- 涅マユリ「魔法少女?」
60 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:25:39.45 ID:yUu6sik10 - ーーーー
マユリ「――面白い!実に面白いヨ!」 マユリ「ソウルジェムに溜まった穢れがやがて魂を変容させ、魔法少女を魔女へと変える――」 マユリ「その際に生じる絶望の感情をエネルギーとして回収するとはネ!その技術ぜひとも調べてみたいものだヨ!」 ほむら「――技術云々に関しては私にはわからないわ。インキュベーターを捕まえてからじっくり聞き出すことね」 マユリ「そうさせてもらうとしよう!さて、そうとなれば早速インキュベーター捕獲の準備を――いいところに来たじゃないか」 シュタッ ネム「お疲れ様です、マユリ様」カシズキ マユリ「ネム、明日は美樹さやかとやらに付け。そいつのもとにインキュベーターが出現しないか見張るんだヨ」 ネム「インキュベーターが、ですか?それに、そちらの方は確か……」 ほむら「暁美ほむらよ。あなたの隊長さんと協力体制を取らせてもらうことになったわ よろしくね、涅ネム」ファサァ ネム「……よろしくお願いします、暁美ほむらさん」ペコリ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
61 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:27:39.52 ID:yUu6sik10 - マユリ「さてネム、お前が採取してきた巴マミの戦闘データを見せるんだヨ」
ネム「はい、マユリ様。こちらに…ところで、死神変死事件については何か――」 マユリ「ああ、そちらも大方の予想はついているヨ。状況からみて、魔女に殺されたとしか考えられない」ピッ ネムから受け取ったデータをチェックしながら、淡々と語るマユリ マユリ「お前が昨日送ってきたデータによれば、魔女の霊圧は非常に特殊なようだ――実際にその出現場所、『魔女空間』とやらに近づかなければ探知されないほどにネ」ジー マユリ「そして魔女空間は一度消失すればその痕跡すらほとんど残らない――結果、虚の襲撃情報も霊圧痕跡もない変死事件が完成したというだけの話だヨ」ジー マユリ「ま、これに関してはもう一つ仮説もあるのだが、そちらも明日になればはっきりするだろう――フム、お前にしては上出来だ」ピッ チェックが済むとマユリは、懐から何かの装置と種子のようなものを取り出し、ネムに押し付ける マユリ「佐倉杏子の戦闘データと暁美ほむらから提供されたグリーフシードだ 巴マミのデータと一緒にこれを尸魂界に転送しておけ。局の連中に大至急精密調査をするよう命じるんだヨ」 ネム「はい、マユリ様」
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- 涅マユリ「魔法少女?」
62 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:31:06.57 ID:yUu6sik10 - マユリ「ああそうだ、ついでにお前用の義骸を送るよう伝えておけ」
ネム「……!」ハッ マユリ「魔法少女でない美樹さやかと行動を共にする以上、義骸に入っていた方が何かと都合がいいからネ」 ネム「はい、マユリ様……!」 マユリ(――それにもうコイツを霊体のまま泳がせる必要もないだろう) マユリ(限定霊印を施されているとはいえ、副隊長格の死神が義骸にも入らず昨日から活動していて、虚の出現する気配もない――) マユリ「――追加だ、見滝原市一帯の過去の駐在報告書の内容を確認することも命じておけ」 ほむら(どうにか協力を取り付けることには成功したけれど――) ほむら(涅マユリ――どうにも信用しきれないわね) ほむら(けど、構わないわ。どうせ向こうも私を本気で信用したわけじゃないでしょうし) ほむら(せっかくイレギュラーな存在が現れたのだから――せいぜい利用しきってみせる) ほむら(今度こそまどかを――救うためにも!)
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- 涅マユリ「魔法少女?」
65 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:33:36.75 ID:yUu6sik10 - ーーーー
その晩― 尸魂界・技術開発局 采絵「ふんふん、なかなか興味深い」ジロジロ 阿近「グリーフシードっつったか?まぁいい、とりあえず調べてみるか」シゲシゲ 鵯洲「すげー霊圧の波形だ!死神のモンとも破面のモンとも違ぇ!」ギョロギョロ 爺の局員「ほうほう大量に銃器が…ほぉ!?大筒が出現したぞ!」テラテラ パンダみたいな局員「この『ティロ・フィナーレ』という言葉が鍵なのか?斬魄刀の解号みたいなものか?」ブツブツ おさげ眼鏡「ひぃ〜んあたし義骸製作部なのにぃ〜」ナミダメ リン「し、仕方ありませんよ!みんな資料漁りなんてやりたがらないですし……」アセフキフキ おさげ眼鏡「うぅ…こんなにたくさん明日の夕方までに読み切れるわけないよぉ……」ガックシ リン「と、とにかく頑張りましょう!やらないと局長に解剖されますよ!」アワアワ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
66 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:35:11.72 ID:yUu6sik10 - ーーーー
翌日― 現世・見滝原中学校 まどか「さやかちゃん今日はどうするの?」 さやか「あー、あたし今日は病院行くわ」 まどか「ティヒヒ、上条君だね!」 さやか「あはは…まぁね////」 まどか「そっかぁ……あ、ね、ねぇほむらちゃん!よかったらその、一緒に帰らない?」モジモジ ほむら「――ごめんなさい、今日はちょっと用事があるから」スタッ まどか「あ…」 さやか「やっぱしクールだねぇ転校生は そんじゃまどか、また明日ね〜!」バイバイ まどか「うん、さようならさやかちゃん!」バイバイ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
68 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:37:41.84 ID:yUu6sik10 - ーーーー
マミ「さて…いつまでも落ち込んじゃいられないわね 今日も魔女退治に――あら?」 マミ「――昨日はありがとう。えっと…」 ほむら「――暁美ほむらよ」ファサァ マミ「そうそう、暁美さんね。それで、わざわざ三年生の教室まで来てどうしたの? あなたとわたしなら念話でもお話できると思うけど……」 ほむら「どうしても直接話しておきたいことがあるの 魔法少女のことについて――屋上で話したいのだけれど」 マミ「あらあら、後輩から屋上に呼び出しされるなんて思ってもみなかったわ」フフフ ほむら(もう失敗はできない――) ほむら(せっかく死神というイレギュラーな戦力が手に入ったのだから、魔法少女側も最大限戦力を固めておかないと――) ほむら(――信じてもらえるかわからない。それでも、今回は最初からきちんと巴マミに話しておかなければ――) ほむら(魔法少女の――真実について)
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- 涅マユリ「魔法少女?」
69 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:39:11.99 ID:yUu6sik10 - ーーーー
見滝原中学校・校門付近 さやか「あっ…!」 ネム「……こんにちは、美樹さやかさん」ペコリ さやか「あっ、こんにちはネムさん!……えーと、マミさんに用事ですか?」 ネム「いえ、今日はあなたに用があって参りました」 さやか「あ、あたしにっ!?で、でもあたし、今日はこれから知り合いの見舞いに……」 ネム「……もし迷惑でなければ、ご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」 さやか「は、はいぃっ!?」
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- 涅マユリ「魔法少女?」
70 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:41:29.41 ID:yUu6sik10 - ーーーー
見滝原市・ショッピングセンター近くの路地裏 まどか「仁美ちゃんもおけいこ事があるみたいだし、今日は久しぶりにひとりか……」トボトボ QB(ふぅ、ようやく邪魔者が全員消えてくれたようだね) QB(いくら死神との接触を避けるためとはいえ、ずっと隠れっぱなしで営業ができないんじゃ本末転倒さ) QB(このチャンスを逃す手はない――!)『まどか!おつかれさま!』 まどか「わっ!キュ、キュゥべえ……!」 QB『ごめんねまどか、ちょっと最近忙しくてね、キミに会いに行く余裕もなかったんだ』 まどか「そうなんだ、キュゥべえもいろいろ大変なんだね……」 QB『ところでまどか、叶えたい願いは決まったかい?』 まどか「えっ…あ、ううん…ごめんね、まだぼんやりとしててちゃんと決まってないの……」 QB(だと思ったよ。けど今日のボクはそう簡単には引き下がらないよ――)『何か悩んでいることはないかい?ボクでよければ相談に乗るよ!』 まどか「うーん…願い事で悩んでるって言うよりは、やっぱりあんな魔女たちと戦うのが怖いって感じ、かな……」 まどか「昨日マミさんが戦った魔女も強かったし、あんなにベテランの魔法少女でも一歩間違えば命を落としかねないんだ、って思うとね……」 QB(全く、マミはこの娘の前で醜態を晒したのか。やれやれ――)『心配は無用だよ、鹿目まどか。キミの才能は桁違いだ』
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- 涅マユリ「魔法少女?」
71 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:45:02.17 ID:yUu6sik10 - まどか「え……?」
QB『キミには類稀な魔法少女の素質が宿っているんだよまどか。それこそあのほむらという少女やマミなんか優に超越するほどの素質が――』 まどか「うそ…だよね?あはは、やだなキュゥべえ…私にそんなすごい才能なんて……」 QB『嘘なんかじゃないさ、全て本当のことだよまどか。キミが魔法少女になれば恐れるものは何もない。どんな魔女だって一捻りだ』 QB『マミだってずっと独りで戦い続けてきたけど、もしキミが一緒に戦えば最高のコンビになれるはずだよ』 まどか「わ、私が――?」 QB『家族も友達も、キミの大切なもの全てを恐ろしい魔女から守り抜く力が、キミには眠っている――!』 まどか「みんなを、守る――」 QB『だからまどか――』 QB『ボクと契約して魔法少女に』 「待って!鹿目さん!!」 まどか「えっ――」 QB『きゅっぷい?』(この声はまさか――!) まどか「マミさんと……ほむらちゃん?」
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- 涅マユリ「魔法少女?」
72 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:47:02.52 ID:yUu6sik10 - マミ「鹿目さん、ちゃんと考えてから決断してねって、約束したでしょう――?」ハァ…ハァ…
ほむら「……」ギロッ QB(随分険しい顔で睨んでくるね――)『――マミ、そんなに急いでどうしたんだい?』 QB『まどかには素晴らしい才能がある そう言ったらまどかは、自分の大切なものたちを守るためなら戦えるかもしれないって、決心してくれたんだ。そうだろうまどか?』 まどか「えっ、あ…その……」オロオロ QB『大体どうしてマミがその娘と一緒にいるんだい?てっきりキミたちは敵対関係にあるのだと――』 マミ「ねえキュゥべえ、訊きたいことがあるの ソウルジェムに限界まで穢れが溜まるとどうなるの?」ズイッ QB『――なんだい藪から棒に。どうして急にそんなことを』 マミ「答えて。あなたは契約した相手に嘘は吐かない決まりなんでしょう?」 QB『……その様子じゃもう知ってるんじゃないかな』ハァ…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
73 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:49:38.29 ID:yUu6sik10 - マミ「……!じゃあやっぱり――!」サァッ…
ほむら「穢れを溜めた魔法少女はやがて魔女になる――」 まどか「えっ――!?」 ほむら「そしてソウルジェムに魂を封印された魔法少女は、肉体にいくら傷を負ってもゾンビのように戦い続けられる――そうだったわね?」ファサァ QB『はてさて、なぜキミがそれを知っているのか、ボクとしてはそっちが気になるんだけどね――』 まどか「そんな…本当なのキュゥべえ!?」 マミ「ひどい…ひどいわキュゥべえ……!本当に私を…騙してたのね……! あなたを、お友達だと思ってたのにっ……!!」ナミダメ QB『心外だなマミ。ボクは騙してなんかいないよ ソウルジェムや魔法少女の末路については、特に聞かれなかったからあえてこちらも何も言わなかっただけで――」 マミ「もういいっ!もうたくさんよっ!!」 ほむら「鹿目まどか、わかったでしょう?そいつは願いを叶えてくれる夢の国の妖精なんかじゃない 私たちを魔女と戦わせる駒としか見ていない害獣なのよ――!」 まどか「ほむらちゃん――マミさん――!」 QB『随分な物言いだね。ボクはちゃんとした契約を結んで――』
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- 涅マユリ「魔法少女?」
74 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 15:50:39.63 ID:yUu6sik10 - バキュン
マミ「ハァ…ハァ…!」フルフル まどか「マミさん――!」 ほむら「――大丈夫よ巴マミ。あなたはもうひとりじゃない」ダキッ マミ「う…うぅ…!あ、暁美さん……!わたし……!!」ブワァ ほむら「大丈夫、大丈夫だから――! ――鹿目まどか」 まどか「ほ、ほむらちゃん!?な、なに……?」ビクビク ほむら「あなたにも、詳しい話を聞いてほしいの。たぶんアイツはまた新しい身体であなたを狙ってくるわ だから、これから私たちと一緒に来てくれないかしら?場所を変えてゆっくり話したいの――」 まどか「あ…うん、わかった……あ、そうだ!ほむらちゃん、マミさん……!」 ほむら「?」 マミ「うっ、うっ…え?」グスン まどか「えと…その、私が不用意に契約しそうなのを止めてくれて、ありがとう……!!」ペコリ ほむら「――いいえ、どういたしまして」
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- 安価で手持ち作ってポケモンバトルする
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 15:55:32.75 ID:yUu6sik10 - なんで鈍感ばっかww
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- 空飛ぶスパゲッティーモンスター教に入信したい
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 15:56:35.02 ID:yUu6sik10 - がんばれ
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- 唯「同性愛者とかマジきめぇわ」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 15:58:41.43 ID:yUu6sik10 - 怖いスレ…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
80 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:02:24.12 ID:yUu6sik10 - ーーーー
ほむらたちが去った後の路地裏 頭を打ち抜かれた個体のそばに、フッと降り立つ新たなキュゥべえ QB『ふうやれやれ、とんだ邪魔が入ったものだよ』スタッ QB『それにしても、まさかマミを味方につけるとはね 色々情報を知っているようだし、あの暁美ほむらという魔法少女は死神以上に厳重注意が必要かな――』 ぼやきつつ、壊れてしまった前の身体を処理すべく近づいていったその時―― 「ホゥ、わずか数十秒で新たな個体が出現するのかネ?」 QB『っ!?』 飛び退るキュゥべえ 見ると、先ほどまで背にしていた壁の表面が剥がれ落ち、『何か』が浮かび上がってくるではないか! マユリ「フム、暁美ほむらの読みが当たったようだネ。鹿目まどかの近くに邪魔者がいなくなればすぐにでも姿を現すと――」
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- QB「美樹さやか、君との契約を破棄するよ」さやか「」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:04:18.14 ID:yUu6sik10 - さやかちゃんマジさやかわさやかわ!
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- 涅マユリ「魔法少女?」
83 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:06:06.69 ID:yUu6sik10 - QB『くっ――!』ダッ
キュゥべえはマユリの言葉が終わるの待つことなく、脱兎の如く走り去っていく しかしマユリはキュゥべえに向かって掌を向けると―― マユリ「――逃げてよしと言ったかネ?」 バッ! なんとマユリの腕がバネ仕掛けのように伸びていき、そのままキュゥべえを掴み上げたのである! QB『きゅっぷい!?』ギュギュゥ…! マユリ「――そう慌てることはないじゃないか?キミには訊きたいことが山ほどあるのだからネ」ジロリ QB『まぁ待ちなよ。キミは死神だろう? こんな強引な方法を取らなくとも、もっと平和的に話し合って意見交換をする方が、文化文明を持つ知的生命体として相応しいありようではないかな?』モゾモゾ ギュウゥゥゥー! マユリ「あまり偉そうな口を叩くんじゃないヨ……キミは私の魔女研究における生きた検体第一号だ 抗議も反論も許可していないヨ?」 QB『け、けんたい――』 マユリ「そうだ、いっそその喧しい口を潰してしまおうか? 言葉を発せずとも、カラダに訊けばいくらでも正直に答えてくれるだろうしネ――」ニギニギ QB(やばいこいつまじやばいよりにもよって数ある死神の中からなんでこいつに見つかっちゃったんだボクは!!)
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- 中毒性があるから気をつけた方がいい趣味
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:08:52.66 ID:yUu6sik10 - 遊戯王
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- 涅マユリ「魔法少女?」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:09:54.56 ID:yUu6sik10 - QB『やれやれ参ったな――」』(仕方ない、ここはひとまず従順なフリをして逃走のチャンスを待つとするよ――!)
ギュウゥゥゥー! マユリ「無駄口を叩くんじゃないヨ屑が ――そうだ、一つ訊いておきたいことがあるヨ」 QB『な、何だい?ボクにわかることなら何でも答えるよ!』 マユリ「我々から姿を隠そうとしていた、ということは、キミは元々死神の存在を知っていたということだろう?違うかネ?」ニギニギ QB『――ああそうだよ。なんせボクらインキュベーターは魂を取り扱って営業してるからね この星に既に魂の管理者的な組織が存在することは、だいぶ昔から知っていたよ』タラタラ… QB『尤も、いちいちそんな連中に関わってると色々面倒だから、ボクらはずっと存在がバレないよう動いてきたけどね――』 マユリ「ホゥホゥ、成程 では、過去1、2ヶ月の間に、この街で死神が魔女に襲われているハズなのだが、何か知らないかネ?」ニギニギ QB『し、知ってるよ。工事現場の辺りを根城にしている魔女の空間に、運悪く迷い込んでしまった死神がいたのをだいぶ前に目撃したからね』タラタラ…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
87 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:12:56.51 ID:yUu6sik10 - QB『本来なら、魔女の魔力と死神の』マユリ「余計なことは喋る必要ないヨ」ギュギュゥゥゥー!
マユリ「ひとまず変死事件の裏が取れれば今は十分だ。そこから先は追々じっくり聞くとしよう ――さて、それじゃあさっそく解剖に移るとしよう」ニマリ QB『ちょっ、えっ、解剖!?待ちなよ死神、そんなことしたらせっかく捕まえた生きた実験材料が水の泡に――』 マユリ「何を言っているんだネ?死んだらまた新しいキミを捕まえれば済む話だろう?」スタスタ QB『――ボクは破壊された場所から再出現するとは限らない キミはそう簡単にボクを捕獲できるとでも思っているのかい?』 マユリ「――何だ、キミは私から逃げ切れる可能性があるとでも思っているのかネ?」カクッ QB(ダメだこいつはやくなんとかしないと……!)
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- デブス「あうあうあwwwwwフェラさせておくんなましwwww」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:15:36.39 ID:yUu6sik10 - は、はぁ……?
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- 涅マユリ「魔法少女?」
89 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:16:17.53 ID:yUu6sik10 - ーーーー
見滝原市・病院 一階ロビーのベンチで待つネム エレベーターからさやかが降りてくる さやか「お待たせしましたー。そんじゃ行きましょっか!」ニコニコ ネム「はい」 ネム「本日は勝手な申し出を聞き入れて頂き、ありがとうございました」テクテク さやか「いやいや、そんなん気にしないで下さいよ〜!」テヲフリフリ ネム「親しい方なのですか?」テクテク さやか「え?いやいやいや、ただの幼馴染ですよ〜」テレテレ ネム「確か、事故で手足を怪我されたのでしたね――つかぬことをお聞きしますが、経過はいかがですか?」 さやか「あ…いえ、まだなんとも言えないみたいです けど!本人も一生懸命リハビリしてるし、きっとよくなりますよ!ははは……」 ネム「そうですか……」
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- 涅マユリ「魔法少女?」
93 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:19:30.59 ID:yUu6sik10 - さやか「……」
ネム「……」 さやか(重っ!やばい、なんか話題見つけないと――!)「あ、ああ〜そういえばネムさん今日は私服(?)なんですね!」 ネム「……?これは義骸ですが」 さやか「ぎがい?」 ネム「死神が現世で活動する際に使用する仮の肉体です 使用者に似せて作られており、これに入ることで霊力の消費を抑え、かつ現世に霊的影響を与えにくくするのです」 さやか「へ、へぇ〜…なんかいろいろ大変なんですね、死神って」 ネム「現世の技術で言うと義手や義足に近いものですね。それの全身版、といったところでしょうか」 さやか「そ、そんなすごそうなものまで作れるんだ……さすが未知の世界の技術ですね……あっ」 ネム「?」 さやか「あ、あのさネムさん…つかぬことをお聞きしたいんだけど、ひょっとして死神の技術で生きた人間を治療することって――できませんよね、さすがに……」ハハハ… ネム「――技術的には可能です」 さやか「えっ!?」バッ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
95 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:21:17.26 ID:yUu6sik10 - ネム「本来現世に存在するものは器子、尸魂界に存在するものは霊子という、まったく異なった物質によって構成されています
しかし、霊子変換機という装置を使えば、限定条件はありますが器子でできたものを霊子に再構成することができます」 ネム「そしてそれは人間も例外ではありません。霊子変換機を使って霊的存在に再構成すれば、霊的な医療措置を施すことも可能です」 ネム「護廷十三隊にも救護・補給を専門とする部隊はありますので、手間はかかりますがこの方法であれば人間を死神の能力で治療することはできます」 さやか「そ、それじゃぁ――!」 ネム「ですが申し訳ありません。これはあくまで『技術的には』可能というだけのお話です」 さやか「え……」 ネム「実際にはよほどの特例でもない限り、生きた人間の治療のために医療班の死神が駆り出されることはまずないでしょう」 ネム「死神の存在理由とはあくまで霊的領域の秩序を守ることです。従って現世における秩序には基本的に関与が許されていません」 ネム「虚やそれに類する霊的事象が関わって発生した被害ならば話は別なのですが――」 さやか「――ううん、いいんです。そうですよね…そんな虫の良い話、あるはずがありませんよね……」 ーーーー QB『魔法少女になればどんな願いでも叶うよ――!』 ーーーー
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- 涅マユリ「魔法少女?」
96 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:22:35.35 ID:yUu6sik10 - さやか「はっ!」ビクッ
ネム「……どうされました?」 さやか「えっ?あ、いえいえいえ!何でもないです!ちょっとぼーっとして――あっ!」 ネム「?…これは――!」 二人が見つけたもの それは孵化しかけのグリーフシードであった
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- ゆとりはiPhoneを使いこなせない
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:23:41.77 ID:yUu6sik10 - なぜ空白…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
98 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:25:20.25 ID:yUu6sik10 - さやか「うそ…これ多分グリーフシードですよね……」
ネム「……マユリ様」ボソッ ピッ ザーザー… マユリ『うるさいネ、私は今忙しいのだヨ!いったい何事だネ?』 ネム「……見滝原市内の病院にて孵化寸前のグリーフシードを発見しました……」ボソボソ マユリ『――ホゥ。よしネム、私が行くまで見張っていろ もし孵化するようなら生け捕りにしておけ。他の魔法少女共にみすみす譲る必要はない――』ガチャッ さやか「どうしよう――そうだネムさん!あたしがこれを見張っとくから、マミさんか転――」 ネム「いえ、私がここに残ります」 さやか「へ――?」 ネム「一応私は魔女との戦闘経験もありますし、万一このグリーフシードが孵化しても多少の時間は稼げるはずです 美樹さんはその間に魔法少女の方々を呼んできて頂けませんか?」 さやか「えと……わ、わかりました!すぐに呼んできますから待っててください!」ダッ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
99 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:26:26.76 ID:yUu6sik10 - ネム「――さて」ゴクリッ
ズゥンッ 義魂丸を飲み込み霊体になるネム 義骸に入り込んだ義魂丸に対し指示を出す ネム「あなたはマユリ様のもとへ向かってください」 義魂ネム「了解いたしました」サッ 直ちにその場を後にする義魂ネム そして残されたネムがグリーフシードに目線をくれると、見る見るうちに魔女空間が形成され、ネムを飲み込んでしまうのだった
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- 俺イケメン過ぎだろ・・・(画像あり)
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:28:00.15 ID:yUu6sik10 - さて…
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- DQN女に安価でメールするwwwwwwww
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:30:09.57 ID:yUu6sik10 - 今すぐキミに会いたいよ!
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- 照英が泣きながらヴォルデモートにおじぎする画像ください
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:31:39.17 ID:yUu6sik10 - さすがにねーよ…
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- ダークソウルいよいよ発売
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:33:38.44 ID:yUu6sik10 - ほう…
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- 【速報】戦国無双4で「千利休」が武将として使用可能にwwwwww
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:35:50.89 ID:yUu6sik10 - 利休ww
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- 【速報】台風情報総合
431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:36:39.51 ID:yUu6sik10 - しかし久々にきついのが来たなぁ…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
104 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:37:04.63 ID:yUu6sik10 - ーーーー
さやか「こんなことならマミさんの番号聞いときゃよかった――!」ハァッ…ハァッ… とりあえず学校を目指して走り出したさやか ところが少し走ったところで さやか「あ――ひょっとしたらまどかが一緒にいるかも――!」ハタッ ピッピッピ カワシタヤークソク ワスレーナイヨ メーヲトジー… ガチャッ まどか『もしもしさやかちゃん?どうしたの?』 さやか「あっ、まどか!いま近くにマミさんか転校生いない!?」 まどか『えっ?マミさんとほむらちゃん?いるよ、二人とも』 さやか「まじ!?よかったぁ〜!――二人に伝えて、病院に孵化しかけのグリーフシードがあるの――!」 まどか『えっ!ほんと!?――わかった、すぐに伝えるね――!』ガチャッ
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- 増水「カーセンwwwwwwwwwwww」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:40:31.77 ID:yUu6sik10 - わかっていてなぜ立てた…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
107 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:41:10.78 ID:yUu6sik10 - さやか「助かった〜…にしても転校生まで一緒とは思いもしなかったわ……ってぇ、安心してる場合じゃない!
急いでネムさんの所に戻んないと――うわっ!」 どんっ 「いってぇ…もう、急に飛び出してくんなよ…ウゼェなぁ」 さやか「あっ、ご、ごめんなさい……!」アタフタ 「ったく…まぁいいや。今病院の方には行かない方がいいぞー」 さやか「えっ?それって――ひょっとしてあんた魔法少女!?」 「あ?何でアンタ魔法少女のこと知ってんだ?見たところ同業者じゃねーみてーだけど……ああ、候補生って奴か」 「アタシは佐倉杏子。お察しの通り魔法少女だ――ちょうどいいや、現場まで案内してくれよ」ニィッ
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- おい俺のマンコが台風になってるから見てくれwwwwwwwwww
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:43:23.18 ID:yUu6sik10 - さて…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
109 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:44:23.21 ID:yUu6sik10 - ーーーー
一方、魔女空間に入り込んだネムが霊圧サンプルを採取していると、にわかにグリーフシードが脈動し始める ネム(孵化の進行速度が速い――元々これぐらいのスピードなのか、あるいは何らかの要因で進行が速まったのか) ドクンッドクンッ ピキピキピキピキ…! ネム(何らかの――たとえば死神の霊圧に影響されて成長が促進された、と――?) ぐわぁぁぁーーーんっ!!! 次の瞬間、ネムの周囲の空間が再び変容を始める カラフルなお菓子で埋め尽くされた、ファンシーな雰囲気のフィールドが展開していく そしてフィールドの真ん中には、小柄で愛らしい姿の生き物がちょこんと立っている 《お菓子の魔女》シャルロッテである 戦闘態勢を取るネム シャルロッテの周りに次々と使い魔が出現する! ネム「これまでに対峙した魔女に比べだいぶ小さいですね――!」ダッ 呟くと同時に駆け出し、使い魔の群れに突っ込ネム 使い魔たちを次々白打で打ち払いながら魔女との距離を詰めようとする
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- 休校になって暇だから17JKがおっぱい見せてあげちゃうよー
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:46:00.79 ID:yUu6sik10 - っ
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- 涅マユリ「魔法少女?」
110 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:46:20.24 ID:yUu6sik10 - ネム「――チッ」シュッ
使い魔「チーズチーズチーズチーズチーズ……!!!」ウジャウジャ ネム(使い魔の数が多すぎる――全てを捕獲している時間もない) ネム「ならば――!」バッ 上空高く跳び上がるネム 掌を地上の使い魔たちに向け、言霊を詠唱し始める ネム「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ――」 使い魔「レアチーズブルーチーズモッツァレラチーズ……!!!」ウジャウジャウジャウジャ ネム「焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ――!」 ネムをとらえようと密集して迫ってくる使い魔たち それより早く詠唱を終えたネムが、足元に迫る使い魔を見据える――! ネム「――破道の三十一『赤火砲』!!」
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- ちょwww遊びに来た女友達が俺のベッドでオナニーしてるwwwww
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:48:38.00 ID:yUu6sik10 - なんてこった…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
111 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:48:59.26 ID:yUu6sik10 - バァアアァァァァーーーンッ!!!
放たれた深紅の火炎は、あっという間に使い魔の大群を焼き払っていく 地面に降り立ち、息を吐くネム ネム(――予想通り、どうやら魔女空間の中に入ってしまえば魔法少女による魔法攻撃以外でもダメージを与えられるようですね) 魔女「キャアタスケテー!!」スタタタタ… 使い魔を蹴散らされ動揺したのか、飛び回るようにしてネムから距離を置こうとするシャルロッテ ネムはそれを観察すると、再びジャンプし両手の指先を胸の前で合わせる―― ネム(あの小さな的で動き回られたら、大味な破道攻撃は通用しなさそうですね――) ネム「――縛道の六十二『百歩欄干』!」ヒュンッ 光でできた棒がネムの手元に出現、ネムはそれをシャルロッテに向かって投げつける
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- 1+1=?
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:50:29.41 ID:yUu6sik10 - ク
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- 【速報】台風情報総合
765 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:52:05.71 ID:yUu6sik10 - 東京今でも結構ひどいんだが…
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- ここだけソープランドの待合室、コンマ00で部屋に呼ばれる
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:52:40.09 ID:yUu6sik10 - ぐぬぬ…
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- 涅マユリ「魔法少女?」
114 : ◆fRP8xo8mkY []:2011/09/21(水) 16:54:07.59 ID:yUu6sik10 - ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!
棒は空中で無数に分裂し、雨のように地上へ降り注ぐ! 逃げ惑うシャルロッテだが、棒の一本がマントの裾を地面に縫い付けてしまう 魔女「ヤァンフクガヒッカカッター!エイエイ!」グイグイ マントを引っ張り逃れようとするシャルロッテに対し、ネムは間髪入れずに次の手を放つ ネム「縛道の六十三『鎖条鎖縛』――!」ジャラジャラジャラ ネムの腕から這うようにして伸びてきた光の鎖が、シャルロッテの小さな身体を雁字搦めにする シャルロッテ「キャアーヘンタイヘンタイ!!」ジタバタジタバタ ネム(これでひとまず動きは封じた――あとは白伏をかけて意識を奪えば――)スタスタ シャルロッテ「イヤァーコナイデー!!」ジタバタモゾモゾ 自分を縛る鬼道から逃れようともがくシャルロッテに、ネムは無表情のまま近付いていく その時――! 真シャル「ナーンテネ!ヒッカカッタヒッカカッタ!!」ガバァーッ! ネム「――っ!?」
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- 冷しゃぶってなんて読むの?
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:54:27.62 ID:yUu6sik10 - れいしゃぶ
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- 風邪引いたから全レス
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/21(水) 16:55:50.02 ID:yUu6sik10 - すげー雨
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