- 女「やってしまった・・・」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:22:34.06 ID:3qkvpVnX0 - 車の中
母「女、大丈夫?」 女「・・・・・はい」 女「なんとか・・・」 母「良かったぁ」 母「いきなり知らない人から倒れたって電話が来て」 母「お母さん焦っちゃったわよ」 女「・・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:26:23.51 ID:3qkvpVnX0 - 母「でもその様子なら」
母「病院に行かなくても大丈夫そうね」 女性は 車の進行方向を変えた 女「・・・・・・」 女「あの・・・・」 母「どうしたの?」 母「そういえば今日はやけに他人行儀だけど」 女「その・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:30:35.29 ID:3qkvpVnX0 - 女「一つ・・・・・」
女「聞いてもいいですか・・・・?」 私は 恐る恐る聞いた 母「あれ」 母「やっぱりまだ体調悪い?」 女「いや・・・・」 女「そうじゃないんですが・・・・」
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- 三国志大戦inVIP 最近は絵を描く人がいない
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:34:46.01 ID:3qkvpVnX0 - 我が知に限りは無いぞうううにてねええええ
http://www.usamimi.info/~tenohito/cgi-bin/anka/src/vipankae25888.jpg
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- 女「やってしまった・・・」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:35:33.67 ID:3qkvpVnX0 - 女「あなたは・・・・・」
女「どなたですか?」
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- 女「やってしまった・・・」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:40:14.28 ID:3qkvpVnX0 - 私は不思議だった
なんでこの女性が迎えに来たのか 私のお母さんでもないのに あれ そういえば 私のお母さんってどんな人だっけ 顔どころか何もでてこない やっぱり体調が悪いせいだろうか
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- 女「やってしまった・・・」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:44:56.12 ID:3qkvpVnX0 - 私がその言葉を告げた瞬間
その女性は目を見開き 唇を少しばかり振るわせた後 なぜか急カーブをし 車の進行方向を戻した
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- 女「やってしまった・・・」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:49:32.44 ID:3qkvpVnX0 - 病院
その女性は車を駐車場に止め 私を引っ張り出した 女「な、なにを・・・・」 女「もう体調は大分良くなりましたけど・・・・」 母「いいから来なさい!」 何を怒っているのだろうか 私は 何か怒らせるような事をしたのだろうか
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- 女「やってしまった・・・」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:54:27.16 ID:3qkvpVnX0 - それから私は
名も知らない女性に手を引かれ 病院に入った 何度も大丈夫ですと言ったけれど その女性は聞く耳を持たず 更に 女性の青ざめた顔を見て 私は 随分心配性な人だなぁとか思った
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- 女「やってしまった・・・」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 03:59:25.93 ID:3qkvpVnX0 - 診察室
看護婦さんに呼ばれ 私たちは入った 医者「今日はどうされました?」 母「大変なんです!」 母「娘が・・・娘が・・・・・」 ・・・娘? 医者「えっと」 医者「そこにいらっしゃるのが娘さんで?」 ・・・え?
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- 女「やってしまった・・・」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:04:51.40 ID:3qkvpVnX0 - 母「はい、そうなんです」
母「この子が・・・・・」 母「記憶喪失になっちゃったかもしれないんです」 ・・・これって 医者「・・・・事情はよく分かりませんが」 医者「一体どういう経緯で?」 母「はい、実はかくかくじかじかで・・・・」 ・・・・もしかして私の話?
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- 女「やってしまった・・・」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:09:34.68 ID:3qkvpVnX0 - 医者「なるほど・・・・」
医者「あなたの事をまったく覚えてない、と」 どういうこと? 母「はい多分・・・・・」 母「きっとショックで倒れたのも何か関係が・・・・」 まさか 医者「とりあえず検査してみましょうか」 医者「そうすれば恐らく分かります」 母「お願いします・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:13:39.87 ID:3qkvpVnX0 - 涙ぐむ女性
おかしい 他人の為にここまでするどころか 泣くなんて それに記憶喪失がどうとかって なにより 車の中でお母さんって言ってた じゃあもしかしてこの人・・・・ 私のお母さんなの?
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- 女「やってしまった・・・」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:17:55.32 ID:3qkvpVnX0 - 脳波測定スキャン血液検査etc
全ての検査を終えた私は 診察室に戻った 医者「検査は無事終わりました」 医者「もうすぐ結果がでるでしょう」 母「うう・・・うう・・・・」 まだ泣いている 女「・・・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:22:03.48 ID:3qkvpVnX0 - もしも私がこの人の子供だったら
例え覚えていなくても 私はきっと反省しなくてはならない 車の中で 私が告げた一言 『どなたですか?』 あれはきっと この人を・・・・・・
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- 女「やってしまった・・・」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:26:32.89 ID:3qkvpVnX0 - 数分後
検査結果らしき紙を 看護婦さんが届けてきた 医者はそれを受け取り その内容を見た後 医者「・・・・・・・」 医者「う〜ん・・・・・?」 困惑したような そんな表情を浮かべた
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- 女「やってしまった・・・」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:30:54.11 ID:3qkvpVnX0 - 母「どうでしたか・・・?」
自然と眉間に皺が寄る 医者「・・・・・・」 医者「・・・特に」 医者「特に異常は無いですねぇ・・・・・」 母「・・・・・・」 母「・・・・え?」
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- 女「やってしまった・・・」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:34:55.56 ID:3qkvpVnX0 - 医者「脳内の伝達神経等に特に傷も見当たりませんし」
医者「血液内にも酸反応は無いですし」 医者「脳の大きさ形等も普通の人と大差ないです」 母「それじゃあ・・・・・」 医者「そうですねぇ」 医者「少なくとも医学的には何の問題もないはずなんですが」 母「そ、そんな・・・・・」 女「・・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:37:24.70 ID:3qkvpVnX0 - >>98ごめん、全部勘で書いてる
母「それじゃあ・・・・」 母「治療は・・・・・」 医者「残念ながら」 医者「“病気自体発症してない”という結論に行かざるを得ません」 医者「つまり」 医者「治療のしようが無いという・・・・・」 母「で、でも・・・・」 母「この子は実際に記憶が・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:43:39.45 ID:3qkvpVnX0 - 医者「こう言うのは非常にあれなのですが」
医者「それは、いくらでも説明が出来ます」 医者「例えばそう」 医者「そちらの娘さんが嘘をついていらっしゃるとか」 母「な・・・・」 医者「心苦しい上に申し訳ないのですが」 医者「こちらではそういう判断をせざるをえないんですよ」 母「・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:48:48.69 ID:3qkvpVnX0 - >>104いえいえ解説どもです、けど俺の理解力の許容範囲を超えています
結局 入院どころか薬の処方すらしてもらえず そのまま帰らされる事になった 女性はまた涙を浮かべながら そっと 「信じてるからね私は」 そう呟き 私は表情に迷った
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- 女「やってしまった・・・」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:51:45.68 ID:3qkvpVnX0 - >>108いえ、それの次がこれですZOYO
その後 病院を後にし 車にしばらく乗り続けた後 母「・・・・・女」 母「着いたよ」 ある場所に到着した 女「ここは・・・・・?」 母「ここはね」
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- 女「やってしまった・・・」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 04:55:44.50 ID:3qkvpVnX0 - 母「あなたが一番長い時間いた場所で」
母「あなたが多分大好きだった場所で」 母「私も大好きな場所で」 母「何よりも最も大切な場所」 女「?」 母「・・・・・・・」 母「・・・おかえり、女」 母「ここがあなたのお家よ」
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- 女「やってしまった・・・」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 05:00:52.90 ID:3qkvpVnX0 - その女性はそう言った
ここがあなたの家なのよと 女「ここが・・・・・」 まったく思い出せないけど 微かな覚えすらないんだけれど 私は、信じる 女「ここが、私の家」 私のお母さんを
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- 女「やってしまった・・・」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:25:52.94 ID:3qkvpVnX0 - ごめんなさいただいま起きてまいりましたすいません
家の中 母「ここがリビングで、こっちが居間」 母「トイレはすぐ横で、個人の部屋は全部2階よ」 母は 家の中を案内してくれた そして私も 必死に聞いたり見たい でも 母「・・・・やっぱり思い出せない?」
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- 女「やってしまった・・・」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:31:20.23 ID:3qkvpVnX0 - やっぱり何も
思い出す事はなかった 女「・・・・ごめんなさい」 母「いいのよいいのよそんな」 母「ゆっくり思い出していきましょ」 母は微笑む 凄く薄く 母「それより」 母「今日は早いけどもう寝ましょう」
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- 女「やってしまった・・・」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:36:31.55 ID:3qkvpVnX0 - 母「お風呂の入り方とかは分かる?」
コクリ 母「そう、良かった」 母「じゃあ夜ご飯作っとくね」 母「女が大好きだったものいっぱい作るから」 母「それに明日」 母「自転車も取りに行かなきゃね」 女「・・・・・うん」
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- 女「やってしまった・・・」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:42:12.97 ID:3qkvpVnX0 - 食後
母「女の部屋はこの中ね」 女「ここが・・・・・」 母「そうそう」 母「あなた昔っから本が大好きでね」 母「部屋の中に多分たくさん本があるから」 母「もし読みたい本とかあったら読んでみるといいかも」 女「・・・・・・」 女「・・・・ありがとうございます」
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- 女「やってしまった・・・」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:46:50.91 ID:3qkvpVnX0 - >>144俺自身もさっぱり・・・・・
部屋 女の子の部屋には見えないほどの たくさんの本 もうこれは 部屋というより書斎に近い しかもぬいぐるみどころか 可愛いものと印象を受けるものが何も無い 女「・・・・私って」 女「変わってたんだなぁ・・・・・」 女「まぁ本好きの私なら分からなくもないけど」
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- 女「やってしまった・・・」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:51:29.77 ID:3qkvpVnX0 - 女「あれ」
女「でも何で私、自分が本好きって事は覚えてるんだろう」 女「記憶喪失って」 女「そういう記憶は残るのかな・・・」 少し不思議に思う 何故か私は、所々覚えている事がある 本好きな事とか 自転車をあの図書館に忘れた事とか 女「・・・・・・う〜ん」
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- 女「やってしまった・・・」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 13:56:18.62 ID:3qkvpVnX0 - 女「とりあえず」
女「もう寝させてもらおう・・・・」 私は端にあるベッドに入った 女「なんか・・・」 女「人の部屋で寝てるみたい」 スヤスヤ
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- 女「やってしまった・・・」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:01:15.58 ID:3qkvpVnX0 - 翌日
お母さんと私は 出かける支度をした お母さんは仕事を休み 私も学校はしばらく休む事になったらしい 学校の事も何も覚えていないけど 母「じゃあまずは」 母「自転車を取りに行きましょ」
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- 女「やってしまった・・・」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:06:17.08 ID:3qkvpVnX0 - 女「歩きで・・・・・?」
母「うん」 母「ついでに町の風景も見て行きたいなって」 母「もちろん女の体調によるけど」 母「まだ歩くのはきつい?」 女「・・・・・いや」 女「大丈夫です」 女「それに」 女「私も自分の町が見てみたいです」
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- 女「やってしまった・・・」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:10:13.63 ID:3qkvpVnX0 - 外
私たちは 色んなところを回った 母「ここが公園」 母「あなた昔はここの常連だったのよ」 母「ここがケーキ屋」 母「あなた本だけじゃなくて甘い物も好きだったのよ」 母「あなたの学校や塾は」 母「遠いから今度行きましょうか」
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- 女「やってしまった・・・」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:15:12.58 ID:3qkvpVnX0 - 知らない人間から受ける
知らない町の知らない思い出 女「・・・・・・」 何も分からない私は 当然口から言葉なんか出ず 静かに眺めるだけだった そして、そうしているうちに 何も感じないまま図書館に着いてしまった
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- 女「やってしまった・・・」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:20:19.66 ID:3qkvpVnX0 - 自転車は外には無かった
母「あれ・・・・」 母「確か、ここだったわよね?」 私は頷く 母「預かってくれてるのかな・・・?」 母「・・・っていうかやっぱり大きいわね」 母「まるでお屋敷みたい」 母は 私と似たような事を言った 母「まぁとりあえず入りましょうか」
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- 女「やってしまった・・・」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:27:55.56 ID:3qkvpVnX0 - 図書館 中
母「やっぱり広い・・・・・」 母「でもこの時間でも薄暗いのね・・・・」 母「この雰囲気タバコが吸いたくなる・・・・」 母「家に置いてきちゃったけど」 管理人「おや」 管理人「あなた方でしたか」 母「あ」
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- 女「やってしまった・・・」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:32:28.57 ID:3qkvpVnX0 - 昨日と何一つ変わらない雰囲気
変わらない容姿 母「すいません勝手に入っちゃって」 管理人「いえいえ」 管理人「いつもの事ですよ」 管理人「それより、その後娘さんは・・・?」 母「それが変わらずで・・・・」 母「しかも病院も相手にしてくれなくて・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:36:15.86 ID:3qkvpVnX0 - >>162いつのまにこんな事に・・・あんな駄文が・・・・
管理人「そうですか・・・・」 管理人「それはお気の毒に・・・・」 母「それで」 母「とりあえず町を見せながらここまで来たんです」 母「何か思い出してくれるかなって思って」 母「あとついでに自転車も」 管理人「ああ」 管理人「自転車でしたら裏の方に止めてあります」 母「そうですか」 母「ありがとうございます」
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- 女「やってしまった・・・」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:40:17.49 ID:3qkvpVnX0 - やっぱり変だ
町も風景も覚えていないのに なんで私はこのおじさんを覚えているんだろう 母「ではお邪魔になってしまっても悪いので」 母「帰りますね」 母「自転車の事といい娘の事といい」 母「本当にありがとうございます」 管理人「気にしないで下さい」 管理人「それより」
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- 女「やってしまった・・・」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 14:44:46.15 ID:3qkvpVnX0 - おじさんは言った
管理人「せっかくですし」 管理人「本を読んでいきませんか?」 母「え?」 管理人「悪くは無い本が揃っている自信はありますよ」 管理人「それに 管理人「娘さんも何かを思い出すかもしれませんし」 母「・・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:00:24.99 ID:3qkvpVnX0 - 確かにそうだ
娘は多分、この図書館で記憶を失ったらしかった ならもしかして ここにいれば何かのきっかけで思い出すかも 母「・・・そうですね」 母「本好きな娘なら、ここは絶好の場所ですし」 母「もしかしたら何か思い出すかも」 母「・・・よろしかったら」 母「しばらくいさせてもらってもよろしいでしょうか?」 管理人「はい、全然大丈夫ですよ」
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- 女「やってしまった・・・」
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:03:08.96 ID:3qkvpVnX0 - >>170検討してみます
記憶喪失なのに ところどころ残る記憶 そして 他にも残っているものがある それは確か 私が倒れた時の事
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- 女「やってしまった・・・」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:07:14.65 ID:3qkvpVnX0 - 母「ところで料金は・・・・?」
管理人「お代はいりません」 管理人「ご自由にどうぞ」 母「え・・・・・?」 母「無料、ですか・・・・?」 管理人「はい」 母「・・・こんなにもたくさんの本があるのに?」
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- 女「やってしまった・・・」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:11:54.33 ID:3qkvpVnX0 - 管理人「はいそうですよ」
管理人「私、本の為になるもの意外は興味が沸かないんですよ」 管理人「かといってお金で本を買うのも好きじゃなくて」 母「そうなんですか・・・」 母「それじゃあ」 母「お言葉に甘えて・・・・」 母「女、管理人さんが好きな本読んでいいって」 女「・・・・・・・」
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- 女「やってしまった・・・」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:15:32.77 ID:3qkvpVnX0 - >>175意外→以外でしたすいませんごめんなさい
この会話も覚えている このやりとりは前も聞いた どういうことなんだろう 記憶が残ってたら 記憶喪失じゃないと思うんだけど そしてなにより 私が倒れた時
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- 女「やってしまった・・・」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:19:31.81 ID:3qkvpVnX0 - 管理人「そうだ」
管理人「新しく入った本があるんですよ」 管理人「この本なんですが」 そう言って管理人さんは 本を差し出してきた 母「これですか?」 母「・・・・・でもなんで私に?」 何故か娘じゃなくて 私に
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- 女「やってしまった・・・」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:24:31.86 ID:3qkvpVnX0 - 管理人「いや、娘さんには一回勧めたので」
管理人「それに」 管理人「お母さんもずっと待ってるだけじゃあ暇でしょうから」 母「・・・・・・」 母「・・いいんですか?私まで」 管理人「ええ、どうぞどうぞ」 母「それじゃあ・・・・・」 母「読ませてもらっちゃおうかな・・・・」 母は本を受け取った
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- 女「やってしまった・・・」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:28:15.49 ID:3qkvpVnX0 - 完全に思い出した
私は倒れる前に 勧められた一冊の本を開いた その瞬間に、その本に吸い込まれたような そんな感じがして そうして気付けば倒れてて 大体の記憶を失ってた 大声で叫んだ
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- 女「やってしまった・・・」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/05/01(金) 15:29:46.86 ID:3qkvpVnX0 - 女「・・・・・だめ」
女「その本を開いちゃだめ!」
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