- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
576 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:00:19.33 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ)'A`)「そうだな…」 (メ)'A`)「たぶん、オレは…」 (メ)'A`)「あのときからずっと……」 (メ)-A-)「…」 川 ゚ -゚)「ずっと…?」 (メ)'A`)「…」 バシッ > (メ)'A`) < バチチチチチッ ≫ (メ)'A`) ≪ ≫ (メ)'A`) ≪「……後で言うわ」 川 ゚ -゚)「…そうか」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
579 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:02:12.25 ID:q/C9jZhZ0 -
川 ゚ -゚)「…」 川 - -)「…」 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚) スッ… ≫ (メ)'A`) (゚- ゚ 川 ≫ (メ)'A`)「…ちょっ? 近づきすぎだ、クー」 ≫ (メ)'A`)「危ないから、下がってろって」 (゚- ゚ 川 「ドクオ…」 ≫ (メ)'A`)「…え?」 ≫ (メ)'A`)「…」 ≫ (メ)'A`)「(こ、これは…!!)」 ≫ (メ)'A`)「(…ま、まさか……!!!)」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
587 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:04:02.20 ID:q/C9jZhZ0 -
≫ (メ)'A`) (゚- ゚ 川 「…」 ≫ (*)'A`)「(チューフラグっすかー!!!?)」 ≫ (*)'A`)「(ちょっ、おま…、待てよ、こんな緊急事態に)」 ≫ (*)'A`)「(いや、だからこそ…!?)」 ≫ (*)'A`)「(こういう場面での、チュー、そしてバトル)」 ≫ (*)'A`)「(まさに、王道じゃないか!!)」 ≫ (*)'A`)「(やっぱりこの物語の主人公は、このオレ!? エスパードクーだったのか!!)」 (゚- ゚ 川 「…」 > (メ)'A`) フッ… (メ)'A`)「…分かったよ、クー」 (メ)'A`)「オレも男だ、腹を括ろう」 (メ)'A`)「心の準備はできておるぞ」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
592 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:06:10.12 ID:q/C9jZhZ0 -
(゚- ゚ 川 「私もだ」 (*)'A`)「(キタ―――――――ッ!!)」 (*)'A`) (゚- ゚ 川 ドクン、ドクン (*)'A`)(゚- ゚ 川 ドクンドクンドクン (*)'A`(゚- ゚ 川 ドクンドクンドクンドクン (*)' 3`)ノ「ジューデム、クー!!!」 (*)' 3`)ノ スカッ (゚- ゚ 川ヾ (*)' 3`)ノ「…………」 (*)' 3`)ノ「…………あれ?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
595 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:09:00.94 ID:q/C9jZhZ0 -
(゚- ゚ 川「手、貸せ」 (*)' 3`)「……うぃ?」 (メ)'A`)(゚- ゚ 川 人 キュッ (゚- ゚ 川「守るのは、私もだ」 (゚- ゚ 川「私も、お前を守る」 (゚- ゚ 川「もう二度と、お前を失いたくはない」 (゚- ゚ 川「弱くても、泣き虫でも、それだけは譲れない」 (- - 川「“約束”だ」 (メ) A )「…」 (メ) A )「……」 (゚- ゚ 川「…?」 (゚- ゚ 川「どうした、ドクオ?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
598 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:11:17.55 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ);A;)「……うぅ」 (゚- ゚;川「泣いとる!?」 (メ);A;)「くそぉ、くそぉ……、そりゃねぇよぉ……」 (゚- ゚;川「お、おい、大丈夫か? ドクオ」 (#);A;)「大丈夫だよ!! 馬鹿やろう!!!」 (゚- ゚;川「なんで怒る!?」 (メ);A;)「………期待したオレがバカだった。バカバカバカ、ドックンのお馬鹿」 (゚- ゚;川「…あ、う、何か悪いことしたか?」 (メ);A;)「…いや、もういい」 (゚- ゚;川「そうか?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
603 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:13:24.29 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ)-A-)「はぁ…」 (メ)'A`)「…」 (メ)'A`)「……約束、な」 (゚- ゚ 川「うん」 (゚- ゚ 川「約束だ」 (メ)'A`)「けっ…」 (メ)'A`)「まぁ、こんなこったろうと思ってたよ」 (゚- ゚ 川「?」 (メ)'A`)「…手、離すなよ」 (メ)'A`)「少し痺れるぞ」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
605 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:15:24.61 ID:q/C9jZhZ0 -
パリッ バチチチチチチッ ≫ (メ)'A`)(゚- ゚;川 ≪ (メ)'A`)「…大丈夫か?」 (゚- ゚;川「あががっ、結構、くるななななっ」 (;)'A`)「…うー…ん」 (;)'A`)「離すか?」 (゚- ゚;川「イヤだ」 (メ)'A`)「…」 (メ)'A`)「……そっか」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
608 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:17:17.15 ID:q/C9jZhZ0 -
(`Дメメ##)『――――…』 (`Дメメ##)『…―――がぁぁぁぁぁっ!!!』 (゚- ゚ 川「……復活したな」 (メ)'A`)「空気読んでくれて、ありがとさん」 (゚- ゚ 川「…」 (メ)'A`)「…」 (- - 川「…」 川 ゚ -゚)「やるか」 (メ)'A`)「おう」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
611 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:19:27.55 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ)'A`)川 ゚ -゚) 人 ギュッ (メ)'A`)「オレは、お前を守る」 川 ゚ -゚)「私は、お前を守る」 「…――だから」 ≫ (メ)'A`)川 ゚ -゚) ≪「絶対に、負けはしない!!!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
615 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:22:14.25 ID:q/C9jZhZ0 -
(`Дメメ##)『がががががっ…!!!』 (`Дメメ##)『死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!』 ―シラネーヨが、殺意をぶつける様に叫ぶ ―繰り出されるのは、十を超える破壊の力場 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚)「面倒だ」 川 ゚ -゚)「――まとめて、飛べ!!!」 ―その全て ―クーが、彼方へと吹き飛ばす (`Дメメ##)『がっ……!!?』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
620 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:24:48.04 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ)'A`)「よそ見してる暇はねぇぞ!!」 (メ)'A`)「落ちろ!!!」 ―極大の落雷が地を穿つ ―シールドが反射するが、それに被せるように、更に撃つ バチバチバチバチバチ!!!! (`Дメメ##)『がぁぁぁぁ……っ!!』 ―電流が大気を焦がし、大地を削る ―が、しかし (`Дメメ##)『あ…がががっ………!!!』 ―シラネーヨは崩れない
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
626 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:27:05.57 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ)'A`)「うげぇ、守り堅すぎだろ…」 川 ゚ -゚)「それなら、一気に決めるまでだ」 (メ)'A`)「どうやんだよ…?」 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚)「ちょっと耳を貸せ―――…」 (メ)'A`)「…」 (;)'A`)「マジで?」 川 ゚ -゚)「マジ」 (;)'A`)「つーか、そんなこと出来んのかよ」 川 - -)「…できるさ」 川 - -)「一人じゃ無理だけど」 川 ゚ -゚)「お前と一緒ならな」 (;)-A-)「…ったくよぉ」 (;)'A`)「…………恥ずかしいこと言うんじゃねぇよ」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
629 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:30:18.27 ID:q/C9jZhZ0 -
(`Дメメ##)『があああああああああああああああっ!!!』 川 ゚ -゚)「そう喚くな」 川 ゚ -゚)「すぐに静かにしてやる」 (メ)'A`)「で、どうやんだ?」 川 ゚ -゚)「お前は、空に意識を集中させろ」 川 ゚ -゚)「座標だけ分かれば、あとはなんとかするさ」 (メ)'A`)「さいでっか」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
634 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:32:54.40 ID:q/C9jZhZ0 -
―黒い雲が広がる空の上 ―その、更に上空 ―成層圏を突き抜けて ―オゾン層をぶち破り ―大気も重力もない、漆黒の空間 ―座標は、高度数千キロメートル ―対象は ゴ ォ ッ
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
636 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:33:57.71 ID:q/C9jZhZ0 -
(`Дメメ##)『………!?』 ―――小隕石 川 ゚ -゚)「名付けて“メテオストライク”!!!」 (メ)'A`)「…すごく厨二です」 川 ゚ -゚)「ドクオっぽいと思うのだが」 (;)'A`)「そ、そんなことねぇよ!!」 川 ゚ -゚)「そうか?」 (;)'A`)「そうだよ!」 ←サンダーブレイクとか言っちゃう人
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
639 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:36:05.65 ID:q/C9jZhZ0 -
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ッ (`Дメメ#;)『…ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』 (;)'A`)「お、おい、やっぱこれ、無茶苦茶すぎねぇか!?」 川 ゚ -゚)「無茶なのは今に始まったことじゃないだろう」 (;)'A`)「そうだけどよ…」 (;)'A`)「…つーか、このでかさだとオレらも危なくね?」 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚)「…」 川 ゚ -゚)「やっべ」 (;)'A`)「…おい!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
646 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:38:46.96 ID:q/C9jZhZ0 -
(;)'A`)「馬鹿やろう――――――――!!!!!!」 ――真っ白な衝撃が、辺り一面を吹き飛ばした
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
651 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:41:04.07 ID:q/C9jZhZ0 -
※ )メ)e’)「…っがぁ!!!?」 ズザァッ!! ミ#,゚Д゚彡「…はぁ…、はぁ…」 (メメ)e’;)「………っぁ…ぐ…」 ミ,,゚Д゚彡「…」 ミ,,゚Д゚彡「エスパゴン――…」 ミ,,゚Д゚彡「お前の、お前らの、負けだ」 (メメ)e’;)「……負け?」 (メメ)e’;)「私の…負け……だと……?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
654 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:42:59.42 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「……」 (メメ)e’)「……はっ」 (メメ)e’)「あはははははははははははっ!!!」 (メメ)e’)「馬鹿を言うのも大概にしたまえ!!!」 (メメ)e’)「貴様らのような出来損ないに、私が負けた、だと!!?」 (メメ)e’)「……」 (メメ)e’)「ははっ…」 (メメ)e’)「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ――キンッ (メメ)e’;)「……!?」 (メメ)e’;)「身体が……っ」 (Фω□≡)「凍てつけよ、四肢」 (メメ)e’;)「き、貴様…!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
658 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:46:08.63 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「ぐっ…」 (メメ)e’)「おい、貴様なら分かるだろう!?」 (メメ)e’)「この世界の、ノーマルの愚かさが!!」 (Фω□≡)「…」 (Фω□≡)「そうだな」 (メメ)e’)「私はそれを救わねばならない!!」 (メメ)e’)「私がやらなくて、誰がやるというのだ!!!」 (Фω□≡)「…」 (Фω□≡)「そんなのは、誰がやることでもない」 (Фω□≡)「世界も、人も、愚かだが」 (Фω□≡)「そう悪いことばかりじゃないみたいだ」 (メメ)e’)「…っ!!」 (メメ)e’)「この……!! ガキがぁぁぁぁ!!!」 (Фω□≡)「ガキか…」 (+ω□≡)「そうだな……」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
663 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:50:13.69 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「このカスどもめ!!」 (メメ)e’)「でぃ!! でぃ、起きろ!!!」 (メメ)e’)「こいつらを皆殺しにしろ!!!」 ( -;; #)「…」 (メメ)e’)「いつまで寝てるだ!! でぃ!!!」 (*-ー-)「無理よ」 (*-ー-)「あなたのために、よっぽど頑張ったんでしょうね」 (*-ー-)「体中がボロボロよ」 (*゚∀゚)「…」 (*-ー-)「人は物じゃないわ」 (*-ー-)「そんなことも分からない人が、世界を変えるなんて出来るわけないじゃない」 (メメ)e’)「ぐぅぅ……っ!!」 (メメ)e’)「まだ、不完全だったというのか…!!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
666 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:52:18.75 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「ラストナンバー…」 (メメ)e’)「そうだ、ラストナンバー…、あれさえあれば…!!!」 【残念だが――…】 (メ ・∀・)【それは無理な話だな】 (*-ー-)「…!!」 ミ,,゚Д゚彡「この声…!!」 (Фω□≡)「まさか……!!」 【よぉ、ガキんちょども】 【ハインリッヒママ岡様だ】 【元気してたか】
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
672 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 00:56:43.73 ID:q/C9jZhZ0 -
( < )「モララーさん…」 ( メ)_ゝ`)「まさか、そこまで…」 (;・∀・)「違う!!」 (メ ・∀・)「決して、声色変えてるとかじゃないからな」 (メ ・∀・)「ブースター仕様、衛星中継テレパシーだ」 【って、わけだ】 【久しぶりだな、セントジョーンズ】 (メメ)e’)「貴様…」 【若いままの声だな…、お前も歳を止めたのか? オススメしねぇぜ?】 【それに、そっちの“でぃ”とかいうガキも】 【“ナンバーズ”全員分のデータ詰め込もうだなんて、無理があんだよ】
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
678 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:00:11.12 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「そんなことはどうでもいい!!」 (メメ)e’)「…無理とはどういうことだ」 【その通りだよ】 【無理なもんは、無理】 【だって、“ラストナンバーなんてのは、いないんだからな”】 (メメ)e’)「…」 (メメ)e’)「……は?」 【完成しなかったんだよ、結局】 【どっかの馬鹿が襲ってきたからな】 (メメ)e’;)「ば…」 (メメ)e’;)「バカな!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
682 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:02:37.32 ID:q/C9jZhZ0 -
【馬鹿はそっちだっつーの】 【勝手に思い込んで、襲ってきたのはそっちだろうが】 【お陰で予定が狂ったんだよ、ボケ】 (メメ)e’;)「ならば、No.9、あの少女は何だというのだ!?」 (メメ)e’;)「ナンバーズプロジェクトの最後の作品はあれだろう!!」 【人の娘を物扱いすんのはいただけねぇな】 【あいつは“隠し子”みたいなもんだよ】 【もし、お前らがダイプロを皆殺しにしても、あいつが生きている限り私の意志は残る】 【……エゴだけどな】 (メメ)e’;)「ぐ…っ」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
683 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:05:10.33 ID:q/C9jZhZ0 -
【……と】 【ロマ、ギコ、しぃ、つー…】 【辛い思いをさせちまったな】 (Фω□≡)「…」 (+ω□≡)「いえ…」 ミ,,゚Д゚彡「あとで殴らせろ、ゴラァ」 (*-ー-)「…」 (*゚∀゚)「むー…」 (*-ー-)「私は、恨みますよ」 (*゚∀゚)「C…?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
685 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:07:28.51 ID:q/C9jZhZ0 -
(*-ー-)「勝手に決めて勝手にやって…」 (*-ー-)「家族なら相談してくれても良かったじゃないですか」 (*-ー-)「それとも、私たちはそんなに頼りになりませんでしたか!?」 【…ははっ】 【そうだな】 【私は悪い親だったな】 【すまなかった】 (メ ・∀・)「…家族ね」 ( ∵)『…』 (メ ・∀・)「…? どうかしたか?」 ( ∵)『…いや、別に』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
690 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:10:53.34 ID:q/C9jZhZ0 -
( < )「…なぁ、兄者」 ( メ)_ゝ`)「…なんだよ」 ( < )「…」 ( < )「家族っていいもんだな」 ( メ)_ゝ`)「あんな破天荒な母親はいらんがな」 ( < )「そっか」 ( メ)_ゝ`)「あぁ」 (メメ)e’)「貴様…」 【なぁ】 【セントジョーンズ】 【お前も、私も、もう過去の人間だ】 【ここにいるべきじゃない】 【そろそろ、終わりにしようぜ】
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
692 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:13:06.02 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「…」 ミ,,゚Д゚彡「…」 (*-ー-)「…」 (*゚∀゚)「…」 (メ ・∀・)「…」 (Фω□≡)「…」 ( < )「…」 ( メ)_ゝ`)「…」 (メメ)e’)「…」 (メメ)e’)「ふっ…」 (メメ)e’)「終わりだと…?」 (メメ)e’)「くくっ、そうか、終わりか…」 (メメ)e’)「なるほど」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
695 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:15:06.53 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ ・∀・)「…?」 (Фω□≡)「何が可笑しい」 (メメ)e’)「くくくっ」 (メメ)e’)「我が理想、我が願いは理解されず、か……」 (メメ)e’)「貴様らは、いつまでも疎まれる存在で い続けるというのか」 ミ,,゚Д゚彡「…別に」 ミ,,゚Д゚彡「オレはオレらだろうが」 ミ,,゚Д゚彡「そんなことしなくても、立派に生きてやんよ」 (メメ)e’)「ふっ」 (メメ)e’)「甘すぎて反吐が出る」 (メメ)e’)「…」 (メメ)e- )「…」 (メメ)e- )「……諦めはついた」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
701 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:17:28.00 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’)「が」 (メメ)e’)「終わりにするのならば、貴様らも一緒だ」 (;-ー-)「!? “色”が……」 (*゚∀゚)「…セント?」 (メメ)e’)「これで、最期だ…」 (メメ)e’)「せめて…」 (メメ)e’)「せめて、一緒に死んでいけ!!!!」 ―セントジョーンズは手首に歯を突き立てる ―千切れる音とともに、赤い飛沫が散った ―それは全て、彼自身に降りかかった (Фω□;)「なっ!?」 ミ;,゚Д゚彡「こいつ…!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
704 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:19:48.90 ID:q/C9jZhZ0 -
(メメ)e’;)「はー…、はー…」 (メメ)e’;)「私を甘く見るな!!!」 (メメ)e’;)「…―――“盃”よ!!!」 (メメ)e’;)「私を、支配しろ!!!!!」 ギシッ ―血液がセントジョーンズを侵食をする ―輪郭が歪み、色素が崩壊していく (メ:::)e::::;)『あぁぁぁぁぁっ!!!!!』 ミ;,゚Д゚彡「おいおい…」 ( < )「まさかこれって…」 ( メ)_ゝ`)「まぁ、展開的には…」 (Фω□;)「自爆する気か…!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
707 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:22:37.30 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ:::)e::::;)『逃がさん…!!』 (メ:::)e::::;)『逃がさんぞぉぉぉぉぉっ!!!』 (メ:::)e::::;)『ここで全員死ねぇぇぇ!!!!』 …サァ―… ミ;,゚Д゚彡「しまっ…!!」 ( < ;)「ロマネスクさん!!」 (Фω□;)「ちぃっ!! 油断し――…」 ( メ)_ゝ`)「油断してましたね!!」 (Фω□≡)「…」 ( < )「お前が言うな」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
709 : ◆SEOMSVVqUg [>>707の前に入ります]:2009/04/12(日) 01:24:45.23 ID:q/C9jZhZ0 -
(*゚∀゚)「…!!」 (*゚∀゚)「…」 (*゚∀゚)「…?」 (メ ・∀・)「あぁ、ボッカーンするってことね」 (;゚∀゚)「そいつはヤバいでーす!!」 (;-ー-)「……お姉ちゃん」 ミ;,゚Д゚彡「ちっ…、全員は連れていけねぇ」 (・∀・ メ)「おい…」 ( ∵)『さすがのオレ様でも無理だな』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
715 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:27:58.16 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ:::)e::::;)『ふはっ、ふはははははははっ』 (メ:::)e::::;)『私と一緒に散れぇっ!!!』 (メ ・∀・)「ハインリッヒ博士、どうにかならないんですか」 【……う、う〜ん】 【頑張れ!!!】 (メ ・∀・)「…」 ミ,,゚Д゚彡「…相変わらずだ」 (Фω□≡)「…相変わらずだな」 (*-ー-)「…相変わらずね」 (メ:::)e::::;)『私の話を聞けぇ!!!』 (メ:::)e::::;)『いつまでも悠長に構えてられると思うなよ!!!』 (メ:::)e::::;)『あと三分だ!! あと三分で跡形もなく消え去るんだ!!!』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
719 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:33:19.12 ID:q/C9jZhZ0 -
ミ,,゚Д゚彡「…なんだって?」 (メ ・∀・)「あと三分だと」 ミ,,゚Д゚彡「…そっか」 ミ,,゚Д゚彡「…」 (Фω□≡)「どうするつもりだ?」 ミ,,゚Д゚彡「まぁ…」 ミ,,゚Д゚彡「爆発する前に、全力でぶっ飛ばしてみるだけですよ」 (Фω□≡)「単純だな、下手すれば死ぬぞ」 ミ,,゚Д゚彡「何もしないよりマシです」 (Фω□≡)「…」 (Фω□≡)「かもしれんな」 (Фω□≡)「私も手伝おうか」 (*゚∀゚)「ワタシもメイアイヘルプユーでーす」 (*-ー-)「…合ってるのかなぁ、この英語」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
725 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:35:38.55 ID:q/C9jZhZ0 -
( メ)_ゝ`)「弟者!!」 ( < )「あぁ!!」 ( メ)_ゝ`)「逃げる準備だ!!」 ( < ;)「なんでお前はそうなんだよ!!」 (メ:::)e::::;)『このカスどもがぁ…』 (メ:::)e::::;)『何をしても、もう遅い!!! あと二分だ!!!』 (メ ・∀・)「何事も、やってみなければ分からんがね」 ミ,,゚Д゚彡「その通りだゴラァ!!!」 ミ,,゚Д゚彡「いく―――…」 グィ!! ⊃≪ ;,゚Д゚彡「ぞ ぐぇぶ!!?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
729 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:38:58.07 ID:q/C9jZhZ0 -
ミ;,゚Д゚彡「ごほっ、ごほごほっ」 ミ;,゚Д゚彡「なっ…!?」 (メ゚;;-゚)つ【……コホッ】 ミ;,゚Д゚彡「チビ助!?」 ミ;,゚Д゚彡「おま…!!? 無事だったのか!!」 (Фω□≡)「…」 (Фω□≡)「貴様、邪魔立てする気か…」 (メ゚;;-゚)【……】
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
731 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:41:24.21 ID:q/C9jZhZ0 -
⊂(メ゚;;-゚)⊃ …スッ ( メ)_ゝ`)「…?」 ( < ;)「兄者、気をつけ…!!」 ――キンッ 、., 、., ミ;,゚Д゚彡「お、おい!!」 (メ ・∀・)「消えた…!?」 (Фω□≡)「…貴様!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
737 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:43:49.72 ID:q/C9jZhZ0 -
⊂(メ゚;;-゚)⊃ …スッ (Фω□≡)「やらせるか!!」 (メ ・∀・)「…」 (メ ・∀・)「待ってください、ロマネスクさん」 ( Фω□)「…な」 ――キンッ 、., 、., ミ;,゚Д゚彡「モララー補佐!! ロマネスクさん!!」 ミ;,゚Д゚彡「チビ助、どういうつもりだ!!」 (*-ー-)「ちょっと待って、ギコくん」 ミ;,゚Д゚彡「…?」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
739 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:46:01.83 ID:q/C9jZhZ0 -
⊂(メ゚;;-゚)⊃ …スッ (*゚∀゚)「オゥ? やるですか!?」 (*-ー-)「お姉ちゃん、…たぶん、違うから…」 ――キンッ 、., 、., ミ;,゚Д゚彡「しぃ!! つー!!」 (メ゚;;-゚)【……】 (メ:::)e::::;)『き、貴様ぁ!!!』 (メ:::)e::::;)『まさか……!!!』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
741 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:47:47.85 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ゚;;-゚)つ …スッ ミ;,゚Д゚彡「チビ助……、お前……」 (メ゚;;-゚)つ【……】 (メ-;; -)つ【…――バイバイ、“ギコ”】 ミ;,゚Д゚彡「ま、待て――…!!!」 ――キンッ 、.,
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
747 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:50:22.38 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ:::)e::::;)『貴様ぁ……、その能力……』 (メ:::)e::::;)『ここにきて、廃棄物が目覚めたというのか……』 (メ:::)e::::;)『くっ…』 (メ:::)e::::;)『ははははははははははっ』 (メ゚;;-゚)【……】 (メ:::)e::::;)『滑稽だな』 (メ:::)e::::;)『所詮はここまでということか…』 (メ:::)e::::;)『………捨てた人形にしてやられるとはな』 (メ゚;;-゚)【……】 (メ-;; -)【……パパ】 (メ゚;;-゚)【……私も、“でぃ”って呼んで?】 (メ:::)e::::;)『…』 (メ:::)e::::;)『ふっ…』 (メ:::)e::::;)『人形に感情はいらん』
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
752 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:51:50.23 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ゚;;-゚)【……】 (メ-;; -)【……】 (メ:::)e::::;)『残り五秒……』 (メ:::)e::::;)『終わりだ』 (メ-;; -)【……………バカ】 ( -;; #) ( -;;゚#)「…」 カ ッ ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
756 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:53:55.38 ID:q/C9jZhZ0 -
ドサッ!! ミ;,゚Д-彡「ぐえっ!!」 (;,゚Д゚) バラッ… (;,゚Д゚)「……ここは!?」 (メ ・∀・)「外だよ」 (;,゚Д゚)「モララー補佐!!」 (メ ・∀・)「やあ、無事だったみたいだね」 (メ ・∀・)「キミで最後だよ」 (,,゚Д゚)「最後って…」 ( < )「みんな無事ですよ」 (Фω□≡)「…癪だがな」 ( メ)_ゝ`)「弟者、なんだかよく分からんのだが」 ( < )「……兄者」 (;メ)_ゝ`)「なんだよ!! 哀れむような声を出すなよ!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
759 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:55:59.15 ID:q/C9jZhZ0 -
(*-ー-)「つまり、あの子が助けてくれたのよ」 (*゚∀゚)「テレポーテーションですか?」 (*-ー-)「いえ、違うわ」 (*-ー-)「たぶん、あれは…」 (メ ・∀・)「アポーツ」 (メ ・∀・)「素直クールと同じ能力かな。もっとも、人を移動させるなんて聞いたことないが」 (,, Д )「そんなことはどうでもいいんだよ!!」 (*-ー-)「…!」 (メ ・∀・)「…」 (,,゚Д゚)「オレが最後ってことは…」 (,,゚Д゚)「あいつは…、エスパゴンは……」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
763 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 01:59:18.78 ID:q/C9jZhZ0 -
(Фω□≡)「向こうだ」 (Фω□≡)「もう崩れてしまったが…」 (,,゚Д゚)「…」 ―ギコが目を向けると ―木々の隙間から、焼け落ちた施設が垣間見えた (;,゚Д゚)「そんな……」 (メ ・∀・)「最後に我々を助けてくれたということか…」 ( メ)_ゝ`)「あのチビ…」 ( < )「…」 (*-ー-)「ギコくん、あの子は…」 (;, Д )「そんなのありかよ!!」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
769 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 02:01:31.33 ID:q/C9jZhZ0 -
(*-ー-)、「ギコくん…」 (Фω□≡)「…」 (Фω□≡)「ギコ、それは――…」 グシャッ!!! つ゚;;-゚)つ 、.⊂(Фω□⊂,・「ぶっ!!!?」 (メ゚;;-゚)【……】 スタッ (,,゚Д゚)「…」 (メ ・∀・)「…」 (*-ー-)「…」 (*゚∀゚)「…」 ( メ)_ゝ`)「…」 ( < )「…」
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- 川 ゚ -゚)エスパークーのようです
777 : ◆SEOMSVVqUg []:2009/04/12(日) 02:04:06.14 ID:q/C9jZhZ0 -
(メ゚;;-゚)【……あ】 (;,゚Д゚)「なっ!?」 (;,゚Д゚)「え…?」 (゚Д゚,;)「え、おま…、ちょっと…」 (;,゚Д゚)「えぇ―――――――!!!?」 (;-ー-)「ギコくん、ちょっと落ち着いて」 (Фω□;)「……ぐっ」 (Фω□;)「私を足蹴にするとは、中々いい度胸…」 つ*゚∀゚)つ 「どーんでーす!!」 、.⊂(Фω□⊂,・ 「じゃ ばぶっ!?」 (*゚∀゚)「足毛でーす!!」 (メ ・∀・)「…それ、間違えてるから」
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