- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:05:16.78 ID:oZ9POPpWO - QB「…でも、半分間違ってるんだ」
マミ「えっ…?」 QB「…魔女はどうして生まれるのか知っているかい?」 マミ「魔女が?」 QB「…うん」 マミ「魔女は…わからないわ…」 QB「…魔法少女は1つの希望と引き換えに生まれるよね」 マミ「ええ…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:07:23.03 ID:oZ9POPpWO - マミ「そうね…」
QB「それに対して魔女はね?」 マミ「…」 QB「…絶望によって生まれるんだ」 マミ「絶望…」 QB「そう、絶望だよ」 マミ「でも…何が絶望したら魔女になるの?」 QB「…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:12:32.38 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ?」
QB「…マミ、落ち着いて聞いてよ」 マミ「え?ええ…」 QB「魔法少女がねソウルジェムが濁りきるか」 QB「絶望すると…」 マミ「!?」 QB「魔法少女は…」 マミ(うそ…?) マミ(まさか…!?)
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:16:20.41 ID:oZ9POPpWO - QB「魔法少女は…魔女に生まれ変わるんだよ…」
マミ「!!?」 マミ(そ、そんな…!?) マミ(う、うそでしょ…?) マミ「あ…あ…ぁ…」 マミ(なら…私は…いつか…魔女になるの…?) マミ(そんなの嫌…!) QB「ま、マミ…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:22:34.47 ID:oZ9POPpWO - マミ「あ…ぁぁ…」
QB「マミ!」 マミ(じゃあ…私が今まで倒してきたのって…) マミ(同じ…魔法少女だったの…?) マミ(そんな…) マミ「ぃゃ…」ガクッ QB「マミ!しっかりして!」 マミ「うそよ…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:26:02.29 ID:oZ9POPpWO - QB「!」
QB「そ、そうだよ!」 マミ「ぇ…」 QB「今のは嘘なんだ!」 マミ「…」 QB「魔法少女が魔女になるなんて嘘に決まってるじゃないか!」 マミ「う…そ…?」 QB「嘘だから…!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:29:14.27 ID:oZ9POPpWO - マミ「じゃあ…魔法少女は…?」
QB「魔法少女はソウルジェムが濁りきると死んでしまう」 QB「これは正解だよ」 マミ「…」 QB「でも、魔女になることは嘘なんだ!」 マミ「…ならなんで嘘を…?」 QB「それは…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:49:01.02 ID:oZ9POPpWO - QB「…マミの精神の強さを確かめるためだよ」
マミ「精神…?」 QB「ソウルジェムを見てごらん?」 マミ「ソウルジェム…?」 QB「ほら…!」 マミ「あっ…私のソウルジェムが…」 QB「ほら…真っ黒だろう?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:51:46.09 ID:oZ9POPpWO - QB「魔法少女は絶望するとソウルジェムが真っ黒になってしまうんだ…」
マミ「…」 QB「マミ、グリーフシードは持ってるよね?」 マミ「うん…」 QB「早く浄化しないと…!」 マミ「うん…」 QB「ふぅ…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:04:42.99 ID:oZ9POPpWO - マミ「…」
QB「マミ…大丈夫かい?」 マミ「…うん」 QB「そっか、よかったよ」 マミ「…」 QB「マミ…」 マミ「大丈夫…」 マミ(もし…本当にソウルジェムが魔女を生むなら…) マミ(私は…)
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:10:25.20 ID:oZ9POPpWO - QB「マミ…!」
マミ「…」 QB「僕はもう帰る場所がないんだ…」 マミ「あっ…!」 QB「マミ…お願いがあるんだ」 マミ「なに…?」 QB「もう僕にできることは限られてる」 QB「だけど、これからは本当の意味でマミの力になりたいんだ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:19:57.68 ID:oZ9POPpWO - QB「今の僕の役目はね、少しでもマミの力になって」
QB「マミを支えることだと思うんだ」 マミ「キュウべえ…」 QB「だから迷惑かもしれないけど、マミの側にいてもいいかい?」 マミ「…!」 QB「マミを支えたいんだ」 QB「罪滅ぼしのつもりじゃないよ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:26:02.87 ID:oZ9POPpWO - QB「マミを助けたい」
QB「これが僕の感情だよ」 マミ「…」 QB「マミ」 マミ「…ありがとう」 マミ「ありがとう…キュウべえ…」 QB「マミ!」 マミ「うん…お願いするわ…!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:29:02.42 ID:oZ9POPpWO - QB「…」
マミ「キュウべえ?」 QB「ふふ…やっぱり感情は欠陥じゃないか」 マミ「えっ?」 QB「前まではこんな気持ち知らなかったのに…」 QB「この僕が嬉しいだなんて思ってしまうなんてね」 QB「わけがわからないよ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:30:50.01 ID:oZ9POPpWO - マミ「…ふふっ!」
QB「えっ?」 マミ「キュウべえ…あなた笑えるのね」 QB「…!?」 マミ「さっき笑ってたわよ?」 QB「そうか…僕がね…」 QB「やれやれ」 マミ「キュウべえ!私がんばるわ!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:38:23.01 ID:oZ9POPpWO - マミ(あのキュウべえがこんなに気を使ってくれるなんて…)
マミ(…嬉しいわ) マミ(例え…魔法少女が魔女を生むことが本当だとしても…) マミ(大丈夫かもしれない…) マミ(キュウべえが支えてくれるなら…!) マミ「キュウべえ!」 QB「?」 マミ「私は…」 マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:40:11.31 ID:oZ9POPpWO - QB「うん…マミはひとりじゃないよ」
マミ「そうよ!」 マミ「キュウべえ!ここは遊園地なんだし、今日はいっぱい楽しんで帰ろうね!」 QB「…!」 QB「やれやれ…仕方がないなぁ」 マミ「ほらっ!行くわよ!」 QB「うん」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:42:41.71 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ、せっかく感情が芽生えたのなら」
マミ「感動ってわかる?」 QB「…いや、よくわからないね」 マミ「なら感動的なお話を見るわ!」 QB「どうやって?」 マミ「ほら!ここは映画まやってるのよ!」 QB「映画?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:49:21.50 ID:oZ9POPpWO - マミ「そうよ!」
QB「ただの動画だろう?」 マミ「それは違うわ!」 QB「そうかな?」 マミ「見てみればわかるわ」 マミ「見に行くわよ、キュウべえ!」 QB「…わかったよ」 マミ「ほら、キュウべえ私の肩に乗って?」 QB「うん」ピョン マミ「出発ね!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 13:55:02.31 ID:oZ9POPpWO - マミ「私の席は…ここね」
マミ「キュウべえ、見える?」 QB「うん、ここならよく見られるよ」 マミ「そう、よかった」 QB「人間はこんなに集まって動画を見るのが楽しいのかい?」 マミ「うん」 QB「僕にはまだわからないな」 マミ「今にわかるわよ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:04:22.51 ID:oZ9POPpWO - マミ「始まったわね」
QB「うん」 マミ「しっかり見てね?」 QB「努力するよ」 マミ(もう30分くらいたったかしら…) マミ(キュウべえは…)チラッ QB「…」ジィー マミ(キュウべえ…ちゃんと見てるわね!)
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:09:34.50 ID:oZ9POPpWO - マミ(そろそろ終わりなの…?)
マミ(そんな…これじゃ可哀想よ…) マミ(キュウべえは…) QB「…!」ガンミ マミ(凄く食いついてる…) マミ(楽しんでるみたいね…よかった…) QB「…」ジィー
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:13:28.08 ID:oZ9POPpWO - マミ「あっ…!」
マミ「終わり…?」 マミ「そんな…報われないわよ…」 QB「…マミ」 マミ「どうしたの?」 QB「これで終わりなの?」 マミ「うん…そうみたいね」 QB「…可哀想じゃないか」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:17:02.62 ID:oZ9POPpWO - マミ「…やっぱり、感情あるのね」クスッ
QB「えっ?」 マミ「キュウべえが可哀想だなんてね」 QB「…!」 QB「ち、違うよ!」 マミ「はいはい」 QB「マミ!」 マミ「とりあえずここを出よう?」 QB「…うん」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:19:34.50 ID:oZ9POPpWO - マミ「…!」
マミ(あれは…) まどか「楽しかったぁ」 ほむら「ええ」 まどか「次はどうしよっか?」 ほむら「そうね…」 マミ(鹿目さんと…暁美さん…) マミ「…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:22:31.87 ID:oZ9POPpWO - さやか「早くー!あんこちゃーん!」
杏子「むっ」 杏子「だからあんこはやめろって言ってるだろー!」 マミ「!」 マミ(美樹さんと佐倉さんも…) さやか「こっちこっちー!」 杏子「待てって!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:24:44.75 ID:oZ9POPpWO - マミ(みんな…楽しそうね)
マミ(でも…私だって…!) マミ「キュウべえ」 QB「なんだい?」 マミ「良い話だったわ…」 QB「僕にはよくわからなかったけど…」 QB「感情ないからね」 マミ「ふふっ、何嘘をついてるのよ」 QB「そ、それはだね…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:30:20.44 ID:oZ9POPpWO - マミ「恥ずかしいの?」
QB「恥ずかしいと言うより…よくわからないんだ」 マミ「?」 QB「今までは感情なんてなかったんだ、知らなかった感情がたくさん沸いてきて…」 QB「わけがわからないよ」 マミ「…なら、たくさん経験しなきゃね」 QB「…そうだね」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:33:38.25 ID:oZ9POPpWO - マミ(感情ね…)
マミ(私も、自分でもよくわからないことがあるわ…) マミ(鹿目さんや美樹さんとは…たぶん先輩後輩の仲だけど) マミ(それなりに…仲良くできてると思うわ) マミ(佐倉さんも…美樹さんのおかげで仲間になってくれたし…) マミ(でも…) マミ(暁美さんとだけは…うまくいかない…)
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:36:33.71 ID:oZ9POPpWO - マミ(私は…暁美さんとどうしたいの…?)
マミ(やっぱり…仲良くしたい…のよね?) マミ(でも…最初のイメージのせいで…どうにも…) マミ(互いに嫌いあってるの?) マミ(ううん…私は…嫌ってるわけじゃ…) マミ(でも…いつ会ってもこの前みたいに…)
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:39:37.39 ID:oZ9POPpWO - 杏子「落ち着いたか?」
さやか「うん…!」 杏子「へへっ!」 さやか「杏子…!」 杏子「さやか!」 さやか「杏子は私の嫁になるのだぁー!」 杏子「!」 さやか「私と婚約して、美樹杏子になってよ!」 杏子「美樹杏子?ふざけんな!」 さやか「佐倉さやか…だろ?」 さやか「…うんっ!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:41:47.25 ID:oZ9POPpWO - 杏子「…」
さやか「…」 杏子「はははっ!」 さやか「あははっ!」 さやか「杏子、今の本気?」 杏子「さあ?どうだろうな?」 さやか「えぇー?」 杏子「そう言うさやかはどうなのさ?」 さやか「私?」 杏子「ああ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:44:05.95 ID:oZ9POPpWO - さやか「うーん…」
杏子「…」 さやか「内緒!」 杏子「…だよなぁ」 さやか「でもさ」 杏子「ん?」 さやか「わざわざ言葉にしなくても…杏子ならわかるでしょ?」 杏子「…そうだな」 さやか「うん!」 杏子「それもお互いに、だろ?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:47:29.89 ID:oZ9POPpWO - さやか「そうだね…!」
杏子「へへっ!」 杏子「…もうすぐ夕日が沈むな」 さやか「うん…」 さやか「今日1日が凄く短く感じたよ」 杏子「私もだ」 杏子「…よし、そろそろボートから降りないとな!」 さやか「うん…ちょっと名残惜しいけどね」 杏子「また来ればいいじゃん」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:50:18.36 ID:oZ9POPpWO - さやか「…約束しようよ」
杏子「ん?」 さやか「またここに来るって…!」 杏子「ああ…約束するさ!」 さやか「ありがと!杏子!」 杏子「私もさ」 さやか「…でも、不思議だよね」 杏子「ん?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:56:36.30 ID:oZ9POPpWO - さやか「正直言うとさ、私…最初は杏子のこと、嫌いだったんだ」
杏子「…」 さやか「マミさんのこと悪く言うし…私の願い事も馬鹿にした」 杏子「…」 さやか「突然現れてさ、見滝原のはマミ1人に任せられねぇ!」 さやか「私が変わりにに戦ってやる!マミは手を出すな…なんて言い出して」 杏子「…ああ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 14:57:46.34 ID:oZ9POPpWO - すまん、ここから先は他の2作を見てないと話がわからんかもしれん
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 15:11:12.56 ID:oZ9POPpWO - まとほむの最初はほむらの回想だからマミさん死んでないよ
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 15:48:32.26 ID:oZ9POPpWO - さやか「私には契約するなって煩かったし…」
さやか「私はとにかく杏子に腹が立ってしかたなかったんだ」 杏子「…」 さやか「ま、今は違うけどね!」 杏子「さやか…」 さやか「…ねえ、杏子…そろそろ話してくれてもいいんじゃないかな?」 杏子「…そうだな」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 15:53:10.90 ID:oZ9POPpWO - 杏子「私とさやかの仲だ、もう隠し事はなしにしなきゃな」
杏子「話すよ、全てをさ」 さやか「うん…」 杏子「まずは…そうだな、私とマミの関係から話すよ」 さやか「マミさん…」 杏子「私が昔から魔法少女なのは知ってるだろ?」 さやか「…うん」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 15:57:32.09 ID:oZ9POPpWO - 杏子「私はある時、一時的だったけどある魔法少女に弟子入りしたんだ」
さやか「それって…」 杏子「ああ、その魔法少女がマミだ」 杏子「私はマミの元で一緒に魔女と戦ったよ」 さやか「そうだったの?」 杏子「まあな、その時にできた技がロッソ・ファンタズマだ」 さやか「なるほど…」 杏子「でも私とマミの意見が食い違ってさ、私はマミの元を去ったんだよ」 さやか「なんで?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:01:05.69 ID:oZ9POPpWO - 杏子「魔法少女としてのあり方ってやつ?」
さやか「え?」 杏子「私はさ、魔法は自分のためだけに使うものだってずっと思ってたんだよ」 さやか「うん」 杏子「だけどさ、マミは違ったんだよ」 杏子「マミは他人のために魔法を使っていてさ、私には理解できなかったんだよね」 さやか「…」 さやか「自分を磨り減らしてまで他人を守る意味がわからなかった」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:04:10.98 ID:oZ9POPpWO - さやか「そう思ったの?」
杏子「ああ、その通りだ」 杏子「だから私はマミの元を去って1人で行動してたんだよね」 さやか「そうだったんだ…」 杏子「でもな、ある時キュウべえの野郎が慌てて私の所に来たんだ」 さやか「キュウべえが?」 杏子「…あのキュウべえが何て言ったと思う?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:08:19.65 ID:oZ9POPpWO - さやか「さあ…?」
杏子「マミを助けてやれ、だとさ」 さやか「マミさんを助ける?」 杏子「ああ、てっきり私はマミが魔女に殺されかけたのかと思ったよ」 さやか「…」 杏子「でもマミは元気だった」 杏子「私はキュウべえの意図がわからなくてさ、問い詰めたんだよ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:12:12.63 ID:oZ9POPpWO - 杏子「そしたらキュウべえのやつ、マミを危険な目に会わせたくない」
杏子「一緒に戦ってくれ、だとさ」 杏子「何考えてんのかわかんないけど、とにかくそう何度も言ってきたんだよ」 さやか「…」 杏子「だから私は戦うことを決めたんだけど、昔のこともあって一緒には戦いずらかったんだよ、私は」 さやか「杏子…」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:14:15.69 ID:oZ9POPpWO - さやか「だからマミさんに手を出させないよう言ったってわけ?」
杏子「そうなるな」 杏子「でも…今は一緒に戦ってるけどな」 杏子「さやかのおかげでな」 さやか「…うん!」 杏子「キュウべえはさ、他にも私にこんなこと言ってきたんだぜ?」 さやか「なに?」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:18:26.53 ID:oZ9POPpWO - 杏子「美樹さやかが契約しないように誘導しろだってな」
さやか「えっ?」 さやか「だから…杏子は私に…?」 杏子「…そうだ」 さやか「…!」 杏子「正直、私はキュウべえの言うことなんて聞くつもりはなかったけどさ」 杏子「感情がないはずのキュウべえの余りの必死さにやられちまったよ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:22:58.78 ID:oZ9POPpWO - 杏子「んでさ、さやかの願いを聞いてみたら男の腕を治してくれって…」
杏子「他人のためにたった1つの願いを使う気でいた…」 さやか「…」 杏子「さやかに私も契約させたくないと思ったんだよ」 さやか「杏子…」 杏子「…私も、たった1つの願いでいろいろ変えちまったからな」 杏子「なんとなく…さやかに同じ目を会わせたくなかったんだ」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:26:45.21 ID:oZ9POPpWO - さやか「私は…最初はそれが嫌だったよ」
杏子「…」 さやか「私が契約すれば恭介の腕は確実に治るのに…」 さやか「杏子は止めようとするし、キュウべえは契約してくれない…」 さやか「それが、すごく嫌だった」 杏子「…悪かった」 さやか「…でもさ!今はそれが正解だったって思ってるよ!」
|
- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 16:30:26.35 ID:oZ9POPpWO - さやか「恭介の腕はまだ治ってないけど…恭介は今も諦めずに頑張ってる」
さやか「最後まで希望を捨てずにいるんだからね」 さやか「…それを見守ってるのは私じゃなくて…仁美だけど」 杏子「さやか…」 さやか「私は馬鹿だから、契約することでしか恭介を救えないって考えちゃっててさ」 さやか「側でずっと見守ることを忘れちゃってたんだよね」
|