- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 02:53:29.15 ID:oZ9POPpWO - さやか「さやかトルネェェェェェド!」
杏子「ティロォォォフィナァァァァァレッ!」 マミ「くしゅん」 QB「風邪かい?」 マミ(急に鼻がむずむずして…) マミ「そうかも…」 マミ(違う気がするけど…)
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 02:56:51.67 ID:oZ9POPpWO - QB「なら無理して来る必要なんてないんじゃないのかい?」
マミ(もともとキュウべえが無理矢理来させたようなものなのに…) マミ(キュウべえ絶対おかしいよ) マミ(それに…!) マミ「ううん…みんな遊園地に行くなんて…!」 マミ「私だって!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:00:08.49 ID:oZ9POPpWO - マミ「なら遊ぶしかないじゃない!」
マミ「あなたも!」 マミ「私も!」 QB「だからなんで僕が…」 QB「しかも二回目だよ?」 マミ「キュウべえ、素直になりなさい?」 QB「えっ?」 マミ「本当は私に気を使ってくれてるんでしょ?」 QB「!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:03:59.22 ID:oZ9POPpWO - マミ「だってキュウべえが遊園地に来るなんて…」
QB「違うよ、何度も言うけど僕はたまたま暇だったから…」 マミ「暇なら私と遊園地に来るの?」 QB「!」 マミ「キュウべえなら他にすることもあったはずよ」 マミ「なのにわざわざ遊園地にまでついてきて…」 QB「それは…遊園地に興味があったからだよ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:07:38.79 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ…!」
QB「…なんだい?」 マミ「ありがとう!」 QB「!」 マミ「あなたと友達になれて…本当に良かったって…改めてそう思ったわ」 QB「マミ…!」 QB「ち、違うよ…僕はインキュベーターとして魔法少女の巴マミに…」 マミ「…」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:10:18.35 ID:oZ9POPpWO - QB「だから、僕は特別マミに気をかけてるわけじゃ…」
マミ「そう…」 QB「…そうだよ」 マミ「キュウべえがそう言うならそれでいいわ」 QB「うん」 マミ「だからキュウべえも私の言うこと素直に受け止めて?」 QB「えっ?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:12:27.58 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ、ありがとう」
マミ「これが私の気持ちだから」 QB「マミ…」 マミ「ふふっ」 QB「どうして…」 マミ「?」 QB「どうしてマミは…」 QB「僕に優しくしてくれるの?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:15:35.97 ID:oZ9POPpWO - マミ「…!」
QB「僕は…僕たちインキュベーターは…」 QB「君たち…魔法少女に…!」 マミ「キュウべえ…?」 QB「…マミは僕を恨んでいないのかい?」 マミ「えっ?」 QB「君たち魔法少女を利用している僕たちが嫌いじゃないのかい?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:18:26.28 ID:oZ9POPpWO - マミ「何を…言っているの…?」
QB「もう…隠せきれないよ…」 マミ「隠す?」 QB「そうだよ…僕は…いや、この固体の僕だけが」 QB「…僕だけに、感情が芽生えたんだ…」 マミ「!」 マミ「やっぱり…」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:21:12.26 ID:oZ9POPpWO - QB「きっかけがなんだったかはわからない…」
QB「気づいたら…感情が芽生えていたんだ…」 マミ「いつから…?」 QB「自覚したのは…最近だけど、思えばあの時から感情があったのかもしれない」 マミ「あの時って…?」 QB「マミがシャルロッテと戦った時だよ」 マミ「!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:24:37.06 ID:oZ9POPpWO - マミ「あの…お菓子の魔女?」
QB「そうだよ」 QB「…あの時の僕の目的はシャルロッテに苦戦しているマミの姿をまどかに見せて」 QB「まどかを契約させることだったんだ」 マミ「え…」 QB「その為には…マミ、君の犠牲が必要なのはわかっていたんだ」 マミ「えっ!?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:28:41.04 ID:oZ9POPpWO - QB「マミが苦戦するなり、死ぬなりすれば…」
マミ「死ぬ…?」 QB「…まどかか、さやかは契約せざるを得ないはずだったからね」 QB「暁美ほむらはマミが動きを封じていたしね」 マミ「…!」 QB「そして、実際にマミは追い詰められた」 QB「死ぬ…一歩手前だったよね」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:32:29.83 ID:oZ9POPpWO - QB「でも、マミは死ななかった…」
マミ「…」 QB「予想外だったよ、まどかとさやか…」 QB「ただの人間2人がシャルロッテになりふり構わず突っ込んで行くだなんてね」 QB「そしてシャルロッテの注意がまどかに向けられた時、マミは捨て身で攻撃した」 マミ「…」 QB「…この時なのかな、初めて僕に感情が芽生えたのは」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:36:24.42 ID:oZ9POPpWO - マミ「…!」
QB「魔力も体も酷使してまでまどかとさやかを庇って戦うマミの姿を見て僕は」 QB「僕は…マミに死んでほしくないと思ったんだ」 マミ「キュウべえ…」 QB「…わけがわからなかったよ」 QB「自分でも理解できなかった…なぜそう思ったのか」 QB「マミを失う代わりにまどかと言う大きな力が手に入るはずなのに」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:39:21.15 ID:oZ9POPpWO - QB「だけど…マミに死んでほしくなかった」
QB「生きていてほしかった…」 QB「マミが死ぬ姿を想像したら…悲しいと言うのかな?」 QB「そんな気持ちになったんだ」 QB「今まで何度も何度も魔法少女の最期を見てきたのに…」 QB「あんな気持ちは初めてだったんだ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:43:00.86 ID:oZ9POPpWO - QB「そしてマミがボロボロになりながらもシャルロッテを倒したところを見て…」
QB「僕は安堵したんだ」 マミ「キュウべえ…」 QB「その後から僕はおかしくなったんだ」 QB「…さやかの願いを断った」 マミ「えっ?」 QB「さやかは…一度僕と契約しようとしたんだ」 マミ「そんな…?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:47:10.24 ID:oZ9POPpWO - QB「上条恭介の右腕を治して欲しい」
QB「それがさやかの願いだった」 マミ「…!」 QB「本来なら直ぐにでも契約しただろうね」 QB「でも断った…断ってしまった…」 QB「さやかに怒鳴られたよ、それに…さやかがその後泣いていた姿も見た」 QB「でも、これでよかったと思ったんだ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:52:28.38 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウ…べえ…」
QB「僕は…もう魔法少女を生みたくないんだ…」 QB「…インキュベーターとしてあるまじき行為だね」 QB「魔法少女がいなければ宇宙の寿命は無くなる一方なのに」 マミ「えっ?」 マミ「宇宙の…寿命…?」 QB「そしてね?僕は見放されたんだ」 マミ「な…?」 QB「…母星にね」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 03:54:23.82 ID:oZ9POPpWO - すまん…眠い、もう無理だ
杏子のは保守頼まずに終えれたからいけるかと思ったけど無理だった 8時まで保守お願いします ほんとすみません
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
363 :保守ありがとう[]:2011/11/11(金) 08:00:06.58 ID:oZ9POPpWO - マミ「見放…された…?」
QB「そうだよ」 マミ「キュウべえが…なんで…?」 QB「僕はインキュベーター失格らしい」 QB「当然とも言えるだろうけどね」 マミ「そんなことって…」 QB「今日暇なのも…もうインキュベーターとして、する事がなくなったからなんだ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:04:27.95 ID:oZ9POPpWO - マミ「なら…キュウべえはどうなるの…?」
QB「…わからない」 マミ「わからないって…」 QB「インキュベーターは僕だけじゃないから、魔法少女と言うシステムそのものは続くだろうね」 QB「変わることと言えば、今のこの僕だけが感情があって」 QB「…能力を失いつつある、このくらいかな」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:07:14.07 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ…」
QB「まったく…我ながら意味がわからないよ」 QB「やっぱり…感情は欠陥、だね」 マミ「…そうかもしれないけど」 QB「だろう?」 マミ「私は…そう思いたくない!」 QB「えっ?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:11:35.51 ID:oZ9POPpWO - マミ「キュウべえ…人はね感情があるから悲しんだり…」
マミ「辛かったりするのよ…」 QB「…」 マミ「今の…キュウべえみたいにね」 QB「…そうだね」 マミ「でもね、感情があるから人は笑えるの」 QB「!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:13:59.92 ID:oZ9POPpWO - マミ「感情があるから心の底から感謝できるの」
マミ「ありがとうって…心からそう思えるの」 マミ「今の私みたいにね!」 QB「マミ…」 マミ「キュウべえ…あなたを変えてしまったのは私なのかもしれないんでしょ?」 QB「そうだと…思うよ」 マミ「そっか…」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:18:30.79 ID:oZ9POPpWO - マミ「嬉しいような…申し訳ないような…複雑だわ」
QB「…そうかい」 マミ「キュウべえは私に死んでほしくなかった…そう思ってくれたのでしょう?」 QB「…うん」 マミ「…ありがとう…キュウべえ…!」 QB「えっ?」 マミ「私は…これしか言えないけど…」 マミ「やっぱり…自分の感情には素直にならなきゃね」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:21:17.03 ID:oZ9POPpWO - QB「ありがとう…か」
マミ「うん…!」 QB「嬉しいような…申し訳ないような…複雑だね」 マミ「?」 QB「…マミ、僕は君たちを騙しているんだよ?」 マミ「騙してる…?」 QB「うん…いや、騙してたと言った方が正しいのかな」 マミ「…魔法少女のこと?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:24:01.78 ID:oZ9POPpWO - QB「…そうだよ」
マミ「…」 QB「正直、これは話さない方がいいのかもしれない…」 マミ「えっ」 QB「本当のことを話したら、マミは…マミでなくなってしまうかもしれないんだ」 マミ「…どういうこと?」 QB「…マミ」 マミ「うん」 QB「僕は今から…残酷な話をするよ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:27:41.02 ID:oZ9POPpWO - マミ「残酷な…」
QB「うん、そして…それを知ったところでマミの運命は変わらない」 QB「むしろ…知ったら悪い方向に変わる可能性が高い」 マミ「…!」 QB「知らぬが仏…君たちはそう言うみたいだけど、僕もそう思うよ」 マミ「知らない方が幸せだって言うの?」 QB「そうだね」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:29:39.28 ID:oZ9POPpWO - マミ「…わかったわ」
QB「うん、聞かない方がいいよ」 QB「今のは気にしないで貰えると助かるな」 マミ「…話して」 QB「…えっ?」 マミ「知ってることを…全部…」 QB「どうして…?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:43:46.91 ID:oZ9POPpWO - QB「…知っても何も得することなんてないんだよ?」
マミ「それでもよ」 QB「その結果、自分を失うことになるかもしれなくても…」 QB「それでも知りたいのかい?」 マミ「…知ってからどうなるのかは私次第よ」 マミ「知って損をするかもしれないし…」 マミ「悪いことになるかもしれない…そうでしょ?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 08:55:26.70 ID:oZ9POPpWO - QB「そうだよ、だから…」
マミ「だからこそ…聞かなきゃいけないって、そう思うの」 QB「…どうして?僕にはわからないよ…」 マミ「そんな大事なこと…しかも、自分に関係のあることを…」 マミ「知らないわけには…いかないでしょ?」 QB「それはそうだけど、デメリットの方が大きいと断言できるよ」 マミ「…そうだとしても、私は知らなきゃいけないって、そう思うわ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 09:00:24.19 ID:oZ9POPpWO - QB「どうしてでもかい?」
マミ「どうしてでもよ」 QB「…わかった、僕はマミを信じるよ」 マミ「任せなさい!」 QB「マミ…心の準備は大丈夫?」 マミ「ここまで来たんだもの、大丈夫よ」 QB「そうかい…なら…話すよ」 マミ「うん…!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 09:02:57.54 ID:oZ9POPpWO - QB「まずは…そうだぬ、ソウルジェムの正体から話そうか」
マミ「ソウルジェムの正体?」 QB「うん」 マミ「…ソウルジェムは魔力の源じゃないの?」 QB「たしかにそうだよ」 マミ「なら他に何が…?」 QB「…ソウルジェムがなぜソウルジェムと呼ばれているか知っているかい?」 マミ「ううん…」 QB「ソウルの意味はわかるよね?」 マミ「魂…でしょ?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
384 :○そうだね×そうだぬ[]:2011/11/11(金) 09:06:26.96 ID:oZ9POPpWO - QB「そう、魂だ」
マミ「それが…?」 マミ「!」 マミ「も…もしかして…」 QB「…察しがいいね」 マミ「じゃ…じゃあ…ソウルジェムは…」 QB「うん…ソウルジェムの正体は君たち魔法少女の魂そのものだ」 マミ「!?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 09:06:55.76 ID:oZ9POPpWO - 今から昼まで投下スピードが落ちます
すみません
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 09:44:04.09 ID:oZ9POPpWO - マミ「そんな…」
QB「だからマミ…君の本体はその体じゃない」 QB「ソウルジェムがマミの本体なんだ…」 マミ「じゃあ…私は…」 QB「魔法少女との契約を取り結ぶ、僕の役目はね…」 QB「君たちの魂を抜き取って…ソウルジェムに変える事なのさ」 マミ「!?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 09:51:03.78 ID:oZ9POPpWO - マミ「そんな…なら…私は…」
QB「むしろ便利だろう…?」 マミ「…っ」 QB「心臓が破れても…ありったけの血を抜かれても…」 QB「その身体は魔力で修理すれば…すぐまた動くようになる」 QB「ソウルジェムさえ砕かれない限り…君たちは無敵だよ」 QB「弱点だらけの人体よりも…余程戦いでは…有利じゃないか」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:26:53.67 ID:oZ9POPpWO - QB「君たちはいつもそうだね…事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする…」
マミ「だって…それは…!」 QB「…どうして人間はそんなに魂の在処にこだわるのか…」 マミ「私の体じゃないのよ…?」 QB「でも、今なら…わかるかもしれない」 マミ「!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:30:39.29 ID:oZ9POPpWO - QB「いや、わかってしまったんだ」
マミ「キュウべえ…!」 QB「だから…魔法少女を生みたくないと思うようになってしまったんだ」 マミ「…そうだったの」 QB「…謝罪させてもらうよ、マミ」 マミ「…」 QB「君たちの魂をそんなものに変えて悪かったよ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:40:31.62 ID:oZ9POPpWO - マミ「…いいわ」
QB「えっ?」 マミ「たしかに…キュウべえの言うことは正しいと思うわ」 QB「…」 マミ「あまり…良い気はしないけど…」 マミ「でも…私は大丈夫よ…!」 QB「マミ…」 マミ「おしえてくれて…ありがとう…!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:43:41.78 ID:oZ9POPpWO - QB「ありがとう…か」
QB「そう言って貰えると…僕も助かるよ」 マミ「キュウべえ、話はそれだけなの?」 QB「…!」 マミ「ならよかった…うん、私は大丈夫よ!」 マミ「これが私の魂なのなら…今まで以上に大切にしなきゃね!」 QB「マミ…」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:47:40.25 ID:oZ9POPpWO - マミ「どうしたの?」
QB「話は…それだけじゃないんだ」 マミ「えっ?」 QB「マミ、ここからが一番重要な話しになるよ」 マミ「一番重要…」 QB「うん」 マミ「わかったわ…話して」 QB「その前に約束してほしいんだ」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 10:50:43.45 ID:oZ9POPpWO - マミ「約束?」
QB「うん、絶対にこの約束を守ってくれるのなら話を続けるよ」 マミ「うん…わかったわ!」 QB「約束してくれるんだね?」 マミ「もちろんよ!」 マミ「…それで、どんな約束なの?」 QB「…絶望」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:02:57.28 ID:oZ9POPpWO - マミ「えっ?」
QB「これから僕が話す内容を理解しても、絶対に絶望しないって」 QB「そう約束してほしいんだ」 マミ「絶望しない…?」 QB「うん、絶対に絶望しないって」 QB「希望を捨てないって、約束してよ!」 マミ「絶望しないで希望を捨てない…!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:18:38.58 ID:oZ9POPpWO - QB「それを約束しなければ、話すことはできないよ」
マミ「そんなこと言われたって…」 QB「今から僕の話すことはマミを絶望させるかもしれない」 マミ「そんなに酷い話なの…?」 QB「うん…魔法少女の最期に関わるからね」 マミ「最期って…」 QB「約束できないなら話さないよ…!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:31:57.03 ID:oZ9POPpWO - マミ「…もし絶望したらどうなるの?」
QB「それは…言えないよ」 QB「いや、言いたくないよ」 マミ「…」 QB「マミ、無理して知る必要はないよ」 マミ「…私は…」 マミ(キュウべえの言うように…知らなければ何も悪いことはないのかもしれない…) マミ(でも…キュウべえに感情が芽生えるほどのこと…なのよね?)
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:38:20.25 ID:oZ9POPpWO - マミ(それに…私自信のことなのよ…!)
マミ(ここで引いたら…いけない気がするの) マミ(後悔なんて…!) マミ「…キュウべえ!」 QB「…」 マミ「話して…!」 QB「…いいんだね?」 マミ「うん…!」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:49:15.74 ID:oZ9POPpWO - QB「…わかったよ、少しずつ話すね」
マミ「…お願い」 QB「まず、なんでソウルジェムをグリーフシードで浄化するのかわかるかい?」 マミ「…消耗した魔力を元通りにするためよね?」 QB「そうだね」 QB「じゃあソウルジェムが濁りきったらどうなるか…わかるかい?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 11:54:02.56 ID:oZ9POPpWO - マミ「濁りきったら…?」
QB「うん…」 マミ(魔力を消費できなくなるはずよね…) マミ(ソウルジェムは私の魂…) マミ(魂を消費すると言うことは…) マミ(まさか…) マミ「…死ぬの?」
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- マミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/11(金) 12:00:14.64 ID:oZ9POPpWO - QB「…」
マミ「キュウべえっ…」 QB「…正解だよ」 マミ「…やっぱりね」 QB「たしかに、君たち魔法少女はソウルジェムが濁りきると死んでしまう」 マミ「そう…」 マミ(でも…これは予想できてたわ) マミ「キュウべえ、そのことなら大丈夫よ!」
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