- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:24:03.00 ID:jEsjeLTj0 - 男「やたー!今日から夏休みだぁ!」
隣姉「私の部屋にくるなと何度言えば」 男「だってこの部屋クーラーついてるし快適だし」 隣姉「コンビニにでもいってくれ」 男「うん。前それやったんだけど怒られた」 隣姉「流石だな。具体的にはなにをやったんだ」 男「立ち読みしながら弁当食べた」 隣姉「・・・さてカキ氷でも食べてくるか」 男「あ、俺も食べる」 隣姉「あっちいけ」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:30:05.00 ID:jEsjeLTj0 - TV「やっぱり夏といえば!花火でしょう!ご覧下さい!この映像を!」
男「・・・」しゃくしゃく 隣姉「・・・」しゃりしゃり 男「そうだ。花火行きたい」 隣姉「勝手にいってこい」 男「彼女と行きたい」 隣姉「勝手に作ってくれ」 男「作って」 隣姉「どれだけ横着なんだお前」 男「はあ・・・行きたいなぁ・・・。・・・!そうだ!女嬢さんを誘おう!」 隣姉「・・・」しゃりしゃり 男「あ、電話番号しらないや」 男「・・・はあ」 ぴりりりり!ぴりりり!
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:35:08.60 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉「電話だぞ」
男「うん。今出る。ははっもしかして女嬢さんかなぁ」 隣姉「私の貯金を全部賭けてもいい。絶対にそれはない」 男「はい」ぴっ 友「よう!元気か?」 男「なんだ友か」 友「お前・・・」 男「うそうそ。何?」 友「今日花火大会行くぞ!」 男「えー彼女と行きたい・・」 友「馬鹿野郎!!俺だっていきてえよ!!だからお前なんかに電話してんだろ!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:39:52.66 ID:jEsjeLTj0 - 男「わかったよ。じゃあ今夜9時ね」
ぴっ 隣姉「花火大会に行くのか」 男「うん。隣姉もくる?」 隣姉「部屋から眺めるからいい」 男「そっかぁ残念。よぉーし!俺も主催者に言って火をつける係やらせてもらおうっと!」 隣姉「気が変わった。私も行く」 男「優柔不断だなぁ」 隣姉「お前のせいだ。面倒を見ておかないと後で私が言われる」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:48:11.08 ID:jEsjeLTj0 - 花火大会
友「よっ」 男「あれ?誰だっけ」 友「お前の唯一の友達を忘れたか。わかった。これでお前とも縁切りだなさよなら」 男「じょ、冗談だよ!俺達親友じゃん!」 友「別に親友になったつもりはないがな。あれ?姉さんもきたんすか」 隣姉「ああ、こいつのお守りだ」 男「おおお!いっぱい出店がある!なにかおっかなぁ」 男「・・・あ、財布忘れた。おごって!」 姉・友「断る」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:54:50.75 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「ええっ!どういうことですの!?」
父「すまない。急に用事が入ったんだ」 母「ごめんね。嬢ちゃん」 女嬢「そんな!わたくし今日の日を楽しみにしていましたのに!」 父「本当にすまない」 女嬢「ひどいですわ・・・せっかく浴衣まで着たのに・・・」 母「ごめんなさいね。執事に案内させるから・・・」 女嬢「もういいですわ!わたくし行きません!」とたとた 父「あ、女嬢・・・!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:00:09.83 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「・・・お父様・・・お母様・・・」
女嬢「くすん・・・」 女嬢「・・・・」 「いつでも電話かけてきてね!」 女嬢「・・・誰が・・・貴方なんかに・・・」かさ 女嬢「・・・だ、ダメですわ・・!いくら寂しいからって・・・!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:03:38.42 ID:jEsjeLTj0 - 男「やっぱりたこ焼きは甘いよね!!あと焼きそばも買って!」
友「お前・・・人の金だと思って・・・」 男「友にもたこ焼きあげてもいいよ」 友「元々俺の金だ!」 隣姉「まったくうるさいやつらだな・・・ん」 ぴりりり!!ぴりりり!! 友「だれか電話鳴ってるぞ?」 男「あれ?俺かな?」 ぴりりり!ぴりりり!
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:07:27.82 ID:jEsjeLTj0 - 男「あれ?俺じゃないよ」
友「お前の携帯に俺以外掛けてくる奴いないだろ」 隣姉「どうやら私のようだな」ぴっ 隣姉「はい。・・・ん?どうした」 隣姉「・・・そうか。丁度今私も来ているところだ。君も来るといい」 隣姉「え?・・・ああ、例の奴もいる」 隣姉「大丈夫だ。変な事したら私が直伝のテコンドーをお見舞いしてやることを約束しよう」 隣姉「わかった。後でな」 男「だれ?」 隣姉「さあな」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:16:36.31 ID:jEsjeLTj0 - 「さァっ!皆様大変お待たせしました!!今より第7回十和田湖花火祭をお楽しみください!ごゆるりとどうぞ!」
男「キター!!」 ひゅーーーっ ぱんっ!! 男「たーまやー!」 隣姉「こら。りんごアメを振り回すな」 男「すげえ!!すげーよ!!」 友「うわっ!お前ツバ飛ばすな!」 ひゅーーーーぱんっ!! 男「見て見て!湖面に花火が映ってるよ!」 隣姉「わかったわかった」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:21:01.99 ID:jEsjeLTj0 - からんころん・・・
女嬢「はぁ・・はぁ・・お待たせしましたわ・・」 隣姉「もう始まっているぞ」 友「女嬢さんもきたのか。こういう庶民的なのは興味ないと思ってたけど」 女嬢「えぇ・・・わたくしもそこまで興味はなかったのでしたけど・・」 男「たーまやー!!」 隣姉「まるで気づいてないな」 女嬢「子供を見ているようですわ」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:30:39.86 ID:jEsjeLTj0 - 男「ふう・・いやぁ凄かったねぇ・・!・・・あ」
女嬢「・・・・」 男「俺の為に来てくれ 女嬢「断じて違いますわ」 隣姉「どうする?花火も終わった事だし帰るか?」 女嬢「あの・・・わたくし神社が見たいのですが・・」 男「よし!神社行こう!神社神社!」 友「無駄に張り切るな」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:31:55.51 ID:jEsjeLTj0 - ぴーひゃらどんどん!
女嬢「これが夜店というものなのですの・・?」 男「神社まではずっとこう夜店があるよ!」 女嬢「そ、そうなんですの・・・」わくわく 男「もう何年も来てるし案内してあげるよ!」ぎゅっ ばしっ! 男「いたっ」 女嬢「な、誰が手を握っていいと・・・!」 男「うわぁぁぁあん隣姉ー」 隣姉「少しは学習したらどうだ」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:41:54.18 ID:jEsjeLTj0 - 友「あいつどこいったんだ?」
隣姉「大方そこら辺でスネているんだろう。放っておけばいい」 女嬢「はあ・・・本当にあの方は疲れますわ・・・」 友「あいつマイペースだからな・・・」 ・・・・・ 隣姉「さて色々回ったことだし帰るか?」 友「そうっすね」 女嬢「あの・・・あの方は・・・」 隣姉「仕方ないやつだな・・・手分けして探そう」 友「いたら携帯にかけるってことで!」 女嬢「わかりましたわ」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:47:22.64 ID:jEsjeLTj0 - ざぁぁぁぁ・・・・
女嬢(湖の砂浜を歩いてきましたけど・・・やはりいらっしゃらないようですね・・・) 女嬢「・・・!」 (誰か・・・いる?) ざぁぁぁぁ・・・・ 女嬢(乙女の像の前にいるの・・・男さんでは・・・) 男「・・・・」 女嬢「さ、探しましたわよ。貴方はどれだけ人に迷惑をかければ・・・」 男「・・・・やぁ。お嬢さん」 女嬢「・・・・え?」 男「貴方もこの綺麗な満月を見にきたのですか?」 女嬢「男・・・さん?」 (なんか・・・いつもと感じが違いますわ・・・!)
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 12:56:31.94 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「あ、あの・・・貴方は・・・誰ですの・・・?」
男「誰と聞かれても困りますね。俺の名前は男。それだけです」 女嬢「・・・ごめんなさい。人違いでしたわ」 女嬢「あっ」こけっ とすっ 男「大丈夫ですか?」 女嬢「え、ええ・・・」どき 男「鼻緒の紐が切れてますね。こんなところ歩くからだ」 女嬢「あ、あら。本当ですわ・・・」(この顔・・・男さん・・・) ぎゅっ・・ 男「よし。これであと少しは持つでしょう。気をつけて帰ってくださいね」 女嬢「あ、ありがとうございます・・・」 男「じゃ、これで・・・」すっ
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 13:02:02.85 ID:jEsjeLTj0 - ・・・・・
女嬢「あ、あのっ!」 女嬢「・・・あ、あら?」 (消え、た・・・?) がさがさ・・! 男「・・・はあ・・。・・・!あれ?女嬢さん!迎えに来てくれたの!?」 女嬢「え?え、ええ。そうですわ」 男「やっぱり女嬢さんは優しいなぁー!もふもふさせてー!」 女嬢「きっぱりお断りしますわ」 男「ちぇっ」 女嬢(別人・・・なのですの・・・?)
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 13:07:38.82 ID:jEsjeLTj0 - 友「おいこら男!あんまりちょろちょろして心配させてんじゃねーぞ!」
男「ははっごめんごめん。ちょっとウンコしてた」 隣姉「あんまり勝手な行動をしてると友達なくすぞお前」 男「だからウンコしてたんだよー」 友(ウンコしつけえ・・・) 女嬢「貴方は下品の塊というにふさわしいですわ。恥をしりなさい」 男「やめてー嫌いになんないでー!」だきっ! 女嬢「貴方など最初から嫌いですわっ!離れなさい!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 13:08:43.87 ID:jEsjeLTj0 - ちょっと休憩するわ
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 13:53:02.17 ID:jEsjeLTj0 - 翌日
男「彼女欲しい」 隣姉「毎度毎度うるさいやつだな」 男「彼女になって」 隣姉「絶対に断る」 男「俺からの数々の恩を忘れてなにいってるのさ」 隣姉「お前に恩などない。貸しはいくらでもあるが」 男「暇だなぁ。対戦しようよ」 隣姉「なにをする」 男「水着引っぺがしごっこ」 隣姉「私になんのメリットがあるのかわからない」 男「そういうと思ったよ」 隣姉「当然だ」 男「じゃ、着替えてみよう!」 隣姉「アイス食べてこよう」 男「あ、俺も」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 13:59:13.32 ID:jEsjeLTj0 - TV「さぁ今日は海のレポートにきてまーす!今日も炎天下ですねー!絶好の海水浴日和です!」
男「・・・」しゃり 隣姉「・・・」しゃり 男「海に 隣姉「行かないぞ」 男「まだなにも言ってないじゃん」 隣姉「言わなくてもわかる」 男「海に行きたくないって言おうとしたんだよ」 隣姉「そうかそうか。じゃ、私は女嬢くんと言って来よう」 男「あ、間違えた。海に行きたい」 隣姉「1人でか」 男「女嬢さんと」 隣姉「それは無理だろう」 男「誘ってみなきゃわからないよ!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:03:56.06 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢の家
女嬢(昨日の男さんは一体どうなっていたの・・・?) 女嬢(雰囲気がまるで違ってましたわ・・・) 女嬢「あんな風にしていれば格好よろしいですのに・・・」 はっ 女嬢(な、なに?わたくしはどうしてあの方のことばかり考えているんですの!?いやらしいですわ!) 女嬢「もう、考えるのはやめにしますわ。はい、おしまい」 女嬢(・・・・・) ぴりりり!ぴりり! 女嬢「きゃあっ!なんですのっ!?」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:13:05.25 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「は、はい。どちら様ですの・・?」
男「元気ー?」 女嬢「!」 男「あれ?間違い電話かかってきた?」 女嬢「貴方からかけてきたのですわ!!」 男「あ、そっか。間違えた」 女嬢「・・・はあ・・・そんなことよりどうしてわたくしの番号を・・・」 男「海に行こうよ海」 女嬢「・・・相変わらず人の話を聞きませんわね・・・」 男「きっと、楽しいよ」 女嬢「・・・お断りしますわ」 男「え?なんで?俺女嬢さんの水着見たいんだけど」 女嬢「その下心丸出しな発言はおやめなさいっ!・・・お肌に悪いので海はちょっと・・・」 男「そっかー。じゃ、決まりだね。明後日の九時に駅集合ね」 女嬢「い、行きませんわよッ!」 男「まてるよー」ぷつっ
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:22:06.88 ID:jEsjeLTj0 - 当日
隣姉「こら。起きないか」 男「眠いよー・・・ぐう」 隣姉「あーそうか。お前は海に行って女嬢くんといちゃいちゃいたくないのか。わかった。中止の連絡を」 ばっ!! 男「起きたよ!!」 隣姉「当たり前だ」 男「・・・・ぐう・・・」 隣姉「こら」 「あははー待ってよー!女嬢さんー!」 「捕まえて見せてごらんなさい?男さん?」 「よーし!捕まえちゃうぞー!」 ・・・・・ 隣姉「仕方ない・・・担いでいくか・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:27:08.14 ID:jEsjeLTj0 - 駅前
友「あ、おはよーっす」 隣姉「あぁ、おはよう・・・はぁ・・はぁ・・・」 友「あれ?男は?」 隣姉「私の背中で・・・はぁ・・・寝ている・・・はぁ・・・」 友「なんだこいつ・・・ろくに起きれないのかよ」 隣姉「・・・女嬢くんはまだか?」 友「え?くるんですか?」 隣姉「あぁ、いつの間にか私の携帯が奪われててな・・・誘われていたんだ」 友「こいつ強引だからなぁ・・・」 隣姉「本当にくるかどうかは別としてだがな」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:38:18.89 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉「・・・来ないな・・・」
友「まあ、当然っすよね」 男「ええ!?そんなのやだ!」 友「起きたのか」 男「水着見に来たのに!」 隣姉「うむ。このまま中止にするか」 男「いやだー!!そんなの絶対いやだー!!うわぁぁぁぁん!!」 ・・・・ 女嬢「なんですの?騒々しい」 男「うわぁぁぁぁん・・・。・・!やったぁぁぁ!!」 隣姉「来てしまったか」 女嬢「・・・なんでわたくしが海なんかに・・」 男「かわいいなぁ!ワンピースかわいい!日傘かわいいよ!」 女嬢「・・・貴方のいう褒め言葉など信用できませんわ」 男「ひどいなぁ・・・」 女嬢「それで?行くんですの?」 男「行く!!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:51:12.39 ID:jEsjeLTj0 - 種差海岸
男「うわああああ!海だ!」 友「よっしゃ!!行くぞ!」 隣姉「こら。走るな!まだ着替えてもいないだろう」 男「服の下にパンツ穿いてるもんねー!」 友「お前wwバカかwww穿くのは海パンだろうがwww」 男「やばっ!間違えた!」 女嬢「下品ですわ・・・」 隣姉「じゃ、私達は着替えてくるが、」 男「あ、いてらー」 隣姉「覗くなよ?」 男「だってさ友」 友「お前だ!」 女嬢「・・・」じとっ 男「はーい。大人しく待ってまーす」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 14:57:25.02 ID:jEsjeLTj0 - 男「こそこそ」
友「おい。やめろって」 男「見たい」 友「見たいじゃねえよww本能に忠実杉だろww」 男「友は見たくないの?」 友「そりゃみたいけど」 男「じゃ、行こう」 友「バカか。俺にはちゃんと理性ってものが・・・」 男「もしかしたら今隣姉が女嬢さんのおっぱいを揉んでるかも」 友(どこからその発想が・・・) 男「よいではないかよいではないか、みたいな」 男「よし。このドアの隙間から・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:01:39.64 ID:jEsjeLTj0 - きぃ・・・
男「・・・・」 友「おい、なんか見えたか?」 男「・・おおっ」 友「な、なになに!?」 男「これはすごい・・・」 友「なになに!?なんか凄いの見えちゃった!?」 男「本当に凄いよこれは」 友「なんだよ!焦らすなよ!!!」 男「おおお・・・」 友「・・・」 男「ごくっ」 友「な、なあ次代わってくんない?ねえねえ」 男「あ、ちょっと・・・!押さないで!」 がたんっ!! 友「うわっ!!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:08:26.46 ID:jEsjeLTj0 - どたーん!!!
男「いたた・・・」 友「い、一体どうなったんだ・・・?」 男「あ、大丈夫だ」 友「え?マジ?」 男「ほら」 隣姉「・・・・」(着替え中) 友「・・・・」 男「ね?隣姉しかいないから大丈夫」 友「はは・・・」 隣姉「確かにな・・別に露出度という点では水着となんら変わらない。だから私は別に下着姿を見られようと気にしない」 男「うん。またおっぱい大きくなったね」 隣姉「そんなことよりかは覗きなどしているお前らの方が大丈夫じゃないがな」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:15:20.05 ID:jEsjeLTj0 - ぐら・・・
ひゅー!すこんっ!! 隣姉「!!」 ・・・・・ばたん 男「・・・あれ?」 友「上の白熱灯が頭にぶつかったな。多分今の俺達がドアを開けた時のショックで外れたんだろ」 友「ていうか大丈夫っすか姉さん!!」 男「大丈夫。軽い脳震盪だよ」 友「お前頭ぶつけたら全部脳震盪だと思うなよ!」 男「大丈夫ー?隣姉ー」 隣姉「・・・ん・・・」 男「起きる前におっぱい触れるよ多分」 友「お前最低だな!!」 男「この機会逃したら二度と触れないかもよ」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:24:26.02 ID:jEsjeLTj0 - 男「じゃ、二人いっぺんに触ろうか」
友「い、嫌だぞ!俺は!」 男「ほら」ぐいっ 友「や、やめろって!別に俺は触りたくなんかないって!!べべべ、別に」 隣姉「・・・・あ」ぱちっ 男「あ」 隣姉「き、きゃあああ!!」 友「きゃ、きゃあ?」 隣姉「お、お前ら今私になにをしようとしていた!ど、ど、どうせHなことだろう!!人が気絶してる間に襲おうとするなど男の風上にもおけないなお前ら!!」 男「・・・・」 隣姉「さ、さては・・・!今わざと起こして意識があるときにやってしまえばもっと興奮するとか考えて起きるまで待っていたのか!!なんて最低野郎どもだ!いいだろう!お前らにやられる前に舌を噛み切って死んで・・・・!!」 友「あ、姉さん落ち着いて!」 男「そうだよ。心配してただ起きるの待ってただけだよ」 隣姉「・・・・・」 隣姉「そ、そうか・・・。取り乱してすまなかった・・」 友「ほっ・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:35:02.47 ID:jEsjeLTj0 - 友「なぁ男」
男「なに?」 友「どうして俺ら砂の中に埋められてるんだろうな」 男「悪いことしたから」 友「わかっててなんで誘ったんだお前・・・」 男「太陽が照りつけたから」 友「アホか!太陽が照りつけたから覗きしたくなるとか世の中にどんだけ性犯罪者増えるんだよ!」 男「・・・あ」 隣姉「少しは反省したか諸君」 男「反省した」 隣姉「ほう」 女嬢「とんだ色情魔でしたのね男さん」 男「ち、ちがう・・友にやろうって言われて・・・」 友「オイ!いってねえよ!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 15:37:02.86 ID:jEsjeLTj0 - こんなの書いてる俺病気に思えてきたからちょっと頭冷やしにいってくる
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/06(月) 15:58:46.52 ID:jEsjeLTj0 - 男「・・・女嬢さん」
女嬢「・・・なんですの?色情魔さん」 男「そのタンキニかわいいね」 女嬢「なっ・・・!///」かあっ 男「俺縞々模様の水着って大好き」 女嬢「こ、これはなるべく日焼けしないようにと思って・・・!」 男「かわいい」 女嬢「っ・・・!///」かああっ 隣姉(なるほど・・・水着を見られるのに抵抗があるからそんないに・・・) 女嬢「わ、わたくし用事を思い出しましたわ!!帰らせて頂きますわ!」 友「えっ」 男「か、帰っちゃダメだよ!もっとみたい!」 女嬢「変態!!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:08:20.88 ID:jEsjeLTj0 - 種差旅館
女嬢「まったく・・・!本当にあの方といるとろくな目に会いませんわ!」 隣姉「同感だ。今日改めてそう思ったよ」 女嬢「夜寝るときはきちんと施錠してくださるかしら?」 隣姉「わかっている。言われなくともそうする」 女嬢「お待たせしましたわね」じろ 男「遅いよー料理冷めちゃった」 女嬢「誰のせいだと思ってますの!?」 友「ま、まあまあ」 女嬢「・・・」じろっ 友「あ、俺もですよね・・・。さーせん」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:14:15.53 ID:jEsjeLTj0 - 男「あ、茶碗蒸あげる」
女嬢「いりませんわ」 男「はい」 女嬢「貴方日本語がわかりませんの?」 男「いいことしたなあ」 女嬢「・・・」 友「こ、ここの料理結構おいしいなおい」 隣姉「確かに美味しい方だ」 「お客様。よろしいでしょうか?」 友「あ、はい」 「観光所の紹介でして・・・蕪島神社というところがありまして・・・ここに夜に行くと・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:19:58.82 ID:jEsjeLTj0 - 「後は・・・この旅館の名物、種差温泉がありまして・・・」
男「えっ!?混浴!?」 隣姉「友」 友「はいっ姉さん!」 男「え?なに?」がしっ 隣姉「私達が出てくるまで押さえておいてくれ。頼んだぞ」 友「はいっ!」 女嬢「今度覗いたらただじゃ起きませんことよ!?」 男「そ、そんな・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:23:22.18 ID:jEsjeLTj0 - 男「友!覗こう覗こう!!」
友「アホか!!」 男「今度は全裸だよ!水着なんかとはレベルが違うんだよ!!」 友「わかってる!わかってるけど・・・!」 男「・・・なら・・・!!」 友「だめなんだ・・・!」 男「どうして!?」 友「人質・・・いや物質を取られている以上・・・!逆らえない・・・!」 男「俺が取り返してあげる!!」 友「当てになるか!!・・・わかってくれ」 男「友・・・!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:28:24.33 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉「じゃ、先にあがるぞ」
女嬢「ええ。またお部屋で」 とたとた ぱちっ 隣姉「・・・ん?なんか紙がドアに挟まって・・・」 「今日の深夜に蕪島神社にて待つ」 隣姉「・・・・!!!こ、これは・・・!まさかあいつ・・・」 ばっ!! たたたたた!
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:34:21.27 ID:jEsjeLTj0 - とたとた
女嬢「ふう・・・いいお湯でしたわ・・・」 ぱちっ 女嬢「あら?隣姉さんがいませんわね・・?」 女嬢「・・・?なんですの?これ」 「今日の深夜に蕪島神社にて待つ」 女嬢「・・・」 女嬢「もしかして・・・こないだのあの方が・・・」 「・・・・・やぁ。お嬢さん」 貴方もこの綺麗な満月を見にきたのですか?」 女嬢「・・・・気に・・・なりますわ・・・」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:42:27.05 ID:jEsjeLTj0 - 蕪島神社
隣姉「・・・・おい。きたぞ」 ・・・・・・・・ 隣姉「男・・なんだろう?出てきてくれ」 さあああああ 男「・・・やぁ。隣姉さん」 隣姉「男!!」ばっ ぎゅっ! 隣姉「ずっと・・・!ずっと・・・!私はお前を待っていたんだぞ・・・!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:43:26.54 ID:jEsjeLTj0 - 男「隣姉さん・・・久しぶり・・・」
隣姉「やっと・・・元に戻れたのか・・・?」 男「まだ、完全じゃない。もう少しかかりそうだ」 隣姉「そうか・・・」 男「もう少し・・・我慢して欲しい・・・今の俺・・・いや僕に・・・」 隣姉「あぁ、する。するとも・・・。お前のためなら・・・」 男「隣姉・・さん」 隣姉「男・・・」 ちゅ ・・・・・・・ 女嬢(ど、どういうことですの・・・!?)
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:57:00.45 ID:jEsjeLTj0 - 部屋
女嬢(もう・・・意味がわかりませんわ・・・!) 女嬢(あの方と男さんは・・・恋人でしたの・・・?) がちゃっ 隣姉「ただいま戻ったぞ」 女嬢「お、おかえりなさい。どちらにいらしてたんですの?」 隣姉「い、いや・・・ちょっとな、散歩を・・・」 女嬢「そ、そうなんですの・・・」 女嬢(本当の男さんは・・・どっち・・・?)
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 16:59:07.89 ID:jEsjeLTj0 - おやすみ
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 19:15:02.14 ID:jEsjeLTj0 - 翌朝
女嬢「ふあ・・・」(よく眠れませんでしたわ・・・) じゃーかちゃかちゃ 男「あ、」 女嬢「・・・!」ばっ 男「おはよう。お嬢さん」 女嬢「ええ。おはようございます」 男「今日もいい天気ですね」 女嬢「ええ、本当に」 男「じゃあ、また後で食堂であいましょう」 女嬢「はい」 ・・・・・・ 女嬢「え・・・・?」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 19:15:44.17 ID:jEsjeLTj0 - ばたむっ!!
女嬢「り、隣姉さんっ!大変ですわっ!」 隣姉「ん・・?どうかしたのか?君がそんなに慌しくしているなんて珍しいな」 女嬢「か、会話が・・!」 隣姉「会話?」 女嬢「男さんと会話が成立しましたの!」 隣姉「え・・・・」 隣姉「なんだって!!」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 19:16:24.70 ID:jEsjeLTj0 - 朝食
男「やぁ皆さん。おはようございます」 隣姉「・・・・」 女嬢「・・・・」 友「・・・お前・・・昨日なんか悪いものでも食べたのか?」 男「え?昨日は僕そんな悪いものを食べたつもりはないんですけど・・・」 友「ぼ、僕・・・」 隣姉「お、男!!」 男「隣姉さん・・・今はまだ不完全だけど、少しの間なら・・・」 隣姉「男・・・!」 ぎゅっ! 男「隣姉さん・・・!」 女嬢「・・・・」いらっ 友「な、なんなんだ・・・?一体・・?」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 19:30:26.45 ID:jEsjeLTj0 - 友「ち、ちょっと待ってくれ!なにがなんなんだかわからない!」
女嬢「二重人格・・・ですの?」 男「ええ・・・とどちらかと言いますと乗っ取り・・ですね」 女嬢「乗っ取り・・・?」 男「そうです。僕は1年前、立ち直れないほどの精神的ダメージを受けました。その弱まった心の隙間に入って来たのが昨日までの僕の人格です」 友「高校に入学する前ってことか・・・」 男「なぜこんな人格が出てきたのか・・・病院にいっても解決策は見つかりませんでした」 男「それであるツテの情報で霊魂に乗っ取られた場合にも多重人格は発生する・・・とのことで」 女嬢「そ、そんな・・・!では今までの男さんは・・・!!」 男「そうです。僕を乗っ取っていた幽霊・・・ということになります」
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- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 19:41:08.18 ID:jEsjeLTj0 - 友「じゃあ、俺は・・・今まで幽霊と・・・!」
男「そうですね・・・。残念ながら・・・」 女嬢「・・・・もう幽霊のほうは消えてしまいましたの?」 男「いえ、まだ僕の中に存在し続けています。きっとすぐに湧いて出てきます」 女嬢「そ、そうですの!」ほっ 隣姉「・・・女嬢くん」 女嬢「え・・・」(わ、わたくし・・・!今どうして安堵のため息を・・・?)
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