トップページ > ニュー速VIP > 2012年06月20日 > rAvN5Epn0

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忍法帖【Lv=12,xxxPT】
!ninja
忍法帖【Lv=13,xxxPT】
蒲原「えっ…私は欝じゃないぞ…ワハハ…」
池田「う、うおおぉぉぉぁあああぁぁああああ!!!」衣「!?」
憧「ねぇ灼先輩wwあのポーズなんなんですか?ww」
【速報】穏乃の真の実力は咲と同等らしい
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
パッション屋良スレ
風邪ひいた時に傍に居て欲しい咲-saki-キャラ
ペルソナ3を超える厨二召喚スタイルは無い
今期で面白かった(面白い)アニメは結局何なんだよ
SS書いてる奴って何で生きてられるの?

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蒲原「えっ…私は欝じゃないぞ…ワハハ…」
24 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 00:34:01.42 ID:rAvN5Epn0
意味が分からない
池田「う、うおおぉぉぉぁあああぁぁああああ!!!」衣「!?」
21 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 00:35:36.26 ID:rAvN5Epn0
お前が言うなし!
憧「ねぇ灼先輩wwあのポーズなんなんですか?ww」
15 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 00:48:14.27 ID:rAvN5Epn0
灼「・・・やだ」ボソッ

穏乃「・・・まだ何も言ってないんすけど」

憧「なにこいつ調子乗ってんの」

灼「・・・調子に乗ってるのはお前ら」ボソッ

玄「ボソボソしゃべんないでくれる? よく聞こえないんだけど」

憧「だよねーww」

灼「私、帰る」

穏乃「掃除サボるんですかぁあああああああああ!!?」
憧「ねぇ灼先輩wwあのポーズなんなんですか?ww」
16 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 00:52:17.24 ID:rAvN5Epn0
赤土「なんだー? うっさいぞシズ」

灼「あ、はるちゃん・・・」

穏乃「赤土さん、灼先輩が掃除サボろうとしてます!」

赤土「ほんとか? 灼」

灼「・・・」

赤土「・・・黙ってちゃわからないぞ?」

灼「だ・・・だってこいつらが・・・うっ・・・」ポロポロ

赤土「ど、どうしたんだ灼!?」

灼「ううっ・・・うえぇぇええええええええん!!」ボロボロ
【速報】穏乃の真の実力は咲と同等らしい
53 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 05:06:22.65 ID:rAvN5Epn0
これで嘘だったら許さない
今まで猿猿バカにしてきた連中を見返してやれ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
4 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:02:25.16 ID:rAvN5Epn0
空白は甘え
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
5 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:04:43.26 ID:rAvN5Epn0
蒲原「え、あんたたしか・・・」

久「県予選の中堅で戦ったわよね。清澄の竹井久よ」

蒲原「ああ・・・ワハハ、その節はどうも」

久「いいえ、こちらこそ。覚えててくれた?」

蒲原「ワハハ、もちろん。あんたに頭が弱いって馬鹿にされたのは今でも根に持ってるよ」

久「あーそういえばそんなことも言ったかしら。まぁ軽いジョークよ」

蒲原「ワハハー、うそつけー」
パッション屋良スレ
10 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:06:06.75 ID:rAvN5Epn0
あいつのせいで呼吸困難に陥ったことは今でも忘れない
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
6 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:11:21.57 ID:rAvN5Epn0
久「ところでせっかく再開する機会に恵まれたわけだし、お茶でもどう?」

蒲原「え・・・いいの?」

久「? いいのってなによ?」

蒲原「ワハハ・・・いやさ、私なんかと・・・」

久「・・・? 何か嫌なことでもあったの?」

蒲原「い、いや別に・・・ワハハ・・・」

久「・・・」

久「まぁいいわ。話は追々聞くとして、どこか希望はある?」

蒲原「どこでもいいよ」

久「じゃあ私の行きつけの喫茶店にしましょ。ついてきて」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
8 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:16:47.72 ID:rAvN5Epn0
久「あれからどう? 鶴賀は」

蒲原「わ、ワハハ・・・相変わらずだよ」

蒲原「といっても私とゆみちん・・・って言ってわかるかな?」

久「えーっと・・・ああ、鶴賀の部長の?」

蒲原「いや部長は私なんだけど・・・」

久「え、うそ!?」

蒲原「ワハハ、ほんとだよ。いっつも勘違いされるけどねー」

久「そりゃあねえ・・・だって似合わないもの」

蒲原「あんた容赦ないね・・・まぁそういうとこ嫌いじゃないけどさー」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
11 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:24:45.18 ID:rAvN5Epn0
蒲原「そんで私とそのゆみちんはさー、今年三年だからもう引退しちゃって」

久「まぁ県予選も終わったしね」

蒲原「そうなんだよー。で、部長を二年に引き継がせたわけだけど・・・」

蒲原「・・・」

久「・・・どうしたの?」

蒲原「あ・・・わ、ワハハー、いやなんでもないよー」

蒲原「それで元々部員も団体戦に参加できるギリギリの人数だったから、まーた部員が足んなくなっちゃってさー」

久「まぁ清澄も似たようなものね」

蒲原「そっか。あんた三年だもんね」

久「ええ、だからインハイが終わったら私ともう一人は引退。部員は一気に三人になっちゃうわ」

蒲原「ワハハ、大変だねー」

久「ふふ、お互い様じゃない」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
14 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:28:15.63 ID:rAvN5Epn0
>>12-13
あ、そうか。やべえ完全に忘れてた
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
19 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:30:01.36 ID:rAvN5Epn0
蒲原「あ、もしかしてあそこ?」

久「ええ、おしゃれなとこでしょ?」

蒲原「わ、ワハハ・・・なんか私には似合わないなー」

久「・・・あなた、見かけによらず案外ネガティブなのね」

蒲原「え・・・?」

久「いい? そういうこと頭で考えちゃうから、そう見えちゃうのよ」カランカラン

蒲原「・・・」

ラッシャセー

久「何事もポジティブに考えなきゃ人生損よ?」

蒲原「・・・」

久「・・・」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
20 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:31:22.75 ID:rAvN5Epn0
おしゃれな店でラッシャセーはないな。ごめん
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
21 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:37:07.43 ID:rAvN5Epn0
「お好きな席へどうぞ」

久「・・・ええ、ありがとう」

久「なに暗い顔してるのよ。ほら、笑顔笑顔」

蒲原「・・・え、がお・・・?」

久「そうよ。あなたの一番の取り柄じゃないの?」

蒲原「取り柄だなんて・・・そんな大それたもんじゃ・・・」

久「でも、前に会ったときのあなたはもっと楽しそうに笑ってたわよ?」

蒲原「・・・」

久「・・・なんかあったんでしょ? よければ話を聞かせて?」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
23 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:42:21.64 ID:rAvN5Epn0
蒲原「わ、ワハハ・・・あんたいい奴だなー」

久「あらそんなことないわよ」

蒲原「いやいい奴だよ・・・」

久「・・・」

蒲原「じゃあ、ちょっと話聞いてくれる・・・?」

久「焦らなくていいわよ。まずは注文を決めちゃいましょう。あのすみませーん」

「はい、ご注文お決まりでしょうか?」

蒲原「えっと、じゃあ私は・・・このレモンティーで」

久「私はアイスコーヒーで」

「ご注文ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
24 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:46:06.87 ID:rAvN5Epn0
「お待たせしました」コトッ

久「ありがとう」

蒲原「ワハハ、どうも」

久「・・・」カランコロン

蒲原「・・・」チュー

久「それじゃ、話してくれる・・・?」

蒲原「ぷはっ・・・うん・・・」

蒲原「えっとどっから話そうかな・・・」

――――――――――――

――――――――

---------
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
28 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:51:54.14 ID:rAvN5Epn0
蒲原『そう、あれは次期部長をむっきーに譲って間もない頃・・・』

ガチャリ

蒲原「ワハハー、今日もあっついなー」

睦月「あ、先輩・・・」

蒲原「よーっす、ってあれ・・・むっきーだけか?」

睦月「・・・ええ」

蒲原「ん? どうしたんだー、そんな暗い顔してー」

睦月「・・・」

蒲原「ワハハー、ほれほれー」グリグリ

睦月「・・・や、やめてください・・・っ」

蒲原「・・・あ、ごめん」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
29 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 13:55:59.96 ID:rAvN5Epn0
睦月「・・・っ」

蒲原「・・・わ、ワハハー・・・」

蒲原(むっきー機嫌悪いのかな・・・って)

蒲原「あ、もしかしてあの日かー? ワハハ、それじゃ機嫌が悪いのもしょうがn」

睦月「ちょっと黙ってください・・・っ!!」

蒲原「・・・!?」ビクッ

睦月「・・・先輩は気楽でいいですよね・・・」

蒲原「え・・・」

蒲原「む、むっきー・・・何があったのさ」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
30 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:00:33.16 ID:rAvN5Epn0
睦月「先輩、もしかして聞いてないんですか・・・?」

蒲原「え・・・何を?」

睦月「佳織さん、もう麻雀部辞めたんですよ」

蒲原「え・・・な、なんで・・・」

睦月「蒲原先輩が引退して、もう部にいる理由がなくなったから、だそうです」

蒲原「え・・・い、意味わかんないよ・・・え・・・?」

睦月「元々あの人は先輩に無理やり部に加入させられたようなものでしたからね・・・」

蒲原「む、無理やりだなんて・・・一応かおりんの許可はとったよ・・・っ!?」

睦月「・・・先輩もわからない人ですね。年上の幼馴染からの頼みを、そう簡単に断ることができると思いますか・・・?」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
31 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:05:48.62 ID:rAvN5Epn0
蒲原「・・・そ、そんな・・・」

睦月「まぁ佳織さんも内心辛かったと思いますよ。やりたくもない活動に半強制的に参加させられて」

蒲原「・・・か、佳織はそんな子じゃ・・・」

睦月「退部の旨をあなたに知らせなかったことが何よりの証拠です」

睦月「まぁ先輩はもうすでに麻雀部の部員ではないのですから、その義理もないのでしょうが」

蒲原「・・・か、佳織・・・」

睦月「それとですね・・・」

ガチャ

加治木「お、睦月に・・・蒲原じゃないか! 久しぶりだな!」

蒲原「あ・・・ゆみちん」

睦月「・・・」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
34 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:14:19.38 ID:rAvN5Epn0
加治木「二人ともどうしたんだ? そんな浮かない顔して」

蒲原「ゆ、ゆみちんはさ・・・知ってたの? 佳織が部を辞めたこと・・・」

加治木「えっと・・・まぁ、そりゃあな・・・」

蒲原「・・・」

加治木「まぁでも仕方ないじゃないか! 妹尾にだって色々と都合はあるんだ」

加治木「むしろ彼女のおかげで県予選に参加できたことだけでも幸運だったと思うべきだ! うん!」

睦月「・・・よくもそんなことを抜け抜けと・・・」

加治木「・・・? 睦月?」

睦月「あなた、仮にも先日までこの部をまとめてきた責任者でしょう!? なのによくもそんな軽々しいこと言えますねッ!?」

蒲原「む、睦月・・・?」

加治木「い、いや・・・私も残念だとは思っているさ。だが仕方のないことじゃないか・・・? なぁ蒲原?」

蒲原「えっと・・・その・・・」

睦月「それが無責任だって言ってるんですよ!! やることだけやって満足したら、あとは部のことは私に全部押し付けてポイですか!?」

睦月「いい加減にしろってんですよ・・・ッ!!」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
40 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:24:17.94 ID:rAvN5Epn0
加治木「・・・」

蒲原「む、むっきー・・・」

蒲原(このことが、むっきーを悩ませてたのか・・・)

蒲原(そして、その原因は私たち・・・?)

「・・・そこまでにしてくれないっすかね? むっちゃん先輩・・・」

睦月「その声は・・・東横さんですか」

桃子「はいっす。話はさっきから聞かせてもらってたっすよ」

桃子「・・・よくも加治木先輩にあられもない暴言を吐きたててくれたっすね」

睦月「だって本当のことでしょうが・・・」

桃子「むっちゃん先輩・・・あなたのやってることは子供の駄々と一緒っすよ」

睦月「・・・ッ!!」ダンッ

睦月「それをあんたに言われたくない・・・っ!!」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
42 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:29:44.56 ID:rAvN5Epn0
桃子「なんすか。責任転嫁っすか。部長はあなたでしょ」

睦月「何でもかんでも部長に頼ってればいいと思ってるの・・・?」フルフル

睦月「甘えんなッ!! そもそもあんた、先輩方が引退した後は部の活動にまったく参加してないじゃない!!」

睦月「たまに部室に来たと思ったら、そこの無責任女とイチャイチャしてるばっかで!!」

桃子「・・・」

桃子「むっちゃん先輩・・・加治木先輩のこと、これ以上侮辱したらモモが許さないっすよ」

睦月「なに? やろうっての?」

蒲原「お、おい・・・二人とも・・・」

加治木「・・・」

蒲原(な、なんでゆみちんも見てるだけなんだよ・・・!?)
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
44 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:38:13.08 ID:rAvN5Epn0
桃子「・・・ほんと血の気が多い人っすね。呆れてものも言えないっす」

睦月「こっちはあんたらのせいで毎日毎日ストレス溜めこんでんだよ・・・ッ!!」

桃子「自分の器量のなさを、他人のせいにしないで欲しいっすね」

睦月「うるさい黙れ・・・それもこれも全部・・・」

睦月「お前と・・・ッ、その、クソ女のせいだって言ってんでしょ・・・ッ!!?」

桃子「・・・ッ!!」

ボカッ

睦月「ぐっ・・・ッ!!」

桃子「はぁ・・・はぁ・・・てめえ、先輩を侮辱すんなっす!!」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
45 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:39:02.79 ID:rAvN5Epn0
>>43
むしろむっきーに同情してほしくて書いてたんですがね・・・
まぁむっきーにも色々非はあるけど
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
48 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:43:07.29 ID:rAvN5Epn0
蒲原「お、おいやめろっ!!」ガシッ

桃子「は、離せっす!!」ジタバタ

睦月「・・・はぁ・・・はぁ・・・お前、」

睦月「前々から気に食わなかったんだよ・・・ッ!!」

バスッ

桃子「うっ・・・ッ!!」

加治木「も、モモ・・・っ!!」

蒲原「も、モモ・・・ッ!!」

桃子「・・・ッ!!」バシンッ

蒲原「痛っ・・・!」

桃子「あんたもあの女の味方なんすか、蒲原先輩!!?」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
49 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:48:44.14 ID:rAvN5Epn0
蒲原「い、いや違う・・・私はただ・・・」

蒲原(・・・二人にこんなことして欲しくないだけなんだ・・・ッ)

蒲原(なんて・・・言えるのか? 言う資格があるのか? 私に・・・私なんかに・・・)

桃子「もう我慢ならないっす。こんなクソみたいな部活、辞めてやるっすッ!!」

睦月「勝手にしろ!! 二度と部室に足を踏み入れるな!!」

睦月「あんたらもですよ・・・先輩たち・・・ッ」

加治木「・・・」

蒲原「そ、そんな・・・」

桃子「・・・先輩、行きましょうっす」

加治木「・・・ああ」

バタンッ!!

蒲原「・・・」

睦月「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
51 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 14:49:14.22 ID:rAvN5Epn0
ちょっと休憩。3時10分から再開
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
55 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:08:53.53 ID:rAvN5Epn0
蒲原「む、むっきー・・・あの・・・」

睦月「・・・」

蒲原「ご、ごめんな・・・私が不甲斐ないばかりに・・・っ」

睦月「・・・」

蒲原「私が・・・っ、部長として、み・・・みんなを統率してやれなかった・・・っ」ポロポロ

睦月「・・・」

蒲原「そのことが原因で・・・っ・・・むっきーにすごく迷惑かけて・・・っ」ポロポロ

蒲原「ほんとに・・・ごめん・・・っ、ご、ごめんなさい・・・ううっ・・・」ポロポロ

睦月「・・・ってください」

蒲原「・・・え?」

睦月「出てってください。もう二度とその顔見たくありません」

蒲原「・・・ぁ」ポロポロ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
56 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:11:58.80 ID:rAvN5Epn0
蒲原『それからというものの、私には部室に居場所がなくなった』

蒲原『みんなは実際の距離も、心も離れ離れになってしまった』

蒲原『それもこれも、すべて私のせい』

蒲原『私が・・・』

蒲原『・・・』

蒲原『』
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
57 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:22:37.93 ID:rAvN5Epn0
---------

――――――――

―――――――――――――

久「・・・」

蒲原「とまぁ、そういうわけなんだ。笑えちゃうだろー」ワハハ

久「・・・あなた、泣いてるわよ」

蒲原「え・・・う、嘘だよ・・・な、泣いてなんか・・・」

久「・・・心がね、泣いてるのよ」

蒲原「・・・っ」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
58 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:23:08.34 ID:rAvN5Epn0
久「・・・つらかったわね」ダキッ

蒲原「・・・ワハハ・・・私は自業自得だよ・・・」

蒲原「むっきーたちの方が・・・よっぽど辛い思いをしているはずなんだ・・・」

蒲原「・・・」

久「・・・もう、自分を責めるのはやめなさい」ギュ

久「あなただって十分辛い思いをしてきたわ・・・もう我慢しなくていいの」

蒲原「・・・ぁ」

蒲原「・・・うぐっ・・・えっぐ・・・うわぁああああああああああん!!!」ポロポロ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
60 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:27:31.01 ID:rAvN5Epn0
「あ、あのお客様・・・」アセアセ

久「あ、ごめんなさい。もう出るわ」

「あ、恐れ入ります・・・」ペコペコ

久「蒲原さん、とりあえずここを出ましょう。立てる?」

蒲原「・・・ひっく・・・っ」コクッ

久「いい子ね・・・はい、お代ここに置いとくわね」

「あ、ありがとうございます」

カランコロン
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
61 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:30:56.61 ID:rAvN5Epn0
カァーカァー

久「もう、日も沈むわね・・・」

蒲原「・・・」グスン

久「もう泣かないの」ヨシヨシ

蒲原「や・・・やめてっ・・・」

久「・・・」

蒲原「や、優しくされちゃうと・・・余計涙が出ちゃう・・・っ」グスン

久「・・・ごめんなさい」

蒲原「・・・っく・・・うぅ・・・」

久「とりあえず、あのベンチに座りましょう」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
62 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:34:34.78 ID:rAvN5Epn0
久「―――落ち着いた?」

蒲原「うん・・・ありがとう」

久「私は何もしてないわよ」

蒲原「・・・っ・・・ふふ・・・」

久「? 何がおかしいの?」

蒲原「それ・・・口癖なのか? 『なにもしてない』っての」

久「そうみたいね。けど本当に何もしてないんだもの」

蒲原「ふふ・・・なんだそれ・・・」

久「・・・やっと笑ってくれたわね」

蒲原「・・・え?」

久「今日初めての、あなたのほんとの笑顔。とってもかわいいわよ」ニコッ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
63 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:37:37.11 ID:rAvN5Epn0
肩いてえ・・・
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
66 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:39:31.78 ID:rAvN5Epn0
蒲原「あんたのおかげだよ、えっと・・・竹井さん」

久「久でいいわよ」

蒲原「・・・うん、久」

蒲原「・・・こんなこと話せるの、誰もいなかったから・・・」

蒲原「なんか胸の奥が・・・ちょっとすっきりした気がする・・・」

蒲原「ありがとう」

久「・・・」

蒲原「・・・それじゃわたしもう帰るよ」

久「・・・待って、智美」

蒲原「・・・と、智美?」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
68 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:43:52.95 ID:rAvN5Epn0
>>67
すまん、素で間違えたww
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
69 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:45:26.29 ID:rAvN5Epn0
久「いいでしょ? 別に」

蒲原「え・・・うん、そりゃいいけど・・・」

蒲原「まだ私に何か・・・」

久「あなた・・・これからどうするつもりなの?」

蒲原「・・・」

久「鶴賀の麻雀部のことは、諦めるつもり・・・?」

蒲原「だって・・・どうしようもないよ・・・」

久「・・・私は二度同じことは言わないわ」

蒲原「え・・・?」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
71 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:49:31.94 ID:rAvN5Epn0
久「あなたが諦めちゃうのなら、それで終わり。麻雀部も終わり」

蒲原「・・・」

蒲原(あ・・・)

久『いい? そういうこと頭で考えちゃうから、そう見えちゃうのよ』

蒲原(そうだ・・・)

久『何事もポジティブに考えなきゃ人生損よ?』

蒲原(私は何をしてたんだ・・・私は、私は・・・)

久「ふふ・・・ようやく気付いたみたいね」

久「さて、聞きましょうか・・・智美、あなたの望みは?」

蒲原「わ、私は・・・」

蒲原「・・・」グッ

蒲原「私は、また鶴賀のみんなで麻雀がしたい・・・っ!!」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
73 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 15:57:33.02 ID:rAvN5Epn0
久「・・・ふふ、よく言えたわね」

蒲原「・・・」

蒲原(そうだ、なにを諦めてんだよ私・・・ッ)

蒲原(私にとっての麻雀部ってなんだ? こんな簡単に諦めてしまえるほどのもんだったのか?)

蒲原(違うだろう・・・ッ、鶴賀の麻雀部は私の居場所だ・・・! そしてその部員は、私の大切な仲間だ・・・!!)

蒲原(壊れかけてしまった麻雀部の絆・・・それに僅かでも責任を感じているのなら)

蒲原「私は・・・鶴賀麻雀部部長として、みんなのバラバラになった心を繋ぎあわせなくちゃいけない・・・っ」

久「いい顔見せるようになったじゃない」ニコリ

蒲原「・・・ありがと、久。久には助けてもらってばっかりだ」

久「別に私は何もしてないわよ」パチッ

蒲原「・・・」ニコッ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
75 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:00:53.50 ID:rAvN5Epn0
久「それで、どうするの?」

蒲原「・・・明日、みんなを部室に集めるよ」

久「私も協力するわ」

蒲原「え、いいの・・・?」

久「乗りかかった船よ」

蒲原「ありがと」

久「・・・それから?」

蒲原「うん・・・それから、集めたみんなで麻雀を打つ・・・ッ!」

久「・・・いいじゃない」

蒲原「ワハハ・・・私に思いつく手段と言ったら、やっぱりこれしかないみたいだ」

久「そういうの、嫌いじゃないわ」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
77 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:06:29.71 ID:rAvN5Epn0
蒲原「じゃあ、明日の放課後にここでね」

久「ええ。遅れちゃダメよ?」

蒲原「・・・うん」

久「・・・智美!」

蒲原「・・・?」

久「あなたなら、きっとできるわ」

蒲原(・・・ありがとう)

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翌日放課後・鶴賀学園前

久「―――まずは、あなたの幼馴染の妹尾佳織さんからね」

蒲原「・・・うん」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
78 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:08:52.36 ID:rAvN5Epn0
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蒲原「あっ・・・佳織だ」

久「あの子ね・・・」

蒲原「・・・」

久「私はいかない方がいいわね。二対一ってなんかフェアじゃないし」

蒲原「・・・うん」

蒲原(それに、佳織は私の幼馴染だから・・・っ)

蒲原「佳織・・・!」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
79 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:12:15.84 ID:rAvN5Epn0
佳織「え・・・あ、智美・・・ちゃん・・・」

蒲原「ひ、久しぶり・・・だね」

佳織「・・・」

佳織「な・・・何か用・・・?」

蒲原(明らかに怯えた態度・・・これも私が・・・)

蒲原(いや・・・今はそんなことどうだっていい!!)

蒲原「佳織・・・ほんとのこと、話してほしい」

蒲原「麻雀部には・・・やっぱり嫌々参加してたのか・・・?」

佳織「・・・」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
80 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:12:48.30 ID:rAvN5Epn0
休憩さしちくりー 10分!
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
85 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:24:32.72 ID:rAvN5Epn0
帰還。めっちゃだるいっすわ
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
86 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:30:16.74 ID:rAvN5Epn0
佳織「・・・もう聞いたんだ。退部のこと・・・」

蒲原「・・・うん」

佳織「・・・正直、いまだに麻雀のおもしろさってわかんない」

蒲原「・・・そう・・・か」

佳織「でもね? 決して嫌々やってたわけじゃないよ」

蒲原「・・・!? ほ、ほんとに・・・?」

佳織「麻雀部の人たちはみんな良い人だったし、なにより智美ちゃんは私を楽しませようと精一杯頑張ってくれてた」

蒲原「・・・じ、じゃあなんで?」

佳織「理由はさっき言ったよ。麻雀のおもしろさがわかんなかったから」

蒲原「・・・」
蒲原「ワハハ……部室に居場所がない」久「あの、あの子はたしか」
87 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 []:2012/06/20(水) 16:33:55.81 ID:rAvN5Epn0
佳織「ごめんね・・・でもしょうがないことでしょ?」

蒲原「そうだな・・・嫌いなものを無理やり好きになることなんてできない」

佳織「うん・・・だから、こんな中途半端な気持ちでいるんなら辞めた方がいいと思ったの」

佳織「でも智美ちゃんに言わなかったことだけは謝るわ・・・これは単なる私の逃げでしかなかったから」

蒲原「いいんだ・・・佳織は悪くない」

佳織「・・・ほんとに、いいの?」

蒲原「え・・・」

佳織「何か、私にお願いがあってきたんでしょ? それ言わなくていいの?」
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