- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:10:27.76 ID:EJBD+igk0 - タッタッタ
堀川「ハァハァ…ここまで逃げれば…」 中島「堀川ァ!何してんだよ?」 堀川「な、中島くん」 タッタッタ 堀川母「逃がさないわよ…」 堀川「あ…あ…」 グイッ 中島の手にしていたバットを手に取り ガツンッ!! 堀川「ぐぁっ…」 頭部に思いっきりバットを振り落とした 堀川は頭から血を流し気絶 中島「うっぁああ…」 堀川母「中島くん、この死体…磯野さんの物置小屋に隠してくれる?」 中島「!!」 堀川母「噂でいいわ。適当に話を作って話してみて」
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201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:17:07.82 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「そして、中島くんは噂を流し。磯野家に罪を被せ様とした」
堀川母「ふふっ」 ネウロ「何かおかしいでしょうか?」 堀川母「私が公園であの子をバットで殴ったとしたら…凶器が出てくるはずよ!」 カツオ「そういえば…」 ネウロ「おや?お忘れですか…凶器がバットということを」 サッとネウロは中島のバットを直しておく 長細い袋を取り出した ネウロ「これは中島君のです。」 中島「い、いつの間に!!」 ネウロ「この中に…血の付着したバットが見つかるはずですよ…貴方の指紋と共にね」 ネウロ「貴方は堀川君が街中にいたという情報を聞き、公園を何度も訪れた」 ネウロ「それはつまり、死んだと思っていた息子が目撃されたからですよ!再び公園に戻るかもしれないと思い、何度も何度も公園に訪れたんですよね?」 中島「うあああ…」 ネウロ「堀川君が家に戻らなかったのは、貴方にまた殺される可能性があったからですよ」 堀川母「…」 ネウロ「それとも、指紋を調べてから言い訳でもしますか?^^」
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203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:23:05.80 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「それに、今ならこの家中を調べれば…新たな凶器も出てくるはずです」
カツオ「中島…お前ホントに…」 堀川母「ああ……そうっすね…初、人殺し…ども…」 中島はその場で蹲り涙を流していた ヤコ「!!」 堀川母「アアアアアア!!!!ひっと殺し!ひっと殺し!!!バンザーーーーーイ!!!!」 突然、堀川の母は豹変した ヤコ(く、狂ってる…) ワカメ「い、嫌だ…」
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206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:25:02.30 ID:EJBD+igk0 - 堀川母「あぁ!!!?人殺したらダメなのか!!?いいだろww1人ぐらい殺すぐらいww」
ネウロ「何を言ってるんですか?」 堀川母「あぁぁぁぁぁぁあ!!?」 ネウロ「もう貴方に興味はありませんよ。」 堀川母「こっ!!ろっ!!!!すっ!!!!!」 堀川の母が刃物を手に持ち、ネウロに向けて突っ込んだ グサッ ヤコ「ネウロ!!」 ネウロ「……」 カツオ「ネウロさん!!!」 堀川母「ハハハハはハハハハはアハはハハハッはアアあああああああ!!!!!!!!!」 ネウロ「身の程知らずが……」 堀川母「!!」 ネウロ「魔界777ツ能力…拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)……」
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212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:31:54.25 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「これは人に寄生する楽器…痛覚神経を弦として演奏するのだ」
ギコギコッ!! 堀川母「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」 ヤコ(うわぁ…始まったよ拷問道具…) ネウロ「それでは…いただきます…」 グシャッ ネウロは堀川の母から放出された謎を喰い腹を満たした 堀川の母と中島はその後警察に通報 すぐに連行された ヤコ「はぁ…まさかあの中島くんがね…」 ネウロ「人は見かけによらんのだ。それは人間の貴様がよく知っているはずだ」 ヤコ「って電柱見て話すな!!ドラム缶の次は電柱!?」 ネウロ「喜べ!ドラム缶より細い電柱だぞ!」 ヤコ「…ハァ……。もう、これで全部終わったね。」
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216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:38:54.67 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「フン、貴様の記憶力はバクテリア以下か」
ヤコ「あ…ちょっと昇格した」 ネウロ「謎は1つとは言っていないだろう?」 ヤコ「あ…!」 ネウロ「まだ、もう1つ謎が残っている」 ヤコ「それって…タラちゃんの?」 ネウロ「ああ…まだ謎が出来上がってないだけだ。」 ヤコ「う〜ん…じゃあ、まだ帰れないね」 ネウロ「この事件の謎では腹は膨れん…メインディッシュを頂かなければ」 ヤコ(事件か…) 私は内心、この家族内で事件が起きて欲しくないと思った だって こんなに賑やかで幸せそうにしてる家族が、私はとっても羨ましかったから 前編…完
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220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:41:53.82 ID:EJBD+igk0 - 残りの伏線は後編で回収します。
ちょっと出かけるので、夕方にまた再開したいと思います 後編は…ネウロキャラが数人出るんですが、いいでしょうか?
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226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 13:49:04.49 ID:EJBD+igk0 - 後編は事件外の話もありますんでー
それじゃまた夕方に。
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263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 17:15:01.91 ID:EJBD+igk0 - 保守ありがとうございます。
今から後編です。
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269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 17:39:33.80 ID:EJBD+igk0 - ヤコ「きーみーがーあー!」
叶絵「ヤコ…カラオケで国歌歌うのやめてよ…」 ヤコ「え?変かな?」 叶絵「女で君が代一発目に歌うのあんたぐらいよ…」 叶絵は、大きくため息をつき目頭を押さえた 堀川くんの事件から3日後 私は一旦、事務所へ帰っていた ネウロが「謎はまだ茹で上がらん」なんて言ってたから しばらくは平和な生活が送れるかもしれない ―魔界探偵事務所― ネウロ「何をそんなにブサイクな顔をしているのだ」 吾代「ブサイクって言うんじゃねー!!機嫌悪いからこんな顔してんだよ!」 ネウロ「はて?何かあったのか?」 吾代「テメェが俺の車に細工しやがってぶっ壊した事に腹立ててんだよ!!」 ネウロ「フハハハハ、何だそんな事か」 吾代「そんな事だぁ!?俺の愛車何台もぶっ潰しやがってよぉ!!」
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270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 17:39:55.85 ID:EJBD+igk0 - >>267
別人です。
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275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 17:46:58.63 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「可哀想な奴隷のためにお詫びの品を用意しておいた」
吾代「お詫びの品ァ?」 ピラッ ネウロ「ABC48の握手券だ」 吾代「なっ……くれ!!俺今そのグループにめちゃくちゃハマってんだよ!!」 ネウロ「しかも個別で握手をしてもらえるのだ」 吾代「尚更くれ!!それで車の件はチャラにしておいてやるよ!!」 ガラッと事務所のドアを開けたネウロ
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276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 17:47:09.68 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「ククッ…我が輩にとってはただの紙切れだ。」
吾代「お、おい!!捨てんじゃねーーぞ!!」 ネウロ「欲しければ、拾って来い」 ぽいっ 窓の外へ券を投げ捨てたネウロ。チケットは風に舞い事務所の前の交差点に落ちようとしていた 吾代「テメェーーーーー!!!!!」 思わずチケットを拾おうと窓から飛び出る吾代 ネウロ「フハハハハ、自ら転落死を選ぶとはな」 吾代「ギャーーーーッ……」 ドスーーーンッ!! 吾代が事務所から転落した音が事務所内まで聞こえた
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286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:24:56.68 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「健気な奴隷だ、自ら転落死を選ぶなど…」
あかね(助けに行かなくていいの?) ネウロ(奴が勝手に落ちただけだ。全く困った奴だ) ヤコ「あー歌った歌った!」 叶絵「あ、彼氏からメールだ」 ヤコ「もう彼氏できたの!?前に分かれたの1週間前だよね」 叶絵「ロクな奴がいないのよ〜だから別れちゃうの」 ヤコ「ふーん」 叶絵「ヤコも早く作んなさいよ?高校生の間に作っとかなきゃ」 ヤコ「えー…だって私、食べ物の方が好きだし」 叶絵「はいはい…。」
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288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:28:03.05 ID:EJBD+igk0 - ガチャッ
ネウロ「む?」 三郎「ちわー!」 ネウロ「誰だ、貴様……」 三郎「みっ!!!かわや!!!です!!!!!」 三郎は拳銃を取り出しネウロに向けて発砲する ズガガッ!! ネウロ「…」 三郎「まいどありがとうございました!!もっと殺さないと!!!」 あかね(!!) ネウロ「ククッ…」 三郎「…なっ」 ネウロ「下らん、そんなオモチャで殺せると思ったのか?」 三郎「ヒッ!!!ァァァ!!!」 拳銃を投げ捨て、事務所から飛び出る三郎 ネウロ「何だったんだ…奴は…」
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291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:32:25.21 ID:EJBD+igk0 - 叶絵「あ、分かった!それじゃまた後でね」
ピッ 彼氏との電話を終えて携帯を切った叶絵 叶絵「そろそろ出ようか?」 ヤコ「そうだね…お腹減ってきたし」 叶絵「あ!ちょっと手鏡貸してヤコ!」 ヤコ「えぇ〜?化粧直すの?」 叶絵「当たり前よ、これから彼氏に会うんだから!」 ヤコは学校指定の鞄を開け 手鏡を取り出そうとした時、1通の手紙が入っていた ヤコ「ん、何これ?」 叶絵「ヤコ早く!」 ヤコ「あーはいはい。」
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296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:39:48.88 ID:EJBD+igk0 - ヤコ(手紙は…後でネウロに言えばいいか)
叶絵「あーもう時間ない!」 ヴヴヴヴヴ 今度はヤコの携帯が鳴った ヤコ(あ、ネウロからメールだ) パカッ 携帯を開け受信箱を見ると 「も ど っ て こ い」 ヤコ「…マズイ」 叶絵「え?どうしたの?」 ヤコ「ごめん!!先に帰るね!!」 叶絵「ちょ、ちょっと!!代金はどうするのよ!?」 ヤコ「今度学校で返すから!」 タッタッタ 叶絵「全く…」 ピラッとお会計伝票を見てみると スパイシーポテト、鳥の軟骨、枝豆、卵がけご飯、ざるうどん デリバリーパフェ、いちごかき氷、牛肉ピラフ 焼きおにぎり、ビール、梅茶漬け、たこ焼き…etc 叶絵「あのアマァ!!!!!!!」
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298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:42:50.50 ID:EJBD+igk0 - 三郎「す、すまない!仕留めることができなかった!」
???「アンタ程の悪意なら期待できたんだけどな…」 シュボッ 三郎「!!」 ???「一度折れた悪意は必要ねぇ、火だるまにしてやんよ」 ボォォォォッ!! 三郎「……」 三郎は全身を炎が包み、あっという間に黒こげとなった ???「火火火……」 ヤコ「あー!やばい間に合わない!」 笹塚「ん、弥子ちゃん」 石垣「探偵じゃないですか。何慌ててんすかねぇ?」
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302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:48:17.78 ID:EJBD+igk0 - ヤコ「笹塚さん!」
笹塚「相変わらず…元気そうだなヤコちゃん」 ヤコ「ちょっとネウロに呼ばれて…」 石垣「助手に呼ばれるって、おかしな事務所なんだなぁ」 ヤコ「えーっと…貴方誰ですか?」 石垣「いっ!!しがきだ!!先輩の右腕の石垣だ!!」 笹塚「右腕にした覚えないんだけど……」 ヤコ「それより、どうして笹塚さんが?」 笹塚「今仕事の帰りなんだ。早いこと事件が終わってな。」 ヤコ「へぇーじゃあもう今日はフリーなんですね」 笹塚「まー…そういうことになるな」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 18:50:29.57 ID:EJBD+igk0 - 石垣「ほら!!探偵これ見てみろ!!」
石垣がヤコに見せたのは携帯のストラップ ヤコ「何ですか…このストラップ…」 石垣「紳助ストラップ知らないのか!?かぁーーっ!これだからゆとりは!」 ヤコ「…あれ?ボタンが付いてる」 石垣「へへ…このボタンを押すとなぁ」 ポチッ 「素敵やん」 ヤコ「…えーっと」 石垣「この良さが分かんないのか!!?あーもう話にならん!」 笹塚「うざい、捨てろ」 ぶちっ ポイッ 石垣「アアアアーーー!!引退したァァァ!!!」 笹塚「ところでヤコちゃん」 ヤコ「はい?」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:00:30.67 ID:EJBD+igk0 - 笹塚「あの助手と色々と事件解決してるみたいだけど…気をつけた方がいいよ」
ヤコ「どーいうことですか?」 笹塚「警察の仕事してるからかもしんねーけど。匂うんだよな」 ヤコ「匂うって…」 笹塚「事件さ、警察の俺が言うのも変なんだけど」 ヤコ「事件ですか……大丈夫ですよ!笹塚さん達もいるし、吾代さんもいるし!」 笹塚「あんまり…不安には思ってないみたいだな」 ヤコ「ははっ…何か事件続きで慣れたっていうか…」 石垣「せんぱーい!早く飯食いに行きましょうよ!」 笹塚「余計な事、話ちまったな…今の話忘れといてくれ」 ヤコ「いえ…ちょっと気が緩んでたかもしれないですし」 笹塚「そうかい、まあ…あの助手がいれば大丈夫そうだな。」 2人は車に乗り込み発車させた ヤコ「行っちゃった…大きな事件か…ホントに起きるのかな?」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:10:42.39 ID:EJBD+igk0 - ガチャッ
ヤコ「ハーッ…ハァ…ごめん!遅くなって!」 ポカンッ! ヤコ「ふごっぉ!!」 ネウロの革靴がヤコの口の中へ投げ込まれた ネウロ「遅いぞ、ヤコ。」 ヤコ「ふぐぐっ…ペッペ!…革靴なんて投げ飛ばさないでよ!」 ネウロ「なに…首の骨をへし折られなかっただけマシと思え」 ヤコ「うーっ…あんたのDVはホント変わらないね!」 ネウロ「む?奴隷に対する愛の鞭ではないか」 ヤコ「あー…もう。それで何かあったの?」 ネウロ「そろそろ、あの謎が出来上がりそうだ」 ヤコ「!!」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:19:18.24 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「日が経つごとに反応が強くなってきている」
ヤコ「じゃあ、本当にあの家族の中で…」 ネウロ「ああ…誰かが死ぬだろうな」 ヤコ「嫌だよ、誰か死ぬなんて……」 ネウロ「今更何を言っているのだ。今まで人が死ぬ場面に何度も立ち会ってきただろうに」 ヤコ「今回は別だよ…!いつの間にか磯野家の人と仲良くなったんだし…」 ネウロ「ふむ、我が輩にはその感情は分からんな」 ヤコ「分かってるよ…あんたに話しても無駄ってことは」 ネウロ「いいな、謎に対してそんな感情は一切必要はない」 ヤコ「うん…」 ネウロ「謎を喰うか、喰われるかだ。」 思った通りの返答だった 感情を持たない魔人にこんなことを言っても無駄だったんだ
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:21:34.28 ID:EJBD+igk0 - ―磯野家―
タラ「ワカメお姉ちゃーん」 ワカメ「どうしたの?」 タラ「早く新聞取ってこいですぅ」 ワカメ「分かったわ。すぐに取って来るから」 タッタッタ ガラッ タイコ「あら、ワカメちゃん」 ワカメ「タイコおばさん!?」 サザエ「まあ…タイコさんじゃない!」 タイコ「ちょっと聞きたいことがあったので…」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:26:44.92 ID:EJBD+igk0 - フネ「ノリスケさんが出張に?」
タイコ「あの人、浮気してるんじゃないかと思って」 サザエ「アハハッ!心配し過ぎよタイコさん〜」 タラ「パパもママのマンコに飽きてきてるですぅ」 ワカメ「タラちゃん!」 タラ「ふぇぇ…」 タイコ「出張鞄からコンドームも出てきて…」 フネ「それはクロだね」 サザエ「帰ってきたら問い詰めたいいわ!」
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325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:33:36.66 ID:EJBD+igk0 - ガラガラッ
ヤコ「こんにちはー!」 ワカメ「あ、ヤコお姉ちゃんの声だ!」 タッタッタ ヤコ「ワカメちゃん、こんにちは!」 ワカメ「こんにちは!待ってたわ!」 ヤコ「ははっ…嬉しいな、私もワカメちゃんに会いたかったよ」 タイコ「お客様みたいね…私は失礼するわ」 サザエ「問い詰める時は私も呼んでね〜」 ネウロ「先生が厚かましい者で、今晩も泊まらせて欲しいみたいなんです」 ヤコ「え…ちょ、ちょっと!」 ネウロ「ほら先生ー地に頭付けてお願いししないとー」 ヤコ「うぐぐっ…!」 サザエ「泊まるぐらいなら構わないわ。」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:37:13.05 ID:EJBD+igk0 - ―ネウロ、ヤコ部屋―
ヤコ「はぁ…磯野さんにはお世話になりっ放しだな」 ネウロ「貴様の頭1つで泊まれる宿など安い物だ」 ヤコ「その度に私は土下座しなきゃならんのか…」 ネウロ「フン、気配も濃くなってきている。そろそろだな…」 ヤコ「…」 ガラッ ワカメ「ヤコお姉ちゃん…」 ヤコ「どうしたの?」 ワカメは勢いよくヤコに抱きついた 驚きながらも、ヤコはそっと背中に手を回した ワカメ「…怖いの」 ヤコ「え、怖い……?」
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329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:40:43.68 ID:EJBD+igk0 - ワカメ「怖い…怖い怖い…」
ガタガタと震えるワカメに対してどうしていいのか分からなかった ヤコ「落ち着いてワカメちゃん…何があったの?」 ワカメ「この家が、怖い…」 ヤコ「家が?」 ネウロ(ほう……) ワカメ「何かがいそうなの…毎晩毎晩変な夢を見て寝れないの」 ヤコ「ワカメちゃん…」 ワカメ「お姉ちゃん…今夜一緒に寝て欲しい…」 ヤコ「うん、私が傍にいてあげる!何かあっても大丈夫だよ」 ワカメ「ひっく…ひっく…」 恐怖の糸が切れたのか、突然赤ん坊のように泣きじゃくるワカメ ヤコは泣きじゃくるワカメの背中を、ただ摩ることしかできなかった
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:43:28.07 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「面白いことを言う子供だ」
ヤコ「変な夢って…引っかかるんだよね」 ネウロ「それは、もちろん。謎の事だ。」 ヤコ「…かもね」 ネウロ「あの娘も謎の気配に感じているのだろう…実に珍しい人間だ」 ヤコ「そーいうの、いいから」 ネウロ「む?」 ヤコ「ちょっと外の風に当たってくる…」 ネウロ「……」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:49:35.26 ID:EJBD+igk0 - ―磯野家前―
ヤコ「謎…謎って…ホントに嫌になってくる…」 ネウロの言う通り、人が死ぬなんて場面に何度も立ち会ってる 実の父が亡くなった時も。 ヤコ「はぁ……探偵の仕事なんて…嫌なことばっかりだ…」 今日は夜空に星が 気を紛らわそうと、ボーっと空を眺めていた ドスンッ! ヤコ「…いっ。」 何かが落ちる音が聞こえ、不審に思ったヤコ 庭の方から聞こえてきた ヤコ「だ、誰?」 暗闇の中、目を細めながら見てみると マスオ「やぁヤコちゃん」 ヤコ「マスオさん?」 マスオ「犬に追いかけられちゃって…塀を飛び越えようとしたら落ちちゃってね」 ヤコ「そうですか…そろそろ、晩御飯が出来るみたいですよ!」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:51:46.98 ID:EJBD+igk0 - サザエ「ご飯よーー!」
タッタッタ サザエの一言で各自席に座った フネ「今夜はカレーよ」 カツオ「またぁ!?」 波平「贅沢を言うんじゃない。母さんのカレーは上手いだろ。」 タラ「芸のないババアですぅ」 ヤコ「ははっ、私カレー大好きだから嬉しいです!」 パクパク マスオ「相変わらずすごい食欲だねぇ」 フネ「ネウロさんは?」 ネウロ「いえ、僕は絶食中なので」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:56:17.75 ID:EJBD+igk0 - カツオ「あぁ!タラちゃん僕のカレー取らないでよ!」
タラ「うるさいですぅ。お前は水でも飲んでろですぅ」 カツオ「うわあああん!」 波平「情けないぞカツオ!」 カツオ「だってぇ…」 マスオ「タラちゃん、ちょっと調子に乗りすぎなんじゃないかい?」 タラ「ぶうう」 サザエ「貴方、たまにはガツンと言ってよ」 マスオ「ああ…カツオお兄ちゃんに謝るんだ!」 タラ「うわあああん!パパなんか嫌いですぅ!」 タッタッタ
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 19:56:59.42 ID:EJBD+igk0 - サザエ「あら、外へ出るわ」
フネ「危ないわ。追いかけるわ。」 タッタッタ カツオ「僕も!」 サザエ「私も行くわ!」 ヤコ「ネウロ!私達も行くよ!」 ネウロ「やれやれ…仕方ない」 タッタッタ マスオ「ちょっときつく怒りすぎたかな?」 波平「たまには良かろう」 ワカメ「そうよ、マスオ兄さんは甘いんだから」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:00:30.08 ID:EJBD+igk0 - タラ「うわああああああん」
サザエ「もう、タラちゃんたら」 フネ「早く家に戻らないと、カレーが冷めちゃうわ」 ネウロ(人騒がせな子供だ) ヤコ(ふふっ、やっぱりこの家は賑やかで楽しいな) カツオ「僕のカレーあげるから元気出してよ!」 タラ「ホントですかぁ?」 ヤコ(泣き止むのはやっ!) カツオ「今回だけだよー」 タラ「わぁーい!カツオお兄ちゃん好きですぅ^^」 ネウロ「ふむ、現金な奴というやつだな」 ヤコ「シーッ!」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:03:11.62 ID:EJBD+igk0 - タラちゃんを連れ戻し
家に戻ってきたサザエ達 もう1度、皆で夕飯を食べようとしていた 何も変わらない…いつも通りの夕飯だったはずが…… マスオ「…」 ワカメ「…」 ヤコ「うそ……」 カツオ「アアアアアア!!!!!ワカメとマスオ兄さんが殺されてるッ!!!」 ネウロ「ククッ…謎の出来上がりだな…」 顔面が判断できないほどグチャグチャに潰されたマスオ ワカメは両目の眼球が抜かれた状態だった
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:06:19.46 ID:EJBD+igk0 - ―30分後―
サザエ「警察には連絡しておいたわ…」 カツオ「わかめぇ…わかめぇ…」 フネ「父さん…」 ヤコ「…」 ヤコは座り込んだまま立ち上がらない ワカメの死が、よっぽどショックであったのだ タラ「ここは警察の人が来るまで、放っておくですぅ」 カツオ「そうだね…下手に触ったらダメだし」 ネウロ「僕は少し見させてもらいますね」 バッ タラ「ダメですぅ!」 ネウロ(この餓鬼…)
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:10:44.69 ID:EJBD+igk0 - ひとまず、波平の部屋に集まったメンバー
ネウロ「そういえばお父様がいませんね」 サザエ「もしかして、父さんが…?」 フネ「バカ言うんじゃないよ!父さんはそんなことしないよ」 サザエ「でも…今ここにないじゃない」 カツオ「逃走したって可能性も捨てられないじゃないか」 フネ「…」 ネウロ「まだ決まった訳ではありませんよ。」 グイッ ヤコ「!」 ネウロ「この名探偵桂木弥子先生が…この中に犯人がいるとおっしゃっているので」 サザエ「この中に!?」
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353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:12:47.86 ID:EJBD+igk0 - フネ「探偵か何だか知らないけどね、調子に乗るんじゃないよ!」
ネウロ「いえ…先生は真実しか言いませんよ。ねぇ先生?」 ヤコ「お、おうよ」 ネウロ「ですが、まだ犯人は分かりません。これから先生がジワジワと追い詰めるでしょうね」 フネ「ホントなのかい…」 ネウロ「皆様は別の部屋で待機しておいてください…推理が出来次第お呼びしますので」
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358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:20:47.97 ID:EJBD+igk0 - ヤコ「あんなこと言ってたけど…ホントにあの家族に犯人が?」
ネウロ「それ以外は考えられんな」 ヤコ「どうして…強盗って可能性もあるじゃない」 ネウロ「それならば、あんな殺し方はしないだろう。我が輩には憎悪しか感じられん」 ヤコ「…」 ネウロ「では、まず現場を探らなければ」 ヤコ「あ、警察が来るまでダメだよ!」 ネウロ「黙れ…食事の時間をなぜ遅らせなければならない」 ズズズッ ネウロ「魔界777ツ能力…無気力な灯機(イビルブラインド)…」 ヤコ「!!」 ネウロ「対象者を極端に目立たなくする道具だ…そう長くは持たん。急いで現場を調べるぞ。」 ヤコ「なるほど、タラちゃんに食い止められるもんね」
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360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:24:42.69 ID:EJBD+igk0 - ヤコ「うっ…」
ワカメの遺体には目が向けられなかった ネウロ「これは異常者の殺し方だな」 ヤコ「まともじゃないよ…こんな殺し方…」 目を伏せながらそう話すヤコ ネウロ「これは素人では出来ないぞ…」 ヤコ「じゃあ、この家族の線は薄いよ!」 ネウロ「…」 ネウロがマスオの遺体をジッと見たままだ ヤコ「どうしたの?」 ネウロ「フハハハ…もういい、次に行くぞ。」 ヤコ「?」 ネウロ「次はワカメとカツオの部屋だ」
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361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:27:15.70 ID:EJBD+igk0 - タラ「あー早くご飯食べたいですぅ」
カツオ「タラちゃん…お父さんが死んだんだよ?」 タラ「知らないですぅ」 サザエ「タラちゃんいい加減にしなさい!」 バチンッ タラ「ふぇぇ…打たれたですぅ」 フネ「父さんを探さないと始まらないんじゃないかい?」 カツオ「でも、どこにいるか分からないよ」 サザエ「犯人として怪しいのは父さんね……」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:32:44.41 ID:EJBD+igk0 - ヤコ「ネウロ…ここ物置小屋だよ」
ガサガサ ネウロ「調べておく必要がある」 ヤコ「…」 ネウロ「むっ…」 物置小屋で何かを見つけたネウロ 懸念としていたのが確信にへと変わった ネウロ「なるほどな…大体分かってきたぞ」 ヤコ「ホントに!?」 ネウロ「さて、最後にさっき言っていたワカメとカツオの部屋を見るぞ」 スタスタ
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368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:36:34.45 ID:EJBD+igk0 - ―ワカメとカツオ部屋―
ごそごそ ネウロ「ほう、このノートはワカメのか」 パラッとページを開いた ヤコ「赤いペンで…何か書いてる…?」 ネウロ「…これは。」 ヤコ「うっ…ぅ…ワカメちゃん……」 私はワカメちゃんのノートに書いてあった 文字を見て、思わず涙が出てしまった ネウロ「これで謎を解く準備は出来た。奴等を集めて来い。」 ヤコ「うん…」 私はノートを引き出しに閉まった
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370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:38:35.67 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「皆さん!今から先生の謎解きの始まりです!」
カツオ「ホントに分かったの〜?」 ネウロ「ええ!先生の推理に寸分の狂いもありませんよ」 ヤコ「…」 ネウロ「さぁ、いつも通り…犯人に指差してください。先生。」 グググッ ヤコ「犯人は……」 サザエ「…」 フネ「…」 ヤコ「お前だ……!!!!!」
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385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:45:02.62 ID:EJBD+igk0 - ヤコが…指差した場所は…
遺体のマスオさん… ヤコ「…!」 ヤコは驚くことなくジッと見つめた フネ「ふざけてるのかい!?」 ネウロ「フハハハ、まさか。皆さんマスオさんの部屋へ」 ネウロに誘導されマスオとサザエの部屋に ネウロ「事件の内容に入る前に…面倒なので先にバラそうと思いまして」 カツオ「何を言ってるんだよ」 ネウロ「いつまで押入れの中に隠れてるんですか?マスオさん」 ヤコ「…」 フネ「マスオさんだって!?」 ネウロ「出てきたらどうです?貴方はどうせ逃げることはできないんですから」 ガラッ マスオ「えぇ!?まさか証拠も無しに僕が犯人だって言うのかい!?」 押入れから出てきたのは死んだはずのマスオだ
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401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:48:51.04 ID:EJBD+igk0 - サザエ「ど、どうしてマスオさんが!?」
マスオ「どうしたもこうしたもないよ〜」 ネウロ「ククッ…ご安心を。説明をしますので。」 フネ「ゆ、幽霊なのかい?」 タラ「スタンドですぅ」 ネウロ「では、皆さん。もう一度現場へ」 再び現場へ誘導される カツオ「やっぱりマスオさんの死体じゃないか!!」 ネウロ「この死体を、ちゃんと見た人はいますか?」 フネ「いや…タラちゃんに止められて」 ネウロ「そうです!この2人の死体をちゃんと確認した人はいません」 ヤコ「ごくり…」 カツオ「意味が分からないよ!」 ネウロ「まだ分かりませんか?……このマスオさんの死体は本人ではありませんよ」 サザエ「!!?」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:52:28.11 ID:EJBD+igk0 - フネ「じゃあ、この死体は誰のなんだい?」
ネウロ「わざわざ顔面を潰した理由がお分かりですよね」 カツオ「顔を…認識できないために…」 ネウロ「そうです、そのために敢えてこの偽の死体の顔を潰しておいたんでしょう」 マスオ「…」 サザエ「もしかして…ノリスケさん…」 ネウロ「さぁ、僕には分かりませんが。予めマスオさんが偽の死体を用意していたんでしょう」 カツオ「このマスオ兄さんがつけてた腕時計は…」 ネウロ「より死体に信頼性を持たせるために、この死体の近くに置いておいたんでしょうね」 サザエ「ノリスケさんなの!?ねぇ貴方!!」 マスオ「しらねーよ」 ネウロ「警察が調べれば分かるはずですよ…」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 20:58:21.26 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「それと、その偽の死体が着ていた衣類を…先程、物置小屋で見つけてきました」
マスオ「!!」 カツオ「じゃあ、ノリスケおじさんの服が…」 ネウロ「自分の服を偽の死体に着せただけでしょう」 マスオ「アハハハぁ!?」 ネウロ「衣類を捨てる時間がなかったんでしょうね…一時的に物置小屋に隠したつもりが…」 カツオ「そうだ!父さんはどうなったのさ!?」 ネウロ「恐らく犯人を絞らせないために、隠しているんでしょう」 マスオ「なっにを言ってんだだだだ」 ネウロ「僅かながら…台所の床に血がついてましたよ。貴方が洗い落とせなかった血がね」 サザエ「じゃあ、台所の…!」 フネ「行ってみよう」 タッタッタ 冷蔵庫を開けると、そこには父さんが詰め込まれていた カツオ「良かった…傷はあるけど、死んでないよ!」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 21:04:40.14 ID:EJBD+igk0 - ネウロ「まだ言い訳でもしますか?この状況に置かれながら…」
サザエ「マスオさん…」 マスオ「ミトメナイ」 ネウロ「ふふっ…往生際の悪い方だ」 ヤコ「このノートを見てください!」 スッとヤコがマスオ達に向けて あのワカメのノートの1ページを見せた カツオ「!!」 内容は、赤いペンで読めるか読めないかぐらいの字で こわい こわい きのう ますお さんが タマに じぶん の ちをあびせていた こわかった みていたことに きづかれて にっこりと 微笑まれた わたしは ころされるんだろう ああ ああ ああ ああ ネウロ「これは生前、ワカメさんが書かれたものです」 ヤコ「私が以前にここに泊まった時…タマちゃんに血が付着していました」 マスオ「…」 ヤコ「それも、異常者の貴方がしたんでしょ!?」
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- タラ「ママー、お腹すいたですぅ」脳噛ネウロ「…謎の気配がするな」
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/09/04(日) 21:08:47.34 ID:EJBD+igk0 - カツオ「本当…なの?」
ヤコ「私が寝ているときに異音に気付いて台所に来たら…血まみれのタマちゃんが」 マスオ「ほぇえ」 ヤコ「あの時、マスオさんだけじゃなくて。ホントはワカメちゃんも見ていた・・・」 フネ「ワカメ…」 ヤコ「ワカメちゃんは、殺されるのを分かっていた。だからこそ……こうしてノートに最後の言葉を書いておいたの…」 ネウロ「…フン」 ヤコ「それと、タラちゃん。貴方も同罪よ」 タラ「えぇ!?」 サザエ「な、何言ってるの!タラちゃんは殺してないわ!」 ネウロ「ええ…確かに殺してはいませんよ。ですが、マスオさんに協力したのは間違いないです」 ヤコ「夕食の時、わざと外に出たんだよね?私達を外に出すために」 ネウロ「偶然残ったお父さんを隠し、ワカメちゃんを殺したということです」
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