぅ〜、ちょっとお手洗い!」 律子「あ、逃げた」 長介「あれ? 俺なんか変なこと言いました?」 律子「いいえ、むしろ逆ね」
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- 高槻長介「魔法の料理」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 14:01:22.59 ID:LUfgUyYmO - 長介 (そういえば、確か姉ちゃんが死ぬ少し前にお花見がしたいって言ってたな・・・)
浩三「にいちゃんどうしたの?」 長介「ん? 姉ちゃんは楽しんでるかなーってさ」 浩三「・・・・・・うん! たのしいって言ってるよ」 長介「そっか、じゃあ姉ちゃんの願い事は一個叶ったな!」 浩三「兄ちゃんすっごくうれしそうだね!」
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- 高槻長介「魔法の料理」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 14:10:29.03 ID:LUfgUyYmO - 長介「そっか・・・」
浩三「ん? にいちゃんのおねがいごとってなに?」 長介「ん〜、分かんないんだよな・・・もう叶わない願い事だったし」 浩三「・・・だったら、あたらしいおねがいごと、みつかるといいね!」 長介「そうだなぁ・・・浩三はなにかお願い事はある?」 浩三「う〜んとね・・・・・・にいちゃんのおねがいごとがみつかること」 長介「お前、姉ちゃんみたいだな」
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- 高槻長介「魔法の料理」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 14:18:24.13 ID:LUfgUyYmO - 響「お! 何してるんだ二人とも、とりあえず自分も混ぜろー!!」
真美「真美もー!」 亜美「亜美もー!」 かすみ「わ、私もー」 長介「うわ! 何!? ちょ! 危ないって!」 そうやってみんなで笑い転げた。久しぶりに全力で楽しめた気がした。
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- 一晩で法隆寺建てられちゃうよっていってる漫画あるじゃん?
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/11/08(木) 14:23:12.39 ID:LUfgUyYmO - ギャグマンガ日和かと思ったのに
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