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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
忍法帖【Lv=5,xxxP】
【ログイン中】
キーパー技はぶんしんブロックだった希ガス
五条さん補正でインフレが加速してるが気にしないベクトルで
>>155 ……
シャインとダークで恭介の奥さんが違うぞ!
花梨「たかちゃん、そんなにそこばっかり舐めないで欲しいんよ」
レスに点数つけてやるから法則みつけてみろ
【朗報】裏2chで中2♀がオナニー実況してるぞwwww
VIPも良いがニコ動も悪くないと思う
好きな女が「バンプオブチキンが好き」とか言ってきた
まどか「ほむらちゃんが犬になってしまいました」
45分までに>>200いったらJK2が裸うp
>>5がひたすら性癖を語るスレ
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受験勉強中の中学生だけど質問ある?

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ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:28:40.49 ID:TGT1U4/o0
五条「わけのわからない質問でいつまでも拘束されるのはめんどうですね」

五条「オレからも一つ質問させてもらいましょう。答えによってはオレの転校してきた理由を話してもいいかもしれません」

五条「オマエ…、サッカーに興味はありますか?」

ほむら「…ないわよ、そんなもの」

五条「…なら、答えてもかまわないかもしれませんね」

五条「その代わり他言無用にお願いしますよ?」ヒヒッ

ほむら「わかったわ」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:31:02.01 ID:TGT1U4/o0
五条「オレはね、超次元サッカーのプレイヤーなのです」

ほむら「超次元サッカー? だからどうしたというの?」

五条「ただのプレイヤーではありません。先日、人気ランキング1位に輝いたプレイヤーなのです」

ほむら「……何? 自慢?」

五条「いえ、これがオレが転向してきた理由なのですよ」ククク
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:34:23.89 ID:TGT1U4/o0
五条「人気ランキング1位に輝いたことで連日ファンがグラウンドに押し寄せ…」

五条「それだけならまだいいのですが、2位以下のプレイヤーのファンの方々に逆恨みされ」

五条「命を狙われることもしばしば……」

ほむら「……」

五条「そんなわけでオレはほとぼりが冷めるまで、サッカー部の存在しない辺境の学校へと転校せざるを得なくなったわけです」

ほむら「辺境って…」

五条「グンマーは辺境以外の何者でもないでしょう」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:37:53.95 ID:TGT1U4/o0
五条「嘘だと思うなら、携帯で俺の名前を検索してみてはどうですか?」

五条「では、オレは教室に帰らせていただきます」スタスタ

ほむら「……」

ほむら「…………」スッ、カチカチ

ほむら「!!」

ほむら「ほんとだわ…、写真も載ってるし間違いなく本人…」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:45:43.83 ID:TGT1U4/o0
放課後――。

「ふぅー、終わった終わったー」

「五条、遊びに行こうぜ! 親睦会って奴?」

五条「すみませんが今日は先約が…」

「マジかー、じゃあ明日はどうだ!」

五条「明日ならかまいませんよ。明日の放課後を楽しみにしておきます」


さやか「仁美、まどかー。行きたいとこあるから先帰るねー」バイバイ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:49:11.05 ID:TGT1U4/o0
病院――。

恭介「さやかは僕をいじめてるのかい…?」

さやか「えっ?」

恭介「弾けもしない曲、聴きたくないんだよ!」

ガシャァンッ!

さやか「恭介! 腕から血が…!」

恭介「こんな腕あったところで…」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:53:49.76 ID:TGT1U4/o0
恭介「諦めろって言われたんだ…」

恭介「今の医学ではどうにもならない、バイオリンは諦めろってさ……」

さやか「え…」

恭介「動かないんだ、もう…。奇跡か魔法でもない限り……!」

さやか「! …あるよ」

恭介「え?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:55:06.20 ID:TGT1U4/o0
さやか「奇跡も魔法も、あるん」

ガラッ

さやか「えっ?」

五条「上条恭介はここですか?」

恭介「なっ…!」

さやか「五条!?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 03:57:31.46 ID:TGT1U4/o0
恭介「なななな、なんで五条さんがこんなところに!?」

さやか「え? 恭介、五条のこと知ってるの!?」

恭介「知ってるも何も、五条さんは中学サッカーのトッププレイヤーなんだ!」

恭介「むしろ知らないほうがどうかしてる!」

さやか「そ、そうなんだ…」ビクッ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:00:33.10 ID:TGT1U4/o0
五条「ククク…ファンレター、読ませてもらいましたよ」

恭介「お、俺のファンレターを五条さんが読んでくれた! もう死んでもいい!」フラッ

さやか(何これ…、あたしの知ってる恭介じゃない…)

五条「オマエ、バイオリンが得意なのですね。しかし、事故に遭ってしまったと」

恭介「はい…。けど、昨日先生に言われました。もう君の腕は動かない、って」

五条「そうですか…」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:03:33.38 ID:TGT1U4/o0
恭介「今までバイオリン一筋でやってきていたのに、それを失ってしまってもうどうしたらいいのか…」

五条「失った? そんなことはないでしょう」

恭介「腕が動かないって言うのにどうしろっていうんですか?」

五条「そんなの…好きにすればいい」

恭介「!」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:09:46.78 ID:TGT1U4/o0
五条「確かに腕はもう一生動かないのかもしれません」

五条「ですが、バイオリンに情熱を費やしてきた時間は無駄になったりしません」

五条「バイオリンの奏者を育てるなり、作詞や作曲、そういう選択をする上で今までの経験は必ず活きてくるはずです」

五条「なんなら、サッカー選手になると言うのも面白いかもしれません」

恭介「俺が、サッカー選手に!?」

五条「えぇ」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:15:29.01 ID:TGT1U4/o0
五条「バイオリンを通してあなたに染み込んでいる音楽が、独特のプレイスタイルを生み出すかもしれません」

恭介「……五条さんが事故に遭って、もし二度と足が動かないって言われたら、どうしますか…?」

五条「オレの意見は、たぶん参考にならないと思いますが」

恭介「それでもかまいません」

五条「…続けますよ、サッカー」

恭介「え? 足は動かないんですよ?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:18:17.93 ID:TGT1U4/o0
五条「例え医者が動かないなんて言っても、オレは諦めるつもりはありません」

五条「これはオレの脚です。オレの人生です。何が何でもサッカーをやめるつもりはありません」

五条「もし、両脚が千切れても気合で新しい脚を生やして見せますよ」ククク

さやか(いや、それは無理でしょ…)

恭介「……」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:23:09.49 ID:TGT1U4/o0
恭介「俺、やっぱり諦めません…」

さやか「恭介!?」

恭介「これは俺の腕で、俺の人生だ。バイオリンを諦めたくない…」

恭介「またバイオリンが弾けるように頑張ります!」

さやか「恭介…」

五条「ククク…、その意気ですよ」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:25:14.84 ID:TGT1U4/o0
五条「腕、少し診せてもらっていいですか?」

恭介「え? はい…」

五条「……スーパースキャン」ボソッ

五条「……」ジー

五条「! ここです!」グイッ

ゴキッ!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:28:26.66 ID:TGT1U4/o0
恭介「うわあああっ!?」

さやか「ちょっとやめてよ! 恭介痛がってるじゃない!」

五条「…とんだヤブ医者に引っかかったようですね」

恭介「あ…え? 痛い…? さっきまで痛みすら感じなかったのに…」

五条「帰ります。…さやか、でしたか?」

さやか「え? あ、うん」

五条「俺がサッカープレイヤーというのは内緒にしておいて下さい。では」ガララ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:33:05.82 ID:TGT1U4/o0
さやか「恭介、腕大丈夫…?」ソッ

恭介「痛い…痛いよ…、けど、すごく嬉しいんだ…」

恭介「さやかの手、暖かいね」ギュッ

さやか「腕…動いた…! 今、少しだけど私の手、ぎゅって!」ヤッホーイ


五条「さて…、ドリブルしながら帰るとしますか」ポーン!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:35:55.66 ID:TGT1U4/o0
五条「ハッ、ハッ……」ポーン!ポーン!

五条「……」

五条「そろそろ、オレもオレだけの必殺技が欲しいですね」

五条「軽く練習して見ますか…ヘァッ!」ズガッ

びゅーん・・・キラーン

五条「……まだまだ完成は遠そうですね」フゥ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:38:50.32 ID:TGT1U4/o0
ハコの魔女の結界――。

マミパパ「マミ〜」ウーァー

マミママ「マミ〜」ヌーォー

マミ「うぅ…、ごめんなさいパパ、ごめんなさいママ…」グスン

ドガシャーン!

マミパパ「」チーン

マミママ「」チーン

マミ「あ、あら…?」パチクリ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:41:10.00 ID:TGT1U4/o0
マミ「これは…魔女の使い魔!? よくも私を騙してくれたわね…!」ギロ

魔女「アbbbb」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ズガーン!

マミ「ふぅ、なんとか倒せたわ…。このサッカーボールが飛んでこなければ危なかったわね」

ほむら「巴マミ!」

マミ「遅かったわね、暁美さん。魔女ならもう倒したわよ?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:43:25.26 ID:TGT1U4/o0
ほむら「あなた一人で…?」

ほむら(巴マミは相性的に悪いはずなのにこんなあっさりと…)

マミ「えぇ…と言いたいところだけれど、このボールが助けてくれたの」

ほむら「サッカーボール…まさか」

――――

五条「ヘァッ・・・クション! 風邪ですかね…」

五条「一流のプレイヤーたるもの、健康にも気を使わないと」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:49:40.72 ID:TGT1U4/o0
――――

翌日――。

ほむら「これ、もしかしてあなたの?」コロン

五条「おや、これをどこで? 昨日、なくしてしまって困っていたんですよ」ヒヒッ

ほむら「街外れの工場で見つけたの。危険だからあの辺りにはあまり近づかないほうがいいわよ」

五条「近付いてはいませんが……、一応頭の隅にでも留めておきますよ」

ほむら「そうしなさい」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:55:03.03 ID:TGT1U4/o0
放課後――。

「よっしゃ、今日の授業も終わり!」

五条「ククク…、オマエは授業が終わると急に元気になりますね」

「ハッハッハッ、放課後遊ぶために学校に来てるんだから当たり前だろう」

五条「そういえばオレの知り合いにも似たようなことを言う奴がいましたね」

五条「『朝練と放課後に練習するために学校に来てるんだ』とか」

「いいから行くぞ、五条。遊ぶなら断然、隣街だ!」ビシィ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 04:59:29.88 ID:TGT1U4/o0
「俺の殺人スマッシュをくらえー!」ガシュッ

五条「お返しします」ポーン! ガシュッ


「次はこのガンアクションで勝負だ!」

五条「受けて立ちましょう」ポーン!


「華麗なるドライビングテクニックを見るがいい!」

五条「その程度ではオレを引き離すことは出来ませんよ」ポーン!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:04:05.77 ID:TGT1U4/o0
「くそぅ…、全戦全敗…」ガクッ

五条「すみません、あまりこういうところはこないのでついテンションがあがってしまって」コロコロ

五条「手加減した方がよかったですかね?」ポーン!

「五条はリフティングしながらなのになんで勝てないんだよっ!」

五条「ククク…、リフティングしながらだから勝ててるんですよ」

「そんな馬鹿な話が…(バンッ!)、ん?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:07:35.53 ID:TGT1U4/o0
杏子「また落ちやがった。アームの力弱すぎだろ、くそっ!」バシバシ

五条「……」ポーン!

杏子「あん? あんたもやるかい? やめといた方がいいと思うけどな」

五条「……」スタスタ、チャリン

杏子「人の話を聞かない奴だな。それは絶対取れないようになって…」

ウィーン!ウィーン!ガシッ!ピロリロピロリロ、ガコン!

杏子「」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:09:19.66 ID:TGT1U4/o0
五条「ヘァッ!」コロコロ

杏子「…うぜぇ」

「かー、すげぇな五条、お前なんでもできるんだな」

五条「サッカーでのフィールド把握能力を応用しただけです」ドヤァ

「サッカー万能すぎだろ、おい」

杏子「けっ…」スタスタ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:12:35.25 ID:TGT1U4/o0
メザメタコーコロハー、ハシリーダシター♪

五条「……」ジー

「何見てるんだ? …ダンスゲームか。俺からだ動かすの苦手だからこれはちょっと」

五条「一度だけ、やっても構いませんか?」ポーン!

「あぁ、見ててやるよ。…これもリフティングしたままか?」

五条「もちろんです」ヒヒッ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:15:03.04 ID:TGT1U4/o0
チャリン……チャリン

五条「おや?」

杏子「……」スッ

五条(先ほどのリベンジと言うわけですか、いいですよ。受けて立ちます)ヘァッ

ジャーンジャーン!ジャカジャカジャカ!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:19:36.18 ID:TGT1U4/o0
クージーケーナイ♪

「二人ともすげぇな、ノーミスじゃん」パチパチ

五条「同点ですか…」

杏子(何が同点だ…! あいつリフティングしたままじゃなぇか! クソッ!)

杏子「…やるな、あんた」ポフ

五条「いえいえ、あなたこそ」

杏子「…」ニヤリ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:22:25.75 ID:TGT1U4/o0
杏子「じゃあな」ササッ

「…そろそろ日も暮れるし、帰るか?」

五条「そうですね。…!」ゴソ

「ん? どうかしたか?」

五条「いえ、なんでもありませんよ」

五条「…あぁ、そうだ」

「今度はどうした?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:25:57.56 ID:TGT1U4/o0
五条「これ、オマエもいらないですよね?」

「クレーンゲームで取った景品か。くれるって言うなら貰うけど、あんまり好きじゃないんだよ、この菓子」

五条「では、さっきの少女にプレゼントしてきます。オマエは先に帰っててください」タタッ

「欲しくもないのに取ったのかよ…、結構意地の悪いとこもあるんだな」フッ


五条「…オマエ、待ちなさい」

杏子「ん?」チッ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:28:55.18 ID:TGT1U4/o0
杏子「なんか用か?」

五条「これをオマエに…」スッ

杏子「あたしが取ろうとしてたクレーンゲームの菓子…」

五条「だから、返してくれませんかね。オレの財布」ヒヒッ

杏子(チッ、やっぱり気付いて追ってきやがったのか)

杏子(ちょっと脅かして追い払うか…)スッ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:36:37.20 ID:TGT1U4/o0
杏子「殺されたくなかったら帰りな」チャキッ

五条「手の平から槍が…、面白い手品ですね」

杏子「胴体切断マジックでも見せてやろうか?」

五条「ククク…、そんなこともできるのですか? それは是非とも」

杏子「うぜぇ…、種も仕掛けもねぇからくっつくか保障しねぇぞコラッ!」ブン

五条「ヘブンズタイム」パチン
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:41:12.25 ID:TGT1U4/o0
杏子「…っ! どこ行きやがった!?」

五条「後ろですよ。財布は返してもらいました。ヒヒッ」

杏子「いつのまに…! てめぇ、返しやがれッ!」グワッ

五条「返せも何も、オレの何ですがね…ぶんしんフェイント!」ババッ

杏子「なっ、ふ、増えただと!? このっ…!」ガシャン

五条「っと…、槍かと思ったら多節槍ですか…、危ない危ない」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:43:01.30 ID:TGT1U4/o0
杏子(魔法少女のあたしが押されてるだと…!?)

五条「オマエ…」

杏子「なんだ」

五条「サッカーをやる気はありませんか?」

杏子「は? サッカーだぁ?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:47:42.91 ID:TGT1U4/o0
五条「オレの元いた学園で、今度女子サッカー部を設立するそうで有望なプレイヤーを探しているんです」

五条「オマエは見たところ、サッカーをやったことがあるようには見えませんが、運動神経はずば抜けていますね」

杏子「うぜぇ…アタシの攻撃、一度も食らってない奴が言っても嫌味にしかきこえねぇよ」

五条「私立ですが実力さえあれば奨学金で入学することも可能ですよ?」

杏子「奨学金…? 金貰って学校に通えるってことか?」

五条「まぁ、有体に言えばそうです」

杏子「……」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:52:36.02 ID:TGT1U4/o0
五条「この菓子にオレの名刺を挟んでおきましたから、気が向いたら行ってみてください」ズズイ

五条「オレの名刺を見せればすぐに入部テストを受けられると思います。それでは」

杏子「……学校、か」

――――

ほむら「…おかしいわね。杏子がどこにもいないわ」

QB「おや、暁美ほむら。こんなところでどうしたんだい?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 05:55:06.99 ID:TGT1U4/o0
ほむら「あなたには関係ないわ…」

QB「…もしかして、この街の魔法少女を探してるのかな?」

ほむら「…だとしたらどどうだというの?」

QB「彼女なら、別の街へ行くって一言だけ言い残してこの街を去って行ったよ」

ほむら「は!? 佐倉杏子がそういったの!?」

QB「うん、なんでもサッカーをやるんだ、とか」

ほむら「サッカー……はっ!」マタアイツネ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 06:00:15.43 ID:TGT1U4/o0
――――

マミ「で、佐倉さんはいなくなってしまったのね」

ほむら「らしいわ。二人でワルプルギスの夜に挑むことになるなんて…」ギリッ

マミ「いまだに信じられないんだけど、本当にくるの…?」

ほむら「えぇ、間違いないわ」

マミ「ふーん…」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 06:02:03.04 ID:TGT1U4/o0
ほむら「こうなったら、残り2週間でグリーフシードを集められるだけ集めて戦いに備えましょう」

ほむら「杏子がいなくなった隣街も含めれば、それなりの数が集められるはずよ」

マミ「わかったわ。手分けした方がいいかしら…?」

ほむら「そうね。私は隣街の方で魔女を狩るわ」

マミ「じゃあ、私は今まで通り、独りで魔女狩りね…」ショボン
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 06:47:19.36 ID:TGT1U4/o0
影の魔女の結界――。

マミ「魔女発見♪ 今日も速攻で…」

魔女『アーン』

マミ「…慎重にいきましょう」ウン

マミ「遠距離からマスケットで…」スチャ

五条「…ふむ、また変なところに迷い込んでしまいましたね」

マミ「え?」クルッ
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 06:51:19.55 ID:TGT1U4/o0
五条「ククク…、またお会いましたね」クイッ

マミ「五条くん! どうしてこんな所に…」

五条「トレーニングのドリブル練習を兼ねて街を散歩をしていたのですが」

五条「気付けばこの有様ですよ。この街にきてこれで何度目になるか…」ポーン!

マミ「えっ?」

五条「確かこれで4回目ですかね。あれを倒せば出れるというのはわかってるので、別に困りはしませんけど」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 06:53:42.38 ID:TGT1U4/o0
五条「シュート練習と思えば、いい練習相手です」ダッ

マミ「あっ、ちょっと!」

魔女「ウネウネウネ」クネクネ

五条「まずは小手調べ…ジャッジスルー1!」ズガッ

魔女「ウネネネネ」ドゴォ

五条「ウルトラムーン!」グルン
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 07:01:10.55 ID:TGT1U4/o0
マミ「なんて綺麗な跳躍なの…! 満月が見えたわ!」

五条「ぶんしんディフェンス!」バババッ

五条1,2,3「「「ヘァッ!」」」

マミ「五条くんが3人に!」

五条1「このまま繋げますよ…、デス!」バッ

五条2,3「「ゾーン!」」グルグル、ドガァッ

魔女「ウネウネリウネネネ」ズガァァッ!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 07:04:10.63 ID:TGT1U4/o0
魔女「ウネエエエウネエエ」シュバシュバ

五条「ッ!?」

マミ「危ないっ!」パァン!

魔女「チッ」ビシッ

五条「油断しましたかね…、助かりました」

マミ「あなたは魔法少女じゃないんだから、下がってなさい!」パァンパァン!
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 07:07:13.78 ID:TGT1U4/o0
魔女「ウネウネウネ」フフフ

マミ「効いてない!?」

五条「どうやら物理的な衝撃はあの柔軟な身体で受け流されてしまうようですね」スキャン

マミ「そんな! どうしたら…」

五条「オレに考えがあります、ヒヒッ」

マミ「考え…?」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/01/04(水) 07:12:02.80 ID:TGT1U4/o0
五条「オマエはオレの合図を待って大技の準備をしていればいいだけです」ダッ

マミ「あっ、また勝手に…!」

五条「ぶんしんフェイント!」

五条1,2,3「「「グランフェンリル!」」」ワオォォン!

ヒュオオォォオ!!

魔女「パキパキ…」カチンコチン

マミ「魔女が凍りついたわ!」
ほむら「ちょっとそこのあなた!」五条「誰ですか?オマエは」ヘァッ
145 :キーパー技はぶんしんブロックだった希ガス[]:2012/01/04(水) 07:14:27.35 ID:TGT1U4/o0
五条「ククク…、今です!」

マミ「! ティロ・フィナーレ!」ドォン!

ガシャァァン!

マミ「魔女を倒したわ…!」

五条「周りの景色も元に戻りましたね、まったく妙な街です」
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