トップページ > ニュー速VIP > 2012年02月20日 > ll409Pd30

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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
忍法帖【Lv=2,xxxP】
うわああああああああ
逆に考えるんだ、書き溜めを書く時間が出来たと考えるんだ
なぜだ……全く書けん
風呂行ってきます
ルッキーニちゃんが何時の間にかおかしくなっていた!何を言ってるか(略)
サーニャ「シュタインズ・ゲート?」
ミーナ「はーいみんなー!ペリーヌさんも仲間に入れてあげてー!」
おっさんって言うけど本当に女の子だったらどうするの?(´;ω;`)
アニメのOPにありがちな表現
0.000000000000001秒だけ太陽の中心にワープしたらどうなんの?
「南京大虐殺はなかった」って言ってるネトウヨさん
お前ら「自分の短所は理解してますよ」みたいな顔して
今から札幌でラーメンを食べにいく
PS3って文字小さすぎじゃね?
Amazon初心者なんだが聞きたいことがある

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書き込みレス一覧

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サーニャ「シュタインズゲート?」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:02:34.44 ID:ll409Pd30
ーーー食堂ーーー

岡部「ああーー………疲れた」グデン

「む、岡部か……なにをしている?」

「ウジュー!キョーマ汗くさーい!」

岡部「ルッキーニとバルクホルンか……(珍しい組み合わせだな)」

岡部「見てのとおり訓練が終わったからな………宮藤達が風呂から上がるのを待っているのだ」

バルクホルン「そうなのか……ご苦労」

岡部「………俺はもう疲れたよパトラッシュ……」

バルクホルン「フランダースの犬か?………ああ、ゆっくり休め……」

岡部「……………」

サーニャ「シュタインズゲート?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:03:49.50 ID:ll409Pd30
岡部「………って寝たら死んでしまうではないかっ!
確かにあれはいい話だが死ぬのはゴメンだぞ!」

バルクホルン「ふふっ……その元気があれば大丈夫だ」

「……あっ岡部さん、ここにいたんですか?……私たちはもう上がったので疲れを癒してきてください!」

岡部「む、宮藤か……わかった、入らせてもらう」

岡部「早くこの汗臭い体をどうにかしなくてはな………」

ルッキーニ「……………」
サーニャ「シュタインズゲート?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:05:01.89 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー
カポーンー……

岡部「ふぅ……」

岡部「……………」

岡部「やはり風呂はいい………人類が生み出した英知の極みだ………」

岡部(こう………我が世の春が来たアアアアアアアア!!!!!!!!………とでも叫びたくなるな………)

岡部「………………………」

岡部「ここに来てもうすぐ一週間か……………早いな」

サーニャ「シュタインズゲート?」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:05:20.34 ID:ll409Pd30

岡部「…………………む」

岡部(………………いか………ん…………眠………気が…………)

岡部(さす………がに………風呂で………寝るのは…………ま……………ず……………)

岡部(………………)

……………………

…………がちゃり

ぺた……ぺた……ぺた……

「りりりりりりんたろう?そ、そのっ!せせせせ、せ背中を………流しに………」

「…………あれ?」

「…………寝てる」
サーニャ「シュタインズゲート?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:09:08.59 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

………トゥットゥルー☆

……まゆり?

オカリンオカリン!

まゆしぃは……悲しいのです

は?

美少女達の中にオカリン一人………イマドキのライトノベルでもそんなベタベタじゃないよ〜?

い、いや何を言っているのだ急に!

そんなオカリンには………おしおきが必要なのです☆ズモモモモ……
サーニャ「シュタインズゲート?」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:09:55.08 ID:ll409Pd30
なっ!なんなのだまゆりよ!……その筋肉は!?

…………悪党の鳴き声など聞こえんなぁ…なのです

ひっ!?たたたたのむからその屈強な右手を顔に近づけるのは止めろまゆり!!

ふぅ……オカリンマジラノベの主人公過ぎるだろ常考

ダ、ダルか!?助けてくれっ!まゆりの様子が…………って何故肩に変な角が付いてるスーツなどお前は着ているのだッ!?

さすがに温厚な僕もオカリンの今の状況にはマジギレ寸前だお………うらやま死刑ってレベルじゃねーぞ!!

おおおおおおちけつ!ダルよ!暴力はよくない!

………たとえ今目が覚めたところでオカリンを待っているのはラノベ屈指のお約束イベント……

僕のこの体が……………怒りで黄金に輝きそうだお!!!!

ダル君ダル君………もうヤッちゃう?
サーニャ「シュタインズゲート?」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:10:58.97 ID:ll409Pd30
ああ…………哀れな狂気のマッドサイエンティストに神の鉄槌を!

……………

…………二人のこの手が光って唸る!

ちょちょちょちょっと待て二人とも!話せばわかる!

………オカリンを斃せと轟き叫ぶ! 

たのむッ!そんな右手を輝かせながら俺に近づくな!!

必っ殺ッッッッッッ!!!!!!!

や、やめろおおおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!

岡部「うわああああああああああああああッ!!!!!!!」

「うわッ!?」

岡部「はあっ…はあっ……はあっ……ゆ、夢か………(な、内容は思い出せんが命の危険を感じた……!)」

「だ、大丈夫か!?すごくうなされてたぞ?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:13:16.52 ID:ll409Pd30
岡部「あ、ああ。大丈夫だ…………って」

岡部「七七ななななななっぜお前がくぉこにいるのだッ!??」バッ

「えっ?そ、それは疲れてただろうしっ!お、お前の背中を流しに来たんだっ!!」

岡部「わ、わかったからバスタオル一枚で俺に近づくなッ!シャァァァァルゥィィィィーーーッ!!!!」

シャーリー「っ………だ、だが私はお前の体を洗ってやるぞっ!そー決めたからな!」

岡部「ううっ!?た、頼むから俺に近づくな!…………あっ」ズルゥ

岡部(しまった!体がのぼせて体勢が!………まずい!倒れるッ!)

シャーリー「!危ないっ!!!」
サーニャ「シュタインズゲート?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:14:12.10 ID:ll409Pd30
………………

岡部(…………前のめりに倒れそうになった俺を,シャーリーが抱きとめている)

岡部(…………………)

岡部(あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ)

岡部(俺の顔の真横にシャーリーのなんかいい香りがするオレンジ色の髪が!いやいやいやそれよりも)

岡部(おおおお俺の胸のこのやーらかい感触はッッ!!!!)

シャーリー(うわああああっ、つい抱きとめちゃったけど………)

シャーリ(私の胸が岡部の胸に当たってる………!)

シャーリー(ででで、でもっ!これで作戦通りなのか?)
サーニャ「シュタインズゲート?」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:15:45.31 ID:ll409Pd30
……………シャーリー、今キョーマは風呂に入っています………これが何を言っているかわかる?

………どうしたルッキーニ?神妙な顔して……さぁ?さっき坂本少佐と訓練してたし汚れでも落としてるんじゃないのか?

ち・が・う!!…………これはチャンスだよチャンス!!

チャンス?何のチャンスだよ?

………はぁ、だめだなシャーリーは………キョーマをゆーわくするチャンスに決まってるじゃん!

ふえっ!?ゆ、誘惑!?
サーニャ「シュタインズゲート?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:16:53.70 ID:ll409Pd30
そう!背中でも流してあげる!って言ってキョーマをシャーリーにメロメロキューにさせるの!

め、めろめろきゅー………

キョーマはすでにエーリカと宮藤を攻略してる………うかうかしてたらキョーマを取られちゃうよ!

取られちゃうって………ううっ

……で?シャーリーはキョーマをメロメロキューにしたいの?

…………………うん

ふふっ、シャーリーかーわいいっ!…………でも、ひとつだけ言うとね

?

私達『女の世界』ではね………彼をメロメロキューにしたい、とか、いとしの彼をオトしたい!…って言葉は使っちゃだめなの

………なんでだ?

なぜなら私達の世界では……………

愛しの彼をオトすッ!………そう思ったときスデに行動は終了している………からだよ!
サーニャ「シュタインズゲート?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:25:46.84 ID:ll409Pd30
シャーリー(ううううっ……そうだけどやっぱり恥ずかしい……その……胸があたってるし……)

岡部(………………もうどうにでもなーれ)

シャーリー(で、でももうちょっとだけこうしててもいいよな……倫太郎の胸あったかいし……)

岡部(……………今日の夕食は何だろう、楽しみだな)

((………………………))

岡部「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」

シャーリー「!!!!」

岡部「すすすすすすまない!!!」

シャーリー「いいいいやっ!いいんだ!別に怒ってない!」

シャーリー「そ、そうだっ!お詫びとしてわたしに体を洗わせて………」

岡部「いいいいーやっ!しなくていいっ!頼むからその格好でこっちに………!」ハラリ

サーニャ「シュタインズゲート?」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:26:59.83 ID:ll409Pd30
シャーリー「あっ………」

オカリンのオカリン「」シャキーン!

岡部「…………………」

岡部「うわああああああああああっ!」ダッ!

シャーリー「………………」

シャーリー「……………ミッションコンプリート」ぐっ

サーニャ「シュタインズゲート?」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:28:10.46 ID:ll409Pd30
ーーーーー廊下ーーーーー

岡部「……………大変な目にあった」

岡部「……………俺がいったい何をしたというのだ!」

ダル(あのマッドサイエンティストは大変なものを盗んでいきました…………貴方の心です)

岡部「いかん、わけがわからな過ぎてダルの幻聴が聞こえてきたぞ…………」

岡部「くっ!狂気のマッドサイエンティストたるこの俺が何たる失態を晒したのだ……ッ!」

岡部「………………胸にまだ『あの感触』が残っている」

オカリンのオカリン「」ヨンダ?

岡部「呼んでいないッ!」

「…………あっ」
サーニャ「シュタインズゲート?」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:30:01.37 ID:ll409Pd30
「倫太郎さん…………こんにちは」

岡部「む、リトヴャクか………そうか、今から夜間哨戒か」

サーニャ「はいっ………あ、あの」

岡部「?」

サーニャ「こ、これ、ありがとうございます………」

岡部「ああ、白衣か」

サーニャ「すみません……間違えて部屋に入ってしまって………エイラから聞きました」

岡部「そうか……エイラはなんと言っていたのだ?」

サーニャ「倫太郎さんに抱っこされて運ばれてきたと………あぅ」セキメン

岡部「ふむ」

サーニャ「………それと、『ナニカヘンナコトサレナカッタカー?』ってたくさん聞かれました……」

岡部「あいつらしいな…………念のため言うが俺は何もしていないからな」

岡部「この鳳凰院凶真がいたいけな少女を襲うなどと下卑た行いをすることはありえんのだ!………フ、フゥーーハハハハハハハハ!!!!!」
サーニャ「シュタインズゲート?」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:33:13.97 ID:ll409Pd30
サーニャ「………大丈夫です、私は倫太郎さんを信用しています………仲間なんですから」

「「………………」」

岡部(世界一有名なリディア・リトヴャクもこっちではこうもか弱い少女か………)


ーーーーオラーシャ語で、『父親』って意味ダ


岡部(…………………)

サーニャ「…………!」

岡部「…………気をつけて、行ってくるのだぞ」

サーニャ(…………頭、撫でられてる………)カアアアッ

岡部「できれば、俺もついていきたいのだがな………」

サーニャ「それは……大丈夫です………一人で出るのにも慣れましたから………」

岡部「そうか………一人で大丈夫なのか?(慣れた、か)」

サーニャ「でも……最近はエイラも一緒に行ってくれるので……寂しくはありません」

岡部「………いい友を持ったな」

サーニャ「…………はいっ」
サーニャ「シュタインズゲート?」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:34:14.80 ID:ll409Pd30
岡部「フッ………だが何か困ったことがあればすぐ俺に言うといい」

サーニャ「……え?」

岡部「お前はこの鳳凰院凶真の大切な僕でもあるのだ………」

岡部「か、勘違いするでないぞ!?貴様が失敗して主であるこの俺に被害が出るなどあってはならんのだ!!」

岡部「…………それに、お前の周りには俺だけでなく多くの人がいる」

岡部「そいつらにも頼っていいのだぞ?……………『仲間』なのだからな」ポンポン

サーニャ「……!(また、頭を…………あうぅ)」

岡部「…………では、行って来い………必ず帰ってくるのだぞ?これは主からの命令だ」

サーニャ「………はいっ」
サーニャ「シュタインズゲート?」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:42:54.03 ID:ll409Pd30
岡部「……………行ったか」

岡部「全く、あの年の少女が最前線に出て戦うなど…………歪んでいるな、この世界は」

「あら………岡部さんじゃないですか」

岡部「む………次はミスミーナか」

ミーナ「…………次は?」

岡部「ああ、さっきそこでリトヴャクと会ったのだ………大変だな、彼女も」

ミーナ「そうね………戦争が終われば彼女達も平和に暮らせるのだけれど………ところで」

岡部「?」

ミーナ「なにも、変なことしていませんよね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

岡部「ああああああたりまえだっ!」

ミーナ「そう……ならいいんですけれど……」
サーニャ「シュタインズゲート?」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:43:35.77 ID:ll409Pd30
ミーナ「………明日は十時にはここを出ますので、ちゃんと用意しておいてくださいね?」

岡部「わかっている」

岡部「しかし本当に本部の会談に出席するのか………」

ミーナ「ええ、おそらく今回の会談で貴方の扱いが決まるでしょう」

岡部「そうか………妙なことにならなければいいのだが」

ミーナ「それは………祈るしかないですね」

岡部「むぅ………」

サーニャ「シュタインズゲート?」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:44:16.32 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

岡部「………ふぅ」

岡部(夕食もとったし、今日はもう………)

岡部「………寝るか」

岡部(………………本部、か)

岡部(………………)
サーニャ「シュタインズゲート?」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:44:56.36 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

岡部「む……うむ……ぅ……」

岡部「ふ、ああああっ……朝か」むくり

岡部「よく寝れたな……って」

「すぅ……すぅ……すぅ……」zzZ

岡部「………………」

岡部「おい、起きろっ」ぺしっ

「むにゃ……」

岡部「起・き・ろ」ぺしぺしっ
サーニャ「シュタインズゲート?」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:45:43.94 ID:ll409Pd30
「…………あと40ぷーん……」

岡部「普通は5分とかだろ……いいからはやく起きろエーリカ!」

エーリカ「…………あと50ぷーん」

岡部「さっきより伸びているではないかっ!?……ええいっ勝手に人のベッドに潜り込むな!」

エーリカ「むにゃ……しょーがないじゃん……私の部屋寝れるスペースないんだもーん」

岡部「だからといって俺のベッドに潜どんだけ散らかっているんだお前の部屋は……ご丁寧にひとのシーツまで掛けて」

エーリカ「……まぁいいや、おーきよっと」むくっ
サーニャ「シュタインズゲート?」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:46:25.36 ID:ll409Pd30
エーリカ「よっ……と」パサリ

岡部「おいお前………」

エーリカ「んー?なにー?」

岡部「パン……ズボンはどうしたズボンは」

エーリカ「えっ?……あー……すーすーする」

岡部「全く……下着……ズボンぐらいちゃんと履いておけ」

エーリカ「だってズボン無くしちゃったんだもん……」

岡部「はあっ!?……どうしてだ!?」

エーリカ「私の部屋で脱いだらそのまま……」

岡部「……しょうがない、一緒に探してやるからお前の部屋に行くぞ!……と、その前にこれでも着ておけ」

サーニャ「シュタインズゲート?」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:47:10.59 ID:ll409Pd30
エーリカ「これ……オカリンの白衣?」

岡部「流石にそのままの格好はまずいからな」

エーリカ「ありがとーっ……あっひょっとして私のお尻見た?」

岡部「お前が勝手に見せてきたのだろう……」

エーリカ「……オカリンのえっち」

岡部「……少しはそのちんちくりんな体をどうにかしてから言うんだな」

エーリカ「むーっ!オカリン失礼だよ!」

岡部「はいはい……ほら、行くぞ」
サーニャ「シュタインズゲート?」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:47:47.64 ID:ll409Pd30
岡部「す……すまない遅れた!」

ミーナ「……遅いですよ岡部さん……3分遅刻です」

坂本「全く……たるんでいるぞ」

宮藤「あのっどうして遅れたんですか?」

岡部「それはだな…………エーリカがズボンを無くしたというからあいつの部屋で探していたのだ」

坂本「む…………あの部屋を探し回ったのかそれは………ご苦労だったな」

宮藤「あのハルトマン中尉の部屋を………」

ミーナ「帰ったら説教ね………今回は不問にしておきます、次は気を付ける様にしてください」

サーニャ「シュタインズゲート?」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:49:02.71 ID:ll409Pd30
岡部「ああ……すまない」

坂本「ん?………『ズボンを無くした』?」

ミーナ「…………………岡部さん、そのときハルトマン中尉は『何を』履いていましたか?」

岡部「何って……………なにも」

宮藤「ええっ!?」

ミーナ「岡部さん貴方って人は………!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

岡部「待てっ!さすがに何も履いてないのはまずいから上に俺の白衣を着せてやってたぞ!?」

ミーナ「そういう問題ではありません!何もはいてない女の子と部屋に二人っきりという状況がいかに不味いかわかっているのですか!?」

宮藤「あわわわわわ」

坂本「さすがの私もそれはちょっと不味いと思うぞ?」

岡部「いやいやいや!!あいつは妹みたいなものだと思っているっ!だから俺が何もするわけないだろう!!」

宮藤「妹…………」

ミーナ「……………(ハルトマン中尉………この人はかなりの攻略難度よ!)」

坂本「…………いい加減出発しないか?」

サーニャ「シュタインズゲート?」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:49:50.55 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

宮藤「ふわ〜っ!きれいな夜空ーっ!」

岡部「…………ずいぶんとご機嫌だな、宮藤」

宮藤「はいっ!私あのチャーチルさんと会いましたっ!ピースサインも教えてもらったんですよ!」ピース

岡部「そうか……(まさかあの偉大な英国人と直に会えるとはな………)」

坂本「むぅ………」

ミーナ「不機嫌さが顔に出てるわよ?坂本少佐?」

坂本「わざわざ呼び出されて何かと思えば予算の削減とは………顔にも出るさ」

岡部「………………」

ミーナ「彼らも焦っているのよ………いつも私達に戦果を上げられてはね………」

坂本「連中が見ているのは自分達の足元だけだ!」

岡部「………………」

サーニャ「シュタインズゲート?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:50:24.66 ID:ll409Pd30
ミーナ「戦争屋なんてあんなものよ………あきらめなさい」

坂本「もしネウロイが現れていなかったら奴らは今頃人間同士で戦っていただろうな………さながら世界大戦だ」

ミーナ「!!…………ええっそうね………」

岡部「………………」

岡部(あんたは……………これでいいのか?)

岡部(………………)
サーニャ「シュタインズゲート?」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:51:13.59 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

「…………ほう、君があの岡部倫太郎か」

ミーナ「はい、先日の超大型ネウロイも彼の手で破壊されました」

「……………そうか、あの報告にあった大型を………」

「………………」

「…………ミーナ中佐、私は彼と二人で話がしたい、すまんが席を外してくれないかね?」

ミーナ「!…………了解、しました……」

「ふむ………なら私も外させてもらおう」

ぎいっ…………

……………ばたん

「さて………岡部倫太郎君、突然だが………君はこの世界についてどう思うかね?」

岡部「…………はい?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:53:27.13 ID:ll409Pd30
「私はウィッチとネウロイが日々戦いあうこの世界についてどう思うかね?と聞いている」

岡部「それは……ネウロイを破壊するため年端もいかぬ少女達が戦う………異質なものだと」

「…………同感だな」

岡部「ーーーえ?」

「我々がこうしている間にも20にも満たぬ少女達が命をとして戦っている」

「少女が危険な闇夜を哨戒の為日々飛ばなくてはならない…………」

「……………普通の少女がぐっすりと眠っている時間に、だ」

「岡部君、私はこの世界がたまらなく…………『おかしい』と思うのだよ」
サーニャ「シュタインズゲート?」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:54:06.13 ID:ll409Pd30
「少女達は皆、父の、夫の、男達の手によって守られるべきだ………私はそう思っている、だが」

「実際はどうだ?ネウロイを斃す者のほとんどが彼女らウィッチだ………」

「男達は皆命を懸けた時間稼ぎしかできぬ………陸戦が主のアフリカでは成果を挙げているみたいだがね………」

「これは非常に………嘆かわしいことだッ!女を守る男が逆に守られるなど!
……『屈辱的』なのではない!彼女らを守れぬことがこの上なく『悔しい』のだッ!!!!!!」

岡部「…………」

「…………だから岡部君、君は我々男達にとっての『希望』なのだ」

「時間稼ぎしかできぬ男達の『希望』………彼女達を守る『希望』………それが君だ」

岡部「希望………」

「私は君に託す………彼女達を!………頼んだぞ!…………『史上初のウィザード』よ!」

岡部「…………はっ!了解しましたッ!!」
サーニャ「シュタインズゲート?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:54:49.78 ID:ll409Pd30
「…………いい返事だ」

「………君に階級を与えなくてはならないな」

岡部「階級………ですか?失礼ですが私は階級など………」

「そう言うなウィザードよ……………これが君の階級章だ」

岡部「これは………(まいったな、どれぐらいの階級だ?)」

「よし、受け取ったな?これで君は今日から…………」




「連合軍・岡部倫太郎『上級大尉』だ」





.
サーニャ「シュタインズゲート?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:55:26.71 ID:ll409Pd30
岡部「はい?……………ししし失礼ながら私のようなものがいきなり上級大尉などといった階級は………」

岡部(それに上級大尉は東側だぞ?)

「だから言っただろう?君は史上初の『ウィザード』だ、生半可な階級では示しがつかんのだ」

岡部「しかし………」

「……………ここで君を射殺してもかまわんのだぞ?」

岡部「ありがたくこの階級授与!受領いたします!!」

「…………それでいい」

「…………次に君が来たときにはいい物を見せてやろう」
サーニャ「シュタインズゲート?」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:56:03.60 ID:ll409Pd30
岡部「いいもの………ですか?」

「ああ………我々人類が作り上げた奴らに対抗するための兵器だ」

「我々人類には奴らには無いものを持っている………それは敵に立ち向かうために努力しようとする力だ!!」

「そいつが完成すればようやく奴らに一矢報いることが出来る………少女達が戦うことの無い世界が生み出せる!」

「岡部君………そいつが完成したら、君は一緒に戦ってくれるか?」

岡部「はっ!!もちろんであります!!!」

「…………ありがとう、礼を言う」

サーニャ「シュタインズゲート?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:56:41.88 ID:ll409Pd30
岡部「ひとつ、聞いていいですか?」

「………なにかね?」

岡部「貴方は何故…………戦おうとするのです?」

「ふむ………決まっているだろう?」





「そこに、守るべき民がいるからだ」




.
サーニャ「シュタインズゲート?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:57:23.68 ID:ll409Pd30
岡部「…………素晴らしき、お言葉です!」

「それと岡部君、もう我々軍人に『何故戦うか』などと聞いてくれるな」

岡部「?………何故です?」

「我々軍人は市民を守るために戦う。その軍人に戦いの意味を問うなど………」

「『ナンセンス』だと、思わないかね?」

岡部「!…………ええ、その通りです」




岡部「『空軍大将』ーーーーーー」




岡部「トラッフォード・マロニー殿!」




.
サーニャ「シュタインズゲート?」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:58:07.00 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー


岡部(あんたは予算を削減してまで………彼女らを戦わせたくないのか………)

岡部(たとえ自分が、忌み嫌われようとも……………)

(…………………)

岡部「強く、ならなくちゃな」ボソッ

岡部(一人の『漢』のためにも………)

坂本「しかし岡部、お前には驚いたな…………」

ミーナ「ええ、まさか上級大尉になるなんてね………」
サーニャ「シュタインズゲート?」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:58:38.41 ID:ll409Pd30
宮藤「本当にすごいです!………岡部上級大尉さん!」

岡部「あー………宮藤、上級大尉なんてつけなくてもいいぞ、こっぱずかしい」

宮藤「そうですか?えへへ、私も少し言いにくいなって思ってました!」

ミーナ「帰ったらほかの人たちの反応が楽しみね〜」

坂本「はっはっはっ!確かにそうだな!」

La…La…La……♪

岡部「…………?」

宮藤「………なにか聞こえませんか?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:59:19.25 ID:ll409Pd30
坂本「ん?……ああ、これはサーニャの歌だ、基地に近づいたな」

ミーナ「私達を迎えに来てくれたのよ」

La……La……La…♪

宮藤「ありがとーっ!」ぶんぶん

岡部(ほう………きれいな緑色の八木アンテナだ………)

サーニャ「…………っ」カァッ

La…♪

宮藤「サーニャちゃんって……なんか照れ屋さんですね」

ミーナ「ふふっ、とってもいい子よ?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 18:59:51.75 ID:ll409Pd30
岡部(同感だな………全く、うちの助手も見習ってほしいものだ)

ミーナ「歌も上手でしょう?」

岡部「フッ…………確かにこの鳳凰院凶真を魅了する歌とは………見事としか言いようが無いな」

坂本「お前はもっと素直に褒めることが出来んのか………ん?どうしたサーニャ?」

サーニャ「誰かこっちを見てます………」

坂本「……報告は明瞭に、後大きな声でな」

サーニャ「すみません………シリウスの方角に、所属不明の飛行体、接近しています」

ミーナ「……ネウロイかしら?」

岡部「それは………不味いのではないのか?」

サーニャ「はい、間違い無いと思います、通常の航空機の速度ではありません」
サーニャ「シュタインズゲート?」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:00:30.75 ID:ll409Pd30
坂本「ふむ………」チャッ

岡部(魔眼か………いつ見てもコード・ジ・アースのジアスだな……)

坂本「私には見えないが………?」

サーニャ「雲の中です、目標を肉眼で確認できません」

坂本「そういうことか……」

岡部(だがサーニャは敵を確認している…………つまり)

岡部(まほうの ちからって すげー! ということか………)

宮藤「えっ!?どうすればいいんですか!?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:01:06.39 ID:ll409Pd30
坂本「どうしようもないな」

岡部「な、なんだとッ!?くっ………奴が近くにいるのに何も出来ぬとは……ッ!」

ミーナ「悔しいけどストライカーが無いからどうしようもないわ……!まさかそれを狙って!?」

坂本「ネウロイはそんな回りくどいことしないさ」

サーニャ「目標は以前、高速で接近しています、接触まで、約3分」
サーニャ「シュタインズゲート?」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:01:42.14 ID:ll409Pd30
ミーナ「サーニャさん?援護が来るまで時間を稼ぐだけでいいわ、交戦はできるだけ避けて……」

サーニャ「はい、目標を引き離します!」

岡部(無理をするなよ……!)

坂本「よく見ておけよ」

岡部「……?」

岡部「ミス・ブシドー、やはりアイツは敵がどこにいるのか解るのか?」

坂本「ああ、あいつは地平線の向こう側だって見ているさ……そういう能力だからな」

岡部(『固有魔法』……か)

岡部「成る程……だから彼女が危険な夜間哨戒を……」

サーニャ「シュタインズゲート?」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:02:26.25 ID:ll409Pd30
ミーナ「さっきの歌も、私達を誘導するための彼女の魔法よ」

岡部「そうなのか?……つくづく魔法と言う奴はよく分からんな」

岡部(確かにあの歌声は魔法と呼ぶのに相応しい……)

サーニャ「っ!」ドシュゥーーz__ッ!

岡部(あれは……ランチャーミサイル!?)

岡部「あの小さな体であんなものをぶっ放す……だと?」

サーニャ「シュタインズゲート?」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:03:00.35 ID:ll409Pd30
サーニャ「……反撃してこない」

岡部「……見えない敵に対してああも戦えるのか」

宮藤「私はネウロイなんて全然見えません……」

ドシュドシュドシューーz__ッ!

岡部「我が魔眼をもってしても補足し切れぬ敵を奴は迎撃している……凄い奴だな、アイツは」

ミーナ「たとえ私達に見えなくても彼女には見えている……彼女の言う事は間違いないのよ」

岡部「しかし妙だな、反撃してこないぞ?……まぁそれがありがたいんだが」

坂本「ふむ……サーニャ、もういいぞ、戻って来い」

サーニャ「シュタインズゲート?」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:03:31.07 ID:ll409Pd30
サーニャ「でも……」

岡部「いいから戻って来いサーニャ……これは主としての命令だッ!…フ、フゥーハハハハハハハッ!!!」

サーニャ「あぅ……」

坂本「全くお前と言う奴は……」

ミーナ「相変わらずね……サーニャさん、有難う、よく守ってくれたわ……」

サーニャ「シュタインズゲート?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:04:15.73 ID:ll409Pd30
ザアアアアアアアアー

エーリカ「ひどい雨だな……なにも見えない」

バルクホルン「……いたぞ、あそこだ!」

エイラ「!!サーニャ!」

ペリーヌ「ちょっとエイラさん!」

バルクホルン「いや……構わない、戦闘は終わったようだ」

サーニャ「シュタインズゲート?」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:06:12.04 ID:ll409Pd30

ーー
ーーー

「「「岡部倫太郎上級大尉〜っ!?!?」」」

バルクホルン「驚いたな……まさかそんな階級を引っさげて帰ってくるとは……」

ルッキーニ「うじゅー!あたしよりも上〜っ!」

シャーリー「と言うよりも私らの中で3番目じゃないか……」

ペリーヌ「な、なんなんですの一体……」

エイラ「ワタシは納得いかないゾ、コイツみたいな変人が上級大尉ナンテナ……」

サーニャ「エイラ……そんなこと言っちゃダメ……倫太郎さんはとってもいい人……」

エイラ「サ、サーニャ……どうしちゃったんだヨー……」

ルッキーニ(……チィッ!またアタシの知らないところでライバルが1人…!いや、早計か!?……対策は取っておくべきか……)
サーニャ「シュタインズゲート?」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:06:49.53 ID:ll409Pd30
岡部「あー……皆、俺は別に階級などどうでもいいから別に今まで通りでいいぞ?」

エーリカ「私はオカリンが大尉になろうが少佐になろうがメタルになろうが目が金色になろうが別に今まで通りに接するよー?」

岡部「流石はエーリカだな……(最後の2つはどう言う意味か分からんが…)

ミーナ「ところでハルトマン中尉……後で少し今朝のことでお話があります」

エーリカ「今朝?なんのこと?」

坂本「ハルトマンが今朝ズボンを無くしたと言って岡部に探すのを手伝わせたのだ……」

バルクホルン「なっ!ハルトマン!貴様またズボンを無くしたのか!?だからあれ程整理整頓をしろと何度も!」

ペリーヌ「全く貴方と言う人は少しは女性としての嗜みが欠けているのではなくて?」
サーニャ「シュタインズゲート?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/02/20(月) 19:07:32.03 ID:ll409Pd30
リーネ「あれ……だとしたらハルトマン中尉は一体何を履いて……」

岡部「ああ、それは……ノーパ……ノーズボンだ」

エイラ「うわァ……」

バルクホルン「〜ッ!!ハ、ハルトマン!!!お・ま・え・と言う奴はーッ!!!」

シャーリー「……つまりエーリカは履いてない状態で岡部と一緒に自分の部屋でズボンを探したのか」

バルクホルン「ハ、ハルトマン!お前何もされてないか!?」ガクガク

エーリカ「なーにーもーさーれーてーなーいーよーっ」
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