- クレア「ベルセルク・・・」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:05:01.45 ID:1REZzX6g0 - 昨日は書き溜めてなくておちたけど、今日は終わらせるぜ。
需要なさそうだけど。
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- ついに情熱大陸にマンガ家「荒木飛呂彦」きたあああああああああああ
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:06:06.12 ID:1REZzX6g0 - モナリザの手みておっきおっき
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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:06:12.00 ID:1REZzX6g0 - 北の地アルフォンスー始まりの町ピエタにおける
24名の『銀眼の魔女』クレイモアから構成される覚醒者討伐隊と覚醒者達の死闘。 南進する深淵の者イースレイとその配下の覚醒者30体を討伐するために派遣された彼女達であったが 討伐に成功したのは獅子王リガルドを始めとする7体に留まり、討伐体全員が死亡したといわれる いわゆる「北の戦乱」から1年。
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4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:07:55.43 ID:1REZzX6g0 - はじめからだお^p^
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6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/21(火) 17:08:44.20 ID:1REZzX6g0 - 「だぁーー!もう!妖力を抑えながら行動すんのも楽じゃねえよ!」
森の中を歩く一行の中で駄々をこねたのはヘレンであった。 「しかたありませんよ。ヘレンさん。我々は北の戦乱で死んだことになっているんですから。」 シンシアがなだめる様に言う。 「そのとおりだ。我々は組織から離反するためにいまこうして行動をしているんだ。うかつに妖力を外に発するわけにはいかない」
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7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:10:09.06 ID:1REZzX6g0 - 設定とか色々ずれたりするかもだし、
「は?ねーよwwwww」みたいなことあるかもだけど勘弁ね
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- クレア「ベルセルク・・・」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:11:14.82 ID:1REZzX6g0 - 「しかし、ミリア。なにかアテがあるのか?」
「しばらくは身を潜め、妖力を使わず戦うための修行をすることになるだろう。」 「私も・・強くなれるだろうか・・。」 ユマは7人の中ではNoがクレアの次に低い。 しかし高い妖気の感知能力や、身体の一部覚醒化能力を持っているクレアには実力で劣っている。 それに答えたのか、独り言か。デネヴがつぶやいた。 「我々は強くならなくてはならない。どんな障害があっても・・。」 その手には戦友、No11.ウンディーネの剣がしっかりと握られていた。 「・・・・・・・」
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11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:12:23.70 ID:1REZzX6g0 - 一向は無言で森を進んでいった。
静寂を広範囲妖気感知能力者のタバサが破った。 「まって!先に何かいます!」 「何か?何かとはなんだ?」 ミリアが尋ねる。 タバサ程の感知能力者が先にいるものを『何か』というのはほとんどありえないことだった。
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- クレア「ベルセルク・・・」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:13:41.09 ID:1REZzX6g0 - 「組織の人間か!?」
へレンが抜刀し、身構える。 「いえ・・ちがいます。」 「覚醒者!」 あわてたようにユマもあたりを見回す。 「違うんです!」 「落ち着け!しっかりしろ!」 タバサに手をかけデネヴが言う。 「どうしたんだ。タバサ。いったい何がいるんだ。」 クレアも辺りを警戒し始める。 「わからないんです・・。こんな禍々しい感覚・・。」 タバサは頭を抱えて震えていた。
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16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:15:59.96 ID:1REZzX6g0 - 「確認する必要があるな。」
「ああ。シンシアとユマはタバサを看ていろ。クレア、ヘレン、デネヴ、いくぞ。」 4人は森の先へと消えていった。 森を進むにつれ4人にも痛いほどの感覚が襲ってきた。 覚醒者でも戦士のものでもない、もっと禍々しいものだった。
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17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:16:51.81 ID:1REZzX6g0 - 「くぅ・・いったん何なんだこりゃあ・・」
「組織の者でないのは確かだな・・」 4人が進んでいくと少し拓けた場所が見えてきた。 禍々しい感覚はそこから来ていた。 「ここで止まって様子をみるぞ。」 4人は草陰から広場を監視した。 「なんでここだけこんなに拓けてんだ・・?」 「自然に拓けたのではない。みてみろ。」 よく見てみると、そこに以前生えていたであろう木々はなぎ倒され、物によっては切断されていた。
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18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:17:54.87 ID:1REZzX6g0 - 「覚醒者の仕業なのか?」
「シッ!くるぞ。」 ミリアの言葉のワンテンポ後、『それ』は姿を現した。 「・・・・!?」 『それ』は四人の知る「覚醒者」と呼ばれるものではなかった。 そして人の形をもしていなかった。 『それ』を前にした 4人は動くことができなかった。
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20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:21:01.57 ID:1REZzX6g0 - (なんなんだ・・!コイツは!!!)
『動くな!気配を消せ!コイツはなんだかヤバイ!』 ミリアが囁く。 『あいつ・・手負いだぞ』 3人がヘレンの言葉につられ『それ』を注視する。 たしかに『それ』は手負いであった。模様だと思われたものは深く抉られた傷からあふれ出た体液であったし 複数あると思われた腕?足?はいくつか失われていた。
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23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:22:14.65 ID:1REZzX6g0 - 『組織の人間はいないはずだ。一体なにg』
デネブが言い切ろうとしたそのとき。 『それ』の後方の草陰から『闇』が飛び出した。 『!?』 『なんだ!?』 『それ』と『闇』が激しくぶつかりあったかと思われた拍子、『闇』はまた森に消えた。 同時に4人のスグ目の前に『それ』の腕のようなものが落ちて来た。 それは明らかに『切断』されたものであった。
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24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:25:04.72 ID:1REZzX6g0 - 『明らかに切断された傷だ。しかしこんな太い腕・・なのか。クレイモアでも使わないと・・』
腕は資材に使われる丸太より太いものであった。生半可な剣では切断途中で止まってしまうだろう。 クレイモアの戦士でもない限り・・。 『しかし、戦士の気配は感じられない!アイツの気配とさっきのヤツの気配だけだ』 『一体何がどうなってん・・』 バチィッ! 何かが破裂する音がした。 4人が方向へ目をむける。
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- クレア「ベルセルク・・・」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:26:27.72 ID:1REZzX6g0 - 『それ』の顔・・らしきものの付近が抉れ血だらけになっていた。
「ガアアアアアアアア!!!」 『それ』は叫び『闇』の消えたほうにやたらめったら攻撃をしている。 『上だ!』 ミリアが叫ぶと同時であったか。 『闇』が『それ』を両断した。 大量の返り血が闇に降りかかる。 まるで火照った体を冷ますがごとく。 「・・・・・」 4人は呆然としていた。
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28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:27:17.66 ID:1REZzX6g0 - 『闇』は人間であった。
黒いマントを羽織り、黒い鎧を着けた大男だった。 しかし4人が目を奪われたのは男の武器であった。 4人が見慣れている大剣クレイモア。これは並みの人間、男あっても扱いが難しいものである。 それをはるかに上回る剣・・。剣といっていいのだろうか。男の身長と同じくらいのもの。 男はそれを持っていた。 そして、それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。
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- クレア「ベルセルク・・・」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:28:22.80 ID:1REZzX6g0 - >>26 あ〜それもおもろいな。その発想はなかったわ
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- クレア「ベルセルク・・・」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:29:13.37 ID:1REZzX6g0 - 数時間前ーーー
「どぅあわああー!!」 「さがっていろ、パダワン」 「邪魔だ!どいてろッ!」 ガッツ一向は幽界の化け物と戦っていた。 「くそっ」 セルピコは怪我を負ったファルネーゼを庇いつつキャスカを守っていた。 「おい!まだなのかよ!」 「いまやってます!気が散るから話しかけないでください!」
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- クレア「ベルセルク・・・」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:33:49.78 ID:1REZzX6g0 - ギギギギ・・・
ガッツの纏う狂戦士の鎧がガッツを多い始めた。 「いけない!ガッツさん!」 シールケはとっさに自分の精神をガッツに同調させる。 「コォォォォ!!」 ガッツが飛んだかと思うと化け物の臓物が空中にぶち撒かれていた。
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- クレア「ベルセルク・・・」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:35:10.19 ID:1REZzX6g0 - ガッツが飛んだかと思うと化け物の臓物が空中にぶち撒かれていた。
次々と化け物たちは肉塊となっていった。 「ガアアアア!」 「相変わらずすげえ・・」 「気をつけてください。相手がいなくなればあの力の矛先が向くのはこっちです。」 あらかたの化け物を肉塊にした後、セルピコ達に気づくガッツ。 「ォォォォォォッ!」
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- クレア「ベルセルク・・・」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:37:13.49 ID:1REZzX6g0 - と、そのとき、肉塊の中から頭だけ、正確にいうなら頭から肩にかけて残った化け物が這い出てきた。
「グゲゲゲゲ」 クルリ バッ! それに気づくと化け物に向かってガッツは飛び掛った。 その瞬間。 パカッ 『いけない!』 その化け物は巨大な口を開いた。 かまわず飛び込むガッツ。
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- クレア「ベルセルク・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:38:33.87 ID:1REZzX6g0 - ・・・・・
口から飛び込んだならスグに出てきてもいいはずである。腹がないのだから。 しかし出てこなかった。 ガッツは化け物の口に飛び込んだきりであった。 「く・・くわれちまった」 「パックリだ」 「栗はだまってなさい!」 「い、いったいどうなっているんでしょう。」 「あう〜〜」 「先生・・」
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- クレア「ベルセルク・・・」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:39:56.93 ID:1REZzX6g0 - ーーーーー
ーーー ーー ー ・・・・・「ここはどこだ。」 『よかった気づいたんですね。』 「シールケか。どうなったんだ。」 『ガッツさんが狂戦士の鎧の力であらかた倒してくれました。』
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- クレア「ベルセルク・・・」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:41:10.04 ID:1REZzX6g0 - 「そうか・・またコイツに飲まれちまったのか・・。ここはどこなんだ?」
『ガッツさんは怪物の口に飛び込みました。おそらくあの怪物の口の中は幽界の世界とつながっていたんだと思います。』 「それで?化け物の腹ん中は森が広がってるのか?」 『最後まで話を聞いてください!幽界には様々な場所につながっている場所があります。現世もそのひとつです。』 『私達は私達のいた世界とは別の世界に来てしまったようです。』 「別の世界・・。じゃあお前はどこにいるんだ?」
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- クレア「ベルセルク・・・」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:42:16.14 ID:1REZzX6g0 - 『私は、ガッツさんの精神を戻そうとしてガッツさんの精神にとりつきました。しかしそのままこちらの世界に来てしまったので、
精神だけ憑依した形になったみたいです。』 「そうか・・すまない。」 『いえ、私は慣れているので大丈夫です。』 「で、どうやったらここから元の世界に帰れるんだ?」 『それは・・』
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- クレア「ベルセルク・・・」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:43:18.14 ID:1REZzX6g0 - シールケが何か言おうとしたその時
ズキィ! 「ぐっ!これは・・」 ガッツの首筋、贄の烙印から血が噴出していた。 『ガッツさん、』 「話は後だ。なんでこの別世界とやらに『コイツら』がいるのかは知らないが。どうやら別の世界であっても 俺は寝ることができないらしい。」 ニィィ 言いながらガッツは笑っていた。
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- クレア「ベルセルク・・・」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:44:17.79 ID:1REZzX6g0 - 戦いながらガッツは森を駆けた。
使途の攻撃は力強く、ガッツは疲労していた。 ここで鎧の力に飲み込まれるわけには行かなかった。 「・・・・森の中か・・。犬野郎と戦ったときを思い出すな。」 『これは・・ガッツさんの記憶・・。』 (ワイアルドパーンチ!ほあたぁ!) (可愛らしいところあるじゃない。・・ほーんと・・・かワイアルドチョーーーッ) 『なんなのこいつ・・・』
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- クレア「ベルセルク・・・」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:45:27.70 ID:1REZzX6g0 - 「気配を感じることができてもこう森が深くちゃなかなか見つけられないだろう」
「ニェ〜〜」 なかなかに巨大な使途である。 が、ガッツの潜む大木を通り過ぎていった。 「さて・・どうすr・・」 使途の腕が増えていた。 厳密に言うなら中央から裂けた。という表現が正しいかもしれない。 裂けた腕は撓りながら辺りの大木をなぎ倒していった。
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- クレア「ベルセルク・・・」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:46:28.79 ID:1REZzX6g0 - 「むちゃくちゃをしやがる!」ダッ
ガッツのドラゴン殺しが唸り、使途の腕を一本吹き飛ばす。 「ガアアアアアアア」 暴れ、振り回される腕を避け、その反動で剣を反転させ体に深く斬撃をうちこむ。 使途は転がり、暴れ周りの木々をなぎ倒していった。 大木がなぎ倒され、少し拓けた場所に使途が立っている。 「いける!」 カッと目を見開いたガッツは使途目掛けて走った。
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- クレア「ベルセルク・・・」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:47:46.86 ID:1REZzX6g0 - ーーーーーー
ーーーー ーー ー 「フゥッ・・・」 使途を両断し、返り血を拭う。 気配を感じ、振り返るとそこには容姿端麗な女が4人立っていた。
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- クレア「ベルセルク・・・」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:49:18.17 ID:1REZzX6g0 - 「・・・なにか用か。」(クレイモアか。華奢な体に似合わねぇもん背負ってやがる。)
傭兵時代、様々な戦場を駆け巡ったガッツだったが傭兵であっても 女でクレイモアを使う人物をみたことがなかった。 『ガッツさん・・この人たち、人間ではないかもしれません』 『どういうことだ。「かも」って。』 『わかりません・・だけど、人ならざるものの存在を感じます』 『・・・・・』
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- クレア「ベルセルク・・・」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:50:53.08 ID:1REZzX6g0 - 「お前は何者だ?『それ』は一体何なんだ。」
そのなかの一人、長髪を後ろでまとめた女が問いかけてきた。 (リーダー格はこいつか) 「そういう時は自分から名乗るもんだろ?」 「すまない。私はミリアという。後ろの三人は左から、クレア、デネヴ、ヘレンだ。」 ミリアと名乗る女の後方にいる三人がガッツを見つめる。 なかなかいい陣形をしている。手練だ。
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- クレア「ベルセルク・・・」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:52:36.81 ID:1REZzX6g0 - 「名乗ったぞ。私の質問にも答えてくれ。」
「・・・・俺はガッツという。で、『これ』については知らないほうがいいし、知ったところでお前らには関係のないことだ。 俺に関わるな。」 「んだと、コラ!ミリア姐さんが下手に出てりゃいい気になりやがって!」 ヘレンといわれた女がクレイモアを「片手」で抜刀した。 「やめろ、ヘレン。」 「だけど姐さん!」 (片手だと。)
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- クレア「ベルセルク・・・」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:54:43.55 ID:1REZzX6g0 - 「たいした馬鹿力なんだなアンタ。」
(人間じゃないかも・・か。) 「??」 「なんだよ。」 キョトンとした4人に面食らったガッツが言う。 「我々を知らないのか?」 「大体の人間は、この見た目とクレイモアでわかると思うのだが。」 クレアという女が問いかける。
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- クレア「ベルセルク・・・」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:56:23.73 ID:1REZzX6g0 - 「・・・・。知らないね。まぁ何か大きな騎士団のようなもんに所属して『いた』ことはわかる。」
「!」 「騎士団みたいなのに所属するやつらってのは自身の強さを誇示したがるもんだ。だから派手な鎧や紋章を用いる。 お前らはそれを厚ぼったいコートで隠している。つまりばれたら困るってことだ。」 「ほとんど正解だな。だが我々は騎士団ではない。私たちは―」 「姐さん!こんなやつに話していいのか?」 「彼はどうやら我々をしらないようだ。説明してもどうせ私たちは存在しないことになっている。かまわんさ。」
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- クレア「ベルセルク・・・」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:58:16.43 ID:1REZzX6g0 - ーーーー
ーーー ーー ー ミリアはシンシアたちと合流。ガッツにクレイモアのことを説明した。 自分達が妖魔を倒すべく「組織」の手によって造り出された半人半妖の戦士であること。 妖気のこと。 覚醒者。 北の戦乱。 組織からの離反ーー
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- クレア「ベルセルク・・・」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 17:59:31.64 ID:1REZzX6g0 - >>50
クレイモア読んでみることおすすめする
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- クレア「ベルセルク・・・」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:00:46.23 ID:1REZzX6g0 - なる前と考えてくれい。
だから鎧をコートで隠してる。
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- クレア「ベルセルク・・・」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:02:18.10 ID:1REZzX6g0 - ヘタレのままです。
「なるほどな。信じがたい話だが、これでお前らが『人間じゃないかも』という疑問の裏づけは取れたわけだ。」 「どういうことだ。」 「テメー!アタシらが妖魔だっていいてえのか!」 ヘレンという女はやたらつっかかる。 傭兵時代のキャスカを髣髴とさせた。 「・・・・・・。」ボー
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- クレア「ベルセルク・・・」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:03:18.76 ID:1REZzX6g0 - 「コラ!黙ってないでなんとかいえ!。」
「やめろヘレン。」 デネヴが止めに入る。 「ん、いや、そういう意味じゃないんだ。すまん。」 「んだよ、素直に謝りやがって。」 「私たちが半人半妖であることに気づいていたような口ぶりだな。」 クレアが問いかける。 「まあ気づいてたのは俺じゃないがな。俺が感づくのは『あれ』くらいだ。」 ガッツは使途がいた方向を顎で示す。
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59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:03:51.82 ID:1REZzX6g0 - >>57
ウチも単行本でしか読んでないけど、ベルセルク好きなら好きだと思う
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- クレア「ベルセルク・・・」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:05:23.24 ID:1REZzX6g0 - 「気づいてたのはこいつだよ。」
『こんにちは。みなさん。』 「!!」 「なんだ!?声が頭のなかに直接・・」 『驚かないでください。私はシールケといいますーー』 「あんたらが話してくれたんだ。俺もこのままじゃラチがあかないしなーー」 ガッツとシールケは自分達のことを話し始めた。
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- クレア「ベルセルク・・・」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:06:07.95 ID:1REZzX6g0 - 別世界からきたこと。
シールケの現状。 幽界と現世のかかわり。 しかし、ガッツは自身の過去、「鷹の団」のこと、 鷹の団が全滅した要因となったゴッドハンド、そしてグリフィスによって引き起こされた・・「蝕」 については話さなかった。 ただ、仲間の病を治すため旅をしていると。使途のことは幽界の化け物とした。 『ガッツさん・・嘘をついている。これは・・悲しみ?怒り?いろんな感情が渦巻いてる・・。』 ーーーーー ーーー ーー ー
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62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:07:06.31 ID:1REZzX6g0 - 「別世界・・・にわかには信じがたいな。」
「それはこっちだって同じことだ。」 「・・・ガッツさん。少しお尋ねしてよろしいですか?」 「なんだ?」 シンシアという女はほかの面子に比べて言葉遣いがやたら丁寧だった。 「なぜ、あなた方の世界にいるはずの・・幽界でしたよね。それの化け物がこちらに来たのでしょう。」 「・・・・・・」 『ガッツさん・・』
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- クレア「ベルセルク・・・」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:08:55.64 ID:1REZzX6g0 - 使途は贄の烙印のある者を喰いにくる。
ガッツがこちら側に来たことにより使途の一部が幽界を通りこちら側に来ていてもおかしくはなかった。 「さぁな。俺には検討もつかねえよ。」 『ガッツさん!』 『いいんだ。こいつらは関係ない。これは俺の戦いなんだ。俺がこいつらから離れればいいだけのことだ。』 「そうですか・・・。」 シンシアという女は腑に落ちていないようだった。 「で、これからどうするつもりだ?」 ミリアが尋ねる。 「さぁてね・・元に戻る方法を考えるさ。」
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65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:10:03.77 ID:1REZzX6g0 -
「我々とこないか?」 「ミリア、何を考えている?」 「姐さん、こんなやつさそってどうすんだ?」 「なに、一人でいるよりは良いだろうというだけだ。どうだ?」 「・・・・・。遠慮しておく。一人は慣れてんだ。むしろ、あんた等がいた方が足手まといだ。」 『ガッツさん!!皆さんすみません・・』 「姐さん!こんなやつ放っておこうぜ!一人で大丈夫なんだってよ!」 「そうか。残念だ。」
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- クレア「ベルセルク・・・」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:11:25.23 ID:1REZzX6g0 - クレイモアメンバーはみんなかわいいよね。
ワイアルドにレイプしてほしいよね! ガッツを残し7人は歩き出した。 「健闘を祈る。」 最後にクレアがそれを言い残し、去っていった。 『ガッツさん・・』 『「これでいいんだよ。」』 ーーーー ーーー ーー ー
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- クレア「ベルセルク・・・」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:12:48.21 ID:1REZzX6g0 - 「で、元の世界に帰る方法は?」
『私なら向こうの世界からこの世界とを繋いで一時的に「扉」がつくれます・・。だけど・・』 「体は向こう。精神はこっち。お手上げだな。」 『はい・・。でも、私の精神を向こう側で引き戻してくれれば・・。』 「どうやってだ?」 『・・・。私のバッグには魔術の本が入っています。ファルネーゼさんがそれをつかって私を引き戻してくれるのを祈るしかないですね・・。』
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- クレア「ベルセルク・・・」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/21(火) 18:13:30.28 ID:1REZzX6g0 - 「なんにせよ・・待ちの一手てことか。・・・。そういえばずいぶん暗くなったな。」
『おそらく、あっちとこちらでは時間の進みが違うんでしょう。もしかしたら私たちの世界ではまだ余り時間がたっていないかもしれません。』 「想像もつかねえな・・・。」 その頃ガッツたちの世界では 「ファルねーちゃん!どうなんだよ!」 「ええと・・これかしら・・。たぶん。やります。やってみせます。」 「大丈夫かしら・・」 イバレラの心配をよそにファルネーゼはシールケを呼び戻す準備をしていた。
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