- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:01:58.31 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「兎にも角にも遠いところからはるばる魔王城に来てくださりありがとうございます」 勇者「いえいえ(むしろ三時間でつくことに驚いたよ)」 魔王「えぇ、と、あなたのことは勇者さんと呼んでもいいですか?」 勇者「お好きなように。こちらはなんて呼べばいいですか?」 魔王「ふふっ、呼び捨てでかまいませんよ。不束者ですがよろしくお願いしますね」ペコリ 勇者「え? あ、はい。それじゃ、魔王と呼びますね。あはは……」 勇者(なんだか、お見合いしている気分だなあ……。緊張する)
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- 苺ましまろ
857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/08/30(火) 00:03:00.98 ID:JYPVgkzV0 - ( '(( i´ l_「ァ`゙i'`゙ヽリ
ヽ )'l i,ヘ._,/ヽ _」 ' l /ヽ_/Kl、__」 l /l l/l ! ` ー' l |〈`ー' / ヽェェ∧ ,' ヽ/ i Vヽ ,.'/, l ! \ l// l l i ヽ./ く/ l ! ! V 'ー-rL__l‐┬'´ ! l l、 / ,' ヽ. / / \ ヽ ,' / ヽ. ヽ ' ' \ ヽ . , / ヽ._ ハ ,.、 / ト-ヘ)! ∧ ゙ y 「 ` ! . 〈 ゙ くト、 l ,' `、 ゙ ー' ヽ.__ノ
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:06:54.55 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「とりあえず本題に入りますよ」 魔王「はい、なんでしょう」 勇者「確か魔物と人間が共存する世界をつくりたいんですよね」 魔王「ええそうです」 勇者「今の状況はどうなんです? 魔物はまったく人間界に攻めてないと聞きましたが」 魔王「そうですね〜……。あまり昔と変わっていませんね」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:12:05.38 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「そうなんですか?」 魔王「ええ。むしろ前より人間が魔物に対しての攻撃が強まっているような気がするわ」 魔王「この前も庭でお花の様子をみていたら勇者様候補の方がいらっしゃって、暴れるものだから庭がぐちゃぐちゃになっちゃって……」 勇者「大丈夫だったんですか?」 魔王「竜王さんががおーって吼えたら退散していきましたよ」 勇者(……竜王つえー)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:16:15.76 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「しかしこの何十年間で魔物怖い、という人々の意識は無くなってきたと思います」 勇者「そっちからの攻撃はゼロでしたもんね」 魔王「これから100年くらいかければなんとかなるかなーって思ってます。ねー、スライムちゃん」 スライム「ピギー」 勇者「魔王、さすがにそれは長すぎる」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:19:31.46 ID:JYPVgkzV0 -
側近「魔王様ー、勇者殿からでんg……って勇者!?」 魔王「あらー。勇者さんのお父さんから電話ですかー」 側近「あぁ、親子なんですか。そういわれてみれば目元あたりが似ていますな」 勇者「うれしくねーわ」 魔王「勇者さん、少し席をはずしますね。魔王城の見学でもなさってください」 側近「この魔王城は見学ツアー用に改造してありますからね」キリッ 勇者「なにそのいらない改造の仕方」 魔王「それでは側近ちゃん、あとは頼みますよ」 側近「えぇ、任せてください」ペコリ
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:23:29.00 ID:JYPVgkzV0 -
中庭 側近「……」 勇者「……」 勇者(……気まずい) 側近「勇者よ。魔王様の計画に賛同してくれるとは、本当か?」 勇者「ソウッスネ!」ウェイウェイ 側近「……なんだろう、すごく頼りなさそうなのだが」
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- 苺ましまろ
889 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/08/30(火) 00:25:21.50 ID:JYPVgkzV0 - 群馬のワカサギからセシウムってニュースが
群馬のワキガからセシウムに見えた
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:26:06.19 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「そんなことないですよ。側近さん。魔王様のためなら火の中、水の中ですよ」 側近「それはそれで変わった勇者だな。本来は魔王を倒すのが使命のはずだろう」 勇者「人質を取られている以上仕方ないっすよwww」 側近「やはりお前は信用できんな」 勇者「魔物に信用される勇者ってのも変ですからね、信用してくれなくてもいいっすよ」 側近「……それもそうか」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:29:33.67 ID:JYPVgkzV0 -
側近「ところで、勇者よ。注意しておこう」 勇者「なんですか」 側近「魔王様には必要以上に近づくな」 勇者「なんでですか?」 側近「そ、それは、そうだろう。魔王様と勇者が仲良くしているなど想像しただけで吐き気がする」 勇者「へー、あ、はい。まあ、そこそこに気をつけます」 勇者(なんか隠してるなこの魔物……)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:32:31.49 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「あらー、こんなところにいたのねー。探しちゃったわー」トテトテ 側近「!? 魔王様、走らずとも、私はどこにも行きませんよ!転んでしまったら大変ですので走っちゃだめです!」オロオロ 魔王「あら〜、側近ちゃんは心配性ねぇ……」 側近「そんなことはありません! 魔王様がお転婆すぎるんです!」 魔王「あ、あらー、そうかしら?」 側近「そうですよ! あー、もう、こんなにドレスを土で汚して……」バサッバサッ 勇者(母親と子供みたいな図だなぁ。ほのぼの)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:35:15.74 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「あ、あら……。んんっ。えと、勇者さん、お父さんから伝言があります」 勇者「なんでしょう?」 魔王「どうやら王様に呼ばれたようなので、そこそこ急いで城に向かうようにと」 勇者「うへー、また人間界に戻るのかぁ……」 魔王「大変なようでしたら、私のルーラで一緒に行きますか」 勇者「いいっすねそれ」 側近「だめです魔王様!! 人間界にいってはいけません!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:38:31.06 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「あら、どうして?」 側近「魔王様は人間にとっては敵なんですよ!」 側近「 確かに魔王様は人間のような姿をしておられますが、万が一のことがあったら我々魔物一同路頭に迷ってしまうんですよ!?」 魔王「大丈夫よ、これでも結構強いのよ〜」 側近「だめです! 絶対だめです!! 勇者、私がルーラでつれてってやる! 感謝するがよい!」 勇者「あ、はい」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:42:08.61 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「……あ。これって私仲間はずれにされたんですよね」ショボーン 側近「はっ!? いえ! ちがいます!! そういうわけではないんです!!」 魔王「いいですよ、私はスライムちゃんと遊んでいますから、勇者さんと楽しんでください」スタスタ 側近「ちょ、魔王様。まって! あぁ!! もう勇者お前一人で帰れ!!」 勇者「(うわ、顔真っ赤だ)……ルーラ使ってくれないんすか」 側近「当たり前だ!! 勇者に手を貸す魔物などいるか。さっさと帰れ!!」ゲシゲシ! 勇者「ちょ、蹴らないでくださいよっ」サッ 側近「蹴られたくなければさっさと帰れ! さあ帰れ!!」ゲシゲシ! 勇者「わかった! わかったから! それでは明後日ぐらいにまた来ますんで!!」ダッダッダッ 側近「くるな! 二度とくるな!! あぁ、魔王様まってくださいー!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/08/30(火) 00:46:58.48 ID:JYPVgkzV0 -
城 勇者「あーあー、ひどい目にあった」 勇者「魔王は結構優しそうなひと……魔物なのに、どーして側近はあんなに怖いんだろ」 勇者「……」 勇者「スライム、かわいかったなあ……」 王「勇者よ! なにをぶつぶつといっておる!」 勇者「あ、王様。どうしたんですか、いきなり呼び出して」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:50:53.35 ID:JYPVgkzV0 -
王「勇者よ! お主は先刻、勇者として旅立ったそうではないか!」 王「なのにどうしてわしに報告しにこない!」 王「この国の勇者システムを舐めているのか豚!!」 勇者「そんなシステム初めて聞きました」 王「まあよい! ともかくお前は今日から勇者だ! 魔物を殺し、殺しまくり平和な世をつくってまいれ!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:53:24.91 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「でも、王様。魔物はこっちが攻撃してこない限り何もしてこないじゃないですか」 王「はんっ! お主それでも勇者か! あんな気味悪い魔物をすべて根絶やしにすることが勇者の役割ではないのか!」 王「よいか、勇者よ! 貴様は一匹でもたくさんの魔物を騙してでも殺し、魔王を殺すのだ! それが勇者なのだ! わかったな!」 勇者「……はい」 勇者(やばいな、このジジイ。魔物以上に魔物だ) 勇者(こんなやつに話し合いで通用するとは思わないが……) 王「お主に10ゴールドと、ひのきのぼうを授けよう!」 勇者「あざーす。じゃ、私、町の様子みて帰りますね」 王「うぬ! 人の世に光栄あれ!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 00:57:31.44 ID:JYPVgkzV0 -
町 勇者(10ゴールドってどんだけこの国財政難なんだよ) 勇者(新作のゲーム買おうとおもったのになあ……。ついてね〜……) 女の子「うわー、勇者様だかっこいいー!」 男の子「ほんとうだー!」 勇者「お、子供たち。本当にひのきのぼうだけ持っている勇者をかっこいいとおもうのか? ん?」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:00:18.08 ID:JYPVgkzV0 -
女の子「勇者様は魔物を倒しに行くんだよね」 勇者「んー、どうだろ。君たちはどう思う? こっちから攻撃しなきゃ何もしてこない魔物を倒さなきゃいけないと思う?」 女の子「そういうの関係ないんだよー。魔物だから倒さなきゃいけないんだよー。せんせいいってたもん」 男の子「そうだよー。魔物は悪いやつだから倒さなきゃいけないんだ!」 勇者(教科書で洗脳かよ。やることがむごいな)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:03:33.20 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「んー、君たち。猫すき?」 子供s「「大好きー」」 勇者「そっかー。じゃ、ここにただのんびりと寝ていた猫がいたとします」 勇者「数人の君たちぐらいの年代の子がやってきて「こいつなんだか知らないけど、悪そうだから殺そう!」といって、みーんな猫に石を投げたとします」 勇者「そんな時君たちはどうする?」 女の子「猫助ける!」 男の子「僕も!猫わるくないもん!」 勇者「じゃ、なーんにもしてないのんびりと寝ている魔物がいたら? なんだか知らないけど殺す?」 女の子「……それは」 男の子「……」 勇者「投げつけてもいいけどさ。ちゃんと自分なりに何故投げるのか。他に方法はないのか。とか考えてから投げようね」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:08:58.46 ID:JYPVgkzV0 -
女の子「でも、お母さんが……」 男の子「だけど、ただ寝ているのに、投げるのはひどいよ」 女の子「だって魔物だよ。襲われちゃうよ?」 男の子「でも、そうじゃなくて。だって、魔物は僕たち攻撃しないと襲わない」 男の子「……たぶん」 勇者(……ま、なにかしら考えるきっかけになってくれればいっかな)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:10:54.89 ID:JYPVgkzV0 - 魔王城
勇者「ちょっと暇になったので、突撃となりの魔王城です」 魔王「あらー、勇者さん。こんばんは」 勇者「こんばんは、魔王。今って夜なんですか?」 魔王「ええ、そうよ〜。いつも暗いからわかりにくいかしら?」 勇者「そうですね。夜分遅くにすいませんでした。日を改めてまた来ます」 魔王「そんな遠慮しないで。そうだ、勇者さん。ちょうど今からお風呂入るんですけど、一緒に入りませんか?」 勇者「い〜やいやいや」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:14:39.62 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「いいじゃありませんか〜」 側近「だめです魔王様!! どうしてそういう発想になるんですか!!」 勇者「うわ、いきなり現れた」 魔王「だめなの〜?」 側近「だめにきまっています!! わ、私とも一度も入ったことないのに勇者などと、勇者などと一緒になど!!」 勇者(……嫉妬かよ)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:17:38.23 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「……あ、じゃあ、側近ちゃんも一緒に入ればいいじゃない〜」 側近「えぇ!? そ、そんな、おそれ、おそ、恐れ多いことを!!」 勇者「魔王もこういってるし、入ってあげようよ」 魔王「そうですよ。側近ちゃん。一緒に入りましょう。ね?」 側近「う、うう……。で、では、い、一度だけ///」モジモジ 魔王「ふふっ」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:21:13.03 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「お後もよろしいようなので、帰りますね」 魔王「あら〜勇者さんも一緒に入るのよ?」 勇者「だからどうしてそうなるんですか」 魔王「勇者さんは私たちと一緒に入るのがいやなのかしら?」 側近「そんなやつがいたら処刑ものだな」ギリギリ 勇者「……(断れないフラグキタコレ)」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:25:55.12 ID:JYPVgkzV0 -
側近「そもそも、だ」 側近「お前は女なんだろう?」 勇者「そうです、私は女勇者です」キリッ 側近「なら女である私達と一緒に入っても何も問題がないじゃないか」 勇者「それもそうなんですけどね……。一人っ子だったもんで、他人とお風呂入るのには抵抗が」 魔王「大丈夫よ、勇者さん。慣れさせてあげるわ〜」 側近「……くっ」ジトー 勇者「そんな恨めしそうな目向けないでくださいな……」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:29:14.95 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「ささ、勇者さん。立ち話もなんですし、城に入りましょう」グイグイ 勇者「うわあ、ひっぱられるー」 側近「!? ま、魔王様いけません! ひとの腕を引っ張るなど!!」 魔王「あら、だめなんですか〜?」 側近「当たり前です!」 魔王「……あ、でも、この前側近ちゃんにやったときは怒りませんでしたよね?」 側近「あ、そ、それは。くっ、そ、今日から禁止です!! 禁止です! 私以外にはやっちゃいけません!!」 魔王「そうなんですか〜……」シュン 勇者(本当魔王と側近は仲がいいなぁ……)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:32:44.78 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「ということで、無理やりお風呂にいれられました。もうお嫁にいけません」 魔王「ふふっ、勇者さんの背中洗いますねー」ゴシゴシ 勇者「おぉ〜……めっちゃ気持ちいです」 側近「なんてうらや……いや、けしからん! ぐぬぬっ……」 勇者「お願いだから睨み付けないでください。ゾクってするんスよ」 魔王「胸でこすると気持ちいってお父様がいっていたのだけれど、勇者さんもそのほうがいいですか?」ゴシゴシ 勇者「なんちゅーことを娘に教えてるんすか……。スポンジで大丈夫です」 側近「ま、魔王様の……」ボタボタ 勇者「そっきーん!! 鼻から血でてるぞー!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:35:06.77 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「次は私が魔王の背中洗いますね」 側近「ちょ、それは私が!」 魔王「あら〜、じゃ、私は側近ちゃんの背中をあとから洗いますね」 側近「む、むねですか!?」 魔王「スポンジです」 側近「そうですか……」 勇者「側近はへんたいなの?」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:37:43.22 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「あぁ……きもちいですねぇ……」 勇者(魔王の肌すべすべだなあ……。なんか気恥ずかしい)ドキドキ 勇者(私も魔王も女性のはずなのにな。さっきから妙にドキドキしちゃうし。のぼせたのかな) 勇者「ま、魔王って付き合っている男性とかいるんですか?」 側近「!?」 魔王「恥ずかしながらいませんよ」 勇者「えー、でも、男性経験ありますよね?」 魔王「……え?」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:42:34.01 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「魔王様の歳で付き合ったことないとかありませんよね。すいません、変な質問しちゃって」 魔王「え、えぇ。そう、ですね。魔王ですもんね! だ、男性経験の一度や二度……」ダラダラ 魔王(い、いえない。この状況下で一度も男性とお付き合いしたことないなんて……) 勇者「私、この歳まで修行修行で一度も付き合ったことないんですよー。ちょっとうらやましいなあ」 魔王「そ、そうなんですか。に、人間って何歳ぐらいから男性とお付き合いするんですか?」 勇者「んー、私の友達は10歳ぐらいでしてましたよ」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:45:12.16 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「10……」 勇者「どうしたんですか、頭かかえて」 魔王「なんでも、うう……ないです……。ないんです……」 勇者「?」 側近「魔王様……」オロオロ
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:48:10.93 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「」ゴーン 勇者「なんだか魔王が元気ないんだけど、どうしたんすか」 側近「どう考えてもお前のせいだろ」 勇者「そうなんですか。悪いことをしちゃいましたね(背中痛かったのかな)」 側近「あぁ……可哀相な魔王様」シクシク 勇者「そういえば、側近さんって胸小さいですよね。魔物のメスって大きいイメージあったんですけど」 側近「殴るぞ」ゴッ
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:51:51.64 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「本当に殴られるとは、思わなかった」 側近「今のは正当防衛だ」 勇者「正当防衛って便利な言葉っすね。今度から自分も使うことにします」 側近「……(どうも馬鹿にされているような気しかしない)」 魔王「うぅ……楽しそうなので私もお話にまぜてください……」 勇者「今、側近さんの胸が小さいというはなしでもりあがっていm(ry」 側近「いうなぁああああ!!!」ゴッ!
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:54:12.83 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「こら、暴力はだめですよ」 勇者「あーん、まおうさまあたまがいたいよー」ダキッ 側近「!?」 魔王「あらあら、大丈夫ですか?」ナデナデ 側近「!?!?」 勇者「ドヤッ」 側近「ぐぬぬ……」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:56:37.62 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「いい湯でしたねー」ポカーン 勇者「ええ、まったく。あれって温泉ですよね?人間界から輸入してるんですか?」 魔王「あれは父が暴れたときにでたのをつかってるんですよ〜」 勇者「へー。便利っすね」 魔王「今では暴れてくれてよかったかも、なんて」 勇者「あはは」 魔王「ふふっ」 勇者「いや、魔王がそれいっちゃあかんでしょ」 魔王「あ、あら〜……」 側近(魔王様と勇者が共に笑いあう姿を生きながらにしてみることができるなんて……。複雑な気分だ……)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 01:58:15.78 ID:JYPVgkzV0 -
側近「お風呂上りで悪いのだが、勇者よ。人間界の様子はどうだった」 勇者「えー、もう仕事の話っすか。明日でいいじゃないですか」 側近「そういうわけにもいかんのだ。すべては魔王様のため。お前など魔王様の道具にすぎないことを忘れるな!」 勇者「ですって魔王」 魔王「zzz……」 側近「魔王様寝ないでください! なんで立ちながら寝てるんですかあなたは!!」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:00:55.83 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「はい、おきます。ちゃんとききます。ごめんなさい」 勇者(側近さんちょっと怖かった) 側近「わかればいいんです。勇者、お前はさっさと話せ」 勇者「んー、そうですね。王との話し合いは無理っぽいですねー。オワリ」 魔王「どうして無理だと思ったのかしら?」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:04:00.46 ID:JYPVgkzV0 -
勇者「あのオッサン、根っから魔物嫌いっぽくてですね。いいからさっさと魔王倒して来い、と勇者に言っていました」 魔王「他にも勇者様がいるの?」 勇者「まぁ、私みたいに血を継いで、はないと思いますけどね」 勇者「前に魔王が会ったのと同じ考えの人間が勇者だけでも約100名ぐらいはいると思ってください」 側近「それは正確なデータなのか?」 勇者「こっそり名簿みたからたぶんあってる」 側近「そうか。100名と、+αで仲間か……。少なくてもそいつらが魔王様の命を狙っている……」 魔王「こわいわね〜……」 勇者「どことなく他人事のような言い方なのは気のせいですか?」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:05:50.86 ID:JYPVgkzV0 -
側近「その名簿は持ってこれないか?」 勇者「勇者が犯罪するのはイメージ的に悪いからいやです」 魔王「そうね〜。勇者さんが捕まったら元も子もないものね」 側近「それもそうですね……」 勇者「ま、王を説得するより民を説得するほうが成功するとおもいますよ」 側近「ふむ。そうだな。民の意見を聞かぬ王などいるはずがない」 魔王「そうですね〜。あ! 魔王軍みんなでいろんな町にいって清掃活動するというのはどうでしょうか!」 勇者「くさった死体とか掃除したら逆に汚くなりそうですねwww」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:08:12.86 ID:JYPVgkzV0 -
側近「それはさすがに地味だとおもいます」 勇者「そうっすね。さすがに魔王軍がいきなり町に来て清掃活動されても、町長の頭の毛が後退するぐらいで何もなりませんよ」 魔王「そうですか……」ショボーン 勇者「そんなことより、各場所で困っていることを魔物が解決していくのはどうでしょうか」 勇者「魔物が問題を解決すれば大人はともかく、子供はかっけー、とおもうかもしれませんよ」 魔王「あらー、それはいいかもしれませんねー」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:11:36.40 ID:JYPVgkzV0 -
側近「なんにせよ、今日明日で解決するような問題でもないからな」 側近「長期的にみたら、今の大人よりも子供に目を向けたほうが良いのかもしれない」 勇者「勇者の言うことの半分は聞いておくものですよ」 魔王「あぁ、そうだ、勇者さん。勇者さんが魔物と一緒に旅をするのはどうでしょう」 勇者「魔物をつれてですか?」 魔王「はい。勇者についていく魔物もいる、人間に味方する魔物もいる、と民にみせるのです」 魔王「勇者さんと愉快な仲間たち。いいじゃありませんか〜」 魔王「私も仲間にいれてくれませんか〜。回復役ぐらいにはなれるとおもいますよ」 側近「絶対だめです!!」 勇者(魔王が僧侶ポジションって、豪華なパーティメンバーなんだろうなあ……)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:14:36.88 ID:JYPVgkzV0 -
側近「まぁ、その作戦について賛同します」 勇者(はっ、これはスライムつれて歩ける予感!)ピキーン 勇者「魔物はどっちかっていうとどこにでもいるやつのほうがいいですよね」 魔王「そうですね。勇者さんはどの魔物をつれていきたいですか?」 勇者「 ス ラ イ ム × 3 」 魔王「はい、わかりました。勇者様に懐いていたあのスライムたちでよろしいでしょうか?」 勇者「めっちゃよろしいです!! ありがとうございます!!」キラキラ 側近(こんなにキラキラしている勇者みるのはじめてだ……)
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:16:55.27 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「それでは話もまとまってきたところで、寝ましょうか」 側近「そうですね。勇者の部屋はどうしましょう」 魔王「そうですね〜……」 勇者「私はどこでもいっすよ。針の上とかじゃなければ」 魔王「じ、じゃあ、私の、へ、部屋とかでは……だ、だめですか?」 側近「」 勇者「まじですか。いきなりベッドシーンですか」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:20:30.02 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「えーと、ベッドシーンがよくわからないのですが、私女同士でお布団の中で会話する、というのにあこがれていまして」 勇者「わかりました。そうとなったら朝まで寝かせませんよ」 魔王「あらあら、楽しみですね〜」 側近「」 勇者「んじゃ、側近さん。おやすみなさい。いい夢みてくださいね」 側近「」 魔王「おやすみなさい〜」スタスタ 側近「」 側近「これは……悪夢か……」 側近「大丈夫だ、きっと目覚めたら……いつもの生活に……ブツブツ」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:24:19.17 ID:JYPVgkzV0 -
チュンチュン 勇者「魔王がベッドにはいった瞬間に寝た時は頭が真っ白になった」 魔王「す、すいません……。自分も、まさかこんなはやく寝ちゃうなんて……」 側近「致していないんだな!! 致してないんだな!!」ゴッゴッ 勇者「ああたたままつつかかままなないいででくくだだささいい」 側近「わたしのまおうさまがあにんげんににいいいいい!!」 魔王「zzz……」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:28:31.50 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「勇者さん、朝ごはんも食べずに出発するんですか?」 勇者「ええ。とりあえずルーラ覚えないと移動大変なんで修行してきます」 勇者「たぶん一週間ぐらいあれば覚えられるとおもうんで、そしたら本格的に活動していこっかなって」 魔王「そうですか、さびしくなりますねぇ……」 勇者「私も側近さんをからかうことができないのはとても残念です」 側近「お前、私に喧嘩うっているだろう」 勇者「勇者ですから。魔物に喧嘩うってなんぼのもんですよ」 側近「ぐぬぬ……」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:31:41.84 ID:JYPVgkzV0 -
魔王「まー、まー、喧嘩しないで。私も一週間の間にスライムたちを呼んでおきますね」 勇者「わっかりました! めっちゃたのしみにしています!!」キラキラ 側近「……本当お前スライムになると顔色かわるな……」 魔王「勇者さんが魔物を好きになってくださって、私はとてもうれしいです〜」 勇者「そうですよ。嫌うよりいいじゃないですか」 側近「確かにそうだが、青色のスライムばかりを好きになる勇者は珍しくてな」 魔王「大体はメタルですものねー」 勇者「メタルは外道」キリッ
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:35:11.47 ID:JYPVgkzV0 -
勇者の家 勇者「ということで、父さん。帰ってきたよ」 勇者父「おかえりんご! やっば、お前いなくなってからめっちゃ身体が軽いwwwwこんな気持ちはじめてwwww」 勇者「そうですか。そんな父親に勇者は勇者は頼みがあるのです」 勇者父「なんじゃらほい」 勇者「私のために死んでくれ」 勇者父「」
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- 勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/08/30(火) 02:39:22.87 ID:JYPVgkzV0 - 勇者父「ははーん、そうか。確かに俺は人を殺すな、といった。魔物を殺すな、ともいったさ」
勇者父「だからってなあ、勇者を殺すってのはいささかどうかとおもいますぅー」 勇者父「人の中に勇者はカウントされてないのっておかしいとおもいますぅー」 勇者「イラッ わかった。さすがに私も無理なこと言ったとおもっている。ルーラのやり方だけ教えてください。一週間で」 勇者父「一週間でか。つーか余裕っしょwwww」
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