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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
誤字脱字は幻覚と言う設定
保守ありがとう
>>546は幻
>>838幻覚
尺が足りない可能性がある…ちょっとだけレスは控えてほしいなって
>>1000まで行きたいと思ってる
終わってない、レス控えてください
>>990くらいに終わるかな
ほむら「ありのままの私」
ほむら「ありのままの私」

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ほむら「ありのままの私」
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:05:10.62 ID:VNwWZbyiO
マミ「きっと…今までの疲れが出てきているのよ」

マミ「詳しくは聞けなかったけど…あなたも昔からずっと一人で戦って来たのよね?」

マミ「私にもわかるわ…ひとりは辛いもの」

ほむら「……」

マミ「でも、今は私たちが…みんないるわ」

ほむら「マミ…」

マミ「ふふっ、だから安心して?」

マミ「あなたは私たちの癌なんだから」ニコッ

ほむら「ありのままの私」
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:10:25.72 ID:VNwWZbyiO
ほむら「……!?」

マミ「美樹さん、佐倉さん、それに鹿目さんも」

マミ「そして、暁美さん」

ほむら「……」ガクガク

マミ「あなたは大切な後輩で」

マミ「そして大切なお友だ―」

ほむら「いやぁぁぁぁっ!」タタッ

マミ「えっ?」

マミ「あ、暁美さん?」

マミ「ど、どうしたの…?魔女の仕業ではないはずよ?」
ほむら「ありのままの私」
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:15:14.36 ID:VNwWZbyiO
まどか「ほむらちゃん…わたしのせいなのかな…?」

さやか「そんなわけないって、きっと何か別の理由があるって」

まどか「でも…今朝、わたしがほむらちゃんを迎えにいってから様子がおかしくなっちゃったんだよ?」

さやか「たまたまだって」

仁美「暁美さん…」

ガラッ

ほむら「…」タタッ

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「っ…うぅっ……」
ほむら「ありのままの私」
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:20:26.66 ID:VNwWZbyiO
さやか「ど、どうしたのさ?荷物なんかまとめて?」

まどか「そ、早退するの?」

ほむら「くっ…」

まどか「な、ならっ校門まで見送って…」スッ

ほむら「どいてっ!」パシッ

まどか「きゃっ?」

さやか「まどか!ちょっ…ほむら!?」

ほむら「っ…うぅっ…!」タタッ

さやか「ちょっと!ほむらっ?」
まどか「ほむら…ちゃん…?」

さやか「まどかっ?大丈夫?」
ほむら「ありのままの私」
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:25:42.43 ID:VNwWZbyiO
―――

ほむら「はっ…はっ…」タタッ

ほむら「はぁっ…はぁっ…」

ほむら「なん…で…?」

ほむら(本当にどうしたの?)

ほむら(私…いくらなんでもおかしすぎるわ…)

ほむら(なんで…どうして…?)

ほむら(さやかに…仁美に…マミに…)

ほむら(そして、まどかに…)

ほむら(私…なんてことを…!)

ほむら(こんなの絶対おかしいよ…)
ほむら「ありのままの私」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:30:23.54 ID:VNwWZbyiO
ほむら「うっ…うぅっ…」

ほむら「どうしてっ…」ポロポロ

ほむら「どうしてこんなっ…!」 ツンツン

ほむら「私は何を…」チョンチョン

ほむら「バカみたい…」トントン


ほむら「ごめんなさい…」ユサユサ


ほむら「まどかぁ…」ホムラ!ホムラ!
ほむら「ありのままの私」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:35:11.16 ID:VNwWZbyiO
杏子「ほむら!ほむら!」ユサユサ

ほむら「まどかぁ…」

杏子「おいっ!どうしたのさ?大丈夫か?」

ほむら「うぅ…」

杏子「しっかりしろ!落ち着きなって!」

ほむら「あ…?」

杏子「ほむらっ…!」

ほむら「きょう…こ…?」

杏子「うん、あたしだ!佐倉杏子だ!」

ほむら「きょうこぉ…」

杏子「安心しなよ、あんたはあたしが守ってやるからさ」
ほむら「ありのままの私」
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:40:28.66 ID:VNwWZbyiO
ほむら「私っ…私ぃ…っ…」

杏子「もう大丈夫…大丈夫だよ、ほむら」

杏子「一緒にいてやるよ」ギュッ

ほむら「うぅっ…」

杏子「まずは落ち着かせないとな…」

杏子「あたしの飲みかけでよければ、だけどさ」

杏子「飲むかい?」

ほむら「うん…」

杏子「ん、わかった。ほら、落ち着いて飲みなよ?」
ほむら「ありのままの私」
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:46:35.07 ID:VNwWZbyiO
ほむら「ありがとう…」

杏子「ふふっ」ニッ

ほむら「ふぅ…」

杏子「どう?少しは落ち着けたか?」

ほむら「…ええ、感謝するわ」

杏子「へへっ!」

杏子「さて話を聞く前に…っと、ここじゃちょっと場所が悪いね」

杏子「場所変えるか、ここじゃ邪魔が入るかもしれないからさ」

杏子「ほむらみたいな邪魔者がさ」
ほむら「ありのままの私」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:51:21.36 ID:VNwWZbyiO
ほむら「……」

杏子「うーん、マミん家の鍵ならあるし…」

杏子「よし、マミん家行こうぜ」

ほむら「……」

杏子「ん?おい…どうしたんだよ?」

ほむら「…」カッ

杏子「なっ?へ、変身した?何でだよ?」

杏子「魔女は別にいないぞ?」

ほむら「…ない」

杏子「えっ?」

ほむら「使えないわ」

杏子「…はぁ?」
ほむら「ありのままの私」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 00:55:56.07 ID:VNwWZbyiO
ほむら「…」

杏子「使えないって…何がさ?」

ほむら「私よ」

杏子「はぁ?」

ほむら「武器も残ってない」

杏子「そりゃ…ワルプルギスの時に使ったからなぁ…」

ほむら「時間を巻き戻せない」

杏子「え…」

ほむら「時間を止められない」

杏子「…マジかよ?」

ほむら「私が使えない」

杏子「ほむら…?」
ほむら「ありのままの私」
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:00:21.97 ID:VNwWZbyiO
ほむら「魔法も武器も使えないわ私なんて必要ないわよね」

杏子「なっ…そんなわけないだろ!」

ほむら「うそよ!私は足手纏いなんでしょ?」

ほむら「邪魔者なんでしょ?」

杏子「誰もそんなこと言うわけないじゃんかよ!」

ほむら「言ったわ!」

杏子「えっ?誰が?」

ほむら「あなたがよ!」

杏子「…へ?」

ほむら「もういい…私は誰にも頼らない…!」
ほむら「ありのままの私」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:05:06.46 ID:VNwWZbyiO
杏子「ほむら…?」

ほむら「やっぱり私は一人だったのよ」

杏子「何言ってんだよ?あたしら仲間だろ?」

ほむら「でも、私を捨てるんでしょ?」

杏子「そんなわけあるかよ!わけわかんないこと言うなよ!」

ほむら「大丈夫…私は一人で生きていける…」

杏子「お、おい…」

ほむら「……」

杏子「そ、ソウルジェム…穢れてるじゃねぇか…」

ほむら「ありのままの私」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:10:18.90 ID:VNwWZbyiO
ほむら「ソウルジェムが穢れて、私が魔女化すればいいのよね?」

杏子「え…?」

ほむら「もうまどかを救うことはできた…私の願いは叶ったの」

ほむら「ならもう死んでもわ」

杏子「なに言ってんのさ…」

ほむら「ソウルジェムはグリーフシードに変わるのよ」

杏子「なっ…」

ほむら「魔法少女は魔女に生まれ変わるのよ」

杏子「なんだと…?」

ほむら「ありのままの私」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:15:27.79 ID:VNwWZbyiO
杏子「じゃあ…あたしらも…」

ほむら「…っ」タタッ

杏子「あたしも、マミも、さやかも…」

杏子「最後は魔女になるって…ことかよ…?」

杏子「嘘だろ…?」

杏子「………」

杏子「……はっ」

杏子「ほ、ほむらっ?」

杏子「しまった…何処に行った?」

杏子「あのままじゃあいつ…」

杏子「魔女になっちまうぞ…?」
ほむら「ありのままの私」
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:20:06.19 ID:VNwWZbyiO
キュゥべえ「人間はどうしてこんなに脆いのかな」

キュゥべえ「正直、ワルプルギスを倒したのは予想外だったけど」

キュゥべえ「所詮、暁美ほむらも人間であることに変わらなかったんだね」

キュゥべえ「でも、まさかこんなに効果があるのは僕も意外だったよ」

キュゥべえ「ありがとう、暁美ほむら」

キュゥべえ「君のおかげでまどかを契約できそうだ」
ほむら「ありのままの私」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:25:05.29 ID:VNwWZbyiO


ほむら「……」

ほむら(ばか…)

ほむら(私のばかっ…!)

ほむら(最低よ…なんであんなことを…)

ほむら(杏子は何も悪くないのに…なのに、私は…)

ほむら(幸い…まだ穢れきっていないわ)

ほむら(…今日はもう帰って寝よう)

ほむら(少しでも落ち着かないと…)

ほむら「…!」

マミ「暁美さん、こんばんは」ニコッ
ほむら「ありのままの私」
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:30:31.61 ID:VNwWZbyiO
ほむら「…マミ」

マミ「晩ごはん、まだ食べてないわよね?」

杏子「あたしらと一緒に食わない?」

ほむら「っ…杏子…」

杏子「無理なんてするもんじゃないぜ?」

マミ「同じ魔法少女同士、仲良くしましょう?」

杏子「それに、あたしらは」

マミ「お友だち、でしょ?」

ほむら「…!」

杏子「昼のことは気にすんなよ」

マミ「みんな、大丈夫よ
ほむら「ありのままの私」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:35:26.66 ID:VNwWZbyiO
マミ「だから…」

ほむら「やめて」

杏子「…ほむら」

ほむら「もう私に関わるのはやめて」

マミ「でもっ…!」

ほむら「今の私は…いつ魔女になるかもわからないわ」

ほむら「これ以上あなた達に迷惑をかけるわけにはいかない」

杏子「……」

マミ「魔法少女が…魔女になる…」

ほむら「そうよ」

マミ「ソウルジェムが魔女を生むなら…」

ほむら「ありのままの私」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:40:07.79 ID:VNwWZbyiO
杏子「生ませなければいい、だろ?」

マミ「ええ、そうよ」クスッ

ほむら「なっ…?」

マミ「考えてもみれば、簡単なことだと思わない?」

杏子「あたしらは長年魔法少女をやってきたんだ」

マミ「でも、魔女にならずに今日まで生きてきたの」

杏子「なら明日からもそうすればいいんだよ」

ほむら「…!」

マミ「たしかに、一人じゃ難しいかもしれないわ。でもね」

杏子「あたしらには仲間がいるじゃん、最高のさ!」

マミ「ええ!」
ほむら「ありのままの私」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:45:46.60 ID:VNwWZbyiO
マミ「暁美さん、それはあなたも同じことよ」

マミ「たとえ武器がなくても、魔法が使えなくても」

杏子「ほむらはあたしらの大切な仲間だよ」

ほむら「マミ…杏子…」

マミ「だから、ね?」スッ

杏子「明日からも一緒に頑張ろうぜ」

ほむら「……」

ほむら(…嬉しい)

ほむら「う―」

マミ『本当に役立たずな後輩ね』

杏子『ああ、芝居すんのも面倒だよな』
ほむら「ありのままの私」
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:50:40.61 ID:VNwWZbyiO
ほむら「!?」

マミ「暁美さん?」

杏子「どうした?大丈夫か?」

マミ『まさか、テレパシーが?』

杏子『そっか、ほむらにも聞こえてるんだっけ』

ほむら「あ…あぁ…」

マミ「暁美さんっ?大丈夫?」

杏子「大丈夫だ、ほむらはあたしらが絶対に守る!」

杏子「守ってみせるからさ!」

マミ「だから心配しないで?落ち着きましょう?」
ほむら「ありのままの私」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 01:55:17.77 ID:VNwWZbyiO
ほむら「こないで…」ガクガク

マミ「暁美さん…」

杏子「……せめて、部屋まで送らせてくれよ」

ほむら「いや…こわい…」

マミ「…そう、わかったわ」

杏子「マミっ…でも、これじゃ!」

マミ「大丈夫、私に考えがあるから」

杏子「……」

マミ「だから…」

杏子「…ああ、わかった」

ほむら「うぅぅっ…」
ほむら「ありのままの私」
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:00:07.54 ID:VNwWZbyiO
ほむら「うぅ…」フラフラ

マミ「暁美さん、これだけは忘れないで」

マミ「例え誰が何を言おうとも」

マミ「私たちは最後の最後まで、暁美さん」

マミ「あなたの仲間、お友だちよ」

マミ「あなたはひとりぼっちじゃない」

マミ「私たちがいるんだから…!」

ほむら「……」

ガチャッ

マミ「……暁美さん」

ほむら「ありのままの私」
288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:05:03.78 ID:VNwWZbyiO
杏子「ほむら…」

マミ「……暁美さん、相当弱っているわね」

杏子「…うん」

マミ「たぶん、幻覚や幻聴が聞こえているのかもしれないわ」

杏子「ちくしょう…あたしらじゃ力になれないって言うのかよ?」

マミ「……」

杏子「…なあ、やっぱりさやかにも話して、3人でさ!」

マミ「…ダメよ」

杏子「なんでさ?」

マミ「美樹さんには…まだ…」
ほむら「ありのままの私」
292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:10:07.48 ID:VNwWZbyiO
マミ「ソウルジェムの秘密を知るにはまだ早いわ…」

杏子「でもっ!さやか達にも協力してもらわなきゃ…!」

マミ「…いえ、極力…暁美さんと関わらない方が良さそうよ」

杏子「な…?なんでだよっ?ほっとけってのか!?」

杏子「あたしは、ほむらを見殺しになんてできないぞ!」

杏子「マミが止めても、あたしはっ…!」

杏子「あたしが!ほむらを守る!」
ほむら「ありのままの私」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:16:07.43 ID:VNwWZbyiO
マミ「もちろん、私もそのつもりよ」

杏子「ならっ!」

マミ「……今のでわかったのよ」

杏子「えっ?わかった?なにがさ…?」

マミ「…たぶん、暁美さんは私たち魔法少女仲間を見ると」

マミ「…幻覚や幻聴が起こっていると思うの」

杏子「…!」

マミ「心当たりがあるでしょ?」

杏子「あ、ああ…昼もさっきも…突然怯えだしてさ…」

マミ「原因はわからないけど、恐らくは…暁美さん…」
ほむら「ありのままの私」
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:17:50.27 ID:VNwWZbyiO
これ最初から即興だからいつ終わるかわからん

寝たい人は無理せず寝た方がいい

少なくともあと4時間はかかる
ほむら「ありのままの私」
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:21:17.21 ID:VNwWZbyiO
マミ「だから、美樹さんでまあ私たちと同じ結果だと思うの」

マミ「それに…美樹さんにソウルジェムの秘密を話すべきかどうかも…ね」

杏子「……」

マミ「私だって、唐突にソウルジェムのことを知ったら…きっと…」

マミ「でも、今の私は絶対に諦めるわけにはいかないもの」

マミ「大切な後輩を…お友だちを、暁美を救わなきゃ」

マミ「だから私は絶望なんてしないわ」
ほむら「ありのままの私」
307 :誤字脱字は幻覚と言う設定[]:2012/05/18(金) 02:26:05.64 ID:VNwWZbyiO
杏子「…ああ、そうだね」

杏子「うん、マミの気持ちはよくわかったよ」

杏子「あたしも絶望なんてしてられるかってんだ!」

杏子「マミ、あたしらでほむらを救うんだ」

マミ「ええ!」

杏子「絶対にな!」

マミ「うんっ!」

杏子「へへ…ならまずはグ―」

マミ「!!」

杏子「…タイミングいいじゃんかよ」

マミ「私が行くわ、佐倉さんはここで暁美さんを見守ってて?」

杏子「わかった」

ほむら「ありのままの私」
311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:30:38.92 ID:VNwWZbyiO
ほむホーム

ほむら「うぅぅっ…」ポロポロ

ほむら「もう誰も信じられない…」

ほむら「誰も私のことなんて…」

ほむら「ソウルジェム…どんどん穢れて…」

ほむら「私…このままじゃ、本当に…」

ほむら「…でもグリーフシードはもう……」

ほむら「マミも杏子もさやかも頼れない…」

ほむら「でも私には…魔法も武器も……」

ほむら「私……」
ほむら「ありのままの私」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:35:16.31 ID:VNwWZbyiO
ほむら「どう足掻いても…魔女になる……」

ほむら「みんなに迷惑かけなくない…」

ほむら「まどかを悲しませたくない…」

ほむら「だから…魔女にる前に…」

ほむら「ソウルジェムを…砕く…!」

ほむら「…」カッ

ほむら「なにか…ソウルジェムを砕けるものくらい…」ガサゴソ

ほむら「!」

ほむら「これは…」
ほむら「ありのままの私」
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:40:57.74 ID:VNwWZbyiO
ほむら「初めてまどかと一緒に撮った写真…」

ほむら「…私、すごくに嬉しそうに写ってる……」

ほむら「……ううん、すっごく嬉しかった…」

ほむら「まどか…」

ほむら「まどかぁ…」

ほむら「いやだ…魔女かんかになりたくない…」

ほむら「死にたくないっ…!」

ほむら「まどか…またあなたと一緒に…」

ほむら「まどか…まどかぁ…っ…」
ほむら「ありのままの私」
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:46:08.81 ID:VNwWZbyiO
ほむら「これは…みんなで撮った写真…」

ほむら「この時間軸…みんなの仲が良かったのに…」

ほむら「あの魔法少女に…まどかが…」

ほむら「……でも、今の時間軸にあの魔法少女の存在はなかった…」

ほむら「そしてワルブルギスを倒せたのよ…?」

ほむら「なのに…どうして私は…」

ほむら「こんなことにっ…」

ほむら「だけど…やっぱり…死にたくないっ…」

ほむら「生きたいっ…!」
ほむら「ありのままの私」
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:51:13.54 ID:VNwWZbyiO
杏子「ほむら…大丈夫かな…?」

杏子「ちくしょう…あたしはただ、見ることしかできないのかよっ…!」

杏子「仲間一人救えないでどうすんだよ、佐倉杏子っ…!」

マミ「はぁ…はぁ…さ、佐倉さん…」

杏子「マミ!」

マミ「ふふっ…これで…」

杏子「ああ!これなら大丈夫だ!」

マミ「暁美さんをお願い…」

杏子「わかった!マミは休んでなよ」

マミ「ええ…」
ほむら「ありのままの私」
328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 02:56:12.71 ID:VNwWZbyiO
―――

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「まどか…?」

まどか「さがしたよやっとあえたね」

ほむら「まどか、私も会いたかった…!」

まどか「ほむらちゃんなんであのときたすけてくれなかったの」

ほむら「えっ?」

まどか「どうしてまもってくれなかったの」

ほむら「ち、違う!私はあなたを助けたかった…」

ほむら「でも…」

まどか「まもってくれなかったよね」
ほむら「ありのままの私」
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:00:10.25 ID:VNwWZbyiO
ほむら「ま…どか…」

まどか「わたしいつもくるしんでるんだよ」

まどか「ほむらちゃんがくりかえすたびに」

まどか「なんどもなんども」

ほむら「ぁ…」

まどか「わたしはこんなにくるしんでるのに」

まどか「ほむらちゃんはいきたいんだね」

ほむら「だ、だって…」

まどか「あきらめてわたしといっしょにいこうよ」

まどか「もうあきらめようよ」
ほむら「ありのままの私」
335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:05:41.35 ID:VNwWZbyiO
まどか「もういいんだよほむらちゃん」

ほむら「まどか…」

まどか「もうしのうよ」

ほむら「やめて…」

まどか「わたしがてつだってあげるから」

ほむら「く…くるしっ…」

まどか「てぃひひ」

ほむら「ま…どか…」

まどか「てぃひひっ」

ほむら「っ…や…め……」
ほむら「ありのままの私」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:10:24.74 ID:VNwWZbyiO
―――

ほむら「まどか…」

まどか「ほむらちゃんっ!死なないでっ!」ギュッ

まどか「何でもするからっ…だからお願いっ!」

まどか「ほむらちゃん…!」

ほむら「ぅ…」パチッ

まどか「あっ…!」

まどか「ほむらちゃん…ほむらちゃんっ!」

まどか「よかった…ほむらちゃんが目を覚ました…!」

ほむら「ま…どか…?」
ほむら「ありのままの私」
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:15:36.90 ID:VNwWZbyiO
まどか「ほむらちゃん…ずっと唸れてたんだよ?」

ほむら「……」

まどか「昨日は…放課後からずっとほむらちゃんを探してたの…」

まどか「わたし…心配で…」

まどか「でも、見つけられなくって…」

ほむら「…」

まどか「そしたら、今朝マミさんが教えてくれてね?」

まどか「だからわたし、急いでここにきて…ずっと側にいたの」
ほむら「ありのままの私」
345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:20:07.22 ID:VNwWZbyiO
ほむら「…」

まどか「ほむらちゃん…一晩中『まどか』って魘されてて…」

まどか「顔色が凄く悪いし…あせびっしょりで…」

まどか「わたし、ほむらちゃんが死んじゃうじゃないかって…」

まどか「怖くて…」

ほむら「…」

まどか「でも、無事でよかった…」

まどか「ほんとに…ほんとによかったよぉ…!」

まどか「てぃひひ!」ニコッ

ほむら「…!」ゾクッ
ほむら「ありのままの私」
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:25:19.04 ID:VNwWZbyiO
ほむら「…って…」

まどか「あっ?なにかな?」

まどか「何でも聞くから、何でも言って?」

まどか「わたし、頑張るよっ!」ニコッ

ほむら「帰って…」

まどか「…え?」

ほむら「帰って!」

まどか「ほむら…ちゃん…?」

ほむら「お願いだから帰って!」

ほむら「私に構わないで!」

まどか「うっ…」

ほむら「もう家に来ないで!」
ほむら「ありのままの私」
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:30:26.90 ID:VNwWZbyiO
まどか「ほむら…ちゃ…」ウルウル

まどか「お願い…帰ってよ…」

まどか「ぐすっ…ごめ…なさ…」

まどか「ごめんなさい…」

ほむら「帰って…!」

まどか「うぅっ…」

まどか「…か、帰る…ね」

ほむら「早くっ…!」

まどか「……ま、また来るね!」

ほむら「もう来ないでっ!」

まどか「っ…」

まどか「うっ…ぐすっ…うぅっ…」ポロポロ

まどか「ま、またね…!」ニコッ
ほむら「ありのままの私」
355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:35:20.82 ID:VNwWZbyiO
ほむら「………」

ほむら「うぅっ…うぅぅっ…!」

ほむら「どうして…なんでぇ…」

ほむら「なんでこうなるのよ…っ…」

ほむら「ばか…ばかっ…」

ほむら「ばかばかばかばかぁっ…!」

ほむら「まどかぁ…」

ほむら「ぐすっ…私…最低よ……」

ほむら「もういやぁ…」

ほむら「ありのままの私」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:40:08.16 ID:VNwWZbyiO
―――

ほむら「あれ…またねむってたの…?」

ほむら「…何時間泣いたのかしら」ゴシゴシ

ほむら「まどかが来てくれたのは…早朝だったわよね?」

ほむら「今はもう…お昼、ね」

ほむら「泣きすぎてもう涙もでないわ…」

ほむら「…ソウルジェム……」

ほむら「ソウルジェムは?」

ほむら「もしかしたら…もう魔女化寸前に…」

ほむら「!?」
ほむら「ありのままの私」
362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:45:10.84 ID:VNwWZbyiO
ほむら「そんな…綺麗…?」

ほむら「なんで?私はもうグリーフシードは持っていないのに…?」

ほむら「なら…誰かがグリーフシードを?」

ほむら「…!」

ほむら「お弁当…?まさか…まどかが?」

ほむら「手紙…」

ほむら「ほむらちゃん、いつもありがとう。わたし、ほむらちゃんが―」

ほむら「まどかぁ…」ポロポロ
ほむら「ありのままの私」
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:50:22.25 ID:VNwWZbyiO
ピンポーン

ほむら「!」

ほむら「……まどか?」

ほむら「そうよ…まどかに謝らなきゃ…」

ほむら「あんなに酷いことを…わたし…」

ほむら「…よし」

ガチャッ

ほむら「まど…」

さやか「…」

ほむら「さやか…?」

さやか「…部屋、入ってもいい?」

ほむら「…」

さやか「入るね」

ほむら「あっ…」
ほむら「ありのままの私」
368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 03:55:23.32 ID:VNwWZbyiO
さやか「……」スタスタ

ほむら「さやか…」

さやか「……今日はね、あたし…あんたに2つの用あってきたの」

ほむら「2つの…?」

さやか「そ、2つのね」

ほむら「…」

さやか「まず1つ目はさ、ほむら」

さやか「あんたを叱りに来た」

ほむら「…!」

さやか「ぶっちゃけ、今…あたし怒ってるよ」

ほむら「さやか…」

さやか「もしかしたら、あんたに手を出すかもね」
ほむら「ありのままの私」
373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 04:00:08.73 ID:VNwWZbyiO
ほむら「…わかったわ」

さやか「ま、覚悟しといてよ。手加減はしないからね」

ほむら「…ええ」

さやか「…あんた、何があったのか知らないけどさ」

さやか「まどかに当たるのだけは止めてくれないかな?」

ほむら「っ…」

さやか「ほむらにはほむらの問題があるのはわかるよ?」

さやか「それは仕方ないよ…あたしみたいなバカじゃわからない悩みがあるんでしょ?」

ほむら「…」

さやか「でも、どうしてまどかに当たるのさ?」

ほむら「ありのままの私」
378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/18(金) 04:05:21.57 ID:VNwWZbyiO
さやか「まどか…朝にあたしん家来てさ」

さやか「ずっとずっと…ずっーと泣いてたんだよ?」

ほむら「…まどか」

さやか「まどかはさ、泣き虫だからすぐ泣いちゃうけど…」

さやか「でも、あんなに泣いてるまどかを見たのは初めてだよ?」

さやか「理由聞いても『ほむらちゃんが、ほむらちゃんが』としか言わないしさ」

さやか「ついさっきまでずっと泣いてて、疲れたのかやっと眠ったんだよね」

ほむら「……」
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