- 涼宮ハルヒの10年後
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:00:37.27 ID:cATrp90PO - キョン「とりあえず開いてるみたいだし中に入るか。」
家の中はまだ夕方だというのに真っ暗で何も見えなかった キョン「すいませーん、××探偵事務所の者ですがー・・・・おっここ応接間かな?」 応接間に入る。当然何も見えない。 キョン「すいませーん、××探偵事務所のおわっ!!!」 俺は何かにつまづいてしまったようだ。だんだんと目が馴れていく。次の瞬間俺は自分が何につまづいたのかはっきりと確認できた。 キョン「・・・・!!これは・・・首!?」 そして次に目に入ったのは、首の無い人間が椅子に座っている姿だった。
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100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:03:03.03 ID:cATrp90PO - キョン「うわぁぁぁぁぁっ!!」
一体何が起こっているというのか。目の前には首無し死体。足元には首が転がっている。 キョン「はあ、はあ、はあ・・・落ち着け、とりあえず落ち着け。」 恐る恐る死体を確認する。見たことも無い顔、この家の主ではないであろう体型、こいつは一体誰だ? (なるほど、古泉もこれを見て・・・) 不思議とあいつが殺したという考えは出てこなかった。あいつはそんなことするタマじゃないからな。 (とりあえず警察に連絡するか・・・・!!?誰かくる!?) 入口で物音がしたのだ。だが逃げる方法も無い俺は諦めるしか無いわけで・・・
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101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:06:03.29 ID:cATrp90PO - このまま殺人犯と疑われ、俺は警察に・・・と覚悟したがどうやら神は俺を見捨てなかった。
キョン「も、森さん!?」 森「どうしてあなたがここに?」 森さんは事態を瞬時に把握したらしい。 森「早くここを出ましょう。」 キョン「は、はい!」 家から出た俺達は近くの公園まで走った。 キョン「森さんはまだ機関にいるんですか?」 森「ええ、今はある任務でこの辺りで活動しているんです。」 キョン「じゃああの家に来たのも?」 森「任務の一環です。ああ、それとあなたが触れたであろう箇所は拭きとってあるので。疑われる心配はありませんよ。」
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102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:09:03.04 ID:cATrp90PO - キョン「でもどうして俺が犯人では無いと?」
森「まあいろいろと。犯人はこちらである程度推測はついているので」 キョン「誰・・・って聞いても無駄ですよね。」 森「当然です」 キョン「そうだ!俺より先に古泉が家に入ってます!」 森「本当ですか?それは困りましたね。きっと指紋をかなり残している可能性が・・・・」 とりあえず俺は事務所に帰ることになった。警察には森さんが処理してくれるらしい。問題は・・・・古泉か。
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103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:12:02.64 ID:cATrp90PO - 朝倉サイド5 3日目
ハルヒ「聞いて朝倉さん。私、時々変な感じになるの。」 朝倉「変な感じ?」 ハルヒ「自分の意識が無くなって、別の私が出てくる。そんな感じがするの。私・・・変なのかな?」 朝倉「気にすること無いわよ。あんまり気にしてると、明日のプール楽しめないわよ。」 ハルヒ「そうよね、ごめんね。」 朝倉「いいのよ。」 涼宮ハルヒの力は未だ健在。その彼女が何者かに狙われている。目的は彼女の力?それとも彼女自身? (・・・・涼宮さんは絶対に守るわ。内閣調査室A級捜査官のこの私が。) 私は次の日の朝、トップニュースで驚くことになる。
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105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:15:04.23 ID:cATrp90PO - {4日目}
明くる朝、俺は6時に起床。シャワーを浴びた後朝食の用意をする。昨日あんな光景を見たのに飯を食える俺は正常なのだろうか。 キョン「目玉焼きと・・・焼き海苔。あとは白飯っと。」 俺は茶碗に白飯をつぎ、テーブルに持っていこうとして・・・・・茶碗を落とした。 キョン「・・・・嘘だろ?」 そこにはトップニュースでこう書いてあった。 「殺人容疑で古泉一輝容疑者を指名手配。」
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106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:18:28.51 ID:cATrp90PO - 俺は茶碗のことも忘れ電話をかけた。もちろん相手は有希の事務所だ。
所員B「取材はお断りしています!!」 キョン「違う!××探偵事務所の者だ。所長は今いるか?」 所員B「もうすぐ事情聴取から帰ってくると思いますが。」 キョン「わかった。帰ってきたら伝えてくれ。キョンが11時ぐらいに行くって。」 所員B「はあ、わかりました。」 (なんてこった。まさかある程度予想はしていたが本当に・・・) 俺は昨日のことを含め、考えてみることにした。
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108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:21:03.18 ID:cATrp90PO - まずあの死体は何者だったのか?昨日俺が見た限り、知っている人物では無い。依頼人とでは体型にとんでもない差がある。
(死体は痩せ型体型だったな・・・一方依頼人はかなり太っていた。同一人物ではまず無いよな。) 俺はふとおとといの電話を思い出した。 (そういえばあん時、おかしなこと言ってたな。確か・・・) 「明日のこと・・・・?なんのことでしょう?」 「とにかく聞いてください。今からそちらに・・・」
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112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:24:06.07 ID:cATrp90PO - (どういうことだ?俺はあの時この電話の主を依頼人だと思っていた。でも本当は違う、あの死体の人物だとしたら?)
(その人物はなぜ俺に電話を?今からそちらに・・・・のあと何を言おうとしたんだ?) (そもそもなんであの家にいたんだ?依頼人の家主はどこ行ったんだ?) (ダメだ。考えても全てが一つにまとまらない。何かとても重要な可能性が出てない気が・・・・それさえ出てくれば一つに繋がる、そんな気がする。) ごめん樹だった。すまん
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114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:28:02.71 ID:cATrp90PO - このまま考えていてもらちがあかないので、俺は早速有希の事務所に向かった。
有希「・・・」 キョン「よう。大変だったみたいだな。」 有希「・・・」 キョン「・・・どうした?」 有希「騙された。うかつ」 キョン「は?誰に騙されたんだ?」 有希「まだ新聞見てないの?」 キョン「ああ。古泉のこと知って慌ててたからな。」 すると有希は新聞を取り、こちらに差し出してきた。 有希「読んで」 キョン「あ、ああ。」 正直にいうと凍りついた。忘れてた重要な可能性ってこのことだったんだな。
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118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:31:35.11 ID:cATrp90PO - キョン「ちょっと待て・・・この死体の名前・・・」
有希「そう。絵画捜索の依頼主の名前。」 キョン「バカな!!俺の知っているこいつはデブで見るからに成金野郎だったはずだ!!」 有希「そう。そのはずだった。でも本当は痩せていて成金風ではない。それが本当の彼。」 キョン「じゃあ俺達が今まで会っていたのは・・・・」 有希「・・・偽者ということになる」 全て繋がった。そりゃ喜緑さんが調べても引っ掛からないはずだ。喜緑さんは本物を調べていたんだから。
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122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:40:06.19 ID:cATrp90PO - (それなら電話の件も説明がつく。あれは本物だったんだ。だから翌日のことを話しても通じなかった。)
と、ここで疑問が一つ。 キョン「じゃああのデブは一体誰だ?」 有希「わからない」 俺は有希に全て話した。あの絵画は王証という物の一部であること、エルディアのことを。 有希「・・・・」 キョン「これが全てだ。」 有希「一つ・・・推測してみていい?」 キョン「ああ」 この時点で、俺は何となくわかっていた。今回の事件、俺はとんでもないオウンゴールを決めてしまったのかもしれない。
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123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:45:10.15 ID:cATrp90PO - 有希「もし・・・私達今回の事件に利用されていたとしたら。」
キョン「俺があのとき偉そうに語った推理が、全てあのデブの計画を助長していたってことか。」 有希「・・・・そう」 キョン「くそっ!!」 俺は思い切りごみ箱を蹴り飛ばした。 有希「落ち着いて」 キョン「・・・済まない。俺のせいで古泉が・・・」 有希「あなたのせいではない。私達がそうなる可能性もあった。」 キョン「・・・・・」
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125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:50:06.55 ID:cATrp90PO - 長門「これからどうするの?」
キョン「決まってる。やつを見つけだして問い詰めてやる!!」 長門「そう・・・私は古泉君を捜す。」 キョン「わかった。そっちは頼むぜ。」 長門「・・・・待って」 キョン「?」 長門「・・・・・プール」 キョン「あっ忘れてた」 長門「じー・・・」 キョン「し、仕方ないだろ、慌ててたんだから。まさかこれから行くのか?」 長門「行く」 キョン「ま、まあ俺は構わんが。お前は楽しめるのか?」 長門「構わない。事情聴取も終わった。問題無い。」 キョン「わかったよ。じゃあ行くか。」 長門「わかった」
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127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 00:55:07.72 ID:cATrp90PO - というわけで俺と有希はエール外国人学校のプールに来ている。
(・・・もっと気分いい日に来たかったな。) 有希「どう・・・・?」 キョン「ん・・・・!!?」 そこにいたのは高校時代に比べ、いろいろな部分が大人になった水着姿の有希だった。 (これは・・・ヤバい!!) 有希「・・・・・だめ?」 そんな目で見ないでくれ。理性がぶっ飛んじまいそうだ。 キョン「だめじゃない。綺麗だぞ。」 有希「そう」 返事はいつも通りだが心なしか嬉しそうだ。 キョン「すまん、ちょっとトイレ行ってくるわ。」 有希「何故?・・・・・まさか」 キョン「違う!!純粋なトイレだ!!」 自分で言っててなんだが純粋なトイレってなんだろうな?
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130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:00:07.99 ID:cATrp90PO - トイレにて
キョン「それにしてもあいつ綺麗だったな。」 俺は有希の水着姿を思い出していた。 (今からでもまだ遅くないんだろうか。やっぱり俺はあいつが・・・) キョン「待たせたな。」 有希「構わない。」 キョン「んじゃあ早速泳ぐか?」 有希「勝負」 キョン「人間になった有希になら勝てるな。」 有希「甘く見ないで。ちなみに罰ゲームありだから。」 キョン「上等だ。いくぜ?」 有希「いい」 神様とはなんと残酷なのだろうか。俺達の勝負のスタート音は突然鳴りだした警報装置の音だった。
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133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:05:09.12 ID:cATrp90PO - 朝倉サイド6 4日目
ハルヒ「プールなんて久しぶりねー!!」 朝倉「思い切り楽しんでね。」 ハルヒ「もちろんよ!!」 先にニュースを見ておいてよかった。もし彼女がニュースを見たら大変なことだったろう。 (それにしてもなんで古泉君が。キョン君や長門さんは知っているのかしら。 ハルヒ「楽しかったー!!」 朝倉「久しぶりに満喫出来てよかったわね。 ハルヒ「本当よかったわ!!あら?あそこにいるの有希じゃない?」 朝倉「・・・涼宮さん、先に着替えて入口で待ってて。」 ハルヒ「ん?、ええわかったわ」
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137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:10:35.18 ID:cATrp90PO - 朝倉サイド 4日目(2)
ハルヒ「古泉君に一体何が起こってるの?」 有希「わからない」 朝倉「そう・・・何かあったら相談して。力になるから。」 有希「ありがとう」 朝倉「ところで今日はひょっとして、キョン君と来てるのかな?」 有希「一人で来た」 朝倉「嘘言わないの。じゃあね、邪魔物は去るわ。」 (さて、急いで行かないと。) 「ジリリリリリリリリリ!!!」 (何!?警報!?) 私はすぐに後悔した。彼女と離れてしまったことに。 朝倉「まずい!!涼宮さんが危ない!!」
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139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:11:19.51 ID:cATrp90PO - ごめん、最初の文ハルヒじゃなくて朝倉だ
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141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:15:05.07 ID:cATrp90PO - キョン「警報!?」
有希「・・・」 キョン「悪い、ちょっと周り見てくるわ」 有希「わかった」 俺は有希を追いて様子を見に行った。 (こいつ羽織っておけば問題ないだろ。) ?「いやぁぁぁぁぁ!!」 (今度は悲鳴!?) 俺は悲鳴のした外へと急いだ。そこには女の子を無理矢理連れていこうとする輩がいるじゃないか。 ?「ちょっと!!離しなさいよ!!」 (ただ事じゃないなこりゃ。) 周りは唖然としていて話にならない。仕方なく助けに行こうとして、彼女に気づいた。 キョン「ハルヒ!?」
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143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:20:05.26 ID:cATrp90PO - ハルヒ「えっ?キョン!?」
キョン「なんでお前がここに!?」 ハルヒ「いいから助けなさいよ!!」 ああ、間違いなくハルヒだ。俺は助けようとしたが目の前に一人の男が立ち塞がった。 キョン「ちっ、邪魔すんな!」 パンチを出すも簡単に避けられ逆に強烈な蹴りをもらった。 キョン「がはっ!!」 (こいつ強い!!俺だってある程度はやれるはずだが、こいつはレベルが違う!!) ボコボコにされながらハルヒが車に入れられるのを見る。 キョン「くっハルヒ・・・がはっ」 ハルヒ「キョン!!キョン!!」 男がとどめとばかりに拳を振り上げる。 (ハルヒ・・・!!)
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146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:25:08.88 ID:cATrp90PO - 「ドスッ!!」
男のとどめは俺に届かなかった。朝倉がパンチを受け止めている。 朝倉「大丈夫!?」 キョン「なんとか。それよりもハルヒが!!」 朝倉「わかってるわ!!」 朝倉は男に蹴りをかました。女の蹴りなんか普通はなんてことないだろう。だが相手が悪かった。 男は遥か先の電柱に直撃した。ありゃあ死んだんじゃなかろうか。 朝倉「車は!?」 キョン「発進しちまった!!つーかなんでハルヒがここにいる!?あいつは外国じゃないのか!?」 朝倉「あとで話すわ。とりあえず私は車を追うから!!」 朝倉は猛ダッシュで走り去った。
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147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:27:03.03 ID:cATrp90PO - とりあえず俺は有希と合流し、私服に着替えた。
キョン「すまんな、今度埋め合わせするから。」 有希「いい。それより涼宮ハルヒは?」 キョン「今朝倉が追いかけてる。だが俺達はどうすれば・・・・」 その時俺の携帯が鳴り出した。 有希「電話」 キョン「誰だ・・・はいもしもし?」 ?「△△プリンスホテルに行ってください!!そこに涼宮さんが!!」 キョン「あんた誰だ!?」 電話はそこで切れた。 有希「誰?」 キョン「わからん。俺は△△プリンスホテルに行く!長門は・・・」 有希「私も一緒に」
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148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:30:05.20 ID:cATrp90PO - 30分後、俺達はホテルのロビーに到着した。
キョン「何階にいるんだ・・・?」 有希「あれ」 キョン「ん?どうした・・・って鶴屋さん?」 ロビーには鶴屋さんがいた。 鶴屋「あっ・・・」 キョン「鶴屋さんこんなところでどうしたんですか?」 鶴屋「ごめん・・・」 鶴屋さんは立ち去った。 キョン「・・・鶴屋さん?」 有希「急いで」 キョン「あ、ああわかってる!」
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149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:35:05.04 ID:cATrp90PO - キョン「だがこのホテルは15階まである。しらみつぶしは出来ないぞ。」
有希「・・・・」 朝倉「あんたたち何でここに!?」 キョン「朝倉!!変な電話があってな。ここにハルヒがいるらしい。」 朝倉「確かにあの車はここに止まったけど・・・・あなたたちは帰ったほうがいいわ。」 キョン「冗談じゃない!!俺達も一緒に行かせてもらう。」 有希「・・・私も」 朝倉「もう!!2人とも我が儘ね!!いいわ。でも邪魔だけはしないでね。」 キョン「ああ。ところで何階だかわかってるのか?」 朝倉「ええ。確認したからね。10階よ」
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150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:37:06.65 ID:cATrp90PO - キョン「ところで・・・朝倉の仕事ってのは・・・」
朝倉「警察みたいなもんよ。内閣調査室ってとこのエージェントなの。」 キョン「そ、そうなのか。」 朝倉「あんま言いたく無いんだけどね。他の人には内緒よ。」 キョン「わかってるさ。それでなんでハルヒが?」 朝倉「彼女のお父さんから依頼を受けたの。一緒に日本に帰るから娘の警護をしてくれって。彼女、狙われてるのよ。」 キョン「なんであいつが!?」 朝倉「さあね、ただ今日は私の失態だわ。彼女を一人にさせたのが間違いだった。」
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154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:47:04.41 ID:cATrp90PO - 俺達は10階に到着。するとその音はすぐに聞こえてきた。
キョン「なんだこの爆音・・・クラシック?」 朝倉「なんてうるさい音なの。どこから聞こえてくるのかしら?」 有希「・・・・あっち」 有希の指示に従い進むと、爆音のする部屋が見つかった。 朝倉「キョン君。」 キョン「ああ、3、2、1、0で開けるぞ。」 朝倉「ええ。」 キョン「長門は下がってろ。」 有希「わかった」 キョン「いくぞ。」 朝倉「いつでもどうぞ」 朝倉「3」 キョン「2」 朝倉「1」 キョン「0!!」 俺と朝倉は突入した。
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158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 01:55:05.01 ID:cATrp90PO - キョン「・・・・・・・・!?」
朝倉「・・・・・・・・・・・」 有希「・・・?・・・・どうしたの?」 キョン「長門は来るな!!!」 有希「ビクッ!!!・・・・・ごめんなさい」 キョン「長門・・・・絶対中に入るなよ?」 有希「・・・・何故?」 朝倉「・・・キョン君の言う通りにして。」 有希「?」 キョン「ハルヒは無事か?」 朝倉「ええ、彼女は無事だわ。気絶してるだけよ。」 キョン「そうか。だが・・・」 朝倉「どうしてこんなことに・・・・」
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161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:00:09.11 ID:cATrp90PO - 有希「・・・・・・・え?」
キョン「長門!?」 朝倉「どうして入ってきたの!?」 有希「・・・・・・・嘘・・・・」 キョン「もういい!!見るな!!」 朝倉「長門さん!!しっかりして!!」 有希「・・・・・・・・もう嫌・・・・・・」 有希がこんなになるのも無理は無いだろう。俺だってこんな光景見せたくなかった。 キョン「お前・・・・・なんでこんな・・・・・」 俺達の目の前には首を真一文字に切り裂かれ、一瞬にして絶命したであろう古泉一樹の姿があった。
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165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:05:05.50 ID:cATrp90PO - 朝倉と別れた後、俺と有希は事情聴取を受けた。今の有希にはかなり酷だろうに。そんな俺達が解放されたのは夜7時を越えた頃だった。
キョン「大丈夫か?」 有希「・・・・・」 キョン「・・・・・」 有希「・・・・ついてきて。」 キョン「おい!どこいくんだ!」 有希と俺は近くの居酒屋にいた。 キョン「・・・入るのか?」 有希「入る」 まああんなことがあったんだ。発散するのもいいだろう。
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167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:10:06.28 ID:cATrp90PO - 数時間後〜
キョン「おい長門、そろそろお開きにしたほうが・・・・」 有希「いいからろんどんついれ」 今こいつは「いいからどんどんついで」と言ったようだ。つーかろんどんて。 さらに1時間後 有希「あにゃたももっひょろんめ」 すまん有希、もはや理解出来ない言語だ。でも俺に酒をつぎながらしゃべってるから「あなたももっとのんでってとこだろう」 キョン「俺はもういい。だから有希もそろそろ、な?」 有希「ろうちて?なんてあたちのしゃけがにょめにゃいの?」 呂律の回らない有希が俺を睨んでいる。 キョン「はいはいわかりましたよどうやらまだまだ続きそうだ。
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170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:15:03.25 ID:cATrp90PO - (いかん、俺も少しきつくなってきたな。)
有希「まらろへるへひょ?」 もう「ま」と「る」しか合ってない キョン「なあ有希?もう2時過ぎだぞ。いい加減・・・」 有希「・・・・・チョンにょりょうほうれんけちゅかいちょを・・・・」 キョン「はいはい」 有希「・・・・・きょかお」 キョン「なんで自分が消されるのを承認しなきゃいけないんだ?大体お前はもう・・・」 有希「あらちはひょうほうちょうひょうひへんぱいの」 キョン「はあ・・・・」
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172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:20:04.18 ID:cATrp90PO - 結局有希は3時までずっと飲みっぱなしだった。結果再起不能状態に。
キョン「ほら、帰るぞ。」 有希「・・・・たてにゃい」 俺は仕方なく有希をおぶって帰ることにした。 (それにしても・・・・ずいぶん重くなったな) 有希「・・・・・こころこ?」 キョン「今から家に帰るんだ」 有希「やら。まらろめる」 キョン「はいはいわかったよ」 有希「・・・・・・・たい」 キョン「ん?」 有希「もう・・・・・じむちょやめひゃい」 キョン「有希・・・・」 有希「らから・・・あらちをゆきと・・・・ううっ!!」 キョン「どうした!?」
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173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:25:04.81 ID:cATrp90PO - 有希「・・・・はきちょう」
キョン「はあ!?ちょっと待て!!」 有希「・・・・・・はく」 キョン「やめろ!!服にかかる!!うわああああ!!」 有希の家についたころには俺の服は死亡していた。とりあえずベッドに有希を寝かせる。 キョン「まずは・・・洗濯だな」 自分の上着と有希の上着を洗濯する。洗濯を待つ間俺は有希の寝顔を見ていた。 有希「う・・ん・・・キョ・・ン」 キョン「・・・・」 有希「・・・・・・いかないで」 有希は寝言を言っている。どこにも行くもんかよ。 キョン「俺はここにいる。絶対にどこにも行かないから」
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175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:30:16.49 ID:cATrp90PO - 朝倉サイド 4日目(3)
ハルヒ父「どうしてあの子を一人にしたんだ!!」 朝倉「申し訳ありません。全て私の責任です」 ハルヒ父「娘に何かあったら私は・・・・」 朝倉「・・・・・」 ハルヒ父「もういい。娘は我々で守ります。あなたは今日をもって任を解除します。」 朝倉「そんな!」 ハルヒ父「娘が退院しだい、私のもとに帰します。あなたに期待した私が馬鹿だった!!」 朝倉「はあ・・・・自暴自棄になりそうだわ。」 私は家に帰る途中である。今日はいろいろありすぎた。 朝倉「とりあえず寝ないと・・・あら?」
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177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:35:07.51 ID:cATrp90PO - 朝倉サイド 4日目(4)
森「・・・・」 朝倉「あなたは確か機関の。」 森「古泉が死んだそうで」 朝倉「・・・・ええ」 森「・・・・涼宮ハルヒは?」 朝倉「彼女は今病院。でも私は警護の任を解かれた。もう・・・関係無いわ。」 森「涼宮ハルヒが狙われる理由・・・知りたくありませんか?」 朝倉「あなた何か知っているの?」 森「あなたが警護をしてきた3日間、彼女が危険な目にあったのは何回程ありますか?」 朝倉「・・・・今日だけね。昨日おとといは至って平和だったわ。」 森「そう。ではこれからいくつかお話します。」
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179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:40:05.28 ID:cATrp90PO - 森「まず今回涼宮ハルヒを誘拐したグループの首謀者、それは古泉一樹でした。」
朝倉「なんですって!?」 森「何故彼があんなことをしたのかはお答えできませんが、あなたが蹴り飛ばした男は以前機関にいた人間です。」 朝倉「彼がなんでそんなことを・・・」 森「そして彼には協力者がいました。」 朝倉「協力者?」 森「古泉の持ち物に何かの原板みたいなものはありませんでしたか?」 朝倉「いえ、持ち物に原板なんてなかったわ。」 森「そうですか。恐らく原板は協力者が持っているでしょう。」 朝倉「ねえ、その原板って一体なんなの?」
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- 涼宮ハルヒの10年後
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:45:05.83 ID:cATrp90PO - 森「キョン君に聞いてみてください。彼がある程度知っています。」
朝倉「キョン君が?」 森「ええ。それともうひとつ、今回彼女が誘拐されたのは我々機関の予想外でした。」 朝倉「・・・・」 森「それは涼宮ハルヒの父親も同じだったでしょう。」 朝倉「そんなわけ無いわ。警護を依頼してきたのはお父さんよ。」 森「・・・・警護を頼んだのには別の理由があって、最初から狙われてなんかいなかったとしたら?」 朝倉「え?」 森「とにかく、彼女の父親には気をつけてください。」 そう言い残して彼女は立ち去った。
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182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:50:08.18 ID:cATrp90PO - (少し風に当たって来るかな。)
俺は少し外に出ることにした。 キョン「有希・・・相当参ってんな。」 そりゃそうだろう。かつての友達で現在自分の部下だった人間が、指名手配されたうえに死体で見つかったんだから。 (しかし古泉はなんで?首を真一文字に切るなんてどうみても自殺とは思えん。) ということは殺された・・・・?俺が考えを巡らせていると目の前に一人の女性が現れた。 キョン「あ、朝比奈さん!!」 みくる「キョン君、今日の昼はいきなりごめんなさい。」
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185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 02:57:04.00 ID:cATrp90PO - キョン「まさかあの電話は朝比奈さんが!?」
みくる「そう。でもまさか死んじゃうなんて・・・」 キョン「なんで場所を知っていたんですか!?」 みくる「それは・・・禁則事項で・・・・今日はキョン君に伝えに来たんです。」 キョン「何をですか?」 みくる「未来が少しずつ変化しています。本当なら古泉君は死ぬはずじゃなかった。」 キョン「どういうことです?」 みくる「詳しくは・・・でも私が知っている未来なら、古泉君はあなたと朝倉さんに捕まるはずだった」 キョン「・・・」
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- 涼宮ハルヒの10年後
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:02:07.34 ID:cATrp90PO - キョン「じゃあなんで古泉は。」
みくる「・・・・目覚めたんです。予想より遥かに早く。」 キョン「目覚めた?何が?」 みくる「・・・・・禁則事項です。」 キョン「朝比奈さん!!」 みくる「聞いてキョン君!鶴屋さんに注意してほしいの。」 キョン「鶴屋さんがなぜ?」 みくる「とにかく鶴屋さんを見つけたら匿ってあげて。私も捜しますから。」 キョン「ああ・・・わかりました。」 みくる「お願いします。このままだと鶴屋さんが・・・・」 意味深な言葉を残し朝比奈さんはいなくなった。 (鶴屋さん・・・一体何をやってるんだ!?) >>184 今日バイト休みなんで通しで書ききる予定です
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189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:07:04.25 ID:cATrp90PO - 俺が部屋に戻ると有希は起きていたようだった。
有希「・・・気持ち悪い」 キョン「そりゃそうだ。もう少し寝てろ。」 有希「でも・・・・」 キョン「安心しろ。一緒にいてやるから」 有希「・・・・・ありがとう」 ここで有希は自分の上着が無いことに気がついた。 有希「・・・・?」 キョン「上着なら洗濯してるぞ。」 有希「何故?」 キョン「お前が俺の背中で吐いたから」 有希はしばらく固まっていた。かなり動揺しているようだ。
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190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:12:30.72 ID:cATrp90PO - 有希「・・・・ごめんなさい」
キョン「まあいいさ。とりあえず寝てろ。」 有希「うん・・・・・・・お願いがある」 キョン「なんだ?」 有希「一緒に寝てほしい」 キョン「隣でか!?」 有希「他に寝るところはない」 キョン「いやでも・・・」 有希「ダメ?」 キョン「・・・・・わかったよ。」 俺は一緒にベッドに入った。隣で有希が俺をじーっと見つめている。 有希「2人で寝るの・・・初めて」 キョン「む、そうだったっけ?」 有希「そう」 >>188 ありがとう
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193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:17:06.06 ID:cATrp90PO - キョン「・・・・」
有希「私は・・・あなたが憎かった」 キョン「・・・」 有希「涼宮ハルヒとも関係を持ち、最終的にあなたは逃げた。あなたは卑怯者」 キョン「・・・すまん」 有希「あなたが探偵事務所を開いたと聞いた・・・・私も探偵事務所を開いて潰そうと思った。」 キョン「マジかよ」 有希「それだけあなたが憎かった。でも・・・・」 キョン「・・・・」 有希「久しぶりに会ってわかったことがある。私はあなたが好き」
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196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:22:11.36 ID:cATrp90PO - キョン「長門・・・」
有希「探偵事務所を開いたのもあなたの後ろを追いかけたかったから。」 キョン「これが正直な気持ち。私はあなたが大好き、愛してる。」 俺は何も言わず有希を抱いた。でも「愛している」と言えなかった。結局俺はハルヒと有希、どちらかを選ぶことが出来ないんだ。 (俺は・・・・最低な男だ。)
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201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:27:10.06 ID:cATrp90PO - {5日目}
有希「おはよう」 キョン「おう」 俺は有希とともに目を覚ました。 有希「朝ごはん食べる?」 キョン「ああ、頼むわ」 携帯を見ると着信が来ている。確認すると朝倉からの電話だった。 キョン「すまん、ちょっと電話してくる」 有希「わかった」 キョン「もしもし朝倉か?」 朝倉「ええ、ごめんね朝早く。」 キョン「構わんがどうした?」 朝倉「今日の昼話があるの。原板の件で」 キョン「原板?なんだそれ?」 朝倉「あら?機関の女性からあなたなら知っているって聞いたんだけど。」
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205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:32:08.19 ID:cATrp90PO - 機関の女性・・・・俺はピンときた、森さんのことだ。
キョン「まさか・・・古泉のことか?」 朝倉「まあそんな感じね。そして涼宮ハルヒのことでもある」 キョン「・・・わかった。今日の12時でどうだ?」 朝倉「オッケーよ。場所は?」 キョン「××探偵事務所ってとこに来てくれ。」 朝倉「わかったわ。じゃあね」 その後俺は有希と朝飯を食べて事務所に帰ることにした。 キョン「じゃあな。飯美味かったよ」 有希「じゃあ・・・・またあとで」 (ん?あとで?) >>200 ごめんよ
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210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:37:51.01 ID:cATrp90PO - 朝倉「まさかあなたが探偵だったとは。サラリーマンは嘘だったのね。」
キョン「悪いな。俺もあんま言いたくなかったんだ。」 朝倉「お互い大変ね。でもあなたが探偵なら話が早いわ。サラリーマンに協力させたく無いもの。」 キョン「まあな。じゃあ本題に入るか。とりあえず俺が知っていることから。」 朝倉「ええ、お願い。」 俺は絵画の捜索から始まり、真の家主の殺害、エルディア国の情勢、王の証のこと。ほぼ一通り話しをした。
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213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:42:08.22 ID:cATrp90PO - 朝倉「じゃあつぎは私ね。」
キョン「頼む」 次に朝倉の情報を聞いた。とりあえずまとめるとこんな感じだ。 ・昨日のハルヒ誘拐は古泉の計画 ・森さん曰くハルヒ父に気をつけろとのこと ・古泉には協力者がいて、そいつが何かの原板を持っている ・ハルヒの警護には別の目的があるかもしれない とりあえずこんなもんだろうか。 朝倉「私が知っているのはこんなもんね。」 キョン「ちょっと2人分の情報だと大変だが、少し考えてみようか。」
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215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/09/25(金) 03:47:07.15 ID:cATrp90PO - キョン「まずはハルヒの警護の目的だが・・・」
朝倉「全くわからないわ。お父さんの話だとどんな相手かもわからない。とりあえず狙われているから警護してくれって話だったから。」 キョン「うーん」 朝倉「そうだ!確か彼女のお父さんはエルディア国大使館で働いてるらしいわ!」 キョン「なんだと?」 朝倉「しかもかなり上の人間らしいわ。大使館行ったことないからわからないけどね。」 (ハルヒに関しては別件だと思ってたが、まさかこんなとこで繋がりがあるとは。)
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