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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
真紅「お父様…」

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真紅「お父様…」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/15(水) 21:24:36.07 ID:+pZ6Q/8x0
-nのフィールド

真紅「お父様…お父様なのですか?」

ローゼン「やあ真紅、アリスになったのかい?おめでとうといいたいところなんだけれど…」

ジュン(あいつが…ローゼンなのか?)

真紅「なにかあったのですか?」

ローゼン「実は…私はアリスゲームを望んではいないのだ」

真紅「え…?」
真紅「お父様…」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:25:38.34 ID:+pZ6Q/8x0
ローゼン「私以外の誰かが望んだことらしい。そこで、君に2つほど頼みがある」

真紅「は、はい。なんなりと」

ローゼン「1つ目は、6つのローザミスティカを返してくれないか?」

真紅「は、はい。わかりました」

ローゼン「2つ目は、明日午後3時、場所はどこでもいい、ドールズを1ヶ所に集めて欲しい」

真紅「わかりました」(桜田家でいいわね)

ローゼン「ありがとう。いい子だ。じゃあ、私は用事があるので…あぁ、あと1つだけ」

真紅「なんでしょうか?」

ローゼン「願い事を1つ言ってみなさい」

真紅「は、はい… 私の願いは…姉妹全員で暮らすことです」

ローゼン「ふふっ、了解。じゃあ私はここで」

真紅「ああ、待ってください!…行ってしまわれたわ」

真紅「お父様…」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:27:43.51 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家への帰り道

真紅(場所は桜田家でいいとして…翠星石と雛苺は家にいるからいいわ
金糸雀と蒼星石は呼べば来るからいいけど…問題なのは水銀燈と雪華綺晶ね)

ジュン「あのさ…」

真紅「なに?」

ジュン「ローゼンが言ってたアリスゲームを望んでいる奴ってさ…」

真紅「え?」

ジュン「ローゼンに恨みがある奴だと思うんだ、例えば弟子とか」

真紅「馬鹿いわないで頂戴!お父様に限ってそんなことあるはずが…言葉を慎みなさい!
罰として明日は桜田家にドールを集めることにするわ!!」

ジュン「えー!?」
真紅「お父様…」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:28:47.08 ID:+pZ6Q/8x0
-その頃

水銀燈「あれ? 私…生きてる?」

金糸雀「えーと確かカナは…」

翠星石「うーん…ってあれ?」

蒼星石「あれ…?僕は…アリスゲームに…」

雛苺「とりあえずかえるの」

ローゼン「さあ雪華綺晶…いいやきらきー…帰ろう。そして君の体を作らないとね」

雪華綺晶「はい…お父様」

ローゼン「あと、君にも話すことがある」
真紅「お父様…」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:30:58.49 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家

翠星石「ちょっと真紅!詳しく聞かせてもらおうかです!」

真紅「何をかしら?」

翠星石「だから、なんで翠星石はアリスゲームに負けたはずなのにこうして生きてるですか!?」

雛苺「翠星石、とりあえずおちつくの」

真紅「実は、かくかくしかじかで」

翠星石「な、なんですとー!」

雛苺「だからおちつくの」

真紅「そこで、2人に頼みがあるのだわ明日午後2時40分に、雛苺は金糸雀を、
翠星石は蒼星石をここに呼んできてほしいの」
真紅「お父様…」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:31:41.52 ID:+pZ6Q/8x0
翠星石「でも、水銀燈と雪華綺晶はどうするのですか?」

真紅「その2人は私に任せるのだわ」

翠星石「でも大丈夫ですか?」

真紅「確証はないけど、頑張るわ」

翠星石「ん?ところでジュンは?」

真紅「疲れたとか言って上に行ったわ」

翠星石「どうりで静かなわけですぅ」
真紅「お父様…」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:32:26.98 ID:+pZ6Q/8x0
-翌日、午後2時40分

翠星石「それじゃあ行ってくるです」

雛苺「ヒナも行ってくるのー」

真紅「いってらっしゃい、2人とも。さてそろそろ私も行って来るのだわ」

ジュン「ああ、気をつけて」(今の内に紅茶でも用意しておくか)

-薔薇屋敷

翠星石「蒼星石ー!蒼星石ー!いるなら返事ぐらいしやがれですぅー!」

蒼星石「やあ、翠星石」

翠星石「なんですかまだ寝ていたですか」

蒼星石「いやちょっと考え事をね」

翠星石「どうせアリスゲームについてでも考えていたんでしょう」

蒼星石(ギクッ)

真紅「お父様…」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:33:16.52 ID:+pZ6Q/8x0
翠星石「それで姉妹の目はごまかせても双子の姉の目はごまかせんですぅ」

蒼星石「…しょうがない、正直に話そう。突然だが翠星石、
なぜ僕は倒されたはずなのにこうやって生きているんだい?」

翠星石「それは、かくかくしかじかで…」

蒼星石「ということは、だ。僕たちはアリスゲームをする必要がなくなったわけだが
なら僕たちは何をすればいいと思う?」

翠星石「…それはわからないですが、ただひとついえるのは…アリスゲームの終わりによって、
今までの蒼星石は死んだんです。今日からまた新たな蒼星石が生まれるんです」

蒼星石「ふっ。君らしいね」

翠星石「さあ、そろそろ行くです」
真紅「お父様…」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:35:29.79 ID:+pZ6Q/8x0
-病院

真紅「ここに水銀燈がいるの?」

真紅「水銀燈ー!いるなら返事くらいしなさーい」

水銀燈「何の用よぉ真紅…今はアリスゲームをしたい気分じゃないわ…」

真紅(なんで赤十字の上に…)「行ってほしい場所があるの」

水銀燈「いやよめんどくさい」

真紅「それは残念ね…お父様に会えるかもしれないのに」

水銀燈(!?)

真紅「あと、ヤクルトもあったような…」

水銀燈(!?)

真紅「お父様…」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:36:17.65 ID:+pZ6Q/8x0
真紅「行かないならしょうがないわね、さようなら」

水銀燈「ま、待ちなさい真紅!ちょ、ちょっとだけなら言ってもいいわよ。
い、いや別にお父様とヤクルトが目当てというわけではないわっ」

真紅「行きますか?行きませんか?」

水銀燈「ちょ、ちょっとだけよぉ!」

真紅(水銀燈を扱うのは簡単なのだわ。雪華綺晶のところにも行ってみるわ)
真紅「お父様…」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:37:13.42 ID:+pZ6Q/8x0
-ローゼン家

真紅「ついたわ」

水銀燈「真紅、さっき言ってた場所はここなの?」

真紅「いいえ、ちがうわ…。!?水銀燈、静かにして!」

ローゼン「ほら、これが新しい体だ」

雪華綺晶「ありがとうございます。お父様」

水銀燈(あれが、お父様…?で、近くにいるドールは…!?あ、あれ…雪華綺晶じゃない!)

真紅(驚きなのだわ…雪華綺晶がお父様と一緒に住んでるだなんて…)

水銀燈(これは2人に言うべきことがあるわねぇ…)ゴゴゴゴゴゴゴ

真紅(!?水銀燈…今出たらまずいわ!)
真紅「お父様…」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:38:39.51 ID:+pZ6Q/8x0
水銀燈(は、離しなさいよ!ここで出なかったらいつ出るのよ!)

ローゼン「どうだ?新しい体は」

雪華綺晶「とてもいいです。お父様」

真紅・水銀燈(う、うわーーーー)ドシーン

ローゼン「おや、君たちは…」

水銀燈「いたた…って、真紅!いつまで私にのってるの!?」

真紅(雰囲気最悪なのだわ…)
真紅「お父様…」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:39:24.07 ID:+pZ6Q/8x0
-その頃、桜田家

ジュン「おっ、来たか」

雛苺「連れてきたのよー」

金糸雀「ローゼンメイデン1の頭脳派金糸雀の登場かしら!」

雛苺(知らない女の人に高速で頬擦りされたときは死ぬかと思ったの…)

ジュン「お、こっちも来たな」

翠星石「ローゼンメイデン1の庭師翠星石の登場ですぅ!」

蒼星石「同じくローゼンメイデン1の庭師蒼星石!」

金糸雀「あー!カナのパクラないでほしいかしらー!」

蒼星石「ジュン君、突然だけどね、僕は生まれ変わったんだ!」

ジュン(………)

金糸雀「って無視しないでほしいかしらぁ…」
真紅「お父様…」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:40:19.51 ID:+pZ6Q/8x0
ジュン「えーと、残りは水銀燈と真紅と雪華綺晶か」

-その頃、ローゼン家

真紅・水銀燈「申し訳ありませんお父様こんな無礼なことをしてしまい…」ペコペコ

ローゼン「わ、わかったよ。許してあげるから謝るのはやめなさい」

雪華綺晶(…ユニーク)

ローゼン 「多分きらきーを呼び出そうと思ってここまで来たんだろう?」

真紅「はい…」
真紅「お父様…」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:41:02.75 ID:+pZ6Q/8x0
水銀燈(あれ?私は?)

ローゼン「さあ、もう時間がない。真紅、案内してくれるかな?」

真紅「はい、お父様」

ローゼン「さあいこうか、きらきー、水銀燈」

水銀燈・雪華綺晶「はい…お父様」

真紅「お父様…」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:42:26.81 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家

ジュン「そろそろ来るかな?あっ来たみたいだ」

翠星石「あっ真紅に水銀燈に雪華綺晶に…!」コソコソ

蒼星石(そういえば翠星石は対人恐怖症だったっけ)

真紅「ふっ…聞いて」

水銀燈「驚くな…」

真紅・水銀燈「このお方はずばり!」

雪華綺晶「お父様です」

真紅・水銀燈(ずこー)
真紅「お父様…」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:43:55.84 ID:+pZ6Q/8x0

翠星石(何コントやってるですか…それより)「こ、このお方が!?」

蒼星石「あの…」

雛苺「ヒナたちをつくった」

金糸雀「お父様なのかしら!?」(決まったかしら…)

雪華綺晶「はい」

ジュン(なんというシンクロ…とりあえず淹れておいた紅茶を持ってくるか)

真紅「あ、ジュン」

ジュン「なんだよ」

真紅「ヤクルトはあるかしら?」

ジュン「ヤクルトねぇ…」(そういえばねーちゃんが買ってきてたような…)

真紅「頼んだわよ」
真紅「お父様…」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:44:51.22 ID:+pZ6Q/8x0
ローゼン「とりあえず適当なところに座りなさい」

全員「はーい」

ジュン「紅茶淹れてきたぞ。あとヤクルト」

真紅「あら、ありがとう」

水銀燈「あら、気が利くわねぇ」ごくごくごく

ローゼン「さて、君たちをここに集めたのは他でもなくアリスゲームについてだ。
話を聞いていない人のために話をするとしよう」

水銀燈「え?」

ローゼン「実はアリスゲームは私の意志ではないんだ」

水銀燈「な、なんですってぇー!?ちょっと真紅、聞いてないわよ!」

真紅「だって私が言っても聞かなかったじゃない」

真紅「お父様…」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:45:36.43 ID:+pZ6Q/8x0
ローゼン「そこでだ。私はその犯人を突き止めたいと思う。実は雪華綺晶をnのフィールドに送ったあとに
知らない覆面の男たちが家にやってきて、気を失ったんだ」

金糸雀「顔は覚えてないのですか?」

ローゼン「さぁ…覆面だったし、そのあとに薬を嗅がされたし」

ジュン(クロロフォルム?)

ローゼン「目が覚めると私は知らない場所にいた。そして私に気付いた一人の男がやってきて、
こういったんだ。『ローゼンメイデンが最後の1体になるまでここから出させない』とね」

雪華綺晶「で、最後の1体となった真紅にここにドールズを集めるように言ったと」

真紅・水銀燈「お父様にそんなことするなんて、許せないわ!」
真紅「お父様…」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:46:25.85 ID:+pZ6Q/8x0

ローゼン「私からの話は以上だ」

水銀燈「ほかに聞いていない人いる!?」

金糸雀「カナは雛苺から」
雛苺「ヒナは真紅から」
蒼星石「僕は翠星石から」
翠星石「翠星石は真紅から」
雪華綺晶「私はお父様から直接聞きました」
真紅「私もお父様から直接聞いたのだわ」

ジュン(水銀燈…)
真紅「お父様…」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:47:05.43 ID:+pZ6Q/8x0
水銀燈「まあいいけど…。ところで皆、アリスゲームの存在は誰から聞いたのぉ?
ちなみに私は誰かに吹き込まれたわぁ」

真紅「あら?あなたも?」
翠星石「翠星石もですぅ」
蒼星石「僕もだね」
雛苺「ヒナもなのよー」
雪華綺晶「私も…」
金糸雀「カナもかしら〜」

ローゼン(何!?いや、まさかな…)

真紅「ん?お父様…どうかしましたか?」

ローゼン「い、いや…なんでもない」

ジュン(?)
真紅「お父様…」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:47:55.07 ID:+pZ6Q/8x0
雛苺「みんなー。おにごっごやるのー!」

金糸雀「上等かしら!」

翠星石「お、お父様からあんな話を聞いたあとに鬼ごっこなんて…」

蒼星石「いいじゃない翠星石。僕は参加するよ」

翠星石「っ!…しょ、しょうがないですね…」

真紅「ばかばかしい。私はしないわよ」
真紅「お父様…」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:48:55.73 ID:+pZ6Q/8x0
雛苺「なら真紅が鬼なの」

真紅「…え?って!待ちなさーい!雪華綺晶!のりのりで逃げないで頂戴!
そして水銀燈!飛んで天井付近に行ってタッチされないようにするのはやめなさーい!」

水銀燈「売られたゲームは買い、どんな手段を使ってでも勝つのが私のモットーよぉ」

ジュン「なんだかんだであいつら全員、のりのりじゃないか…」

ローゼン「まあまあ、君、将棋をやらないか?」

ジュン「…why?なぜ?」

-その頃…

?「そろそろ…始めるか」

?「はい」
真紅「お父様…」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:49:43.95 ID:+pZ6Q/8x0
-夜・病院内

水銀燈「…で、結果から言うと、私はお父様にあったのよぉ」ぺチ

めぐ「ふーん どんな人だった?」ぺチ

水銀燈「紳士的でいい人だったわぁ。あと、アリスゲームを望んでいないともいってたわぁ」スッ ぺチ

めぐ「…」スッ

水銀燈(…そういえば今のめぐにそれは禁句だったわね)スッ ぺチ

めぐ「…はあ」スッ

水銀燈「なに?」スッ ぺチ

めぐ「私、また死ねなかった」スッ
真紅「お父様…」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:50:29.94 ID:+pZ6Q/8x0
水銀燈(!)スッ ぺチ

めぐ「今度はいつ死ねるのかなぁ…」

水銀燈「いい加減にしなさい!」

めぐ(ビク!)

水銀燈「そんなに死にたいならそこの窓から飛び降りればいいじゃない!
そんな勇気もないくせに死にたいとか言うんじゃないわよこの馬鹿っ!」バサッバサッ

めぐ(行っちゃった…ふん!いいもん!水銀燈がいなくったって、私は…)

ヒラヒラ

めぐ(ん?カードが落ちてきたわ…ハートの7?)

真紅「お父様…」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:51:14.11 ID:+pZ6Q/8x0
-草笛家

金糸雀「みっちゃん!今日、カナはお父様に会ったかしら」ぺチ

みつ「ふーん」ぺチ

金糸雀「紳士的でいい人だったかしら〜。カナつい惚れてしまったかしら〜」

みつ(キラーン)

金糸雀(!?)

みつ「あーーーーーん乙女な金糸雀かわいいーーーーーーー」ズリズリズリズリズリ

金糸雀「みっちゃんほっぺたがうわーーーーーーーーー!!」

-5分後

金糸雀「まだほっぺたが痛いかしら…。そしてみっちゃん、早くハートの6を出して欲しいかしら…」

真紅「お父様…」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:51:58.95 ID:+pZ6Q/8x0
-薔薇屋敷

蒼星石「…」ぺチ スッスッスッ

結菱一葉「…」ぺチ スッスッ

蒼星石「…」ぺチ スッスッ

結菱一葉「…」ぺチ スッ

蒼星石「…」ぺチ スッ

結菱一葉「…」ぺチ スッスッスッ

-数秒後

結菱一葉「出来たか?」

蒼星石「はい、フルハウス」

結菱一葉「なっ!?」
真紅「お父様…」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:52:50.67 ID:+pZ6Q/8x0
-ローゼン家

ローゼン「じゃあ私はまだ作業しなくてはいけないからシャワーでも浴びてきてくれ」

雪華綺晶「はい、お父様」がちゃ

ローゼン「さて…。っ!?」

ローゼン「なんだ君たちはうわなにするやめくぁwせ」バタン

?「連れて行け」

-数分後

雪華綺晶「ただいま上がりましたお父様…お父様?」
真紅「お父様…」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:53:38.25 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家

翠星石「そういえば噂では第9ドールがい」ジュン「第8ドールがいないのにか」

翠星石「なっ…速攻で突っ込まなくてもいいじゃねえですか…」

真紅「よしなさい2人とも。それにもう眠りの時間なのだわ」

-5分後

真紅「じゃあ私たちはもう寝るのだわ」

ジュン「あーい、おやすみ…やっと静かになったな…勉強でもするか」
真紅「お父様…」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:54:18.84 ID:+pZ6Q/8x0
-30分後

ジュン「えーとここはxに-2yを代入して…」ブツブツ

真紅「!」

ジュン「ん?どうした?真紅…」

真紅「nのフィールドから私を呼ぶ声がするのよ…。確かめるから、一緒に来て頂戴」

ジュン「なんで僕が!」

真紅「あなたは私のマスターだし、あなたしか今起きている人はいないわ。いいからきて頂戴」

ジュン「ふん。わかったよ」
真紅「お父様…」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:55:17.68 ID:+pZ6Q/8x0
-nのフィールド

ジュン「しかしこんな時間に誰かいるとも考えづらいと」真紅「! 静かにして頂戴」

ジュン(なんだ?)

真紅(あっちのほうから声がするのだわ。行ってみましょう)

ジュン(へいへい)

ジュン(ん?あそこに誰かいるぞ)

真紅(あれは…見たことも聞いたこともないドールだわ。近づいてみましょう)
真紅「お父様…」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:55:59.96 ID:+pZ6Q/8x0
真紅「…私を呼んだのは、あなた?」

?「…はい」

真紅「あなた、名前は? 私はローゼンメイデン第5ドール、真紅よ」

薔薇水晶「…薔薇水晶」

真紅「薔薇水晶?あなた…私を呼んでいたみたいだけど、何か用かしら?」

薔薇水晶「…」スッ

真紅「!」
真紅「お父様…」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:56:56.99 ID:+pZ6Q/8x0
薔薇水晶「ここで決める…」

真紅「不意打ちで早めに勝負を決めようとしても無駄よ。当たらなかったら意味がないわ」

薔薇水晶「なら…」

真紅「!?」

薔薇水晶「水晶に…閉じ込めた…」

ジュン(これはやばいぞ…どうにかして逃げなきゃ…)

真紅「くっ!」(やばいわね…ここはひとまず逃げるわ)
真紅「お父様…」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:57:43.79 ID:+pZ6Q/8x0
薔薇水晶「ここで終わりですか?お姉様…。なんとも手応えがない…」

真紅(こうなったら私の全ての力を一箇所にぶつけて壊すしかないわ)

薔薇水晶「それではさようなら…お姉様」

パリィン

真紅(よし!)「逃げるわよジュン!」

ジュン「ああ!」

薔薇水晶(逃げられた…)
真紅「お父様…」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:58:35.52 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家

真紅「なんとか逃げ切れたみたいね…」

ジュン「ああ」ハアハア

真紅「とりあえず今日はもう寝ましょう」

ジュン「そうだな」ハアハア

翠星石「あっ!真紅とチビ人間!今までどこほっつき歩いてたですか!」

雛苺「ふと起きてみたら2人ともいなかったから心配したのよ?」

真紅「ちょっと用事を片付けていたのよ…詳しくは明日話すわ…」

ジュン「今日はもう疲れた…」ハアハア
真紅「お父様…」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 21:59:30.06 ID:+pZ6Q/8x0

-翌日

翠星石「さあ詳しく聞かせてもらおうかですぅ!」

真紅「その前に2人にお願いがあるわ」

雛苺「わかったの!」

翠星石(早っ!)「お願いってなんですか?」

真紅「昨日のように蒼星石を呼んできて欲しいのだわ」

翠星石「OKですぅ!」

真紅「いってらっしゃい。さて私もそろそろ…」

真紅「お父様…」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:00:10.89 ID:+pZ6Q/8x0
-10分後

真紅「全員集まったわね」

水銀燈(めぐ…)「話ってなんなのよぉ」

金糸雀(まだほっぺたが…)

雪華綺晶(お父様…)

真紅「あなたたちを呼び出したのはほかでもなく、薔薇水晶のことよ。昨日の夜、
nのフィールドで私は薔薇水晶というドールと会った」
真紅「お父様…」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:00:53.68 ID:+pZ6Q/8x0
ジュン「ほい、紅茶とヤクルト」

真紅「ありがとうジュン。下僕生活が板についてきたんじゃない?」

ジュン「下僕は余計だ」

水銀燈「ひゃっほう!」ゴクッゴクッゴクッ

真紅「で、話の続きだけど、私はその薔薇水晶に襲われたのだわ」

翠星石「ちょっとチビ人間!この紅茶冷めちまってアイスティーになってやがるですぅ!」

蒼星石「僕のはピーチが入ってピーチティー。しかも桃の種入り」

雪華綺晶「私のはレモンティー…」

雛苺「紅茶美味しいの」
真紅「お父様…」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:01:41.20 ID:+pZ6Q/8x0
金糸雀「ちょっとみんな!人がせっかく淹れた紅茶に文句つけるのは良くないかしら!」

ジュン「そうだそうだ!」

蒼星石「文句言ってるのは翠星石だけだけどね」

真紅「ちょっとみんな!人の話はちゃんと聞いて頂戴!」

翠星石「元はといえばチビ人間が翠星石の紅茶をアイスティーにしたのが悪いんですぅ…」

蒼星石「まあまあ、過ぎたことをうだうだ言うのはみっともないよ」

真紅「というかみんな少しは黙って飲んでる水銀燈を見習いなさい!」

水銀燈「ええ!?」

真紅「お父様…」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:02:25.52 ID:+pZ6Q/8x0
真紅「話を元に戻すのだわ。ここで薔薇水晶に関する情報を募集するわ」

雪華綺晶ノ

真紅「はい雪華綺晶。というかこの名前は呼びづらいのできらきーでいいかしら?」

雪華綺晶「はい。薔薇水晶に関する情報はありませんが、昨日あったことを話します」

真紅「続けて頂戴」

雪華綺晶「はい。端的に言うと、お父様が昨日から見つからないのです。」

金糸雀・翠星石・蒼星石・雛苺「!?」

真紅「お父様…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:03:52.76 ID:+pZ6Q/8x0
真紅・水銀燈「それは心配ね。探しに行きましょう」

翠星石「2人ともnのフィールドに行っちまったですぅ…」

金糸雀・雛苺「(カナ・ヒナ)たちも探しに行くのよ!」

翠星石「チビ苺まで…」

雪華綺晶「私も!」

蒼星石「待って!僕も行く!」

翠星石「あっちょっと、翠星石もいくですぅ!」

ジュン「…」(図書館行くか)

真紅「お父様…」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:05:21.56 ID:+pZ6Q/8x0
-図書館

ジュン「えーとここは錯覚だから…」ブツブツ

巴「あら、桜田君」

ジュン「柏葉…」

巴「あら、ここ今の授業じゃまだやってないわよ」

ジュン「少しでも先に進みたいんだ。ほら、不登校だし」

巴「ふーん」

真紅「お父様…」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:06:24.63 ID:+pZ6Q/8x0
ジュン「お前こそ図書館になんの用だ?」

巴「ちょっと剣道の本をね…。あ、そうだ桜田君!」

ジュン「なんだ?」

巴「ちょっと一緒に行きたい店があるんだけど…いいかな?」

ジュン「ああ、いいぞ」
真紅「お父様…」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:08:07.36 ID:+pZ6Q/8x0
-人形屋

ジュン「こんなところに人形屋があったんだ」

巴「知らなかった?最近できたんだけど」

ジュン「ふーん」

カランカラン

?「いらっしゃいませ」

ジュン(うわぁ!う、うさぎ?)
真紅「お父様…」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:08:57.00 ID:+pZ6Q/8x0
?「これは失礼。ちょっとしたジョークですよ」

ジュン(なんだお面か)

白崎「申し遅れました。私店員の白崎と申します。では、ごゆっくりと」

ジュン「おっこの人形!いい人形だ」

巴「へーわかるんだ」

ジュン「いや、なんとなくさ。あのー白崎さーん、この人形作った人を教えてください」

白崎「その人形、というかここの人形達は全てこの店の店長が作っております。会いますか?」

ジュン・巴「はい!」

真紅「お父様…」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:10:15.17 ID:+pZ6Q/8x0
-店の奥

白崎(あの人は気難しい人でね、自分が決めた人間としか会わないのさ」

ジュン(そうなんですか)「あのー」

?(ギロッ)

ジュン(! 怖っ!)

白崎「あのーこの子が会いたいと言ってたんですけどね…邪魔でした?」

?「…」グイ

ジュン「痛っ!」
真紅「お父様…」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:11:03.81 ID:+pZ6Q/8x0
?「…合格」

ジュン「合格…?」

槐「申し遅れたな。俺は槐(エンジュ)だ」

ジュン「桜田ジュンです。ものすごい量の人形がありますね…」(不気味だ)

槐「…」

白崎「僕らは終わるまで待ってようか」

巴「はい」
真紅「お父様…」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:12:02.71 ID:+pZ6Q/8x0
-5分後

槐「くそっこれもダメだ…」

ジュン「中々いい出来だと思いますけどね」

槐「君にはそう見えるかもしれない、けど…ダメなんだよ…」

薔薇水晶「…」
真紅「お父様…」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:13:54.06 ID:+pZ6Q/8x0
-夕方

ジュン「すまなかったな巴」

巴「いいのよ…」

ジュン「お詫びといっちゃあなんだが、ここの店の人形、どれでもひとつ買ってやる」

巴「えっ!?…いいの?」

ジュン「ああ」

巴「じゃあ、私は…これ!」

ジュン「ふっ」
真紅「お父様…」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/04/15(水) 22:14:56.78 ID:+pZ6Q/8x0
-桜田家

ジュン「ただいまー…なんだまだ誰も帰ってきてないのか…」

-一時間後

真紅「疲れたのだわ…」

翠星石「結局お父様は見つからなかったですぅ…」

雛苺「鬼ごっこ楽しかったの」

水銀燈「流石に何時間もいるもんじゃないわね…」

ジュン「って何でお前がいるんだーーーーーーーー!」
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