- マミ「お友達100人できるかな」
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:38:21.95 ID:BvaLQg+n0 - 銃を構えた瞬間、大きな地響きが鳴り響き、後ろから巨大な影が現れた
マミ「なっ…魔女?いえ、でも、こっちにいるのが本体なんじゃ……」 しかし、どこかで見たことのある影だ……木製の牛に跨り木製の剣を持った木製の人 これはもしかして、 マミ「手彫りの……なんだったかしら?」 さくら「大威徳明王デスヨ」 麻衣「離れて」 マミ「その声は……水上さん!?」 さくら「コレは予想外の展開デスネ」 西洋の甲冑を身に纏い、手には錫杖を持っていた 麻衣「オン・シュチリ・キャラロハ・ウン・ケン・ソワカ」ペコリ 水上さんが手を合わせ何かを唱えてお辞儀をすると、木彫りの巨大な人形が剣を振り下ろした その一撃で、あっという間に魔女は消え去ってしまい、巨大な人形も消えた 麻衣「大丈夫?」 マミ「私は大丈夫だけど……びっくりしたわ、あなたも魔法少女だったのね」 麻衣「みんなには、内緒」
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- マミ「お友達100人できるかな」
546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:41:31.79 ID:BvaLQg+n0 - マミ「最初から気付いてたの?」
麻衣「勿論…そっちも気付いてたと思ってた」 マミ「うっ…そうだったの……それで私に対する親愛度が高かったのね」 麻衣「無事で何より」 マミ「どうしてここに?」 麻衣「この町に魔法少女は私だけ……だから私が守る」 マミ「……そっか…水上さんは……今度来る、ワルプルギスの夜って知ってる?」 麻衣「知ってる」 マミ「一応聞くけど……私達と一緒に戦ってくれないかしら?あなたの戦力なら申し分ないのだけれど」 麻衣「……それは無理。私はこの町を守らないと駄目」 マミ「……そう言うと思ったわ。仕方ないわね」
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- マミ「お友達100人できるかな」
548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:42:37.43 ID:BvaLQg+n0 - マミ「この町にも少し被害があるかもしれないけれど、ここは任せたわ……必ず勝ってくるから」
麻衣「これあげる」 水上さんが渡してくれたのは、手彫りの像だった 麻衣「弥勒菩薩……役に立つ」 マミ「ありがとう……でも、どうやって使うの?」 麻衣「オン・マイタレイヤ・ソワカ…これを手を合わせて唱える、その後お辞儀…これで動く」 マミ「おんまれ…?ごめんなさい、もう一回言ってくれないかしら?」 さくら「大丈夫デスヨ、私が記憶しマシタ」 麻衣「頑張って」 マミ「えぇ……そうだわ!ひとつお願いしていいかしら?」 紙を取り出して私の住所と連絡先を書き記す
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- ほむら「戻りすぎた」マミ「貴女誰ですか?」
683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:44:06.81 ID:BvaLQg+n0 - >>679
またお前ってやつは… よくやった
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- マミ「お友達100人できるかな」
549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:45:06.05 ID:BvaLQg+n0 - マミ「ワルプルギスの夜から3日以内に連絡してほしいの……実は、訳あって私の部屋に魔女がいて……
もし私が死んでたら暴れ出すだろうから、その前に……退治して欲しいの」 麻衣「……」スッ マミ「オッケー…?」 麻衣「……」スッ マミ「…お釈迦様?」 さくら「マミさんは死なせマセンよ、大事な観察対象ですカラ」 マミ「……でも、流石に魔力を使い切ってしまったら、さくらちゃんにもどうしようもないわ」 麻衣「任せて」 マミ「えぇ、頼りにしてるわ……私達、もうお友達だものね」 私達は握手をして別れた この町は、きっとずっと平和だろう……水上さんがいる限り、私の友達もずっと平和に過ごしてくれるはずだ ━現在友達29人━
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- マミ「お友達100人できるかな」
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:49:45.46 ID:BvaLQg+n0 - 時は 数日ほど前に遡る!!!
ほむら「まさか本当にあの二人と友達になるなんてね」 マミ「多分私達のことも信用してくれるはずよ」 ほむら「これで戦力は揃ったわね……あの二人がこちらについてくれるのなら、もう一度作戦を立て直さないと」 マミ「そこら辺は全部任せていいかしら?」 ほむら「平気よ、慣れてるから」 マミ「慣れてる、ね……頼りにしてるわよほむほむ」 ほむら「その名前で呼ばないで」 マミ「それから魔法少女顔合わせ会をやろうと思うんだけど、どうかしら?」 ほむら「顔合わせ?確かにその方が作戦もスムーズにいくとは思うけれど……危険じゃないかしら?」 マミ「危険?」
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- ほむら「戻りすぎた」マミ「貴女誰ですか?」
698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 10:51:32.20 ID:BvaLQg+n0 - やったああああああああああああ
よかったねマミさん!!!!
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- マミ「お友達100人できるかな」
554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:00:50.41 ID:BvaLQg+n0 - ほむら「杏子もさやかも、勿論私もだけど、あの二人にはいい印象がないもの
喧嘩どころか殺し合いになるかもしれないわよ」 マミ「大丈夫だとは思うんだけど……そこは私が仲裁するしかないわね」 ほむら「平気なの?」 マミ「大人を舐めないでよ?」 ほむら「なら、もしものときはお願いね。それでなくても、あなたがいないと気まずい空気になるでしょうから」 マミ「それは私だけの問題じゃないわよ……とりあえず、場所はあなたの家でいいかしら?」 ほむら「え?……いえ、そうね…ワルプルギスの夜の資料もあることだし、少し狭いけれどうちにしましょう」 マミ「日付は明後日の放課後でどう?」 ほむら「私は問題ないわ。皆にもそう伝えておくから、あなたもあの二人に伝えておいてちょうだい」 マミ「えぇ、それでいいわ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:07:56.33 ID:BvaLQg+n0 - 某日、魔法少女顔合わせの会
並びは暁美さんを中心に右サイドが鹿目さん、美樹さん、杏子、ゆまちゃん 左サイドに私、さくらちゃん、キリカ、織莉子である そこは、振り子の音しか響かないほど静かで、気まずく重い空気がその場を支配していた マミ「まずは自己紹介よね!といっても、大体皆分かってるかしら?」 さくら「ドウモドウモ、毎度お馴染み道明寺さくらと愉快な友達一号デス」 マミ「それって私のこと!?」 一同「…………」 マミ(沈黙が重いわ……鹿目さんはキリカと織莉子に睨まれてるし、それを三人が睨んでゆまちゃんが真ん中でオロオロしてるし) さくら「マミさん、アレを使いマスカ?」 マミ「あれ?」 さくら「ナーニ、コノ装置を使えば一発デほんわかデスゼへっへっへ」 マミ「毒電波は禁止よ?」
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- ほむら「戻りすぎた」マミ「貴女誰ですか?」
714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:10:31.39 ID:BvaLQg+n0 - >>713
面白かったから全てよしだよ おつかれ 最後の一文には全面同意せざるを得ない
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- マミ「お友達100人できるかな」
559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:11:27.69 ID:BvaLQg+n0 - マミ「ほらみんな!魔法少女同士、仲良くしましょう!ね?」
キリカ「二人違うのがいるよね」ボソッ まどか「うっ…」ズキン さくら「私もデスカ?」キョトン 織莉子「キリカ」 キリカ「チッ……ごめんよ織莉子」 さやか「ムッ…そっちじゃなくてまどかに謝んなさいよ!」 キリカ「なぁんで私がそんなことしなくちゃならないんだい?君に指図される覚えは欠片もないけどね」 さやか「なんだとぉ!?」 マミ「静かにしなさい!!!」バン
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- アゲハ「トラブルハンター参上!」まどか「!?」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:15:27.71 ID:BvaLQg+n0 - PSYRENってジャンプのか
読んだことはないけど支援だ
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- マミ「お友達100人できるかな」
561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:18:58.45 ID:BvaLQg+n0 - マミ「私達がいがみ合ったままで倒せるような敵ではないはずよ、ワルプルギスの夜は」
キリカ「でもさぁ、織莉子の未来視で勝てる未来が見えてたんならそれでいいんじゃないかなあ?」 織莉子「そうでもないわ……あの未来では魔法少女が8人いたし、それにさっき見えた未来では私達は負けていたわ」 さやか「なっ!?そんなの信じられれるか!」 織莉子「分かりやすく言えば……私達がこの場で仲睦まじくして心を一つに挑まなければ、勝つ未来が全く見えないということよ」 さやか「うっ……」 織莉子「あの時は協力してもいいのかもって思えていたのに……そこの人を見て少し考えがぐらついたわ」 まどか「あの、ご心配しなくても、私は魔法少女になるつもりは……」 織莉子「……そうは見えない…あなたはいざというとき自分を犠牲にする覚悟を持っている、そんな風に見えるもの」 ほむら「まどか、あなたを魔法少女には私がさせないから……美国織莉子、まどかはともかく、私の信念は揺らいでいないわ」 織莉子「そうね、あなたの方の覚悟はひしひしと伝わってくるわ……考えを改めるよう努力はするつもりよ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:28:05.66 ID:BvaLQg+n0 - 杏子「うざったいねー、あんたのその偉そうな感じ……あたしら下に見てんのか?」
キリカ「フンッ、実際下なんでしょぉ?」 杏子「やんのか、おい……元々織莉子には借りがあるんだしな」 ゆま「キョーコ、仲良くしよーよ!ゆまは織莉子のこと嫌いじゃないよ!?」 キリカ「くくく、鬱憤晴らしにはちょうどいいよねぇ!?やるかい?」 さくら「イイゾーヤレヤレー!!」 マミ「二人ともそこまでよ!さくらちゃんも助長しないの!」 マミ「話が進まないから、少し静かにしていて……これから暁美さんにワルプルギスの夜についてと、それに対抗する作戦を決めてもらうわ 暁美さんが、一番ワルプルギスの夜について詳しいものね?」 ほむら「そうね……ある程度の作戦は考えてきてあるから、みんなに聞いてもらうわ いいわね?」 織莉子「どうぞ。キリカも聞いてあげなさい」 キリカ「……分かってるよ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:31:55.28 ID:BvaLQg+n0 - 暁美さんに話してもらったのは出現予測地、長い年月をかけて収集したワルプルギスの夜の情報
私達のポジションと攻撃方法など そして、暁美さんの願いとその全てだった ほむら「この作戦の要はとにかく攻撃を受けないこと……つまり、美国織莉子と呉キリカが重要になってくるわ あなた達二人が信頼してくれなければ、この計画は破綻する」 織莉子「あなたを……信用しろと?」 ほむら「私はあなた達を信じると決めたの……もう誰にも頼らない、誰も信じないと決めていたけれど、それも今日まで」 まどか「ほむらちゃん……」 ほむら「幾度となく繰り返してきた時間の中で、何度も挫けそうになった…… でも、たった一つしかなかった道しるべが、今はこんなにある」 ほむら「なんとなく分かるの……この機を逃したら、私はもう絶望して過去には戻れない……これが、最後のチャンスだと思う」 ほむら「まどか、何度も繰り返した時の中で、何度もあなたが死ぬところを見てきた……必ず、必ず今度こそ、あなたを救ってみせる いえ、今回はまどかだけじゃない……皆も一緒に…絶対に」 ほむら「だから…………」 ほむら「お願い!私を信じて欲しい!そして皆の力を貸して欲しいの!!!」
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- マミ「お友達100人できるかな」
566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:35:23.59 ID:BvaLQg+n0 - いつしか皆黙って聞いていた
暁美さんは顔を下げて、微かに肩を震わせているのが分かった 一番に口を開いたのは、美樹さんだった さやか「分かった…ほむらがそこまで言うんなら、私もこの二人を信じるよ 二人とも、いろいろ言ってごめんなさい……力を貸して下さい!」 ゆま「ゆ、ゆまからもお願いします!ゆまも、ほむらの力になりたいの!」ペコリ 杏子「………あたしはさ、ちょっと前にほむらが必死になってる理由聞いてたんだよ… そしたらいろんな世界で、世話になったみたいだし……だから今回だけほむらに免じて、あたしもお前らを信じてやるよ」 キリカ「……織莉子、私は魔法少女になってからずっと、君のために生きてきたんだ 彼らのためが、巡り巡って君のためにもなるんなら、私は彼らに協力するのもやぶさかではないよ…… なんだか、そうすることで、私は本当に生まれ変われる気がするんだ」 織莉子「失礼しちゃうわね、まるで私を鬼か何かのように…… 私は自分の運命を受け入れたの、当然協力するに決まっているでしょう」 まどか「ほむらちゃんは、私のために全部今まで一人で、頑張ってくれてたんだよね……ほむらちゃんはあんまり顔には出さないけど、 やっとみんなと友達になれて、すごく嬉しそうだった……だから私は、皆を信じるほむらちゃんを、信じるよ」 マミ「ありがとう暁美さん……これで、心置きなくワルプルギスと決着をつけられるわね」 ほむら「っ!!ありがとう……本当に、ありがとう……!」
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- マミ「お友達100人できるかな」
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:43:36.79 ID:BvaLQg+n0 - さくら「……素晴らしいデス!!これほどまでに愛に溢れているトハ……不覚にも涙しマシタ」ホロリ
マミ「さくらちゃん、ありがとう。あなたのおかげでよ、あなたがきっかけを与えてくれたからここまで来れたのよ!」 さやか「それを言うならマミさんのおかげですよ〜、マミさんがいなかったらホント空気悪くなるんですから」 織莉子「それもそうね、みんなと共通の友達はあなただけだもの」 ゆま「そんなことないよ!ゆまはもう皆の友達だよっ!」 マミ「ゆまちゃんの言う通り、私達はすでにお友達よ」 キリカ「友達か……あの頃の私とは違う私に、もうなれたのかな……」 まどか「ところでほむらちゃん、私は当日どうしてればいいのかな…?」 ほむら「どうって……避難に決まっているでしょう」 杏子「変なこと考えないで、あたしらに全部任せとけって」 まどか「そうだよね……分かった、頑張ってね!」
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- マミ「お友達100人できるかな」
569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:49:14.16 ID:BvaLQg+n0 - さやか「ところでさー、せっかくだからチーム名考えない?」
杏子「何言ってんださやか」 さやか「あたしらは言わば、志を一つにした魔法少女隊でしょ!?チーム名があったほうが燃えると思わない!?」 ゆま「ゆまも賛成!可愛い奴にしようね!」 ほむら「そういうのはマミさんが得意よね」 マミ「あなた分かってて私を指名してるわよね!?」 さくら「私もマミさんが適任かと思いマス。ほら、この間のら・よだそ――」 マミ「それ以上言ったら……撃つわよ?」スッ ほむら「さっきまで感謝していた人間の台詞とは思えないわね」 さやか「魔法少女が7人……7人の魔法少女ねぇ……」 さくら「私達はかうんとサレテおりマセンね」 まどか「まあ、仕方ないと言えば仕方ないよね……少し寂しいけど」
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- マミ「お友達100人できるかな」
570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 11:54:34.85 ID:BvaLQg+n0 - さやか「マミさん何かないですか?」
マミ「えぇー、結局私なのね……まあでも、確かに華は必要よね」 キリカ「巴はなんだかんだ真剣に考えるんだね」 さくら「こういうのがオ好きなのデショウ」 マミ「そうねぇ、7人、7つ……プレアデス…はなんとなくやめた方がよさそうね……」ブツブツ マミ「……アルコバレーノというのはどうかしら?『虹』という意味なんだけど、曇り空が晴れた時に現れる姿は さながら、絶望を打ち砕いて光を取り戻した私達みたいでいいんじゃないかしら?」 さやか「よぅし!じゃああたしらは、今からチーム『アルコバレーノ』に決定!」 織莉子「素敵だと思うわ」パチパチ まどか「私もすごくかっこいいと思います!」 ほむら「色は全然合っていないけれどね」 さくら「マミさんは、きっとこれからもこういうモノに手を染めていくのでショウネ」 マミ「何その予言」
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- マミ「お友達100人できるかな」
573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:01:10.16 ID:BvaLQg+n0 - さやか「それじゃあチーム名も決まったところで、円陣でも組みますかぁ!!」
ゆま「ゆまもやるやる!」 キリカ「私は別に……」 織莉子「いいわね、やりましょうか」 キリカ「織莉子ぉ!?君はなんだかんだとノリノリだよね、さっきからさぁ!?…まぁ、君がやるってんならいいけどさ……」 まどか「私もやるよ…一緒に戦えはしないけど、せめて皆の無事を祈ってるから」 ほむら「なら私も」 さくら「マミさんマミさん、ここで円陣を組むことにドノヨウナ意味があるのでショウカ?いまいち理解しかねるのデスガ……」 マミ「まあなんていうか、意気込みみたいなものよ。友情の確認、みたいな感じかしら?」 さくら「オォ!それは楽しそうデスネ!わたくしも参加しマショウ!」 マミ「ほら、杏子も」 杏子「あたしはいいよ……」 ゆまさや「や る の !!!」 杏子「……分かった分かった」
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- マミ「お友達100人できるかな」
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:02:29.43 ID:BvaLQg+n0 - さやか「マミさん、音頭お願いしますね」
マミ「そう?……コホン、じゃあちょっとだけ……」 マミ「ほむら、まどか、さやか、杏子、ゆま、キリカ、織莉子、そしてさくらちゃん」 マミ「皆大切な私の友達になってくれたわ……もう誰にも悲しい思いなんかさせない…させたくないの」 マミ「だからワルプルギスの夜に……」 マミ「絶対に勝つわよ!!」 一同「おおおおーーーーーー!!!!!!!」 その日は今まで生きてきた中で、最高に嬉しかった 私はもう一人ぼっちじゃない こんなにもたくさんの仲間がいてくれる もう、何も怖くない
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- マミ「お友達100人できるかな」
576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:05:39.44 ID:BvaLQg+n0 - ワルプルギスの夜襲来前日、マミの家
マミ「あらQB、久しぶりね」 QB「確かに久しぶりだね……結局まどかは契約の意思を固めてくれなかったよ」 マミ「鹿目さんのところに行っていたの?無駄だったはずよ、私達の団結はちょっとやそっとじゃもう崩れないわよ」 QB「やれやれ、彼女が契約してくれれば僕らのエネルギー回収ノルマも一気に楽になったんだけどな」 マミ「せっかくだから何か食べる?冷蔵庫に何かあったと思うけど」 QB「いや、別に世間話をしに来たわけじゃないからね。僕は遠慮しておくよ……それにしても、マミだけだよ」 マミ「何が?」 QB「こうやってまともに話ができる相手が、さ。前にも言ったけれど、みんな僕を見ただけで殺気立ってるからね……困ったものさ」 マミ「フフッ、なんだか懐かしいわね……昔は普通に会話で来てたはずなのに、 今じゃお互いに利害関係が一致しているから一緒にいるだけだなんて……」 QB「僕にとっては、そう遠い昔のことでもないけどね。ほんの一カ月ほど前の話だ」
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- うちに変な虫が湧いてたwwwwwwww
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:08:41.87 ID:BvaLQg+n0 - 早く燃やせ
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- マミ「お友達100人できるかな」
578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:09:02.96 ID:BvaLQg+n0 - マミ「……ねえ、その頃のあなたは私のことをどう思っていたの?」
QB「その質問の意図が分かりかねるね……今と変わらないよ、所詮君達は宇宙のエネルギー問題を解決するための手駒にすぎない」 マミ「はっきり言ってくれるわね…私は、本当に信頼していたのに……」 QB「どう思っていようとそれは君達の勝手さ…僕らには全く関係のない話に変わりはないよ」 マミ「んー……お酒があれば呷りたい気分だわ」 QB「やけ酒かい?」 マミ「勝負の前に気分を高めたいだけよ……さてと、お風呂にでも入ってこようかしら」 QB「……ねえマミ」 マミ「なあに?そういえば、何か用事があってうちに来たの?」 QB「彼女達の試験はどんな感じだい?今、君の友人は何人なんだい?」 マミ「どうしたの急にそんなこと……今は29人だけれど、あなた達には関係ないでしょう?」 QB「それが少しばかりあるんだよ」ボソリ マミ「?……まあいいわ……お風呂入ってくるわね」
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- マミ「お友達100人できるかな」
580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:14:58.67 ID:BvaLQg+n0 - お風呂の中で、私は考えていた
キュゥべえとは本当に長い付き合いだ 私がいた世界で、唯一変わらなかったのはキュゥべえだけ…… 結局一から百まで、彼らはエネルギー回収のことしか考えていなかった 私はずっとキュゥべえを遠ざけていた 真実を告げられ、騙されたことに気付き、キュゥべえの何もかもが信じられなくなり、 グリーフシードの回収の時に顔を合わせる程度 しかし、この世界でその関係は少し変わった 鹿目さん達に手を出さないよう頼んだり、シャルちゃんの世話を頼んだり、魔法少女殺しのことを少しだけれど教えてもらったり 些細なことだけど しかし、確実に変わったと思う キュゥべえは、私のことをどう思っているのだろうか? マミ「愛は計算の外にあるもの……か……」 チャプン
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- インコを飼おうと思う かわいい名前を考えてくれ
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:17:06.51 ID:BvaLQg+n0 - なんかハガレンにいたブラック疾風号?にしようぜ
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- マミ「お友達100人できるかな」
581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:18:21.18 ID:BvaLQg+n0 - マミ「ふぅー、いいお湯だった……あら?さくらちゃん、勝手に部屋に入らないでよ」
さくら「失礼しマシタ…急ぎノ用事と言われたものですカラ」 マミ「言われた?ひょっとしてQBに?」 QB「少し相談に乗ってもらっただけだよ……マミには関係ないことさ」 さくら「オヤ、宜しいのデスカ?」 QB「道明寺さくら、君は中立な立場であるはずだろう?余計なことは言わない方がいいんじゃないかな?」 さくら「勿論私は言いマセンが……てっきりあなたは言うのかト思っておりマシタ」 マミ「もう、なんなの二人して内緒話だなんて……そんなに私に聞かれるとまずい話なの?」 さくら「少なくとも、私の立場カラは何も申すコトはできマセンので」 QB「さて、僕はそろそろお暇させて貰おうかな…せいぜいマミの健闘を祈っているよ」 マミ「……ちょっと待ってQB」
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- マミ「お友達100人できるかな」
584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:24:20.03 ID:BvaLQg+n0 - QB「……何か用かい?」
マミ「QBは……今でも私のことを何とも思ってないのよね?」 QB「あぁ」 マミ「本当に本当なの…?」 QB「……あぁ」 マミ「私は……少なくとも私は、キュゥべえに感謝しているわ」 QB「感謝…?てっきり僕は、利用されていることに気付いて嫌悪を抱いているのかと思ったよ」 マミ「それはもういいのよ……あなた達はそういう生き物だものね」 マミ「…………ねえ、キュゥべえの本心を聞かせてほしいの」 QB「何を言ってるんだい?それならさっきから――」 マミ「いいから聞かせて!!」 QB「僕の……本心だって…?」 マミ「あなたの本心…つまり……こういうことよ!」カチッ
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- マミ「お友達100人できるかな」
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:29:24.13 ID:BvaLQg+n0 - QB「なっ…!何をしているんだいマミ!?それがどういうことを意味しているのか分かってるのかい!?」
さくら「ナント」 マミ「私は死にたくないって常々思ってきたわ……一度ワルプルギスの夜に負けた時も生きたいと願ったし、 未来でも最低限のグリーフシードは手に入れていた」 マミ「何より、私が魔法少女になったのは、生きたいと願ったから キュゥべえは云わば命の恩人だもの、あなたに感謝して生きていきたい……」 マミ「きっとこれが、私の本心」 QB「だからって僕にセットするのは正気とは思えないよ!君のせいで未来の地球は終わるかもしれないんだよ!!君の未来が!」 マミ「そうかしら?親愛度を確認してみるわね……」 私からの親愛度は10割近く、キュゥべえからの親愛度は――
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- マミ「お友達100人できるかな」
589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:35:58.76 ID:BvaLQg+n0 - マミ「私は、あなたのことをお友達だと思ってるわよ?」
QB「僕は…………僕は、マミのことなんか……なんとも思ってないよ……僕らに感情というものはないんだ」 マミ「……」 QB「一時の感情に流されて正常な判断を失う…君たち人類はいつだってそうだね、わけが分からないよ」 マミ「私はこれまで多くの人たちと係わってきたわ……その都度教えることもあったし、教えられることもあった 何かしてあげることもあったし、されることもあった……キュゥべえも、他のみんなと同じよ」 マミ「あなたとも『ダール・イ・レゼベール』(ギブアンドテイク)の関係になりたいの 私はこれからも、いろんな人とその関係を築いていきたいと思ってるわ」 さくら「ソレは……どういう意味なのデスカ?」 マミ「愛、よ」 さくら「愛…デスカ?」 マミ「お互いのためにできることをしてあげる……お友達として、当然じゃない?」 QB「それが……それが君達の愛だというのかい?」
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- マミ「お友達100人できるかな」
591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:40:26.77 ID:BvaLQg+n0 - QB「全く、君は僕が思っていたよりも頭が悪かったのかもしれないね」
マミ「ほっといてよ……」 QB「……借りなら…グリーフシードを回収してもらう際に返してもらってるじゃないか…………」 マミ「えっ…?」 QB「僕らはとっくに、その『ダール・イ・レゼベール』の関係だよ」 ピカッ マミ「――っ!!キュゥべえ!!!」 QB「勘違いしないで欲しいな……僕のせいで君の未来が滅んでしまったら、それは僕の責任問題になるだろ? 一瞬の気の迷いで成立するものらしいから、限界まで振り絞ったまでだよ」 マミ「……それでもいいわ…ありがとう、キュゥべえ」 さくら「ナルホド、コレが所謂つんでれというやつなのデスネ!」 QB「変な言い方は止してくれよ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:44:40.02 ID:BvaLQg+n0 - QB「くだらない茶番に付き合わされたものだよ……僕はこれで失敬するから、せいぜい明日は頑張ってくるといいさ」ピョイッ
マミ「あっ……もう行っちゃうなんて…ゆっくりしていけばよかったのに」 さくら「チナミニ、初期親愛度はどの程度だったのデス?」 マミ「私はほとんど最大限、キュゥべえは1割未満よ」 さくら「ホホゥ…私も彼らト何度か話をしてきマシタが、彼らはマルデろぼっとデシタヨ 後先考えずにせっとするのは、私もドウカと思いマシタガ…結果おーらいデスネ」 マミ「本当に限界まで振り絞ったのね……人は誰でも悪霊になれる、ってことかしらね?」 さくら「感情のこんとろーるができるナラバ、気のこんとろーるも可能なのデショウネ」 マミ「何の話?」 さくら「デハ、私は少し用事ができましたノデ、これで失礼シマス」 マミ「ねえ、さくらちゃんは明日どうするの?」 さくら「私デスカ?」
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- マミ「お友達100人できるかな」
596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:45:50.91 ID:BvaLQg+n0 - さくら「勿論、危険が迫っているようデシタら助けには行きマスガ……いざとなったら私が魔女を倒しまショウカ?」
マミ「そうよね、さくらちゃん強かったわよね……お願い、していいのかしら?」 さくら「マア、依然申した通り、私は中立の立場ですノデ余計な手は出せマセンガ」 マミ「どっちなのよ」 さくら「地球人ノ問題は地球人が解決すべきことデスヨ」 マミ「言われなくても……さくらちゃんには頼らなくて済むように、頑張るわね」 さくら「………ソレデハ、私は部屋に戻りマスネ」 マミ「さくらちゃん」 さくら「ハイ、なんデショウ?」 マミ「必ず、生きて勝ってみせるから」 さくら「……期待していマス」 ━現在友達30人━
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- マミ「お友達100人できるかな」
597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 12:51:34.85 ID:BvaLQg+n0 - 保守ありがとう
キリがいいから飯にしてくる ホントはマミさんが横に真っ二つにされながらも血の酒をQBに飲ませながら 愛を語ってもらう予定だったけど、冗長だと思って削った すぐ戻ってくる
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- マミ「お友達100人できるかな」
602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:26:53.13 ID:BvaLQg+n0 - 空は夜と勘違いしてしまいそうなほどに暗く、空気は湿って不気味な風が吹きつけている
やがて霧が出てきて、どこからともなく動物の鳴き声が鳴り響いてくる さやか「さぁて、見滝原の平和は、あたしら『アルコバレーノ』が守っちゃいますからね!」シュパァァン D ゆま「ゆまも……ゆまもみんなの役に立つよ!」シュパァァン 杏子「いっちょやってやろうじゃん」シュパァァン C キリカ「なあ織莉子」 織莉子「なあにキリカ」シュパァァン キリカ「今日はいい天気だよね」シュパァァン B マミ「必ず、運命を変えて見せる……」シュパァァン A ほむら「――来るっ!」シュパァァン @
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- マミ「お友達100人できるかな」
603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:29:04.39 ID:BvaLQg+n0 - ワル夜「アハアハハハハキャハハハハハハハハハハハハハハハアアハハハハハハハ」
ワルプルギスの夜が、現れた そう思った一瞬のうちに、ワルプルギスが爆炎に包まれた その場に既に暁美さんはおらず、既に次の攻撃へと向かっている 迫撃砲が発射され、対艦ミサイルで廃工場まで飛ばされたワルプルギス そして大爆発が起こり、炎と煙が湧きあがった 息もつかせぬほどの怒涛の攻撃だった さやか「すっ、凄すぎる……あれでやられないなんて、ほんとにトンデモ級なんだね……」 ほむら「油断しないで」 織莉子「――!!皆、左右に散って!」 織莉子の声に反応してすぐにその場から飛び退く その瞬間、黒い衝撃波が襲いかかってきた
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- マミ「お友達100人できるかな」
604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:31:05.31 ID:BvaLQg+n0 - 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ほむら「一番初めは私が今までに準備してきた兵器を用いて攻撃するわ。巻き添えを食わないためにも、その間は皆手出し無用よ しかしその攻撃で倒せるとは思えない……ここからあなた達にも動いてもらうわ」 ほむら「まずは美国織莉子がワルプルギスの攻撃先を読んでさやか、杏子、呉キリカに指示を出して、近距離まで近づいてもらう」 織莉子「任せて」 ほむら「呉キリカが速度低下でサポート、さやかと杏子に攻撃をしてもらうわ」 キリカ「なんだいそりゃ?随分つまらないなぁ」 ほむら「隙ができればあなたも攻撃に参加していいわ。基本はヒットアンドアウェイでお願い、無理は禁物よ」 ほむら「使い魔たちは私とマミさんで排除するつもりよ。余裕があれば私達も攻撃するわ 美国織莉子と千歳ゆまは私達の傍を離れないで」 ほむら「攻撃は美国織莉子と呉キリカの魔法で避けるてもらうわ……一発でも致命傷になりかねないから それでも傷付くことはあるでしょうから、その時は遠くから千歳ゆまが回復をお願い」 ゆま「分かった!」 杏子「それだと魔力が全然足りないんじゃねーのか?」 ほむら「心配しないで……私が今まで繰り返してきた中で余ったグリーフシードをストックしてあるから」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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- マミ「お友達100人できるかな」
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:34:46.45 ID:BvaLQg+n0 - 織莉子「キリカは右から、二人は左から行って。後はテレパシーで指示を出すわ」
杏子「任せな!」 キリカ「くふはははっ、楽しいね織莉子!切り刻んでくるよおぉぉああははは!!!」 姿を見せたワルプルギスは、あれだけの攻撃を受けたにも拘わらずまるで無傷だった 分かっていたとはいえ、やはり最強の魔女ということか 三人は攻撃をかわしつつ、すぐにワルプルギスの近くに辿り着いた キリカ「これで…どうだい!?」 キリカの魔法陣が展開され、ワルプルギスを取り囲んだ さやか「なるほど、ほんとに相手の攻撃が遅く感じられる!おおりゃああああ!!」ズシャァ 杏子「ああ、避け放題じゃねーか!くらいやがれってんだあーー!」ザシュッ キリカ「チッ、魔法を使いながらじゃ碌に攻撃できないや……私の分も残しとけよなぁ!!」 織莉子『キリカ後ろに使い魔が!』 キリカ「なっ!?」 バチューン
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- マミ「お友達100人できるかな」
608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:38:14.45 ID:BvaLQg+n0 - マミ「一発じゃ無理ね……なら、何発も撃ちこむまでよ!」ババンバンババン
ほむら「マミさん、魔力の消費には注意して」 さやか「ぐッ…!」ズバァ 杏子「さやか!?」 ゆま「ゆまに任せて!てぇーい!」パアァ さやか『サンキューゆまちゃん、助かったよ!』 ゆま「ゆまも頑張るよ!」 ほむら「私達の周りにも使い魔が増えてきたわね」ババババババ ゆま「こっちも任せて!えいやっ!」ポカッ マミ「近付きましょう、暁美さん!ここからだと遠すぎるわ」 ほむら「そうね…皆、私に掴まって」 カチリ
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- マミ「お友達100人できるかな」
609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:44:49.88 ID:BvaLQg+n0 - 織莉子「これは……へぇ、本当に時を止められるのね」
ほむら「手を離さないで、少し距離を縮めましょう」 マミ「ちょっと大きいの、くらいなさい!」ドシューン カチリ 中型の砲台を作りワルプルギスに撃ち放つ…それでも傷を負ったようには見えない キリカ「二人とも!ちょいっと魔法緩めるよ!」 キリカ「ひゃっはー!!!やっぱりこっちの方が、私の性に合ってるよねえぇぇ!?!?」ザザザザシュ さやか「流石…キリカってば攻撃も申し分ないじゃん」 杏子「こいつは負けてらんねーな…まだまだいくぞ!」 ワル夜「キャハハアアハハハアッハハハハハハハ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:49:51.50 ID:BvaLQg+n0 - 向かってくるビルの欠片を撃破し、使い魔を残らず掃射していく
ワル夜「アアハハハハアキャハハハアアハハハハ」 織莉子「うっ…くっ……」 ほむら「大丈夫?すぐにグリーフシードで魔力の回復を」ポイッ 織莉子「ありがとう、助かるわ」シュゥゥ マミ「はぁ…はぁ……全く、ここまで強い相手だったかしら……」 いくら攻撃を続けても、その猛攻は止む気配を見せない 織莉子『――っ!まずいわ!!皆防御をして!!』 突如、ワルプルギスからドーム状の衝撃波が放たれた 軽く私達の距離まで届いたそれは、回避不可の強烈な一撃だった 全員がバラバラに飛ばされてしまった
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- マミ「お友達100人できるかな」
611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:52:37.23 ID:BvaLQg+n0 - マミ「うぐっ…まだこんな攻撃を残してたなんて……早くみんなと合流しないと…連携を崩されるのはまずいわ」
さくら「オオ、ちょうどイイところに吹っ飛んできましたネ」 マミ「さくらちゃん!?なんでこんなところに…QBも一緒に」 さくら「大切な観察対象に死なれるワケにはいきませんカラ」 マミ「だったらもう少し早く来てほしかったかも……とにかくみんなを探さないと」 さくら「ソレナラバ、少しですが傷を治しマショウ」ポワワー マミ「……ありがとうさくらちゃん。借り、作っちゃったわね」 さくら「オ気になさらズ、オ進み下サイ」 マミ「ありがとう!」タッタッタ QB「あの大荷物は使わないのかい?」 さくら「……モウ少し様子を見てカラにしマショウ」
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- マミ「お友達100人できるかな」
612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:53:56.33 ID:BvaLQg+n0 - マミ「はぁはぁ…みんなどこなの?」
ほむら「マミさん!こっちです」 マミ「暁美さん、織莉子にゆまちゃんも!無事で良かったわ」 織莉子「キリカ達は別のところに飛ばされてしまったみたいね……でも、三人とも無事みたいだわ」 ワル夜「アッハハハハハキャハハハハッハハハハハッハアアア」 ほむら「もう一度連携を取らないと……」 ゆま「でも、あの攻撃をまた受けるのは辛いよ!」 織莉子「確かに、あそこまで広範囲で高威力だと防御が精一杯よ」 ほむら「だからといって他に作戦を考えてる時間はないわ……もう、これしか」 マミ「そうだ!」 ほむら「な…なんですかマミさん?」 マミ「水上さんから貰ったあれを使いましょう」 懐に入れてあった木彫りの弥勒菩薩像を取り出し、水上さんに言われた通りの動きを実行する マミ「えっと確か……オン・マイタレイヤ・ソワカ」ペコリ
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- マミ「お友達100人できるかな」
614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 13:59:14.63 ID:BvaLQg+n0 - 呪文のようなものを唱えるとみるみる弥勒菩薩像は巨大化していき、その頭身はワルプルギスと同じ高さにまでなった
一同「……」ポカーーン マミ「えっと、それからどうすればいいのかしら……?」 指示を出す前に勝手に動き出してしまったそれは、ワルプルギスに向かって手刀を一撃を与えた ワル夜「アッヒャハヒャハアハハハハハヒャヒャヒャ????」 その一撃はワルプルギスの小さな歯車を一つ破壊し、さらに大きい歯車にもヒビを入れるほどの強烈なものだった ワルプルギスはそのまま地面に叩きつけられ、大量の瓦礫と水を巻き上げた 杏子「おい、一体何なんだあれは!?あたしらが攻撃してもビクともしなかったあいつに傷を負わせたぞ!」 さやか「杏子待ってってば……おっ、みんな生きてたんだね!よかったよかった!」 キリカ「どうしたんだい織莉子、口を開けて見上げてさ?」 マミ「よかった、三人とも無事だったのね!」 ほむら「マミさん、あれはいったい何なの?あなたいつの間にそんな力を…?」 マミ「いや、あれはなんていうか……私のお友達の力、かな?」 ここまで強力なものだとは思っていなかったけれど
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- マミ「お友達100人できるかな」
615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:00:54.02 ID:BvaLQg+n0 - 弥勒菩薩像はさらさらと消えていってしまった
どうやら、一撃与えると消えてしまうものらしい もっとも、その一撃は大抵の魔女に対して必殺級のようだが マミ「今がチャンスよ!暁美さん、全員で一斉に攻撃すれば倒せるんじゃないかしら?」 ほむら「……そうね、私もまだ銃火器は残ってる。みんな、それでいい?」 さやか「早いとこ片付けちゃおう!」 キリカ「ひひ、ようやく全力全開でブツ切りにできるってわけだね!?だね!!」 ゆま「みんなその前に、傷を治してあげる!」ホワア ほむら「行くわよ…みんなで手を繋いで!」 カチリ ほむら「ここね…!」 カチリ たどり着いた先には、ワルプルギスが地面に横たわっていた じりじりと上昇しようとしている マミ「皆……いくわよ!」
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- マミ「お友達100人できるかな」
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:08:34.82 ID:BvaLQg+n0 - 美樹さんとキリカが高速で切り刻み、杏子が召喚した巨大な槍で一突きにする
そして申し訳程度にゆまちゃんがフルスイング 織莉子の武器である水晶体が連続攻撃を加え、皆が避難した後間髪を与えず、 暁美さんの銃火器が炎を噴きワルプルギスを爆撃していく マミ「これで……これで終わってっ!」 巨大な砲台を召喚し、魔力のほぼ全てを注ぎ込み最大の一発を撃ち放つ マミ「ティロ・フィナーレ!!!」 狙い通りワルプルギスの頭に命中し、巨大なキノコ雲を上げた さやか「はぁ……ぷはぁ…これで、どうだ!こんにゃろーー!」 杏子「チッ…魔力使いきっちまった……ほむら、グリーフシード分けてくれ」 ほむら「えぇ……!?いえ、まだよ……!」 ゆま「そんな、だってこれだけ攻撃したんだし……」 織莉子「――!まずいわ、早くここから離れて!」 素早く後退していく私達を追撃するように、黒い衝撃波が襲いかかってきた その威力は今までとは比べ物にならず、魔力の残っていない私達は防ぐ手立てもなく、呆気なく吹き飛ばされてしまった
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- マミ「お友達100人できるかな」
619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:14:12.62 ID:BvaLQg+n0 - マミ「まだ、駄目だというの……これでも、届かないの…?」
キリカ「くっそ〜…ぬかったかな〜、結構痛いんだねーこれ」 ゆま「みん、な……ゆまが、今、治してあげ――」バタッ 杏子「無駄だよ…傷が治っても、魔力がほとんど残ってねーんだから」 ほむら「今グリーフシードを――っ!?」 マミ「暁美さん、足が!」 瓦礫に挟まれた足のせいで、暁美さんはまともに動ける様子ではなかった ワル夜「フゥーハァハハハハハアアハハハハハハハハフアアハハッハハハハハハハハハ」 さやか「もしかして、絶体絶命ってやつ…?ははっ、やばいじゃんあたしら……」 織莉子「こんなはずは……こんなはずはなかったのに……私が見た未来は一体……」 マミ「まだよ……ここで終わらせるわけには…いかないの!!」
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- マミ「お友達100人できるかな」
621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:18:13.97 ID:BvaLQg+n0 - さくら「ハイすとっぷ!遺言はそこまでデスヨ」
マミ「さくらちゃん…!来てくれたの?」 さくら「改めましてマミさん、30人の友達成立オメデトウゴザイマス ソノ記念として、私からのぷれぜんとがゴザイマス」 マミ「何を、言ってるの?」 さくら「デデーン!ハイ、コチラ私達の技術と地球に存在する部品で作り上げた『愛の魔法少女誕生ましーん(仮)』でゴザイマス!」デデーン さくらちゃんの横には、人が一人入れるほどの、まるで電話ボックスのような形をしたオレンジの箱があった さくら「なんとデスネ、こちらのましーんは彼らの協力を得て遂に試験段階にまで完成したのでありマス!」 QB「やあ、どうやら状況は芳しくないようだね」バァン マミ「QB…!?」 さくら「さて、ここで本題なのデスガ、マミさんに聞きたいことがありマス」 さくら「誰を魔法少女にしたいデスカ?」
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- マミ「お友達100人できるかな」
624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:22:24.61 ID:BvaLQg+n0 - マミ「どういう…こと?」
さくら「先程申した通り、コチラは『愛の魔法少女誕生ましーん(仮)』という名前ですカラ、誰かを魔法少女にすることができるのデス」 マミ「そんなこと、急に言われても……」 さくら「そう言うと思って既に連れてきておりマス。ハイ、ドーンと登場して下サイ!」 まどか「皆……来ちゃった……」ドーン ほむら「まっ…まどか!?そんな、どうして……?」 さやか「まどか!?なんでここに!?」 マミ「さくらちゃん!鹿目さんを魔法少女にしちゃ駄目って、何度も言ってきたじゃない!」 さくら「ハァ〜、ヤレヤレ……話を最後まで聞いて下サイ。コノ装置は多少彼らの力を借りた程度で、基本は私達の技術で作り上げマシタ 彼らとの契約によって誕生スル魔法少女とは、根本が違うのデス」 さくら「マ、実際に使ってみせた方ガ早そうデスネ……さあマドカサン、このボックスに入って下サイ」 まどか「……ごめんね、私はやっぱり一緒に戦いたい」
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- ものすごい事に気が付いた
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/10/27(木) 14:24:46.07 ID:BvaLQg+n0 - くそう、遅かったか
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