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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>205 よくわかったなw
こんなんどうよ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
ライブも終わったし「アイマスSS」

書き込みレス一覧

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伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:03:23.95 ID:aRgQc4t90
9:24、センター・オブ・ジ・アース…「エレベーター前」

係員「では、こちらのエレベーターに乗って乗り場までご案内致します」

……

プシュー!

ゴトンゴトン……

ガタッ!ゴゴゴゴゴゴ……!

…プシュー!

……

真「ふーん、エレベーターの後もちょっと並ぶのか」

伊織「……初めての人は絶対に勘違いするわね。エレベーター降りてすぐ乗るのかしら、って」

響「じ、自分なんか……あのエレベーターがアトラクションなんだと思ってたぞ……///」

貴音「……」

伊織「結構物々しい演出だから、その勘違いも無理ないんじゃない?」

貴音「…………」

響「……?貴音、大丈夫かぁ?」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:10:08.25 ID:aRgQc4t90
貴音「ハッ!?……ど、どうかしましたか響?」

響「……それは貴音の方だろぉ。ポップコーンも手ぇついてないぞ?」

真「ひょっとして……怖いのかい?」

貴音「な、……そんなわけありませぬ!」

伊織「(ありませぬ……)……貴音がジェットコースター系に強いって聞いたから乗るつもりだったけど」

伊織「……本当に強いのかしら?」

貴音「え、ええ……本来ならばそのはずだったのですが……」

貴音「先ほどからの、不安を煽るような会場の物言いや演出を見ていると……」

貴音「……ハッ!?い、いえ!わたくし、決して怖くなどありません!」

伊織「……一応、乗る直前だったらリタイヤ用の出口もあるわよ」

響「貴音、隣に乗るから心配いらないさぁ」

真「……もうちょっとで乗り場に着くね」

貴音「…………」ドキドキ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:20:16.95 ID:aRgQc4t90
伊織「で、本当に大丈夫なわけ?」

貴音「もち、ろ、ん、です……!」

響「じ、自分が隣にいるからな、貴音!」

真「……フゥー」ドキドキ


『センター・オブ・ジ・アース』

謎の天才科学者、ネモ船長によって明かされる、
いまだかつて誰も見たことのない地底世界へようこそ。

地底走行車で、神秘と驚異の世界をめぐりましょう。
まばゆい光にあふれた水晶の洞窟、巨大キノコの森、地底に生息する珍しい発光生物。
と、そのとき、なんだか不気味な振動が…。


ジリリリリッ!

火山活動発生!火山活動発生!

ゴゴゴゴゴ…………


響「うぎゃあー!!うわー!」

真「うおおおおお!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:26:35.39 ID:aRgQc4t90
伊織「ひゃあー♪!」

貴音「ひ……ひぃぃ……!」

―――

シュー…シュー…

アナウンス「ステーションに到着すると、セーフティバーは自動で上がります」

アナウンス「出口は、左側です」


真「はあぁー、凄かったなぁー!」

響「……はぇー…………」

伊織「フゥ……」

貴音「はうぅ……伊織……いけずです」

伊織「……にひひ!」

貴音「うぅ……こ、このような恐ろしい仕掛けだとは……」

響「なんか……龍みたいな化け物出てきたところで貴音の悲鳴が聞こえたもんなぁ……」

真「ボクはやっぱり、落ちる瞬間が一番ヒヤッとしたなぁ」

貴音「そ、そこ自体は大丈夫だったのですが……あのように恐ろしいモノたちが出てくるなどとは……」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:33:04.76 ID:aRgQc4t90
伊織「ディズニーならでは、ってところかしらね」

伊織「普通のジェットコースターで終わらないで、ちゃんと演出してるあたりが」

真「これもう一回乗りたくなるよ、凄く良かった」

響「じ、自分も……怖かったけど楽しかった!」

貴音「ハァ……わ、わたくしはこの乗り物はもう結構です」

伊織「……安心しなさい。一日に同じの何回も乗ったりはしないから」


9:40、センター・オブ・ジ・アース前

真「……次は何に乗るんだい?」

伊織「そうねぇ……タワー・オブ・テラーまでちょっと時間があるわね」

伊織「ちょっとブラブラ歩きながら、見て回りましょう」

響「おっしいいぞー!」

貴音「や、休めるのならば幸いです……」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:40:40.67 ID:aRgQc4t90
―――

響「えっとここは……『ポートディスカバリー』かぁ」

伊織「……あら、『アクアトピア』なんて丁度いいんじゃないかしら」

響「アクアトピア?」

真「どれ?」

伊織「あの池をグルグル回ってるやつよ」

響「……お、本当だグルグル回ってる!」

貴音「確かに……あれならば、化け物が出てくることもないでしょう」

真(まだ気にしてたんだ……)

伊織「夜になるとライトアップされて綺麗だけど、その分混むのよねー」

伊織「空いてるから今のうちに乗っちゃいましょ」

貴音「ええ、そう致しましょう」


「アクアトピア」は、新しい航海システムの開発のためにつくられた研究施設。
今日はフェスティバルを記念して、一般のみなさんにも開放されています。
ウォーターヴィークルを走らせるプールには、実験用につくられた渦巻きや間欠泉、滝が…。
研究者たちが生み出した、画期的なヴィークルの乗り心地を体験してみてください。
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:47:07.10 ID:aRgQc4t90
ヴィーグル1:貴音・響

響「あれっ?操作できると思ったのにできないのかぁ」

ウィーン、ウィー

貴音「そうですね……自動で進むようです」

響「お……こ、このまま行ったらぶつかるんじゃあ……」

貴音「……!」

ピタッ……ウィーン

貴音「と、止まりました。危なかったですね……」

響「うわぁ!こ、今度はこっちにぃ……!」


ヴィーグル2:真・伊織

伊織「真夏じゃなかったのが惜しいわね」

真「惜しいって?」

ウィーン、ウィーン、ウィー

真「うわ、危ない!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:51:49.87 ID:aRgQc4t90
ピタッ、ウィーン……

真「フゥ、ぶつかるかと思った」

伊織「……あんな感じで、色んなところに勝手に行くのが面白いんだけど」

伊織「夏になると、『びしょぬれコース』っていうのが出来るのよ」

真「びしょぬれ……って間欠泉が!危なーい!」

ピタッ、シュワワワー……

ウィーン、ウィーン

真「ハァ……水がかかるかと思ったよ」

伊織「……で、そうね。びしょぬれコースはわざと水にかかるようなコース設定がされてるのよ」

伊織「暑い日なんかはちょうどいいわよね」

真「そ、それはいいけどさぁ伊織……」

伊織「どうしたの?」

真「ぼ、ボクだけハラハラしてバカみたいじゃないかぁ!」

伊織「……だって本当にぶつかったりしたら大変でしょう?ギリギリで止まるようになってるのよ」

真「それは、わかるけどさぁ……うわっ!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 00:58:20.60 ID:aRgQc4t90
―――

伊織「にひひっ、どうだったかしら?」

真「どういう動き方するのかわからなくて、面白かったよ。……ちょっと疲れたけどね」

響「じ、自分はハラハラしっぱなしだったさぁ」

貴音「……仕掛けを理解してしまえば、奇怪な動きを楽しむ余裕も出てきました」

伊織「……貴音は、もう調子は回復したかしら?」

貴音「そうですね。先ほどの恐怖は、この施設で拭えたのではないかと」

伊織「……そう、……それは良かったわぁ」ニヤリ


10:05、アクアトピア前

真「お、もうファストパスの時間みたいだよ」

響「じゃあタワー・オブ・テラーに行くのか」

伊織「……あ、ちょっと待ってちょうだい」

響「ん?」

伊織「真、別のファストパスの発券、お願いできるかしら?」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:09:47.30 ID:aRgQc4t90
真「え!?無理じゃないの?」

響「えぇ、……どういうことだぁ?」

貴音「……響、こちらの券には、『次のふぁすとぱす発券は11:00以降』となっております」

貴音「まだ10時ですから、この時点での発券は無理なのでは、ということですね」

響「……あ、本当だ。自分のもそうなってる」

伊織「大丈夫よ、出来るのよ」

真「なんで?」

伊織「ファストパスはそこに書いてある通り、発券してから2時間は連続で発券できないようになってるわ」

伊織「でも例外があって……」

伊織「ファストパスの指定時刻が発券してから2時間以内だったら、それに乗れるようになった時点で、次のファストパスが取れるようになるの」

真「あ、なるほど!」

響「へえぇー、そうなのかぁ」


※実際は、この場合ならちゃんとファストパスに

「次のファストパスは10時以降に発券できます」

と書いてあります。今回はファストパスについて説明するためにわざと違くしました。
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:18:43.01 ID:aRgQc4t90
真「じゃあ取ってくるのはいいけど、何にするんだい?」

伊織「そうねぇ……ここから比較的近くて、ファストパスが早めに切れそうなアトラクションがいいわね」

響「切れることもあるのか」

伊織「もちろんよ。ファストパスは『指定時間にパスを持って来れば優先的に案内してくれる』システムよね」

伊織「みんながファストパス取ったら、それだけ優先案内できる時間も繰り下がっていくわ」

響「パス取ってるのに、そこで混んだらおかしいもんな」

伊織「ええ、そうね。そしてそれが閉園時間を越えたりしたら、もうファストパスはそこでオシマイね」

貴音「ふむ……では、皆が券を取りに行くものほど、早く無くなるということですね」

伊織「そういうことよ」

伊織「……じゃあ、インディジョーンズでいいかしら?」

響「インディジョーンズはパスが早く無くなるのか?」

伊織「人気だもの、そりゃあ早く無くなるわよ」

伊織「真、お願いできる?」

真「よっし……『ロストリバーデルタ』か。じゃあみんなの入園チケット貸して。行ってくるよ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:28:50.82 ID:aRgQc4t90
タッタッタ……

伊織「ここからなら近いから、すぐ戻ってくるわね」

響「じゃあ普通に待ってるか」

伊織「それもいいけど……そうねぇ」

スッ

ピッ…プルルルル

真『はい、どうしたんだい伊織?』

伊織「ああ、そのままインディジョーンズに向かって頂戴」

伊織「私たち、『うきわまん』を買っておくわ。真も食べるかしら?」

真『うきわまん?なにそれ?』

伊織「アクアトピアの真下にあるお店で売ってるの。うきわの形をした食べ物よ」

真『へぇ〜……あ、着いた。……じゃあ買っておいてよ!』

伊織「わかったわ」ピッ

貴音「う、うきわまん……」ジュルリ

響「ここの真下にあるのかぁ。食べてみたいぞ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:35:49.20 ID:aRgQc4t90
伊織「ええ、真にも位置は伝えてあるから行きましょう」

―――

気象コントロールセンターのメンバーが実験成功の喜びをわかち合うフェスティバルを開いたときに、
ゲストのみなさんのためにレストランやフードワゴンをつくりました。
そのひとつがこのお店です。
ポートディスカバリーらしい斬新な形のこのスナック、
未来のマリーナを散策しながら味わってみてください。


貴音「……なるほど、確かにうきわの形をしております……ハムッ」

響「エビが入ってるんだなぁ。美味しいぞ!」

タッタッタッタ

真「フゥ〜、はい、ファストパスお待たせ」

響「おう、ありがとうな真!」

貴音「いんでぃじょーんずの指定時刻は、13時ですか」

真「並んで入るほうの入り口見たら、45分待ちって出てたよ」

真「あれ見たらやっぱりファストパスの方がいいよなぁ」

伊織「……お疲れさま。はい、真の分のうきわまんね」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:41:33.69 ID:aRgQc4t90
真「モグモグ……うん、おいしい」

貴音「……ご馳走様でした」

伊織「早いわね……」

貴音「……」ジッ

響「……じ、自分の分はあげないぞ?貴音……」

貴音「…………」ジッ

真(……もっかい並んで買えばいいのに…………)

響「う、うぅー、食べずらい……」

貴音「……一口」

響「……じゃ、一口だけ」

―――

貴音「……♪」モグモグ

真「まさか本当にまた並んで買ったなんて……」

伊織「食欲が異常ね」

貴音「ふふ……何か、この場にいることで感じる、より一層の美味しさがあるのです」モグモグ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:47:54.16 ID:aRgQc4t90
響「あぁー、でもそれはあるかもなぁ」

伊織「そうね、ディズニーランド……ここはシーだけど、ランドにいると日常とは違う感覚になるのよね」

真「うん……なんか、ファストパス取りに走ってただけで、ちょっとワクワクしてたよ」

貴音「……」モグモグ


10:20、タワー・オブ・テラー前

伊織「……さぁて、着いたわよ。……貴音はさっさと食べ終えなさい」

貴音「ふふ、言われずとも……ご馳走様でした」

響「早っ!」

真「……でっかいなぁ……。これがタワー・オブ・テラーかぁ」

響「うわぁ、すごく混んでるなぁ。……90分待ちだってさぁ」

伊織「まぁ、これでも空いてるほうかしらね」

伊織「……にひひっ、そしてここで、この『ファストパス』の出番よ!」

―――

貴音「本当に、最前列へ来てしまいました」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 01:55:25.33 ID:aRgQc4t90
響「ファストパス用の入り口から入ったと思ったら……」

真「ほとんどの行列すっとばして、ここだもんなぁ」

伊織「アンタたちにもわかったでしょ?ファストパスがどれだけ大事か」

貴音「正に、今この場で痛感しております」

真「……にしても……どういうアトラクションなんだい?」

響「なんか、物々しい雰囲気だなぁ……」

伊織「……」

伊織「……建物についての説明は、ちゃんと係の人からされるわ」

伊織「それまでは気持ちを落ち着かせましょ」

真「ん?うん……」

貴音「……はぁ。しかし、うきわまんのなんと美味であったことか……」

響「ま、また買ってくるかぁ?……あはは」

伊織「…………」

伊織(……貴音、ここはセンター・オブ・ジ・アースとは比べ物にならないくらい凄いわよ)

伊織(事前の説明で、覚悟しておいた方がいいわよぉ……)ニヤリ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:03:59.88 ID:aRgQc4t90
―――

『タワー・オブ・テラー』
時は1912年のニューヨーク。舞台は、1899年に起きたオーナーの謎の失踪事件以来、
恐怖のホテルと呼ばれるようになった「タワー・オブ・テラー」。
今日は、ニューヨーク市保存協会による見学ツアーに参加していただきます。
さあ、エレベーターで最上階へ…。


『これ先に行ってはならん……!』

『私の忠告を聞け……!呪いは本物だ!』

『シリキウトゥンドゥの眼が……!』


ドシャーン!バリバリバリ


…………

真「えぇと、『ハイタワー3世』がホテルのオーナーで、落下したエレベーターから消えていた、と……」

真「で、そこで見つかったのが『シキリ……』シキリなんだって?」

伊織「『シリキウトゥンドゥ』よ。呪いの偶像って呼ばれてるわ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:09:24.01 ID:aRgQc4t90
貴音「い、伊織……あなたという人は、本当にいけずですぅ」

伊織「……ま、アトラクションの説明を事前にしなかったのは悪かったわ」

伊織「でも貴音がそんなに怖がりだとは思わなかったわよ。……嫌味じゃなく、ね」

響「た、貴音ぇ……イヤなら抜けようか?自分も一緒に行くぞ?」

貴音「い、いえ……!」

貴音「伊織にそこまで言われて、引き下がれるわけがありません」

貴音「いいでしょう……この恐怖、見事に克服してみせようではありませんか!」

響「む、無理するなよ……?」

真「ていうかボクも普通に怖いんだけど……」

伊織「……このアトラクションがディズニー史上『最恐』ですもの」

伊織「逆に、これをクリアすれば、これ以上怖いアトラクションは無いわよ」

貴音「ふ、ふふ……望むところです」

ギュウゥ

響「痛い痛い!貴音、手ぇ握りすぎだって!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:15:52.37 ID:aRgQc4t90
―――

真「3コースあるのか……」

伊織「乗るエレベーターが違うだけで、ショーの内容は一緒よ」

伊織「一説にはどのコースが一番怖いとか、あるみたいだけどね」

貴音「……」ギュウウ……

響「……(痛い……)」

―――

『さぁ手を振って、この世の自分に別れを告げたまえ……』

伊織「そろそろね……」

響「……」ドキドキドキドキ

真「フゥー……」

貴音「…………」


ガシャン

真「眩しっ!」

伊織「にひひっ、良い景色ねぇ〜」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:22:07.83 ID:aRgQc4t90
響「こ、この高さから……!」

貴音「…………」ギュッ

ガシャン!

―――

真「は、はは……まだ脚がガクガクするよ……」

響「すごかった……とにかくすごかったな……」

響「た、貴音……大丈夫かぁ?」

貴音「……なんとか…………」ガクガク

伊織「ふぅ〜。このスリルが病みつきになるのよね〜」

響「じ、自分はしばらくは乗らなくていいぞぉ……」

真「ボクもかなぁ……はは」

貴音「……わたくしは……」

貴音「も、もう一度……乗ってみたいと思いました」

響「うえぇ!?」
ライブも終わったし「アイマスSS」
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:25:13.99 ID:aRgQc4t90
最近書いたのは
・響「じ、自分のおっぱいが見たいのかぁ!?」
・やよい「暗記するだけで10万円もらえるお仕事ですかぁ!?」
・ブチギレ
・亜美「ぴよちゃんって彼氏いなさそうだよね〜」

です。基本クロスものしか書いてないな……
ライブも終わったし「アイマスSS」
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:29:46.26 ID:aRgQc4t90
>>417
キス我慢選手権が許されるのは小鳥さんだけだと思うんだ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:32:16.76 ID:aRgQc4t90
伊織「あら、意外ね。二度と乗りたくないって言うと思ったのに」

貴音「……は、恥ずかしながら……最後の方は、気が抜けかけてしまって……」

貴音「ほ、ほとんど覚えてないのです……」

真「それって普通に危ないじゃん……」

貴音「いつの日か、これを平然と思えるような強靭な精神を身につけられるよう……」

貴音「そのために、もう一度乗ってみたい、と思ったのです」

響「そ、そうかぁ〜……」

響(ていうか貴音から手ぇ握られすぎててまだ痛いぞ……)

伊織「ふーん……じゃあ別の機会に、また連れてきてあげるわよ」

貴音「ふふ……ありがとうございます、伊織」

伊織「まぁ、またアンタの怖がってる顔が見られるなら安いものよ」

貴音「……つ、次はそうは行きませんよ…………?」

ギュッ

響「はいはい、貴音。大丈夫だからな?」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:38:56.82 ID:aRgQc4t90
―――

『タワー・オブ・テラー・メモラビリア』
恐怖のホテルと呼ばれる「タワー・オブ・テラー」のツアーの開催にともない、
ニューヨーク市保存協会は当時の内装をそのまま公開することにしました。

ハイタワー三世のお気に入りのプールも、
現在ではツアーのおみやげを売るショップとして営業しています。
「タワー・オブ・テラー」ならではのユニークなグッズや、
ツアー中のゲストの決定的瞬間をとらえた写真も販売しています。


伊織「……で、出口を過ぎたらここに入ってくるってわけ」

真「そういえばショップに入るのは初めてだなぁ」

響「……写真……うわ、本当に写ってる」

伊織「プ……た、貴音……アンタすごい顔してるわよ?」

貴音「……このような醜態を公衆の面前に晒されるとは……///」

真「ボクも凄い顔してるなぁ。って笑ってるの伊織だけじゃないか」

真「ふーん……一枚買っていこうかな」

伊織「そうね、じゃあ……しばらくここで買い物していきましょう」

響「わかった。自分、ちょっとあっちの方見てくるよ」
ライブも終わったし「アイマスSS」
480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:45:55.19 ID:aRgQc4t90
ついでにせっかくだから一覧にするか
・春香「プロデューサーさん、正統派ですよ、正統派!」
・真美「真美は、どんなアイドルになればいいの〜?」
・真「AKB48……ですか?」
・春香「573プロダクション……?」他573シリーズ

・響「じ、自分のおっぱいが見たいのかぁ!?」
・やよい「暗記するだけで10万円もらえるお仕事ですかぁ!?」
・春香「プロデューサーさんをブチギレさせてみる」
・伊織「やよいをブチギレさせてやろうじゃないの!」
・律子「あれ、あずささん怒ってるんですか?」あずさ「…………」
・亜美「ぴよちゃんって彼氏いなさそうだよね〜」

なんだかんだで573プロダクションは気に入ってるよ。
失敗の原因もはっきりしてるから、次に活かしやすかったし
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:51:59.12 ID:aRgQc4t90
11:00、タワー・オブ・テラー・メモラビリア前

伊織「そろそろ昼ごはんにしようかしら」

響「もうか?早いんじゃないか?」

伊織「ちょうどお昼に行ったら、どこも混んでるわよ」

真「ちょっと早いくらいがいいのか……」

貴音「わたくしは今からでも一向に構いませんよ」

伊織「まぁアンタはね……」

響「あ、ゴミ箱だ……ちょっと自分、ゴミ捨ててくるな!」

真「ああ」

伊織「…………」

伊織「…………!!」

真「で、どこで食べるんだい伊織…………伊織?」

伊織「ちょっと待って!」

真「え?」

伊織「……ラッキーね。面白いものが見れるわよ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:56:41.08 ID:aRgQc4t90
貴音「響の居る方に何かあるのですか?」

真「……清掃のお兄さんしかいないけど」

伊織「……ふふふ」

―――

響「あ……掃除中だったのかぁ」

清掃員「……」ペコリ

響「えーと、ゴミ捨てても大丈夫……かなぁ?」

清掃員「……」ペコリ

響「あ、じゃあ……」


『ガブリッ!』


響「え!?」

響「…………え?え?」
ライブも終わったし「アイマスSS」
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 02:59:14.96 ID:aRgQc4t90
>>495
まとめサイト見てたら散々な言われようだったけど、
あれもあれで不評の原因がはっきりしてるから活かしやすいね。

無闇にキャラディスするといかんし、コントの空気感や間は伝えにくいね
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:03:21.00 ID:aRgQc4t90
清掃員「……」

響「な、なんだ今の!?ゴミ箱が喋ったぞ!?」

響「……こ、このゴミも……」

キィ

『ガブリッ!』


響「や、やっぱりだ!」

真「……ど、どういうこと!?」

響「あ、真」

清掃員「……」ペコリ

真「ぼ、ボクもゴミ捨てて……いいですか?」

清掃員「……」ペコリ

真「じゃあ……」


『ニャーオ』


真「しゃ、喋った!ゴミ箱が喋った!」
ライブも終わったし「アイマスSS」
517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:06:07.22 ID:aRgQc4t90
ていうかゴッドタンはいいとして、番組コラボで最初に考えてたのはロンハーだったんだよなぁ
クオリティ高い、格付けしあう女たちのSS出されて、諦めざるを得なくなってしまった
どの道あのクオリティには届きそうもないので、むしろ自分が投下しなくてよかったよ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:10:07.69 ID:aRgQc4t90
貴音「……どういうことなのですか、伊織?」

貴音「わたくしの目から見ても、ゴミ箱が喋ったようにしか……」

伊織「……にひひっ!気になるんなら、貴音も何か捨ててきたらぁ?」

貴音「…………」


真「も、もう一回……」

キィ

『ニャーオ』

真「うわ、やっぱり喋った!」

清掃員「……」

響「自分のときは噛まれた音だったのに……真は猫の鳴き声……」

貴音「失礼致します」

響「あ、貴音」

貴音「この『うきわまん』の包み紙を捨てたいのですが……よろしいですか?」

清掃員「……」ペコリ
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:14:31.39 ID:aRgQc4t90
貴音「……」


『ブブーッ!』


貴音「……!な、なんと!」

響「……ゴミ箱にダメ出しされたぞ、貴音」

真「捨てちゃダメってことかなぁ」

貴音「わたくしにだけ、許可を下さないというのでしょうか」

キィ

『ブブーッ!』

貴音「……な、何がいけないのでしょう……」

清掃員「……」

清掃員「……」スッ

貴音「……?手、ですか?……はい」スッ

清掃員「……」シュッシュッ

響「何かかけてるな……」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:18:15.99 ID:aRgQc4t90
清掃員「……」スッ

貴音「これでもう一度、ということですね……」

貴音「……」

キィ

『ピンポーン』

貴音「!」

響「おお良かったなぁ貴音」

真「手がいけなかったのか……」

貴音「し、しかし……これは一体どのようにして……」

清掃員「……」

清掃員「b」グッ!


『キラリーン』


真「!?お兄さんの『グッ!b』に反応した!?」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:22:56.58 ID:aRgQc4t90
響「ど、どうなってるんだぁ……」

清掃員「……」カチャカチャ

清掃員「……」

貴音「……行ってしまわれるのですか」

響「……他のところも掃除しなきゃいけないもんなぁ」

清掃員「……」

真(にしてもデカイ清掃用具だなぁ。車輪ついてるし。ここのゴミ箱と同じくらいの大きさだ)

清掃員「……」


コロコロ……

『ピヨピヨピヨピヨ』


貴音「!?」

響「!?」

真「!?」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:29:51.91 ID:aRgQc4t90
ピヨピヨピヨピヨピヨ……


響「……」

真「す、すごい……」

貴音「…………」

伊織「……どうだったかしら?『ファンカストーディアル』は」

響「い、伊織……」

真「ふぁんかす……え、何て?」

貴音「……ということは、あれも一つの『あとらくしょん』なのですか?」

伊織「そういうことになるわね」

伊織「ファンカストーディアル……清掃員そのものはカストーディアルって呼ばれてるわ」

伊織「でも中には、普通の清掃員に見えて、とんでもないパフォーマンスをする人たちがいるの」

伊織「それがファンカストーディアルよ。どこに現れるか、何をするのか、一切知らされていない」

響「そ、その人に会ったっていうのか……!」

真「……それじゃあ確かにラッキーだよ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:40:23.82 ID:aRgQc4t90
貴音「伊織は……あの時点で、あの方がそうである、と見抜いていたのですね?」

伊織「まぁね。ファンカストには追っかけも多いし、有名な人は顔もよく知られてるもの」

響「はぁ〜〜……」

伊織「……で、どこでお昼ご飯を食べようかしら?」


―――

11:20、ケープコッド・クックオフ前

伊織「わたしのおススメでいいなら……ここね」

響「さっきタワー・オブ・テラーまで行くのに、通ったとき見たな」

真「メインはハンバーガーかぁ」


『ケープコッド・クックオフ』
今日は村人たちが集まって誰の料理が一番かを決める、伝統的な料理大会「クックオフ」の日。
会場は白い時計台が目印のタウンホール(村役場)です。
1等のブルーリボンを獲得したメニューやハンバーガー、フライドポテトをたっぷり味わってくださいね。

ダイニングエリアの一部では、
レギュラーショー「マイ・フレンド・ダッフィー」も楽しめます。
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:48:12.13 ID:aRgQc4t90
伊織「私はコッドフィッシュバーガーセット……これで全員かしら」

真「そうだね」

伊織「……じゃあ、ショーを見ましょうか」

響「ショーって?」

伊織「この店はね、ショーを見ながら食事ができるのよ」

真「どんなの?」

伊織「『ダッフィー』って知ってるかしら?」

貴音「……『みっきー』殿のような、物語の登場人物でしょうか」

伊織「まぁ、そんなものね」

伊織「ディズニーシーじゃないと、ダッフィーには会えないの。ランドにはいないわ」

真「へぇ」

伊織「で、そのダッフィーがどうして生まれたのかがショーでわかるわよ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 03:58:51.63 ID:aRgQc4t90
―――


ミニー「〜♪〜」


響「……モグモグ……へぇ〜、ミッキーのために作った人形かぁ」

貴音「……モグモグ……モグモグ」

真「やっぱりミニーもミッキーも可愛いなぁ」ホワワーン

伊織「ダッフィーはミニーがミッキーのために作った、意思が宿ったテディベアーね」

貴音「……モグモグ……モグモグ」

伊織「貴音……ちゃんと聞いてるの?」

貴音「ええ、もちろんですとも……モグモグ」

貴音「みっきー殿は世界中を冒険をするのですね。中々行動派ではありませんか」

響「モグモグ……ダッフィー可愛いなぁ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:06:59.18 ID:aRgQc4t90
伊織「今回のショーじゃ出てこないけど、ダッフィーの彼女もいるわよ。『シェリーメイ』って言う」

真「ふ〜ん……モグモグ」

―――

真「うっし、美味しかったぁ!」

響「ごちそーさま!」

貴音「……たまには『はんばぁがぁ』も悪くありませんね」

伊織「ふぅご馳走様。……ショーの第二部があるから見るとして、この後はどこに行きたいかしら?」

真「あれ乗ってみたいなぁ、アクアトピアに乗るときに見えた……『ストームライダー』!」

伊織「いいんじゃないかしら」

響「どんなアトラクションなんだ?」

伊織「……そう、ねぇ……」

伊織「乗ってみてからのお楽しみ、かしらね」

貴音「そ、それは一体……」

伊織「……タワー・オブ・テラーよりは怖く無いから安心しなさい」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:15:35.10 ID:aRgQc4t90
―――

12:10、ストームライダー前

真「30分待ちかぁ」

伊織「むしろラッキーね。ストームライダーは一度に入る人数が多いから、30分かからないで乗れる可能性もあるわ」

響「そうなのか」

伊織「ええ、だからここにはファストパスもあるけど、他の施設にファストパスを回したほうがいいわね」

貴音「……ところで伊織、そのぽっぷこぉんをわけてくれますか?」

伊織「……さっきあんだけうきわまんとハンバーガー食べて、よく入るわね」

貴音「ふふ……やはり、普段とは違う環境に居ることで、わたくしの胃袋も仕様が変わっているようですね」

伊織「もう、せっかく買ったばっかりなのに……ストロベリー味でいいわけ?」

貴音「はい、ではいただきます」

―――

真「あ、ボクたちも入れるみたい」

響「本当だ……ちょっと早く乗れるぞ」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:23:22.90 ID:aRgQc4t90
伊織「列が進む時も一気にだものね。このくらいの待ち時間なら並んだほうが得だわ」

貴音「なるほど、確かに伊織の言うとおりでしたね」

カラッ

伊織「……最後まで食べてくれちゃってまぁ……」

―――

ドガーン!バリバリバリバリ!


貴音「嵐を消す兵器……凄まじい爆音でしたね」

響「い、今聞いた音の100万倍くらいデカイ音がするって……」

真「ほ、本当かなぁ……」


『ストームライダー』
気象コントロールセンターが開発した「ストームディフューザー」。
これをストーム(嵐)の中心で爆発させれば、
なんとストームを消滅させることができるのです。

折りしも、史上最大のストームが接近中!
さあ、ストームライダーに乗って、ストームの中心部へと出発!
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:31:12.11 ID:aRgQc4t90
―――

『ストームライダー、発進』

『待ってましたぁ!さぁみんな行くぞ!』


響「うわぁ凄い凄い!……うひゃ!」


―――

『……スコット!後は俺たちが引き受けたからな!』

『キャプテン・デイビス、ミッションは中止です』

『え?何だって聞こえないなぁ?』

貴音「……ふふ、面白いお方ですね」


―――

『爆発まで、20秒』

『みんな捕まってろよ!』

真「ひ……!うわっ……!ひゃあ!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:40:23.00 ID:aRgQc4t90
―――

真「ひゃ〜……すごいアトラクションだったなぁ……」

響「じ、自分……こっちの方が怖かったかも」

伊織「……貴音は平気そうね」

貴音「ええ。恐怖と言うよりは、嵐に向かっていく『でいびす』殿に、感動と興奮を覚えました」

貴音「この施設でしたら、何度も乗ってみたいものですね」

伊織「へぇ〜意外ね」

真「うん、でも確かに楽しかったよ」

響「は、はは……」

貴音「……大丈夫ですよ響、わたくしがついていますから」

響「そ、そこで貴音に心配される覚えはないさぁ!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 04:42:16.81 ID:aRgQc4t90
すまんちょっと休む。


できれば昼ごろまで保守しててください。

何でもしますから。お願いします!
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 09:45:13.19 ID:aRgQc4t90
今おきました。もうちょっと待っててね
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 09:58:43.44 ID:aRgQc4t90
伊織「さて……インディジョーンズが13時からだから……まだ時間があるわね」

真「どこか時間をつぶせる場所ないかなぁ」

響「伊織、どうだ?」

伊織「うーん……」

伊織「……そうねぇ、何かに乗るかどうかは置いといて」

伊織「とりあえず、まだ行ってない『アラビアンコースト』のエリアに行ってみましょ」

貴音「あらびあん……どのような所なのでしょうか」

伊織「そのまんまよ。アラビアっぽい雰囲気の所ね」

真「ディズニーだと……『アラジン』みたいな感じか」

響「よっし、行くぞー!」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 10:08:47.46 ID:aRgQc4t90
―――

貴音「いんでぃじょーんず、はこの建物なのですね」

伊織「そうよ、ファストパスの入り口はこっち」

真「ここも70分待ちか……取っておいてよかった」

響「このまままっすぐ行くとアラビアンコーストに着くのか?」

伊織「着くわね。……あ、あと丁度いいわ」

伊織「今から『レイジングスピリッツ』っていうアトラクションも通り過ぎるんだけど……」

伊織「13時過ぎて、インディジョーンズに向かう途中で、そこでファストパスを取るといいわ」

真「へぇ〜、人気のアトラクションが2つ並んでるのか」

響「レイジングスピリッツって、どんなアトラクションだ?……全然イメージ湧かないなぁ」

伊織「……レイジングはジェットコースターそのものね。特に怖い演出があるわけでもないわ」

貴音「それならば……わたくしも平気かと」

伊織「あ、そうそう、これね。これがレイジングスピリッツ」

真「……うわぁ…………こっちは80分待ちだって……」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 10:17:18.59 ID:aRgQc4t90
響「レイジングの方が人気なのかぁ」

伊織「……ま、時と場合によるわね」

伊織「最近までは、事故で運転休止してたから……再開して、それで混んでるのもあるわよ」

貴音「成程……む、あれが『ふぁすとぱす』の発券機ですか」

真「あ、あれか。……アトラクションごとに発券機の形も違うんだよなぁ」

響「タワー・オブ・テラーも違うのか?」

真「うん、全然違った」

響「……なんか上に時間がかいてあるな」

貴音「仮に今から発券すれば……利用は16時から……ですか」

伊織「まだパスは切れなさそうね。慌てることはないわ」

―――

真「うわー、本当にアラビアみたいだ」

貴音「……先ほどの密林のような一帯とは、まるで雰囲気が違いますね」

響「でっかい宮殿がたくさんあるなぁ……」
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 10:26:29.33 ID:aRgQc4t90
伊織「エリアごとに景観がガラッと変わるのもシーの魅力の一つよぉ」

真「す、すごいなぁ。……どこを見る!?」

響「真、落ち着くさぁ……」

伊織「並ばないで乗れる……『シンドバッド』が丁度いいわね」

貴音「しんどばっど、とは……どのような施設なのですか?」

伊織「あの建物よ」

伊織「船に乗ってストーリーを楽しむ……ランドの『イッツ・ア・スモール・ワールド』の系統ね」

真「……ランドも行ったことないから良くわからないよ」

伊織「……そうだったわね、悪かったわ」


『シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ』
かけがえのない宝物を手に入れるために、
未知なる海の冒険へと旅立つ船乗りシンドバッド、そして、トラの子ども、チャンドゥ。
さあ、“心のコンパス”を信じて! あなたも一緒に船に乗って、
最高の宝物を見つけに行きましょう。
伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/06/27(水) 10:34:28.14 ID:aRgQc4t90
響「……ホントにすぐ乗れるんだなぁ…………」

伊織「ま、いつでも行列があるような、大人気のアトラクションじゃないわね」

伊織「……でもやよいと一緒に来たときは、やよいが一番楽しんでたアトラクションだったわ」

真「ふーん……」

―――

〜じんせいーは、ぼーうけーんだ♪〜

真「チャンドゥ!チャンドゥ埋まってる!」

響「え、あ、ホントだ!埋まってる」

―――

〜しーんじーて、コーンパースを♪〜

響「なんか……良い歌だなぁ」

貴音「そう……ですね……」

貴音「心を揺さぶられるような……素晴らしい歌です」
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