- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/06(月) 00:04:25.41 ID:jEsjeLTj0 - 男「そうなんだよ!彼女が欲しいんだよ!もう俺高校生じゃん?彼女とか普通に出来る年頃じゃん?」
姉「・・・そうか」 男「っておーい!それだけかよっ!可愛いお隣さんの幼なじみだし俺姉の弟みたいなもんじゃん!」 姉「家が隣で部屋の窓の対面ってだけだろう」 男「だから隣姉の友達紹介してくれよ!」 隣姉「断る。お前に紹介する友達などいない。それにもし別れでもしたら私が気まずくなるだろう」 男「大丈夫だって!絶対別れないから!」 隣姉「信用できんな」 男「一つ上の先輩と付き合うのかぁ・・・俺。やっぱ年上もありだよなぁ・・・」 隣姉「OK。まず人の話を聞こうか」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:05:09.52 ID:jEsjeLTj0 - 男「ちぇっ!結局紹介してくれなかったか。ケチだな隣姉も」
男「うーん・・・とりあえず告白だよな!告白しなきゃ始まらないもんな!よし!」 男「とりあえず徹夜でラブレター書こう!!」 ・・・・・・・ 隣姉「さて、勉強も終わったことだし寝るか・・・。ん?男の部屋の電気が・・・」 隣姉「あいつこんな遅くまでなにやっているんだ?
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:07:31.30 ID:jEsjeLTj0 - 翌朝
男「やばい・・・誰に出すか決めてなかった・・・」 男「・・・・・・」 男「ま、とりあえず出せばいいよね」 男「じゃ、ここの下駄箱に・・・と」 ・・・・・・・・ 男「よっし!これで完璧!彼女出来るといいなあ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:12:25.25 ID:jEsjeLTj0 - 男「おはよう皆!」
友「おう。おはよう朝から元気いいな」 男「まあね。今日は一世一代の告白の日だからね」 友「は?お前誰かに告るの?」 男「その通り!だからこんなにテンション高いんだよ!」 友「いやいつもそんくらいのテンションだったと思うけど」 男「・・・・うん」 友「・・・・」 男「・・・・」 友「・・・・で?」 男「え?なにが?」 友「とぼけんなタコ。誰に告白すんだよ」 男「いや、知らない」 友「は?」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:15:04.41 ID:jEsjeLTj0 - 友「お前・・・知らないって・・・」
男「うん」 友「俺に教えたくないのか?」 男「そんなことないよ」 友「じゃ、教えろよ」 男「いや、無理。わかんないし」 友「落ち着け。まあまずはゆっくり話そうか」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:20:25.27 ID:jEsjeLTj0 - 友「ええええ!?適当に入れたっ!?」
男「まあね。だって好きな子なんていないし」 友「おまえ・・・」 男「どうしたの?」 友「相手が男だったらどうすんだよ・・・」 男「その辺は大丈夫。上履きが女の子のだったから」 友「内のクラスか?入れたのは」 男「そう。放課後教室に残ってくださいって書いた」 友「とりあえずwktkだな!誰なんだろうな!」 男「いやぁ実に楽しみだよ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:26:52.62 ID:jEsjeLTj0 - 朝のHR
「・・・これで朝の連絡事項は終わりだ」 男「いったい誰が俺のラブレターをもらったのかなぁ」 友「・・・特に動揺しているやつはいないな」 男「おかしいなぁ」 友「やっぱおまえ男のに出したんじゃね?」 男「そんなはずは・・・」 がらっ! 「こら!女嬢!遅いぞ!」 女嬢「朝から騒々しいですわね!わたくしが何時に来ようと勝手ですわ」 男「はあ・・・また手紙出しなおしかぁ・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:33:20.20 ID:jEsjeLTj0 - 昼
友「おい男!飯買いにいこうぜ」 男「はぁ・・・」 友「おいおい。まだ気にしてるのか?また書き直せばいいだけだろ?」 男「あれ俺的にはすごく知的に書いたつもりだったんだけどなぁ」 友「バカなお前が?」 男「だからこそ書いたんだよ!頭良く見えるようにね!最初が肝心だから!」 友「はいはい乙乙ww昼飯買いにいこうぜ」 「あれ?女嬢さんお昼食べないの?」 女嬢「え、ええ。まだちょっと・・・」かさ
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:38:02.47 ID:jEsjeLTj0 - 放課後
友「あれ?お前帰らないの?」 男「うん。まあ一応念のためね」 友「そうか。じゃあ俺先帰るわ!」 男「じゃあね」 ・・・・・・・ 男「誰も来ないなぁ・・・」 男(帰ろうかな・・・) がら・・・! 男「・・・あ」 女嬢「あ、あら?どうしましたの?」 男「え?女嬢さんこそ忘れ物?」 女嬢「え、ええ。まあ、ちょっと・・」 男「ふうん」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:41:34.55 ID:jEsjeLTj0 - 男「・・・」
女嬢「・・・」 男「・・・」 女嬢「・・・」 男「・・・あの」 女嬢「はい?」 男「なにか?」 女嬢「いえ、ちょっと待ち人を・・」 男「・・・・そうなんだ」 女嬢「貴方は?」 男「俺も待ち人だけど」 女嬢「・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:47:01.13 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「もしかして・・・」
男「え?」 女嬢「この手紙の主は貴方かしら?」 男「あっ!どうしてそれを!」 女嬢「え・・・?わたくしだと知ってて出したのでは?」 男「え?いや、うん。女嬢さん宛てに出したんだよ」 女嬢「そ、そうなんですの・・・」 男「うん」 女嬢「・・・」 男「・・・?」 女嬢「?ではありませんわっ!なんのためにわたくしを呼んだんですの!?」 男「ああ、そっか。そうだよね」 女嬢(大丈夫ですの・・・この方は・・・)
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:52:16.92 ID:jEsjeLTj0 - 男「あの、女嬢さん」
女嬢「な、なにかしら・・?」どきどき 男「好きです。付き合ってください」 女嬢「・・・い、いきなりそんなことを言われましても・・・」どきどき 男「ダメかな」 女嬢「ち、ちなみにわたくしのどんなところをお好きになられたのでして?」 男「うーん・・・かわいいところかな・・・」 女嬢「あ、あら。なかなかみる目があるでは・・・」 男「おっぱいとか大きいし揉み応え良さそうだし・・・」 女嬢「・・・・え」 男「性格は自己中っぽいけど俺の性格でカバーできそうだし・・・」 女嬢「・・・・」 男「うん!まあそんなところかな!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 00:59:38.77 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「・・・・します」
男「え?なに?」 女嬢「お断りしますわ!!」 男「えええ?どうして!?」 女嬢「わたくしをそんな下品な目で見てる方とはお付き合いしたくありませんわ!」 男「え!?だってこれ本当のことだし・・・」 女嬢「二度とわたくしに近寄らないで!!」 ばたん!! 男「・・・うわぁぁぁぁん。振られたよー」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:05:32.58 ID:jEsjeLTj0 - どたどたどた!!
隣姉「・・ん?」 男「隣姉っ!!」ぴょん! 隣姉「わっ!」 どすん!! 男「うわああああああん!!」 隣姉「おまえ・・、いつも自分の窓から私の窓に飛び移ってくるのはやめろと・・!というか離してくれ。非常に不愉快極まりない」 男「振られたよおおお!!なんも悪いことしてないのにいいい!!」 隣姉「・・・?お前誰かに告白したのか?」 男「うわあああん!!俺一生童貞なんだあああああ!!1」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:10:06.65 ID:jEsjeLTj0 - 男「お願い!!振られた俺を慰めて!!」
隣姉「私にそんな義務はない」 男「そんな!こんなとき「私が側にいるぞ」っていってセクロス展開じゃないの!?」 隣姉「なにを言ってるんだお前は」 男「ねえ!!俺はなにを間違ったの!?」 隣姉「やれやれ・・・。仕方ないな。説明しろ状況を」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:16:20.26 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉「・・・そうか」
男「ねえどう?どこら辺間違ったの!?」 隣姉「最初から最後まで全部だ」 男「え?それって俺が告白すること自体がおかしいキモオタだから!?」 隣姉「そこまでは言わんが・・・。とりあえず誰でもいいから告白しようってのがおかしい」 男「・・・ぐう・・・」 隣姉「・・・」ぐいっ がぁぁぁん!!! 男「痛いっ!!」 隣姉「目は覚めたか?」 男「うん。・・・じゃ、帰るね」 隣姉(なにしに来たんだこいつ・・・)
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:22:50.78 ID:jEsjeLTj0 - どたどた!!
男「隣姉っ!」ぴょん 隣姉「・・・ん」ぴしゃ べちんっ!! がしゃーん!!ごろごろ!! ・・・・・・・ ぴんぽーん! 男「隣姉ー!」 隣姉「やっと玄関から入ってくることを覚えたか」 男「俺今日振られたんだよ!」 隣姉「そうかそうか。残念だったな」 男「それだけ!?」 隣姉「どうしろというんだ」 男「助けてよ!!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:30:05.26 ID:jEsjeLTj0 - 男「なんかアイテム出してよ!」
隣姉「私をドラえもんかなにかと間違えているようだな」 男「だっておかしいじゃん・・・こんなの・・・酷すぎるよ・・・」 隣姉「お前に構っている私の方が皆から同情を得られそうだ」 男「だから!頼むよ!後生だから!一生のお願い!!」 隣姉「お前の一生のお願いはいったい何回あるのか」 男「マジで頼むって!」 隣姉「わかったわかった。手がないわけでもないから今日はもう寝ろ」 男「マジ!?さすが隣姉!お礼のキッスを・・・!」 隣姉「そんなに死にたいのか」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
46 :こじろう ◆aJQUrKSRU6 []:2009/07/06(月) 01:33:49.13 ID:jEsjeLTj0 - ちょっと男が池沼すぎたか
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:38:56.96 ID:jEsjeLTj0 - 翌朝
男「ふああ・・・さて学校いこっと」 がちゃ 男「あれ?隣姉珍しいね。家の前で待っててくれるなんて」 隣姉「あ、ああ・・・」(こいつもう忘れたのか・・・) 男「じゃ、学校行こうか」 隣姉「お前カバンはどうした?」 男「あ、忘れた」 どたどた・・・ 隣姉「世話の焼けるやつだな・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:46:46.63 ID:jEsjeLTj0 - 男「で?どうしたの今日は」
隣姉「ん?」 男「いや、隣姉は用事ないと俺のところには・・・」 隣姉「んん?」 男「・・・・あ」 隣姉「思い出したか」 男「なんかアイテムくれるんだよね?」 隣姉「そうだ。これをつけろ」 男「なにこの眼鏡」 隣姉「それは第7勘眼鏡というものだ」 男「第七勘眼鏡?」 隣姉「その通り。それをかけてもう一度その女嬢とやらに話しかけてみろ」 男「ふうん?ま、いいや。ありがとう!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 01:52:02.35 ID:jEsjeLTj0 - 男「おはよう皆!」
ざわ・・・ 男「あれ?」 友「おい・・・お前昨日なにやったんだ?」 男「いや、別になにも・・・」 友「お前凄く女子達から評判悪くなって・・・あれ。お前眼鏡掛け始めたのか?」 男「あ、うん。まあ」(女嬢のとこにいかなきゃ) 友「あ、おい・・・」 男「あの、女嬢さん」 女嬢「・・・!」きっ! ぶぅぅぅん!! 男「うわっ!!」 (な、なんだ・・・!?急に女嬢さんの周りの空気が紫色に・・・!!)
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:00:18.44 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「なにか用ですの?」ぶぅぅぅぅん!ぶぅぅぅん!!
男「え。いや・・・」 (女嬢さんを取り巻く紫色の空気が一層強く・・・!これは・・・なんなの!?) 友「おい。やめとけよ」ぱぁぁあぁ 男「え?」(友からはピンクの空気が・・・!なにか違いがあるのかな・・・?) 女嬢「用がないなら話掛けないで頂けませんこと?気分が悪いので」 男(これって・・・もしかして・・・感情・・・?)
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:05:34.00 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉の教室
男「隣姉っ!」 隣姉「私の教室にはくるんじゃないと何度言えば・・・」 男「この眼鏡って・・・!」 隣姉「そうだ。空気が読めないor人の気持ちが考えられないお前にはぴったりのシロモノだろう」 男「人の感情を色で識別化しているの?」 隣姉「あぁ。ピンクはお前に好感を持っている色だ」 男「紫は・・・?」 隣姉「嫌悪だ」 男「・・・!」がーん! 隣姉「これでわかったろう。お前のしたことの重大さが」 男「ど、どうすれば・・・!」 隣姉「なに。もう一つおまけがついている。安心しろ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:13:05.96 ID:jEsjeLTj0 - 友「おい、マジでどうしたんだよ」
男「あ、友!助けて!」 ・・・・・・ 友「お前アホか」 男「・・・だって・・・嘘言ったら犯罪じゃん・・・」 友「ストレートすぎだろjk。これは謝る他ないな」 男「そうだね・・!謝るしかないよな!」 友「ああ」 男「謝ったら彼女になってくれるかな!?」 友「ないとは言えないが可能性は限りなく0に近いぞ・・・」 男「謝ってくる!」 友「あ、おい!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:22:30.10 ID:jEsjeLTj0 - 友「おい待てって!!今は女子教室で着替え中・・・!!」
がらっ!! 「きゃあああああああ!!!!」 男「わっ!!ごめん!!」 ・・・・・・ 女嬢「・・・貴方、昨日からなんなんですの?」(紫) 男「ご、ごめん・・・」 女嬢「近寄らないでくださらない・・?本当に」 男(色が・・・どんどん渦巻いて・・・) 男「で、でも着替え中なら着替え中って言ってくれればいいのに!!」 女嬢「貴方この大きい立て札が見えませんの!?」 男「あ、そっか。大きすぎて見落としてた」 女嬢「・・・はぁ・・・もういいですわ・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:29:09.36 ID:jEsjeLTj0 - 男「あ、それと昨日のことごめん!」
女嬢「は?」 男「だから・・・昨日の告白のこと・・・」 女嬢「・・・なにが悪いのかわかってますの?」 男「だから俺がキモオタの分際で女嬢さんみたいな高嶺の花に告白したから100年早いですわって感じなんでしょ?」 女嬢「・・・お話になりませんわね。やはりあなたは最低な人で間違いありませんわ」すっ 男「あ・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:38:18.19 ID:jEsjeLTj0 - 男(女嬢さんが・・・去っていく・・・)
きゅぴーん!! 男「わっ!」 (なにこれ・・・!全ての動きが・・・スローモーションに・・・!) 隣姉「どうやらターニングポイントのようだな」 男(眼鏡のふちから隣姉の声が・・・!) 隣姉「人の人生に置いて・・・タイミングというのは非常に大事だ」 男「・・・?」 隣姉「タイミングを逃してあらゆる成功を無くすのはよく聞く話。そんなタイミングを与える時間を長くしてやるのがこの眼鏡だ」 男「てことは?」 隣姉「今お前は重要なポイントにいることになる。行動しろ。今なら間に合う」 男「よし!待ってて!女嬢さん!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:46:20.32 ID:jEsjeLTj0 - 男(危なかった!さっき放心してたから言われなきゃ行動できなかった)
男「女嬢さんの前に回りこんで・・・」 ぴぴぴぴぴ! 男(時の流れが元に戻った!) 女嬢「きゃあっ!なんでいきなりわたくしの前にいますのっ!?」 男「女嬢さん!ほんとにごめんなさい!」 女嬢「な、なにが悪いのかわかっていませんのに謝られても困りますわ!」 男「ほんとにごめんなさい!ごめんなさい!」 女嬢「な、なんでそんなに必死ですの・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:52:52.11 ID:jEsjeLTj0 - 男「ごめん!!ほんとにごめん!」
女嬢「貴方・・・謝れば済むとお思いでして?」 男「ごめん・・・俺バカだからわかんないんだよ・・・」 女嬢「・・・はぁ・・・」 男「ため息ついてると幸せが逃げるって聞いたことあるよ」 女嬢「貴方のせいでため息をついてるんですわ!!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 02:59:53.07 ID:jEsjeLTj0 - 女嬢「・・・もう、いいですわ。怒ってるのがバカらしくなってきましたわ」
男「え?じゃあもう怒ってないの?」 女嬢「怒るだけ無意味とわかっただけですわ」 男「良かった良かった。じゃ、一緒にご飯食べよう」 女嬢「あなたは反省という言葉を知りませんの・・・!?」 男「待って。今調べる」 しゅううううう 男(あ、女嬢さんを取り巻いていた空気に色が無くなって行く・・・)
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 03:01:27.38 ID:jEsjeLTj0 - 眠いと自分でもなに書いてるのかよくわからなくなってくる。
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/07/06(月) 03:07:18.89 ID:jEsjeLTj0 - 友「あれ?」
男「ん?どうしたの?」 友「いや、なんでお前と女嬢さんが一緒に飯食ってるのかが気になって」 男「うん。誘われた」 女嬢「誘ってませんわ!」 友「流石男だな。見事自分のペースに引き込んだか」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 03:16:05.91 ID:jEsjeLTj0 - どたどた!!
男「隣姉!」ぴょんっ! 隣姉「・・・ん」 とたっ!! 男「今回は見事着地!」 男「いたたたたた!!1」 男「なんで着地地点にまきびしが!?」 隣姉「そういえばお前」 男「え?なに?」 隣姉「今日学校で彼氏にしたくない男NO1決定戦を校内でやっていたのだが」 男「うんうん」 隣姉「トップおめでとう」 男「え?だれが?」 隣姉「後ろを振り向いても誰もいないぞ。お前のことだ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 03:22:59.01 ID:jEsjeLTj0 - 男「えぇぇぇぇ・・・」
隣姉「ショックか」 男「初めて一位になれた俺」 隣姉「不名誉の方だぞ」 男「それは関係ないよ。1っていう数字がかっこいい」 隣姉「本当にお前はどこかおかしいな。中2病だとしても酷すぎる」 ・・・・こうして男は学校一の奇人変人タイトルホルダーを手に入れたのだった
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 03:39:44.05 ID:jEsjeLTj0 - だ、ダメだ・・・男を扱いきれない・・・
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 03:44:15.06 ID:jEsjeLTj0 - まあ保守はないだろうから安心して寝よう
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 08:57:03.54 ID:jEsjeLTj0 - 学校
男「皆ーおはよー」 ひそひそ 男「・・・?」 男「友ー?」 友「な、なんだよ」 男「今俺って話題の人なの?」 友「そ、そんなことはないぞ・・・」 男「・・・?まあいいや、おーい女嬢さーん」 女嬢「ま、また懲りずに話しかけてきましたわね!」 男「おはよう女嬢さん」 女嬢「どこ見て挨拶してらっしゃるの!?」 男「え?どこも見てないけど・・」 女嬢「嘘おっしゃい!わたくしの胸を見ていたじゃありませんか!?」 男「ええ!?なんでバレたの!?」 女嬢「そんなの一目瞭然ですわ!!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:03:33.27 ID:jEsjeLTj0 - 友「あいつら喧嘩したんじゃなかったのか?」
クラスメイト「そうだよねー。いつの間にあんなに仲良くなったんだろうね・・・」 友「ま、男はあのマイペースさが売りだからな。基本的には誰とでも仲良くできるが人によっては無理という奴もいるだろう」 クラスメイト「なにより女嬢さんがあんなに男の人に構ってるっていうのがびっくりだよ」 友「男は今女子の中で一番評判悪いのにな・・・」 クラスメイト「一応評判悪くなった原因は女嬢さんなんだけどね」 ひそひそ 友「どうやら無視することにきめたクラスメイトもいるみたいだな・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:13:06.16 ID:jEsjeLTj0 - 教師「さてと、明後日から夏休み・・・だが」
教師「男!」 男「ぐー・・・」 ひそひそ 教師「こら。ひそひそするな。男、夏休みだぞ起きろ」 男「えっ!マジ!?やった夏休みキター!」 すぱこーん! 教師「お前夏休み中に問題起こしてくれるなよ・・・」 男「友ぉ、先生がひどいよ」 友「正直俺も同感だ」 男「女嬢さぁん・・・」 女嬢「わたくしに話しを振られてもどうすることもできませんわ!」 教師「ま、とにかく夏休みだ。体調管理には気をつけるように、以上」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:20:43.26 ID:jEsjeLTj0 - 隣姉の教室
男「それでさぁ、先生が酷いんだよ。俺のこと問題児扱いしてさぁ・・・」 隣姉「わかったわかった。後で聞いてやるから、わたしの教室に愚痴をこぼしにくるのはよせ」 男「はあ。俺ってそんな見てて不安な人間なのかな・・・」 隣姉「・・・それは仕方ないだろう。普段から落ち着きのない行動をしてるお前が悪い」 男「・・・うう」 隣姉「でも私はお前のいい所も知って・・」 男「隣姉のバーカ!俺の彼女候補には絶対してやんないからな!泣いて頼んでもダメだからな!」たたた 隣姉「むしろ泣いて断らせてもらう」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:30:19.97 ID:jEsjeLTj0 - 友「お前そういえばどこか出かける予定はないのか?」
男「んー、特にないかなぁ」 友「おいおい。随分寂しいやつだなお前は」 男「俺インドア派だから」 友「夏ぐらいアウトドアの方がいいぞ・・・」 男「あっ!」 友「えっ?なんだよ」 男「彼女欲しいなぁ・・・」 友「脈絡なさ杉だろ・・・」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:35:08.41 ID:jEsjeLTj0 - 男「なんか夏になるとむしょうに彼女が欲しくなる」
友「ま、まあわからんでもないが・・・」 男「夏祭り!とか海とか・・・山とか・・・キャンプとか一緒に行きたい」 友「ん。まあ夏の風物詩みたいなもんだな」 男「・・・・」 男「そうだ!女嬢さんを誘おう!」だっ!! 友「あ、おい!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:41:21.44 ID:jEsjeLTj0 - 男「あれ?」
友「あん?どうした?」 男「いなかった」 友「もう部活の時間帯だろjk」 男「女嬢さんってなんの部活入ってるの?」 友「んーたしかテニス部だったような・・・」 男「なんという卑猥な部活なんだ」 友「テ・ニ・ス部だからな。最初の文字はペじゃないぞ」 男「よし!友!応援しに行こう!」 友「え、お、おい!またかよ!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 09:47:42.50 ID:jEsjeLTj0 - テニスコート
ぱこんっ!ぱこんっ! 男「どこどこ?」 友「はぁ・・・はぁ・・・おい・・・急に走るなよ・・・」 男「女嬢さんどこ?」 友「俺に聞くな」 「いやぁ、女嬢さまはまだですかねぇwww」 「僕が新しく買ったこの一眼レフカメラで思う様女嬢さまを撮ってあげたい」 友「うわぁ・・・どうやら女嬢さんは人気が高いみたいだな」 男「俺もカメラ買ってくる」 友「後生だ。これ以上俺に恥をかかせないでくれ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 10:51:07.37 ID:jEsjeLTj0 - 男「あ、隣姉!」
隣姉「・・・ん?なんだお前ここになんか用か」 友「あれ・・姉さんなにやってんすか」 隣姉「ああ、一応私はここの部員だからな」 男「へえ。ちょっと打ってみてよ」 隣姉「断る」 男「なんでさ」 隣姉「私のアンスコ目当てなのが見え見えだ」 「いやぁ・・隣姉さまもなかなかよろしいですなwww」 「隣姉さまに罵られたい」 男「あ・・」 ざわっ・・・! 「キター!女嬢さま!!」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 10:56:10.69 ID:jEsjeLTj0 - 「女嬢さまー!」
「今日もかわいいですねぇ!!」 女嬢「まったく・・・騒々しい事・・・」 男「おーい!女嬢さーん!」 女嬢「なっ!貴方こんなところまで!」 男「頑張ってねー!」 テニス部員「なにあいつ^^;」 テニス部員2「ほら。例のストーカーよ」 テニス部員「ほんと、なに考えてるのかしら。女嬢さまにストーカーするなんて100年早いわよ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:03:34.71 ID:jEsjeLTj0 - すぱこーん!すぱこーん!
男「おお、すごい」 友「お前、体だけ見るのやめろ」 女嬢「くっ・・・」(視線が気になって集中できませんわ・・・!) 男「あっ!アンスコ見えた!見えたよ!」 女嬢「っ・・・!///」かあああっ 男「これはすご・・・ぶっ!!」ぼかんっ! 友「あ、おい大丈夫か」 女嬢「気が散るからどこかいって頂けませんこと?!」 男「うーん・・・」ぴよぴよ 友「見事に伸びてるな」 隣姉「自業自得だ」
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:09:52.13 ID:jEsjeLTj0 - 男「というわけでアドレス教えてー」
女嬢「な、なぜわたくしが貴方にそんなことを・・・!」 男「え?だって友達じゃない?」 女嬢「なった覚えはありませんわ」 男「俺喋った人は皆友達だと思ってるけど」 友「ごめん。こいつ頭パーなんだ」 女嬢「知ってますわ」 男「じゃ、これ俺の電話番号だから」 女嬢「いりませんわ」 隣姉「おい、眼鏡をかけてみろ」 男「あ、そっか。それで今の感情が読めるよね」すちゃ
|
- 姉「彼女が欲しい?なにを言ってるんだお前は」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/06(月) 11:15:18.67 ID:jEsjeLTj0 - ぶーん!!
男(・・・紫色の空気は見えないなぁ。てことはそんなに嫌がってないのかな) 隣姉「無色は呆れられてるor無関心を意味するからな」 男「あ、そうなんだ、嫌がられてないなら渡しても大丈夫だよね」 隣姉「・・・相変わらずの楽観さだな」 男「じゃ、これ!いつでも電話かけてきてね」 女嬢「・・・はあ・・・このしつこさには参ってしまいますわ・・」 男「じゃ、良い夏休みを!一緒に遊ぼうね」 女嬢「絶対いきませんわ!!」 友「あーすいませんね。迷惑かけちゃって・・・」 友「あ、おい。待てよ!」
|