- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 13:40:17.85 ID:+DOIyH/60 - 委員長「どうかしたの?」
雪少女「い、いえ……まあ、他の人のおしっこで溶けるかなぁって」 委員長「どいうこと?」 雪少女「な、なんでもないです」 委員長「なら、いいけど」 雪少女「ところで次の授業は?」 委員長「えっと、美術だね」 雪少女「あ、じゃあ美術室に?」 委員長「うん」 雪少女「じゃあ、急ぎましょう!」 委員長「手袋!!」 雪少女「おっと……はい」 委員長「よ、よし……行こう」 「きゃぁぁあ!!!!なにこの便器!?!?凍りついてる!?!?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 13:48:37.15 ID:+DOIyH/60 - ―6限目 美術―
教師「では、今日はこの木を彫刻刀で掘ってください」 「「はーい」」 教師「指などを切らないように気を付けてくださいね」 友「うーん……どんな風に掘ろうかな……」 委員長「むずかしいよね」 雪少女「ふん!ふん!!」 委員長「ご、豪快だね……危なっかしいほどに」 雪少女「そうですか?こう、インスピレーションが浮かんで来ちゃって……ふん!ふん!!」 委員長「あ、あぁ……なんか怖い……」 友「そんな過保護にならなくても……」 委員長「だ、だって……」 雪少女「ふん!!ふん!!―――いた!?」 委員長「ほら!!大丈夫!?」 雪少女「あ、だ、だいじょうぶです!!」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 13:52:51.88 ID:+DOIyH/60 - 委員長「みせて!」
雪少女「うぅ……」 委員長「つめたっ……!!―――結構、ざっくりいってるなぁ」 雪少女「あ、あのそれ以上、素手で触ってると火傷しちゃいますよ……?」 委員長「先生!!」 教師「どうしたの?」 委員長「保健室に連れて行きます」 教師「指を切ったのね。いいわ、おねがい」 委員長「ほら、いこう」 雪少女「は、はい……」 友「……」 友「ん……?」 友「なんだ……落ちた血が光ってる……」 友「つめたい……凍ってる?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 13:57:00.69 ID:+DOIyH/60 - ―保健室―
委員長「失礼しまーす」 委員長「誰もいない……仕方ないね」 雪少女「あの……もう、私に触れない方が……」 委員長「水で傷口を洗わないとね?」 雪少女「はい……」 委員長「そこの水道で洗って。その間に消毒液とか準備するから」 雪少女「はい……」 委員長「えっと……あった、あった」 雪少女「……」 委員長「ほら、ベッドのとこに座って」 雪少女「はい」 委員長「染みるかもしれないけど、我慢してね」 雪少女「……」 委員長「あとは、ガーゼと包帯を……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:01:04.97 ID:+DOIyH/60 - 委員長「はい、できた。―――痛くない?」
雪少女「はい……」 委員長「なに?包帯の巻き方が下手とか言いたいの?」 雪少女「委員長さん……手……」 委員長「あ……こ、これくらい平気だよ」 雪少女「ごめんなさい……こんなに赤くなって……痛い、ですよね?」 委員長「少しだけだから」 雪少女「初日から……すいません……」 委員長「いいよ。気にしないの」 雪少女「委員長さん……」 委員長「まだ、痛い?もう少し、ここにいる?」 雪少女「はい……」 委員長「うん。じゃあ、あと少しだけいよっか」 雪少女「でも、授業は……?」 委員長「いーって。一回ぐらい欠席しても」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:05:02.57 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「委員長さん……」
委員長「んー?」 雪少女「……」 委員長「なによ?」 雪少女「き、訊かないんですか?」 委員長「なにを?」 雪少女「わ、私が何者か……」 委員長「訊いたら、教えてくれる?」 雪少女「……」 委員長「言いたくないことをわざわざ訊いたりしないよ、私は」 雪少女「委員長さん……」 委員長「友達、だもんね?」 雪少女「ともだち……」 委員長「違った?」 雪少女「い、いえ!!そ、その通りです!!」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:08:59.60 ID:+DOIyH/60 - 委員長「ふわぁぁ〜」
雪少女「そろそろ、戻ります?」 委員長「もういいや。あと10分だし」 雪少女「そうですか」 委員長「うん……ちょっとねちゃおっと」 雪少女「……」 委員長「……」 雪少女「…………んー」 委員長「なに顔を近づけてるの?」 雪少女「え……」 委員長「……」 雪少女「あ、ほら……こういうときは……なんか、顔を近づけたくなるっていうかぁ」 委員長「ふーん」 雪少女「あははは」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:13:22.65 ID:+DOIyH/60 - ―教室―
友「あ、お帰り」 委員長「ごめんね。また荷物を」 友「それはいいけど、大丈夫だった?」 委員長「うん」 雪少女「こ、この通り」 友「そっか」 委員長「さてと、帰る準備でもしようかなぁ」 友「だねー」 雪少女「あ、あの……」 「委員長ー、ちょっといいかなー?」 委員長「なにー?」 雪少女「あ……」 友「ねえねえ」 雪少女「はい?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:19:54.83 ID:+DOIyH/60 - 友「これ……貴女の血なんだけど」
雪少女「!?」 友「なんでか凍ってるんだよね。しかも解けないし」 雪少女「そ、それは……」 友「どうしてなの?」 雪少女「えと……」 友「雪女……とか?」 雪少女「ななな、なにをいっておりますか!!ゆ、雪女なんていいい、いるわけないじゃないですか!!」 友「分かりやすい……」 雪少女「も、もう……ま、漫画の読みすぎですよ!」 友「そ、そう?」 雪少女「はい!!」 友「……」 雪少女「……あぅ」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:24:57.36 ID:+DOIyH/60 - 委員長「じゃあ、また明日ね」
友「また雑用?」 委員長「まあね」 雪少女「お疲れさまです」 委員長「さよなら」 雪少女「はい」 友「バイバーイ」 雪少女「……」 友「ん?」 雪少女「あの……」 友「な、なに……そ、そんなに見つめないでよ……」 雪少女「なんでもしますから黙っていてくださいね!!お願いします!!」 友「は??」 雪少女「約束ですよ!!」 友「う、うん……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:29:41.99 ID:+DOIyH/60 - ―翌日―
委員長「おはよ!」 雪少女「あ、おはようございます!」 委員長「どうかした?」 雪少女「な、何もきいてません?」 委員長「なにが?」 雪少女「い、いえ、何も聞いてないなら……いいんです」 委員長「ん?」 雪少女「……」 友「おーっす!!」 雪少女「……!?」 委員長「おはよう!」 友「うん!おはよ!」 雪少女「……あ、さ、さきにいきます!!」 委員長「あ……どうしたんだろう?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:32:31.50 ID:+DOIyH/60 - ―昼休み―
委員長「ごはん食べよ!」 友「うん」 雪少女「……」 委員長「ほら、こっちきなよ」 雪少女「……わ、私……食堂で食べます!!」 委員長「え……」 友「どうしたんだろう?」 委員長「……」 友「変な子だね」 委員長「そうだね……」 委員長(昨日と態度が一変してる) 委員長(嫌われるようなことしたかな?)
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:37:21.90 ID:+DOIyH/60 - ―数日後 教室―
「あの子、あんまりしゃべらないよね」 「うん。何考えてるかわかんないよね」 雪少女「……はぁ」 委員長(まずい……孤立し始めてる……) 委員長(なんとかしないと……) 委員長「ねえ」 雪少女「……な、なんですか!?」 委員長「あ、えと……転校初日以降、まともに喋ってくれないくなったから……なんでかなって」 雪少女「……」 委員長「ねえ……どうしたの?」 雪少女「……本当は知ってるんですよね?」 委員長「何が?」 雪少女「……その優しさが辛いんです!!うわーん!!」 委員長「えぇ!?なんで泣くの?!」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:41:31.82 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「わたしのことなんて、放っておいてください!!」
委員長「ちょ!!待ってよ!!」 委員長「なんなの?」 友「ん?あの子、泣きながら真珠を落としていったけどなんかあったの?」 委員長「真珠?」 友「ほら」 委員長「本当だ。綺麗……」 友「最近、なんか暗いよね」 委員長「うん……」 友「大丈夫かな?」 委員長「……私がなんとかするよ」 友「おお」 委員長「委員長として!――そして、あの子の友達として!!」 友「カッコいいな」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:46:07.93 ID:+DOIyH/60 - ―数ヵ月後 12月 終業式―
教師「じゃあ、みんな体には気を付けてな」 「「はーい」」 委員長「……」 雪少女「……はぁ」 委員長(なんの進展もないまま、明日から冬休みか……) 委員長(もう完全に浮いちゃってるしなぁ) 委員長(みんなも半ば腫れものみたいに扱いだしたし……) 委員長「……はぁ」 友「帰ろうよ!」 委員長「う、うん」 友「そうだ。明日のクリスマスイヴは暇?」 委員長「……嫌なこと訊かないでよ……クリスマスイヴ……?」 友「うん。で、次の日はクリスマス!――毎年恒例のお泊り会、するっしょ?」 委員長「……そっか。それいい!!」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:50:37.29 ID:+DOIyH/60 - CM
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 14:58:34.73 ID:+DOIyH/60 - 委員長「……ねえ!!」
雪少女「……ひゃい!?」 委員長「明日、暇?」 雪少女「あ、あしたですか……ど、どうして?」 委員長「毎年ね、私の家でお泊りしてクリスマスパーティしてるんだけど、貴女もこない?」 雪少女「……」 委員長「……彼氏、いるの?」 雪少女「……いません」 委員長「なら、いいよね?」 雪少女「でも、ご迷惑じゃあ」 委員長「いつも二人だから、そんなことないよ」 友「一緒にパーティしようよ」 雪少女「……えっと……はい」 委員長「よかった」 雪少女「……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:03:44.68 ID:+DOIyH/60 - ―通学路―
友「プレゼントどうしよっかなぁ」 委員長「ふふ、いつも迷うよね」 雪少女「……プレゼント?」 友「クリスマスプレゼントに決まってるじゃない」 雪少女「はぁ」 委員長「知らないの?」 雪少女「……すいません」 委員長「クリスマスには仲良しの人にプレゼントをあげる習慣があるの」 雪少女「そうなんですか?」 友「というか、なんで知らないの?」 雪少女「えっと……こっちの文化に馴染みがなくて」 委員長「……こっちて」 友「……?」 雪少女「し、しってるくせに……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:08:30.21 ID:+DOIyH/60 - 委員長「じゃあ、私こっちだから」
友「じゃあ、明日は……」 委員長「夜の6時から!」 友「おっけー!」 委員長「バイバーイ!!」 雪少女「さ、さよなら……」 友「さてと、明日朝の10時に駅前ね」 雪少女「……え?」 友「クリスマスプレゼント、一緒に選ぼう」 雪少女「でも……」 友「いや?」 雪少女「い、いえ……」 友「なら。約束」 雪少女「……はい」 友「……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:11:34.02 ID:+DOIyH/60 - ―委員長宅―
委員長「プレゼントはどうしようかなぁ」 ピリリリ 委員長「はーい、委員長だよー」 友『明日、10時に駅前!!』 委員長「プレゼント選び?」 友『そそ』 委員長「いいよー」 友『じゃあ、遅れないようにしてね』 委員長「りょうかいっす」 友『でわでわ〜』 委員長「……プレゼント選びか」 委員長「まぁ、相手の欲しいものわかるしいいけど」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:15:51.56 ID:+DOIyH/60 - ―翌日 駅前―
雪少女「……」 委員長「……あれ?」 雪少女「い、委員長さん!?」 委員長「どうしたの?」 雪少女「あの……呼ばれたので……」 委員長「そうなんだ」 友「おっはよー」 委員長「結局、朝から遊ぶのね」 友「その方がいいじゃん?」 委員長「ま、そうかな」 雪少女「……」 委員長「さ、いこ!」 雪少女「あ……はい」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:20:19.36 ID:+DOIyH/60 - ―ショップ―
友「私、向こうみてくるー」 委員長「もう勝手に……」 雪少女「……(キョロキョロ」 委員長「あ、ダメダメ」 雪少女「え?」 委員長「ほら、手」 雪少女「あの……」 委員長「迷子になるよ?」 雪少女「そ、そんな子どもじゃないです!!」 委員長「一緒に選ぼうか」 雪少女「は、はい」 委員長「どれもかわいいねー」 雪少女「そ、そうですね」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:26:16.99 ID:+DOIyH/60 - 委員長「あ、これいいかも」
雪少女「なんですか?」 委員長「ほら、白ウサギの置物」 雪少女「かわいい……」 委員長「これ、貴女のプレゼントでいいかな?」 雪少女「えぇ!?」 委員長「どうしたの?」 雪少女「そ、そんな高価なもの……悪いです」 委員長「500円なんだけど」 雪少女「い、いいんですか?」 委員長「もちろん!」 雪少女「……あの、どうして私に構ってくれるんですか?」 委員長「え?」 雪少女「知っているんですよね……私のこと」 委員長「何の話?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:30:22.90 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「わ、私が……その……人間じゃないって」
委員長「はい?」 雪少女「ゆ、雪女……だって……」 委員長「ゆきおんな?」 雪少女「はい……」 委員長「意味がわかんないけど」 雪少女「え?」 委員長「え?」 雪少女「あの……聞いたんじゃないんですか?」 委員長「誰から何を?」 友「決まったのー?」 雪少女「この人から、私が雪女だって」 友「何の話だ」 委員長「いや、何もきいてないけど?」 雪少女「え?ほ、本当に?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:37:56.65 ID:+DOIyH/60 - 委員長「うん」
友「何の話?」 雪少女「そ、そうなんですか……お母さんは人間はすぐに言いふらすって言ってたのに……」 委員長「よくわかんないけど。雪女ってどういうことなの?」 友「雪女?」 雪少女「わ、私……てっきり正体がばれたかと思って……それであの……嫌われたんじゃないかって」 委員長「ちょっと待って。貴女、雪女なの?」 雪少女「は、はい」 友「えー?!!」 雪少女「いやいや、貴女は気が付いてましたよね!?」 友「あ、いや……別に思いつきで言っただけなんだけど」 雪少女「なんですと……?」 委員長「雪女……だから体が冷たいのね?」 雪少女「そ、そうです……」 委員長「でも、今までずっとお昼とか誘ってたんだし、嫌ってないってわからなかった?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:42:27.62 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「そ、それは……委員長という立場上仕方なくやっているんだと」
委員長「な……」 雪少女「だから、その……なるべく負担をかけまいと避けてたんですが」 委員長「………」 雪少女「ご、めんなさい」 委員長「……ねえ」 雪少女「は、はい」 委員長「じゃあ、私のこと好き?」 雪少女「え……」 委員長「嫌いじゃない?」 雪少女「も、もちろん……だって、委員長さんは優しいし……き、きらいになんて……」 委員長「よかったぁ……ぐすっ……ほんとうにぃ……」 雪少女「い、委員長さん!?ど、どうしたんですか!?」 友「ずっと気にしてたんだよ?貴女に嫌われたかもしれない。何かしたんじゃないかって」 雪少女「委員長さん……ごめんなさい……私……知らずに……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:46:13.39 ID:+DOIyH/60 - 委員長「いいの……嫌いじゃないなら……それで」
雪少女「はい……」 友「じゃあ、プレゼント選んじゃおう」 委員長「うん」 雪少女「……」 委員長「どうかした?」 雪少女「いえ……どれがいいか迷います」 委員長「なんでもいいよ?貴女の気持ちがこもっていればね」 雪少女「私の気持ち……あ、じゃあ、手作りでもいいですか?」 委員長「え?今から?」 雪少女「はい!!」 委員長「ま、間に会うなら」 雪少女「がんばります!!」 委員長「う、うん」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:50:47.38 ID:+DOIyH/60 - ―夜 委員長宅―
友「ではー、女だらけのクリスマスイヴがはじまりましたー」 委員長「いえーい」 友「来年こそはこの会が開かれないことを切に願いながらカンパーイ!!」 委員長「ねえ、あの子は?」 友「……いないね」 委員長「どうしたんだろう……手作りのプレゼントにするっていってたけど」 友「間に合わなかったのかな?」 委員長「まあ、そのうち来るよね」 友「家も教えたしね」 委員長「それじゃあ、お先に」 友「うん!」 委員長「カンパーイ」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 15:55:09.43 ID:+DOIyH/60 - 友「すやすや……」
委員長(もう1時だ……) 委員長「はぁ……やっぱり、嫌われてたのかなぁ」 雪少女『ご、ごめんくださーい』 委員長「え!?」 雪少女『あ、あけてくださーい』 委員長「ベランダから声が……」 ガラッ 雪少女「すいません、遅くなりました」 委員長「遅すぎるよ!」 雪少女「ごめんなさい」 委員長「もう来ないかと思ったじゃない」 雪少女「これ……掘ってたら時間かかって……」 委員長「な、なにこれ……私の氷像!?」 雪少女「は、はい……八分の一サイズです」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:00:06.17 ID:+DOIyH/60 - 委員長(気持ちは嬉しいけど……)
雪少女「……」 委員長「これ、どうやって作ったの?」 雪少女「え!?」 委員長「やっぱり氷を削って?」 雪少女「い、いえません……」 委員長「なんで?」 雪少女「すいません……企業秘密です」 委員長「……?」 雪少女(氷がなかったからおしっこで代用したなんて絶対に言えない) 委員長「まあいいか。ありがとう。私の為にがんばってくれたんだもんね」 雪少女「はい、がんばって出しました」 委員長「出した?」 雪少女「あ、いえ……なんでもありません!!」 委員長「変なの。ほら、こっちきて。お腹すいたでしょ?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:04:30.93 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「―――はぁ、お腹一杯」
委員長「あ、これ。メリークリスマス」 雪少女「あ、白ウサギ♪」 委員長「大事にしてね?」 雪少女「はい!末代まで受け継がせます」 委員長「そこまで大事にされると恥ずかしいね」 雪少女「えへへ……かわいい」 委員長「……」 雪少女「な、なんですか?」 委員長「暖房、あついでしょ?」 雪少女「そ、そんなことは……」 委員長「こっちきて」 雪少女「は、はい」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:09:49.17 ID:+DOIyH/60 - ―空き部屋―
雪少女「あ♪」 委員長「ここなら涼しいでしょ?」 雪少女「でも……委員長さんが寒いんじゃあ」 委員長「大丈夫。厚手の服とか着てるし、重ね着してるから」 雪少女「委員長さん……」 委員長「隣、座ってもいい?」 雪少女「はい」 委員長「……これから、もっと学校でもお喋りしようね?」 雪少女「……はい」 委員長「もう、嫌だからね?避けられるの」 雪少女「……はい」 委員長「……」 雪少女「……」 委員長「……なに?」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:13:40.86 ID:+DOIyH/60 - 雪少女「……あ、いえ……」
委員長「そういえば、保健室で顔近づけてきたことがあったよね?」 雪少女「……あ」 委員長「……あの続き、しよっか?」 雪少女「え?!いや……だめです!!」 委員長「別にいいじゃない。女同士ならノーカンでいいし」 雪少女「いや……あのときは、その……考えなしにしようとしただけで……」 委員長「ほら……」 雪少女「あ……だめ……」 委員長「……ん」 雪少女「んむ……」 委員長「……」 雪少女「……」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:16:19.75 ID:+DOIyH/60 - ―翌朝―
友「ふわぁぁ〜」 友「あれ?いない……?」 友「おーい!!」 雪少女「……」 友「うわぁ!?」 雪少女「……どうしたいいのでしょうか?」 友「なに?」 委員長「……」 友「おはよ。どうしたの俯いて?」 委員長「……」 友「ほら、顔あげなよ」 委員長「……あ」 友「……ど、どうしたの?その唇……なんか……腫れあがって……」 委員長「うるふぁい」
|
- 委員長「転校生がなんか冷たいんだけど」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 16:21:57.50 ID:+DOIyH/60 - 友「で、どうしたらそんな唇だけ霜焼けに?」
雪少女「……それは」 委員長「……別にいいでしょ」 友「ははーん……じゃあ、私トイレー」 雪少女「あ……トイレは……」 委員長「……責任取ってよね?」 雪少女「え……?」 委員長「これからずっと友達でいてくれないと、許さないからね」 雪少女「……はい……そんな責任の取り方ならいくらでも……」 委員長「……ふん」 雪少女「……委員長さん……」 友「きゃぁぁぁぁ!!!!便器が凍ってるぅぅぅ!!!!」 委員長「……前言撤回」 雪少女「そ、そんな!?!あぅ……だから近代トイレはいやなんですぅ!!」 おわり。
|
- 母ちゃんとイカ娘見たwwwwwww
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/11/01(火) 17:28:45.68 ID:+DOIyH/60 - Q イカ娘って面白いの?
A イカ娘は可愛い Q イカ娘の見所は? A イカ娘の挙動・言動
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/11/01(火) 17:33:53.22 ID:+DOIyH/60 - さくら「行こう、ケロちゃん!!」
ケロちゃん「よっしゃ!!」 知世「さくらちゃん、行きますの?」 さくら「うん。ごめんね、知世ちゃん」 知世「では、この衣装を……どーぞ♪」 さくら「ま、またぁ?」 知世「>>5はさくらちゃんにぴったりですわ!」 さくら「うぅ……」 ケロちゃん「さくら!はよせえ!!」 さくら「わかったよぉ」 知世「うふふ」 サブタイトル『さくらと愉快な>>10』
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/11/01(火) 17:41:53.94 ID:+DOIyH/60 - さくら「ほぇぇ〜動きにくいよ〜」
知世「きゃー、よちよち歩きのガチャピンさくらちゃん、超絶萌えですわ〜」 ケロちゃん「なんやこれ、ちゃんと戦えるんかいな」 知世「大丈夫ですわ。通気性も完璧ですし」 さくら「と、とにかく行かなきゃ……クロウさんの気配がするし」 知世「ですわね」 さくら「んしょ……よいしょ……」 知世「あんよがじょーず♪あんよがじょーず♪」 さくら「ほぇぇ」 ―――1階 桃矢「ん?」 さくら「ちょ、ちょっと遊びにいってきまーす」 桃矢「怪獣」 さくら「さくら>>15じゃないもん!!!」 桃矢「え?」
|
- BLEACHの乱菊さんと真面目にお付き合いしたい
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/11/01(火) 17:44:32.94 ID:+DOIyH/60 - が死んでる
|
- 小鳥遊「本当は山田が一番かわいいと思っているけど言い出せない」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 17:50:51.75 ID:+DOIyH/60 - 山田「あ」
バリン!! 小鳥遊「……」 山田「……なんですか?ちゃんと片付けますよ」 小鳥遊「……いいよ。やっておく」 山田「え?」 小鳥遊「ほら、いいから……」 山田「わ、わかりました。お願いします」 小鳥遊「まて」 山田「な、なんですか?」 小鳥遊「頭、撫でさせろ」 山田「なんでですか!?なにするんですか!?――やめてぇ」 山田ってそんなにかわいいか?
|
- 小鳥遊「本当は山田が一番かわいいと思っているけど言い出せない」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 17:58:18.22 ID:+DOIyH/60 - >>11
小鳥遊「なんだか山田の顔色が……」 ぽぷら「うん」 伊波「ゾンビ見たい」 山田ゾンビ「ウオー!!!」
|
- 母ちゃんとイカ娘見たwwwwwww
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:00:33.12 ID:+DOIyH/60 - カーチャンがハルヒのエンドレスエイトみてて
「この女の子は死んでて、ずっと同じ夢を見てると思うの」 って言ってた
|
- 小鳥遊「本当は山田が一番かわいいと思っているけど言い出せない」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:05:54.75 ID:+DOIyH/60 - 小鳥遊「……(ナデナデ」
山田「うぅえぇぅぅ〜」 小鳥遊「……」 小鳥遊(落ち着くなぁ……なんだろう……) ぽぷら「あ、なにしてるの!?」 小鳥遊「先輩!?山田がまたお皿を割ってしまって」 ぽぷら「怪我はない?大丈夫?」 山田「は、はい!大丈夫です!!」 ぽぷら「よかったね」 小鳥遊(先輩はやっぱりちっちゃくてかわいい……) 小鳥遊(だけど……) 山田「お皿が勝手に割れちゃって……困ったものですよ」 ぽぷら「そうなの?!」 小鳥遊(山田は別の……可愛さがあるような……ないような)
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/11/01(火) 18:11:42.82 ID:+DOIyH/60 - 桃矢「ビッチ?」
さくら「あ……」 桃矢「おい、さくら。こっちこい」 さくら「な、なに?」 桃矢「その言葉、どこで覚えた?」 さくら「え、えーと……」 桃矢「いえ」 さくら「あの……」 知世「あ、あの……」 桃矢「なんだ?」 知世「>>20さんがさくらちゃんに……」 桃矢「>>20が?本当か?」 さくら「う、うん……で、でも、ビッチって言葉の意味は知らないよ?ほんとだよ?」
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:16:15.15 ID:+DOIyH/60 - 桃矢「誰だよ……そいつ」
知世「フルフェイスのヘルメットをしていて、顔までは……」 桃矢「そいつになにかされたか?」 さくら「え……」 桃矢「体を触られたとか」 さくら「あ、えと……」 桃矢「あるのか?」 さくら「>>24を触られた……」 桃矢「なんだと!?」
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:26:13.78 ID:+DOIyH/60 - 桃矢「……ちょっとでかけてくる」
さくら「あ、お兄ちゃん……」 知世「どうされたのでしょうか?」 さくら「わかんない……」 ケロちゃん「おい、さくら!はよ、いくで!!」 さくら「あ、うん……でも……」 知世「どうしたんですか?」 さくら「嫌な予感がするの……」 知世「嫌な予感……?」 さくら「なんだか、とっても……」 ケロちゃん「そんな弱腰でどうすんねん!!ご町内を守るスーパー魔法少女やろ!?」 さくら「う、うん……」 ケロちゃん「ほら。いくで」 知世「クロウさんの気配はどこから?」 さくら「多分、>>27のほうだと思うの」
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:33:14.35 ID:+DOIyH/60 - ―――ぺんぎん大王の公園
ケロちゃん「なんや、ここはもう特異点やな」 さくら「でも、クロウさんの気配がするよ」 知世「ファイトですわ、さくらちゃん!」 ケロちゃん「でも……特段おかしな点は……」 さくら「うん……」 >>31「あ、さくらちゃんだ」
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:39:21.54 ID:+DOIyH/60 - 小狼「さくら!!」
さくら「小狼くん!どうしたの?!」 小狼「い、いや……クロウの気配がしたから、さくらも来ているだろうと思って……」 さくら「小狼くん……ありがとう!」 小狼「う、うるさい!!……そ、それより何か異変はあったのか?」 さくら「それがどこにも見当たらなくて……」 小狼「向こうは見てみたか?」 さくら「ううん」 小狼「よし>>35に行ってみるぞ」 さくら「うん」 知世「流石は李くんですわ。さくらちゃんのピンチには駆けつけますのね」 小狼「だ、だまれ!!」 ケロちゃん「けっ!」
|
- さくら「クロウさんの気配がするよ!」ケロちゃん「安価で解決や!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:46:52.99 ID:+DOIyH/60 - ―――公衆トイレ
さくら「ほぇぇ……ここクロウさんの気配が強くなってる」 小狼「どうやらここのようだな」 ケロちゃん「何があるか分からんからきぃつけよ」 さくら「う、うん……」 知世「でも、どちらの様子を見ますの?」 さくら「あ、ど、どうしようか小狼くん?」 小狼「お、俺にきくな」 さくら「でも……」 ケロちゃん「あーもう、適当でええやんか!!」 さくら「男の子用か女の子用か……」 小狼「よ、よし>>44の方を見てみよう」
|
- テイルズオブエクシリア
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/11/01(火) 18:49:58.01 ID:+DOIyH/60 - OPは歴代でもかなりいい出来だと思うの
|